今年のチューニングは「GUTS 130A オルタネーター」と「eifel ピロボールリンク」

2016年鮎シーズンは、結果的に9回の遠征を敢行。1回の走行距離が1,000㌔を超えるので、遠征だけでも10,000㌔くらい走行したことになります。この間に愛車の走行距離も100,000㌔を超えました。

遠征で一番怖いのは車が走行できなくなることでしょう。そして週末に修理できないとなれば、デポして電車や飛行機で帰ることになります。こうなるとピックアップに行かなければなりません。かつては飛び石によるフロントガラスのヒビが、遠征中に徐々に伸びてくる恐怖を味わったこともあります。

日頃、信頼できるディーラーで整備をしているので、エンジン系や足回り系は心配していません。やはり走行距離が嵩んで一番心配なのはオルタネーター(発電機)でしょうか?オルタネーターの原理はモーターと同じなので、製品によって当たり外れがあります。

車はバッテリーがあれば走れると思っている人が多いですが、走行中に電装系に電気を供給しているのはオルタネーターで、発電容量に余裕があるときにバッテリーに充電しているのが実態です。電装系で連想するのはライトやエアコン、ナビだと思いますが、走行するのに一番重要なのはエンジンの点火プラグをスパークさせることです。

乗用車に積まれているバッテリーの電圧は12Vですが、これがだいたい8Vまで低下するとエンジンが停止し、再始動ができなくなります。もしこれが高速道路走行中に起きたら、どうなるでしょうか?ステアリングやブレーキもパワーアシストを失うので、曲がれない、止れないというパニック状態に陥ることは必至。

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もちろんパワーアシストがなくてもステアリングは切れますし、ブレーキも効きます。しかし最近の車はタイヤが太いので、その重さは半端ではありません。このように今の車は、電力を失うと重大事故に直結します。これでもうバッテリーだけで走行できると考える人はいないと思いますが参考まで書くと…。

エンジンは高回転域では想像以上にバッテリー負荷が大きくなります。ライトはもちろんエアコンやナビを使わない前提でも、新品のバッテリーでも100㌔は走行できません。よしんば100㌔走行できると仮定しても、450㌔帰るとなると充電することはできないので、新品のバッテリーが少なくとも5個必要になります。

しかもSAやPAに入って作業する必要があるため、早め早めの交換となると最低6個は必要でしょう。カーショップやホームセンターで購入するとバッテリーは10,000円くらいするので、これだけで諭吉6枚。ディーラーは修理頻度が少ない部品はパーツセンターから取り寄せとなるため、休日に新しいオルタネーターを手配することはできません。

そのため契約している下請業者に中古のリビルド品をあたったり、中古車を販売しているディーラーなら外して取り付けてもらうことになります。したがって新品に交換するなら、故障前に交換する必要があります。この夏をどう乗り切ろうかと思っていたところ、「T.Nガッツ」がハイアンペアー・オルタネーターを7月だけ2個特売する情報をキャッチ。

通常は61,560円(税込)のところ53,784円(税込)。純正より安いので、これを購入して遠征期間中はスペアーとして車に積んでいました。「T.Nガッツ」の説明によれば以下のような効用が期待でき、ユーザーの評価も高い商品となっています。



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「GUTS 130Aオルタネーター」希望小売価格61,560円(税込)

①純正より2割以上アップした大容量オルタネーターで、安定した電力を供給します。エンジンの回転に応じて必要になる電流を余裕で供給するため、「グッ」とトルクの乗った加速が楽しめます。ハイパワーアンプの車にも最適!

②ハイアンペアオルタネーターの特徴はアイドリング時や信号待ち、渋滞時でも電圧が高いためバッテリーへ充電しますので、バッテリーの負担が軽くなり寿命をのばします。始動直後のノーマル時14.1Vが、交換後最高14.6V~14.7Vになり大電流を発電します。

③バッテリーに充電が始まると電圧(ボルト)が下がりますが、電流(アンペア)が増えます。電源が安定しますのでライトも明るくオーディオの音質もよりよくなります。プラグに火花を飛ばす電力も余裕ができ、安定供給できますので良い火花が発生し加速の違いも体感できます。

④発電量が多いためバッテリーに過充電になるのではと思いますが、オルタネーターに充電量を調整するICレギュレターが付いていますので問題ありません。それより充電不足が減少し常に安定した充電量を確保できるため、バッテリーへの負担が軽くなり、寿命を延ばすことができます。



そして今回6カ月点検にあわせてディーラーで交換してもらいました。外したオルタネーターはしばらく様子を見て、問題なければリビルドに回してもらう予定です。これとあわせて交換してもらったのが「PROVA」の「ピロボール・スタビリンク」。

高額なのでずっ~と見送ってきましたが、そろそろ終売になりそうなので「清水の舞台から飛び降りる」つもりで購入しました。ダイレクトショップで購入すると8%引となるので、1台分で32,500円×2=65,000円(税込)となります。


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「eifel ピロボール・スタビリンク(D)」希望小売価格35,100円(税込)
「eifel ピロボール・スタビリンク(C)」希望小売価格35,100円(税込)


BP5の場合はフロントがDタイプ、リアがCタイプとなります。PROVAの商品説明によれば、以下のような効用が期待されます。

ピロボールを使用することで、ノーマル・スタビライザーの効きを100%発揮。わずかな車体の動きにあわせて正確にスタビライザーを作動させることができるため、コントロールしやすく、リニア感のある自然で気持ちのよいハンドリングを実現。

荷重のかかるピロボールには最高級の高荷重専用で、自己潤滑(無給油)タイプを採用し、類似製品とは比べはるかに高い耐久性、長寿命を誇り、ガタや劣化が発生する心配がありません。

両端を調整式とすることで、走行による捩じれがあるスタビライザーに対してもボール取付角度の調整が可能です。


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また取扱説明書によれば、
①アイフェル ピロボール・スタビリンクは高剛性ジュラルミン製ボディと高荷重・無給油式ピロボールジョイントから構成されています。

②サスペンションアームとスタビライザーを連結する純正スタビリンクをこのピロボール・スタビリンクに交換することで、サスペンションの動きに対してリニアなスタビライザーの動作を実現します。

③ステアリングをわずかに切った時でもピロボール・スタビリンクは純正スタビライザーの効果を応答良く引き出し、高速走行時やコーナリング時の安定感を高めます。

④ドライバーがコントロールし易いリニアなコーナーリングを実感することができます。

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6カ月点検の標準メニュー以外では、オルタネーター交換と一緒にベルトも交換。他にはフロント右側の「ドライブシャフト・ブーツ」が切れていたので交換となりました。こうなる前に交換するようにお願いしているのですが、今回も切れていた右だけを交換。左も時間の問題なので、一緒に交換してもらってもまったく問題ないのですけどね!

ディーラーで不具合が出ていないのに早めに交換されたという話は巷でよく聞きますが、こちらのディーラーは不具合が出るまで交換しないというスタンス。そのため時間があるときはリフトアップしたときに下回りを見せてもらっています。

前回「ドライブシャフト・ブーツ」はアンダーカバーを外していなかったので見えませんでしたが、尋ねるとまだ大丈夫とのことでした。こんな感じなので次回の1年点検のときは、左の「ドライブシャフト・ブーツ」も交換になるかもしれませんね!色々な客層がいるので、ディーラーも対応が大変です。

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by scott1091 | 2016-09-27 21:05 | | Comments(0)

「龍神竿90 急瀬Tough Power MOSA」

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今シーズン開発テストをしていた竿がこれ↑。

フナヤオリジナルにおけるハイエンドの急瀬クラスは、現行品では2010年に「龍星☆竿90 急瀬HIGH POWER」、2015年に「龍切竿90 急瀬Light Special」がリリースされました。いずれの竿も神通川というフィールドを想定し、天然鮎の数釣りをターゲットに開発しています。

開発の順番が「龍切竿」の方が後になっているのは、「龍星☆竿」より軽快に操れる軽い竿を!そんなニーズの高まりと、2006年にリリースされた「急龍竿90 急瀬Special」をリニューアルするタイミングであったことによります。

しかしご存じのとおり2015年は神通川の天然遡上が激減。それにより本流だけでも17㌧放流されている人工産鮎が7月には巨大化し、この年にリリースされた「龍切竿」はもとより、「龍星☆竿」でも荒瀬では手におえない状況となりました。

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こんな年は近年では過去に一度しかなく、2016年は通常の神通川に戻るというのが総勢の意見。そして2016年3月時点での富山県水産研究所の田子内水面課長の遡上予想も、過去14年間の平均値をやや下回る(平年よりやや少ない)というもの。しかし2016年も蓋を開けてみれば2015年の再来。いや2015年よりも前半は平均サイズがでかい!

そんな状況なので、私は初釣行から超硬「Super Light Ⅲ」を使用。鮎が多いときは手返しが早くて使い勝手は最高でした。しかし釣果情報が徐々に拡散されて釣り人が増えると、足で稼ぐような釣りはできません。粘って掛けるとなると、やはり超硬では竿の操作がかなり辛い。これが九頭竜川との大きな違いです。

何が一番違うかと言うと、神通川は九頭竜川に比べて圧倒的に浮石が多い。これは毎年流れが変わる神通川と、流れがほとんど変わらず年々川底が平坦になっている九頭竜川を見れば明らかでしょう。

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このように浮石により神通川は底流れが緩い反面複雑なので、丹念に石回りや石組を釣ろうとすると、頻繁に水中糸のテンションや角度を替える必要があります。この竿操作でオトリへのインパクトをコントロールしようとすると、超硬のように重くて硬い竿では誤魔化しが効きません。

そのため鮎が少ない場所では、どうしても「龍星☆竿」を使いたくなります。しかしそんな場所に限って、やっと掛けた鮎がやたらとデカイ。最初は竿の曲がりを確認しながら抜きますが、ある程度抜けるとなれば…。そして「今までと何が違ったんだろう」と思うようなケースで折損。地合いなのに竿を交換するため、車まで戻るのがとてもまどろこしい。

折れない「龍星☆竿」が欲しい!

これがこの竿の開発コンセプト。自重は重くなるのは当然のこと。しかし感度は譲れないので、カーボン素材の弾性を下げるわけにはいきません。コストが嵩みますが高弾性カーボンを肉厚に巻いて、ジョイントの凸側はカーボンテープを巻き上げて補強、凹側はクロスカーボンを巻いて補強します。こうなるとテーパーも見直さなければならないので、節の切り長さも「龍星☆竿」とは変わってきます。


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最初のテストは九頭竜川。これで強度については手ごたえを感じましたが、問題になったのは感度。水中糸の水切音はかなり入ってきますが、無機質(石や障害物)と有機質(鮎や流下ゴミ)の音の聞き分けが難しい。これは鮎が大きいと音量が大きく入ってくるという問題もあるので、鮎が小さい川でもテストする必要があります。

そこで翌日は庄川へ。鮎の大きさで引くときの竿の曲がりが変わるので、それを意識しながら流れに対する竿の角度を変えて感度を確認。やはり九頭竜で感じたインプレが変わることはなく、何らかの改善策を講じなければなりません。しかしこの「プロト1」のバランスは悪くないので、全面改良するには惜しい。

他の人のインプレは感度はまずまずとのことですが、自分が使うのが前提なので音の違いにはこだわりたいところ。そこで先径1.3㍉の穂先を1.5㍉にし、クロスカーボンで1㍍の補強が入った元竿の仕様を見直すよう提言します。翌週は改良パーツは間に合いませんでしたが、庄川と神通川でテストを続けて私なりに結論を出しました。

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やはり穂先と元竿の改良が必要なので、取り急ぎ同じ長さの1.5㍉の穂先を調達。この仕様で九頭竜川、庄川、神通川でテストを行いました。最終的な強度テスト(=竿を折る)で穂先が折れましたが、その結果を受けて穂先の改良、そして感度を考慮した元竿の改良を依頼しました。

そして私の北陸最終釣行となるシルバーウイーク(前半3連休)に間に合うように、「プロト2」が完成。九頭竜はこの週からサギリの杭打ちで水位が下がるので、庄川と神通川でテストすることに。ちょうど木曜に道楽Yさんが庄川「大鮎の瀬」で「龍星☆竿」を折っているので、初日は同じ場所でテストを敢行します。

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プロト2の自重は尻栓込みで実測244㌘。「プロト1」が実測252㌘なので8㌘軽くなっています。この違いは元竿の補強巻きの見直しによるもので、「プロト2」の元竿が64㌘、「プロト1」の元竿が72㌘なので、ちょうど8㌘の違いで合致しています。

テストの滑り出しは順調で27㌢も抜けたので、「プロト1」の感覚で竿を絞って掛かり鮎の一と伸しを抑えると、元上のジョイント(凸側)上が折損。「プロト1」と仕様がまったく同じであれば、このレベルで折れる竿ではないはず。「プロト2」の作製を急いでもらったので、製造上の問題があったのかもしれません。

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しかし工業製品とはいえ製品によって多少のばらつきはあるので、強度についてはある程度のバッファーが必要です。折れた状況から補強が必要となれば、自重が重くなっても改良する必要があります。

午後からは「プロト1」の穂先と元竿を、「プロト2」のものに入れ替えてテストを続行。「プロト1」は感度の問題はありますが、強度テストは九頭竜川、神通川で行っているので安心感があります。そして一番の問題になっている感度ですが、元竿の仕様を見直すことである程度は改善されました。

台風16号の雨により北陸河川は10月を待たずに強制終了。狩野川では引き続き感度テストは可能ですが、この竿に一番重要な強度テストができません。感度にこだわって強度が落ちるのは本末転倒でしょう。したがって今回は感度については妥協して「プロト1改」の仕様をベースに、メーカー側で元上の補強の可否を判断して製品化することになります。

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皆様が一番気になるコスメについては、元竿はクリアー全塗装で元上より上はNP(ノンペイント)工法。デザインは龍切竿のオレンジ部分が、龍星☆竿のビクトリーブルーに。地味なデザインを要望する声が多いので、金や銀の塗装は使わない予定です。

自重は参考程度ではありますが、「プロト1改」は尻栓込みで244㌘なので、最終製品は元上の補強を加えても、260㌘程度で仕上がるのではと思います。この竿は持ち重りが少ないので、10㌘程度の差はほとんど感じないと思います。ご興味のある方はフナヤでプロトをご覧くださいませ!

以下は150㌘と200㌘を吊ったときの、「プロト1改」と「龍星☆竿」のベンディングカーブの比較です。パワー的にはほぼ同じですが、「プロト1改」の方が胴に入るのが早い調子となっています。これが感度にも影響しているものと思われます。

↓150㌘比較

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↓200㌘比較
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プロトテスト①
プロトテスト②
プロトテスト③
プロトテスト④


by scott1091 | 2016-09-22 12:03 | フナヤオリジナル | Comments(2)

久々にホームグラウンドに帰ってきました!

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by scott1091 | 2016-09-19 21:50 | 鮎釣り/狩野川他

今季9回目の遠征、これがラストでんがなぁ!

季節が巡るのは早いもので、解禁からあっという間にシルバーウィークが到来。シーズン前半は渇水で暑い日が続きましたが、9月に入るとまさに台風ラッシュ。また早くから停滞している秋雨前線の影響もあり、天気がまったく読めないシーズン後半となっています。

北陸は台風16号のコースしだいでは禁漁となる10月を待たずに、シーズンが完全に終わりそうです。こうなると木曜に届いたプロト2をテストするフィールドがなくなってしまうので、この週末に行くしかありません。emoticon-0141-whew.gif

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Jinzooも問題なく入れそうですが、すでにサイズが落ちているようなので、初日は「あっちの川」の「大鮎の瀬」に決定。いつものように道楽Yさんと6時半に待ち合わせ。同行予定のT島さんは、仕事の関係で遅出出勤。この日のメンバーはこの3人に加えて、道楽Kさん、道楽Iさんの計5人となります。

この場所は27~29㌢が掛かるので、プロト2に九頭竜仕様の仕掛けを張ります。すでにピークは過ぎているので数は期待できませんが、このサイズを10本くらい掛ければ強度テストについてはある程度目安をつけることができます。emoticon-0105-wink.gif

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今シーズンはフナヤオリジナルに限らず1番(穂先)~2番(穂持ち)の折損が多いのは、手前に寄せた大鮎を抜こうとすると、この部分だけで持ち上げることになるからです。先調子になればなるほどその傾向が強くなります。逆に掛かり鮎が近くに寄ると、竿がぶれて抜いた鮎の弾道が定まらないような胴調子の竿は折れにくいです。

フライロッドで大きい魚をランディングするときは、竿を持った手を後方一杯に伸ばして、竿先だけが曲がる状況を回避するのが基本となります。しかし鮎竿はこの動作をしても長いので意味がありません。したがって鮎が大きいときは一定範囲より近くまで寄ったら、寄せたり掬ったりした方が賢明です。emoticon-0133-wait.gif

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しかし今回のプロト2はテストなので、そんなシチュエーションでもがんがん抜きます。プロト1の強度テストは道楽Yさんにお願いして、木曜に「龍星☆竿Ⅱ」を折ったのと同じ条件で使ってもらいました。私はプロト2で釣り始めますが、なかなかオトリが替わりません。

少しシモに入った道楽Kさんの竿が曲がらないのでかなり厳しい状況です。道楽Kさんにこの周辺の状況を教えてもらい、プロト2のテストに見合った場所までフェルト減らし。まずは瀬肩で2尾オトリを確保して本命の瀬に下ります。ここからまさに「大鮎の瀬」を実感するようなサイズが竿を絞ります。

プロト2は穂先と元竿が変わっていますが、自重も軽くなっているのが気になるところ。250㌘が260㌘になっても持ち重りしない竿はそれほど違いを感じないので、この竿については自重より強度を優先すべきは明白。そんな思いでプロト1の感覚で掛かり鮎を瀬で止めると、まさかの「パァン!」と乾いた音。元上のジョイント上から折れました。瀬を流れる竿を回収し、掛かり鮎も仕掛けも全て回収。emoticon-0107-sweating.gif

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折れた場所を確認すると、補強巻のテープが入っているところで折れています。速報のために、折損部分を角度を変えて撮影。竿を取りに帰るには時間が中途半端なので、筍継ぎをして釣りを続行。元上が短くなると6番より上の負担が大きくなるので、より厳しい強度テストとなります。

この場所に残っている大鮎は多くはないので、午前中はツ抜けできませんでした。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様ですが、いつものように楽しい昼食。私の車では河原まで降りられないので、今回も鮎道楽号に送迎して頂きました。いつも車をきれいにしているので、鮎タイツで乗るのは恐縮です。来年は昼食用の小さいクーラーと、軽カーで使っていた発車オーライを持っていきます。

午後はプロト1の穂先と元竿を、プロト2に入れ替えてテストを続行。「大鮎の瀬」は道楽Iさんの御漁場なので、底石や水位の違いによる流れの変化などについて解説してもらいました。空が暗く夕方のようですが、時計を見ればまだ15時前。掛けた大鮎はリフティングしてタモ受けします。

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午後も超~スローなペースが続き、見渡せる範囲には我々のグループしかいなくなりました。やはりどこも釣れていないようです。元上の強度確認をするために、今度はカミへフェルト減らしの旅へ。午前中は二人いたという瀬も無人君。ここで念のため、午前中に元上が折れたときと同じような条件で強度を確認。

やはりプロト1はJinzooでもさんざテストしているので、このレベルで折れることはありません。この遠征に間に合うように作ったのでプロト2の元上の出来が悪かったのか、それとも素材を変えているのか?これは連休明けにサンテックから回答があるでしょう。

明日の天気予報は終日雨なので、この日しか釣りができない可能性が高い。天気が悪く目印が見えにくいですが17時過ぎまで頑張りました。この日の釣果は25尾と数は少ないものの、さすがは「大鮎の瀬」というようなサイズでした。このようなテストに最適なフィールドを提供して頂き、鮎道楽メンバーには感謝の念に堪えません。皆様、ありがとうございました!emoticon-0139-bow.gif

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翌日はJinzooを予定しているので、6時半に現地で待ち合わせ。鮎道楽メンバーも今季最後のJinzooになるとのこと。宿は富山駅前なので、先週に続いてT島さんと高速で移動します。今回は店を予約していないので、チェックインして一軍店を当たりましたがどこも一杯。二軍店も入れないので、T島さんのホテル内にある店に決定。

いつものように反省会をして、店を出る頃には土砂降りの雨になりました。これでは明日は厳しいかもと思いながら風呂に入って夢の中へ。そして4時21分にLINEの着信音で起床。道楽Yさんからの連絡で、Jinzooはもとより「あっちの川」も放水量が多くてダメとのこと。これでシルバーウィークの残り二日間の釣りはなくなりました。emoticon-0106-crying.gif

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↑これが鮎道楽生簀でんがなぁ

せっかくなので日頃できない観光でもしようと思い、宿で時間調整。6時半集合なのに、いつまで経ってもT島さんが既読にならないと思っていたら6時38分に電話が…。「いま集合場所にいますが、今どちらですか?」とのこと。LINEを見てもらって納得。メンバーの車は当然ありませんが、愛媛ナンバーの車が待機中とのこと。上には上がいるもんですなぁ。

たかしまさんはチェックアウトしているので宿では時間調整できないので、休前日はオールナイト営業の「フィッシャーズ富山店」で合流。ふなさきの大将のところでお馴染みの鮎担当の樋口さんが、各河川の状況を確認してホワイトボードを書き換えていました。宮川だけはまだダムを放水していないとのことですが時間の問題でしょう。

ここでしばし時間をつぶし、次は「フィッシング吉井」へ。すでに鮎用品は隅に追いやられ、エギが所狭しと並んでいました。しかし言えば在庫があるか倉庫を探してくれるので、カタログ落ちしたような商品を探すときは重宝します。私も釣具店にいるのが好きな方なので、この2店でかなり時間がつぶせました。

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そしてT島さんお勧めの「川上鱒寿し店」で「鱒の寿し2段」(2,700円)を購入。HPにノルウェー産を使っていると書かれていますので、色目からしておそらく養殖のアトランティックサーモンを使っているのでしょう。したがって厳密には「鮭寿し」ですね!emoticon-0105-wink.gif

富山の「鱒寿し」はかつて沢山獲れた天然のサクラマスを起源としていますが、今はそんなに獲れないので原料も変わってきました。店によって国産の養殖サクラマス、輸入の養殖トラウト、養殖のアトランと様々です。「庄右衛門 元祖関野屋」は現在も国産天然サクラマスを使用していますが、これも漁獲量が多い北海道産となっています。

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そして最後は「新湊大橋」を使って、土産を買いに「きっときと市場」へ。観光客向けの値付けであることは承知しているものの、やはり財布の紐が緩むものです。ベニズワイガニを1杯(3,500円)と、バイ貝は大きいものを3個(700円×3)、そして甘海老を20匹(100円×20)。残りの連休二日間はとても贅沢な食卓でした。emoticon-0102-bigsmile.gif

数えてみれば今回が9回目の北陸遠征。地元の友人には本当にお世話になりました。年券は九頭竜、Jinzoo、「あっちの川」の3河川を購入しましたが、とても有意義に使うことができました。来年は値上がりするようなので「とりあえず買っておこう」という値段ではなくなりますが、きっと買うんだろうな~と思います。

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北陸はこれから長い冬に向かいますが、また来年も元気でお会いしましょう。アオリイカやホタルなどのオフシーズンネタも楽しみにしております。しかし今年は「大鮎の瀬」やら「Kトウの瀬」やら、新名所が誕生しましたなぁ~。来年はまたリセットされるでしょうが、2017年のリニューアルオープンが楽しみでもあります!

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by scott1091 | 2016-09-18 19:23 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)

どこもかしこもコーヒールンバ!

今年は中部太平洋の海水温が高いこともあり、台風の発生が日本にとても近い。台風13号(マーロン)も宮古島の北北西約90キロの海上で発生し、あっという間に北上してきました。東北・北海道に甚大な被害をもたらした台風10号(ライオンロック)。続いて発生した台風11号、12号は西日本、東日本への影響はほとんどなかったので、台風13号のルートには落胆しました。emoticon-0106-crying.gif

今年は早い時期から8日、9日の休みを申請していました。最近は天気を理由に、一度申請した休みを取下げられないややこしい世の中。実際は私くらいの年齢になれば無理もききますが、それでは若い人に示しがつかんでしょう。ということで、いつものごとく台風に向かって突き進みます。

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天気図の感じでは、もしかしたら4日間とも竿が出せるかも…。そんな淡い期待を持っていました。宿のキャンセル料が発生しないのは前日までなので、どちらから入るか…。九頭竜か、Jinzooか?これが4日間の明暗を分ける可能性が高いので、入手できる情報を参考にします。

しかし国土交通省の降水量や水位は、雨が上がってからの状況を判断するには有益ですが、現在降っている、これからさらに降るという状況ではあまり役に立ちません。またライブカメラは夜間参考にならないため、やはり雨雲レーダーと現地にいる友人の情報が一番重要です。

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遠征は時間もお金も掛かるので、竿が出せない状況を心配して友人も強気の判断はできないもの。そこら辺を勘案しながら、今回は初日に九頭竜。2日目は雨が上がれば関電しだいの「あっちの川」を予定し、それ以降可能であればJinzooというプランにしました。

天気予報では夜半から降ることになっていましたが、道中はほとんど降雨はなし。洗面タイムの杉津PAも傘いらずで、ときおり青空がのぞく感じでした。朝には台風13号は温帯低気圧に変わりましたが、問題は北陸上空に停滞する前線。台風から湿った空気の流入しだいでは、予想以上の激しい雨になる可能性があります。emoticon-0141-whew.gif

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いつものオトリ店に到着した時点ではまだ平水。しかし九頭竜湖付近ですでに400㍉の雨が降ったとの情報です。大半は渇水の九頭竜湖で貯水されるでしょうが、問題はこれから降る雨でしょう。連泊のお客さんはすでにこの日は釣りを諦めて、テレビの気象情報を見ながらのんびりムード。

今年は初めてお会いするナッシーさんも、この日に現地入りしてきた私に呆れ気味。これは無理でしょうという雰囲気を察しつつも、オトリを購入して釣り場に向かいます。増水しても比較的安全な吉並の左岸に釣り人が見えますが、私は水位が30㌢くらい上がっても戻れる中州へ。

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ここで入れ掛かりを目論みましたが、なかなか掛かりません。水位の目印を確認しながらの釣りになります。そのうちに町内放送で「大雨洪水警報が出ました」とのこと。水位が10㌢上がるまで釣って何とか3尾。この日はプロトの穂先を替えてテストしています。

水位が上がるまでもう少し時間がありますが、この場所はさすがに釣り人ゼロ。向かいのオトリ店主が気に掛けているようなので、ここで増水しても問題ない場所へ。移動した場所はすでに水色はコーヒールンバ。おまけに土砂降りの雨。ウエット上着を着ているので寒くはありませんが、先行者はすでに車で雨宿りです。

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そんな状況ですが1尾目は速攻。これで鮎の付場が判断できます。しかしここで雷が近づいてきたので竿を置きます。待機している間に水は20㌢くらい上がりました。雷が遠ざかってから川に戻ると、まだ行ける感じです。波立ちで判断しながら探っていくと、会心の当たりで背掛かり。emoticon-0105-wink.gif

釣り人から見ると、この濁りで野鮎がオトリを認識できるのかと思うでしょう。しかし水の中に入ればかなり見えるもの。目安は曳舟の底が見えるくらいなら何とかなります。風と雨が止んだ短い時間にプチ入れ掛かりがありますが、その後はついに泥濁り状態となってしまいました。

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自分の基準を確認するため、その状態になってもしばし釣りを続行。私は濁り以外にも川の匂いを判断材料にしていますが、今回もそれが裏付けられるような結果でした。普通はこんな日は釣りをしませんが、何でもやってみないと引き出しは増えません。しかし安全第一ですので、そこはお忘れなく。遠征初日は7尾で終了です。

チェックインの時間まで余裕があるので、まずはフナヤに行ってプロトの穂先と元竿の仕様、そしてコスメの打ち合わせ。その後は来季終売になってしまう鮎用品を探しに、車でフィッシャーズ福井店へ。

その後はチェックインしてから歩いてフジノ、上州屋を回りました。最近は釣具店に行く機会がないので、久々に買い物を楽しんで大人買い。この時期の北陸は、鮎用品が店頭価格からさらに割引になっているのが嬉しいところです。

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買い物をして宿に戻る頃には、また雨が降り出しました。このままあまり降らなければ九頭竜も土曜から釣りができそうですが、前線による雨なので予想が難しいところです。予定通り、私は金曜早朝に「あっちの川」に回ります。平日なのでいつもより遅めで、7時に道楽Yさんと待ち合わせ。

遠征2日目のポイントは私の車では入れないので、途中まで行って鮎道楽号に私の荷物を積み替えます。朝から入れ掛かりの予定でしたが、この時期そんなに甘いはずもなく…。ダムの放水量が前日から動いているので、鮎の動きが読めません。道楽Yさんは瀬ですぐに掛けますが、私の泳がせポイントは沈黙。オトリが替わらないことには勝負になりません。

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平日なのに釣り人が多いのはJinzooからの転戦組でしょう。オトリが替わるとすぐ2尾というペースですが、その間が長~い沈黙。いつものように楽しい昼食をしていると、道楽Iさんがその場に似つかわしくないネクタイをして、河原を延々と歩いて来られました。差し入れに餃子と枝豆、いつもお気遣いありがとうございます。emoticon-0139-bow.gif

しばし川原で談笑し、道楽Iさんは仕事に復帰。道楽Yさんはフェルト減らしの旅へ。私は夕方になれば掛かると信じて、同じ場所で続行します。そして15時半にゆ~がったチャンスのゴールデンタイム到来。もう目印ビュンビュンで脳汁出まくり。しかしそんな時間は長く続かず、16時半には完全に閉店モード。遠征2日目は38尾で終了です。

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この日の宿は久々の富山駅前。帰宅時間で一般道は混雑しているので高速で移動します。翌日は道楽Yさんは仕事なので、Jinzooを見てダメな様なら「あっちの川」に転戦。道楽Kさんと合流かな~と思いながら迎えた遠征3日目。ふなさきオトリ店の情報にもあるとおり、Jinzooはコーヒールンバ。水位は大沢野大橋で1.3㍍なので平水です。

曇り空だと濃い笹濁りくらいに見えますが、紛れもなく褐色系の濁り。ふなさき情報にもありますが、写真で見るよりも濁りは強いです。これはダムからの濁りなので、早々にはとれません。しかし反面で濁りの粒子が細かいので、8月の鮎なら間違いなく追います。問題は底石にどの程度泥が被っているかでしょう。

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道楽YさんにLINEで入る場所を連絡し、他の鮎道楽メンバーから問い合わせがあるかもしれないのでスマホを持って入川。先週まで底石がビカビカに磨かれているとの情報でしたが、この日は泥団子状態で食んだ石が見当たりません。このような場合はどうするのか聞かれることがありますが、答えは濁りを気にせず流芯を釣るだけです。

半信半疑の人が多いでしょうが1尾目は速攻。底バレが2回続き、2尾目はちょうど道楽Yさんと携帯で話しているときに竿をひったくられました。このように朝はスローな釣りでしたが、これは濁りとは関係ありません。青空が広がって太陽が出てくると、コーヒールンバの色が際立ちます。ま~、普通なら入らないでしょう、この状態では!emoticon-0124-worried.gif

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この日もプロトのテスト。穂先を替えたら感度面がかなり改善されました。自重は260㌘くらいなので、SLⅢよりはかなり操作が楽です。これで今のJinzooの鮎で折れなければ及第点でしょう。平均サイズが25㌢くらいで、27クラスが普通に混じります。このサイズになると急瀬で返すのはしんどいというか勇気がいりますが、タモ受けは安定感があります。

陽射しが強くなり皮膚が焼けるように熱くなると、いよいよ野鮎も本気モード。背掛かりの鮎は当たりが小さいので、対応が遅れると一気に伸されそうになります。しかし超硬と違ってプロトは伸され気味でも竿を曲げられるので、この角度から立て直しが利きます。もちろん急瀬なので荒瀬で一歩も下がらずに抜く竿ではありません。しかし掛けることへのアドバンテージは大きい。

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ここら辺のメリットについては、このプロトの紹介であらためて書きます。私が何を意図してこの竿の開発を提案したのか!それはJinzoo特有の癖みたいなものが大きく関係しています。おそらく今年のJinzooでコンスタントに釣果を上げている人は、それに気がついているはずです。

少し離れた上空には、朝からヘリがホバリングしながら川を捜索しています。後で得た情報では、8日(木)の夕方から地元の方が行方不明になっているとのこと。テレビ報道では「会社帰りによく鮎釣りをすることが多く」となっていますが、私が聞いた話では網打ちの方のようです。

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風がないと倒れそうなくらい暑いので、小まめに水分補給をして熱中症に備えます。この日は簡単には掛かりませんが、その分だけプロトのテストとしては最高の条件。回りにも釣り人がおりますが、竿が曲がることはほとんどありませんでした。

私がこの日のパターンで使うハリの在庫がなくなり、ゴールデンタイムに10連続バラシ。しかしもう一つのハリケースに1本残っていたのが救いでした。これで10連続バレなしでゲット。その様子を対岸から撮影している方がいましたが、翌日その写真が道楽YさんからLINEで送られてきました。鮎道楽の情報網、恐るべしであります。

陽が短くなったと言っても日本海側。17時でもまだまだ釣りができますが、この日は十分満足して竿を畳みました。簡単には掛からない条件でしたが、終わってみれば56尾。最大は28.5㌢でした。プロトのテストはこれでほぼ終了したので、明日は強度テスト。午前中だけの釣りなので、本気で折りにいきます。

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そしていよいよ遠征4日目の最終日。ふなさきオトリ店の情報でさぞやJinzooは混雑しているだろうと思いましたが、拍子抜けするくらい人が少ないです。やはり前日釣れたのはごく一部の人であったことと、気持ち的に行方不明者のことも影響しているのかもしれません。

私は若い頃は海の男だったので、行方不明者は一日も早く発見してあげたいと思っています。警察や消防は川には素人なので、捜索は護岸からになります。現在のようなコーヒールンバでは、もし近くに沈んでいても発見できないでしょう。

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この日はプロトの強度テストなので、それにふさわしい場所を選択。笹舟の川漁師も協力して、流されたと思われる場所から瀬肩やテトラ回りを棹で捜索しています。護岸には入れ替わりで消防団がきますが、川には入らないので川漁師が発見する確率の方がはるかに高い。

行方不明になってから大沢野大橋で1.8㍍くらいまで増水しているので、もっと下流に流されている可能性が高いでしょう。しかし川漁師はよく知る自分の漁場を担当して捜索に協力する。シーマンシップではありませんが、やはり海の男と共通するものがあります。

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私は鮎師でなければ立ち込めないような荒瀬へ。網が瀬に引っかかっている可能性もあるので、足の感触にも注意を払います。ときおりでかい鮎が竿をひったくりますが、気持ちはどちらかというと行方不明の方へ。前日の仕掛けなので親子丼もありました。一般的な釣り人に多い返しで竿の突き上げをテストすると、やはり穂先の元から折れました。

この穂先は感度テストのために、この遠征に間に合わせるよう調達したものなので、改良したものが近々できる予定です。もう1本違う穂先をテストして、ちょうどツ抜けしたところで竿を畳みました。時計を見ると11時ですが、フィッシング吉井とフィッシャーズ富山店に寄りたかったのでちょうどよい時間です。

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車窓から見える下流域は、中流域よりも釣り人が多い感じです。見ていても竿が曲がることはありませんでしたが、お互いに安全第一で釣りを楽しんでいきたいものです。

今回は悪運強い私も、まともな釣りは厳しいと思いました。しかし道楽Yさんの協力のおかげでプロトの十分なテスト、そして楽しい釣りができました。これだけの平均サイズを数釣ることができるフィールドは少ないですし、来年のJinzooがそうである確率は低い。まさに2年続いた大鮎のJinzooあっての開発ロッドです。

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久々に自分が必要性を感じる鮎竿です。竿の名前は「龍星☆竿 Tough Power」。皆様が一番気になるデザインは、従来の「龍星☆竿Ⅲ」のビクトリーブルーを継承して、「龍切竿」のように帯幅を細くして地味に仕上げる予定です。

最後に聞きかじりの情報ですが、Jinzooの年券は来年9,000円から12,000円に値上げされるとか…。またそれに乗じて、地元以外の釣り人には来てほしくない「あっちの川」も値上げするらしいです。新幹線開通でホテルや飲食代も高くなり、北陸地方は超インフレでんがなぁ!emoticon-0107-sweating.gif

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↑脛でこれぐらいの透明度。見た目はまさに黄河


by scott1091 | 2016-09-11 21:35 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(2)

今週もプロトタイプのテスト!

2016年鮎シーズンもいよいよ終盤。

観測史上初めて東北地方に上陸し、甚大な被害をもたらした台風10号がもたらした増水。そして週明けには九州に上陸するルートの台風12号の影響もあり、不安定な天気が予想されます。しかしプロトがテストできる条件がそろう季節はもう長くはないので、一週も無駄にすることはできません。

今週は土曜からJinzooに入れそうですが、初日は数を掛けたかったのでまずは「あっちの川」へ。いつものように道楽Yさんにつなぎを入れると、「それなら夜は道楽Kさんに段取りしてもらいましょう」とのこと。道楽Kさんからお聞きしていましたが、その店のマスターも鮎釣りをされるとのこと。

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店の名前は射水市にある「利助」。

早々にネットで検索すると、ラーメンが有名で定食の品揃えも豊富。しかしどうみても居酒屋ではないので、どんなメニューになるのか興味津々です。道楽Kさんから私が訪問した際に、一度「利助」で夕食をとのリクエストがあった由。当然ながら期待が高まります。

この日は6時30分に道楽Yさんの会社で待ち合わせ。6時前に着いたので水道を借りて洗車していると、ほどなくして道楽Yさんが到着。続いてQさん、道楽Kさんも到着して、まずは本日の作戦会議。撃沈覚悟で通称「S字クランク」をオトリ捜査することになりました。

私好みの靴が汚れない駐車スペースに車を止めていざ川へ。しかし入川路がわからず、途中少し藪こぎをしました。ほぼ毎日巡回している道楽Yさんの話では、このエリアではあまり人を見かけない由。しかしこの日はどこからともなく人が湧いてきます。最初に入ろうと思った瀬肩もすぐシモに人が入ってしまったので、Qさんはカミへ、道楽Yさんと道楽Kさんはシモへフェルト減らしの旅。

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私は瀬肩で少し竿を出しますが、あまりに変化に乏しい川相なので早々に見切ります。シモにフェルト減らしに行くと、最初の瀬に道楽Yさん、そして2番目の瀬尻で道楽Kさんが竿を曲げています。私はさらに3番目の瀬を目指しますが、ここは瀬尻に石がありません。4番目の瀬がまずまずなので、ここでオトリを出します。

すぐに掛かりますが水中バレ。ハリを交換して広く探りますが反応なし。この時点では先週のイメージで釣ったのが失敗でした。結果的に「あっちの川」も祭りは終わっており、時間をかけないと掛かりません。この川の瀬はどこも膝下より浅く、踝くらいの水深でも掛かるのですが、それがわかったのはだいぶ後になります。

どこからともなく現れた二人に場所を占拠され、仕方なく道楽Kさんが入っていた場所まで戻りました。この時点でまだ釣果なし。道楽Kさんは瀬肩で竿を曲げています。「あっちの川」は遠くから瀬を見ても、ポイントの良し悪しが判断できません。したがって学習済みポイント以外は、実際にそこまで歩いて川を見てみないとわからない。

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気温もぐんぐん上がり、河原を砂漠を行くがごとく歩いていると倒れそうになります。この場所で1尾獲るまで動かないと決めて身体をクーリング。瀬のちょっとしたカケアガリでやっと目印が飛びました。オトリが替わってもすぐには掛かりませんが、変化をタイトに攻めると目印が飛びます。

この場所は先週土曜の場所より平均サイズは少し小さめ。しかし当たりの大きさはやはり魅力。ここで10尾釣ったところで、姿が見えなくなった道楽Yさんと道楽Kさんの後を追います。入川場所まで戻ると、さらに上流の瀬に二人が並んでいます。

一見、まったく変化のない瀬ですが、この手の瀬を攻めないと数は伸びないのが「あっちの川」。しかし私のように日頃変化のある川で釣りをしていると、石の大きさが均一でフラットな瀬は違和感があります。ここでぽつぽつ掛けているお二人の釣りを、対岸からしばし見学。やはり変化のない瀬でも、微妙な掘れや、芯でないと続かないようです。

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ここで3尾追加して午前の部は終了。かなりフェルトを減らしたので、駐車した場所があまりに遠くなったため、車を移動してからいつものように道楽的昼食。4人のメンバーに道楽会長、道楽Fさんも加わります。午後は道楽Yさんと一緒に、午前中Qさんが入れ掛かりした場所へ。しかしいかにもという場所ではほとんど掛からず、竿抜けになる踝くらいの水深で道楽Yさんはポツポツ掛けます。

このままではとても目標の30尾まで届きません。時計を見るとすでに15時少し前。17時に車に戻ることを考えると1時間半くらいしか竿を出せません。さらにカミにフェルトを減らすと、やっとこの日一番のポイントを発見。ここで短時間ながら目印がビュンビュン飛んで、やっと溜飲を下げました。

入れ掛かりの中ふと護岸に停めた車を見ると、6台あった車が3台しかありません。急いで竿を畳み、スーパーダッシュで浅瀬を10分くらい走って車へ。夜の部は参加できない道楽Kさんが、着替えて待ってくれていました。伝言は私の宿に道楽Yさんが18時半にピックアップに行くとのこと。私の宿は釣り場から近いので、シャワーを浴びる時間は十分にあります。この日の釣果は35尾でした。

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「利助」は少し離れているので乗り合いで運転代行を使う予定でしたが、道楽Yさんの御嬢さんが送迎してくれることに。この車で道楽Yさん、Qさん、私の3人が、他のメンバーは奥様の送迎で「利助」に集合です。利助マスターは私のブログを読んでくれており、この日は貸切です。

入口の外には炭が熾されています。まずは初めてお会いするマスターにごあいさつ。用意されている料理はすべて特別メニュー。9月1日に解禁となったベニズワイ尽くしで、まだ海水温が高いので刺身は避けた方がよいとのこと。その代わりに熾した炭で「焼き蟹」。とても甘くて、こんなに美味しい「焼き蟹」は初めて食べました。

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刺身は大好きなシロエビを中心にまさに富山の海の幸。マスターから日本酒の差し入れもあり、楽しい宴はプライスレス。途中からマスターも、そして21時には所用で最初から参加できなかった道楽Kさんも加わり、話題も尽きないのでエンドレス。迎えに来てくれた道楽Yさんの御嬢さん、道楽Tさんの生後4カ月の娘さんも加わり、23時にお開きとなりました。

この日の参加者は道楽Yさん、Qさん、道楽会長、道楽Tさん、途中から道楽Kさん、利助マスター。そして最後に道楽Yさんの御嬢さん、道楽Tさんの娘さんでした。

この会に参加してくださった皆様、そして美味しい料理を提供してくださったマスターに心から御礼申し上げます。道楽Kさんがお勧めのとおり「利助ナイト」は最高でした。今度はラーメンが食べられる時間帯にお邪魔したいと思いますので、その際はまたよろしくお願い致します。

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さて翌日は一応6時集合ですが、ま~ゆるゆるの約束でOKでしょう。私は誰もいなければホイールとキャリパーでも洗って時間をつぶすつもりでチェックアウト。しかしコンビニで買い物をして待ち合わせ場所に行くと、すでに道楽号が止まってまんがなぁ!他のメンバーはやはり脱落ですが、予定通りJinzooに行きます。

プロトのテストなので、この日は逆に数より荒い瀬で大きいのを掛けたいところ。そんな場所はこの水位では「Kトウの瀬」しかないでしょうということで、道楽Yさんと入川。オトリを確保するべくまずは上の深瀬に入ると、すぐに掛かりました。しかしその後が続きません。この場所は1カ月半ぶりですが、鮎のハミ跡がほとんどありません。

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濁りで石に泥が被ったこともありますが、情報では鮎が多いところは金曜すでに底石はビカビカとか…。それに比べると、ここは鮎が数えられそうなくらい。しかしこんな場所でもやたらと釣り人が多く、「Kトウの瀬」に入る頃には対岸に人が並びました。しかし私がいる右岸には誰もいないので、思う存分竿のテストができます。

残念がらこの瀬で7尾しか掛けられませんでしたが、強度テストは十分でしょう。あまりに釣れないので道楽Yさんが場所替えを提案すると思いましたが、一度畳んだ竿をまた継いだので、私は人の動きにあわせて上流側に移動。やたらと「激」な人達が流芯に立ち込んでいるので、その人達がフェルトで磨いたラインを狙うことに。

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この狙いが的中して、この日一番のペースに。道楽Yさんも移動してきて、このエリアで二人の竿だけが曲がります。一折手前を釣ってから流芯を狙うと、これまた飽きない程度に竿が曲がります。道楽Yさんが竿の曲がりが客観的に判断できるよう、カミとシモから動画を撮影してくれました。本当にありがとうございます。

二人の竿が曲がっているので対岸にも車が増え、昼に上がる頃には上も下も、右岸も左岸も人だらけ。朝から入っている人は、こんなに釣れない場所でよく頑張るな~という印象ですが、乗り合いで来ているので動けないという事情もあるのかもしれません。

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この日の釣果は22尾。朝はどうなることかと思いましたが、最後の瀬で何とか帳尻を合わせることができました。午後から参戦のう~さん、そして昨晩ハナカン環回りの仕掛けをサンプルで欲しいという道楽Tさんが合流。一緒に昼食を食べて、私は13時半に帰途へ。う~さんから朝獲りのアサリをお土産に頂きました。

プロトについては穂先と元竿についてまだ検討の余地がありますが、全体のバランスは素晴らしいと思います。問題の感度における音の違いについては、超硬を急瀬に持ち替えられるメリットの方が大きいというのが結論です。「あっちの川」でもオーバーパワーながら使えて、今年のJinzooで折損に不安がなければ狙い通りでしょう。

2017年にリリースされるか未定ですが、この竿があればJinzooは超硬の出番がなくなるかもしれません。でもリリースした途端に、天然が復活して鮎が小さくなってしまうのが世の常。そうなったら本来の「Jinzoo Special」、龍切竿と龍星☆竿の出番ですね!

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by scott1091 | 2016-09-04 20:44 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)