HDDナビ「インダッシュ1DIN+1DIN」

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1DINしか取り付けできない旧車や外車に乗る人には、とても貴重なインダッシュ・ナビ。しかし各メーカーいずれも生産を中止してしまったため、現在ハイエンドモデルの中古品が高額で取り引きされています。

カロッツェリアのサイバーナビでは、「クルーズスカウターユニット」が付いた最終モデルは、2015年モデルの「AVIC-VH0999S」。カロは無償のマップチャージが3年分付いていますが、このモデルも今年の2018年が無償更新の最終年となります。

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私が現在BP5に載せているのは、2013年モデルの「AVIC-VH0009CS」。無償のマップチャージは2016年で終了となり、有償で2年間(2016~2017年)の更新が9,720円(税込)。今年さらに2回目の有償更新(2018~2019年)を行ったところ、システムエラーが発生してナビが稼働しなくなりました。

「クルーズスカウターユニット」はドライブレコーダーも兼ねているため、このまま放置しておくわけにはいきません。またインダッシュはすでに生産中止のため、交換する選択肢もなし。こうなると修理をするしか方法がありません。

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車載状態で故障診断をしてくれると助かるのですが、この選択肢はパイオニアにはありません。一般の人は取り外すのも大変なので、販売店やディーラーで取り外してもらって修理を依頼することになります。普通は店に相談すれば、「交換しましょう」との流れになるでしょう。

持ち込みとなれば、取り外しと取り付けにそれぞれ工賃が掛かるため、それなりの金額になります。また修理品が正常に稼働しなくても店に責任はないため、作業が正確に行われるかも不安です。そのため今回は自分で取り外しすることに!ナビを取り外すには内装剥がしが必要になります。

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やってみると業者による見えない場所の傷や、埃やゴミが気になるもの。復旧するときために取り外した場所に番号を付け、抜いたコネクターにもマスキングテープを使って同じ番号を振りました。外した線の数は1DINと1DINをつなぐコネクター2本を除いて13本ありました。

取り敢えずハザードとエアコンは使えるように復旧して、クイックルワイパーと掃除機を使って掃除をして作業は終了です。また内装を剥がすのは手間なので、最低限のものだけ戻して、ECOスイッチとシガーソケットは使えない状態でも一時的には問題ないでしょう。

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気になる修理費ですが、パイオニアは上限金額が設定されています。一番高額となる「複雑な修理(基板、メカ、HDD交換等)」が32,184円(税込)。これ以上高額にならずに修理できるとなれば、インダッシュしか選択肢がない人は間違いなく修理でしょう。

知らない土地に行くことがなければ、最新の地図に更新する必要もないのですが、まさかSDカードによる更新をきっかけに故障するとは思いませんでした。おそらくハードディスクに問題があるので、交換となれば取り込んだ音楽もすべて失われてしまいます。

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またナビの設定はもちろんのこと、水平が出ているところで、「クルーズスカウターユニット」のカメラ調整をする必要があります。もう1台の車に「AVIC-CZ900-M」を付けているので、多少記憶に残っているのが救いではあります。レンタルCDから取り込んだ音楽については、近くに店が無くなったので諦めざるを得ないでしょう。

ナビに限らず、プチ旧車を乗り続けるのは大変です。鮎釣りでは欠かせないサンシェードなども、専用のものがないので近いサイズを探すのが一苦労。ディーラーに行って試乗車や展示車を実測させてもらい、一番近い車のものを「ポチッ」するしかありませんものね!


by scott1091 | 2018-08-14 21:54 | | Comments(0)