「龍切竿90 急瀬Light Special」

今年テストしていたプロトです。

位置づけは「急龍竿Ⅱ 急瀬Special」の後継モデルになります。「急龍竿Ⅱ」は強度的に丈夫で粘りのある竿でしたが、素材の違いで張りや硬度は「征龍竿Ⅱ」の方が上回っている感じだったので、それも合わせて調整しました。狙うところは、「龍星☆竿Ⅱ90 急瀬High Power」より「征龍竿Ⅱ90 早瀬High Power」に近い「急瀬Light Special」。

ところで私は竿作りに関与しているのでモデル名がすんなり出てきますが、これを読んでもチンプンカンプンという人が多いのではないでしょうか?私は竿作りだけでモデル名には関与していませんが、「龍シリーズ」もそろそろ整理した方がよいのではないかと思う今日この頃。私も正式なモデル名を表記するのが大変になってきました!042.gif
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↑同じスペックのプロトですが自重に1㌘弱の違いがあります

さて今回の竿は「龍切竿(りゅうせつかん)」といかにも強そうなモデル名ですが、「早瀬」に近い「急瀬」なのでそのような竿ではありません。今までの「龍シリーズ」より胴に入るのを早くして、どちらかというと掛かり鮎をいなして獲るタイプなので事前に捕捉しておきます。

ではどのような竿なのか理解してもらうため、ベンディングカーブの比較を見てみましょう。まずは「征龍竿Ⅱ」との比較で、吊っている錘は100㌘と150㌘。自重的にはほとんど変わりませんが、硬度はプロトの方が上回っています。これは素材の違いもありますが、テーパーデザインによるところが大きいです。
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「征龍竿Ⅱ」との比較。上が100㌘で下が150㌘

続けて「龍星☆竿Ⅱ」との比較写真ですが、吊っている錘は同じ100㌘と150㌘。これを見て頂ければわかるとおり、硬度は「征龍竿Ⅱ」に近い感じに仕上がっています。私がテストする段階で、ここまでしっかり硬度調整がなされていた竿は初めての経験。素材が違うと感じる硬度やトルク感も違うので難しいのですが、「龍シリーズ」がほぼ同じレベルの素材になったということもあるのでしょう。
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「龍星☆竿Ⅱ」との比較。上が100㌘で下が150㌘

ここで説明する必要もなく、今まで私が開発に携わってきた「龍シリーズ」は感度最優先。カリカリ感が強く釣っているときも気が抜けない(心休まらない)というのが友人達の評価です。音を弾くために2~3番にも張りを持たせながら先調子感を出しているため、それ以上に強い胴に曲がりが入るのが遅くなります。

そのため竿を曲げるのに慣れていない人は、対応が遅れてそのまま伸されるというケースが見られます。これは「超硬」ではより顕著になり、九頭竜と言えども「Super LightⅢ 超硬90」や「龍芯竿Ⅱ90 超硬EX」を胴までしっかり曲げている人は少ないです。

先調子の竿は伸されやすいというのが一般論ですが、同じ硬さの胴なら曲がる1~3番の方が胴を曲げやすいもの。これは綱引きでいきなり引かれると腰砕けになりますが、徐々に引かれると腰を入れて耐えられる原理と同じです。その意味で世間一般で言われる先調子より、「龍シリーズ」はさらに伸されやすい竿とも言えます。
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誰でも曲げやすい竿にするにはヘラ竿のような胴調子にすればよいわけですが、友釣りはヘラのように浮きで当たりをとるわけではありません。確かに昔はミャク釣りのように目印で当たりを取っていた人が多かったと思いますが、今はほとんどの人が釣っている場所やオバセの目安にしているくらいでしょう。

今年は釣りを見たいという申し出があり、狩野川で2回、九頭竜で2回、庄川で1回ご一緒する機会がありました。すぐ後ろで見ている友人は目印を追っているわけですが、私がいかに目印ではなく竿で当たりを取っているかを実感しました。026.gif

もちろん引き釣りであることも大きいですが、友人が目印を見て掛かったと口にするのは、私が竿で感じるよりもかなり遅れます。そして私が竿で当たりを感じた後、目印をあまり目で追っていないことにも気がついたしだいです。
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オトリ鮎の動きは目印で見るより、竿で感じる情報の方がはるかに速いし多い。これを前提に感度優先の竿を作ってきたわけですが、毎度の喩で恐縮ですが「龍シリーズ」はF1マシーンみたいなものなので、誰もが性能を引き出せるというものではありません。対応が遅れても伸されない。ある程度の経験があればポテンシャルを引き出せる。そしてポテンシャルは限りなく高く。

これらを集約すると、車であればF1マシーンではなくシフトチェンジのいらないスーパーカー。竿であれば感度を求めつつ、先調子でありながら胴に入るのを少し早く。そして持ち重りせず細身軽量といった感じになるのでしょう。こんな条件の竿を開発するにあたって、一番難しいのは感度をどこで妥協するかです。034.gif
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感度優先で2~3番に張りを持たせ過ぎると、今までの「龍シリーズ」と変わらなくなる。かといって2~3番に張りを持たせて胴を柔らかくすると、弾いた音が失速し、胴ブレする調子になって高性能とは言えない代物になってしまいます。どこまで2~3番を柔らかくするか?そしてどこまで胴に張りを持たせるか?これのせめぎ合い。

この竿のテストは神通川、相模川、狩野川、庄川で行いました。ほぼ完成した時点で、ご一緒できる友人にも使ってもらいましたが評価は良好です。今までの「龍シリーズ」と違って高い音の伝達が弱いですが、水中糸の水切音をあまり拾わないので、逆に釣りに集中できるという意見もありました。
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このブログでお馴染みの鮎道楽さんの評価は、これくらいの方が一日通して使えば「龍星☆竿Ⅱ」より釣果が伸びるだろうとのこと。竿の感じは「龍切竿」というより、「Lady Gaga」ならぬ「Lady Dragon」という表現がしっくりとのコメントでした。写真を見ると胴はほとんど曲がっていませんが、釣っている本人はかなり胴に入っているように感じますし、手首への負担も「龍シリーズ」より少ないです。

神通川や相模川のような大きな川では、最初に使ったときはパワー不足を感じるかもしれません。しかしそこから、もう一段シフトチェンジするのが「Lady Dragon」。今回の竿は今までの「龍シリーズ」とは少し味付けが違いますので、ご興味のある人は完成プロトをご確認くださいませ!001.gif
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釣り場でお会いして意見や感想をくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様の意見は概ね反映できたと思いますので、この場でご報告させて頂きます。040.gif

残るは皆様が一番気になる竿のデザイン。こちらはモデル名と同じように私の領分ではありませんが、寄せられた意見はお伝えしておりますので楽しみにお待ちくださいませ。後はフナヤさんに、そそられるビジュアルとプライスを期待しましょう!006.gif

実釣記録① 神通川
実釣記録② 狩野川
実釣記録③ 相模川
実釣記録④ 神通川、庄川

鮎道楽さんインプレ(2014年9月14日 ライトSPなドラゴンとは?)

by scott1091 | 2014-09-30 20:54 | フナヤオリジナル | Comments(6)

いったい何が刺さったのよ~!「POTENZA S001」

日曜はマルパパさんが必要だった「PTソリッド」の代わりに届いた「標準チューブラー」穂先を受け取るため狩野川へ。入る場所が決まったら連絡をもらい、9時過ぎに合流。この日はどこも人だらけ…。今まで人がまばらだった修善寺橋よりシモにも人、人、人であります。

前日から入っているmotoさんの話では、早い人は6時から竿を出していた由。朝食中に見ていても誰一人竿が曲がらなかったとのことですが、今の狩野川はそんなものでしょう。マルパパさんは9時の時点で6尾とのこと。小一時間見学していましたが、その間に2尾追加したのはさすがです。
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マルパパさんが入っているところも混雑しているので、私はオトリを買って上から川見ならぬ人見をします。しかしこの日は微妙なところに人がおり、私の感覚では入る場所がない。2往復してから大見川にも行きますが、かなりのアオノロにもかかわらず釣り人が多い。

今日は竿を出すのを止めようかなと思いながら、12時前にmotoさんのところに行くと、ちょうど川から上がってきたところでした。この日はツ抜けできなかったようですが、型のよい鮎と立派なウナギをゲット!右岸も左岸も竿1~2本間隔で並んでいますが、motoさんと話している間に竿が曲がることはありませんでした。

「な~んか、やる気なさそうですねー」とmotoさんから鋭い突っ込み…。037.gif
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入る場所がなかったら帰ろうと思っていたのを見透かされてしまいました。motoさんと別れてさらに車を進め、やっと釣り人がいない場所を発見。ここでお昼を食べます。朝は肌寒いくらいでしたが、この時間になると汗ばむくらいの陽気。「人がいるけど釣れない」ことはありますが、「人がいない=釣れない」確率が高いのが狩野川。

ここはそんな場所。2時間連れまわしたオトリですが養殖なので問題なし。12時半から竿を出します。まずは流芯を探ってみますが、野鮎からのコンタクトはなし、瀬脇に鮎が見えたので、そこを釣っていると根掛かり。軽くあおったらまさかのプッツン。「メタビート」の感覚で「メタコンポⅢ」を扱うと、擦れで切れることが多いです。

これでオトリは1尾のみ。釣れなければ帰るだけですが、瀬戸際で1尾獲れないのは悔しいもの。集中してまずは1尾。続けて4尾まで伸ばしますが、その後は反応なし。オトリに余裕ができたので、最初に攻めた流芯を流します。風が強いので瀬でもラインをハリハリにできないため、久々に石にラインを擦られて親子でGone。もう「メタコンポⅢ」はいや~。042.gif
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「メタコンポⅢ」の在庫が終わったので「メタビート」を張ります。気持ちよい当たりが連発して6尾追加してツ抜け。この時点で山に日が陰ってしまったので、ずっと気になっていた場所に調査に行きます。ここで釣りをしているのを見たことがありませんが、狩野川は天然遡上なので鮎がいないことはありません。

見た目がよかった瀬は石が小さくて期待はずれでしたが、フラットに見える場所が水深があって底石が大きい。石はきれいに磨かれ、浮石にゴミが引っかかっていないのが救いです。ラインが擦れる感触から、葦際にも大石が入っているようで、そんな場所で目印が飛びます。
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時間がないのでポイントを確認しながらさらさら~と探って、目標の20尾になったので竿を畳みました。ハンドルに伝わってくる感触に違和感を感じたことを思い出し、タイヤを確認すると左前タイヤに異変が…。駐車したときに空気圧が低いとは思いましたが、もはやパンクに近い状態です。007.gif

JAFを呼んだところで車に乗って帰ることはできないので、だましだまし走って一番最寄りのガソリンスタンドで空気を充填。指定の250kpaまで圧が上がったので、大きな穴ではないようです。その足で8月にタイヤを購入した「タイヤ館」にピットイン。
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すぐにタイヤを外して確認すると、やっぱりパンクでした。何かを踏んだ記憶はありませんが、ハンドリングの感触から徐々に抜けていたものと思われます。空気圧が下がった状態で走っているので、タイヤ内部に摩耗も見られます。ホイールの歪みも心配なので、ホイールバランサーで確認してもらってこちらは問題なし。

問題はここから…。

修理で凌いでも、その状態で乗り続ける気は毛頭なし。テンパータイヤで家に帰っても、日を改めてピットインする必要あり。すでに18時近いですが、近隣の店舗やストックポイントを当たってもらうと在庫が1本ある由。製造ライン・製造年月が「BEB1714」(2014年4月下旬)なので履いている「BLB2914」(2014年7月中旬)より3カ月古いものになりますが、背に腹は代えられません。026.gif
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ストックポイントまで往復で1時間かかるとのことですが、営業時間を延長してもらいます。ネット通販ではもっと安く買えますが、ブリジストン直営の「タイヤ館」の強みは在庫を持っていることでしょう。「POTENZA S001」は売れるタイヤではないので、なんで1本あったのか不思議ではありますけど…。近くに「カルバン」があればいいのに~。

タイヤは保証期間というものがないので痛い出費になってしまいましたが、これが遠征先でなくて本当によかったと思います。何が刺さるとこんな傷になるのか釈然としませんが、軽カーでも購入したばかりのタイヤで同じ経験があります。同じ道路を走っているので、路肩に何かあるのかもしれません。
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by scott1091 | 2014-09-28 20:39 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(10)

禁漁前に2014年最後の渓流へ!

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プロトのテストも終了して、今年の鮎はひと段落。今シーズンの渓流は諸事情で4月13日をもって強制終了となってしまったので、禁漁前にもう一回は行っておきたいところ。ちょうど土曜の夜に予定が入ったので、早起きして渓流に行ってきました。

秋の渓流は暗いので、日中でも日が挿さない場所はF2.0くらいのカメラが必要です。最近はF1.8のキャノン「PowerShot S120」を使っていますが、防水でないのが不安なところ。過去に胸ポケットに入れたリコー「GX200」を沢に落としたことがあるので、それからは対策を万全にしてはいるものの、防水カメラに越したことはありません。
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そこで今回はF2.0のオリンパス「STYLUS TG-3 Tough」を持っていきました。紅葉にはまだ早く山色はまだ夏を思わせますが、木漏れ日の陽光はすっかり秋色。入渓者が少ない谷は秋の荒食いを期待できますが、ここは激戦区。すでに追い回している魚もいますが、フライを見たとたんにGone。よ~く教育されています。

ほとんどフライを食わせることができませんでしたが、カメラの性能を確認するくらいは釣れたので幸せな一日。シャッタースピードが遅くなると、魚が呼吸するときにできる波でぼやけてしまうもの。撮影のときは呼吸できるくらい水に沈めてやらないと魚が落ち着かないし魚体へのダメージも大きいので、これは避けて通れません。
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モードを変えて何枚か撮影しましたが、F0.2の違いは感じませんでした。メスの卵はかなり大きくなっており、アユに限らず、ヤマメについても例年より早く産卵を迎えそうです。

by scott1091 | 2014-09-27 20:20 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)

リコリスの咲く季節!

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リコリスとは彼岸花のこと。曼珠沙華とも呼びますが、日本種は「Lycoris radiata」が学名。単独で咲いているとちょっと毒々しい感じですが、群生は秋空とのコントラストが映えます。鮎が始まる頃に花をつけた栗の木も、「いが」が開いて実を落とす季節になりました。

さてこの秋分の日は「九頭竜シンドローム」に罹っている間もなく狩野川へ。「龍切竿Light Special」のテストが終わったので、次は「Short Range龍 急瀬77」です。硬度は急瀬の設定ですが、長さが短いので使い勝手は早瀬と大きく変わりません。川で伸ばすのは初めて。9㍍を8.5㍍に持ち替えてもあまり違和感はありませんが、7.7㍍はやっぱり短いです。
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平瀬では足元を釣っているような感覚ですが、この竿が使われるであろうフィールドでテストします。特殊な竿なので誰もが使う竿ではありません。川幅の狭い地元河川、足元の岩盤を釣るような場所、長い竿よりも短い竿の方が一日楽に釣りができるという年配の方が使うのを想定しております。

したがってタイトなチューニングではなく、使っていて安心感があることが最優先。受注生産のタイミングを考えるとあまりテストに時間を掛けられないので、フナヤの方で絞り込んだ1~3番が違う2本をテストしました。たまたま午前中は風が強かったですが、9㍍の竿に比べたら7.7㍍は持っていないに等しいです。
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最初は短さに困惑しましたが、しだいに慣れてきます。思えば始めて買ったカーボン製の鮎竿はオリンピック「世紀鮎」。長さは6.3㍍だったので、それに比べればかなり長い。かつては6.3㍍の竿で長良川や木曽川を釣ったことを思えば、7.7㍍あれば十分ということでしょう。

一時はカミに入った人が、9㍍の竿にしがみついているくらいの風。瀬釣りでオトリの鼻を引かないようにするのがやっとだと思いますが、私は上手で元竿の玉口付近を持てば、オトリをコントロールすることもできます。この長さになると風の影響が非常に小さくなるのが一番の魅力でしょう。もちろん8.5㍍の「風切竿」とも比較になりません。
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瀬を釣り下ってから大岩に乗って足元を釣ってみます。かつては大きな鮎が釣れた場所ですが、下の淵にカワウが入るようになってから小さくなりました。そんな場所でぽつぽつ追加して、午前中で「プロト1」、「プロト2」の確認は終了。釣果は21尾。私の平均釣果から考えても、長さによる大きなディメリットはないようです。

1~3番を少しパワーダウンした「プロト2」の方がよいので、午後は場所を変えて「プロト2」のパワーと強度を確認します。週半ばの祭日なので、この日の釣り人は少なめ。どこでも入れそうなので、7.7㍍で釣りやすそうな川幅の狭い瀬に入りました。ちょうど入れ替わりで上がる人が、竿に気がついて長さを尋ねられました。この場所はそれくらいが釣りやすそうとの感想です。
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北陸は鮎が落ちるのが早いと感じましたが、ずっと渇水続きだった狩野川も鮎の老けが早いです。まだ9月の第三週にもかかわらず、例年の10月中旬に釣れる鮎の容姿。この手の魚が下ればまた若い魚が掛かるとは思いますが、釣れた鮎の比率からして若い魚がどの程度いるのか?今年は10月で竿納めになりそうです。

日が山に陰って川面を照らす陽光がなくなっても、この日は寒くありません。ウエットを着ても日中寒い北陸とは大きく違いますが、彼岸花が咲く時期は一緒。北陸では朝晩は長袖長ズボンなのに、こちらは半袖半ズボンで過ごせるのに、秋のお彼岸にどこでも咲くリコリスは彼岸花という名称がピッタリ。
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いつもより30分遅くまで釣って、午後の釣果は22尾。狩野川で43尾釣れれば、安定感だけでなく掛けるための性能も十分ともなっている竿と言えましょう。このテストで「Short Range龍 急瀬77」については「プロト2」を製品化することになりました。

約一カ月ぶりの狩野川でしたが風景はすっかり秋。
まもなく狩野川が一番賑わう10月がやってきます。
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by scott1091 | 2014-09-23 20:34 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

いよいよ北陸場所、千秋楽!

この週は毎年オトリ店の納竿会が開催されます。三々五々思い思いの場所で釣り、夕方から楽しい宴会。いつも誘って頂きますが、飲んでしまうと車が運転できないため、車中泊でない私は参加できません。でも顔見知りの常連さんが一堂に会するので、楽しみな週でもあります。

朝の気温は先週よりさらに下がって14℃。温かい飲み物が恋しい季節になりました。朝から店内では話に花が咲き、誰も釣りに行く気配がありません。そんな中で先陣を切って私が出発。でも7時前にはオトリ店に到着したのに、出発したのは8時20分ですからかなり話し込んでいたことになります。
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この時期は「もうトロ場でしか掛からんよ」が合言葉ですが、釣れなくても最後まで瀬を攻めるのが私の千秋楽。車を止める場所を探していると、着替え中の地元友人が手を振ってくれたのですぐ後ろに駐車。ここでも話に花が咲き、入川したのは9時過ぎになりました。

週末なので水を絞ったようで20㌢以上の減水。オトリを獲る予定だった場所はハミ跡も少なくなり、水位が下がったことにより釣れる雰囲気ではありません。瀬の中を釣り下がりますが、鮎からのコンタクトがないまま一流し目は終了。場所を変えて弱ったオトリを縦竿で誘って、やっと目印が飛びます。これは背掛かりのオス。

続けてメスを2尾掛けますが、いずれも掛かりどころが悪くて瀕死の状態。2尾のいずれかが泳げば、この日の展開はもう少し変わったので残念。11時近くなってやっと太陽が出ると、瀬でポツポツ掛かり始めます。しかしこの時期ですから、ペースは極めてスロー。午前中の釣果は7尾。042.gif

午後は朝流した瀬をじっくり釣りますが、5尾追加するのがやっと。それでも瀬を疾走する鮎の引きは盛期となんら変わらないし、オスも錆びたものは掛かりません。一尾一尾を大切に、今年の九頭竜を振り返りながら釣ります。そして最後に選んだポイントは、朝一番で石色を確認した場所。
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瀬肩の鏡でメスが掛かると思いましたが、水位が落ち過ぎた影響もあるのでしょう。掛かる鮎は大小さまざまでオスばかり。そのまま釣り下がると一気に絞られ、あたかも「ハイレグ水着」でんがなぁ!その終わりは荒瀬というよりもまさに滝。流れというよりもぶっといパイプの中を流れるという表現がピッタリでしょうか?006.gif

過去に最後の落ち口で釣れた経験はありませんが、錘を8(4+4)号にして徐々に釣り下がります。ここで掛かっても鮎を寄せる場所がありません。オトリが馴染んでも掛からないので、盛期でもこんな場所にいる物好きな鮎はいないだろうくらいに思っていると…。

「ガッツン、ぎゅるるる、るぅーーん」!008.gif
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まさかの強烈な当たり。小型なら波を使って一気に返そうと竿を立てると、尋常ではない重さが伝わってきたので慌てて竿を寝かして掛かり鮎を底波に止めます。もはや竿を操作するというより、私が竿にしがみついている感じ。この大きさの鮎が流れにのれば、糸が切れなければ「龍芯竿」といえども確実に折れます。

私は流れのセンターに立っているので、それより流れが強い「ビキニライン」で寄せることはできません。脇を締めて竿の角度を維持しますが、上手の間隔を広くしないと力負けして徐々に伸されていきます。でも竿を待ちかえることができない。一瞬でも力を緩めたら一気に伸されてしまいそう。
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しかしこのままでは竿の角度が悪くなる一方なので、竿を切りかえして掛かり鮎の不意を衝いて表層に持ち上げ、波に乗せて水を切ります。ここでもたもたして引っ張り合ったら負け。掛かり鮎と真っ向から引き合ったらこの流れでは抜けません。この技は波に乗せる方向もありますから、持ち手に関係なく右にも左にも返せないと対応できません。

私の左を飛んでいく鮎はまさに25㌢サイズの背掛かり。このサイズで大袈裟なと思われる方もいるでしょうが、その意見を否定はしません。このような流れでは、返して終わりになるわけではありません。不意を衝かれた掛かり鮎はまだバリバリに元気なので、付糸を掴もうなどと考えない方が無難。横を通過するタイミングで竿で持ち上げてタモで受けます。
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これをオトリにするか少し考えましたが、そのまま鼻環を通してポイントを外して手ごろなサイズを確保。そしていよいよ本命ポイントにオトリを入ると、間髪を入れずに竿が5㍍くらい瞬間移動して戻るような当たり。これは9(4+5)号の錘でそれなりのテンションが掛かっている状態で、掛かり鮎が底波を移動したときに起こるもの。

野鮎といえども石裏から外れると、流されてしまう荒瀬で起こります。このような場所では「背掛かり」、「口掛かり」以外は獲れないことが多い。それは「腹掛かり」や「尻尾掛かり」の鮎は体勢が悪くなるので、底波にとどまることができずに一気に流芯に乗ってしまうからです。もちろん掛かり鮎の大きさにもよりますけどね!
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今度は体勢ができているので掛かり鮎が底波を上るように誘導し、竿の角度に余裕ができたところで竿を切り返し、シモ竿で30°くらいで波に乗せて返します。これも大きい。この時期にこのサイズが瀬で追ってくれるのが何より嬉しいです。もう手ごろなオトリを獲る場所がないのでこれはオトリにせず。

次は波に乗せたときにすっきりと抜ききれず、引き合って水切れ寸前に身切れ。この手の鮎は付糸を持って獲り込むと、そのときに身切れするもの。竿が伸されかかっていたので、身切れしてよかったというところかもしれません。獲れなかったのはこの1尾だけでしたが、翌日は上腕二頭筋が筋肉痛になるのは必至。この日の釣果は31尾でした。
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こんな大満足な釣りができたので17時前に川から上がりました。オトリ店に戻るとすでにBBQが始まっています。いつものように鮎を処理して冷凍してから宿にチェックイン。来期モデルの最終打ち合わせでフナヤへ。こんな感じで今シーズン最後の福井の夜は更けていくのでありました。

翌日は最近ご一緒することが多いたかしまさんとオトリ店で待ち合わせ。常連さんと話をしながら待っていると、ひじきさんも登場。三人でひじきポイントを見に行きます。川の中を歩くと全面垢腐れで、まるでスケートリンクのよう。石色から判断して望みが薄いですが、私は2年続けて入っていないのでここに決定。
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竿を持たないで釣りを見ているヨッシーさんが飽きてしまうくらい釣れませんでしたが、会心の1尾を釣って午前中2尾で終わりとなりました。午後はひじきさんは同じ場所で続行。たかしまさんとヨッシーさんは鳴鹿堰堤よりシモに移動し、私は帰途につきました。

これにて私の北陸シーズンは終了です。友人はもとより、今年も多くの方々からオトリ店や釣り場で声を掛けて頂きました。一人一人のお顔やお名前を覚えきれないこともあり、面識のある方に初めましてのような対応があったかもしれません。ご容赦頂けたら幸甚です。

今季もありがとうございました!040.gif
また来シーズンも元気でお会いしましょう。
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by scott1091 | 2014-09-21 20:34 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)

今年の北陸鮎は落ちが早そうです!

いよいよ今年最後の夏休み!この週末は金曜から月曜までの4日間の釣行となります。竿のテストで神通に行きたいので、前半2日を九頭竜、後半1日半を神通とするべく宿を手配。朝晩の気温は18~19℃となり、いよいよ晩夏も終わりが近づいてきました。福井では稲刈りも終わり、まもなく蕎麦の花の季節がやってきます。

今年の北陸は高水が続いたせいか、鮎の老けが早いようです。陽光はすっかり秋色となり、川面を渡る風が冷たい。オトリ店の情報では水温は18℃くらいで、日中もほとんど上昇しないとのこと。鮎の追いも悪くなり釣果も低迷している由。金曜の水位はほぼ平水。中角の水位計は0.51~0.71ですが、これは目安にはなりますが九頭竜中部(上川)の水位を正確に把握することはできません。

オトリ店で出会った友人と外にあるテーブルで話をしますが、あまりの寒さに室内に戻るくらいの気温。天気予報では晴れるとのことですが、あまり期待できそうにありません。このままオトリ店でまったりしてしまいそうなので、友人と時間を決めてそれぞれのポイントに出発。
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タイツを履いてからオトリ缶を埋けに行きますが、川の中に手を入れると切れるような冷たさ。ウエット上着を着用し、気を引き締めて川を切ります。かなり進んだところで、時計をベルトに付けるのを忘れたことに気がつきました。先週であればこの往復で汗が噴き出すところですが、やっと体が温まったくらいのレベルです。

日が高くなって日差しは徐々に強くなっていますが、風が冷たいので体感温度は上がりません。水色は濃い笹濁りなので、膝上くらいの水深になると底石は見えません。波立ちを見ながら、オトリを入れて底石を確認しながら探っていきます。まずはオトリを変えることに集中し、最初の1尾目が良い掛かり方をすれば勢いに乗れます。

しばらく当たりはありませんでしたが、狙いの石で重たい当たり。掛かりどころがよくありませんが、幸いにも胸鰭の付根だったのでオトリになります。他人のハリ傷がある25㌢のオス。魚体がだいぶ老けていますが、曳舟で黒くなってしまうことはありませんでした。これをオトリに4尾まではまずまずのペース。
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そこからダブルツ抜けまではあの手この手で釣れましたが、その後はもはや打つ手なし。濁りで石色が見えないので、鮎を見つけることができないのが辛いところ。川相を見ながら、今までの経験からオトリを入れて探っていきます。この日は寒いのと風が強いこともあり、数少ない釣り人も午後にはほとんどいなくなりました。

もうすっかり晩秋の釣りみたいで、2時間くらいは忘れた頃に掛かる程度。それでも九頭竜の当たりは強烈なので、一尾一尾を大切に獲り込んでいきます。この探釣で粘る場所を絞り込み、最後はその場所に戻ってこの日を締めくくります。盛期の追いというよりも雌雄を意識した独特の当たりが多くなりました。

鮎の処理が大変なので川から早めに上がります。この日の釣果は44尾。オトリ店で鮎の糞を絞ってから袋詰めしていると、おかみさんが手伝ってくれました。いつもお手数をお掛けして申し訳ありません。この日も全般的に芳しくなかったようで、平均釣果はツ抜けしていないのではとのこと。明日から連休を控えて、心なしか元気がないご主人でした。
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オトリ店では前日から日釣り券にハンコを押して、いよいよ迎えた連休初日。前日と朝の気温は変わりませんが、風がないので体感温度はかなり違います。この日はご一緒するKさんが新潟から来るので、宿の朝食は弁当にしてもらって早めにオトリ店へ!先週に引き続いてサギリの杭を打つとのことで、前日より40㌢は減水するだろうとのこと。

続々と他県ナンバーがオトリ店に入ってきて、オトリの引換券が必要になりそうな勢い。昨年までは交換券など見たことがありませんが、今年の九頭竜は神通と同じような状況です。ちょうどマルパパさんも到着し、3人で釣り場に移動します。お二人には先に入るように促して私は朝食。しかしまだ食べていないということで、テーブルを出して朝から「ダメ鮎師の素」が登場…。

沈みテトラで確認したところ、すでに50㌢近く減水。サギリの杭を打つときでも、ここまで水を絞ったのを私は経験したことがありません。あまりの減水で川が小さくなり、どこでも入れる状況なので、釣り人が行ったり来たり。この三連休に初めて九頭竜を訪れた人は、中角の水位計で20㌢の減水を真に受けないで頂きたいと思います。
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↑水落とし過ぎでしょう…

この感覚で川切りすると、平水では進むことも戻ることもできなくなります。これだけ減水しているにもかかわらず、危なっかしい人が沢山いました。風が冷たいのでカッパを着ている人も多かったですが、そんなものを着て流されたら勢いがついて止まることができないし、体の向きをコントロールできません。これは2,000㍍級の山に登るのに、ハイキングの装備で臨むようなものです。

「私は川切りしないし、立ち込まないから大丈夫」。

こう考える人が90%だと思います。しかし人が釣れていれば一歩前へ。同じレベルくらいの人が川を切ったので俺も行ける。続けて根掛かりしていつもなら切るのに回収へ。これが人間というものでしょう。大きな川ではどんなに注意しても、川に入る限り流されることがある。これを前提に自分の装備を見直して欲しいと思います。
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だいぶ話がそれましたが、そんな超~減水の川は神通並みの混雑。この水位になると錘を使う場所がありません。Kさんは私の釣りを見るのが目的とのことで、竿を出さないで斜め後方に立ちます。Kさんと知り合ったのは北島の岩盤瀬。じっくりと釣りを拝見したのは対岸に立った一度だけですが、立ち込み技量や装備は安心感があります。

狩野川では何度かありますが、九頭竜で解説と質問に答えながら釣るのは初めての経験。説明している私も、これはビデオでは絶対に伝わらないし、ポイントの変化を感じることもできないと思いました。人が多くてほとんど動けませんでしたが、Kさんが飽きない程度に掛かって午前の部は終了です。

九頭竜も神通と同じように、昼食で川から上がる人が少なくなりました。食事の準備をしていると、地元の友人も顔を出してくれて一緒に食事をします。住んでいる場所や年齢、職業などまったく違う人が旧知の仲のように話ができるのは同じ趣味を持ち、九頭竜という川に魅了された共通点があるからでしょう。
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楽しい時間はあっという間に過ぎて午後の部へ。いつものように風が吹いて釣りにくくなります。Kさんとマルパパさんに入る場所を決めてもらってから竿出し。入れる場所は限られていますが、他の釣り人の動きを見ながら少しづつ動いて追加していきます。

夕方になると狙いの場所で掛かりだしたので、近くにいるKさんに地合を伝えてラストスパート。シモに下りたマルパパさんが戻ってくるのを待って竿を畳みました。この日の釣果は46尾。前日よりもサイズが良かったのは、ダムの水を絞ったことにより水温が上昇したからでしょう。ダムの濁り水を絞ったせいか、久々に底石が見える九頭竜でした。
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これにて二日間の九頭竜は終了。翌日の早朝(まだ夜)、福井を出発して富山に回ります。前日から入っている仲間の情報では、今世紀最大の渋滞とか…。もう動けるとかのレベルではなく、竿一本分でも入る場所がないという。竿のテストなのでそれなりのポテンシャルがあるポイントが必要なので、集合時間はいつもより30分前倒し。

予定より25分早く着きましたが、道楽Yさんがすでに到着していて一安心。続いて本日ご一緒するN島さん、道楽雨男さんが到着。道楽Kさん、Qpapaさん、7年目のたかしまさんが到着する前に川に入ります。客観的に竿の曲がりが見たいので、2本ある同じプロトの一方を道楽Yさんに使ってもらいます。

「こんな早い時間はどこから釣ればよろしおますか」?

メンバーの中にいる某大会のチャンプに尋ねると、「あんさんは竿のテストですさかい、ここでやりなはれ」と荷の重そうな場所へ。 カミから道楽雨男さん、道楽Yさん、N島さん、私と並んで竿を出します。九頭竜と同じようにウエット上着を着用。神通は浮石が多いので、浅いところでも油断できません。
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すぐに掛かりますがプリティ~サイズ。水が出てからサイズが小さくなったと聞いていますが、これは小さ過ぎ。でもオトリにすれば元気に泳ぐのが神通鮎。ここからはまずまずのペース。朝から掛かるか心配でしたが、気持ちのよい当たりで目印が吹っ飛び、掛かり鮎は対岸に向かって一直線!

竿の強度テストも兼ねているので、折れるくらいまで竿を絞ります。釣っている本人から竿を見ると超~満月ですが、実はそれほど曲がっていないもの。今までの龍シリーズより胴に入るのが早いので、対応が少し遅れても安定感がありません。タモ受けはすでにテスト済みなので、返し抜きをメインにテストしました。

今回のテストでは、先径1.6㍉の穂先と新しい先径1.8㍉もテスト。鮎の跳ね上がりも少なく、強度も問題もなさそうです。そんなことをしていると、回りはいつの間にか釣り人だらけとなり、後ろにも人が並んでいます。私の足元より岸を釣っているので、荒らさないよう大きい鮎でもシモ竿で伸されなければ動かないで返しました。
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こんな感じで午前の部は終了。私の釣果は47尾。チャンプのアドバイスのおかげで良いサイズが揃いました。これで竿のテストは終了なので目的は達成です。午後は私が使っていた竿をQpapaさんが使い、道楽Yさんはそのまま続行。この場所はあまり釣れていないので、午後から人が少なくなりました。

私もメンバーも午後は大苦戦。ユ~ガッタチャンスもなく、太陽が山に陰ると店のシャッターが閉まったようにポツポツもなくなりました。誰からともなく川から上がり、いつもより早くこの日は終了。私は22尾追加するのがやっとで、この日は69尾で終了となりました。

終わりが早かったので、初めて明るいうちに駅前のホテルにチェックイン。この日は「越中屋」ではなく、たかしまさんと一緒に初めての店にトライ。川から移動する前に予約の電話をいれましたが、すでに一杯とのこと。来店すれば空いている席があるかもしれないとのことだったので訪ねてみます。
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日曜なので閉まっている店が多いのですが、「だい人(だいと)」は翌日が休日の場合は日曜は営業。店に入るとカウンター席がちょうど二つ空くところで、入れ替わりで入れました。そして楽しい富山の夜はあっという間に過ぎて、最後はCICにある「麺屋いろは」で〆。前回は「富山ブラック」だったので、今回は「シロエビらーめん」を食べました。

翌日は午前中だけなので、神通の大渋滞は辛いのでリニューアルオープンしたばかりの勝利バーへ。私は右も左もわからないので、前日と同じ道楽Yさん、道楽Kさん、道楽雨男さんのグループに入れてもらいました。放水量が落ち着いたということだけで、釣れるか釣れないかまったくわからない状況です。

ダムの濁りで水色は薄い笹濁り。水位が高かったこともあって垢付も6部くらいでしょうか。鮎のハミ跡も少ないですが、やはり2年ぶりなのでときめくものがあります。テンカラ網の関係で水深のあるポイントに入る人が多いですが、私は瀬尻からスタート。竿はプロトを使用します。たかしまさんは午前中は私の釣りを見るとのこと。
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ポツポツではありますが目印が大きく飛び、勝利バー独特のヌルヌル柔肌鮎は健在。私も釣れる場所や傾向がまったくわからなかったので、たかしまさんも見ていて楽しかったのではないでしょうか?道楽メンバーは釣れないと落胆しますが、私は30尾を目標に釣る川から来ているのでまったく問題ありません。

12時前に会心の1尾が釣れたので竿を畳みました。この日の釣果は12尾で本当に楽しい半日でした。やはり鮎釣りの満足度は数ではありません。それを実感させてくれる勝利バーのポテンシャル。ご一緒して頂いた皆様と来年の再会を約束して帰途につきました。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました!
来年もまた揉んでやってください。
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by scott1091 | 2014-09-15 20:30 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)

ダメよ~ダメダメ。「オラオラ釣法」を貫きましょ!

楽しみにしていた今シーズン2回目の九頭竜。はりきって金曜からの釣行ですが、天気予報は無情の雨。しかも当初の予報より前線が南下し、京都の福知山市と綾部市では5日未明に1時間に約90㍉の猛烈な雨。綾部市ではわずか3時間で193㍉と観測史上1位の大雨を記録。

私が北陸道を走っている時点でも、舞鶴若狭道は一部区間で通行止め。洗面タイムで立ち寄った杉津PAでは小雨レベルですが、スマホで確認すると中角の水位はすでに20㌢高。竿が出せないかな~と思いながら、前日から川に入っているヘルニア軍曹のベースキャンプを訪ねます。
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ヘルニアさんの話では、この地区はまだ水位は上がっていないとのことなので一安心。テントでコーヒーを頂いていると、しだいに雨脚がひどくなります。まず乾坤一擲さんが到着し、マルパパさんが到着する頃には、ラジオでまさにいる場所に「大雨洪水警報」が発表されたとのこと。テントの屋根にあっという間に水が溜まり、護岸の上に水が流れています。

今年の九頭竜は大雨続きだったのでなかなか濁りが入りませんが、支流から濁りが入ってくるのは時間の問題でしょう。雷も近づいてきたので車に避難します。雨雲レーダーでは9時くらいにピークを過ぎそうなので、それまで待機。増水と濁りが想定されるので、右岸左岸いずれにも戻れるような布陣を敷いて、私は10時から入川。
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しばらくしてからヘルニアさんが対岸から川を切ってセンターへ。私は瀬尻を釣ってから川を切り、同じ場所を対岸から挿すべく瀬を上ります。これが超~辛い…。せっかく5㍍上っても、足を滑らせたら振り出しに戻る感じ。ここでちょうど濁りがきつくなり、水位も上がってきたので百万馬力(?)で上ります。

瀬肩から流しますが、笹濁りから褐色系の濁りになって底石がまったく見えません。しばらく当たりが遠のきますが、日差しが強くなってくると鮎の活性も上がってきます。ゴミの流下もありますが、気になるほどではないのが救いでしょう。ヘルニアさんが言うところの「オラオラ釣法」から「鮎ちゃん釣法」に切り替えて遥かシモで粘るマルパパさん。

ダメよ~ダメダメ。
体に毒ですから「オラオラ釣法」を貫きましょ!
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この日、私が使った竿は龍芯竿。今年の鮎のサイズだと少し物足りないですが、掛けるまでの感度優先の選択。台風11号以降の九頭竜は「超硬」で数において竿頭を目指すのは難しいですが、この釣りをするために九頭竜に来ているのですから「型も数も竿頭」を目指します。

ユ~ガッタチャンスにマルパパさんの竿にトラブルがあり、こちらの分隊は少し早く上がりました。私の釣果は40尾。大雨洪水警報が発表されたときは釣りを諦めていたので、とても幸せな一日。また川に入れなくても、気の置けない仲間と過ごす時間は何物にも代えられない楽しいひと時であります。
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マルパパさんにず~と進めてきた「Super LightⅢ」。今回の竿のトラブルでやっと決心されました。翌日から使えるよう、私がフナヤに竿を取りに行きます。私は朝食の関係で遅くなるので先に川に入っていてくださいと言い残したものの、宿ではたと気が付きました。私が「SLⅢ」を届けないと、マルパパさんが釣りができませんがなぁ!

翌日は朝風呂のみにして、朝食はキャンセルして川に向かいます。しかしこの時間でもすでに釣り場はゲキコミ…。九頭竜もいよいよ神通と変わらなくなってきました。川を切って沖に出て、瀬を釣り下がって行くのが九頭竜スタイル。神通のように両岸に並んで川切りさせないというのは、川幅の広い九頭竜では釣り場を有効に使っていることになりません。
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「沖に出ていいですか」と聞かれれば、快く「どうぞ」というのがマナー。そして沖に出た人は、両岸に入っている人と竿が重ならない距離を保って釣り下がるのもマナーでしょう。沖に出た人がバタバタ釣ったとしても、それが自分の釣果に影響することはありません。グループで入る人は、仲間同士の距離感覚で入らないこと。特にシモ側に入るときは、十分な距離を取りましょう。

地元の人は釣れた場所で止まってしまうことはありません。入れ掛かりになっても、当たりが遠のくと下がって行きます。これは泳がせ釣りをしているわけではないので、粘っても同じ人では釣れなくなるからです。逆にどうしても下がりたくない人は、抜いて降りられるようゼスチャーでシモ側を譲ってください。九頭竜のように心も広く、気持ちも大きくであります。
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さて土曜の話に戻しましょう。マルパパさんと乾坤さんは前日と同じ場所に入るとのことなので、キャパを考えて私は別行動にします。どこもゲキコミですが、一人なら何とかなります。台風11号前に釣れた25㌢クラスを求めて、めぼしい場所を回って人の少ない場所に入りました。

しかし入った後は、上下挟まれて竿1本間隔。竿を挿したいラインは異なりますが、人がいれば動くことができません。少しシモの人が入れ掛かりになりますが、急瀬クラスで抜けてしまうサイズ。ここも小さいのかな~と不安になりながら、その人が下がって行くのを待ちます。結局この方は下がりませんでしたが、そこからさらに流れがきつくなるので川から上がりました。
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私は立ち込めるだけ入って、釣るラインを変えます。入ることによるメリットは、沖が挿せるということだけではなく、横の動きが出し難いラインにオトリを通すことができます。錘は5~8号レベル。少し重いくらいなら竿の角度で調整できますが、軽いと石裏しか釣れません。

手前でオトリを確保してから、徐々に本命のラインにオトリを入れていきます。そしていよいよ待望の竿をひったくるような当たり。先週や前日とはまったくパワーが違います。先週ならひるんで竿を曲げられないところですが、竿の弾力を一番活かせる角度をキープ。腕がプルプルするくらいの力で耐えますが、なかなか錘が水面に出ません。
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荒瀬をオトリを背負って疾走する野鮎。これだけ竿を絞っているのに、手前に寄ってきたと思ったらまた沖に疾走。これぞセッパリの九頭竜ファイター。掛かり鮎をいなしながら、波を利用して返します。飛んでくる鮎の大きさにひるんで体がぶれたら負け。掛かり鮎をしっかり目で追いながら斜に返します。これをオトリにすると、また同じサイズがすぐに掛かりました。

ここからエンジン全開と思いきや、まさかのドンブリ…。九頭竜でドンブリはここ数年ありませんが、実は今週4回目。原因は昨年あまり釣りができなかったため、2010~2012年に作った仕掛けがかなり残りました。今年はそれを消費しているのですが、付糸や中ハリスが劣化しているのが原因。一番切れるのは付糸のちち輪部分です。
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しかしラインが切れるから竿を絞らないという選択が許されない場所なので、大きな鮎はオトリにしないようにするしかありません。それでも22~23㌢より小さい鮎が掛からないので、このクラスをどんどん使い25㌢クラスは曳舟に直行。セッパリは他の河川の鮎より引きも強いし重量もあります。

この日は17時前に上がって39尾。前日より1尾少なかったですが、曳舟を持ち上げるとまったく水がない状態になるため、川の中を引きながら戻りました。オトリ店で鮎を処理してからマルパパさんと合流。「SLⅢ」の竿おろしは無事終了し、楽しい釣りができた由。乾坤さんはすでに帰途についていたので、マルパパさんと宿に移動。走り始めたらすぐに雨が降り始めました。
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最終日は7時からの朝食に合わせてゆっくりスタート。日曜の男、ひじきさんは時間がもったいないので先に入ってもらいます。7年目のたかしまさんは仕事の関係で11時くらいに合流。12時少し前に竿を畳み、Egaoさんを交えて長~い昼食。「TEAM Saogashira」が「TEAM Okagashira」になりそうなので、14時半に切り上げました。この日の釣果は16尾。本当に楽しい三日間でした。

わざわざ会いに来てくれたフェンさん、そして「酒匂軍団」の方々にもお会いできました。今まで実現しなかったT口さんとも並んで竿出しができ、天竜仕込みの九頭竜の釣りを拝見できました。まだまだ学ぶべきことは多いです!
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by scott1091 | 2014-09-07 22:50 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)