子供たちが巣立ちました!

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現役で大学に入学した娘は、一足早く昨年就職。寄り道した息子も国家試験に無事合格して、今年就職することになりました。このブログには高校進学から節目に思いを綴ってきました。あらためて振り返ると、誕生から中学まではあっと言う間でしたが、高校から就職までは長かったと感じます。

この間に私も妻もすっかり歳を重ね、子供が小さい頃の写真を見ると別人のようです。しかし写っている子供達が、私たちが結婚した年齢とさほど変わらないくらいに成長しているわけですから、それも当然の成り行きでしょう。まもなく自分たちの結婚式の写真に写っている親の年齢になるわけですものね!

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娘も息子も自宅から通勤できないので、同居することはできません。1年前の娘も、今回就職する息子も卒業間際は自宅から通学していたので、これで完全に夫婦二人の生活になりました。就職しても実家にいる子供を嘆く人も多いですが、家の子供たちは自立心が旺盛です。

私の父は、「やりたいことのためなら、世界どこに行ってもかまわない」という考え方でした。私はそれを真に受けて、就職先も住む場所も自分で決めて家を出ました。そして結婚して江戸に居を構えましたが、母の介護が必要になって今の場所で同居することになりました。子供たちは住み慣れた江戸を離れて、転校するのは大変だったと思います。

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同居するときの父は、私が就職する頃とはまったく違っていました。子供たちに迷惑を掛けたくないという思いは健在でしたが、人生の最後は一緒に住みたいという気持ちの方が強かったと思います。いくら厳格な人であっても、年齢とともに考え方が変わるもの。これは寿命が延びれば尚更のことでしょう。

それであれば介護が必要になる前に、同居が可能な勤務地、地域に住んでいる方が、子供にとっても負担が少ない。これが私の経験です。もし若いときに父が素直に口にしていれば、もう少し準備できたでしょう。もし私が同居可能な勤務地でなければ、子供たちは奨学金を背負って社会人をスタートすることになっていました。

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老後は子供に迷惑を掛けないよう準備していますが、なかなか「ぴんぴんコロリ」とはいかないのが人生。父と私を反面教師として、私は素直に「いずれは近くに住んでほしいなぁ~」と伝えています。歳をとって気持ちが弱くなってから言うのではなく、来るかもしれないその日に備えられるように。

これから社会人として苦労も多いと思いますが、感謝の気持ちを忘れないで明るく、楽しく人生を歩んでください。そして少し疲れたら、いつでも家に立ち寄ってほしい。もう親としてできることは少ないけど、お母さんの手料理と他愛無い団欒で少しは癒されると思います。

就職おめでとう!
そして健康第一で頑張ってください。

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by scott1091 | 2018-04-01 21:32 | 家族 | Comments(10)

Commented by 634p at 2018-04-05 19:24
TOMOさん  こんばんは お久しぶりです。
お子様の就職、巣立ちおめでとうございます。ほっと一安心とともに一抹の淋しさもでは。
でもこれからですね。お互い楽しみましょ~。
Commented by turishi6825 at 2018-04-06 00:25
親としての思いが溢れている素晴らしい内容でした。最近は超高齢者が当たり前の世の中ですから、介護についても早くから考えておかないといけませんね。
TOMOさんのお子様が巣立たれるというのに、私は今から子育てです。分からない事があれば先輩にご相談させて下さい。
Commented by oibosi at 2018-04-06 14:34
こんな立派な記事にコメント入れるのを躊躇してしまいますが・・
本当におめでとうございます!
見習おうにもとても真似など出来ないのですが
いつもお手本にさせて頂こうと前向きではあります。
子育てに於いては何事においても常に新米ですが
子供たちの成長と共に自分達も成長出来ればと日々努力が続いてます。
社会と言う鬼が島で立派に活躍してもらえたら嬉しいですね!
Commented by ayu-yamame-amago at 2018-04-06 21:20
ご無沙汰をしております。
先ずは、お子さま方の巣立ち、おめでとうございます。そして、長年の子育て大変お疲れさまでした。
私も先々親の介護が待っておりますので、気持ちが引き締まる思いです。
今となっては、狩野川でTOMOさんにお会いしたのを大変懐かしく感じております。
本年もお互い安全第一で釣りを楽しみましょう。
Commented by scott1091 at 2018-04-07 19:36
マルパパさん、ご無沙汰しております。

クオリティの高い鳥の写真、いつも拝見しております。得意な「止りもの」だけでなく、最近は「飛びもの」もきれいに撮れていますね!日々の生活が充実しているようで、そんな生活に憧れています。

若いときに希望や夢を追求するのを、親は応援することはあっても止めることはできませんよね~。しかしいつか親の介護が必要になるかも…。このことを頭の片隅に置いてスキルアップを計れば、通勤圏内の職場への異動や、転職によるUターンも可能になるのではと思っています。

マルパパさんを目標に、私も頑張りたいと思います。
Commented by scott1091 at 2018-04-07 19:37
turishi6825さん、こんばんは!

老々介護が当たり前の時代になると、準備しておかないと体力も資力も持ちませ~ん。そして子供の負担を軽減するには、親子トータルでいかに出費を抑えるかがポイント。その意味で一番高い買い物となる住居を引き継げればメリットは大きいですよね!

子育てについては、まさに「しくじり先生 俺みたいになるな!」です。あのときに戻れたら「やり直したい」と思うシーンがいくつも浮かんできますが、今そう思う自分はまさに「子育ては親育て」を体験したからなのかもしれません。

私は「ろくでなし」なので、我が家は妻あっての子供たちです。
Commented by scott1091 at 2018-04-07 19:39
タッキー、ありがとうございます。

先にも書きましたが、私の子育ては「しくじり先生」そのもの。見習うことは何もありませんよ~。二人の子供は経験を除けば、人としてすでに私を超えていると思います。唯一よかったのは、「ろくでなし」の私を反面教師として育ったことかもしれません。

「子は親の鏡」と言いますので、自分を棚に上げて高望みなんてできません。その点でタッキーのご家庭は理想的なので、お子様の成長も楽しみでしょう。大学となると家から通えない可能性もありますので、金銭的にはこれからが正念場ですぞ!

いつもブログ更新、楽しみにしております。
Commented by scott1091 at 2018-04-07 20:05
かっちゃん、ありがとうございます。

初めてお会いしたのは2009年7月の松ヶ瀬。早いもので、もう9年前になるのですね。あの日のことは、今でも鮮明に覚えています。伊豆のカッ〇さんにもお会いしましたよね!

なかなかお会いする機会がありませんが、元気そうで何よりです。子育ては先が見えますが、介護はいつまで続くのかわからないのが大きな違い。そのため最初から無理のない体制で臨むのが一番です。

お互い安全第一で、末永く釣りを楽しみましょう!
Commented by jinzoo-kenchi at 2018-04-10 12:14
ご無沙汰しております、この度はご卒業おめでとうございます。
私の家族はこの春ようやく大学生として2人とも進路が決まったのは良いのですが、ひとりは関東でも自宅から通えない範囲、ひとりは何がどうなったのか京都へ進学し、仕送りが致命的水準に達する覚悟をしている今日この頃です…

妻との2人暮らしも一足早く始まってしまいましたが、新婚生活以来、もう20年以上前なんだと愕然としております。(笑)
Commented by scott1091 at 2018-04-10 20:54
ケンチさん、ご無沙汰しております。

ご子息の大学進学、おめでとうございます。二人分の学費と仕送りとなると、本当に大変です。私も二人が重なっていた4年間は「武士は食わねど高楊枝」。貯金を取り崩していく日々でした。そのため今から老後に備えるのは、かなり厳しい状況であります。

転勤族は子供が家を出れば実家以外の場所に止まる必要はなくなるので、今後は奥様も一緒に動けるようになりますね。ぜひ20年ぶりの新婚生活を満喫してください!昨年のJinzoo釣行の様子、風の便りで伺っております。今年も安全第一で楽しんでください。