難しい魚が多くなってきました!

良い季節になったのでいよいよ激戦区に突入です。この時期に頭を取ることは難しいので、なるべく先行者と間隔を空けたいところです。しかし最近は滝のない沢でも「餌釣り → リバートレッカー(not 沢屋) → フライマン → リバートレッカー」という感じで入渓するので、タイミングが悪いと第二、第三の先行者や追い越しに遭遇することになります。

以前は釣り人の行動心理だけ読んでいればよかったのですが、やっかいなのがリバートレッカーという人種。日帰り組は出発が早いのですが、泊組は昼過ぎくらいから上がってきます。しかも子供が水溜りに入るがごとく沢の中を歩くので、釣り人の先行者よりインパクトが大きいです。
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遡行速度を調整して先行者と距離が開き、やっと魚が出てきたと思った頃にまさかのリバートレッカー。これが最悪のパターンです。経験の長い沢屋はトラブル回避のため、釣屋に遭うと沢を遠巻きに歩くのですが、リバートレッカーは自分たちが歩くことで魚が釣れなくなるという自覚がありません。これは自然とは無縁の生活をしていた人が、登山ブームの派生でにわかに参入してきた人が多いためと思われます。

リバートレッカーは意味的には沢屋を含みますが、私はこの手のニューカマーを称してリバートレッカーと呼んでいます。違いは沢屋は使わなくても8ミリザイル、シュリンゲ、カラビナくらいはいつも携行していますし、体力があるので遡行スピードが違います。対してリバートレッカーは経験の浅い登山者がそのまま沢靴を履いたようなものなので、いつ浮石に乗ったり苔でスリップして転倒しても不思議ではありません。
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ゴールデンウィークを境にこのリバートレッカーがぐっと多くなるため、 最近はイワナの沢になかなか入れなくなりました。しかし考え方を変えれば魚が残ることになるので、資源保護的には良いことなのかもしれません。比較的若い男性が多いですが、沢筋はバリルート同様マイナールートなので、足を踏み入れる者はセルフレスキューが大前提であることは言うまでもありません。

そんなこんなで昨今はリバートレッカーが後からきたら沢を変えるか、時間によっては潔く撤退するしかありません。最近餌釣りの人が少なくなってきたのも、リバートレッカーの増加が少なからず影響しているのかもしれません。沢屋と釣屋は犬猿の仲と表現されることが多いですが、沢屋は滝のない沢は歩きませんものね!
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この日入った場所は足跡の状況から、釣り人の先行者はなく2~3人の沢屋が入っていました。これで後続がなければ時間調整をするところですが、時間的にリバートレッカーが上がってくる可能性もあるのでいつものペースで釣り上がります。人が歩いているので魚が出ていませんが、時間の経過とともに見えるようになってきました。

しかしとてもナーバスなので、魚を発見したと同時に走ってしまいます。やっと食わせても出方が荒いので、チョン掛けやバラシも多い。クルージングを観察しているといつの間にかいなくなってしまったり。魚も気配を感じてこちらを観察していたのでしょう。このようにスレている魚は、発見と同時にキャストしてしまった方が後悔がないです。
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8寸アップは半分くらいしか釣れませんでしたが、やはりこのサイズは残っている理由があります。簡単に釣れた魚は1尾もいませんでしたが、内容的にはとても面白い釣りでした。宿題となるような魚は残しませんでしたが、その手の魚は人が歩いているのでエゴから出てこなかった可能性も大いにあります。

一年の中で一番好きな季節。
身体が三つ欲しいといつもながらに思います。

by scott1091 | 2015-04-29 20:57 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)

久しぶりのワラビ採り!

巷ではこの週末からゴールデンウィークの人もいるとか。そんな人には連休初日となる土曜ですが、どこも混雑しそうなのでどう過ごすか思案しました。渓流にはゴールデンウィーク中ひっきりなしに人が入りますが、必ずしも釣られてしまうものではありません。しかしワラビは魚と違って見つければ必ず採れるものなので、先に入った方が断然有利です。

ワラビなんて鎌で刈るほど生えていると田舎の人は言いますが、私のテリトリーは魚と一緒で激戦区。特にゴールデンウィークは山菜採りの行楽客が多いため、初日と二日目では雲泥の差となります。そこで土曜はワラビ採りに行くことにしました。最後にワラビ採りをしたのが2009年なので、な~んと6年ぶりとなります。
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最近はめっきり暖かくなったので期待十分。先が開いていない小指くらい太い「一番生り」ならぬ「一番生え」を狙って藪に突入します。すでに先行者がいますが、太いのが生える斜面はだいたい決まっているので、手前に生えているひょろいワラビは無視。やはり6年前と同じ場所に良いワラビが生えていました。

いつもは人が取り残した、他の植物と同化したようなワラビを魚を見つけるように探すわけですが、この日はまさにサラ場。目立つものを採った後でも、同じ場所をもう一流しすれば同じくらい採れます。この頃になると人がワラワラと増えてきますが、籠を背負った本格的な人はもう撤収。私も人が近寄らない傾斜のきつい斜面を選びながら降下します。
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しかしそんな場所にはまだ人が入っていないので、所々に大きな群生が残っていました。ワラビが重たいのでデポしながら採りますが、籠を背負っているわけではないのでそろそろ限界。時計を見るとまだ2時間しか経っていませんが、家の処理能力もあるのでこれにて撤収です。

ワラビの灰汁抜きには色々な方法がありますが、重曹を振りかけてからワラビが浸るまで熱湯を注ぐ方法が失敗がありません。このまま蓋をして一晩置けば灰汁が抜けます。翌日水洗いをして、数日で食べてしまう分は水に浸けておきます。水は毎日交換するのがポイント。残りは塩漬けにすれば1年間楽しめます。
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そして翌日は宿題を片付けに渓流へ。前回は手前にいる魚に気づかないで走られてしまいました。もちろんフライを見た瞬間にGoneの可能性もありますが、フライを見せることができれば可能性があります。釣り人や沢屋も多いので、魚がエゴから出ていなければそれ以前にThe end。この可能性が一番高いのがまさにこの季節でしょう。

山遊び半分の気持ちでいつもより早く家を出発。今週は連日気温が高く、日が高くなればロングTシャツでも快適。新緑が渓谷を彩り、風薫る季節の到来です。この時期になると餌の流下も多くなるので、先行者との距離があれば小型は間違いなく開きに出ます。しかし問題は8寸以上の魚。9寸を超えると一度沈めてしまうと、一日出てこないこともあります。
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前回よりも水量が多いのが条件としては◎。慎重に覗き込むと7寸クラスが浮いています。これではないのでしばらく観察していると、一番奥にその魚はいました。手前の7寸に走られたら終わりなので、まずは手前から片付けます。本命の魚がクルージングしながら波立ちに入ったときを見計らって7寸を抜きます。これを手前の大石に潜るようにそっとリリース。

これでいよいよ本命の番。クルージングを見計らって波立ちの中でフライを見せますが、フライに反応するもそのままスルー。ドラッグが掛かったように見えませんでしたが、この手のパターンはマイクロドラッグであることが多いです。フライを見切られたのであれば、この大きさの魚は残っている理由があるので間違いなくGoneでしょう。
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時間を空けてもう一度チャレンジしますが、今度はフライを咥える寸前でリターン。あわせていたら間違いなくGone。冷静に見切れたのは、大型は遅アワセが体に染みついているから。魚は一度姿を消しましたが、手前の大石の前をうろうろしている感じです。ここでは近すぎて覗き込むこともできないので、定位置に戻るのを待ちます。

フライを交換するか悩みましたが、交換する代わりにマイクロドラッグを防ぐ目的でドロッパー付けます。ドライ&ドロッパーには色々な考え方がありますが、私は日本ではニンフをアンカーとして使うことが多いです。これですんなりニンフに反応することもありますが、私の場合はドライに出る確率の方が高いです。
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海外ではドライが沈んでアワセるのが一般的ですが、私は魚が口を開いたのを視認してアワセます。このためにはニンフは見えないので、ドライフライのどれくらい後ろを流れているか意識しておかなければなりません。しかし常に視野の中心に置いておくのは魚。どちらのフライに出ても対処できるよう視野を広めにとります。

今回は先行するドライに疑うことなくゆっくりと出ました。頭がしっかりと沈むのを確認してから、ゆっくり大きくアワセます。驚いた魚は一番奥にある流れ込みに一直線。大きなエゴに潜るのをバットを使ってかわし、寄せてからは手前の大石に潜られないようポジションを変えます。

ドロッパーは下のフライが枯枝などに引っかかると、フッキングしたハリが抜けてしまうことがあります。また魚とやりとりしていると他の魚が下のフライに掛かって、本命はGoneというケースもあります。ドライ&ドロッパーのときは、いつも以上に勝負は早く。日本ではめったに使いませんが、過去の経験から心がけるようにしています。
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これでこの日の目的は達成。もう1尾釣れなかった魚も片付けて、時間が余ったのでバリルートの開拓で枝沢を詰めます。沢の感じではそのまま気持ちよく尾根に乗れそうでしたが、最後はまさかの藪こぎ。ダニを警戒してカッパを着たので、最後は汗だくになりました。このルートは二度と使いませんが、地理感が掴めたので結果オーライ。

いつもポジティブで行きたいものですね!emoticon-0105-wink.gif

↓ariariさんが送ってくれたマガキとヒラスズキで娘の誕生日。いつもありがとうございますemoticon-0139-bow.gif
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by scott1091 | 2015-04-26 21:17 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(4)

フナヤオリジナル・Tシャツ

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「Fishing Shop フナヤ」の「創業80年と鮎フェア30周年」を記念して作られた「フナヤオリジナル・Tシャツ」の紹介です。2015年4月23日(木)~26日(日)に開催される「第30回鮎竿&あゆグッズフェア」で、FMシリーズを除く「フナヤオリジナル鮎竿」を購入されたお客様に、一着無料進呈されます。

またオリジナルグッズとして単独で販売もします。色は「ホワイト」、「レッド」、「ブラック」の3色で、サイズは「S」、「M」、「L」、「LL」、「3L」の5サイズ。価格は一律で2,000円+消費税=2,160円となります。色やサイズによっては生産量が少ないものもありますので、売り切れとなった場合はご容赦くださいませ。
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普通のTシャツよりサイズ区分が細かいので、サイズチャートを掲載します。いつも着ているTシャツと比べればサイズ選びの目安になると思いますが、多少の誤差はご容赦くださいませ。

Sサイズ
着丈 64cm
身幅 49.5cm
袖丈 19cm

Mサイズ
着丈 67cm 
身幅 52.5cm
袖丈 20cm

Lサイズ
着丈 70cm 
身幅 54.5cm
袖丈 21cm

LLサイズ
着丈 72cm 
身幅 57.5cm
袖丈 22cm

3Lサイズ
着丈 76cm 
身幅 61.5cm
袖丈 24cm

素材はポリエステル100%のダブルフェイス生地。内側がメッシュで通気性に優れ、外側はフラットで速乾性に優れており、夏も快適に過ごせる逸品です。ご興味のある方は、ぜひ「第30回鮎竿&あゆグッズフェア」に足をお運びくださいませ!4月25日(土)~26日(日)にはお馴染みの高橋祐次氏、小澤剛氏、そして今回は北村憲一氏も来店される予定です。
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by scott1091 | 2015-04-23 21:39 | フナヤオリジナル | Comments(0)

山が混雑するシーズンになりました!

先週のブログで、若い男性も山を始めれば出会いのチャンスが増えそうと書きましたが、今週は場違いな集団に遭遇してしまいました。服装は若い山ガールと変わらないくらい派手ないでたち。タイツに短パン、ダブルストックは共通で、一見してトレランかな~と思ったのですが、シューズがごついので走れそうにありません。

そして中年オヤジは絶対にしない眉毛のお手入れもばっちり!ヘアースタイルも決まっていて、「こりゃー、ジャニーズ山岳部か~」と思ってしまいました。しかし残念ながらこの山は、先週のような山ガールの姿はなし。ストイックなトレランオヤジや中高年の登山者、そして釣り人のみです。

目指す沢は昨年入っていないので2年ぶりとなります。途中4組の登山者を追い越しますが、ま~人が多いこと。この日は女性のソロにも遭遇しました。すでに下山コースなので、かなり早い時間から縦走してきたのでしょう。地味な服装だったので男性かと思いましたが、ソロで歩く女性はこのような傾向があります。
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途中、川原で靴擦れに絆創膏を貼っている人や、何故そんな危険な場所にテントを張るのかなと思うような状況を遠巻きに見ながら、ペースを上げます。車を出発するときは暑いくらいでしたが、山の天気は変わりやすいもの。薄手のフリースを着てきて正解でした。

2年前にすでに沢がガレ、魚も非常に少なくなっていたのでひょっとしたら魚影が確認できないかもしれません。望みは1本だけ安定した種沢があること。しかし魚影が確認できないまま遡行が続きます。そしていよいよ核心部にきて、その風景が大きく変わっていることに驚きました。

大きな山桜や他の木々が無残になぎ倒され、この沢であればここしかないというテン場は流失。砂岩の岩盤が大きく削られ、流れが大きく変わっていました。これは魚にとって相当厳し環境ですが、種沢を越えたところでやっと魚の生息を確認。これだけガレた沢でよく生き残ってくれました。
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2年前よりもさらに魚が少なくなっていましたが、種沢に残った魚が世帯交代を続けてくれることを願うしかありません。少しでも魚影が確認できればと思い、釣るよりも走らせるのを優先していると、少し距離のある場所でライズらしきものを発見。この距離で見えるほど大きいサイズが残っているとは思いませんでしたが、慎重にストーキングすると間違いなく魚です。

難しい流れに定位しており、表面がフラットに近いのでドラッグが掛かったらGoneでしょう。ティペットが流れに引かれて、フライが右に左にS字状に蛇行するパターン。健全な沢であればやる気満々となるのですが、この日は釣れなくてもよいと思ってキャスト。気負いがないせいかフライはドンピシャの位置に落ちて、ヘッド&テールでフライを咥えました。

大きい魚は早合わせは禁物なので、テールが沈むのを待ってゆっくりフッキング。この沢で釣った魚としては今までの中で最大でしたが、それが意味することは悲しい現実。もはやペアリングできる相手はいないので、陸生昆虫が流下する夏を謳歌して寿命をまっとうしてほしいと願いながら流れに帰しました。
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魚が少なく遡行が速かったので、この日は降下しながらもう一カ所釣ります。4月も中旬となったので、そろそろイワナも釣りたいところ。この時間になっても釣り人がいるのは、フライマンばかりだからでしょう。先行者と少し時間が空いていればと思って有望そうな区間を探しますが、もうとっかえひっかえ釣り人が入っている状態です。

このまま山岳渓流でイブニングをやってしまいそうな勢いですが、テントが散見されたので納得。本当にイブニングをやるんですね~、これが!こうなると退散するしかないのですが、竿抜けになりやすい区間で少しだけ竿を出しました。この場所に入るのは3年ぶりですが、渓相はあまり変わっていませんでした。

かなりの距離魚っ気はありませんでしたが、また遠くからライズを発見!手前の魚が走るほど数はいませんが、距離を開けてキャスト。風でフライが大きく逸れましたが、リーダーもレーンから逸れたのでラッキーでした。この1投でこの場所には1尾しかいないのがわかったので、確実に投げられる距離までストーキングして2投目。
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魚はゆっくりとフライに出たので、確実にフッキングすることができました。この後はまったく魚影なし。そして最後の最後に、大きな巻きで電光石火のごとく出たのはイワナ。ブラインドだったのでよく掛かったな~というのが本音ですが、ドンピシャのタイミングだとアワセ切れもよくあること。気分よくこの日は終了です!
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翌日は所用があってちょっと近場へ。初めて入る沢ですが、車に妻を待たせていたので短い区間のみ。アマゴの水系ですが、魚影が確認できないまま30分が経過。諦めかけた頃に電光石火のごとくバシッ!車が止まっているのを見たことはありませんが、結構釣り人が入っているようです。
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そこから気を引き締めて丁寧に釣ります。「こりゃ~早くて俺には掛けられんぜー」という出方が続きましたが、何尾か魚体を確認することができました。この水系のアマゴは朱点が小さいのが特徴ですが、この沢で釣れた魚は大きいものばかり。8寸くらいになると迫力がありそうですが、この日は6寸クラスしか釣れませんでした。

里山では完全に時期を逸してしまいましたが、大きくなったタラの芽の先だけ高切り鋏で収穫。遅ればせながら春の味覚を少しばかり堪能しました!
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by scott1091 | 2015-04-19 19:47 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)

菜種梅雨が顕著な今年の春~!

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今年もあっという間に4月中旬。このまま一気にゴールデンウィークに突入し、あれよあれよという間に鮎が解禁となります。これからの季節は体が二つ、いやいや三つ欲しいシーズンを迎えるわけですが、この週末も土曜は雨の予報。また週中も5月並みの陽気と思えば、急転直下2月並みになって都心部で雪がちらつきました。

春の陽気は三寒四温と言いますが、今年の菜種梅雨は顕著です。染井吉野もそろそろ葉桜になりますが、せっかくの桜吹雪も雨では残念。濡れた道路に張り付いた花びらもわびさびの世界ではありますが、やっぱり春の陽光の中で舞う花びらが私は好きです。

さ~てこの週末の状況です。土曜は前日からの雨。予報では午後には雨が上がるとのことなので、いつもより2時間遅く出発。カッパを着るほどでもありませんが、下だけ履いて上着はバックパックの中に押し込みます。1カ月が過ぎて体がやっと順応してきたことと、気温が低めなのでペースが上がります。
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霧雨ですが手が濡れるほどではありません。今年は天気が悪くずっと「EASE GREEN」を掛けていましたが、この日は「TRUEVIEW SPORTS」を選択。暗くてもこちらの方が見えやすいのは、私の目の特性なのでしょう。TALEXから新しいレンズが目白押しですが、やはり「EASE GREEN」の代わりに「LUSTER BROWN」を選択するべきでした。

新しい方の「EASE GREEN」を買ってからもう6年。「TRUEVIEW SPORTS」に至ってはもう10年も使っていることになります。お気に入りのフレームも終売になってしまいましたが、レンズを濡れたままにしないで大切に扱えば、毎日使うものではないのでこれくらいは持つようです。

視界良好で、この日は7寸以上はノーミス。こんな日もシーズンに1回くらいあるものです。そしてかなり遠くから大きいのが浮いているのを発見。9寸は悠々ありそうなので慎重にストーキング。魚が定位しているすぐ後ろに枯木があるため、ドリフトできる距離はほとんどありません。
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一か八かで頭のすぐ前にフライを落とすと、でかい顔で水面が割れました。魚はテンションを感じてローリングしながら下り始めたので、私はスーパーダッシュ。枯枝を潜ってラインを送り出す目論見でしたが、樹皮にリーダーが挟まって目の前で魚が狂ったようにローリングしています。

急いで枯枝からリーダーを外した瞬間、魚がもうスピードで下の淵に逃げて行きました。まさに痛恨のバラし…。間違いなく今季一番の大きさで、体長以上に幅が立派な魚体でした。もう今季中はフライに出ることはないかもしれませんが、この勝負は魚の勝ち!ツキも魚に味方しましたが、魚体は確認できたので良しとしましょう。後半は濡れるくらいの雨になりました。

天気予報に反して夕方から夜半にかけて雨。翌日は久々の晴れの予報ですが、こんな日はどこも登山者で賑わうもの。朝方どうしても片付けなければならない所用を済ませてから山に向かうと、もうとっくに登り始めているはずの登山者が…。しかもあちらもこちらも山ガール!数年前は男女のペアーが多かったですが、最近は若い女性だけのグループも散見されます。
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若い男性も山を始めれば出会いのチャンスが増えそうですが、ダイビングと一緒で男性はアラフィフと思しき人ばかり。実は私も釣りをする若い男性を紹介してほしいと釣りガールから頼まれたことがあるのですが、私の回りも年齢制限で論外だったり妻帯者だったり。最近の釣り番組も、オヤジと釣りガールの組み合わせばかりですものね~。

そんな喧騒から逃れるように山を変えます。登山ブームから数年が経ち、平凡な登山道歩きから沢筋を歩く人が増えているように感じます。沢屋のテリトリーに入るにはそれなりの体力と技術が必要ですし、滑落したら下は石か岩盤であることが多いので尾根から落ちるのとわけが違います。自戒も含めてくれぐれも気を付けましょう。

スタートが遅くなってしまいましたが、この日は残業しないよう早めに切り上げます。そして明るいうちにベランダでビールをなどと思っていたのですが、何気に後ろに手を伸ばすと…。ない、ナイ、まさかのナッシング!
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オーマイガッ…

バックパックに挿したはずの竿がない!

小さな脳みそがフル回転して、そこから竿を畳んだ場所までの情景を高速巻き戻し。バックパックに枝が引っかかった感触があったのは、まさかまさかの脱渓ポイント近く。引き返してもヘッデンで見つけるのは至難の業なので、明るいうちに行けるかどうかが一番の問題です。

途中で落ちた可能性あるので、歩いてきたコースを忠実に辿りながら早歩きで戻ります。傾斜がきつくないところはガンガン走りますが、もう心臓破りの坂状態。この日は体力を残していたのが正解でしたが、途中に落ちていることを何度祈ったことか…。しかし無情にも落ちていたのはまさに脱渓ポイント。すごろくの「振出しに戻る」とはこのことでしょう。
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これでいつも以上の残業が確定。へとへとになりながら二往復することになりましたが、竿が見つからなければ疲労度はこんなものではなかったでしょう。早く帰る予定がいつもより遅くなってしまいましたが、ライザップのトレーニングと思えば結果オーライ。いつもポジティブシンキングで行きたいものです。

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by scott1091 | 2015-04-12 22:48 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)

2015年の新製品、「龍切竿90急瀬LS」と「SR龍 急瀬77」

フナヤオリジナルの2015年新製品は3モデルで、ここで紹介するのはその内2本になります。正式名称は「龍切竿 90急瀬 Light Special」と「Short Range龍 急瀬77」。色々なご希望が多く毎回デザインには苦慮しますが、最終製品が仕上がってきましたので写真をアップします。

「龍切竿」は従来の龍シリーズと同じく1~7番はNPブランク(*1)を採用し、元竿は全クリアー塗装。「SR龍」は1~3番はNPフラッシュブランク(*2)を採用し、4番~元竿は全クリアー塗装となっています。
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↑龍切竿
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↑SR龍

(*1)
NPブランク: 無塗装、無研磨のブランク。成型時のダブルテーピングによりテープ段差を軽減し、艶消し仕上げ

(*2)
NPフラッシュブランク:無塗装、無研磨のブランクをエポキシでカバー。極小幅のピッチテーピングでテープ段差を軽減し、艶有り仕上げ

上栓を外した状態で自重は「龍切竿」が232㌘、「SR龍」が208㌘となっています。いつものことですが、家庭用のデジタル秤の計測なので1~2㌘程度の誤差はご了承くださいませ。また製品による差が出やすいのは元竿のクリアー塗装によるものなので、このレベルで持ち重りの違いを感じることはありません。
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デザインは好みがありますが、「龍切竿」は無難で飽きのこない仕上がりだと思います。「SR龍」については意見が分かれそうですが、1~3番のデザインを変えることで、距離感や竿の曲がり具合を認識しやすく、ブランクの仕上げも違うので機能優先のデザインとなっています。

風が強い日はもとより、短い竿を持つようになるとなかなか9㍍の竿に手が伸びなくなります。川幅が狭いフィールドはもちろんですが、広くても立ち込める流れであれば、引き釣りの場合は竿操作の精度が間違いなく上がります。そんなフィールドをホームにしている人や、風が強い日でも同じ感覚で引きたいという人には、「SR龍」は心強い1本になります。

それぞれの竿についてのインプレはすでに書いておりますので、そちらも合わせてご参照頂ければと思います。

「龍切竿 90急瀬 Light Special」

「Short Range龍 急瀬77」


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↑龍切竿

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↑SR龍

by scott1091 | 2015-04-07 21:08 | フナヤオリジナル | Comments(2)

な~んか「やる気レス」な今シーズン…

例年にも増して花粉症がひどいせいでしょうか?

週末が近づいても心ときめくものがないし、どうやって過ごそうか悩んでしまうくらい。趣味のない人はこれが当たり前の生活なのかもしれませんが、遅くまで寝ていたりテレビやビデオを見て過ごすのも苦手。またもともと冬眠体質なので、この時期に増えた体脂肪を落としておかないと、年々大きくなってしまいます。

ライザップの赤井英和さんのような肉体改造を目指したいところではありますが、もともと筋肉質の人だからこその結果なのでしょう。この歳になってプロテインを飲んだり、ストイックに筋トレや食事制限する気はありませんが、ここが踏ん張りどころの年齢であることは確かでしょう。
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体脂肪を燃やして筋肉を少しでも増やすには、私の趣味ではやっぱり山岳渓流を目指すのが一番手っ取り早い。「やる気レス」な今シーズンではありますが、日も長くなってきたのでそろそろ本格的に沢をつめたいところです。しかし今年の週末は天気が悪い。しかもガスが出ることが多いため、GPSを携行していてもバリルートを使うのを躊躇してしまいます。

コンパスで方角はわかっても、見通しが効かないとルートの確認ができません。GPSで軌跡管理はしていますが、車と違ってちょっと歩いたくらいでは距離が短くて、進んでいる方向が正確にはわかりません。尾根や傾斜がはっきりしている斜面は見通しが効かなくても何とかなりますが、やはり一番迷うのはなだらかなピークからの下り。

慎重に見極めてから降下しないと、辛い登り返しが待っています。見通しが効けばピークに戻らないでルート修正も可能ですが、ガスの中でそれをやると大抵はザレやヌケに直面し、トラバースを断念して降下を続けると道迷いとなります。私は基本的にビビりなので、悪条件のときは新規ルートには入りません。
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山では「急がば回れ」というケースが非常に多いですが、見通しが効かないでGPSを頼りに歩くと、この「回れ」が非常に難しくなります。行っては戻り、場合によっては登り返しで体力を消耗することになり、悪条件では焦りにつながって冷静な判断ができなくなるのが普通でしょう。

花粉症、悪天候そして加齢による気力減退。こんな状況を打破するべく、いつもより早起きして小雨が降る中出発。今シーズンはずっとカッパを着ているので、そろそろ洗いたいところですが、これくらい出番が多いと来年新調してもよいかな~と思っています。

今年もシカが多く、無残に表皮を剝かれた樹が目立ちます。カモシカを見る頻度はあまり変わっていませんが、シカに遭遇する機会は本当に増えました。場所によっては糞を踏まないで歩くのに苦労するくらい。シカの増加とともにそれに寄生するマダニも気になるところです。「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が確認されている地域はまだ限られていますが、抗体保有動物は広い範囲で確認されているので時間の問題でしょう。
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私も過去一度だけマダニに首を噛まれたことがあるので、藪こぎのときはカッパかウインドブレーカーを着るようにしています。SFTS以外にも重篤な症状をもたらす「日本紅斑熱」、「ライム病」、「回帰熱」などに感染する危険があるので、噛まれてしまったら無理に除去しようとはせず、皮膚科で処置してもらいましょう。

話がだいぶそれてしまいましたが土曜の状況です。魚は思った以上にひらきに出ていますが、鏡に近いような場所に定位していることが多く、魚を見つけた時点ですでにフリーズ気味となり、キャストした瞬間にGoneの連続。波立ちの中にいる魚はフライを食わせることはできるもののサイズが一回り小さい。

いつも以上に距離を開けますが、暗いのでなかなか手前にいる小型を見極められません。このような状況なので一番大きい魚に向かってフライを投げますが、ラインの着水と同時に手前の小型が走り、狙った魚もその魚と一緒にGone。視力的に見えないのが一番のストレスです。
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雨の日は魚の警戒心が低いのでストーキングしやすいですが、雨が降っていないのに暗い日は苦手です。この時期になると人影に敏感になっているので、手前の魚を走らせてしまうとそのポイントは全滅。魚の活性が高くなると、フラットでは魚に気づかれる前に見つけて、手前の魚から釣っていくしかありません。

でも奥に大きいのが浮いていれば一発勝負でトライしますが、この時期になると魚雷発射のように手前の魚に走られて結果が得られないことが多いです。そんな状態ではありますが資源調査は完了。残業せずに帰る予定が、目的の場所まで遡行したら車に戻る頃にはすっかり日が暮れていました。もうヘロヘロです。

翌日はさらに天気が悪く道中はかなりの雨脚。前日の疲労もあり途中で何回か引き返そうと思いましたが、ここは「やる気レス」に喝!前日と同じくらいハードなコースを目指しますが、ガスがひどくて帰りのバリルートが心配です。釣っている間もガスが晴れることはなく、魚はとてもスプーキー。
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ある程度フライを流して、移動しようと思った時に大きいのが下がってきたり。もう踏んだり蹴ったりですが、やはり楽しい時間です。いつもより1時間早く切り上げてバリルートを進みますが、ガスが濃くなるとルートファインディングが慎重になります。迷うことがない痩せ尾根はスピードを上げますが、いつもより時間が掛かりました。

天気予報のとおりピーク付近に近づくと、風が出てきて荒れそうな雰囲気。沢屋のものと思われる踏み跡を辿ると、な~んと目的の尾根を目前にしてまさかのヌケ…。一番やばそうな場所に木の根だけ残っていますが、足の置き方を間違えると立ち往生しそう。念のためバランス用にザイルを張り、雪山ではありませんがステップを切りながら慎重にクリアー。

この頃になると雨脚も強まり、ピーク付近で一度晴れたガスがまた山裾を上ってきました。ここからは迷うことがない尾根道なのでやっと一安心。ここからは尾根から降りる場所をGPSで確認しながら進みます。さらにガスが濃くなったので、よいタイミングでバリルートを抜けることができました。
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予定よりも30分遅くなりましたが、十分明るいうちに車に到着。ぐっと気温も下がって着替え始めると火照った体でも寒いくらい。途中藪こぎでダニが付いているかもしれないので、カッパ類はトートバックに入れて下着も着替えて帰路に。家に帰ったらカッパは必ず水洗いをしてから干しましょう!
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by scott1091 | 2015-04-05 20:28 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)