今季初めて九頭竜に行ってきました

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 週末の天気に恵まれず、九頭竜の初釣行がここまでずれ込んでしまいました。釣況としては、今季もっとも有望な週末となると予想されておりました。しかし今週に入ってから追いが悪く、加えて木曜日午前中に山間部で降った雨の影響により増水と強い濁り。金曜日は笹濁りまで回復するも、石に泥が被ってしまいました。

  こんな状況ですが、金曜日の午後から川に入りました。へちの石色から判断して、雨が降る前の30㌢高レベル。笹濁りで深いところは石が見えないので注意が必要ですが、大抵の中洲には渡れそうな感じです。事前情報ですと有望なポイントはへちも真っ黒になるくらい「食み跡」があるとのことでしたが、どこも石に泥が被ってポイントの判断ができません。ではこの三日間の釣況を記載致しましょう。

○2007年7月27日(金)/場所:北島橋シモ 同行者:Egaoさん
 Egaoさんに電話をして、とりあえず私が見た要所ポイントの石色の状況を伝えると、木曜の雨が降る前とかなり状況が違うようです。今季初めてで「川慣れ」しておらず、また笹濁りで底石が確認できない状況なので、Egaoさんが心配して一緒に入ってくれることになりました。

  初日ということもあり、まずは先週良かった北島に入川。Egaoさんが石色を見て、鮎の着き場が変わったとの分析。状況を踏まえて、今まで良かった棚ですでに鮎に磨かれている数少ない石でおとりを獲って、徐々に泥が被りにくい流芯まで探ることにします。

 私は昨年テストしたとはいえ新しい竿なので、竿の感触を確かめながら磨かれている石を探っていきます。すぐにEgaoさんが掛けてきれいな九頭竜返しで取り込みますが、その次がなかなかきません。ユウタさんの情報どおり、かなり鮎は薄いようです。私も九頭竜名物の強風で竿を煽られながら、狙っていた棚で最初の1尾を掛けます。引きの感触から背掛かりなので、じっくりと竿の曲がりを確認しながら竿を絞っていきます。2~3番の補強により4番への過負荷が心配されますが、23㌢クラスではまったく問題なく、鮎を返したときの感じも良くなりました。

  今季は釣り返しが利かないということなので、釣り方を変えて同じ瀬を「二(ふた)流し」。夕方の追いを期待して「三(み)流し」にトライしましたが、さすがに1尾も獲れませんでした(笑)。最終的な釣果は20~23㌢が17尾。数はともあれ、久々に会った友人と九頭竜を満喫です。
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↑体高があり引きも最高です

○2007年7月28日(土)/場所:放水口、飯島 同行者:Egaoさん、浜松wandoyさん、きべっちさん
 本日は、初めてお会いする浜松wandoyさんときべっちさんも参戦。集合場所で合流する前に、偶然にも「坂東鮎塾」の塾長にお会いします。教えてもらった川の状況から、今日の午前中は今季実績のない放水口に決定。昨日よりも10cmくらい減水し、濁りもほとんどありません。

  初めてお会いする方々と挨拶をし、続いてEgaoさんからポイント説明。それぞれ目星をつけたポイントに散っていきます。私はEgaoさんとポイントを分け、石色の状況確認と掛かるパターンを探っていきます。掛かる鮎は昨日の北島よりも小ぶりですが、私なりに掛かるパターンを見出していきます。
 
  最初はそのパターンを掴むため、かなり高速で釣り下がりました。一(ひと)流しで獲れた鮎は5尾。ここで一度瀬肩に戻って、Egaoさんと情報交換。Egaoさんも同じような流れで8尾とのこと。これらの状況を踏まえて、二(ふた)流し目はポイントを絞って時間を掛けて粘ります。釣果は午前中13尾でした。

  午後からはきべっちさんのリベンジのため、飯島に移動です。私は今季の状況を確認するため、三番瀬で少し竿を出させてもらってから人のいない場所を探ります。ここもやはり他の場所同様、ほとんどの石が泥を被った状態です。流れの変化や川底の状態を確認しながら探りますが、今季もなぜかバレが多い飯島でした。

  夕方は竿のMaximumパワー確認のため、飯島堰堤上の絞り込みに移動。この水量では、堰堤内の絞り込みで掛かった場合、堰堤キワに寄せられなければ潔く竿を伸(の)して、糸を切らなければ竿が折れます。手前で掛かればラッキーと思っておりましたが、ユウタさんが定期的に攻めているので大きいサイズはやっぱり堰堤の中。結局5+4=9号で堰堤内におとりを入ると、目が覚めるような当たりですぐに掛かりました。

  あとは自分の仕掛けと竿のパワーを信じて、最初の走りを竿で押さえ込みながら一気にキワに掛かり鮎を誘導します。流芯への大きな突込みを二回かわしてから、カミに返して無事取り込み。竿のパワーを見るには最高の1尾でした。さらに堰堤内で同じサイズをもう一尾追加して、本日は終了。午後はバレに悩まされて釣果は伸びず8尾。合計21尾で終了です。
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↑飯島堰堤内で掛けた本日の最大。きれいな背掛かりでした

○2007年7月29日(日)/場所:北島橋カミ、飯島 同行者:Egaoさん、浜松wandoyさん、きべっちさん、ヒデVさん
  本日は昨日の夕方初めてお会いしたヒデVさんも合流。濁りは完全にとれてさらに減水。木曜日に雨が降る前の水位となりました。今日はこの時期では外れる可能性が極めて高い、北島橋カミに入ります。ここにはおとり店がないので、放流がありません。大きな増水があったので、下流域で放流された鮎の遡上を期待。しか~し昨年同様、2時間ほどで全員が撃沈(笑)。予想どおり釣れません!

  日曜日で人が多いので、この人数で入れる飯島に移動です。少し早いですが11時に昼を食べてから入川。浜松wandoyさんときべっちさんが三番瀬上~中段、ヒデVさんが三番瀬のシモへ。Egaoさんと私は昨日探っていない飯島下流の大岩まで、広い範囲を探ります。今日はこの三日間でもっとも強い風。竿の操作が大変です。

  私は相変わらずバレが多いですが、ここという場所で確実に拾っていきます。川の真ん中に立つのは二人のみ。これでガンガン掛かれば最高なんですが・・・。移動中に偶然掛かるというイージーなパターンはまったくありません。

  私の帰宅時間とEgaoさんの販売鮎の発送時間を考慮して、15時過ぎに早上がり。延々と300㍍ほど歩いて車に戻りました。きべっちさん以外はこの時点で釣りを終了。16時には各々帰路に着きました。私の釣果は午前1尾、午後15尾の計16尾。厳しい九頭竜でしたが、昨年も土用の時期は低調だったので今後に期待しましょう。

  ご一緒させて頂いた皆様、お世話になりました。またご一緒する機会がありましたら、よろしくです!
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↑今回初めて利用した「松岡サウナ」。一泊二食付6,500円、一泊朝食付4,800円。鳴鹿大堰よりシモを釣る場合は近いです。土曜日の宿泊客は全て釣り人でした
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↑シモから吹き上げる強風で、竿がカミにしなっています。釣り人はきべっちさん。長躯を活かして流芯を攻める

by scott1091 | 2007-07-30 22:38 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(3)

Commented by ヒデV at 2007-07-31 00:36 x
週末はお世話になりました、ありがとうございます。
また九頭竜に行きますので、お会いしたときは色々と教えてください。
よろしくお願いします。

それとリンクさせて下さい(^^)b
Commented by きべっち at 2007-07-31 13:01 x
おつかれさまでした~。最後は無愛想でスイマセン。でも、楽しい2日間で収穫の多い釣行となりました。次回、いらっしゃるまでには腕磨いておきます。今回、皆様のおかげで急瀬・荒瀬・超超硬と釣り比べ、ポテンシャルと特性が理解できたような気がします。こういった釣りもオモシロイ!また、ご一緒できる日を楽しみにしています^^
Commented by scott1091 at 2007-08-01 20:30
ご返事が遅くなりました。ヒデVさん、きべっちさん、九頭竜釣行お疲れ様でした。
釣果はさておき、それぞれの目標や課題に対し、少しでも成果があった週末だったのではないでしょうか?またご一緒する機会があれば、よろしくお願いします。

>ヒデVさん
リンクの件、もちろんOKです。私の方もリンク張っておきます。
貴方ブログを拝見したところ、ウエット上着は今回購入されたのですね!(笑)
いよいよ激流人生まっしぐら。スキーをする方は下半身にバネがあるので、流れに強い方が多いですよ。Egaoさんも冬はスキー学校の副校長先生でしたしね。高水の大野島で大石をかわしながら流れるEgaoさんは、まさに「こぶ斜面」を滑り降りている感じです。

>きべっちさん
日曜日は遅くまで頑張ったようですね!釣行記読ませて頂きました。
三番瀬で掛けた鮎の数、うらやましい限りです。根掛かりでロストした自慢の一尾、ちゃんと浜松wandoyさんから伺っております。きべっちさんのことですから、次回またリベンジですね!三番瀬は私の大好きな漁場の一つ。私が行くまで少し残しておいてくださいよ~。