日本最長の吊橋「三島スカイウォーク」

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まったく何もない山の中にできた歩行者専用吊橋。正式名称は「箱根西麓・三島大吊橋」。2012年4月に着工し総工費40億円をかけて2015年12月14日に開業しました。概要は全長400㍍、高さは最高で70.6㍍、歩道幅は1.6㍍。今まで日本で最長だった大分県にある「九重“夢”大吊橋390㍍」を10㍍上回っています。

オープン最初の週末なので行くつもりはありませんでしたが、カーナビのデータ更新に1時間くらいかかるのでちょっとしたドライブに!国道1号線は三島方面から新東名に抜ける東駿河湾環状道路を過ぎると箱根まで渋滞することはないのですが、この日は「三島スカイウォーク」の駐車場に出入りする車で渋滞していました。観光目的でない人は、週末はこのルートを避けた方がよいかもしれません。
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山の中にできた吊橋なので歩くのはほぼ往復のみ。車椅子でも渡れますし、ペットも専用カート(貸出500円)を使えばOK。傘を差しての渡橋はできないので、雨の日はカッパが必要です。料金はかなり高めの設定で大人1,000円、中高生500円、小学生200円。もともと沢筋に林道があるので、反対側から渡ろうとする人も想定してチケットは往復いずれも見せる必要があります。

渡った感想は高さによる恐怖感はありませんが、中央部ではかなり揺れます。芦ノ湖のボート釣りをしていて、観光船の波で揺られるくらいのレベルなので、渡り終わってもしばらく地面が揺れている感じがします。
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隣接施設はとてもきれいなトイレと、別棟になりますが土産物や軽食が売られている「スカイガーデン」があります。駐車料金はかかりませんので、これらの施設を利用するだけなら料金はかかりません。

富士山と駿河湾が見渡せる景色が売りなので、富士山に雲がかかっていない日に行くのがお勧め。この日も山頂にかかった雲がとれないか期待する観光客も多かったです。しかし水分を含んだ空気が富士山の裾野を上昇することで雲ができるので、こんな日はいくら風が吹いても雲の傘がなくなることはありません。
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回りは植林と箱根西麓野菜が作られている畑しかありませんが、「箱根→三島スカイウォーク→伊豆フルーツパーク→韮山反射炉→伊豆」の観光ルートはバスツアーにも最適。昼食は少し足を延ばして沼津で鮨も良し、三島で鰻も良し。ご興味のある人は一度訪れてみてはいかがでしょう。景色は他でも見れるので、一度渡れば十分かもしれません。

by scott1091 | 2015-12-20 23:13 | 観光 | Comments(2)

Commented by flymoto at 2015-12-23 17:09
高所恐怖症の自分には絶対に無理!
お金をもらってもイヤですww
狩野川への行きかえりはここを通過するので渋滞が心配です。。。
Commented by scott1091 at 2015-12-25 19:43
flymotoさん、こんばんは!
高所恐怖症だったなんて初耳です。
同じ高さの橋でも、地面が土と岩盤では恐怖感が違います。
どちらも落ちたら助からないのに不思議なものですね!
来シーズンからこのルートは使えないかも~。
上りは駐車場に入る車で、下りは駐車場から出る車のために
係員が止めるので、いずれも渋滞です。