2カ月ぶりに釣りに復帰です!
最後に釣りに行ったのが6月30日なので、69日ぶりの釣りとなります。これくらい期間が空くと、もはや解禁を迎えるようなもの。しかも上り調子のときに竿を置いているので、体に残っているイメージは追い気のある鮎がガッツーンという感じ…。季節は終盤に差し掛かっているので、このギャップは大きいです。
狩野川で10月後半まで竿を出すと、その渋いイメージで翌年の解禁を迎えるのでちょうどよいのですが、今回はそうはいきません。したがって残りのシーズンも短いので、なるべく好調河川で盛期に近い鮎釣りを満喫する目論見でした。しかしこの週末も雨に祟られて叶わないのが、「2013年鮎シーズン」をよ~く物語っています。
こうなると10月じっくり釣る予定だったホームグラウンドに行くしかありません。狩野川は9月5日の朝に降った集中的な雨で50㌢くらい増水するも、シーズンを通して渇水続きなので水の引きもすごく早い。6日の一日が引き水の好条件となり、7日には増水前の水位まで戻ってしまいました。
こんな状況の狩野川。今季絶好調のマルパパさんも、近隣河川で竿が出せないとのことでご一緒することに。下流エリアを釣るときに利用するオトリ店に行くと、な~んとそこには着替え中のflymotoさん。ダンさんはすでに御漁場で竿を出しているとか…。
今季motoさんと釣り場でお会いするのは初めてなので、マルパパさんが到着するまで最近の釣況などを教えてもらいます。そしてこのメンバーで今季一番狩野川で竿を出しているmotoさんに入る場所を決めてもらいます。もちろんこの面子ですから、釣り場が空いていることが第一条件です。
川を見ての第一印象は、石色が曇っているように見えます。これは鮎が食んでいないからではないことは、鮎がたくさん見えることから歴然。しかしな~んか、狩野川らしくない石色です。これが前々日の増水による影響なのか、この時点では判断つきませんでしたが、その後お会いした常連さんも同じことを言っていました。
常連さんの話では、シーズンを通して石垢が飛ぶような増水がなかったからではないかとのこと。また最後に竿を出した6月末の鮎のサイズから大型が揃うと期待しましたが、これがまったくの期待はずれ。狩野川はあの程度の増水では、この時期に大型が下ることはないので状況が今一つ理解できません。
また水深のある場所ほど反応がないので、先行者に抜かれたと判断する人も多いでしょう。しかし前日にどんな達人が釣ったとしても、水深のある場所での反応があまりに渋過ぎます。たった二日間しか竿を出していないので断言できませんが、これはカワウによる影響ではないでしょうか?
狩野川のカワウ問題は今に始まった話ではありませんが、今年の狩野川は久々に酒匂川が好調なこともあって釣り人がかなり少ない。そのため日中でもカワウが我が物顔で餌を獲っていますし、上空を通過する姿も朝と夕方に集中するわけではなく終日見られます。人のいない場所に行けば必ずカワウがいますので、そんな場所ではしばらく掛かりません。
カワウは大きい鮎から狙って食べると言われているので、渇水の狩野川では非常に効率よく捕食できるのでしょう。カワウはある程度水深がないと泳げないので、餌場はそのような場所に集中します。その結果、厚みのある流れでは掛かっても小型ばかりとなり、カワウが泳げない浅場の方が大きいという現象につながっているのかもしれませんね~。
このブログでお馴染みの「うーがへ~」は「腕がヘボ」を意味しますが、この週末は「うーがた~」。すなわち「鵜が沢山」という状況でした。これは私が空いているポイントを選んでいることもありますが、6月までも同じようなポイント選びなので、中~下流域の深みにいた大型ないし大型予備軍は、カワウの胃袋というのは的外れではないと思います。
さて話がそれてしまいましたが、この週末の釣況です。最初に入った場所は我々3人以外に釣り人なし。久々に竿を出す私に気を使って頂き、上流からmotoさん、私、マルパパさんの順番で並びます。私のポイントは6月にも良い思いをした、まさによだれものの流れ。いきなり掛かると思いきや、まったくの釣れない君でんがなぁ。
今季絶好調のマルパパさんの竿が曲がりますが、釣り人の数よりカワウの方が多い感じ。普通は人の姿を見ると逃げるものですが、距離があるのでまったくお構いなし。マルパパさんが石を投げて追い払います。こんな感じで私は小さいのを2尾しか釣れず、全会一致で場所移動をすることに!
ダンさんの御漁場に様子を見に行きますが、ここはびっくりするくらい人がいるのでパス。上流に上がれば上がるほど人口密度が濃くなるので、三人が広々と釣れそうな場所に決定。ここで早お昼を食べてから入川します。この場所は釣り人がいるのでカワウはいませんが、朝晩や釣り人のいない日は最初の場所と同じような状況でしょう。
1尾でも流芯で「ガッツ~ン」を味わいたくて頑張りますが、当たりはほとんどが「もぞもぞグーン」という感じ。掛かりどころが悪く、オトリの循環に苦慮するような状況です。夕方に少し活性が上がるも、大きな盛り上がりもなくこの日は終了です。対岸をタイトに攻め過ぎて2尾ロストして、最終的な釣果(舟残り)は20尾。
厳しい状況でしたが、久々の釣りはやっぱり楽しい!
マルパパさん、motoさんお世話になりました。
そして翌日は天気予報どおり明け方から雨。雷も鳴っているのでゆっくり出かけます。motoさんは午前中だけなので前日と同じ場所。マルパパさんは中流域へ。ちょうど雨が上がった9時頃に到着すると、マルパパさんはすでに7尾とのこと。その場所は他にも釣り人がいたので、私は川見を兼ねてさらに上流域に入ります。
渓流シーズンに気になった猫越川の砂泥が、本流にもかなり堆積している印象です。石色の曇りは前日と同じような感じ。流れの緩い場所は底石が砂泥に埋まっている場所もあり、昨年とはだいぶ感じが違いました。様子を見るためハズレが少ない場所に入りましたが、ここでは1尾を釣るのがやっと…。
次の場所は完全竿抜け狙いですが、反応はすこぶるスロー。まさに一カ所で1尾釣る感じで、14時までに18尾を追加。ここで一度マルパパさんの様子を見に行きますが、話し掛けられる場所ではなかったのでそのまま中~下流域へ移動します。
この日は朝方の雨で5㌢くらい増水し、大見川よりシモは濁りが入りました。そんなこともあって下流域は釣り人は少なめ。まだ濁りが残っているので、浅場の水通しがよい場所に入川します。ここも私が入ると、あわててカワウが2羽飛び立ちました。そんな場所には目もくれず、膝より浅い場所を探っていきます。
そしてやっと会心の当たり。一気に流れに乗って、シモの滝へ落ちていきます。「征龍竿EM」を信じて竿を絞ると、な~んと中ハリス切れ。落ち口で擦れた感触が伝わってきたので、きっとその部分でしょう。気を取り直して、ツケ糸から交換します。そして同じようなマクレを探って行くと、さらに強烈な当たり!
竿で掛かり鮎の疾走を止めて、風の息を読みながら抜いたのがこの二日間の最大。これをオトリにさらに大きいサイズを狙いますが、サイズアップはないもののしばし楽しい時間。ここで12尾を追加して、この日は31尾で終了です。
感覚を取り戻して傾向をつかむにはもう少し時間が掛かりそうですが、今シーズンも最後まで頑張りまっせ!
次の三連休はJinzooを予定していましたが、ホテルがどこも満室で予約できそうにありません。とりあえず福井のホテルは予約できたので、今週が九頭竜、来週がJinzooとなりそうです。もちろん天気次第ではありますけど…。
↑ariariさんから頂いた地タコ。ご馳走様でした!
by scott1091 | 2013-09-08 21:55 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(11)
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マルパパ
at 2013-09-10 09:32
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おはようございます。
先日はありがとうございました。厳しかったけど楽しかったです。あの厳しさはやっぱり鵜ですよね、二日目も栗林の辺りはそんな感じで午前中は小型ばかりで数も出ませんでしたが、店前は
良く釣れていました。今週末は遠征ですか、天気が良ければいいですね。
先日はありがとうございました。厳しかったけど楽しかったです。あの厳しさはやっぱり鵜ですよね、二日目も栗林の辺りはそんな感じで午前中は小型ばかりで数も出ませんでしたが、店前は
良く釣れていました。今週末は遠征ですか、天気が良ければいいですね。
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flymoto at 2013-09-10 11:54
お疲れさまでした!TOMOさんは久しぶりの釣りなのに丸一日一緒にお付き合いいただき自由に釣りが出来ずに申し訳ありませんでした^^;。翌日曜日はやっぱりさすがの釣果ですね〜本気のTOMOさんは魚のいる場所が分かるエスパーだ!w
今年は釣りが出来なかった分これからジャンジャンバリバリ釣りまくってくさだい♪^^
今年は釣りが出来なかった分これからジャンジャンバリバリ釣りまくってくさだい♪^^
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ariari
at 2013-09-10 21:05
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お疲れ様です、先日は忙しいお時間にありがとう御座いました、それと珍しい物ありがとう御座いました子供達も大変喜んでました。数ヶ月のブランクありながらキッチリ仕上げてくるとはさすがTOMOさんですねぇ~。今週末、来週と遠征ですか?長距離運転にきを付けて終盤のアユ釣り楽しんできてください。
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scott1091 at 2013-09-10 22:36
マルパパさん、こんばんは!
二日目の釣果、あっぱれでありまする~。私は行くとこ行くとこ苦戦続き。最後の場所でやっと溜飲を下げるような状況でした。まだよくわかりませんが狩野川ならではのポイントはカワウにとっても一級の餌場で、気田のようなポイントを狙った方がよさそうな感じでしたよね、この週末は!
この時期は浅場の泳がせに分があるとはいうものの、釣れる釣れないとサイズがあまりに極端でした。マルパパさんは、この週末は大井&天竜ですか?
二日目の釣果、あっぱれでありまする~。私は行くとこ行くとこ苦戦続き。最後の場所でやっと溜飲を下げるような状況でした。まだよくわかりませんが狩野川ならではのポイントはカワウにとっても一級の餌場で、気田のようなポイントを狙った方がよさそうな感じでしたよね、この週末は!
この時期は浅場の泳がせに分があるとはいうものの、釣れる釣れないとサイズがあまりに極端でした。マルパパさんは、この週末は大井&天竜ですか?
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scott1091 at 2013-09-10 22:39
motoさん、こんばんは!
やっぱりボトル2本いってしまいましたか~。メンバーがメンバーなので当然の成り行きではありますが、皆さん本当にお強いですよね!実は日曜、motoさんのポイントに後ろ髪を引かれました。復帰戦なので川見する必要があったので通過しましたが、それくらい釣れそうな雰囲気が川面から漂っていました。
また川と夜の街でご一緒させてください。
やっぱりボトル2本いってしまいましたか~。メンバーがメンバーなので当然の成り行きではありますが、皆さん本当にお強いですよね!実は日曜、motoさんのポイントに後ろ髪を引かれました。復帰戦なので川見する必要があったので通過しましたが、それくらい釣れそうな雰囲気が川面から漂っていました。
また川と夜の街でご一緒させてください。
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scott1091 at 2013-09-10 22:41
ariariさん、こんばんは!
先日は短い時間でしたが、お会いできてよかったです。また貴重な地タコ、ありがとうございました。自家製のタコキムチも最高で、家族で楽しませて頂いております。
絶妙なタイミングでの登山決行でしたが、天候の読みはさすがは漁師だと感心しました。おそらく最高のタイミングだったと思います。残り少ない鮎シーズンですが事故のないよう、私も頑張りたいと思います!
先日は短い時間でしたが、お会いできてよかったです。また貴重な地タコ、ありがとうございました。自家製のタコキムチも最高で、家族で楽しませて頂いております。
絶妙なタイミングでの登山決行でしたが、天候の読みはさすがは漁師だと感心しました。おそらく最高のタイミングだったと思います。残り少ない鮎シーズンですが事故のないよう、私も頑張りたいと思います!
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kaz
at 2013-09-12 10:00
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よっちき
at 2013-09-12 16:52
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第2解禁、おめでとうございます(笑)
痛みは大丈夫ですか?素敵な水量なので無理しないように楽しんで下さい!
森石のおかみさんもお待ちしておりましたよ。今年は人が少ないけど、よく釣れると思いますので福井での時間は存分に楽しんで頂けると思います。僕も日曜日に竿を出しにいきますが、内輪のスモールジャパンカップ開催なので、会える確立は偶然で1/3くらいでしょうか?大きな鮎が居そうな場所は一切射しに行ってないので教えて下さいませ!
痛みは大丈夫ですか?素敵な水量なので無理しないように楽しんで下さい!
森石のおかみさんもお待ちしておりましたよ。今年は人が少ないけど、よく釣れると思いますので福井での時間は存分に楽しんで頂けると思います。僕も日曜日に竿を出しにいきますが、内輪のスモールジャパンカップ開催なので、会える確立は偶然で1/3くらいでしょうか?大きな鮎が居そうな場所は一切射しに行ってないので教えて下さいませ!
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scott1091 at 2013-09-12 23:51
kazさん、お久しぶりです。
私は今までに鳴鹿大堰よりシモで竿を出したのは一日だけ。カミとシモでは釣りの趣が異なるので、好みで選ばれたらよいと思います。数を求めるなら圧倒的にシモ、数度外視で体育会系の釣りをしたければカミです。また水量が多ければ勝山漁協管区もおもしろいです。
入る場所はその日の気分になりますが、きっとお会いできるでしょう。9月1日からコロガシが解禁になっていますので、必然的に友釣り専用区である坂東島、飯島、五松橋周辺が混雑します。九頭竜のコロは上から豪快に振り込んでくるので、万が一ラインが切れて錘が飛んできたらと思うと、怖くて対岸には立てません。
私は今までに鳴鹿大堰よりシモで竿を出したのは一日だけ。カミとシモでは釣りの趣が異なるので、好みで選ばれたらよいと思います。数を求めるなら圧倒的にシモ、数度外視で体育会系の釣りをしたければカミです。また水量が多ければ勝山漁協管区もおもしろいです。
入る場所はその日の気分になりますが、きっとお会いできるでしょう。9月1日からコロガシが解禁になっていますので、必然的に友釣り専用区である坂東島、飯島、五松橋周辺が混雑します。九頭竜のコロは上から豪快に振り込んでくるので、万が一ラインが切れて錘が飛んできたらと思うと、怖くて対岸には立てません。
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scott1091 at 2013-09-12 23:53
よっちきさん、お久しぶりです。
おかげさまで怪我の方は全快です。しかしながらブランクがあって川慣れしていないので、素敵な水量ではヘチから竿を出すしかないような状況です。今年の九頭竜は良いのか悪いのか得られる情報では判断できませんが、自分なりに確認してきたいと思っています。
私の行動は大体見当がつくでしょうから、きっとお会いできると思いますよ!
おかげさまで怪我の方は全快です。しかしながらブランクがあって川慣れしていないので、素敵な水量ではヘチから竿を出すしかないような状況です。今年の九頭竜は良いのか悪いのか得られる情報では判断できませんが、自分なりに確認してきたいと思っています。
私の行動は大体見当がつくでしょうから、きっとお会いできると思いますよ!
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at 2013-09-13 02:59
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。