死にかけた体験から得た教訓。九頭竜に行く人は参考程度に…

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人気ブロガーの影響もあり、来年はブレイクしそうな九頭竜川。私もこの川の魅力を伝えてきた一人として、釣り人が水難事故を避けるために注意することをまとめました。私の少年時代の実体験がベースになっていますので、これらのことは他の河川においてもまったく共通です。参考程度に読んで頂けたら幸甚です。

さて私は両親を心配させないため、話したことがない体験があります。しかし残された父もこの夏に他界してしまったので、もう書いてもよいでしょう。私は釣りにおいて川で2回、ダイビングにおいて海で1回死にかけました。今回は川の2回について書きます。この体験から得られた教訓が、私の釣り人生を大きく変えたと言っても過言ではありません。

死ぬか生きるかは本当に紙一重です。
そのときの行動が正しかったかどうかは理屈ではなく生きているかどうか…。
すべては自己責任であることを自覚せねばなりません。


1.私は小学校2年生から釣りを始めました。父は週末はゴルフ専門で、最初は親戚にフナ釣りを習いました。当然当時は学校も会社も週休一日だったので、釣りに行けるのは日曜のみ。雨が降ると行けないので、自転車で行動できるようになると土曜の午後も友人と川へ行くようになります。

釣るのはもっぱらオイカワ、ウグイ、マブナでしたが、ちょうど「釣りキチ三平」の連載も始まって気持ちはすっかり「天才釣りキチ少年」。スイミング・クラブなんてものは存在しない時代ですから、同じくらい泳げるように夏休みは解放される小学校のプールで猛練習。小学校高学年になる頃には力尽きるまで泳げるくらいになりました。

そして家には池があったので、冬の池掃除を口実に今で言うところのヒップブーツを買ってもらい、それをもっぱら釣りに使用。当時のヒップブーツは今のように軽い素材ではなく、長靴が股まであるようなもの。まさに「九頭竜川中部漁協」のホームページで麦わら帽子のおじさんが履いているやつです。
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↑「九頭龍川中部漁協」HPから引用

大人用なので子供にはかなり長いので上部を切り、濡れたくない季節には重宝しました。そんなノリノリの小学校6年。いつもは小~中河川で釣ることが多かったTOMO少年は、この日は泣く子も黙る大河川に突入。瀬尻でミャク釣りをしているときに、ヨタ波でよろけてヒップブーツに浸水。すぐに立ち上がろうとするも、ブーツに動きを阻まれて立ち上がれません。

そしてあれよあれよという間に、足が立たない深みに流されました。得意の泳ぎをしようにもブーツが邪魔でまったく足が使えません。それ以上に長靴がともかく重たい。脱ぎたくてもズボンのベルト通しに固定した吊り紐が外れない。両手を使っても息をするのがやっとなので、持ってた竿なんていつ放したかわかりません。

プールで水に浮かんだ状態で、肺の空気を少しづつ吐いていくと体が沈む遊び(=実験)をしていたので、肺の空気が少なくなったら確実に沈むと思いました。岸に向かって泳ぎたくても、徐々に流されて遠ざかるだけ。そして手の力も限界に近づき、「僕、死んじゃうんだ」と漠然と思いました。

過去の思い出が走馬灯のように…。
というほど生きていない!
沈みながら水を通して見た青空が、今でも夢に出てくることがあります。
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↑水の中から見る青空

そして力を振り絞って浮き上がって呼吸したとき、シモにある瀬肩の輝きが目に入った。この頃は裸眼視力が2.0だったから見えたけど、メガネやコンタクトでは見えなかったでしょう。あそこまで行けば立てる。そう思って今までとは反対の流芯に向かって必死で泳ぎました。実はこの瀬肩で立てないと流れは急瀬となって一気にテトラにぶつかるのですが、もはやそんな余裕はありません。

どうやって止まって、どうやって河原にはいずり上がったのか記憶がないのですが、気が付いたときは手の爪が割れて出血し、全身が恐怖でこわばっていました。這い上がったのは対岸だったので、延々と歩いて橋を渡って自転車に戻るはめになったわけですが、いでたちを不審に思った人が車を止めて声を掛けてくれました。今思えば古き良き時代であります。

子供心にこのことを親に話したら二度と釣りに行けなくなると思ったTOMO少年は、家に帰ってから親に内緒で傷の手当てをしました。当時は家に定期的に補充に来てくれる「くすりの富山」の「置き薬箱」があったので、親に内緒のときはとても重宝したものです。

さてこの事故からTOMO少年が得た教訓は、以下の四つです。

①衣類は濡れると重石と同じ!
②ヒップブーツやウエーダーで足が立たないところに流されたら泳げない!
③足が立たないトロ場は泳がないと抜け出せない!
④竿なんて早く捨てるに限る!

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この教訓に関連した遭遇事例も上げておきましょう。

AA)フライマンがゴアのチェストハイを着用。腰にベルトをしていなかったため流された拍子にパラシュートを開くように浸水。まったく身動きできない状態だったが、渓流だったので溺れる前に救助。浅瀬で立たせようにも水が重たくて立てないので、サスペンダーを外して事なきを得た。

BB)スリムウエーダーを履いた鮎師が瀬尻で流されてシモの深みにあるマキへ。自力でマキから脱出できないまま力尽きて、足が浮いて上半身が水没した状態に。駆け付けた釣り人が協力して陸に引きづり上げた。すでに意識はなかったが、人工呼吸により一命を取り留め救急車で搬送。

CC)子供と川遊びに来ていた親子が、子供が足の立たないマキの反流に吸い込まれる。あわてて助けに行った親も脱出できない状態に。流された方向に戻ろうと必死に泳いでいたので、そのまま流されながら反対の流芯に向かって泳ぐように指示。これによりマキから脱出した子供を瀬で救助。

DD)ウエットタイツでも、足が浮いた状態で流される釣り人を九頭竜で見かける。ダイビングでウエイトを巻くのは、スーツの素材であるネオプレーンに浮力があるから。この状態で流されると立てないし、上半身が沈んで顔を水没させてしまう人も多い。ウエット上着は寒さ対策だけではなく、バランスよく浮くための安全対策でもある。

EE)鮎釣りでも安全のために、ライフジャケットや膨張式ベストを着用している人がいる。しかし膨張式は緊急時はまず手動では膨らませない。これは釣竿さえ放すことなく力尽きることからも明らか。ライフジャケットは浮力を維持できる反面、瀬では抵抗が大きく体の動きを束縛される。どれが正解かは事故のケースによるが、これらを身に着けていることで油断するのが一番の落とし穴。
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↑ウエーディング・シューズの数々。ソールが硬いものやコバのあるものはパス。必然的に「ベリピタ」や「ジオロック」は選択肢から外れます。フライ用は海外の河川で使うのが前提になっているので、底が硬くて足首をしっかりホールドするものばかり(後列右のシューズ)。足裏感覚も損なわれるので里川の渓流以外では履きません

2.次は二つ目の体験。懲りないTOMO(少年→)青年は釣りの腕もめきめきあげて、中学で部活を引退して高校受験を控えた半年間は、もうアクセルべた踏み状態。いでたちは部活で転んだときに穴が開いてしまったジャージに鮎タビ。というかソックス付のタビ。しかしこのタビがとてもプアーで、石を蹴ると涙が止まらないほど痛い。

そこで目を付けたのが、写真でしか見たことがないウエーディング・シューズ。そんなものが並んでいる釣具屋もないし、あっても当然中学生には買えない。そこで考えたのが、古くなったコンバースにフェルトを貼る方法。これの履き心地が快適で、さらに釣行に拍車が掛かります。そんなときに事故は起こりました。

不用意に浮石のカミで踏ん張ったことにより、シューズが石の隙間に挟まってしまった。この時点でことの重大さに気づいていないTOMO青年は、何気に抜こうとしてバランスを崩して転倒。石のカミで踏ん張らなければならないような流れなので、一度倒れたら起き上がれない。しかも仰向けの状態となれば、水流と水の重みに逆らって腹筋をするようなもの。

完全に水没した状態で見上げた青空は、そう小学校6年のときとまったく同じ光景。いくらもがいても起き上がれるわけもなく、力尽きて漠然と「俺、死ぬのか~」と思いました。そしていよいよ息が苦しくなり、最後に渾身の力を振り絞って体をひねった。このときどうして挟まったシューズが外れたのか今でもわかりません。でも次の瞬間うつぶせの状態で頭を下流に向けたまま流れ出した。

しかしこの体勢で流されると起き上がれない。中途半端な水深なので石に捲られて頭でも打とうもんなら、こんどは死を意識することなく行っちゃうかも…。必死になって向きを変えて、足から流される体勢になったのはよいけれど、今度は挟まった利き足をひねっているので踏ん張れない。もう絶体絶命…。
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こんな状態で何とか川原にはいずり上がったときは、やはり全身がこわばって痛みを感じるのは右足首だけ。しばらく河原に倒れ込んでいましたが、起き上がってから体をチェックすると、ジャージは破けていないのにそれを捲ると脛から血がた~らタラ。出血しているところを確認すると、いずれも傷が深くて白い肉が見えてる…。

痛い足を引きずりながら、流してしまった竿を探しますが見当たらず。元気なら絶対に見つけるのでしょうが、もはやそんな気力も体力はありません。このときも親には言えないので、家に帰ってから西部劇で見たように父親の飲みかけのウィスキーで傷口を消毒。そして当時は当たり前だった赤チンをぬりぬりして、大きな絆創膏を貼ってカモフラージュ。足首は父の肩こり用に買ってあったサロンパスを貼りました。

さてこの事故でTOMO青年が得た教訓は、以下の四つです。

①不用意に石のカミに足を置かない!
②すぐに脱げるタビの方が安全だ!
③シューズなら底が柔らかくコバのないものを選べ!
④頭を下向きにして流れるのが一番危険だ!


この教訓に関連した名人の対処方法も紹介しておきましょう。

AA)タビはウエットの下に入れると、いざというときに脱げない。だからタイツを中に入れてからタビのチャックを締めろ。by Tamazoさん

BB)体が捲られるような場所は足から流される体勢で膝を少し曲げ、乗り上げるような石が迫ってきたら足裏で蹴りながら避けろ。スキーでコブ斜面を滑るときと同じ要領だ。by Egaoさん

CC)浮石で止まるときは石のカミで踏ん張るな。石のシモ側につま先を差し込み、足首を立てて固定する方が安全だ。by Egaoさん
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↑ウエット上下も既製品がフィットしない人はオーダーで!安全はブランドで担保されるものではありません
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↑私のタイツはファスナーなし。市販のファスナー付のタイツなら、上着は「ボレロ」ではなくフンドシ付きの「ジャケット」にしましょう

3.ここで私が九頭竜で注意していることを書きます。
まず余計なものは身に着けないこと。

〇カッパなんて絶対に着ない
〇私は流しダモではないので、いざというときはタモが流失してしまった方が安全なので尻手ロープはつけない
〇タイツでも中に水が入るとバタつくので、3㍉以上で体にフィットしたものを選ぶ
〇捲られるような荒瀬、足が立たないトロ場がすぐ下流にある場所、足場の悪い岩盤では安全のために2㍉以上のウエット上着を着用。上着はタイツの中に水が入るのも防ぐ

そして自戒を込めて!
〇絶対に自分の力を過信しない

私は幸い気管に水が入るようなことがなかったので生還しましたが、呼吸とともに水を吸い込んでしまうと、陸に上がって咳き込まないと水を吐き出せません。人は驚いた瞬間に呼吸を止めるものですが、落とし穴に落ちるように深みにはまったりすると、水が気管に回ってしまうこともあるそうです。この状態で足が立たなければ間違いなく死にます。

これだけは私も体験していませんが、加齢とともに食事でも誤飲が多くなるので注意しなければなりません。おそらく鮎師の90%以上が、体力のピークを過ぎた年齢でしょう。私も年々衰えていく自分の身体能力を、十分に認識しなければならないと思う今日この頃です。

「九頭竜に比べたら、こんなのチャラ瀬みたいなもんだぜ~」。
そんなことを思うようになった、あなた!
完全に黄色信号です。

4.最後に鮎釣りで肝が冷えた他の経験も列記しておきます。

AA)コロガシ仕掛けが同じ場所で根掛かりすると、そこにコロダマができる。九頭竜で根掛かりを外しに行ったときにそのコロダマが両足に刺さり、歩幅を確保できない状態に。団子状態の仕掛けが切れないので体の向きを変えられず、そのまま小さな歩幅で対岸まで渡り切った。Egaoさんがその状態に気づいていたので心強かったです。

BB)九頭竜で根掛かったオトリを外しに行って、根掛かりしたコロガシの仕掛けが手に刺さって動けない状態に。このまま流されたら利き手が悲惨なことになると思い、火事場の馬鹿力を発揮して踏み止まる。担いでいた竿を流して反対の手でハリを外し、オトリを回収してから仕掛を手繰って竿も回収。コロ解禁後は、荒瀬ではもう二度とオトリを回収に行かないと心に決めた。

CC)那珂川でサケの引っかけ釣りのハリが、ウエットを突き抜けて皮膚に刺さる。刺さりが浅かったので皮膚が裂けるくらいで外れたが、ウエットは当然ながら破けた。ハリが深く刺さっていたらと思うとその状況を考えたくない。サケの引っかけ釣りが行われている川では、ダイバーズナイフを装備に加える必要を感じた。

DD)初めて行った九頭竜で、北島テトラ前で利き足が「こむら返り」になって流される。頭が水没してしまう水深だったが、反対の足でケンケンすることで何とか呼吸を確保。吉並の瀬肩が迫ってくる前にストレッチして、何とか動く状態にして瀬肩に立つ。しかし痛みでその場からしばらく動けなかった。

上げたら切がないのでこれにて了。
皆様もくれぐれも注意してください。

by scott1091 | 2013-11-24 16:11 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(21)

富士山が真っ白でんがなぁ!(The final Ayu-fishing!)

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当地も山間部ではフロントガラスに霜が降りる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

この週末は満月の大潮。ヤエンの開幕戦には絶好のチャンスですが、私はまさかの鮎釣り…。木曜までは寒気の流入により12月中旬並みの低い気温に加え、金曜の冷たい雨。しかも月夜に鮎は下るので、この満月が鮎の産卵行動に影響することは間違いなし。こうなると、先週とはまったく違うイメージで釣りをしなければなりません。
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いずれにしても竿のテストができるのは今回が最後なので、土曜の午前中に上流部で複雑な流れを釣って操作性のテスト。午後から中流部で感度テスト。日曜の午前中は場所を変えて感度テストを続行し、午後からは下流域でパワーテストを実施します。

土曜は前日の雨で放射冷却がなく、朝から快晴に恵まれる最高の釣り日和。気象庁によれば、朝の最低気温が5.2℃で最高気温は18.6℃。しかし釣りに行く道中で見える富士山は、前日の雨(雪)でしっかり冬化粧。狩野川は鮎釣りができるエリアから富士山が臨めるスポットは一カ所しかありませんが、下流域には結構あります。
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11月第三週となるとオトリを置いている店は限られます。上~中流域にあるオトリ店はほとんど店仕舞いとなっているので、下流域から持っていかなければなりません。掛かる野鮎に対して養殖鮎が大きくなっているので、この時期はオトリを変えるのに時間が掛かります。

午前中は竿の操作性テストなので、比較のためにこのプロトをテストしてきた同じ場所に入川。まだ食み跡があるのが救いですが、もうサイズは選べるような状況ではありません。なるべく太陽が川面を照らす場所を選んで竿を挿していきます。すぐに錆びていないオスが掛かりますが、その後はぱったり。2尾目を掛けるのに1時間。そこからポツポツ追加して午前の部は終了。
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午後は中流域に移動すると、天気が良いこともあって釣り人の姿がちらほら見えます。これなら下流域の人気ポイントはかなりの賑わいでしょう。私が選んだ場所は見える範囲には釣り人は当然なし。やはり上流域よりは石色が良いですが、追って掛かる鮎はもう数えるほど。オスのオトリではなかなか掛かりません。

川の中を見ていると、小さな群れが狂ったように食んでは消え。これが30分間隔で起こるような感じですが、思ったようには掛かりません。さすがにこの時期になると、自分の鮎釣りの感覚から逸脱してしまった感じ。もはや友釣りをするシーズンではないことは明白でしょう。釣れる鮎の容姿も、この一週間が盛期の1カ月分に準ずるくらい変わりました。

もう中流域でもオスがほとんど掛かりません。メスもオトリにすると黒ずんでしまうものが多くなりました。こんな状況ではありますが、天気に恵まれて気持ちの良い一日。竿のテストが目的でポイントを選んでいるので、釣果が恵まれないのは致し方ないでしょう。この日の釣果は21尾で終了となりました。
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翌日の天気予報は15時から雨。雨が降り出す前にすべてのテストを終了したいので、9時から竿を出せるよう家を出ます。この日の気温は最低気温6.3℃、最高気温19.0℃。良く釣れたとの情報がオトリ店から発信されたこともあり、松下だけは前日以上の賑わい。しかし同じように天気が良くても、満月の夜を経れば状況は一転するものです。

私は中流域を順番に川見して行きますが、前日石色が良かった場所も食み跡がくすんだ感じになっています。この時期は太陽光の角度でまったく違って見えることもありますが、場所によっては川全体の石色がくすんでしまった印象です。鮎が日に日に下っているのは間違いないので、そんな群れの動きで当たり外れがある。今の人気ポイントは、そんな群れが止まりやすい場所であることは間違いありません。
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当初の予定どおり、午前中は中流域で感度テスト。しかしオトリが変わりません。石色の良い場所を探しながら歩いて、やっと見つけた場所でオトリを交換。オトリを5尾確保してから、すでにオスがいないので期待できない荒瀬にも竿を挿します。もちろんここで気持ちよく目印が飛ぶわけもありませんが、テストの一環なので釣果は期待していません。

荒瀬を一流しして、瀬尻でぽつぽつ追加して二日間の感度テストは終了。最後のパワーテストのために下流域に移動します。10月の下流域は混雑するのでめったに行きませんが、この時期であれば問題ないでしょう。そう思って昼過ぎに松下に行くと、そこだけ混雑しているのでパス、pass、ぱ~す!emoticon-0136-giggle.gif
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荒瀬でガンガン掛けたいところですが、もうそんなキツイ流れに鮎が付くことはありません。いくつかポイントを見て回り、流芯に立ち込んで掛けられそうな場所に入川。鮎が掛からなければただの徒労の体育会系ですが、この時期に鮎でパワーテストをするとなると選択肢はありません。

傍から見たらまことに滑稽な釣り姿ですが、願いが通じたのか深瀬で連発。20㌢アップが手前の流芯に乗って竿を絞ります。タモ受けはもちろん、伸されてからの返し。ベンディング・カーブの変化と、曲がりに対しての各節の追従性、そして安定感。これは振り調子の確認や、錘を吊ったベンディング・カーブの変化では絶対に確認できない世界。
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そしてしっかり確認が終わったら、次は一人二役の撮影タイム…。ちょうど当たりが止まったところで時計を見ると15時ちょっと前。ふと見上げた空は雲に覆われた面積が広がり、予報どおり夕方には天気が崩れます。前日よりも風が強く体感温度は寒かったですが、空が泣き出す前に竿を納めることができました。

この日の釣果は27尾。釣った鮎を流れに戻し、狩野川に一礼してから帰途につきました。私の2013年の鮎釣りはこれにて終了です。emoticon-0139-bow.gif
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↑ariariさんから第二弾が到着。40㌢のアジは圧巻。庭に生っているレモンも一緒に。いつもありがとうございます!

by scott1091 | 2013-11-17 19:48 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

11月第二週まで竿を出したのは初めてです!

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例年どおり11月第一週に竿を納める予定だったので、土曜は予定を入れていました。しかし竿を出さなければならない事情が発生。予定は変更できないので、日曜はこの時期にして雨の中での釣り。天気予報では夜半から断続的に降るとのことでしたが、朝まで降らなかったのはよかったのですが…。emoticon-0107-sweating.gif

先週の三連休で閉めたオトリ店も多く、車窓から見える釣り人はさすがに少ない。釣り人が見えるポイントは付場を意識した場所が多いので、久々にそんな場所を見て回ります。石色は素晴らしく鮎も沢山見えますが、この手のポイントは流れに変化がないので様子見のみ。
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オトリ店の話では、土曜は結構な釣り人だったとか…。日曜は雨の予報だったので、泊まりの人はほとんどいないとのこと。上流域はかなり鮎が落ちていると思われますが、目的が複雑な流れを釣ることなのでそんな場所をチョイス。石色を見ると、まだ十分鮎が残っているのでまずは一安心。しかし型が落ちるのは仕方がないでしょう。

竿を出すと、まもなく雨が降り始めます。この日の偏光レンズは「イーズグリーン」ですが、目印を見失うくらい空が暗い。養殖オトリの泳ぎが重たいので、天然に変わらないと「掛かり波」が出ているポイントで拾うことができません。オトリを変えるまでに1時間も要しました。
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雨は弱いものの、ほぼ降りっぱなし。気温が20℃くらいあるので、手が濡れていても我慢できるのが救いでしょう。時折空が明るくなって雨が上がるのを期待したりしていると、あっという間に低い雲が立ち込めてきます。そんな空模様を繰り返し、ついに13時過ぎくらいから土砂降りに…。これくらい雨脚が強いと濁りが入ってきます。

急に風が冷たくなったので、きっと前線が通過したのでしょう。これで雨は上がりそうですが、ゴミの流下はしばらく続きそうなので14時過ぎに竿を畳みました。この日の釣果は15尾。気持ちよく目印が飛んだのは3尾でいずれもメス。先週は瀬で目印を飛ばしてくれる鮎が多かったですが、そんなサイズのオスは落ちてしまったのでしょう。
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今週で鮎釣りを終わりにしたかったのですが、先週からさほど進展がなかったのでもう一週頑張る予定です。釣りをする目的が鮎を掛ければよいというものではないので、上~中流域に友釣りが成立するくらい鮎が残っていることを祈るばかりです。emoticon-0141-whew.gif
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↑「鯛焼き」くらいのマダイが釣れたから送りますというセットがこれ。大きい2尾は塩釜焼きにしたくてもオーブンに入りませんがなぁ~。地付きのイサキは食べている餌が違うので、回遊している魚とは体高が違います。ariariさん、いつも貴重な魚をありがとうございます!emoticon-0139-bow.gif
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↑小さい3尾でも「魚焼きグリル」には入らないのでオーブンで焼きますemoticon-0100-smile.gif
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by scott1091 | 2013-11-10 19:52 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

カーナビを新しくしました!

消費税の増税前に、もう一つ設備投資しておきたかったのがカーナビ。現在付いているものは2005年に取り付けた「カロッツェリア」のサイバーナビ「AVIC-ZH990」。「ETCユニット」はもちろん「VICS用ビーコン」も純正を装備。テレビチューナーがアナログであったり、「接続ケーブル」がスマホに対応していなかったり不自由はあるものの、基本的なナビ性能やミュージックサーバーに不満はありませんでした。

しかしメーカーの地図バージョンアップサービスが、2011年7月をもって終了してしまいました。鮎釣りの遠征の際、ナビ上では「新東名高速」や「東海北陸道」でいつも道なき道を走っているので最新の地図に更新したいのですが、もはやそれがかなわないとなると新しく積み替えるしかありません。
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↑ビフォー↓アフター
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今回選んだのは同じ「カロッツェリア」のサイバーナビ。現在のナビと機能が同じでは面白くないので、「クルーズスカウターユニットセット」が装備された「AVIC-VH0009CS」にしました。「ETCユニット」と「VICS用ビーコン」はそのまま転用可能なので、スマホ用の「接続ケーブル」と旧ナビは標準装備だった「ステアリング対応リモコン」をオプションで追加。

購入と取り付けは前回と同じ、丁寧な仕事に定評がある「ナビ男くん」。出張取り付けにも対応していますが、私は野外での取り付け作業は嫌なのでピット取り付けを選択。前回は今はなき「羽田ピット」でしたが、今回は今年5月にオープンしたばかりの「静岡ピット」でお願いしました。
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新しいピットなのでスタッフの経験不足を心配しましたが、担当してくれた方は「ランボールギーニ」にもカーナビを付けたことがあるベテラン。高級外車にディーラーが対応できない国産純正ナビを取り付ける頻度が多いので、車の扱いは見ていて安心感があります。

もちろん私の車は比較にならないほどボロですが、新車と同じように扱ってくれのが嬉しいですよね~。この日は出張取り付けが多く、ラッキーにもピットは私の車のみ。靴を履かないで歩いても靴下が汚れないようなきれいなフロアーで、ゲートを完全に閉めて作業してくれるので埃の心配もありません。
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新しいナビで驚いたのは、ジャイロを積んだ「ハイダウェイユニット」がないこと。前回は助手席の下に付けるスバル純正の「ナビゲーショントレー」が必要でしたが、今回は不要なので撤去してもらいました。古いナビやアナログアンテナを撤去し、新しいナビを取り付けるのに要した時間は4時間半。

時間が掛かっているように思うかもしれませんが、アンテナをフロントガラスに貼るのは見た目が悪いので一番後ろの左右のサイドガラスに取り付け。そして今回新たに追加された「クルーズスカウンターユニット」は、「ETCユニット」と同じようにグローブボックス内に納めてもらいました。マニュアルではグローブボックスの下や、センターコンソールの脇に取り付けるよう推奨しておりますけどね。
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↑↓昼はマルパパさんの案内で「丁子屋」へ。味噌仕立てのとろろ汁は最高です!
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「クルーズスカウターユニット」にはマイクが付いているので、グローブボックスに収納すると集音できないのでレコーダーには音がほとんど残りません。しかし事故のときは音が大きいので記録されるでしょうし、会話が録音されるのは気持ち悪いと思うのは私だけでしょうか?しかも車内には音楽が流れていますしね!

これで来シーズンは快適に遠征できそうです。

by scott1091 | 2013-11-09 19:43 | | Comments(0)

連休最終日は「木枯らし一号」が吹く予報ですが…

さ~て、温暖な当地でも鮎釣りの区切りとなる11月の第一週。今年は(来年も)三連休となるので、例年よりも釣り人が多いのは当然のこと。金曜の天気予報では土曜から徐々に下り坂でしたが、土曜はほぼ終日曇り。そして予報に反して日曜が一番天気に恵まれ、最終日の月曜は雨のち曇りで気圧の谷の通過にともない「木枯らし1号」が吹く予報となります。emoticon-0107-sweating.gif

この時期になると日が短いので、釣っている時間はかなり短くなります。特に私は朝が9時竿出しなので、昼食をはさむと実際に竿を出しているのは5時間くらい。土曜もそんな感じで準備をしていると、マルパパさんから電話が入ります。
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すでに狩野川に到着しており、現在川見中とのこと。下流域はすでに釣り人だらけとの情報で、この時期の人気ポイントではそれなりに掛かっている様子。マルパパさんを待たせては申し訳ないので入る場所を連絡してくれるようお願いしますが、オトリ店で待っている由。この時間になると行楽客の車も多くなっているので、裏道を駆使していつもより早い出勤となりました。

このオトリ店は毎年11月一杯まで営業しているので、この時期は特に人が多い。この日も所せましと釣り人の車が駐車されています。いつもはもっと遅いので空いているのですが、久々に賑わいを感じました。10月の狩野川がシーズンで一番混雑しますが、この日も11月とは思えないほどの釣り人です。
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車窓から混雑具合を確認しながらマルパパさんと移動します。とりあえず見える範囲に釣り人がいないエリアを見つけて入川。台風26号の出水で浮石には葦が引っかかっているので、水位が落ちてオトリを入れられるようになったサラ場は根掛かりに注意しなければ舟の鮎は増えません。

この時期になるとオトリを外すのに手を水に入れたくないのですが、根掛かる場所は肩まで入れないと外せないところばかり。防寒用にカッパを着ていると、袖に水が入るし体の方にも水が回る。水が入らないようにリストバンドをする人も多いと思いますが、これも水が入らない分、入った水が抜けないので最悪です。
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そこで私はこの時期は、ドライシャツの上にラッシュガードの袖から作ったアーム・アーマーをして、その上から袖を外したカッパを着るようにしています。ラッシュガードはウエット上着と同じで体に密着しないと意味がないので、どうしても窮屈な着心地になるので極力着たくない。私のスタイルはかなり快適なのでトライしてみる価値があると思います。emoticon-0105-wink.gif

上流に入ったマルパパさんは根掛かりを外しに行くたびに、袖に入った水を切るために腕を振っています。これではなかなか釣りに集中できませんし、片手を振っている間はオトリにテンションを掛けられないので、弱ったオトリはまた根掛かりしてしまうパターンが多い。アーム・アーマーのようなちょっとした工夫で、この悪循環スパイラルを避けることができます。
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釣っている場所は上流域ではありますが、先週に比べるとかなり鮎が老けてきました。下流域に比べれば錆たオスは少ないですが、もう11月ですから当然でしょう。黒ずんだメスも掛かりませんでしたが、卵がかなり大きくなっているのでオトリにすると泳ぎが悪いです。

したがって瀬を釣るときはオス、緩い流れや鏡を釣るときはメスを使い分けます。予報では晴れるとのことでしたが、太陽が出ることはなく風がとても冷たい。昼食にマルパパさんが作ってくれた味噌汁がありがたいです。さすがに二人なので「ダメ鮎師の元」の出番はありませんが、ソーセージをフライパンで焼きながら今季を振り返ります。
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午後は場所を交換してスタート。午前中カミから降りてきた団体さんも、昼食をはさんで移動してしまったので広々と探れます。気を抜いたり横着してオトリを大きく移動させると、決まって葦に根掛かり。いまだに残っている葦は引っ張っても外れないので、なるべく短く引きちぎるのですが、深いところはウエーダーなのでオトリを回収するのがやっと。emoticon-0106-crying.gif

こんな感じで15時まで釣って、その後30分はマルパパさんの釣りを見学させて頂きました。この日の釣果は24尾。ペースは午前中の方がよかったですが、午後の場所の方が変化があったので釣りそのものは面白かったです。マルパパさんは泊まりの予定でしたが、寒いのでこれで竿納めにすると帰途につきました。
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しかし事前の天気予報が一転して、翌日は天気に恵まれます。天気なんて最初から関係ないと意気込んでいる連泊者も多く、前日よりさらに混雑した連休二日目。いつものとおり9時竿出しくらいに家を出ますが、下流域は普段釣り人が居ない場所にも団体さん。これでは入る場所がないので、上~中流域で空いている場所を探します。そして一番興味があった場所が空いていたので入川。

深場でいきなり根掛かりでは辛いので、回収できる場所を探って行きます。前日に比べるとかなり暖かく気分も爽快。しかしオトリを確保してから深場をガンガン攻めていくと、回収できない場所で根掛かりが連発。切るたびに仕掛けを補修するので、手持ちの鼻環回りが残り1セットとなってしまいました。ここでマイナス5尾。

それでも舟の鮎は少しづつ増えているので30尾を目指して頑張ります。そして一通り探った時点で15時となったので終了です。この日の釣果(舟残りオトリは除く)は28尾。連休最終日であればウエーダーが浸水してもオトリを回収しましたが、明日は寒くなりそうなので中を濡らすわけにはいきません。
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三日目は天気予報が外れることなく夜明け前から雨。外で撮影したいものがあったので、雨が止むまで家で待機します。そして妻に撮影を手伝ってもらってから出発。この時間だと竿出しは早くても10時半。こんな天気なのに釣り人が結構います。下流域は多少濁りが入っていますが釣りには問題ないレベル。

初日に入った場所を川見に行くと、そこには今季初めて先行者の車が…。この日はここで釣るつもりはないので問題はありませんが、不思議に思って近づいていくとまさかのマルパパ号。風も強く三日間で一番天気が悪いのに、どうしてこんなに日に来ちゃたのよ~って感じですemoticon-0136-giggle.gif
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私に気づいたマルパパさんが、照れ笑いをしながら川から上がってきました。私は移動する予定でしたが、一人だとめげそうなので一緒にやりましょうという展開になります。釣り始めると風が止んで薄日が差しますが、2時間もしないで寒気が入ってきて風も強まります。昼食をはさんで15時まで頑張る予定でしたが、結局14時45分には竿を畳みました。

この日は本当に激シブで、ここしかないという場所でしか掛かりませんでした。しかもそんな場所でも粘らないと掛からないので、とても見極めが難しい一日。私の釣果はこの三日間で最低の18尾。もう少し釣らんと~って感じですよね~!emoticon-0141-whew.gif

この雨で鮎の落ちに拍車が掛かりそうです。下流域で釣れている鮎を見るとオスはかなりの確率で錆びが出ているので、付場を意識しない鮎釣りはもう長くはなさそうです。次の土曜は所用があるので、日曜の天気しだいではこのまま竿納めとなるかもしれません。そろそろアオリも気になりますしね!
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by scott1091 | 2013-11-04 22:04 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)