スギゴケを植えるの巻 Vol. 2 「搬入と植え付け」

全身が筋肉痛で歩くのも辛い朝を迎えました…。2年前にやったDIYメニューはもう体力的に限界かな~と思う今日この頃です。今週はいよいよスギゴケの植え付け。せっかく植えても仮根(かこん)が土壌に届くまでは2~3日に1回水を撒かないと枯れてしまいます。この期間はだいたい2カ月間。またスギゴケの仮根は10㌢くらいまで伸びるので、その深さまで庭を耕しておかなければなりません。

しかし古い庭は庭木の根が張っているので、万遍なく耕すことは困難です。細いものは根気よく根切りしながら耕し、太いものは切ると庭木に影響するので、その部分は自生しているスナゴケやハイゴケを入れます。これらの苔は根を張らないので、根の上に薄く黒土を敷けば定着するでしょう。
f0103126_212914.jpg

今回の荷物はスギゴケと下土に使う黒土で合わせて17個口。私の車で運べるギリギリのボリュームです。1箱がだいたい20キロくらいなので、積むのも下ろすのもかなりの労力。庭仕事をすると軽トラがあったら便利だな~と思いますが、残念ながら私の友人には所有者なし。レンタカーで借りると結構な値段になります。

土曜はまず注文しておいた荷物を朝からピックアップします。それを現場に運んでからいよいよ作業です。修復する場所はもともとスギゴケが植えられていたので土壌は黒土。しっかり耕せば土を入れ替える必要はないのですが、今回購入した黒土は肥沃で質量が重い上質なものなので、耕した後に表層5~10㌢位を入れ替えます。
f0103126_21291712.jpg

f0103126_21411711.jpg

土は耕すと2倍くらいのボリュームになるので、土が馴染んだときより高めに盛って植え付けました。仮根が10㌢まで伸びるとすれば、スギゴケには2㌢くらいの土層が付いているので、下土にさらに8㌢くらい伸びることになります。この庭はすでに定着している場所もあるので、ここまで伸びてしまえば基本的には水撒きは不要になります。

しかし定着しなかった場所を修復しているので、場所によっては定期的な水撒きが必要になるのかもしれません。今回手配したスギゴケは5平方メートルだったので、やはり計算していたとおり足りませんでした。ざっくりとした計算では10平方メートルくらいでしたが、施行してみたら8平方メートルで足りそうです。
f0103126_21294859.jpg

不足分はまた後日手配することにして、引き続き「自動散水システム」のチューブを配置をします。図面をもとに「点滴チューブ」と「スプリンクラー」の配置を決めましたが、実際に散水してみると水が行き届かない場所があります。そんな場所はスプリンクラーの増設で対応し、こちらもパーツが足りないものは後日手配。まずは来週までの1週間を乗り切らなければなりません。

スギゴケがしっかり定着するまでは強い雨が降ると土が流れるので、生え際は仮根が剥き出しにならないよう定期的に土を補充してやらなければなりません。しっかり土留めしてやればよいのですが、底上げされることで垣根からの日差しが届かなくなるとスギゴケは育ちません。
f0103126_2130253.jpg

スギゴケは苔の王様と評されますが、適した環境でないと維持は難しいです。スナゴケやハイゴケにすればもっと楽になりますが、根を張って土が流れるのを抑えてくれることも目的の一つ。また落ち葉を熊手で履くことができるのもスギゴケのメリット。しっかり生えそろえば一部の除草剤が使えるので、庭の草抜き作業の軽減も期待されます。

来週は車のリフレッシュ・メインテナンスでDIYはお休みですが、翌々週には残った場所にスギゴケを補充。北庭にはスギゴケは育たないので、シノブゴケを植え付けしようか目論んでおりますがこれも施主さんしだい。メンテナンス・フリーとまでは行きませんが、苔の植え付けのない場所は防草シートの活用も思案中です。
f0103126_2137287.jpg

by scott1091 | 2015-11-29 19:44 | DIY | Comments(0)

来季の鮎釣り準備をやっつけちゃいましょう!

不足していたパーツも揃い、集中的に仕掛け作り。オフに楽しみながら作る人も多いと思いますが、私はやっつけ仕事の部類なので正味二日間くらいで片付けます。私くらいの少ない釣り頻度であれば、神通用や九頭竜用は2年に1回作れば十分。今年は2年に1回の制作イヤー(嫌~)なので、予備のハナ環回りもサイズ別に量産します。

完成仕掛けの量産で頭が痛いのがスプールですが、今年はフナヤで半額になっていたものを大人買いしました。型の償却にともないシマノの「回転仕掛け巻き」の価格設定が安くなったので、それを受けての在庫一掃セールと思われます。しかし新製品は型押しのときのバリが残ってスプールが開かないものが多く、手直ししないと使い物になりません。
f0103126_22473031.jpg

面倒だな~と思っていたところだったので、まさに渡りに船。店頭にあったものを全て購入したので、スプールが一気に20個以上増えました。既存のものを含めればかなりの数になるので、来季は狩野川用も作る必要がないでしょう。予備の仕掛けは新しいラインと同じように暗所で保管します。

鮎釣りは新製品が発表されてから道具を買い揃える人がほとんどだと思いますが、私は来季必要なものはほとんどこの時期に買い揃えてしまいます。それは新製品で使ってみようと思うものは小物類かハリくらいしかないからです。またタイツやウエット上着はオーダーで作るので、デザインが変わることはほとんどありませんし、値上げがあっても値下げされることはありません。
f0103126_22224945.jpg

今年は九頭竜でタモを2本流してしまったので、手すきの大目網も新調しました。好きなパープルが品切れだったので今回はブラック、ゴールド、オレンジの三色。これで三日間の遠征でも使うタモの色を変えられます。最近の新商品はテクノメッシュばかりなので、手すきのタモがなくなりそうで心配しております。

新しい素材を除けば、リニューアルされると商品が悪くなるのが釣具業界。昨今はメーカーの在庫管理がタイトなのに加えて、販売店もチェーン展開しているところばかりで流通在庫も多くありません。昔ながらの個人経営の釣具店が年々姿を消し、店頭で埃をかぶったそんなお宝を見つける楽しみもなくなりました。

使用して気に入ったものは、そのときに大人買いしても後悔しない。これが私の釣り人生で得た教訓です。こんなに買わなければよかったと思うような新商品を出してほしいところですが、日本製から台湾、ベトナムを経て中国製になり、その中国の人件費高騰を鑑みれば、今まで以上に期待できないと思う今日この頃。値段が上がって質が下がるのだけは勘弁してほしいです。
f0103126_22263017.jpg

↑富山から林檎の便り。ありがとうございましたemoticon-0139-bow.gif

by scott1091 | 2015-11-23 22:18 | オフ・ネタ | Comments(2)

スギゴケを植えるの巻 Vol. 1 「下準備」

f0103126_221573.jpg

↑右側が定着しているスギゴケ

昨年は時間切れとなってしまった苔庭の修復。この庭はスギゴケが植えられてから20年以上が経過していますが、半分くらいの面積しか定着していません。しかし経年により庭木も落ち着き、飛び地で自生するスギゴケも見られます。これであれば剥げた場所に植えれば定着するのではないかと思われます。

現在、スギゴケ生えていない場所の半分くらいには、自生したスナゴケとわずかにハイゴケが見られます。しかし霜が降りると土が持ち上がってしまうので、根を張るスギゴケに植え替えたいところ。スギゴケとスナゴケは日向で生育する苔で、ハイゴケは半日陰で生育する苔。したがって定着していない場所も日当たりは十分と判断されます。
f0103126_20584943.jpg

↑スナゴケとハイゴケ

庭木や盛り土で土の水分に違いはありますが、スギゴケが根を張れば定着すると思われます。しかし植えてから仮根が伸びるまでの2カ月間は、1週間に2~3回の頻度で水やりが必要。この方法を検討しなければなりません。水撒きのタイミングは冬であれば日が差し始める午前中、夏であれば日が落ちてから、春と秋はいつでも問題ありません。

水撒きはホースを伸ばしたり巻き取ったりする手間と、思ったよりも時間が掛かるのでタイマーを使って自動散水できると便利です。施主さんの意向を確認したところ、せっかくのスギゴケが枯れてしまっては残念なので、設備投資してもよいとのこと。そこでシステム構築のために調べてみると、ピッタリのものがありました。
f0103126_20593757.jpg

それは散水用品を製造販売するタカギの「簡単水やりシステム」。たまたまホースリールもタカギのものを使っているので、コネクターの互換性もあるので限られた数の蛇口を有効に使えます。補修が必要な面積はざっと計算して10平方メートル。剥がしたスナゴケを部分的に移植すればもう少し節約できるはず。

スギゴケに限らず苔類は安いものではないので、なるべく上質で気候が近い場所で栽培されたものを探す必要があります。気候が適しているので業者は日本海側に多いですが、冬は雪に覆われる地方と、晴れて乾燥する太平洋側では大違いです。これについてはボンビー中年には立替払いできないので、業者を選定して施主さんに購入をお願いします。
f0103126_210163.jpg

↑自生するスナゴケとハイゴケ

この三連休にはスギゴケが届かなかったので、草抜きと修復する場所の地ならし、そして「簡単水やりシステム」を取り付けるための延長ホース作りと稼働テストのみ。来年の鮎釣り資金を捻出するべく、アルバイトに精を出すDIYシーズンが開幕です。emoticon-0105-wink.gif

by scott1091 | 2015-11-22 20:57 | DIY | Comments(0)

デントリペア専門店の「EGG BASE」

f0103126_1614630.jpg

デントリペア(Paintless dent repair)とは自動車の修理技術の一つで、車にできた凹みを板金塗装せずに特殊な工具で押し出して直す方法です。基本は工具を使って後ろから押し出しますが、場所によっては工具が入らないこともあるので、そのときはプーリングという手法を使います。

私が最初にデントリペアという言葉を耳にしたのは10年以上前のこと。今の前の車が隣接の駐車場で、隣の車にドアパンチされたときです。このときは修理に出したディーラーから提案されました。デントリペアは工具があればどこでも対応できるので、店舗を持たないで出張対応していることが多く、なかなか直接仕事を依頼しにくいものです。
f0103126_1615832.jpg

↑塗装剥離のリスクをミニマイズするべく、工具が入らないか念のため確認。この作業を経てプーリングを実施

今回もディーラー経由で修理をしようと思っていましたが、ネットで検索していたらこの「EGG BASE」を見つけました。ディーラーから修理部分は内部が二重構造になっているので、工具による後ろからの押し出しはできないとの情報は得ていました。したがってプーリングによる修理しかありません。

EGG BASE」のブログにはプーリングと思われる事例が紹介されていないので、一度店舗を訪ねることに。立ち寄った日は休業日でしたが、急遽ガレージを開けて確認してくれました。修理個所を見てすぐに、この車のこの部分は後ろから工具で押し出せないので、プーリングによる修復になること。
f0103126_1621181.jpg

車種的に塗装の密着が堅固でないため、プーリングで使う接着剤により塗装が剥離するリスクがあること。塗装が剥離してしまったら修理代金は無料になるが、「EGG BASE」では塗装できないので他で対応してもらうことになり、その料金は負担できないとの説明を受けました。しかし凹みは浅いので引き出せるのではないかとのことなので、日を改めてお願いすることにしました。

気がつかないくらいの凹みなのでリスクを冒して修復する必要もないのですが、修復を決めた理由は施行者の車の扱い方がとても丁寧で、説明を通して慎重な性格が伝わってきたこと。そして修理個所を見てすぐにプーリングしか方法がないと結論付けたことから、過去にこの車種を扱ったことがあると判断したからです。
f0103126_1622736.jpg

興味があったので作業をずっと見学させて頂きましたが、最終的に塗装の剥離もなくきれいに直りました。車に頓着しない人には修理代は高く感じるかもしれませんが、ディーラー経由に比べるとかなりリーズナブル。また板金塗装による色ムラなどの心配はないので、ちょっとした凹みでも小まめに修復できます。

この記事でデントリペアを知った人や、高速道路の飛び石でフロントガラスの修理が必要な人は「EGG BASE」を訪ねてみたらいかがでしょう。「EGG BASE」のブログを拝見すると、やはり車にこだわりを持つ方々の来店が多いようです。
f0103126_1731472.jpg

f0103126_16244037.jpg

f0103126_1618489.jpg

↑「わたせせいぞう」のワンカットのようなガレージ。「ハートカクテル」が好きで「Coors」を飲んでいた頃を思い出しました


by scott1091 | 2015-11-14 20:35 | | Comments(6)

魚菜由良2号店

鮎シーズンも終了し、仲間内の納会で久々に江戸へ。会場は大井町にある人気店「魚菜由良」の2号店。2号店がオープンしたことで予約が取りやすくなったとはいうものの、今回も1カ月前の予約でした。メニューは2号店も同じで、前回と同じように5,000円のコース(12品)に1,500円の飲み放題を付けて一人6,500円。

参加者は6人で今シーズンの鮎釣りや来年の新製品の話で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。他にもメンバー2人が新しい車を購入したのでそれぞれの車のインプレや、松茸狩りのお手伝いの話なども。話題の幅が広くとても勉強になりました。参加した皆様、楽しい時間をありがとうございました!emoticon-0139-bow.gif
f0103126_2032394.jpg
f0103126_2033534.jpg
f0103126_2034638.jpg
f0103126_2035675.jpg
f0103126_204515.jpg
f0103126_2041361.jpg
f0103126_204217.jpg
f0103126_2042915.jpg
f0103126_2043682.jpg
f0103126_205330.jpg
f0103126_205119.jpg
f0103126_2051966.jpg
f0103126_2052717.jpg

by scott1091 | 2015-11-11 20:44 | 食事処 | Comments(2)

雨の西沢渓谷を歩く…

鮎も終わり、例年であればこの週末は来季の仕掛け作りと後片づけに費やすのですが、今年は必要なものを取り寄せている関係でその作業は先送り。そこで昨年よりも一週早くDIYシーズン開幕です。家回りの作業はほぼ終了していますが、素材の劣化によって毎年手を入れなければならないものが少なからず発生します。

今回は竹で作った樋の掃除をしたときにひび割れがあったので、完全に割れてしまう前に銅線を使って補修します。すでに竹が劣化しているので、あまり強く締め付けると潰れてしまうので力加減が重要です。作り直すには竹の選別から必要ですが、ホームセンターにはないのでDIYでもっとも対応しにくい分野でしょう。
f0103126_21241888.jpg

これが終わったら恒例の草抜きです。庭はスギゴケとシバで構成されているので、管理にはとても手が掛かります。この手の庭を造る人は後々の管理を考える人は少ないですし、考えている人でも引退すれば時間は十分にあるので自分ができると考える人が多いようです。しかし人は老いるものなので、いつまでもできる作業ではありません。

業者にお願いしても雑草の根までは抜いてくれませんし、スギゴケが枯れない除草剤「プリグロックスL」を使っても雑草の根まで絶やすことはできません。太平洋側は夏場の気温が高く冬は乾燥するので、スギゴケが定着するケースは非常に少ないです。神社仏閣で苔庭を維持しているのはスギゴケ以外を使うことが多く、スギゴケを使う場合は枯れたら定期的に張り替えているのが現状です。
f0103126_2125886.jpg

f0103126_21262624.jpg

その点においてこの庭は、スギゴケが自生している珍しいケースと言えます。場所によって他の種類も自生していますが、スギゴケ以外は根を張らないため霜が降りると土が持ち上がってしまいます。これにより表面の土が緩み、春には雑草に覆われて手か付けられません。しかしそこにスギゴケが自生しない理由があるわけで…。

苔庭に使われる代表的なコケは、スギゴケ、スナゴケ、ハイゴケの3種類。日照量すなわち日向、半日陰、日陰にそれぞれ向いた種類があります。スギコケは日向~半日陰くらいの日照量が必要ですが、現在自生していない場所は木陰が少なくどちらかといえば日向。おそらくスナゴケを植えれば定着すると思いますが、根を張らないので秋に熊手で落ち葉を掃くことができません。
f0103126_21252972.jpg

土を乾燥から守るために、スギゴケとハイゴケの共生関係を作るのがベストではないかと思いますが、こればかりはやってみないとわかりません。この庭は飛び地でスギコケが自生しているところもあるので、まずは自生していないところにスギゴケを植えて様子をみようと考えています。もちろん施主さんの意向しだいでありますけどね!

土曜は庭の手入れであっという間に終わり、翌日は先週に続いて紅葉狩りへ!しかし無情の雨となり、行楽客はほとんど皆無。今回は西沢渓谷に行きましたが、ゴアのレインウェアを着た本格的な登山装備のグループばかり。かつての記憶ですぐそこくらいの感覚でデジイチを首からぶら下げ、傘を挿して「七ツ釜五段の滝」を目指します。
f0103126_218558.jpg

f0103126_2182879.jpg

しかし後でガイドマップを見ると、片道110分のコースだったんですよね~、これが!「山を舐めたらいかん」と言われそうないでたちで何組もグループを追い越して、やっと到着した「七ツ釜五段の滝」は紅葉の見ごろは終わっていました。帰りは楽ちんの旧森林軌道ルートを使いますが、一時止んでいた雨が本降りに…。

西沢渓谷一周 約10km、所要時間 約4時間のところを3時間弱で歩いて車に到着。結果的に川浦温泉から広瀬湖くらいまでが紅葉の見頃でしたが、すでに雨で煙って撮影意欲は消失。ワイナリーには観光バスが入っていましたが、沿道の直売所はほぼ無人。天気に恵まれると、この時期は駐車場に入れない西沢渓谷が嘘のようでした。

夕食は少し遅い秋の味覚を楽しみ、この週末もあっという間に終わりです。
f0103126_2117083.jpg

by scott1091 | 2015-11-08 20:54 | DIY | Comments(0)

2015年鮎シーズンの総括です!

エルニーニョ現象の影響により、冷夏が予想された2015年夏。4月から梅雨入りまでは例年より気温が高く、水位が安定していたことから放流河川はどこも順調な滑り出しとなりました。一方で全国的に天然遡上が少なく、天然鮎頼みの河川はどこもジリ貧のスタート。

梅雨は例年より気温が低かったですが、7月中旬以降は冷夏予想どこ吹く風で過去にないような猛暑となりました。このイメージが強いので今年の夏は暑かったという印象が強いですが、8月中旬以降は一転して10月並みの気温に。東京では最高気温が25℃に届かない日が6日間もあり、これは大冷夏となった1993年以来の記録となります。

7月16日から17日かけて台風11号(Nangka)が早くも西日本を縦断。神戸市では24時間で観測史上最大となる272㍉の雨を観測し、京阪神地区では多くの地点で観測史上最大または7月最大の雨量を観測。和歌山県には局地的な大雨により甚大な被害をもたらしました。
f0103126_7101522.jpg

↑今年、世界文化遺産に登録された韮山反射炉


9月に入るとオホーツク海高気圧の張り出しにより、早くも日本列島に秋雨前線が停滞。こんなに天気が悪い9月は記憶にありません。梅雨よりも傘が手放せない日が続き、9月9日には台風18号(Etau)が再び日本列島を縦断しました。

台風18号は日本海に抜けて温帯低気圧になりましたが、停滞する秋雨前線を刺激して関東から東北地方にかけて記録的な豪雨をもたらしました。栃木県では鬼怒川の堤防が越水が原因で決壊し、多くの家屋が浸水して甚大な被害が発生。気象庁によって昨年の「平成26年8月豪雨」に続き、「平成27年9月関東・東北豪雨」と命名。

10月に入ると週末のどちらかが天気に恵まれないサイクルが続きます。しかし9月と比較すれば秋晴れの日も多く、やっと本来の日本らしい気候に戻ったという感じです。今年の夏もまさに異常気象。「もう半世紀住んでいるのに、こんなことは一度もなかった」。災害のたびに聞かれるこのコメントが象徴するように、経験則が通じない地球規模の変化が起こっているのかもしれません。

以降は2015年鮎シーズンを振り返りながら、お決まりの総括です。毎年書いているように、比較できるようフォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。


総釣果           1,377尾(1,501尾)
釣行日数           45日(46日)
実釣時間           290時間00分(Ave.6時間27分/日)
                 (267時間00分(Ave.5時間48分/日))
平均尾数          30.6尾/日(32.6尾/日)
時速釣果           4.7尾/時(5.6尾/時)
最高釣果          8月 8日(土)九頭竜川/63尾
               (8月 1日(金)神通川/79尾)
最低釣果          8月30日(日)神通川/3尾
                (9月21日(日)九頭竜川/2尾)

<河川別内訳>             2015年               2014年
狩野川           748尾 (54.3%)27日 (Ave.27.7尾)     (Ave.30.5尾)
九頭竜川         394尾 (28.6%)11日 (Ave.35.8尾)     (Ave.29.9尾)
神通川           194尾 (14.1%) 6日 (Ave.32.3尾)     (Ave.71.7尾)
気田川           41尾 ( 3.0%) 1日 (Ave.41.0尾)       釣行なし
庄川             0尾  釣行なし                 (Ave.12.0尾)
相模川            0尾  釣行なし                (Ave.28.0尾)

f0103126_16472791.jpg


今年の狩野川は5月23日(土)に解禁。試し釣りの結果が物語るように、当日はまさに不調な幕開けとなりました。狩野川漁協は今年3月の総代会で、稚鮎不正取引に関する嫌疑を掛けられことによる不信感から、静岡県内水面漁業組合連合から脱退する方針を決定。これにより同連合会が生産する「静岡2系」は、全て他県産に置き換わったと思われます。

私は解禁二日目に竿を出しましたが、普通の週末くらいの人出でした。前日から釣っている友人の話では、解禁日も午後には引き上げてしまう人が多かったとのこと。この情報が一気に拡散されて、他の河川が終わる10月までは平均して人が少ない狩野川となりました。

そして近年、全国の鮎師の頼みの綱である神通川も、驚愕の天然遡上の少なさ。隣接する庄川も同様で、7月に川が開いてみれば米代川まで不調。いよいよ天然河川はほぼ全滅と言うことで、一気に放流河川がクローズアップされました。特に追いが良い湖産鮎を入れている河川が人気が高く、山梨県桂川、岐阜県高原川、岐阜県宮川辺りが賑わいました。
f0103126_1653426.jpg

私は例年遠征を開始する海の記念日までは近隣河川を釣り歩くつもりでしたが、全国で数少ない天然遡上が好調だった相模川、酒匂川は混雑して週末は近づけず。結局前半は人の少ない狩野川と、かつてから一度行きたい思っていた気田川の2河川しか行けませんでした。

例年になく春の気温が高かったので放流鮎の成長も良く、数が釣れないとなると、どこの河川も大鮎のPR合戦。特に狩野川と神通川は、今年は尺鮎の年と前評判が先行しましたが、尺鮎になる前に釣られてしまうくらい鮎が少なかったというのが実態でしょう。ちょっとでも釣れたという情報が流れれば、一気に人が押し寄せるのが現代のネット社会です。

九頭竜はもともと天然遡上が少なく、鳴鹿大堰よりカミとなればほぼ全てが放流鮎。したがって例年よりも数が少ないという印象はありませんでしたが、型が小さい年でした。九頭竜だけが何故に春の高気温の恩恵を受けなかったのか不思議ですが、やはりダム河川は放水される水温の方が気温より影響が大きいのでしょう。
f0103126_16562147.jpg

5月25日(日)から竿納めとなった10月25日(日)までの釣行日数は延べ45日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。シーズン中に雨や増水で鮎釣りができなかったのは延べ6日間。これは例年とほぼ同じくらいのレベルです。

ここからは河川別に今シーズンを振り返ってみたいと思います。


<狩野川>
天然遡上の少なさ。そして試し釣りまでに放流したとされる3.65㌧(40万尾)の効果が実感できない試し釣り結果。解禁日に数を釣った人の大半は、試し釣りの結果を受けて急遽行った追加放流の魚であったことから、2012年の再来と評されるスタートとなりました。

記録を見ると2012年5月25日の釣果は34尾。今年の5月24日は20尾だったので、2012年以上に放流効果が実感できない幕開けだったと思います。放流された鮎が海産なので初期は追わないという一方で、ではなぜ解禁直前に入れた放流魚が掛かるのかという意見も。種苗が違うとの話もありますが、本当のところは藪の中です。

漁協は最終的に4.7㌧の放流を予定していたので、生簀に残っている鮎をどこに放流するかでオトリ店の綱引きとなりました。また組合役員が代わるごとに、この手の話は尽きません。放流効果を実感できる川幅の狭い上流域に放流したいと考える人。シモは天然遡上が多いから放流は少なくてよいと考える人。
f0103126_16171131.jpg

これに漁期はシモの方が長いから、初期は上流域が優遇されるべきなどの意見も相まって、まとまるはずもありません。では本当のところ天然鮎は万遍なく分散するのでしょうか?私の経験では狩野川の天然鮎は、上流を目指す傾向が強いと感じています。こう書くと放流鮎と同じように、川幅が狭いので密度が高くなるからそう感じるという反論もあるでしょう。

しかし狩野川は遡上量が少ない年ほど、下流域における天然鮎の中抜けが顕著になります。これは渓流シーズンに本流釣りをする人は、石色で感じている人も多いと思います。また大見川を例にとれば、今年も平瀬橋直下の堰堤には天然鮎が溜まっているのに、清掃センターから本流までの石色の悪さ。ここを天然鮎が遡上したとは思えないほどのギャップでした。

天然鮎が友釣りの対象になってくるのは例年であれば6月後半なので、初期は放流量が多い場所が断然有利となります。したがって初期に上~中流域で釣れるのは、集客力のあるオトリ店周辺。また松ヶ瀬はメーカーや報知の予選会に使われるので、初期はプラクティスの人が多いので適宜追加放流もされているようです。
f0103126_16172616.jpg

漁協はいつものごとく例年並みの遡上量とのことでしたが、私の定点観測ポイントは2012年よりも少ないくらいでした。しかし例年よりもサイズが大きく、4月から梅雨入りまでの気温の高さが天然鮎の成長を促したものと思われます。これは放流鮎もしかりで、初期から過去にない大きさの鮎が掛かり、5月31日に釣った25㌢が象徴的でした。

6月に入って他の河川が解禁になると、狩野川を訪れる釣り人は激減。私はメジャーポイントを外して上~中流域を釣り歩きましたが、2012年ほど天然遡上が少なくないことを確信。鮎の成長がよいこともあって、6月中旬には広く探れば天然でオトリが回るようになりました。

そして他の河川がよくないことがはっきりしてくると、狩野川にも釣り人が戻ってきます。オトリ店の悲鳴もあって漁協が追加放流を実施しますが、数が少ないので「焼け石に水」という感じ。○○には入れたのに、家の前には入れなかった云々の話題は尽きません。私が入るマイナーポイントは追加放流とは無縁ですが、人が少ないこともあって20~30尾くらいを維持。
f0103126_1639845.jpg

8月になると28㌢が釣れるようになり、今年も2012年のように尺鮎連発と囁かれるようになります。しかし9月9日の記事で触れましたが、8月までにかなりの確率で大型が掛かってしまう条件であったこと。また放流鮎が下るのが早く、すでにピークを迎えていると感じていました。

期待された9月は台風18号の影響もあり、思ったほど大きい鮎が釣れないまま月越え。10月に入ると老けた鮎が多くなり、長さがあっても重さがない個体が目立つようになります。鮎の老け具合は例年より2週間以上早く、産卵場が近い神島橋に釣り人が入り出したのも例年よりかなり早い印象でした。

最悪の年であった2012年の平均釣果は13.8尾/日で、今年が27.7尾/日。いずれの年も10月の除けば釣り人は少なかったので、この尾数の差がまさに天然遡上の違いだったと言えます。狩野川は昔から鮎の系群が3番上りまであると言われていますが、今年も6月に上流域で、よくここまで上ってきたと思うようなビリ鮎の群れに遭遇しました。
f0103126_1634036.jpg

この群れは遡上の早い系群のように大きくはなりませんが、10月後半になっても上流域で釣れる小型はまさにこの鮎。一説では産卵時期が早いと海水温が高いため、流下する仔魚が死滅しやすいとされています。地球温暖化による海水温の上昇、そして天然鮎の平均サイズが小さくなったことは、この説と符合しています。

鮎の少ない今年の狩野川で、これだけ釣れたのは釣り人が少なかったことに尽きるでしょう。釣れなければ人が来なくなる。人が来なければ鮎は残る。まさにこの相関が顕著に表れた年だったと思います。

今年の狩野川は体長はあるものの、体高がないので引きにトルクがありませんでした。太い仕掛けを勧める人も多かったですが、私はシーズンを通して複合糸0.04~0.05号、竿は早瀬クラスで対応しました。
f0103126_16441449.jpg


<九頭竜川>
神通の絶不調により、例年以上にクローズアップされた九頭竜。「釣りビジョン」の「第31回シマノジャパンカップ鮎釣り選手権全国大会」のナレーションで、「天然遡上が豊富な九頭竜川」とあってのけぞってしまいました。九頭竜は漁協の取り組みがまったく違うので、天然遡上の量は例年であれば神通とは比較にならないほど少ないです。

特に鳴鹿大堰よりカミは放流鮎が主体なので、病気が発生しなければ天然遡上の多い少ないは関係ありません。今年は春から解禁まで天候に恵まれたこともあり、放流鮎の歩留まりは良好。これは天然遡上がほとんどなかった神通も同じですが、違いは九頭竜の鮎が思ったほど大きくならなかったことでしょう。
f0103126_19511774.jpg

各漁協の発表によれば、九頭竜中部の放流量が7.5㌧、神通が本流だけで17.1㌧。神通の方が2倍以上放流されているにもかかわらず、今年のように天然が少なければ大鮎に成長する。一方で九頭竜は例年より小さいくらいだったことを勘案すると、神通の方が鮎の生育環境は優れていると言えそうです。

これは神通の方が砂が少ないことと、浮石が多いので同じ河床面積なら底石の表面積が大きいからでしょう。一方で神通の鮎より九頭竜の鮎の方が引きが強いのは、逆に石裏が少ない比較的フラットな川底なので、泳力が鍛えられるからではないかと思います。

しかし昨年も書きましたが、九頭竜が年々平坦な流れになっていることは間違いありません。瀬の中にもホレやミゾがないと、そこに留まる鮎の絶対量が少なくなりますし、一度釣ってしまうと水が出るまで鮎が瀬に入りません。最近の九頭竜は釣り返しがきかないのは、まさにこのフラット化が影響していると考えています。
f0103126_19514259.jpg

今年の九頭竜は小型でしたが、数的には良くもなく、悪くもなく。しかし回りの評価は、年々悪くなっているという人が圧倒的に多いのが現状です。瀬で思ったほど掛からないので、立て竿の泳がせに転向する人も多くなりました。またジャパンカップの影響もあり、「いまどき超硬の釣りなんて流行らん」と言われることもチラホラあります。

しかし年々数は少なくなっていますが、超硬でしか攻められない場所があるのが九頭竜。そんな場所を釣るために九頭竜に通っているので、盛期に竿を早瀬や急瀬に持ち替えることはありません。もちろん、そんな釣りだから数が釣れないという言い訳はなし。超硬の釣りを貫いても、目指すは「型も数も竿頭」。その点において今年の九頭竜は型、そして水位に不満が残るシーズンでした。
f0103126_7164627.jpg


<神通川>
富山県農林水産総合技術センター・水産研究所の田子氏によれば、カタクチイワシと稚アユは餌の競合関係にあり、昨年12月は富山湾で記録的なカタクチイワシの豊漁になったとのこと。この時期はカタクチイワシの方が大きいため、稚アユが索餌できなかった可能性が高いと。

これを裏付けるように、4月20日から始まった熊野川の天然捕獲調査でも4月中は1尾も捕獲されず。5月20日には採捕されたものの数は少なく半分は放流魚。富山漁協は天然遡上の多い少ないに関係なく、例年通り自家産の鮎を支流を含めて20㌧放流。昨年は神通産F6だったが、病気に弱い傾向が見られたので継代を中止して今年は神通産F2 に戻したとのこと。
f0103126_7335936.jpg

遡上が少ないと言っても遡上量が類を見ないほど多い神通。生育調査までは楽観的な見方をする人が多かったですが、徐々にその深刻さが判明していきます。遡上が遅れて友釣りで釣れないだけならまだしも、毛バリでもまったく釣れない。これが意味するところは天然遡上が桁違いに少ないということ。

しかし万が一天然遡上がゼロであったとしても、あの短い区間に17㌧の放流をしていれば一般河川よりよっぽど釣れるはず。私は神通に通い始めた頃から、ある疑問を持っていました。富山漁協は自家産なので、水を買うようなことはないので放流量は正確なはず。しかし遡上が正常な年は、放流魚と思われる個体がほとんど掛からない。
f0103126_743432.jpg

おそらく天然遡上が多いため、放流魚の歩留まりがまったくトレースされていない。実際は多くの放流魚が病気で死滅しているのではないかと思っていました。したがって今年の神通は、この放流魚17㌧の歩留まりで釣況が決まる。私はそう考えていました。

結果的に、盛期になるまで発病するような気象条件がなかったこと。そしてこちらは検証できないものの、継代を中止してF6からF2に戻したことも功を奏したのかもしれません。今年は6月9日(火)に生育調査が行われ、翌週の16日(火)に解禁。ほぼ1カ月は友釣りが成立するような状況ではありませんでしたが、7月中旬になると場所によってはオトリが回るようになります。

今年も「海の日」の三連休は天気に恵まれず、しかも台風11号が西日本を縦断。しかし上陸のタイミングとルートから、九頭竜もしくは神通のどちらかで釣りができると読んで遠征を決行しました。本命の九頭竜は増水して入れませんでしたが、神通流域はほとんど雨が降らず、そのまま北陸道を北上して転戦。3日間とも竿が出せました。
f0103126_7324516.jpg

このときは網打ちはいるものの、釣り人の姿を見かけることはほとんどありません。朝のコンビニにも釣り人の姿はなく、どこでも入れる状況でした。釣れるのは放流鮎でしたが、この時点ですでに例年の9月より大きく成長。尺鮎が釣れた2004年の再来ということで、8月に入ると大物狙いの人が徐々に増えてきます。

私が次に訪れた8月後半は、大きい鮎の数釣りを満喫。放流鮎は最後まで群れで行動している個体が多く、その動きを読むことが今年の神通を攻略する鍵であったと思います。このような釣りは私も経験がなく、鮎釣りの引き出しを増やすことができました。個人的には例年のように釣れなくても、今年ぐらい空いている神通が好き。地元の方々も密かに楽しめた年だったと思います。
f0103126_744961.jpg


<気田川>
直近で良かった2013年は父の不幸があって釣行できずじまい。昨年は河川の状況が悪く、今年こそは竿を出したいと思っていました。2013年に比べるとかなり悪いとのことでしたが、釣れなければ人が少ないのはどこの河川も同じこと。新東名ができたことによって、身近な川になりました。

当日はマルパパさんの案内で川見をして入川。釣り人も少なくのんびりした雰囲気で、当たりが大きく出る川相です。この日はちょっとしたカケアガリや見逃しやすいヘチでよく掛かりました。天然はまだ小型で主体は放流鮎でしたが、2週間前にマルパパさんが釣行したときよりも天然は成長していたようです。
f0103126_726918.jpg

このまま大水が出なければ盛期は天然の数釣りが期待できそうでしたが、その後は出水や濁りでチャンスがありませんでした。山間部を流れる支流も多く、古き良き時代の里山の風景があります。船明ダムがなかった頃は、鮎が溢れていたという天竜川水系。まさかこのような状況になるとは、当時の人々はほとんど予想していなかったでしょう。

静岡のダム河川は年々悪くなる一方なので、ダムがない時代に戻れなくても、いつまでも「日本一きれいな川のまちづくり」を標榜し、鮎が跳ねる気田川であり続けてほしいと願っています。
f0103126_7262389.jpg


ということで例年と同じように、まとまりのない文章で今シーズンを振り返ってみました。今年も再会を約束していながらお会いできなかった方々には、この場でお詫び申し上げます。来季はぜひご一緒させてくださいませ!

今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季またお会いできるのを楽しみに、2015年鮎シーズンの締めくくりとさせて頂きます。来年も鮎釣りができる個人的環境であることを祈って!

by scott1091 | 2015-11-06 22:12 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(4)

紅葉の秋、食欲の秋です!

f0103126_2251326.jpg

先日ariariさんから送って頂いたイトヨリダイ、マダイ、マアジ。イトヨリはariariさんお勧めの電子レンジを使った酒蒸し。昆布を敷いた上にイトヨリを乗せ、その上から日本酒を降りかけてチンすれば出来上がり。これをポン酢しょうゆで頂きます。
f0103126_2253259.jpg

マダイは今回はカブト煮と刺身、残りは昆布締めにしてから冷凍保存。アジは初日に刺身と塩焼き、残りはフィレーにして一部を昆布締め、残りはフライ用に冷凍保存します。アジの脂の乗りが悪いとのことでしたが、サイズが大きいのでそれだけでも料理方法の選択肢が広がるので十分でしょう。
f0103126_2254836.jpg

そして旅行で買ってきた飛騨牛はすき焼きで。いつも寂しい食卓が、少しだけ賑わっています。特に鮮度の良い魚は釣りをする人釣れる人でないと手に入らないので、本当にありがたいです。ariariさん、ご馳走様でした!emoticon-0139-bow.gif

ところで2年前まで大人買いしていたベニズワイガニ。昨年すでに高騰していましたが、今年の浜値はさらに昨年の2倍近くまで上昇しているとか…。もともと加工品に使われることが多かったベニズワイですが、今年は昨年9月に付けた前年の最高値が最低ラインになっており、値上げしても加工賃さえ捻出できない状況だそうです。

これはロシアの密漁取り締まり強化の影響によりズワイガニの輸入量が激減したこと。これにより輸入物をメニューに使用していた業者が、価格的に近い地物のベニズワイに切り替えた影響が大きいようですが、北陸新幹線開通による観光客の増加も追い打ちをかけているのでしょう。香箱蟹も推して知るべし。今年も一回は食べたいと思っているのですが…。emoticon-0107-sweating.gif

by scott1091 | 2015-11-03 22:04 | Comments(2)

白川郷と飛騨高山を訪ねて!

f0103126_2384936.jpg

いつも神通川に行く途中で通過する東海北陸道の白川郷IC。かつては山深く秘境と言われた白川郷も、東海北陸道の全線開通でとても身近な世界文化遺産になりました。しかし鮎釣りシーズン中に途中下車することはまずないので、紅葉シーズンに合わせて白川郷を訪ねます。

外国人観光客も多く、観光バスが到着する時間になると非常に混雑するとのこと。「村営せせらぎ公園駐車場(500円)」が8時からオープンするので、その前に白川郷定番の撮影スポット「荻町城跡展望台」へ。9時以降になるとシャトルバス(毎時00、20、40分)が運航するので、団体客は白川郷を見学してから上がる人が多いようです。
f0103126_2120952.jpg

↑白川郷

展望台には駐車場(無料)が10台分くらいしかありませんが、8時過ぎに行っても入れ替わりで常時2~3台でした。白川郷のメーン道路である156号線は9~16時は観光車両は進入禁止となるので、車と合掌造りの家を一緒に写真に収めたかったので8時半に白川郷エリアを往復。9時前にせせらぎ駐車場に入ります。

この時点では誘導員はゲート前に1人と駐車上内に2人。庄川を渡る吊り橋「であい橋」の近くに停められましたが、帰る頃にはほぼ満車で場内の誘導員も増員され、バイパス156号線に出るところにも誘導員が4人配置されていました。世界文化遺産に指定されてまもなく20周年ということで、観光客の受け入れ態勢は万全です。
f0103126_21202421.jpg

↑白川郷

我々は混雑する前を前を移動する感じで、重要文化財に指定された古民家(一律300円)もほぼ二人だけで見学できました。紅葉は山にカエデやモミジがないので赤が少ないですが、ちょうど見ごろくらいでしょうか。路地を流れる用水や池にはコイと一緒に大きなニジマスが泳いでいます。

白川郷内の民宿を利用する外国人は英語圏の人が多く、アジアの観光客はほぼバスツアー。異文化や生活を体験するということでは、合掌造りの家に泊まるのが一番でしょう。英語圏の人はツアーを利用しない人が多いのも、旅行へのスタンスの違いを感じます。
f0103126_21214721.jpg

↑白川郷

11時に駐車場を出て、次の目的地である飛騨高山へ。東海北陸道の白川郷ICで乗り、飛騨清見ICで降りますが、料金所前でシートベルトの取締中。出口付近はコーナーがきついので、車が低速になることもあって警察官としっかり目があいました。我々は問題ありませんが、2台が切符を切られていました。

飛騨高山は駐車場が少ないとのことなので、ICを出てすぐにある「道の駅 ななもり清見」で昼食。我々は店内にすぐ入れましたが、食べ終わる頃には案内を待つ人で混雑していました。飛騨牛A5、A4級の肉を使っているとのことで、「飛騨牛朴葉味噌焼肉御膳(1,810円)」と「飛騨牛カルビ定食(1,870円)」を食べました。
f0103126_21362543.jpg

↑飛騨の里

混雑がひどくなった駐車場を出て、次の目的地である「飛騨の里」へ。通常であれば駐車場で300円徴収されるようですが、この日は「飛騨の里まつり」と「飛騨高山 新そばまつり」が開催されていたので市民が多く無料。入場料が700円と高いですが、高山市民は免許証などの証明書があれば無料とのことです。

観光客というよりも「新そばまつり」が目的の市民で混雑しており、見学できる古民家はほとんど人がいない状態。工芸品作りの実演をしている職人からゆっくり話を伺うことができました。特に一位一刀彫については、イチイの木について知ることができました。これがこの後の買い物で役に立ちます。
f0103126_2132063.jpg

↑飛騨の里

飛騨高山の観光といえば小京都と称される「古い町並み(さんまち通り)」。そして特産品の買い物が楽しめる「宮川朝市」と「陣屋朝市」でしょう。これが翌日の主たる目的なので、チェックインする前に古い町並みを下見に行きます。事前の情報通り、近いところにある駐車場は混雑していました。

時間は14時半でしたが、古い町並みは台湾や中国からの団体客で一杯でした。インバウンド需要が日本の個人消費をけん引していることは間違いありませんが、沿道の店で買い物しているのはほとんどが日本人。家電製品やブランド品の爆買いは有名ですが、特産品や民芸品にあまり恩恵はないのかもしれません。
f0103126_21322946.jpg

↑飛騨高山の古い町並み

人が多くて写真が撮れるような状況ではないので、重たい日本酒と宿で飲む地ビール「飛騨高山麦酒」を購入して15時半にチャックイン。食事の前に風呂に行くと家族風呂も大浴場もガ~ラガラ。高層階にあるので露天風呂は外からの目隠しはなく、内風呂もガラス張りなので似たようなもの。前日に降った雪で白くなった乗鞍岳や北アルプスが一望できました。

この週は高山に本部がある宗教団体の年に一回開催されるパレードと重なり、宿は世界各国から参加している教徒で一杯でした。その関係で一般客の夕食は17時30分から、翌日の朝食は7時30分からの指定となります。11月から朝市開始が30分遅くなって7時からとのことなので、朝食を食べてチェックアウトしてから観光へ。少し歩きますが、車は宿にそのまま置かせてもらいました。
f0103126_2132497.jpg

↑飛騨高山の古い町並み

まずは「陣屋朝市」で品物を確認。重たいものは帰りにここで買うことに。古い街並みで買い物したかったお店は8時からすでに開いており、軽いものなので宮川朝市の前に購入。前日すでに下見しているので、効率よく買い物ができます。そして宮川朝市では特産品の赤かぶ漬け、飛騨味噌、探していた六角箸より持ちやすい五角箸を購入。

これで帰りに陣屋朝市で飛騨りんごを購入すれば終了。まだ時間があるので再び「古い街並みを」散策しながら戻り、美味しそうな手焼きせんべいを購入した後、小さな一位一刀彫の店に。飛騨の里でふくろうの根付を買いましたが、ほおずきの根付を探していました。土産物店でも売られていますが、欲しかったのはイチイの木目を活かしたものです。
f0103126_21394373.jpg

f0103126_2133926.jpg

↑飛騨高山の古い町並み

飛騨の里で職人から教えてもらったのですが、イチイは赤太(内側の心材、赤みがかっている)と白太(外側の辺材、白みがかっている)からなり、この色合いが出ているものを探していました。安いものではありませんが、いくつかある中から一番形と色合いの良いものを選びます。

その後陣屋朝市でりんごを購入したので一度車に戻り、駅前にある蕎麦屋へ。飛騨産のそば粉を挽いて作った十割そばを食べます。この時期は店主が採ってきたキノコで作る「きのこ鍋」が知る人ぞ知る限定メニューとのこと。15時がラストオーダーなので、夕飯にゆっくり食べるというわけにはいかないようです。
f0103126_211449.jpg

f0103126_21141793.jpg

飛騨高山の民芸品は「さるぼぼ」に「一位一刀彫」。特産品は「飛騨牛」と「赤かぶ漬け」、「地酒」といったところ。旅行中にも「飛騨牛」は食べましたが、駅の近くに「JAひだグループ」の焼肉店兼直売所があったのでここで飛騨牛も購入。これでおみやげは十分です。

帰途はこの旅行の目的の一つでもある安房トンネル・ルートで帰りました。神通川に行くなら中央高速経由のこのルートの方が距離が近いので、神奈川や東京から行く人は定番ルート。私も勧められたことがありますが、夜間に一般道を走るリスクを考えると…。今回昼間に走ってみましたが、私が夜走ることは100%なさそうです。

鮎釣りに行く庄川や神通川の上流ということで、色々な意味で感慨深い旅行となりました。これを読んだ皆様も、観光でぜひ訪ねてみてください!鮎釣りのシーズンを考えると、雪が降る前の紅葉シーズンか、緑が映える田植えシーズンがお勧めです。
f0103126_224203.jpg

↑一位一刀彫の根付

by scott1091 | 2015-11-01 19:43 | 旅行 | Comments(0)