スギゴケを植えるの巻 Vol. 3「植え付けの続きと自生エリアの修復」

先々週に作業したスギゴケの植え付け。5平方メートルでは足りなかったので、さらに3平方メートル分を追加手配しました。スギゴケはマット状になっていますが、マットの隙間(目地)は1㌢以下になるように施工するのが望ましいとされています。そこで1㌢よりも大きい目地や隅にできた三角形の隙間を埋めていきます。001.gif

これが終わったらスギゴケが定着している場所で、剥げてしまっているところを修復します。極力定着しているスギゴケを残したいので、今までのようにマットを敷くようには植え付けできません。また固まった地面に仮根を伸ばすことはできないので、スコップで耕しながら土が悪い場所は黒土に入れ替えて植え付けます。
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先週末に散水の状況を確認しましたが、木曜に雨が降ったこともあって黒土の保水は十分。このまま仮根が伸びてくれれば春にはきれいな苔庭が復活しそうですが、庭木の陰による日照不足も懸念されます。状況しだいでは伸びた垣根の枝を間引くことになるかもしれません。

南庭が終わったら次は北庭に植え付けをします。朝日や夕日が射す場所にはわずかながらスギゴケが定着しています。しかし他の場所は日照不足と判断されるので、残っている側にスギゴケ、その反対側には半日陰で育つハイゴケを植え付けました。今回施工した場所以外の北庭は日陰となるので、来年のDIYシーズンにフデゴケを植え付けようかと思っています。
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太平洋側ではスギゴケだけで苔庭を維持するのは難しいので、スナゴケやハイゴケを併用するのが一般的。しかしこの庭は長年スギゴケが定着している実績があるので、まずはスギゴケだけで施工しました。自生している場所はマットの植え付けは限界があるので、密度が低い場所は種蒔きによる修復を考えています。

種といっても苔そのものを乾燥して砕いたものなので、普通の植物のように春になったら芽が出るというものではありません。きれいに生えそろうには2~3年を要するので、気の長い作業です。最終的に2週にわたった作業は、面積にして約10平方メートルの修復となりました。
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作業自体はやっているとき負担感はあまりないですが、翌日は太腿と上半身が筋肉痛になります。特に太腿は座るのも辛いくらい。昨年から釣りをしていても筋力の低下を感じておりますが、そんな歳になってしまったということなのでしょう。ここで踏み止まらないと、来年はDIYのアルバイトもできなくなりそうです。008.gif
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↑ariariさんご馳走様でした!040.gif

by scott1091 | 2015-12-12 21:18 | DIY | Comments(2)

Commented by ariari19680606 at 2015-12-15 21:48
お疲れ様です、DIY進んでいるようで何よりです、当方も実家の枝木を払うのに電動のチェーンソー購入して暇を見てはキコリやってますが、なかなか進みませんねぇ。雑木が一年であんなに伸びるとは予想外でした、雑木恐るべし!
アジは相変わらずイマイチだったのではないでしょうか?イサギはソコソコ脂乗り出し美味しくなってきましたが、そろそろ終りです。
干物はウッカリ忘れていて10分多く漬け込みすぎて少し塩辛かったかな?なかなか塩加減は上手くいきません。
Commented by scott1091 at 2015-12-16 22:57
ariariさん、こんばんは!

雑木は間引くと残った木が今までより成長が早くなるので私も苦労しています。上を詰めなければいたちごっこなのですが、6㍍の高枝鋸でももはや限界です。葉が落ちるこの時期にしか作業できませんが、枝でも思った以上に重さがあるので倒すときはくれぐれも注意してください。

イサキはもちろんですが、アジも刺身、塩焼きいずれも美味しかったです。ariariさん自家製の干物も上手にできていましたよ!我が家も鮎の干物では塩分が安定しませんが、これも家庭の味(アジ)だと思っています。