梅雨の中休みで天気に恵まれた週末!

慣れない家事もやっと板についてきた今日この頃。先週までは週末の一日を家事に充てていましたが、今週から手際よく家事をこなせるようになって両日とも川へ!とはいうものの、食事を作ったり片づけをしなければならないので、早起きしても家を出るのは9時を回ります。

本流は平水で大見川は5㌢高くらいでしょうか。増水後の川の様子を確認するべく下流から見ていきますが、ま~人がいないこと…。釣り人が集中しているのは上流から、アルバトロスがある矢熊橋周辺、各大会の予選会場となる松ヶ瀬周辺、尾崎荘周辺、オトリハットサン天城がある日向周辺の4カ所のみ。008.gif
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↑兼業主夫の強~い味方、お掃除ロボット「ルンバ」

人のいない場所も見て回りますが、鮎は見えるもののともかく小さい。昨年までの放流パターンであればこんな状態でもオトリサイズが拾えるものですが、釣り人がいないのはそれができないということなのでしょうか?この週末はそこら辺を検証してみましょう。

さて鮎を放流するときによく議論されるのは、どこにどれだけ放流するか?
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魚病などによる歩留まりを除けば、万遍なく放流した鮎を効率よく回収できるかというのが最大のポイントだと思います。その結果として狩野川の場合はオトリ店の周辺に放流することになるわけですが、近年はオトリ店主がライン張りやロケット花火などによるカワウ避けを講じている場所が実績を上げています。

現在、釣り人がいるのは松ヶ瀬を除けばまさにそんな場所ですが、いずれも中流域に該当します。では上流域と下流域はどうなのでしょう?これがまさに放流で議論が分かれるところです。中流域は安定的に放流されることは間違いないのですが、昨年までのパターンは下流域より上流域の方が圧倒的に放流量が多かった。
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これは鮎は海から遡上するのだから、天然は下流域の方が多いし成長も早い。限られた数量の鮎なら、放流効果が実感できる上流域に入れた方が回収率が高くなる。狩野川の下流域は10月まで賑わうので、漁期が短い上流域のオトリ店はシーズン前半から中盤が勝負。オトリ店の公平性を考えると、上流域に手厚く放流することになる。今まではこんな見解によるものだったのでしょう。

さてこの二日間で私が感じたことは、昨年に比べて放流量がかなり少なく感じるというもの。そして嵯峨沢より上流域については、例年に比べてかなり少ないのではないかと…。狩野川漁協のHPによれば放流量そのものは昨年と変わらないようなので、場所ごとの放流量の違いと、放流鮎(海産2㌧、人工産3㌧)の素性が違うことによるものなのかもしれません。
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良くも悪くも解禁当初の狩野川は、釣りの対象になるのは放流鮎。裾野にある「鮎種苗センター」で生産された追いが良く見た目がきれいな「静岡2系」が、冷水病の問題はあるものの、梅雨明けまでの人気を支えてきたのは事実でしょう。また天然鮎がいる健全な河川において、他県の海産蓄養を入れるのは遺伝的にどうなのよ~、という疑問もあります。

さて話題を戻して、この週末の続きです。アオノロが減って釣りやすくなったと思われる大見川にも行きますが、石色がとても悪い。もちろん垢が飛んでいる場所もありますが、垢が残っている石も多い。この状況であれば水通しのよい場所の大石はピカピカに磨かれていてもよいのですが…。出水前にあれだけ鮎が見えたのに不思議です!

ちょうど釣り人が車に戻ってきたので様子を聞くと、解禁からしばらくは釣れたのにこの日は釣果なし。オトリがだめになったので移動する由。もう一人の釣り人も同じような状況とのこと。自分の目で確認するため着替えて川の中を歩いてみます。ハミ跡や石色を確認してから本流に戻ることにしました。
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すでに川見しているので、空いている場所に11時過ぎに入川。狙いの場所は養殖ではキツイので、まずはオトリを獲ります。対岸の釣り人はすでに休憩モード。早お昼といった感じです。オトリの泳ぎが悪いので、誤魔化しのきく場所で待ちます。大石の石裏は流れが複雑なので、なるべく野鮎と交差する回数が多くなるよう留意します。

盛期や平水のときはあまりやりませんが、初期や出水後には効果があります。これでオトリより少し小ぶりな野鮎をゲット。これをオトリに掛けていきます。ちょうど3尾目を掛けたときにmotoさんが来場。ここでご一緒することに!大きいサイズが掛かりそうな場所(スポット)を狙って釣りますが、思ったようには釣れませーん。

いつものように「型も数も竿頭」を目指して頑張りましたが、敢え無く撃沈。観測ポイントがある支流は、サイズも数も本流とはかなり違う印象です。本流は広いので鮎が確認できないだけと思っていましたが、出水後にもかかわらず石色があまり良くないのが気になるところです。この日の釣果は6時間で27尾でした。
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翌日はオトリ店で情報収集してから無人エリアへGO~! 小さい鮎は見えますが、はたしてどうでしょうか?前日と同じ11時過ぎに入川。しばらく様子をみますが反応がないので、このエリアではもっとも型が揃うスポットへ。「ここしかない」という場所にオトリを滑り込ませると、一発で掛かりました。

やっぱりいたか~と思ったのは一瞬だけ。この時期にこんなトルクのある鮎はいません。ここでは絶対に獲り込めないので、瀬を駆け下りる準備をしてから竿を絞ります。白泡を下る魚は35㌢は悠々あるアマゴ。オトリを喰いにきたので口掛かり。ここで何回もアマゴを掛けているので、瀬を凌げれば獲るチャンスがあります。
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浮石を潜られないように竿を絞りながら瀬を下るよう誘導。そして最後の瀬脇に寄せて掬う体勢に入ると、ここでハリが外れて巨体がタモをかすめていきました。38㌢のタモとあまり変わらないサイズ。オトリは追星あたりに歯形が残って瀕死の状態。オトリを外して、流れで冷やした手で持って一気に曳舟まで戻ります。007.gif

アマゴが掛かったポイントを見切って、少しカミにある「ここしかない」的なポイントへ移動。オトリ2号を入れると、すぐにまさかの2発目。これも尺を悠々超えるサイズですが、瀬を落とさないで寄せられそう。何とか踏みとどまって掬いに行くと、これまた同じようにハリが外れてオトリが飛んでいきました。これで2尾のオトリが瀕死となったので車で移動することに…。042.gif
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途中でオトリを購入するつもりでしたが、このレベルのオトリで練習するのも悪くないと思って次の場所へ。2号はかなり復活していますが1号は泳ぎそうにありません。2号も荒瀬では勝負にならないし、泳がせるような場所ではもっと勝負になりません。そんなオトリをだましだまし使ってまずはオトリ確保。

ここからぼちぼち追加します。前日よりも型が小さいですが、釣っている最中にも上流の淵にカワウが出入りするので、大きい鮎から喰われてしまうのでしょう。カワウは飛び立ちながら糞をしますが、その量の多さに呆れます。この日の釣果は5時間で24尾。『「うー」が「へ~」』ということもありますが、ぱっとしない狩野川でありました。

マ〇パパさんのように、わても旨いビールが飲みたいです!068.gif
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by scott1091 | 2014-06-15 21:49 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(8)

Commented by ariari at 2014-06-17 09:41 x
お疲れ様です、昼前から入川の重役出勤でそんなに釣っちゃ~ダメでない?朝から入ってる人に怒られますよ~。そう言う当方も最近は家を10時過ぎに出るこれまたダメダメ釣り師の重役出勤なんですが(笑)、私の場合は夕マズメを狙うという事でごめんしてください。さて先日も雨後のウネリが残る中行って来ました、70オーバー6本含む10本ゲット、嬉しいお客のヒラマサさんも来て、同行者も3本釣ってくれて一安心。ただバイトは20回ほどありバラしの連続でかなり悔しい釣行でした、この魚のバラシはどうにかならないものですかね~。
Commented by マルパパ at 2014-06-17 13:03 x
こんにちは
やっぱりどこの川も同じ感じですね。でも今の時期を思えば敢え無く撃沈のレベルでないと思いますが。私なら喜んでビールで乾杯です。狩野川にも行きたいのですが、気田川が気になって、良くなればお知らせしますね。
Commented by flymoto at 2014-06-17 16:59
こんにちは、土曜日はせっかくのところ背後霊のように張り付いてスミマセンでした。おかげさまで勉強になりました、ありがとうございます。しばらくは車発見しても張り付かないようにしますのでご安心ください(笑)
Commented by scott1091 at 2014-06-17 22:11
ariariさん、こんばんは!

相変わらず釣ってますね~。ヒラに限らずハードルアーのバレはつきものでしょう。構造的な問題もありますが、魚が喰いそこなうこともしばしばありますものね!でもリハビリが必要なほど体を酷使してはいけませんよ~。筋肉痛は治りますが、手首の腱鞘炎やテニス肘になると時間がかかるので注意してください。

そちらの河川は今年はまずまずの様子ですね。しかし混雑している川よりは、ヒラが熱い海というのは当然だと思います。事故のないように留意して、でっかい奴を仕留めちゃってください。
Commented by scott1091 at 2014-06-17 22:13
マルパパさん、こんばんは!

いえいえ尾数はさておき、今の狩野川は心ときめくものがありません。これは平均サイズが小さいということもありますが、例年以上に型を狙う場所が限定されているためです。人の多い場所は苦手なので、こうなると下流域で足を使って拾うしかないんですよね~。次の週末は少し探ってみます!

よい釣りをされて羨ましい限りです。情報をお待ちしております!
Commented by scott1091 at 2014-06-17 22:14
motoさん、土曜はお疲れ様でした!

日焼け止めはいつも車に積んでいるので、忘れたときはお貸ししますよ~。また後ろに付いて頂いてもまったく気になりませんが、せっかく釣りに来ているのに時間がもったいないと思うしだいです。もう少し上手な人なら価値があるかもしれませんけど…。

車を見つけたらいつでも声をかけてくださいませ。
そこが竿頭ポイントかもしれませんよ~。(笑)
Commented by oibosi at 2014-06-18 11:49
う~ん・・(-_-;)
もっとしっかりポイントを見極めて釣らないといつまでたっても“ずぶの素人”のままですな..
TOMOさんの釣りを見せてもらえれば「どうして釣れるのか」ではなく
「どうして釣れないのか」その理由が見えて来そうな気がしますが...。
機会見て張り付かせて頂きます!

週末はワタシでも釣れるかも知れないJINZOOに逃げて来ま~す!
Commented by scott1091 at 2014-06-19 22:43
タッキーこんばんは~!

な~にを言っているのかなー。おそらく土曜の竿頭はタッキーでしょう。昨年くらいからメキメキ腕を上げているようなので、私の釣りなんか見ても得るものなんてありませんよ~。せっかくの釣りの時間がもったいないです!

Jinzooは試し釣りも良かったようですし、天気も大丈夫そうなので爆釣間違いなし。事故がないよう気を付けて、思いっきり楽しんできてください。