今季最後の九頭竜です!/九頭竜遠征6回目

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例年だと次ぎの三連休が九頭竜の最終ですが、今年は所用で今週が最後です。相変わらず週末は人が多いので、今回は金曜から現地入りです。水位はほぼ平水ですが、台風による雨の影響によるものか薄い濁りがあります。条件的には良い状況ですが、思ったほど釣り人がおりません。

この日は同行している妻に「龍芯竿」のベンディングカーブを撮影してもらうため、駐車スペースから見晴らしのきく場所に入ります。風は秋を感じる心地よさで、上着が濡れると寒く感じるレベル。周囲には人がおらず、撮影にはとても良い場所ですが、思ったように掛かりません。
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先週と違って全体的に石色が曇っていて、気温が上昇しても先週のように変化がありません。この台風による降水量は僅かではありましたが、この時期の鮎に変化を与えるには十分だったのでしょう。掛かる鮎は前回よりも平均的に大きいですが、雌雄がはっきりしています。

オトリに雌鮎を使うと、大型の雄鮎が擦り寄るような感触で掛かってきます。逆に大型の雄鮎をオトリにすると泳ぎは素晴らしいですが、なかなか次が掛かりません。今年は猛暑続きで、9月になっても気温は盛夏そのもの。鮎も全般的に小型なので、まだまだ盛期が続くような気でおりましたが、鮎の成熟は確実に進んでおります。
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お昼にEgaoさんがお子さんを連れて様子を見に来てくれたので、妻を交えて楽しい昼食です。この日も肌に突き刺さるような日差しですが、日陰にいれば風は涼しく感じます。午後から場所移動を考えましたが、妻の利便性を考えてここで継続することにします。

午後も劇的な好天はありませんでしたが、秋の九頭竜の釣りを満喫するには十分。入れ掛かりはありませんが、ゆっくりとしたリズムで「龍芯竿」の曲がりを確認しながら、掛かりどころによって「九頭竜返し」と「タモ受け」を使い分けていきます。
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↑この竿の曲がりでパワーの60%くらい。この程度でも自分からみると満月のように見えるので、竿を絞りきれない人が多いです

今年の九頭竜では「龍芯竿」は私にはオーバースペックに感じるのですが、折れたという方もいらっしゃるので一概には言えません。「龍芯竿」はプロトも含めて、鮎を掛けて折ったことはないのですが、工業製品なので当たり外れもあるのでしょう。

人の釣りを見ていて少し思い当たることがあるので、ここで整理しておきましょう。

「九頭竜返し」をするほとんどの人が、鮎のバウンドを避けるために自分にもっとも近い場所を通過するときに伸び上がります。鮎が大きかったり、深く立ち込んでこの伸び上がりでカバーできなくなると、マイナス手尻をさらに縮める人が多いですね。
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ではこの返し方の、どこが問題なのでしょう。

この手の返しをする人は、竿を立てた状態に近いため、バウンドする可能性がもっとも高いのは自分の横を通過するときです。したがってこの瞬間に伸び上がるわけですが、この時点では竿が直線に近い状態になっています。特に高弾性でブレが少なく硬い竿だと、その状態が顕著となります。

おそらく「龍芯竿」を使われている人は、「九頭竜返し」は楽だけど、「タモ受け」が難しく感じられる方が多いと思います。これは掛かり鮎が上方に近い角度で「ポンッ!」と抜けたとき、竿が後方にほとんどブレないため、鮎が手前で失速するからです。
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このことからもおわかりの通り、「龍芯竿」は返しのときに自分の横を通過するときは、竿が限りなく直線に近い状態になっています。ではこの状態で急激に竿を突き上げたら、どのような状態になるでしょうか?

これは天井を竿で突くのと同じです。これではパワーのある胴部分がまったく機能しないので、一番弱い1~2番が折れる場合があります。
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ではこのケースを避けるためには、どうしたらよいでしょうか?

その答えは、一連の動作で応力は竿の横方向、すなわち曲げる方向にかけることです。
そのための一つの方法が、「斜(はす)に抜く」ことなのです。

残念ながら写真では、私がどの程度竿を横に傾けているかわかりません。
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しかしご興味のある方は、過去の記事にある「『龍芯竿』開発への道!」にある連続写真をご参照ください。掛かり鮎の水切れ後、早い段階で抜いた鮎の加速が終わっているのがわかると思います。これは斜(はす)に抜いて自分を中心に鮎を回すように返すため、あまり速度をつけなくてもバウンドすることがないからです。またバウンドを恐れて、掛り鮎が横を通過するまで加速しているわけではないので、減速の切り返し動作もコンパクトで済みます。

ご興味のある方は、ぜひ実行してみてください!006.gif
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さて話を今回の釣行に戻しましょう。この日は妻に良いところを見せようと思ったせいか、はたまたカメラを意識して撮影にベストな場所で粘ったせいか、思ったほど掛けられずに終了です。

いつものように「もりいし釣具店」で冷凍のために鮎を処理していると、「今日はいつになく少ないね~」とか、「奥さんが一緒だと緊張するんけぇ~」などと冷やかされてしまいました。この日の釣果は36尾。反省するべき点も多かったですが、尾数以上に楽しい一日でした。001.gif
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翌日の土曜は、先週に引き続き大混雑の九頭竜です。この日はEgaoさんと一緒に釣ります。竿1本分で並びますが、毎週こうなのでだいぶ慣れてきました。前日から比較して15㌢以上の減水。今年は鮎が小さい上に週末は必ず水を絞るので、数では泳がせ釣りの人に分があります。

それがわかっていても、やはり「超硬」ロッドの釣りにこだわるのは、それをするがために九頭竜に行っているからに他なりません。どんな厳しい条件でも、数・型ともに目指すは「竿頭」。それが「TEAM Saogashira」の真骨頂です!017.gif

この日は場所移動がままならないので、小型の鮎も想定して「龍芯竿」より竿先の利く「SLⅡ」をチョイスします。入れ替わり立ち代りで人が入るので、追いの良い鮎を拾うという感じではありません。前日同様に雌のオトリであれば、粘れば次が掛かりますが、雄ではなかなか掛かりません。
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こんな状態ですが、この日は狭い区間を他の釣り人に合わせて上下して、午前中の釣果は19尾です。

昼は対岸にいたヘルニアさんとそのご友人も合流して、いつものとおり楽しい昼食です。天気が下り坂ということもあって、午後は日差しがありません。午前中はウエットの上着を着ていましたが、午後はあまり立ち込むこともないだろうと思って着なかったのが失敗でした~。

最近の九頭竜はお昼に一度上がる人も少ないので、空いている場所にEgaoさんと向き合うかたちで釣り始めます。この場所は浅い所は小型でしたが、そのシモの深瀬は今まで竿が入っていなかったようで、一回り大きなサイズが気持ちよく竿を絞り込みます。
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午後も混雑して思うように移動できませんが、この場所で数を稼いで最後はいつもシーズンを締めくくるポイントに移動します。Egaoさんもそのことがわかっているので、気持ちよくその場所を譲って頂きました。

ここで会心の当たりで気持ちよく1尾。すぐに2尾目が掛かりますが、これは水切れ直前で身切れ。続けてウグイが二連発。そして次ぎの鮎は顔掛かりながら、この日最大でおまけにグラマラスな雌。これをオトリにして納得の上がり鮎を気持ちよく返して、竿を畳みました。午後の釣果はジャスト20尾だったので、この日は合計39尾で終了です。
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今年の九頭竜は鮎の成熟が遅れているとの話ですが、この日の鮎はどう見ても抱卵状態。この日は感謝を込めて釣った鮎は全てEgaoさん家族に進呈し、大きな雌だけその日に食べてもらいました。結果は卵そのものは未熟子ながら、卵巣は腹一杯に成長していたとの報告です。

昨年はシルバーウイークには子持ち鮎がほとんど釣れませんでしたが、今年の九頭竜は例年どおりの感じです。やはり鮎の成熟度は個体の大きさや、気温・水温にあまり影響されることはなく、日照時間の変化が最大の要因という学説を物語っている結果になりそうです。

これにて、私の九頭竜遠征はおしまいの予定(?)です。
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↑奥様とご一緒に、福井名物の「おろし蕎麦」などいかがですか?

今年は試用でありますが、「友釣り専用区」が3箇所設定されました。これにより9月15日の上川のコロガシ解禁以降も、専用区ではコロガシはできません。専用区がコロガシ解禁後も友釣りで賑わい、来年以降も継続されるよう祈念しております。

by scott1091 | 2010-09-11 22:24 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(17)

Commented by フェンウィック at 2010-09-14 18:43 x
Stream Side さん こんばんは

 先日河原でお声をかけていただいた、フェンウィックです。その節は急いでいたので、大変失礼しました。後日フナヤさんからお聞きして、大変申し訳ないことをしてしまったと自分を悔やんでいます。実は河原に着いたときに、何か御縁のある方々だという気はしていたんですよ…。

 本当は時間的にも鮎釣りができるような私ではないのですが、この 『 川遊び 』 は私の幼少の頃からの身についた習慣なのです。私にとっては、それこそ 『 3度の飯より好き 』 なことなのです。

 鮎釣りの技術は荒削りで独りよがりのところばかりで、Stream Side さんにもいろいろとご指導いただかなくてはいけないと思っています。

 とりあえず、先日のお詫びとこれからのお付き合いよろしくお願いします。
Commented by ひじき at 2010-09-14 18:57 x
今年もお世話になりありがとうございました。

僕は9月いっぱいはSLⅡを片手に
九頭竜に通います。

来年もまたよろしくお願いします。

追伸 12日は24センチを頭に33匹でした。
Commented by Wara at 2010-09-14 20:04 x
事故も怪我も無く、無事に今年の九頭竜川釣行を終えられましたようで、まずは重畳!お疲れ様でした!
今年もお世話になりまして、ありがとうございました。来年も九頭竜川で会いましょう。
ところで、前週にテストされていたプロトというのは・・・?差支えがなければ教えてください。
Commented by マルパパ at 2010-09-14 20:49 x
TOMOさん こんばんは、 6回目の九頭竜川遠征、お疲れ様です。
そのバイタリティーには敬服です。今回も楽しかったようで、うらやましい限りです。今回の抜き返しの詳しい説明ありがとうございます。先回の最終でEgaoさんにアドバイス頂いた事ともあり、(竿は立てるな、斜に抜け)ぜひ試して見たいと思い、今週末の連休で行こうと計画していたのですが、女房が階段から落ちて、歩くのがやっとの状態ですので、(骨には異常が無かったようですが)どうも行けそうにありません。もう終わりも近いので非常に残念です。今週末は近場で遊びます。
蕎麦屋さんの場所教えてください。(ひょっとしたら、なんて事もあるかも知れないので)
Commented by ヘルニア at 2010-09-14 22:23 x
TOMOさん こんばんは~ 先日はお世話になりました。
久しぶりにお二人にお会い出来、楽しい一時有り難う御座いました。

あの後ホームでは、あまりパットしませんでしたが
日曜日は、ボツボツと掛かりました。
今週末で一応区切りの予定ですが・・・まだ分かりませんね~ 笑

私が返しを諦めたのは、書かれている通り、立ち位置の横に来た時
バウンドするからでして、あまりに効率が悪いと考えたからです。
ただ 影響され易い私は、来年にはSL2を買うと思います・・・大笑

奥様にも宜しくお伝え下さいね~ 
マルパパさん お大事にして下さいね~

Commented by きゃぷてん♪ at 2010-09-15 10:26 x
とりあえず、一区切りおつかれさまでした。例年ほどの型が獲れない中、テストも大変でしたね。でも、十分な釣果ではなかったかでしょうか?これからまだまだホームでのテストもしくは撮影、がんばって下さいませ。
こちらは完全に白旗状態です。今年は自分の鮎釣りのほとんどを見直したので、釣れないながら収穫ありと言いたいですが、釣らないと収穫もへったくれもないですね~(笑)


Commented by scott1091 at 2010-09-15 20:35
フェンウィックさん、コメントありがとうございます。
先日は片付けで忙しいところ、タイミング悪く話しかけてしまいました。

私も一番最初に購入したフライロッドは「fenwick」で、同ブランドの湖用トローリングロッドやムーチングロッドは、今も大切にしております。そんなこともあって、貴方HP&ブログは以前から拝見しておりました。

九頭竜に通い始めた頃は吉波にもよく行きましたが、徐々に混雑するようになってから足が遠のいております。フェンウィックさんは昨年まではもっぱら吉波に入られていたので、残念ながら川でお会いする機会はないと思っておりました。

しかし、今年は色々な場所に入っている様子をブログで拝見しておりましたので、車が入ってきた時点ですぐに気がつきました。使っていた竿にも興味がありましたので、貴方の釣りと併せまして竿の曲りなどを見学させて頂きました。

ご覧になられましたとおり、私の釣りはまだまだ未熟ですが、フェンウィックさんと同じように釣りは「三度の飯より好き」。釣りは自分の人生の活力であると心底思っています。

こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
Commented by scott1091 at 2010-09-15 20:37
ひじきさん、こんばんは!

日曜、貴方の車があるのに気がつきましたよ!この日は釣り人が少なかったので、かなり後ろ髪を引かれました。しかし妻も同行していたので、川には入らず福井名物「おろし蕎麦」を食べて帰途につきました。

>僕は9月いっぱいはSLⅡを片手に
あれぇー、いつのまに「Super LightⅡ」を購入したの~?

今までの「Power SpecialⅡ 引抜荒瀬」との違いはどんな感じでしょうか?今回の釣果が、その違いを物語っているのかな?またお会いしたときに、インプレを聞かせてくださいね!

今年はご一緒する機会が少なかったですが、来年もまたご一緒しましょう。
Commented by scott1091 at 2010-09-15 20:39
Waraさん、こんばんは!

おかげさまで今季も何事も無く、「北陸ロード」を終了しました。Waraさんには神通と九頭竜、そして片町でもお世話になり、ありがとうございました。

北陸の鮎シーズンも残すところ半月となってしまいましたが、師匠ともども楽しくシーズンを終了することを祈念しております。

さてテストしていたプロトですが、「豪龍竿Ⅱ」になる予定です。また「Super LightⅡ」のクリアー全塗装をNP工法に切り替えて、「Super LightⅢ」とするよう要望しておりますが、こちらは最終的にどうなるかはわかりません。

いずれにしても「豪龍竿Ⅱ」は玉口カラー(現行ブラウン)を変更し、この竿もNP工法に切り替えます。ご参考まで!
Commented by scott1091 at 2010-09-15 20:42
マルパパさん、こんばんは!

奥様、大丈夫ですか?
歩くのがやっとの状態では、家事も大変でしょう。
お見舞い申し上げます。

「竿は立てるな、斜に抜け!」は、「TEAM Saogashira」の奥義秘伝書「一」です。マルパパさんも、ぜひマスターしてください。これができるようになると、竿の硬さに関係なく返せるようになります。私は狩野川でも、タモ受けで掛かり鮎にダメージを受ける角度であれば、掛かりが悪くなければ迷わず返します。

福井にはそば屋が沢山ありますが、今回の「けんぞう蕎麦」は九頭竜と「福井北IC」の間にあるので便利です。お昼時はいつも混雑するので、今回は11時くらいに行きましたが、すでにかなりの人がいました。蕎麦は回転が早いですが、早い時間に行かれることをお勧めします。

二人で食べるなら、五合蕎麦(2,500円)。「おろし蕎麦」と、辛み大根汁に醤油を加えて食べる「けんぞう蕎麦」の両方が味わえます。辛み大根汁はかなり辛いので注意してくださいね~!

「けんぞう蕎麦」
http://www.geocities.jp/kokoroyutaka21/index.htm
Commented by scott1091 at 2010-09-15 20:44
ヘルニアさん、こんばんは!

あの後のホームで、お連れの方にちゃんと釣って頂きましたか?
自分だけ釣っては駄目ですよ~。(笑)

おぉー、再び「九頭竜返し」にトライされますか!私はEgaoさんの免許皆伝から完全な習得に、3シーズン掛かりました。もちろんオフシーズンの練習も入れてです。毎週、九頭竜で釣りができない遠征組は、少ない機会で確実に練習するべく、退路を断つことも必要です。

私の経験では、タモ受けできないよう小さなタモを持って行くとよいです。もちろんテッサンならさらに気合が入りますが、オトリは多めに持って行ってくださいね!
Commented by scott1091 at 2010-09-15 20:45
よっちきさん、こんばんは。

すでにシーズンを終了したご様子、お疲れ様でした。これからは秋の行楽シーズン。一年で一番良い季節なので、奥様とお子様と色々なところに出かけて楽しんでくださいませ。

秋の味覚を楽しむもよし、温泉を探訪するもよし、景色を楽しむもこれまたよし。
そうそう、芸術の秋でもありますな!
Commented by KIKU at 2010-09-15 21:15 x
TOMOさん、どうもです。

ホント、返し抜き一つとっても、アユ釣りは奥が深いですねぇ。

ところで、↑の気になる点については、手尻が長い那珂川あたりなら当たり前に行っているテクニックですよね。
これはまさに、九頭龍川ならではの指摘事項?かと思います。

でも、どちらの抜きが良いとか悪いとか一概に言えないわけで、両方こなせるのが理想でしょう。

と書くとカッコイイですが、けっきょく私の返し抜きは我流で、どんな抜きなのか?自分ではよく分かりません。
ただ、撃龍竿を使い出してから、抜きのスタイルが変わってきたように感じる今日この頃です。
Commented by ariari at 2010-09-15 23:11 x
北陸ラスト釣行お疲れ様でした。私も先日の金曜日で一区切りとさせていただくつもりです、早速もう一つのホーム尾鷲に潮の匂いをかぎに行ってきました。やはり海も良いですね~。それと様子見がてらエギをしましたが今年は昨年よりもアオリ多いように感じますし、型も700グラムも出たので今シーズンは期待、大?それとも特大?残り少ないアユシーズン怪我の無いよう頑張ってください。その後のアオリの釣行記も楽しみにしています。
Commented by scott1091 at 2010-09-16 22:12
KIKUちゃん、こんばんは!

ご指摘のとおり返し抜きのスタイルは、「九頭竜返し」と諏合正一氏に代表される「ツバメ返し」の二つに集約されると思います。しかしこの二つの違いの本質が、手尻の長さに起因していることは、あまり知られておりません。

KIKUちゃんはすでにご存知のとおり、私は鮎の大きさや水切れするまでの距離に応じて、斜(ハス)に抜く角度を適宜調整しています。すなわち小さい場合や近いときは自分に近いラインを回し、大きい場合や遠いときは自分よりも離れたラインを回す。これにより加速動作と減速のための切り返し動作を最小化できるため、結果として体のブレを最小限にとどめることができます。
↓<続く>
Commented by scott1091 at 2010-09-16 22:13
<続き>
手尻はマイナスにしたくないし、立ち込み度合いに関係なく安定して鮎を返したい。この願望から生まれたスタイルですが、私がこれをスムーズにできるのは竿の性能によるところが大きいです。まさにKIKUちゃんの「撃龍竿を使い出してから、抜きのスタイルが変わってきたように感じる」という表現が全てを言い当てていますね!

先日Egaoさんが、「今年のTOMOさんの返しが、進化した『九頭竜返し』なのかもしれないね!」と…。これは「龍芯竿」開発で意識した点でもあるので、すごく嬉しかったのですが、今回のKIKUちゃんのコメントも嬉しいですね~。スキージャンプでV字飛行が当たり前になったように、竿の進歩により返し方も進化すると私は考えています!
Commented by scott1091 at 2010-09-16 22:15
ariariさん、こんばんは。

私は例年10月一杯は竿を出すので、まだしばらくは鮎モード。秋の鮎釣りはシーズンが終わるという心理的な寂しさがありますが、ホームグランドである狩野川は、この時期の釣りが一番面白いです。特に天気が悪いとなかなか掛けられませんが、技術向上にはこの時期の釣りは欠かせません。(笑)

ariariさんは尾鷲に船をお持ちなら最強ですね!
大漁を祈念しております。