「ECHOMAP ULTRA 102SV」にヘディングセンサー「Quad SAT」を接続!

アンカーロック状態でボートが回っていないのに、チャートプロッター上では船首方位が「くるくるくる~」と常に動いています。これはどこの湖や海でも同じだと思います。今まではどちらに進むかはプロッター上の船首方位ではなく、表示されているコンパスを頼りにしていました。


フィールドの方位をしっかり把握していれば、これでもまったく問題ないのですが、船首方位UPで表示していると、チャートがボートを中心に絶えず回るため、ずっとみていると気持ちが悪くなります。これを解消するためには、ヘディングセンサーを取り付けることになります。


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↑シールド線はアースのためマイナスの青線と一緒に熱収縮チューブで1本化し、使わない白線と黄線は段差をつけてカット、↓カプラーを付ける前に電線を束ねる熱収縮チューブを挿入
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ECHOMAP」に接続できるヘッディングセンサーにはGARMIN純正、日本代理店の開発品、GARMIN用社外品、そして他社製品の流用があります。しかし他社製品の流用は、接続方法がGARMINの場合はブラックボックスを要する「nmea2000」になるので、レンタルボートでは論外。したがって接続方法「nmea0183」となると三つの選択肢となりますが、社外品が一見すると日本代理店の開発品と同一に見えるのが気になるところです。


さて日本代理店の開発品が、今回取り付けた「Quad SAT」になります。このアンテナの売りは、一つ目は「9Axis(9)センサー」による補正でローリングやピッチングの影響を受けないこと。そして二つ目は、日本の衛星測位システムであるQZSS(みちびき)からの電波も受信できることです。


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↑防水カプラーの端子を接続、↓カプラーを付けて前もって通しておいた熱収縮チューブでまとめてヘディングセンサー側の配線は終了
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この二つ目にひかれて購入する人もいるようですが、GARMINは米国の会社なのでQZSSに対応する必要性もないので、現時点ではGARMIN製のチャートプロッターはQZSSの位置情報を処理する機能がありません。日本代理店の正規取扱品だけでも対応すれば、日本語表示とあわせて並行輸入品とかなりの差別化になると思います。


さて私は「Quad SAT」には正しく船首方位を表示してくれることだけを望んでいるので、この点についてはまったく問題はなし。正規販売店はポイント還元以外の割引がないので、購入金額は44,000(税込)也。ちなみに瓜二つの社外品は、ヤフオクで売られていて即決価格が25,800円。知り合いが購入したので、同じものかはいずれわかると思います。


(→やはり同じものでした。おまけに正規品は接続方法の説明書が一切ないのに対し、ヤフオクは1枚ものの説明書が付属しています。2年間の保証があるなしの違いはありますが、これってどうなんでしょう?)


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↑ヒューズの下側から防水圧着スリーブを使って+線と-線を分岐、使う茶線と使わない青線は段差を付けて黄色の熱収縮チューブで1本化、↓ヘディングセンサー側の配線は熱収縮チューブを使って1本化します
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到着した製品はビニール袋に入っているだけで、接続に関する説明書はありません。まさに販売店の箱に商品が入っているだけでした。接続方法はネットで検索して、購入した「ネオネットマリン」の「ガーミン魚探の設定や取り付け事例を紹介するブログ」を参考にしました。本来なら日本代理店が商品に添付するか、ネットに掲載するべきだと私は思います。


レンタルボートで使用するので、コード類は接続と取り外しが前提になります。そのため逆接防止と着脱を容易にする必要があるため、電源側はコネクターを使い、ヘディングセンサーについては防水3極カプラーを使いました。ヘディングセンサー、ECHOMAPいずれも電線がとても細いので、断線防止のため熱収縮チューブでまとめています。


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↑電源側は防水圧着スリーブを使ってコネクターを接続、↓ヘディングセンサー側は防水三極カプラーを接続、束ねたときにかさばらないようコネクターとカプラーの位置をずらすのがポイント


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by scott1091 | 2021-03-14 17:16 | ボート関連ギア | Comments(0)