「征龍竿90 EXPERT MODEL」パワー炸裂!

このお盆の時期は、多くの企業が夏休み。今年は特に節電で輪番休業を採用する企業も多く、2週間以上休むケースもあるようです。皆様のブログを見ても更新されているところが少ないので、目下のところ帰省や家族旅行、はたまた毎日釣りが超~忙しくて、ブログ更新どころではないという感じなのでしょう。032.gif

私は長期休業とは無縁ですが、それでも今年は二日のお盆休みで四連休。どこかに遠征したいところですが、母が他界してからはお盆の行事などで身動きがとれません。ということで、13日は朝練のみ。14日は一人なので、外れ覚悟で大物狙い。15~16日は友人達が一緒なので、無難な場所に入りました。

伊豆といえば「海」なので、この時期は道路は超~激混み。釣り人はそれを嫌うのか、大型連休は家族サービスに勤しむためかわかりませんが、この四日間は人が少ない狩野川でした。

水況は渇水に加えて13日の夕立で濁りが入り、14日の上流域は石に薄っすらと泥が被ってあまりよい状態ではありません。15日には水通しの良い場所の石は、大方鮎に磨かれましたが、この水位ではかなり厳しい状況です。008.gif

現在の狩野川の平均釣果は、おそらくツ抜けしていないと思います。サイズは遡上が遅れた天然は、いまだ群れ鮎で15~17㌢前後。早い時期に遡上した天然は25㌢まで成長していますが、主体は20~23㌢レベルです。連日暑い日が続いているので、上流域と下流域ではかなりの水温差となっています。特に下流域ではオトリにするとすぐに色が変わるので、曳舟の管理には注意が必要です。

備忘メモなので写真は日にち別にアップしますが、文章はこちらでまとめて書きます。

初日の釣果はジャスト30尾で早めに終了。この日は午前と午後で二箇所に入って、午前中が10尾、午後が20尾。圧巻はサイズで、22㌢以上が20尾。20㌢以下が2尾しかいないという結果でした。平均サイズは、今季最高となるかもしれません。

この手のサイズが揃う場所は、数が圧倒的に少ない証拠。したがって一度抜いてしまうと、オトリが回らないくらいのレベルになるので注意が必要です。

本来であれば「α90」のテストをしなければならないのですが、このサイズでは厳しい。この日使用した竿は「征龍竿EM+標準チューブラー」。「龍星☆竿+HPソリッド」でもよかったと思いますが、あらためて「征龍竿EM」のパワーを実感する一日でした。006.gif

よく仕掛けの問い合わせを頂きますので、今回使った仕様を書いておきます。天井糸は「フロロ1号+PE0.3号」。水中糸は「メタル0.07号+付糸フロロ0.4号」。中ハリスは「フロロ0.8号」。ハリスは「ナイロン1.5号」です。

いつも書いていますが、完璧に作った仕掛けであれば、伸されるケースを除けば、このサイズでもラインが切れる前に竿が折れます。これは30万円以上の早瀬クラス以下の竿であれば、どこのメーカーでも同じなので注意してください。ちなみに付糸を0.3号にすると、ここから切れるケースが多くなります。

翌日の14日は友人二人と上流域へ。渋滞で友人の到着が遅れて9時過ぎからの竿出しです。厳しい状況を伝えていますが、渇水になる前によい思いをしているので納得できない様子です。私は「α90」のテストをしますが、どうもしっくりきません。「プロト3」でだいぶ改善しましたが、誘いにキレが出ず、いつもより掛けられない上にバラシが多発。今回のテストで問題点が浮き彫りになったので、さらに改良を加える方向で打ち合わせ中です。

午前の結果は、私が10尾。アナキンが頑張って12尾で、もう一人の友人が4尾。午後は一番釣れなかった友人が、好きな場所に移動します。その友人に一番良い場所をやってもらい、私は「征龍竿EM+標準チューブラー」に持ち替えて竿抜けになりやすい小場所へ。

アナキンはしばらく勉強のため、私の釣りを見学。この小場所は先週アナキンが一人で入って、思ったほど数が出なかったとのこと。マスターならどのように釣るのか見たいという、半分挑発と思えなくもない缶持ち志願です。047.gif

ここで見本に24㌢を頭に釣りまくって、アナキンはそのイメージで別の場所で釣りを開始。最初は良いペースで掛けていましたが、頭上の木に竿が当たって、その反動で掛かり鮎を受け損なうと回転が止まります。私の午後の釣果は16尾。この日は26尾で終了です。

そしていよいよ最終日。一人で釣りに行く予定でしたが、前日の衝撃が大きかったせいか、急遽休みを取ったアナキンがまたまた缶持ち志願。この日も9時過ぎからの竿出しです。やっぱり缶持ちが付くと移動が楽チ~ン。相変わらず「テニス肘」が痛むので、とても助かります。

午前中の私の釣果は、ちょうど20尾になったところで昼食。しかしアナキンは戻ってきません。そのまま1時間くらい休憩しますが、一向に戻ってくる気配がないので、車で探しに行きます。そしてやっと発見するも、そこから車まで戻ると相当時間が掛かるので、午後は別行動とします。

すでに14時近くになっているので、気になっている場所へ調査に行きます。この日は家族で食事に行くことになっているので、早めに竿仕舞いして午後は11尾。思ったよりも釣れない場所でしたが、やはりサイズはよかったです。この日の釣果は31尾でした。

これにて私の夏休みは終わりです。

皆様の夏休み、いかがお過ごしだったでしょうか?
ブログの一斉更新、楽しみにしております!045.gif

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↑釣果は30尾
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by scott1091 | 2011-08-14 06:05 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(6)

Commented by flymoto at 2011-08-17 22:31
TOMOさん今晩は
先週末も金曜日から馬鹿の一つ覚えのようにいつものPに^^プチ入れ掛りもありなんとか低いハードルクリア。。でもサイズは20cm超えは数匹混じるだけでした。翌日も頑張りますが超~~厳しくP少し下流にずらしやっとこツ抜け、ただサイズアップしてほとんど20cm超えでした。毎週毎週同じポイント&二日続けてって。。自分の首絞めてるようです・・・・^^;缶持ち志願したいです~~笑
Commented by scott1091 at 2011-08-18 22:31
flymotoさん、こんばんは!

13日所要で近くを通ったので、15時頃様子を見に行きました。車が止まっていたので探したところ、降口より少しカミの右岸から竿を出していたようで、葦で竿しか見えませんでした。黄色い錘を付けて釣っていたのは、flymotoさんですよね!かなりオトリが弱っていたようにお見受けしましたぞ~。

この時期が一番水温が上がります。特に下流域は獲り込んだ時点でかなり酸欠気味となっていますので、オトリの管理が重要です。曳船はなるべく引き回さず、休憩時は必ず石を載せて水深のある場所に沈めること。足場が安定している場所なら、釣っているときは足で踏んずけて沈めておくとだいぶ違います。

体重を掛けすぎたりバランスを崩して、曳舟が破損しても責任は持てないのであしからずです・・・。(笑)
Commented by flymoto at 2011-08-19 17:11
>黄色い錘を付けて釣っていたのは、flymotoさんですよね!
たぶん私か友人だと思います、お恥ずかしい限りで^^;

曳舟取り扱いアドバイスありがとうございます。気を付けてみたいと思います。

>誘いにキレが出ず、いつもより掛けられない上。。。
ということは。。。キレのある誘いをするからこそTOMOさんのいつもの釣果がある!ということですよね?
ん〜〜〜難しい。。。。けどやっぱり面白いですね 笑
Commented by ariari at 2011-08-19 19:11 x
お疲れ様です、気持ち良いサイズのアユが揃ってますねぇ。長さだけでなくスタイルも良いのでは?熊野川の100匹分は充分ありそう(笑)。さて九頭竜も洪水近く水が出たようですね、この引き水で一度行ってみようと思いますが、はたして結果は??多分、撃沈でしょうね(笑)。
Commented by scott1091 at 2011-08-22 20:58
flymotoさん、こんばんは!

高水温のときの注意点を書いたら、一気に気温も低下!これから朝夕の気温が下がるので、今年の狩野川ではもう水温を心配する必要はないと思います。昼の蝉の鳴き声よりも、夕方の虫の音の方が気になるようになってきました。いよいよ今年の鮎シーズンも終盤に突入です。

鮎釣りで「誘い」を肯定する意見は少ないです。しかしオトリをいかに自然に泳がせるかが重要であることは間違いありませんが、それでは釣れない鮎と場所があるというのが私の持論です。そのために重要なのが竿なのですが、これについては次の記事をご参照くださいませ。
Commented by scott1091 at 2011-08-22 20:59
ariariさん、こんばんは!

さすがよくお気づきになりましたね。最近私が釣っている鮎は、全て天然です。初期放流の静岡2系は、さすがに釣りきられてしまったようです。5月から遡上を始めた一番大きな遡上群が全域に到達し、川の色が初期よりもよくなってきました。しかし川の色ほど釣れないのは、群れ鮎でサイズが小さいから。家の近くを流れる小さな川にも、地合いになると15㌢サイズが群れで食んでいます。

今年は12月まで釣りができそうですが、10月に入ると一気にサイズが落ちるだろうと読んでいます。九頭竜ですが、この増水で良くも悪くも必ず変化があるはず。私は好転すると見ておりますが、結果はどうでしょうか?(笑)