やっと恵みの雨!でもなぜ日曜日に降るの?

超渇水状態の狩野川に恵みの雨です。

本格的に降り始めたのは9時過ぎから。降ったり止んだりはありましたが、17時現在で1㍍近い増水。平水と比較して70㌢高くらいのレベルでしょうか。18時現在かなり強く降っており、なお増水中です。
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↑支流から濁りが入り始めます

7月中旬からまったく雨が降っておりませんので、降り始めから強い濁りが入り、川は完全なアマゾン川状態。ゴミやアオモの流下もすごいです。

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え!

「川を見ただけでよくそこまでわかる」ですって?


当然釣りに行って川に入ったからわかるんですよ!

雨の日の釣りは、雨の日にしか練習できませんからね。(笑)
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↑本流にも濁りが入り雨は本降りに。撤収です

土曜日は所用で川に入れなかったので、短時間でも釣りができればと思って行ってきました。期待以上の雨脚で、2時間弱しかできませんでしたが釣果は6尾。小さい鮎を1尾放流して、5尾持ち帰りました。
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たった6尾のために洗い物を沢山つくってしまいましたが、やっぱり盛期の鮎の当りは最高!

とても良い感じの雨なので、雨が止んで水が澄めば爆釣ですよ、きっと!

# by scott1091 | 2008-08-24 17:20 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)

「鮎釣り」と「夏祭り」の日々

今年もこの季節がやってきました。
当地は、15~17日の三日間はシャギリのリズムに合わせて、あわただしく過ぎていきます。
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この「夏祭り」が終わるといよいよ秋。
福井では稲穂がたれ、鮎はしだいに雌雄がはっきりしてきます。

ホームグランドの狩野川も連日30℃を超える真夏日が続きますが、空は積乱雲から積層雲が目立つようになり、アキアカネとヒグラシの声。鮎の最盛期を迎えた喜びと、シーズンが折り返してしまった一抹の寂しさ。今シーズンも悔いが残らないよう、時間が許す限り川に立ちたいと思います。
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さて、まずは狩野川の状態から。流域にまったく雨が降らないので、今まで経験がないような超渇水状態。中~下流域では11時以降は水温が上昇するので、オトリ管理には十分注意しなければなりません。

具体的な方法としては、曳船は浮かせておくと上面が熱くなるので、片足で踏みつけて釣ります。石を乗せて沈める人もいますが、数を釣るには手返しが悪いし、そもそも曳船に上手く石が乗りません!そして午前中釣った鮎は選別してオトリ缶に移します。
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この四日間の釣果は、初日から49尾、29尾、38尾、30尾の合計146尾。この中から一番反省点が多かった二日目について記載します。読まれている方もぜひ参考にしてください。

場所は遠藤橋より少しカミにある旧土屋おとり店前。瀬が二つありますが、カミ側は人気がないので、そちらに入ります。スタートしたのが10時近かったので、14時まで通しで釣って27尾。ここで休憩を入れて人が減るのを待って、15時半からシモ側の瀬に入ります。
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ここでポツポツと3尾追加するも、サイズ的にまだ夕方の地合いには早い感じ。今思えば、この気の持ちようが問題。地合いであろうがなかろうが、いつも攻める釣りをしなければいけない。

地合い待ちで漠然と釣っていたこともあって掛からない。しかしあまりにも掛からないのでオトリを確認すると今季初めてのハリス切れ。そう、もうすでに夕方の地合いはスタートしていたのです。これで焦ったのが二つ目の失敗。
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ハリスを交換して狙っている石にオトリを誘導すると、間髪を入れずに目印に「ジグザク系」の当たり。それを上手くかわしたのに、やり取りで浮石にラインが挟まってまさかの高切れ。仕掛けをすぐに張り直します。

現在一番合っているハリは今の高切れで終わり。違うハリを使う不安が、さらなる焦りへとつながります。これが三つ目の失敗。そして不安は的中して、次の鮎は背掛かりなのに水を切った瞬間まさかの身切れ。ここで重めのハリに交換します。

そして次はすさまじい「ジグザク系」の当たりで一瞬にして目印ヒラヒラ。ここで気持ちが完全に切れました。しかし、やっぱりこれでは終われない。タイムアウトである18時まであと5分。ここでもう一度仕掛けを張り直します。
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そして最後のポイント。鮎が入ると同時にまたまた激しい「ジグザク系」の当たり。これを何とか処理して、この日の精神修行は終了です。

この日は風が強くて、いつもの竿が使えなかったなんて言い訳はしません。誰もいない川に向かって、

「へたくそー」「へたくそーー」「へたくそーーー」

と三回絶叫して自分に喝を入れてから帰りました。夕方の地合いで10尾を目標にしていたので、惨敗としかいいようがありません。

この四日間を振り返ると、一番痛快だったのは三日目の38尾。9~14時までの釣果なので、かなり良い感じで掛かりました。とても釣りずらい場所で竿抜けを見つけたので、サイズも揃ってました。浅いポイントだったので掛かる瞬間から目印が吹っ飛ぶまで全部見えて、視覚的にもとてもエキサイト。

そして体が快適だったのは四日目の30尾。上流域は人が多くてなかなか入れないけど、この日は連休最終日なのでガラガラ。水温も19~21℃と低くとても快適。谷間を吹く風も涼しくこれぞ避暑。久々に水深のある滝壷の釣りや、完全な石狙いの釣りなど渓流での鮎釣りを堪能しました。
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え!一番釣った初日ですか?

この日は前回負けてしまった友人が同行。午前中に30対6で完膚なきまで釣ってから午後は調整。場所はポイント案内も兼ねてめったに入らない「狩野川銀座」。釣れる場所でも、人の多いところは苦手ですね~。この日は風がとても強かったので、竿が折れるのが心配で思い切った釣りができませんでした。
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↑水温が高いので鮎の色が悪いこと。四日目の写真の鮎は上流域で水温が低いので初日ほど回転が良くなくても真っ黒です!

今年の狩野川は鮎は多いですが、現在は超渇水でかなり厳しい状況です。日々30尾以上を目標に釣っておりますが、内心は20尾を割るのではないかと思っておりました。釣行予定のある人は参考にしてください!最初にオトリが獲れないと、ツ抜けもできないのが現状です。
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<おまけ>
今回のブログにやたらと多い「ジグザク系」の当たり。鮎釣りをする人はすぐにわかると思うけど、この当たりが出るのはどのようなポイントかご存知ですか?そういった場所をタイトに攻めると、釣果が伸びると思います♪

# by scott1091 | 2008-08-17 21:05 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

今季3回目の九頭竜!とても勉強になりました

超渇水が続く今年の九頭竜。

地元の方々はそう言うけど、日頃ふつ~の川で釣りをしている私には十分な水量。今年は鳴鹿大堰よりカミでも「立ち込み勝負」ができるような瀬はないけど、私は違う意味でとても興味があります。

水量があると、どうしても人が立ち込めない流芯のサラ場に目が向いてしまう。しかし今年のような流芯にサラ場がないような年こそ、違うものが見えてくるという期待があります。
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今季3回目の釣行はお盆休み明けを予定しておりましたが、平水に戻ってしまう可能性もあるのでどうしても行きた~い。大企業やメーカーの方々はこの週末から大型連休に入るので、人の動向が気になります。

私の過去の釣行記録や渋滞予測情報、福井の宿の予約状況などを綿密に調査。そして出た結論は、いつもより早く出て、いつもより遅く戻れば渋滞には巻き込まれない。またこの週は、遠征組は少ないという結論に達しました。結果、全て予想どおりでしたが、いつも寄る「養老SA」は3時台でも車を止めるところがないし、食事のメニューも売り切ればかりでした。(笑)
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土曜日の午前は放水口を、午後は北島橋カミをEgaoさんと釣ります。午前中はいつものパターンで型の良い鮎を快調に掛けて24尾。ここでちょっとしたことに気がつきます。午後もここで釣れば同じくらい掛かると思いますが、そのことを確認するため厳しい場所に敢えて移動します。
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午後になると人がいなくなる北島橋カミも、この日はかなりの人。2時間くらい昼食と休憩を入れて、午後の部をスタートします。午前中気がついたことを確認するため、狙う「ポイント」や「釣り方」を変えて釣ります。前半は掛かりどころが悪く苦戦しますが、ある方向性が見えてきたところで終了。午後の釣果は16尾なので、この日は計40尾。いつもの失速です。(笑)
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翌日の日曜日は放水口で大会があるので、Egaoさんと「坂東島」に入ります。この日はフナヤ・オリジナルのテストも実施(インプレッションは後日記載)。Egaoさんと瀬肩からスタートします。
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↑今年は釣れているので、坂東島は平日も人で一杯。でも30cm水位が上がったらこの半分の人も入れない。もちろん私も入れない一人ですけど・・・(笑)

私は得意の秒殺ですが、竿の曲がりを確認しているとまさかのバレ。今日はな~んか掛かりが悪そうな予感。ハリ合わせをしながらポツポツ掛けて、一番流れのきつい場所へ。対岸には良くお見かけする「岐阜の漁師」さん。

外見は「高い麦わら帽子」に「柄の短いタモ」を被り、胴調子の竿と長手尻。平水ではこんなに接近できないので、この日は真近で釣りを拝見させて頂きます。

その後ヒューム管近くまで下がりますが、ペースはとってもスロー。日頃の運動不足を解消するため、そこから瀬肩を目指して釣り上がります。その途中で先ほどの「岐阜の漁師」さんが声を掛けてくださいましたので、しばし釣りを見学。私と話している間に3尾釣られたので、すぐ横に立って、竿の曲がりと硬さ、手尻の長さ、捌き方、仕掛け等々を勉強させて頂きました。
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↑中央に写っているのが「岐阜の漁師」さん。長手尻でもソフトに抜けるオリジナルの胴調子竿(8㍍30㌢)を駆使して一人釣りまくりです

いつも沢山釣られるのでてっきり職漁師さんと思っておりましたが、私と同じ週末アングラーとのこと。他にも鮎の地合いがくる時間帯や、ポイントなど色々教えて頂きました。その後お昼まで釣りますが、私は瀬でまったく掛からない。ヘチの人が良いペースで掛けているので、オトリを確保するため釣っている場所から180度回転して、岸に向かって前進~!(笑)
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↑地元のお知り合いの名手。釣り姿勢がきれいなので遠めでもすぐにわかりますね!この鮎大きかったです

得意の立て竿の泳がせで、短い時間に5尾追加して午前は14尾。しかしヘチで釣った鮎の方が大きいし、色も真黄色。一緒にお昼を食べた地元のお知り合いと、ヘチが掛かるのはわかっていても、流芯に挿してしまう九頭竜鮎師の「悲しい性」の話で盛り上がります。この日はEgaoさんのご家族も合流して楽しい時間。

いつもは最終日は早めに切り上げますが、この日は早い時間ほど渋滞に巻き込まれるので、の~んびり。午前中にじっくり観察した「岐阜の漁師」さんのオトリ操作や掛かるパターンをイメージしながら、午前の釣りに修正を加えていきます。そして午後は良いペースに突入。掛かった瞬間に「一気に流芯に乗る鮎」や「対岸に走る鮎」と、力と技の勝負が続きます。午後の釣果は24尾。この日は38尾で終了となりました。
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↑この体高は大間のクロマグロ級?初日に釣ったので、おとり缶で一日蓄養して家で計測。24.8㌢でした

いや~、この二日間は本当に勉強になりました!
今回の釣り方を一緒に検証してくれたEgaoさん、ありがとうございました。
得るものが多く、思い切って行ってよかったです♪

<補足>
地元の方から「大野島」と「坂東島」の認識が逆とのご指摘がありました。「笠川おとり店」よりもカミを「坂東島」。川が分かれる場所から「がまぶち」までを「大野島」と言うようです

# by scott1091 | 2008-08-10 22:08 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(0)