数えてみれば、今季8回目の北陸遠征でんがなぁ!

ふと気がつくとまわりの景色はすっかり秋めいて、夏遊び過ぎた分だけ寂しさを感じるもの。そんな青春時代を、誰しもが経験されていると思います。しかし進歩がない私はこの歳になってもそんな経験を重ねているわけですが、見方を変えればいまだ青春が続いているともいえましょう。

さて今週は金曜からの釣行です。そーさんも仕事が休みとのことなので、初めて一緒に竿を出します。場所はもちろんそーさんのホームグラウンド。マルパパさんもJinzooに来ているとのことなので、途中で顔を出してから釣り場に向かいます。そしてそーさんに到着の連絡を入れると、なぁ~んとWaraさんも休暇を取得されている由。釣れなくても、楽しい日になりそうです。
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現在のJinzooは尾鰭がついて飛び交う情報とは異なり、かなり厳しい状況です。これは川に入って、底石の状態を見てすぐにわかりました。釣れる鮎の卵や白子はそんなに大きくはないようですが、地元の方の話では例年よりも2週くらい終わりが早い感じとか・・・。したがって先週のイメージで釣っても、当然ながら釣果は伸びません。

すでに瀬ではあまり掛からず、深瀬やトロ場に人が集中します。私も最初は「龍星☆竿」でさらっと瀬を探りましたが、瀬の弛みやトロ場でしか掛からないので「征龍竿」に持ち替えました。泳がせを我慢強くする人はポツポツ掛かりますが、瀬に入っている人はまったく掛かりません。この時点で釣れているのはそーさんとWaraさんくらいでしょうか?
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私はまったく釣れない君のまま、午後から予定していたそーさんが勧める荒瀬に移動します。ここですぐに2尾掛けますが、竿が「征龍竿EM」なので勝負になりません。竿を交換するため、普通は渡らないであろう荒瀬を切ります。渡れる場所には釣り人が並んでいるので、しかたがありません。

竿を交換して対岸側から釣って、型のよい鮎を5尾釣追加して午前の部は終了です。この時点の私の釣果は11尾で、竿頭はもちろんそーさん。移動してきたマルパパさんも交えて、高級秋刀魚を焼きながら楽しい昼食です。陽光もすっかり秋色となり、河原の景色は10月の狩野川のようです。
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昼食後は混雑して入る場所がないので、午前と同じ荒瀬に入りました。盛期の瀬釣りでは考えられないほど粘って、ポツポツと追加します。半分は掛かりどころが悪くてオトリに使えませんが、他の人よりは竿が曲がっているので狭い範囲で粘りました。夕方になるとQpapaさんが様子を見に来てくれますが、定期巡回ではどこも混雑して竿が曲がっていないかったとのこと。

「Qpapaさん登場=ユ~ガッタチャンス」ということで、この時間帯になれば掛かると読んでいた場所に移動します。そこで最後に3連打がありますが、その後は追加することなく終了のホイッスル。写真を撮影してから数えると全部で32尾。午後からの釣果は21尾ということになります。
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ご一緒した皆様も、午後はあまりの混雑で釣果が伸びず。終わってみれば大差ないような釣果でした。しかし見える範囲では、我々のグループが一番竿が曲がっていたので、現在のJinzooの平均釣果は20尾に達していないと思われます。

さてこの日の夜は、富山駅前のビジネスホテル。先日う~さんから教えてもらった「笹舟」に、「牛すじ煮込み」と「おでん」を食べに行きました。刺身はこの日は赤烏賊、鯖、平目の三種類。ハナ金なのでサラリーマンが多かったですが、カウンターがあるので一人でも気兼ねなく食事することができます。う~さん、ありがとうございました!
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翌日はマルパパさんは勝利バーへ。私はどっちに入ろうか悩んだものの、結局Jinzooに入ります。混雑して動けなくなるのは必至なので、かって知ったる場所を選択。しかし現在一番釣れていない場所というだけあって、ヘチの石はコテコテの垢腐れ。強風で竿が煽られますが、深瀬の石が立っている場所で根気強く拾います。

このままあまり混雑しなければと淡い期待をしますが、そこに気合の入った「立ち込み集団」が登場。これで一気に騒がしくなりました。このグループで一番釣っている人でも5尾くらいでしたが、よっぽどこの場所が気に入ったみたいで、離れた車に昼食に戻るも10分もしないで戻ってきます。これを見て場所移動を決断。釣果は17尾で、この場所ではダントツ。しかしサイズが前回よりも小さくなりました。
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護岸道路に出て川を見て行きますが、どこも人が多くて入れそうにありません。しかし粘り強く探していくと、偶然にも100㍍ほど人がいない区間を発見。もちろん対岸には人がいますが、川を切るような場所ではありませんし、こちら側には駐車されている車は1台のみ。昼食で人がいないわけではないようなので、この場所に決めます。

昨日から瀬ではあまり掛かりませんが、まだ9月初旬なので気持ちよい瀬釣りをしたい。そんな気持ちで、まずは手前の緩い流れでオトリを獲ります。そして核心部と思われる波立ちにオトリを送り出すと、強烈な当たりで竿が絞り込まれました。ここからはしばし至福のとき。最高です!
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もちろん盛期のような入れ掛かりではありません。しかしそれが秋の鮎釣りであり、一尾一尾とのやりとりが、去り行く鮎シーズンへの思いと感謝の気持ちで一杯になります。普通であればこんなときは、どこからともなく不思議君が現れて竿1本分も空いていない場所に入るものですが、この日は誰も私に近づいてきません。

待望のユ~ガッタチャンスにはペースが落ちてしまいましたが、対岸に面白い釣り人が入ったのでしばし見学させて頂きました。夫婦なのか恋人同士なのかはわかりませんが、男性の釣りがともかく忙しい。立ち込みに自信があるようで、動き回ってオトリを引きまくります。これではオトリが消耗するのは時間の問題。

一方の女性は良い場所に太腿まで立ち込み、じっくりとオトリが変わるのを待ちます。当然ながら釣歴は男性の方があるのでしょうが、客観的に見て女性の方が上手い。腕力がないので引き抜きに時間が掛かりますが、タモ受けも男性よりはるかにかっこいい。男女の仲なので、お互い性格が違う方が相性がよいという典型的な例なのでしょう。
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これで終われば男同士でもよくある風景ですが、これからがさらに興味深い。さんざ引きまくった男性は、使い物にならなくなったオトリを騒がしくオトリ缶に移します。そして空になった曳舟を持って女性のもとへ。自分で女性の曳舟からオトリを抜きます。これで自分の釣りを反省し、女性の横で静かに釣りを始めるならまだ許容範囲なのですが・・・。

しかしこの男性は何を思ったのか、女性に手が届きそうな場所でオトリに鼻環を通し、そのまま女性が釣っている場所から、また懲りずに立ち込んで引きまくり。男性は1尾掛けるものの、これで女性の当たりが止まるのは当たり前の話。残り時間が少ないので、もはや鮎が石に戻るのを待っている時間はありません。

釣りに限らずゴルフも一緒にプレーすると、その人の性格や人柄が見えてしまうもの。好きな女性に釣りを教えるときは、まぁ~ご注意あれ!そんなこんなで午後の釣果は34尾。合計51尾の半束は、この時期としては最高の結果です。
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これにて二日間のJinzooは終了です。お世話になった方々に釣況を連絡して、福井の宿に移動します。マルパパさんも勝利バーで、一緒に来ていた友人と楽しい時間を過ごした由。前回、勝利バーに惚れ込んでいたので、まずは何よりでした!

そしていよいよ最終日。ゆっくり朝食をして8時に「もりいし釣具店」に行くと、さすがにこの時間になると来店もひと段落。今週の状況をH名人に聞きます。現在は放水口と高橋砂利が釣れているとのことで、釣り人もそこに集中している由。混雑嫌いの私は、Jinzooと同じようにもっとも釣れていない(=人が少ない)場所に入ります。
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いずれしても2時間半の釣りなので、1回でも竿がひったくられるような強烈な当たりを味わいたい。おのずと荒瀬のド芯に足が向きます。この日は朝から強風で、錘でしか入らない荒瀬では根掛かりは避けられません。それでも背バリで入る場所に移動しないのは、偶然に掛かる可能性が極めて低いからです。

竿をしっかりホールドする手が痺れるくらいの強風ですが、九頭竜はこんな日も多いので「泣き言なんて聞きたくないわよぉ~」って感じ。この日の竿は「龍芯竿」。こんな日は短い竿の方が扱いは楽ですが、竿の感度を優先した竿選びが私の信条です。
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釣れない時間が過ぎていきますが、どこかで必ず掛かると信じて丁寧に探っていきます。最初のオトリが弱ってきたので、致命的に弱る前に交換。そし次のオトリも弱ってきたので交換します。そして最初のオトリの2回目の出番で、やっと野鮎にオトリを交換することができました。

しかしオトリが野鮎に変わったからといって、すぐに掛かるほど今の九頭竜は甘くありません。養殖では錘で入ってもオトリが落ち着かないような場所だけ、再び探っていくとやっと2尾目。同じようなパターンで3尾目。そして一番捲くれている流れで、奥義「吊るし込み」でこの日最大の26㌢。これをオトリにしてさらに大型を狙うも、それに見合うポイントがなく、23㌢を追加して5尾となったところで竿を畳みました。
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まだ12時前ですが、着替えていると記憶にある車が通り過ぎます。おそらくフェンウィックさんに間違いないので、昼食を食べてから彼の御漁場に顔を出します。お会いするのは一昨年以来になります。今季の九頭竜は最後になるかもしれない旨を伝えて、今年の釣況について情報交換をさせて頂きました。

いよいよ9月も残すところ後3週。
2012年鮎シーズンを、最後まで楽しみたいと思います!
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↑ariariさんから頂いたマダイと地付きのイサキ。しばらく夕飯が楽しみ。ごちそうさまでした!040.gif
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by scott1091 | 2012-09-09 20:56 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(6)

Commented by ariari at 2012-09-20 09:42 x
こちらこそ沢山送っていただきありがとうございました、あっと言う間にぺロリでした(笑)。地付きのイサキはミノーでも釣れる事からわかるように、キビナゴなどのベイトを食べてるので味が濃いのかもしれませんね。さて、昨日ヒラスズキ行きましたが、全くダメ、最期にドスン!と来たので『やらかした!』と思いましたが、エラ荒いなし?スピードはあるけどトルク無し??なんじゃらホイと取り込んで見たら平は平でもヒラマサでした、嬉しいのやら、残念なのやら。。。複雑。
Commented by そーさん at 2012-09-20 23:03 x
TOMOさん どっぷりと楽しめたようですね!
 荒瀬に足ったり!切ったり!...... 凄過ぎや!
川はもちろんやけど 遠路を何の気無しで平然と来るのも
呆れてしまうほどの行動力やねぇ~ 来年は 宮川でもガッツリ酔いしれましょう(^o^)~☆
Commented by よっちき at 2012-09-21 08:03 x
お疲れ様で~~~す。
なんとなく、海の幸が恋しく感じる季節になってきましたね。私も着々と準備が進んでいってます^^
今年は1週フライイングしたんでしたっけ?ということはほぼ毎週ということですよね。このブログによる経済効果も抜群だったことでしょう(笑)女性へのレクチャー?これをやりだす時は翌年には竿をたたんでいるかもしれませんが?ってか、先に人を探せってね?(大笑)
Commented by scott1091 at 2012-09-21 19:43
ariariさん、こんばんは!

すでに専用冷凍庫は一杯で、先日の遠征は全て放流してきました。こんな状態ですから、必要であればいつでも連絡くださいませ!これでヤエンが始まると、またスペースが必要になるので頭が痛いです。

ヒラスズキのシーズンはこれからですから、ヒラマサは嬉しい外道でしょう。いつも美味い魚のオンパレードで、ariariさんのご家族は幸せですなぁ~!成長して一人暮らしをしたときに、恵まれた食生活であったことを必ず実感するはずでぞー。

子供が小さい頃、行きたいというので某回転系寿司に連れていったことがありますが、我が家でさえ二度と行きたいと言いませんから・・・。
Commented by scott1091 at 2012-09-21 19:44
そーさん、こんばんは~!

「いつでも電話してねぇ~」というお言葉に甘えて、毎週朝もはよから失礼しました。それにしても、そ~さんはいつ寝てるの?先日ご一緒した日も18時まで竿を出して、それから金沢に戻ってバトミントン。家に帰ったら釣った鮎を捌いて干物作り。私ならこの時点で意識不明になってフラフラでんがなぁ!

「何気なしに平然と」っていうのは、まさにそーさんのためにある言葉でっせ!共有でそーさんに着いて行けるよう、シーズンオフもしっかりトレーニングしておきます。今季は色々とありがとうございました!ヤエンが始まったらアオリ送りますねぇ~。
Commented by scott1091 at 2012-09-21 19:45
よっちきさん、こちらでまとめてレスします。

写真につきましては別途メールしておきます。シーズン終盤になると、午前中全開モードで掛かるポイントは限られるもの。そしてJinzooのように混雑した川では、地合いを迎えたときに、一番数(and/or型)が出るところに立てるよう、朝一からプランを組み立てておくことが重要です。

もちろんそのとおりに動けないことの方が多いですが、狙っていた場所に入っている人の釣況を見ておけば、これに腕の違いを加減すれば読みが正しかったどうか判断できますものね!

ちゃ~んと書いてあるとおり好きな女性限定の話なので、既婚者は当然ながら権利落ち。でも素敵な女性が手取り足取り教えてくれるなら、ボキも生徒に志願しちゃうかもぉ~!