「HDDナビ」修理の続編①

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修理に出した2013年モデル「AVIC-VH0009CS」。まずはパイオニアの修理受付窓口に電話をして、最寄りのサービス認定店に持ち込みました。持ち込んだ店舗からナビ修理が可能な店舗に転送することになりますが、これであればユーザーの送料負担はありません。

未修理返却や修理料金見積後にキャンセルとなった場合は、点検料として1,620円(税込)が請求されます。月曜に店舗に持ち込んでから3営業日後(水)に電話があり、やはりハードディスクの交換が必要とのこと。修理代金は上限金額となる「複雑な修理(基板、メカ、HDD交換等)」に該当するので32,184円(税込)也。

修理を依頼すると、持ち込んだ6営業日後(月)に修理が完了した旨の電話があり、7営業日目(火)に店舗から引き取りました。引き取り後、最初の土曜に取り付け作業をしました。ハードディスクを交換しているので、基本データは全て再入力が必要です。

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接続機器や車両からの信号を認識しているのを確認したら、ナビに車の基本データを入力。「クルーズスカウターユニット」のカメラ高さを入力し、水平な場所でレベル表示を確認しながらカメラの角度を微調整。オーディオについてはスピーカーバランスの測定を実施します。ここまではまったく問題なく終了。

内装を復旧してから、手持ちのCDからミュージックサーバー(MSV)に音楽を取り込みます。交換前にはレンタルから取り込んだものもあったので、100枚くらい入っていました。しかし手持ちは70枚くらいでしょうか?MSV取り込みには1曲聞くくらいの時間を要するので、この作業はかなり苦痛です。

故障の引き金になった最新のマップ情報は、修理の際に取り込んでもらいました。しかしそれ以降の更新データが通信モジュールでアップデートされるため、中断を挟みながら取り込みを継続。作業は順調に終わるものと思いましたが、30枚くらい取り込んだところで急に再生が中断。

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一度CDを抜いて再度挿入すると、CDからの再生のみでMSVへの取り込みをしない状態になりました。CDを交換しても状況は改善せず。CDを入れ替えながらしばらく様子を見ますが、状況が変わらないので一度エンジンを切ります。そして再始動すると、いや~な予感がまさに的中。

ナビは起動しなくなり、まさかの修理前の状態に…。
ハードディスクが起動しません。

「オーマイガッ!」

私の貴重な休日を返してほしい。これが偽らざる気持ちです。また修理に出さなければならないので、急遽内装剥がしに取り掛かります。暗くなる前に作業を終了したかったので、端子のマーキングは妻に手伝ってもらいました。

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そして月曜に状況説明書と一緒に同じサービス認定店に持ち込みましたが、1週間経過した現在も先方からの連絡はありません。交換したハードディスクは3カ月保証が付いていますし、前回の修理料は上限金額なので、修理が終わるまで連絡する必要がないからでしょう。

同じことが二度とないように、故障が想定される部品は全て交換するように依頼しました。メーカーに新品があれば交換してほしいところですが、時間を要しているところをみると、修理対応しているものと思われます。修理が終わるのがいつになるのか未定ですが、戻ってきたらまた休日が潰れると思うと憂鬱です。

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最近のサイバーナビは振動に強いフラッシュメモリーを採用しており、ハードディスクを搭載しているモデルはありません。またMSV機能もなくなり、SDカードやスマホからの再生になっているのが現状です。

パイオニアは業績不振により、9月下旬に返済を迎える邦銀からの借入金について、再調達できない状況だったようです。今回は香港の投資ファンドから資金調達して凌いだようですが、行く末は厳しい状況でしょう。カーナビと言えばパイオニア、パナソニック、ケンウッド、アルパインですが、筆頭が外資に吸収されるようなことになれば寂しいです。カーナビがスマホで代用されるのは、時代の流れではありますけど。

8.20/8.28/9.01


# by scott1091 | 2018-09-01 21:23 | | Comments(0)

HDDナビ「インダッシュ1DIN+1DIN」

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1DINしか取り付けできない旧車や外車に乗る人には、とても貴重なインダッシュ・ナビ。しかし各メーカーいずれも生産を中止してしまったため、現在ハイエンドモデルの中古品が高額で取り引きされています。

カロッツェリアのサイバーナビでは、「クルーズスカウターユニット」が付いた最終モデルは、2015年モデルの「AVIC-VH0999S」。カロは無償のマップチャージが3年分付いていますが、このモデルも今年の2018年が無償更新の最終年となります。

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私が現在BP5に載せているのは、2013年モデルの「AVIC-VH0009CS」。無償のマップチャージは2016年で終了となり、有償で2年間(2016~2017年)の更新が9,720円(税込)。今年さらに2回目の有償更新(2018~2019年)を行ったところ、システムエラーが発生してナビが稼働しなくなりました。

「クルーズスカウターユニット」はドライブレコーダーも兼ねているため、このまま放置しておくわけにはいきません。またインダッシュはすでに生産中止のため、交換する選択肢もなし。こうなると修理をするしか方法がありません。

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車載状態で故障診断をしてくれると助かるのですが、この選択肢はパイオニアにはありません。一般の人は取り外すのも大変なので、販売店やディーラーで取り外してもらって修理を依頼することになります。普通は店に相談すれば、「交換しましょう」との流れになるでしょう。

持ち込みとなれば、取り外しと取り付けにそれぞれ工賃が掛かるため、それなりの金額になります。また修理品が正常に稼働しなくても店に責任はないため、作業が正確に行われるかも不安です。そのため今回は自分で取り外しすることに!ナビを取り外すには内装剥がしが必要になります。

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やってみると業者による見えない場所の傷や、埃やゴミが気になるもの。復旧するときために取り外した場所に番号を付け、抜いたコネクターにもマスキングテープを使って同じ番号を振りました。外した線の数は1DINと1DINをつなぐコネクター2本を除いて13本ありました。

取り敢えずハザードとエアコンは使えるように復旧して、クイックルワイパーと掃除機を使って掃除をして作業は終了です。また内装を剥がすのは手間なので、最低限のものだけ戻して、ECOスイッチとシガーソケットは使えない状態でも一時的には問題ないでしょう。

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気になる修理費ですが、パイオニアは上限金額が設定されています。一番高額となる「複雑な修理(基板、メカ、HDD交換等)」が32,184円(税込)。これ以上高額にならずに修理できるとなれば、インダッシュしか選択肢がない人は間違いなく修理でしょう。

知らない土地に行くことがなければ、最新の地図に更新する必要もないのですが、まさかSDカードによる更新をきっかけに故障するとは思いませんでした。おそらくハードディスクに問題があるので、交換となれば取り込んだ音楽もすべて失われてしまいます。

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またナビの設定はもちろんのこと、水平が出ているところで、「クルーズスカウターユニット」のカメラ調整をする必要があります。もう1台の車に「AVIC-CZ900-M」を付けているので、多少記憶に残っているのが救いではあります。レンタルCDから取り込んだ音楽については、近くに店が無くなったので諦めざるを得ないでしょう。

ナビに限らず、プチ旧車を乗り続けるのは大変です。鮎釣りでは欠かせないサンシェードなども、専用のものがないので近いサイズを探すのが一苦労。ディーラーに行って試乗車や展示車を実測させてもらい、一番近い車のものを「ポチッ」するしかありませんものね!


# by scott1091 | 2018-08-14 21:54 | | Comments(0)

「早瀬 龍90HP Maji」

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2018年に発売された「早瀬 龍90HP Maji」。

一連の龍シリーズのネーミングが変わったので今までのユーザーにはわかりづらいですが、「早瀬High Power」クラスの位置付けなので、「征龍竿Ⅱ90 EXPERT MODEL」の後継機種になります。

フナヤ・オリジナルの中でも「征龍竿Ⅱ90」は群を抜いて感度が良い竿でしたが、その分「F1マシーン」のようで竿の扱いが難しいとの指摘もありました。これに比べて8.5㍍にダウンサイジングした「風切竿85 龍 早瀬Power」は比較的扱いやすく折損率も低い。

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そこで「風切竿85」のように扱いやすく、安定感を兼ね備えた「90早瀬」を作ろうというのが「Maji90」の開発コンセプト。私はこの竿の開発に参加しておりませんが、単純なマイナーチェンジではこれらを実現できないため、各節の切長さやテーパー、各節毎にカーボン弾性の組み合わせを見直したようです。

ユーザーが一番に気になる「Maji90」のコスメですが、2017年の新製品である「龍神竿90 急瀬Tough Power MOSA」を踏襲して、1~7番(元上)までは艶のある「NPフラッシュ工法」を採用。元竿(8番)はクリアー全塗装となっています。

玉口のデザインは「深みのある濃紺」に「細いシルバーのライン」。元竿の文字の下には、フナヤ・オリジナルでは始めて龍をイメージしたデザインをあしらっています。文字に使われた「字体」や「書風」については好みが分かれそうです。全体の印象は「風切竿」ほど地味ではありませんが、遠目に見ると派手さがなく玄人好みのデザインです。

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デジタル秤で尻栓込みの自重を測定すると「Maji90」は227㌘で、前モデルとなる「征龍竿Ⅱ90」は231㌘。使われている尻栓が違うので、ブランクのみの重量比較であれば「Maji90」が219㌘、「征龍竿Ⅱ90」が225㌘で6㌘軽量化されています。

ここからはインプレッションです。まず振り調子ですが、振幅減衰が早く抜けの良い調子に仕上がっています。パワーについては手元に返ってくる反発力は、まさに「早瀬High Power」という印象です。私は竿の硬度に関係なく、振り調子では振幅減衰速度を重視しています。

しかし1~3番が軽くて振幅減衰が早い竿はNG。そしてこれを振り調子だけで判断するのは、かなりの経験が必要です。フナヤ・オリジナルはどちらかと言えば胴調子では?そういった疑問を持たれる方も多いと思いますが、感度を増幅ないし減衰させない2~3番の張り。そして1~3番をぶれさせない4~8番(元竿)で先調子を作るのは本当に難しいです。

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そしてこの調子を突き詰めて竿の軽量化を図ると、折損率の高い竿となります。そこでどこまで2~3番の張りを落とすかがポイント。「征龍竿Ⅱ90」と「風切竿85」の違いは、まさにここが大きなポイントになります。これは「折れにくさ」と「感度」について、どこでバランスさせるかを意味しています。

先調子にこだわるのは「引き釣り」や「止め泳がせ」で、よりオトリを正確に管理したいから。これは泳がせでもオバセを正確に管理できる点で共通です。またしっかりした4~8番(元竿)によって実現された先調子は、伸されやすいと感じる人も多いでしょう。しかし1~3番をしっかり曲げればおのずと曲がりは胴に入り、竿が掛かり鮎を止めて抜いてくれます。

ここからは使ってみたインプレッションです。この竿で試釣したのは狩野川で、夜半から早朝の雨で10㌢高の薄濁り。今年は記録的な猛暑が続いているので、垢腐れが進んでアオノロが場所によって釣りの障害になるレベルです。

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今回は中流域2カ所、下流域1カ所で釣りをしましたが、下流域は増水によりアオノロが流れてきました。台風12号の接近にともなってしだいに風が強くなり、15時過ぎには竿を持っていられない状況になって強制終了。型は最大で23㌢で、平均は概ね18~20㌢といった感じでした。

仕掛けは天井糸「フロロ+PE」に、水中糸はメタルライン。感度を確認するため、いつものテンション系の釣り。急瀬や荒瀬を除いては引き釣りで掛かるような状況ではなかったのでゼロオバセ主体。下流では3号玉による引き釣りも試してみました。

釣っているときのバランスは、まさに先調子で胴ブレなし。また2~3番の弱さを感じることはなく、フナヤ・オリジナル「龍シリーズ」を踏襲しています。高い音の目安となる水中糸の水切音は、「征龍竿Ⅱ90」のように煩いくらい入ってくることがなく、竿の中を抜けてくるレベルです。

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硬質「石や障害物」と軟質「鮎や流下物」の音の聞き分けについては、高い音の感度が下がっている分だけ曖昧になりますが、聞き分けることは可能なレベル。水切音を嫌う人には、「征龍竿Ⅱ90」より「Maji90」の方が好まれるかもしれません。また掛かったときの音は、「Maji90」の方が心臓に優しいです。

今回インプレを書くにあたり竿を折ってもよいとのことでしたが、掛かり鮎ではまったく不安を感じませんでした。また「Maji90」は「征龍竿Ⅱ90」より1~3番の曲がりが早いので、全体の曲がりが胴に入りやすく伸されにくい印象です。折損については「征龍竿Ⅱ90」より安心感があります。

しかし「早瀬High Pawer」をこの自重で実現するには、高弾性カーボンを多用して肉薄に作らなければなりません。これはメジャーのハイエンドモデルと同等のレベルなので、竿の扱いは同じものが求められます。河原に直置きしたり、川の水で竿を洗うなどは厳禁ですのでご注意くださいませ!


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↑100㌘、上が「征龍竿Ⅱ90」で下が「Maji90」
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↑150㌘、上が「征龍竿Ⅱ90」で下が「Maji90」

インプレをまとめると、「Maji90」は「征龍竿Ⅱ90」よりブランクは6㌘軽いですが、感じるパワーはほぼ同レベル。感度については「征龍竿Ⅱ90」より劣りますが、ハイレベルな釣りにも対応できるレベル。丈夫さについては全体のバランス、各節の切長さやテーパーを見直したことにより「風切竿85」レベルを実現。

こんな感じでした。
ご興味のある方はフナヤにお問合せください。
プロトの貸し出しもあるので試釣することも可能です。

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# by scott1091 | 2018-07-30 20:50 | フナヤオリジナル | Comments(4)