台風17号(Jelawat)が本州に上陸!

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いよいよ9月最後の週末。10月1日から20日までは神通川、庄川いずれも全面禁漁となるため、北陸方面の友人はこの週で竿を納める人がほとんど。例年ですと私は11月の第一週まで鮎釣りをしますが、今年は狩野川の天然が少ないので微妙な感じです。

加えて台風17号が本州直撃となれば、鮎シーズンが強制終了となる可能性が高くなります。そんなこともあって、この週末は渓流を諦めて鮎釣りに行きました。前回と同じく3尾分のオトリ代を払って4尾スタート。この時期のオトリはどんなに選んでも仕事をしない鮎がいるので、4尾スタートは心強いです。emoticon-0144-nod.gif
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天気は台風前の静けさで、快晴無風の釣り日和。これで爆釣となれば最高ですが、今年の狩野川はそんなに甘くはありません。いつものとおり8時過ぎに川に行くと、修善寺橋より下流は釣り人で一杯です。解禁週を除けば、今季最高の人出ではないでしょうか?

入る場所に苦慮しながら、いつものとおり人がいないマイナーポイント入ります。まずはオトリを確保するため、手前の弛みでオトリを泳がせます。すぐにオトリ頃の20㌢クラスが掛かりました。先週はこのサイズが掛からなかったので、大型が下り始めている可能性が高い。また川底の石色が広範囲に磨かれているのも気になるところです。
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これをオトリにして本命ポイントに入れると、すぐにケラレ。しかしこの後はまったく当たりがないまま時間だけが過ぎていきます。そして2尾目のオトリに交換して狙っている石周りで粘ると、やっと目印が飛びました。掛かった瞬間一気に竿が伸されたので、これは大きそう。背掛かりなので強気で寄せて抜きます。

しかしこの後はまた沈黙で、午前の部で4尾は難しいかな~という雰囲気。そしてやっと掛かったのは20㌢もない超プリティ・サイズ。おまけにハリが頭に入って、オトリにすることなく昇天です。結局、午前の部はこの3尾で終了です。emoticon-0107-sweating.gif
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おまけに最初に釣った鮎も曳舟の中で昇天してしまい、午後の部は養殖からのスタート。鼻環を通していないオトリは1尾しか残っていないので、これに望みを託します。自分で言うのもなんですが、超硬ロッドで非常に繊細な泳がせ釣りをしていると衝撃的な当たりがきます。

目印に変化がないのになぜと上を見ると、竿を止まり木と間違えた鳩が竿に止まろうと懸命です。しつこい鳩で、止まるのを諦めてもらうのにしばらく時間が掛かりました。鳩がしっかり遠ざかってから、気を取り直してもう一度逆上げするとやっと目印が飛びます。
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これも目印の飛び方が早かったので25㌢アップは間違いなし。これは尻尾掛かりだったので、少し慎重に抜きます。これをオトリにすると、この日一番の当たり。シモの淵に落として慎重に抜こうとすると、大きな魚が下からバイト。一瞬にして中ハリスが飛びました。私の見間違いでなければ、掛かり鮎との比較で60㌢はあろうかというニジマス。emoticon-0106-crying.gif

このやりとりでオトリが弱ってしまったので、また養殖君の出番。ここからは、まったく釣れない時間。この時期はユ~ガッタチャンスはあまり期待できないので、少しでも早い時間に数を伸ばしたいところです。自分が釣っている側の石色がよいので大きく回って対岸に渡り、今まで立っていた場所を釣ります。
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秋の鮎はナーバスな上に、今年の放流魚は人影を見ると逃げてしまうので、鮎が石に戻るまで1時間くらいは必要でしょう。それでもそこで粘るのは、マイナーポイントなので他に釣る場所がないのです。そしてきっかり1時間後に、オトリと見間違えるような超硬で抜くにはお気の毒なサイズ。

これをオトリに一気に5尾釣りますが、25㌢アップとは無縁のサイズ。先週はこのサイズはまったく掛からなかったので、小型の群れもかなり降りてきているのでしょう。結局この日は25㌢アップは2尾のみ。他は掛かると同時に昇天した鮎を除けば、20~23㌢クラス。数は久々にツ抜けの10尾でした。
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翌日は午後には台風17号の影響が出てくるため、いつもより早く家を出ます。しかし考えていることは皆同じで、7時半にはどこも人で一杯。台風の影響を考えて、前日で帰ってしまってガ~ラガラの狩野川を期待していたため、拍子抜けしてしまいました。前日のマイナーポイントにも4人。メジャーポイントは人、ひと、ヒトでんがなぁ。emoticon-0141-whew.gif

修善寺橋よりシモは諦めて、中流域を目指します。先週の日曜に釣った場所が空いていたので、そこに入ります。しかしここも前日と同じで、石色が先週よりも数段よい。これは小型の群れが降りてきている証拠。この場所で25㌢アップを狙うのは、すでに厳しいかもしれません。
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今年の狩野川の放流鮎は、ともかく人影に敏感です。通常の鮎は盛期であれば、横に人が立っても石垢をハミ続けますし、根掛かりを外しに行っても10分もすれば元の石に戻るもの。しかし今年の放流鮎は、一度逃げてしまうとハミに出てきません。したがって石色が良い場所は放流鮎の群れがいる証拠なので、石色ほど釣れないのです。

さすがに大きく成長した鮎は放流魚でも追いが立つので、先週は全体的に石色が悪い中に、親指くらいのハミ跡がある場所を探して釣っていました。釣れる数は少ないものの、先週はこの狙いが的中したわけですが、今週はそのような場所が見当たりません。
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カミに入った人が瀬肩で立て続けに2尾掛けますが、サイズ的にはオトリより少し大きい程度。しっかり磨かれた目の前の石がしだいにくすんでいくので、この場所に見切りをつけます。そして200㍍くらい川見しますが、「ここだ」という場所が見つかりません。

台風の影響で14時くらいまでしか釣りができないと思われるので、残りの時間は4時間弱。風が強くなってきますが、この時間はメジャーポイントは釣り人が一杯です。そこで最後に残された超マイナーポイント(←おそらくここ5年で竿を出したのは私だけ)で、今季の竿を納める心積もりで移動を開始。
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↑台風の強風と雨にめげてみなさん早上がり

道中川を見ながら車を走らせると、な~んとメジャーポイントで釣り人が一人しかいない場所が・・・。支度をしている人を含めても、私を入れて3人。台風の影響でこの時間から移動してくる人はいないと読んで、ここに決めました。過去この場所で良い思いをしたことはありませんが、それもまた狙いの一つ。emoticon-0133-wait.gif

最初の1尾はほぼ秒殺ですが、サイズが23㌢と期待ハズレ。先に入っている人との間隔に留意しながら、石が大きそうな場所を探っていきます。そしてやっと待望のサイズ。ここからはしばし入れ掛かり。数は望めないと思っていましたが、鮎が急激な気圧低下を察知して荒食いに入っているのでしょう。25㌢アップばかりがギュルンギュルンという感じで超硬を絞ります。
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最初から14時までと思っていましたが、土砂降りになった15時近くまで竿を出しました。雨が降り始めると追いが止まりましたが、終わってみれば約4時間で24尾。底バレが2回ありましたが、それ以外はバラシ、トラブルはなし。このサイズをこのペースで釣るには、やはりトラブルがあってはできません。

オスはすでに、例年11月の狩野川でも見ることがないくらいレッドバンドが出る個体もいます。とくに大型はオスが多いので、少しでも水が動くと下る動機になることは間違いありません。今回の台風17号による増水は大したことありませんでしたが、例年の狩野川とは鮎が違うので、日々釣況が厳しくなることが予想されます。
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この日の釣りは、きっと狩野川の神様から釣れない私への贈り物。
今季初めて、狩野川で痛快な釣りを満喫しました!emoticon-0100-smile.gif

by scott1091 | 2012-09-30 20:26 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

久々に戻ったホームグランド狩野川!

狩野川を最後に釣ったのが8月12日なので、6週間ぶりのホームグランドとなります。これだけ長い間ホームを空けたのは、狩野川をホームにしてからは初めての経験。この間に釣果が好転することはありませんでしたが、大鮎が狙えるということで修善寺橋よりシモは賑わいを見せているとのこと。

「津田釣具おとり店」の釣果情報でも最大が30㌢/300㌘で、28㌢クラスはそれなりに釣れている様子。しかし数的にはほとんどツ抜けしていないので、一日釣りをするとなるとオトリ継ぎが大変です。

今年の狩野川は上流域でも数は望めないので、話題の大鮎を確認するため下流域に入ることに。いつも使うオトリ店は上流にあるので、十数年ぶりに尋ねるオトリ店を利用します。店構えも当時のままで、とても懐かしい。あの当時はまだ若かったので、店主が私のことを覚えているはずもありません。
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オトリは3尾で1,800円。最近1尾500円で売っているオトリ店もありますが、常連ではないので仕方がないでしょう。そう思いながらオトリを選んでいると、そっと囁くように4尾持っていってくださいと・・・。え~、それじゃ1尾450円でっせ!今年の狩野川はオトリは多いほど助かるので、泳ぎも考慮してメス2尾、オス2尾を選びました。

お礼を言って少し昔話をすると、今とは比較にならない素晴らしかった川相が思い出されます。狩野川はダムのない河川ですが、川相が悪くなる場所はあっても、良くなる場所はほとんどないのが現状です。これはゲリラ豪雨などによる山の崩落で流失する土砂や、それにともなう復旧工事などが影響しているのでしょう。やはり山を植林から広葉樹の森に戻さないと、根本的な解決にはならないのかもしれません。

そんな昔の情景を思い出しながら、釣り人が少ない場所を探して車を走らせます。思ったよりも釣り人が多くて入る場所に苦慮しましたが、やはりサイズが揃いそうな石の大きなエリアを選択。この日使う竿は、超硬の「Super Light Ⅲ」。鮎を取り込むだけなら「龍星☆竿」でも問題はないでしょうが、一番の問題はオトリの操作性です。
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25㌢以上をオトリにすると、早瀬クラスではオトリをコントロールできません。急瀬クラスでも逆バリを確認するため、流芯に入っているオトリを手元に寄せるのはしんどい。最悪はエビになったとき、「ビッシ」っと手元に戻せませんから。エビになっている時間が長いほど、エラの反対側から水が入ってオトリが弱るのでご注意を!

まずは石色の良い場所を見つけて、手前からオトリを入れると出し掛かり。気持ちよく目印が飛んで流芯の対岸に鮎が走ります。しかし川幅はさほど広くないので、流芯の向こうから鮎を飛ばします。引きの感じで23㌢くらいと思っていましたが、タモに納まった鮎は長さはどうみても25㌢アップ。

これをオトリにすると、すぐに2尾目。掛かった鮎も同じようなサイズですが、掛かり所を確認した後は10秒も掛からずに抜きます。しばし沈黙があり、続けて3尾目、4尾目。その後は2時間近く釣れず午前の部は4尾で終了。これでは養殖が2尾ではオトリが回りませんがなぁ。
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午後になると、釣れていたのを見ていた人に挟まれます。そのカミ側で釣っていた人が、竿を大きく曲げて下がってきます。どんどん下がってきてオトリは私のすぐ目の前。しかもエビでんがなぁ・・・。エビだと教えてあげようと思った瞬間、釣り人が足を滑らせてラインが切れました。

その釣り人が私に今の鮎は大きかったと言うので、当然ながらエビのことは黙っていました。これでオトリ店に戻って、大物との格闘を吹聴すると思うと笑えるのですが、それもまた釣りの楽しみの一つ。野暮なことは言いません!少なくともエビになっていたオトリは、25㌢くらいありましたから~。emoticon-0105-wink.gif

まわりもまったく釣れていないのですが、今年の狩野川は釣れないのが当たり前なので、釣り人が動きません。そろそろ違う場所に動きたいところですが、「石の上にも三年」という感じです。とりあえず私が動けばそこに入る人もいると思い、1時間ほど河原で休憩します。
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そしてやっと空いた場所に移動し、午後の部を再スタート。オトリ頃の23㌢を1尾追加し、これで夕方までオトリ継ぎはできるようになりました。そして地合いの到来とともに、一気に3尾を追加。獲り込みに時間が掛からないので3尾釣りましたが、普通の人はこの地合いに1尾獲り込むのがやっとなのでしょう。

この後はまったく釣れる気配がなく、他の釣り人も川から上がらないので、暗くなるまで動けないと判断して川から上がりました。この日の釣果は8尾。残念ながら目標のツ抜けはできませんでした。この日の感想は、大鮎といえども九頭竜仕様では圧倒的に釣り人が優位。オトリ操作を重視しなければ、神通仕様でもまったく問題なさそうです。
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さて翌日は、天気予報どおり夜半からベタ降りの雨。濁りが入るのは時間の問題ですが、せっかくの休みのなので釣りに行きます。オトリ店でこんな雨なのに本当に釣るのと尋ねられましたが、「もちろん今日も3尾ください」と返事!そして昨日と同じように4尾を持って、誰もいない川に向かいます。

川に入ったのが8時過ぎていたので、すでに濁り始めていました。完全に濁る前に石色の良い場所を川見し、水位が上がっても場所がわかるよう位置を確認しておきます。そしてまずは浅場からスタート。前日と同じようにすぐに掛かると思いましたが、急激な気温の低下で鮎の活性が落ちているのでしょう。
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この日の気温は19℃。前日はタイツで快適だったのに、この日はウエーダーにカッパの完全装備で臨みます。これでも肌寒いと感じるので、「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもの。今季初めて彼岸花(曼珠沙華)が咲いているのを見ました。

川にオトリを沈めていた地元の人が、増水に備えてオトリを回収にきます。竿を出している私に驚いていましたが、これなら自分も竿を出せばよかったという感じなのでしょう。釣れない時間が続きますが、濁りが強くなってきた頃、手前の石で鮎がヒラを打ちます。サイズが小さいので掛かってもこのサイズかと思っていると、オトリに違和感を感じます。

最初はゴミの流下が始まっているので、ラインにゴミが当たったのかと思いましたが、オトリに何かが当たっている感触。オトリが急に移動したので、また同じ場所に引き戻します。そして同じような感触を2回ほど感じた後、目印を見失いました。次の瞬間ラインは流芯に突き刺さっていますが、こちらは超硬ロッドです。
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一気に流芯から引き剥がして、少しシモに下がったところでタモ受け。これで〇ーズは免れました。これをオトリにして、同じような感触の後にすぐ2尾目。この頃になると、水色が褐色に近くなり、水位も上がって波立ちがすっかり変わっています。まもなく時間切れとなりそうなので、本命と思われる場所だけオトリを入れていきます。

そして何とか3尾目を追加。いよいよ底石が見えなくなってきました。もう1尾釣りたいところですが、ここだと思う場所がすでにありません。最後手前の浅い場所を引いて、すれ違いざまに掛ける感じで4尾目。これで前日と同じ午前の部4尾を達成して、やっと竿を畳めます。
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この日は空が明るくなったりしますが、夕方までは強弱はあるもののベタ降り。濁りが薄くなって、午後も釣りができるのではと淡い期待を持ちましたが、竿を畳んでから土砂降りとなって最終的には30㌢くらいまで増水。したがって引き上げのタイミングは正しかったといえましょう。emoticon-0141-whew.gif

例年の狩野川は、9月中旬で平均サイズはピークアウト。10月は一回り小型の天然が釣りの対象となりますが、今年はどのような展開になるのでしょう?今年は例年よりも圧倒的に天然の比率が低いので、一雨ごとに魚が入れ替わるというよりも、どこかのタイミングで一気に下がってしまう可能性が高いような気がします。
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by scott1091 | 2012-09-23 20:09 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

いよいよ北陸ロード最終編あるね!

さぁ~て、今季最後の北陸ロード。鮎シーズン終了を目前に控え、唯でさえ釣り人が多いこの三連休に、日本で一番混雑しているJinzooへGO~。「フィッシング吉井」のブログによれば、入川者数は800~1,000人とか・・・。どこに行っても人、ひと、ヒトでんがなぁ!

「体」も弱いがそれ以上に「気」も弱いワテとしては、「フィッシング吉井」の黒板情報で数が出ている場所は全てパス、ぱす、PASS。ころころ釣り(コロガシ)が日常的に入り、友釣りが敬遠するような場所を見て回ります。そしてまだ時間が早いので、人のいないエリアを発見。気が弱くても、最初に入ってしまえば気が楽ですものね!
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この時期は緩い流れで泳がせている人が多いですが、私は最初から瀬に入ります。まずは流芯手前で様子を見ると、すぐに反応あり。これをオトリにカミに飛ばすと、すぐに2尾目。しかしその後はぱったり。もう少しオトリを確保してから瀬を攻めたいところですが、ここで軽く流芯を探ると、いきなりの入れ掛かり。とはならず、まったく反応なし・・・。

流芯手前のスジを執拗に探って、やっとツ抜け。これくらいの時間になると対岸に人が並びますが、私の側には3人のみ。水深があるので立ち込んでも竿が交差することはないので、対岸の人も気になりません。掛かる魚がだいぶ成熟しているので、流芯で掛かってもオスが多いであろうことは容易に想像がつきます。
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それでも今季最後のJinzooで、最高の当たりを満喫したい。そろそろ流芯で掛かるのではないかと軽く探りを入れると、やっと掛かりました。ここからはまずまずのペース。掛かると同時に鮎が対岸に走り、風の影響もあって久しぶりに糸鳴りヒュン、ヒュン、ヒュ~ン。竿を曲げるたびに、この糸鳴りで対岸の人が振り返ります。九頭竜であまり糸鳴りがしないのは、ラインの太さの違いでしょうか?

流芯で掛かる鮎は一回り大きく、だいたい22~23㌢。最大は死後硬直状態で計測して26.5㌢。こんなサイズがJinzooで釣れたのも驚きです。15時を過ぎると雲で太陽が陰り、しだいに黒い雲が出てきて今にも雨が降り出しそうな空模様。この頃になると対岸に二人、自分のいる側には一人のみとなりました。
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ここからは、今まで釣れなかった場所をじっくり狙います。シモの人がしばし入れ掛かりとなり、「スペシャルMT」を気持ちよく曲げています。私も1尾獲れれば同じような状態になるので、焦ることはありません。しかもシモの人は錘、私は背バリなので平瀬となれば探れる範囲が異なります。

そして待望のオトリ交換。ここからは狙いどおりメスの入れ掛かり。メスはすでに泳ぎが重たいので、最初の泳ぎのコース取りに集中します。そしてここからしばし最高の時間。時計を見るとジャスト16時。この時期のJinzooは、夕方の地合いはこれくらいなのでしょう。
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そして17時前には当たりが止まったので、ここで気持ちよく竿を畳みます。この日の釣果は63尾。写真ではわかりませんが、久々にタモを持ち上げるのが重た~い。この時期としては、型、数ともに最高の結果。また私に近づいてくる不思議君もおらず、終日気持ちよく釣りができました!

これでJinzooの釣りは終わったようなもの。早めにホテルにチェックインしてから、今季最後の「富山ナイト」に繰り出します。う~さんのおかげで店の選択肢が広がりましたが、最終日は挨拶も兼ねていつものカウンター席。その後、同じ店に来店されていたチャラ之助さんのグループに合流させて頂きました。
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翌日は肩の力もすっかり抜けて、いつものように空いている場所を探します。そして私のJinzooでのジンクス、前日と同じ場所が一番空いていたので再び入川します。前日はころころ釣り(コロガシ)は一人もいませんでしたが、この日は徐々に増えて回りに3人。やはり地元の人は、日曜しか川に入れない方も多いのでしょう。

入ってすぐに入れ掛かりで3尾釣りますが、その後はパッタリ。チャラ之助さんのグループも近い場所に入りましたが、やはりスローな様子です。徐々に人が増えてきたので、私は5尾釣ったところで、場所移動を決断します。この時点ですでに10時。入れる場所は限られること間違いなし。

私はJinzooの釣りの楽しみは「瀬」と「トロ」と思っているので、駄目もとでトロ場を見に行きます。通称「アマゾンポイント」は流れにまったくシワがなく、ポイントの絞りようがありません。こんな場所なので、シモの瀬の落ち口に友釣りが3人。300㍍くらい上流にころころ釣り(コロガシ)が2人。この間は完全な貸しきりです。
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まずは川を切って底石の状況を確認。どこもしっかり石が敷き詰められていますが、石色にはやはりムラがあります。問題はほとんど川底に起伏がないこと。これだけ広大な面積を、歩いて確認することはできません。このような場所はまずキトキトのオトリを獲らないと勝負にならないので、センターに立って石色の良い岸を引きます。

これでまずはオトリを確保。しかしオトリを闇雲に泳がせても、まったく掛かりません。釣れるスジを見つけないと、ツ抜けも難しい感じ。そこで太陽を背負うようなポジションで水色の変化を探しますが、水面の反射で微妙な色の違いがわかりません。
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偶然見つけたカケアガリで5尾くらい追加したときに、やっと風が吹き始めて水面にさざ波が立ちます。これで微妙な水色の変化が見えるようになり、逆Y字型の馬の背を発見。さざ波がなくなるとわからなくなるので、四点方位法でY字の各位置を頭に叩き込みます。

これでやっとひと段落。この場所の常連と思われる釣り人が2人入ってきますが、その人たちの動向を観察するとこの馬の背を把握していない様子。オトリをきれいに泳がせていますが、カケアガリのスジを外すとまったく掛かりません。これが河原に変化のないトロ場の難しいところ。
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誤解なきよう言っておきますが、鮎は全面にいます。それは無数のハネでわかるのですが、掛かる鮎が付いているスジが限られています。私も良いオトリが確保できてから、色々な場所を攻めてみました。しかし結局掛かったのは、この馬の背の上とそのカケアガリで90%。

ここで掛かる鮎は全て天然で、地合いがはっきりしています。ここに来るときに一番心配だったのがサイズでしたが、平均20~21㌢レベル。水深1㍍くらいのところで、目印が吹っ飛んで一気に竿が伸される様は、鮎師にとって最高のエクスタシー。しかもこの馬の背が、私の貸切でっせ!
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この場所は今年初めてJinzooを訪れたとき、道楽Yさんとう~さんと川見だけした場所。この全面フラットな流れをいつか攻略したいと思っていたので、この日やっと念願が叶いました。この場所で使った竿は「龍星☆竿+標準チューブラー」。前日とは違って瀬音がまったくしないので、糸鳴りが釣り場に響きます。

その音を聞きつけて一人が私の対岸に移動してきますが、立ち位置の問題でオトリが馬の背のカケアガリを上らないので掛かりません。やはり普通のオトリは、浅い方から深い方に泳ぐもの。この逆はカケアガリが終わった深場からオトリが出ませんわなぁ。
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午後の釣りは、この場所を攻略できたことで大満足。移動してからの釣果は48尾だったので、この日の釣果は53尾。午前の場所と違って鮎はまだ若く、もう少し楽しめそうな感じ。夕方には網が盛大に入り鮎を追いたてる音がやかましいくらいですが、この間も地合いになると掛かりました。この時期は、まさに「栄光」と「転落」が紙一重です。

さていつものとおり福井に回ります。ホテルにチェックインしてから、フナヤに行って今季最後のご挨拶。閉店時間ぎりぎりだったので、今季のプロトを見る時間もありませんでした。したがって来季の新製品は振り調子も確認していないので、ご興味のある方は直接お問い合わせくださいませ!

翌日は台風16号の影響で、朝から超硬でも折れそうなくらいの強風。九頭竜で今季最後の竿出しを予定していましたが、Egaoさんと川で2時間ほど様子を見ながらシーズンを振り返ります。そして来季の再開を約束して、今季の「TEAM Saogashira」は解散。例年通りEgaoさんが手配してくれた福井産コシヒカリ玄米90㌔積んで、10時に帰途につきました。
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最後に今季の北陸遠征を締めくくるにあたり、「富山漁業協同組合」のHPに掲載されている9月16日の近況情報を抜粋させて頂きます。漁法では漁獲効率がもっとも悪いのが「竿釣り」ですが、今年の釣り人のあまりの多さに産卵親魚の心配をしています。これは10月1日には全流域が禁漁になるにもかかわらずです。

---引用---
昨日は今シーズン一番の釣り人ではないかと監視員から報告がありました。
釣果の方も、平均で20~30尾、多い人で40~50尾と、良く釣れていたようです。
そして今日も快晴。渇水ぎみの平水、濁りなし、風はやや強し、釣り人たくさん。
だんだん産卵親魚がいなくなるのではないかと心配になってきます。
---引用終わり---

この感覚が「九頭竜川中部漁業協同組合」にあれば、また違った展開になると思うのですがいかがでしょう?今まで続けてきたのだから大丈夫という人が多い。しかしダムができて河川環境の変化はまさに現在進行形であり、これを勘案して漁協は天然アユの保護施策をとらないと存在意義がありません。

鮎は川の蛆と言われるくらい沢山いた天竜川が、いまはどうなっていますか?大井川も富士川もしかり。ダムができたことによる影響が、気象変化と相まって今の時代に具現化してきたということではありませんか?

環境の悪化にともない、より厳しく資源保護を行わないと天然アユは守れない。これは今話題になっているウナギも然り。ダムを建設したのは人間である以上、生物を含む河川環境を維持する努力も人間の責務であります。今のままでは、大好きな九頭竜川も遅かれ早かれのような気がしてなりません。

当然ながら神通川もダムがあるので、将来運営を間違えれば同じ問題に直面するはず。そうならないために資源量の変動を見据えて、利権やしがらみに囚われず機動的に保護施策を講じる。職漁師で生計を立てている人がいない現在、これが河川漁協に求められているもっとも重要な職務であると思うのです。

これ以上大河川の鮎釣りが失われないことを祈りつつ、備忘として文章で残しておきます。
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by scott1091 | 2012-09-17 21:03 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(9)

数えてみれば、今季8回目の北陸遠征でんがなぁ!

ふと気がつくとまわりの景色はすっかり秋めいて、夏遊び過ぎた分だけ寂しさを感じるもの。そんな青春時代を、誰しもが経験されていると思います。しかし進歩がない私はこの歳になってもそんな経験を重ねているわけですが、見方を変えればいまだ青春が続いているともいえましょう。

さて今週は金曜からの釣行です。そーさんも仕事が休みとのことなので、初めて一緒に竿を出します。場所はもちろんそーさんのホームグラウンド。マルパパさんもJinzooに来ているとのことなので、途中で顔を出してから釣り場に向かいます。そしてそーさんに到着の連絡を入れると、なぁ~んとWaraさんも休暇を取得されている由。釣れなくても、楽しい日になりそうです。
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現在のJinzooは尾鰭がついて飛び交う情報とは異なり、かなり厳しい状況です。これは川に入って、底石の状態を見てすぐにわかりました。釣れる鮎の卵や白子はそんなに大きくはないようですが、地元の方の話では例年よりも2週くらい終わりが早い感じとか・・・。したがって先週のイメージで釣っても、当然ながら釣果は伸びません。

すでに瀬ではあまり掛からず、深瀬やトロ場に人が集中します。私も最初は「龍星☆竿」でさらっと瀬を探りましたが、瀬の弛みやトロ場でしか掛からないので「征龍竿」に持ち替えました。泳がせを我慢強くする人はポツポツ掛かりますが、瀬に入っている人はまったく掛かりません。この時点で釣れているのはそーさんとWaraさんくらいでしょうか?
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私はまったく釣れない君のまま、午後から予定していたそーさんが勧める荒瀬に移動します。ここですぐに2尾掛けますが、竿が「征龍竿EM」なので勝負になりません。竿を交換するため、普通は渡らないであろう荒瀬を切ります。渡れる場所には釣り人が並んでいるので、しかたがありません。

竿を交換して対岸側から釣って、型のよい鮎を5尾釣追加して午前の部は終了です。この時点の私の釣果は11尾で、竿頭はもちろんそーさん。移動してきたマルパパさんも交えて、高級秋刀魚を焼きながら楽しい昼食です。陽光もすっかり秋色となり、河原の景色は10月の狩野川のようです。
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昼食後は混雑して入る場所がないので、午前と同じ荒瀬に入りました。盛期の瀬釣りでは考えられないほど粘って、ポツポツと追加します。半分は掛かりどころが悪くてオトリに使えませんが、他の人よりは竿が曲がっているので狭い範囲で粘りました。夕方になるとQpapaさんが様子を見に来てくれますが、定期巡回ではどこも混雑して竿が曲がっていないかったとのこと。

「Qpapaさん登場=ユ~ガッタチャンス」ということで、この時間帯になれば掛かると読んでいた場所に移動します。そこで最後に3連打がありますが、その後は追加することなく終了のホイッスル。写真を撮影してから数えると全部で32尾。午後からの釣果は21尾ということになります。
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ご一緒した皆様も、午後はあまりの混雑で釣果が伸びず。終わってみれば大差ないような釣果でした。しかし見える範囲では、我々のグループが一番竿が曲がっていたので、現在のJinzooの平均釣果は20尾に達していないと思われます。

さてこの日の夜は、富山駅前のビジネスホテル。先日う~さんから教えてもらった「笹舟」に、「牛すじ煮込み」と「おでん」を食べに行きました。刺身はこの日は赤烏賊、鯖、平目の三種類。ハナ金なのでサラリーマンが多かったですが、カウンターがあるので一人でも気兼ねなく食事することができます。う~さん、ありがとうございました!
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翌日はマルパパさんは勝利バーへ。私はどっちに入ろうか悩んだものの、結局Jinzooに入ります。混雑して動けなくなるのは必至なので、かって知ったる場所を選択。しかし現在一番釣れていない場所というだけあって、ヘチの石はコテコテの垢腐れ。強風で竿が煽られますが、深瀬の石が立っている場所で根気強く拾います。

このままあまり混雑しなければと淡い期待をしますが、そこに気合の入った「立ち込み集団」が登場。これで一気に騒がしくなりました。このグループで一番釣っている人でも5尾くらいでしたが、よっぽどこの場所が気に入ったみたいで、離れた車に昼食に戻るも10分もしないで戻ってきます。これを見て場所移動を決断。釣果は17尾で、この場所ではダントツ。しかしサイズが前回よりも小さくなりました。
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護岸道路に出て川を見て行きますが、どこも人が多くて入れそうにありません。しかし粘り強く探していくと、偶然にも100㍍ほど人がいない区間を発見。もちろん対岸には人がいますが、川を切るような場所ではありませんし、こちら側には駐車されている車は1台のみ。昼食で人がいないわけではないようなので、この場所に決めます。

昨日から瀬ではあまり掛かりませんが、まだ9月初旬なので気持ちよい瀬釣りをしたい。そんな気持ちで、まずは手前の緩い流れでオトリを獲ります。そして核心部と思われる波立ちにオトリを送り出すと、強烈な当たりで竿が絞り込まれました。ここからはしばし至福のとき。最高です!
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もちろん盛期のような入れ掛かりではありません。しかしそれが秋の鮎釣りであり、一尾一尾とのやりとりが、去り行く鮎シーズンへの思いと感謝の気持ちで一杯になります。普通であればこんなときは、どこからともなく不思議君が現れて竿1本分も空いていない場所に入るものですが、この日は誰も私に近づいてきません。

待望のユ~ガッタチャンスにはペースが落ちてしまいましたが、対岸に面白い釣り人が入ったのでしばし見学させて頂きました。夫婦なのか恋人同士なのかはわかりませんが、男性の釣りがともかく忙しい。立ち込みに自信があるようで、動き回ってオトリを引きまくります。これではオトリが消耗するのは時間の問題。

一方の女性は良い場所に太腿まで立ち込み、じっくりとオトリが変わるのを待ちます。当然ながら釣歴は男性の方があるのでしょうが、客観的に見て女性の方が上手い。腕力がないので引き抜きに時間が掛かりますが、タモ受けも男性よりはるかにかっこいい。男女の仲なので、お互い性格が違う方が相性がよいという典型的な例なのでしょう。
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これで終われば男同士でもよくある風景ですが、これからがさらに興味深い。さんざ引きまくった男性は、使い物にならなくなったオトリを騒がしくオトリ缶に移します。そして空になった曳舟を持って女性のもとへ。自分で女性の曳舟からオトリを抜きます。これで自分の釣りを反省し、女性の横で静かに釣りを始めるならまだ許容範囲なのですが・・・。

しかしこの男性は何を思ったのか、女性に手が届きそうな場所でオトリに鼻環を通し、そのまま女性が釣っている場所から、また懲りずに立ち込んで引きまくり。男性は1尾掛けるものの、これで女性の当たりが止まるのは当たり前の話。残り時間が少ないので、もはや鮎が石に戻るのを待っている時間はありません。

釣りに限らずゴルフも一緒にプレーすると、その人の性格や人柄が見えてしまうもの。好きな女性に釣りを教えるときは、まぁ~ご注意あれ!そんなこんなで午後の釣果は34尾。合計51尾の半束は、この時期としては最高の結果です。
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これにて二日間のJinzooは終了です。お世話になった方々に釣況を連絡して、福井の宿に移動します。マルパパさんも勝利バーで、一緒に来ていた友人と楽しい時間を過ごした由。前回、勝利バーに惚れ込んでいたので、まずは何よりでした!

そしていよいよ最終日。ゆっくり朝食をして8時に「もりいし釣具店」に行くと、さすがにこの時間になると来店もひと段落。今週の状況をH名人に聞きます。現在は放水口と高橋砂利が釣れているとのことで、釣り人もそこに集中している由。混雑嫌いの私は、Jinzooと同じようにもっとも釣れていない(=人が少ない)場所に入ります。
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いずれしても2時間半の釣りなので、1回でも竿がひったくられるような強烈な当たりを味わいたい。おのずと荒瀬のド芯に足が向きます。この日は朝から強風で、錘でしか入らない荒瀬では根掛かりは避けられません。それでも背バリで入る場所に移動しないのは、偶然に掛かる可能性が極めて低いからです。

竿をしっかりホールドする手が痺れるくらいの強風ですが、九頭竜はこんな日も多いので「泣き言なんて聞きたくないわよぉ~」って感じ。この日の竿は「龍芯竿」。こんな日は短い竿の方が扱いは楽ですが、竿の感度を優先した竿選びが私の信条です。
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釣れない時間が過ぎていきますが、どこかで必ず掛かると信じて丁寧に探っていきます。最初のオトリが弱ってきたので、致命的に弱る前に交換。そし次のオトリも弱ってきたので交換します。そして最初のオトリの2回目の出番で、やっと野鮎にオトリを交換することができました。

しかしオトリが野鮎に変わったからといって、すぐに掛かるほど今の九頭竜は甘くありません。養殖では錘で入ってもオトリが落ち着かないような場所だけ、再び探っていくとやっと2尾目。同じようなパターンで3尾目。そして一番捲くれている流れで、奥義「吊るし込み」でこの日最大の26㌢。これをオトリにしてさらに大型を狙うも、それに見合うポイントがなく、23㌢を追加して5尾となったところで竿を畳みました。
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まだ12時前ですが、着替えていると記憶にある車が通り過ぎます。おそらくフェンウィックさんに間違いないので、昼食を食べてから彼の御漁場に顔を出します。お会いするのは一昨年以来になります。今季の九頭竜は最後になるかもしれない旨を伝えて、今年の釣況について情報交換をさせて頂きました。

いよいよ9月も残すところ後3週。
2012年鮎シーズンを、最後まで楽しみたいと思います!
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↑ariariさんから頂いたマダイと地付きのイサキ。しばらく夕飯が楽しみ。ごちそうさまでした!emoticon-0139-bow.gif
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by scott1091 | 2012-09-09 20:56 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(6)

哀愁の北陸路を行く! 某川1号、某川2号でんがなぁ

日中の最高気温は30℃を超えるものの、朝晩は過ごしやすくなってきた今日この頃。北陸の稲穂はすっかり実り、まもなく稲刈りのシーズンを迎えます。いきなり露天風呂に行くと肌寒い季節になると、私の北陸遠征もいよいよ終盤。そんな季節が今年も巡ってきました。皆様の2012年鮎シーズンは、いかがだったでしょうか?

さて北陸と言えば、一度行ってみたいと思っているのが「おわら風の盆」。渡辺淳一の小説、「愛の流刑地」で一躍有名になった「越中八尾」の幻想的な祭りです。この週末がフィナーレとなる町流しなので、釣行とあわせて愛人奥様と訪れた方も多かったのではないでしょうか。
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題名とこの書き出しなら、そんな「おわら風の盆」に行ってきましたという展開を期待されるでしょう。しかし俗人的な私の場合は、まだまだ釣り、つり、ツリでんがなぁ!楽しみにしていた夏休み第二弾は、前回と同じように初日が九頭竜、二日目がJinzoo、三日目が勝利バーの予定です。

ではまず初日の九頭竜から。平日の九頭竜は本当に釣り人が少ない。どこでも入り放題なので、まずは午前中でも掛かる場所を選択します。入川時点では、対岸に釣り人が二人だけ。風もなく絶好の釣り日和ですが、平日でも発電放水による水位上昇は15㌢程度しか期待できません。
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波立ちから底石の状態を想像し、オトリの動きで石組みを把握します。なるべく立っている石を探して、その周辺を重点的に攻めて行きます。この日の竿は「龍芯竿」。錘を付けて沈めても、オトリの状態が把握できない竿ではこのような釣りはできません。

よく錘使いの人が、オトリではなく錘を感じて釣れという人がいますが、これでは条件の厳しい川では釣果は伸びません。このような人は錘とオトリの距離が長く、錘の下でオトリを自由に泳がせるのが特徴です。しかしこれではあまりに狙いがファジーで、底石をタイトに狙えません。私の場合は、錘も背バリも釣り方の感覚は一緒です。
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錘でも竿を立て気味にして誘いを入れるので、どうしても人より重たい錘を使うことになります。このような釣り方なので竿の感度が最優先。4号以上の錘を付けても、背バリで早瀬や急瀬を使うのと同じような感度が私には欠かせません。これが「龍芯竿」を開発した理由です。

オトリ店で朝は居着きがぽつぽつ掛かる程度と聞いているので、焦らないでじっくりと底石を探っていきます。そして2尾目のオトリを使うことなく野鮎に交換。オトリサイズが続くと思っていましたが、流芯では良いサイズが「龍芯竿」をひったくるように絞り込みます。
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黒いシャツが焼けるように熱いので、時折首まで浸かりますが、ドライシャツなのですぐに熱くなります。熱中症にならないよう、喉の渇きを感じる前にこまめにスポーツドリンクを補給。ペットボトルの蓋を開けるときに限って、竿がひったくられるのはよくある話。しかしこんな作業中にラインのテンションを緩めて、錘を石に噛ましてしまう人の方が多いかもしれませんね!

九頭竜の王道、流芯だけを攻めて午前中は19尾。今の九頭竜ではできすぎの釣果でしょう。午後からは場所移動して、様子を見に来てくれたEgaoさんと楽しい昼食。山の上の雲行きが怪しいので、早い時間に落雷がありそうです。13時過ぎから午後の部をスタートするも、午前とは違って最初の1尾が掛かりません。
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まわりの人の竿も曲がらないので、少し狙いを変えて水深のある瀬尻をミャク釣りのような感じで探ります。この狙いが的中して、一気に5尾を追加。さらに勢いに乗りたいところですが、かなり落雷が近づいてきたので竿を置きます。しだいに風が強まり、さらに土砂降りの雨。すぐに止むと思うものの、濁りが入って水位が上がりそうです。

そして落雷が十分遠ざかってから釣りを再開。入れ掛かりにはならないものの、25㌢クラスが「龍芯竿」をひったくっていきます。水位が徐々に上がって濁りも入りますが、最後は泳ぐつもりで馬の背から右岸左岸を釣ります。そして20㌢くらい水位が上がったところで、流されて強制終了となりました。

後はゆっくりと岸に向かって泳ぐだけ。雷雨で中断しなければもう少し釣果が伸びたかもしれませんが、増水で一時的に鮎の活性が上がったという考え方もあるので、私のアームではこの程度でしょう。午後の釣果は12尾で、合計31尾で終了です。最大は26㌢でした。
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翌日は宿に弁当をお願いして、6時過ぎにJinzoo入りできるよう福井を出発。前日のJinzoo
は凄い人出との情報なので、混雑を覚悟してオトリ店に向かいます。しかし拍子抜けするほど釣り人がいない。最初はまだ時間が早いからと思っていましたが、着替え終わって入川した7時過ぎでも私の車が一台だけ・・・。

これはよっぽど状況が悪いのでしょう。まず最初に荒瀬を軽く触りますが、まったく反応なし。瀬肩の石色が非常に悪いので、水深のある垢が腐っていない場所を探します。鮎は一杯いるのでしょうが、先週よりもさらに活性が下がっている感じです。流芯のキワの浮石でポツポツ掛けますが、入れ掛かりとは程遠いペース。
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Jinzooでも、ついに「入れ掛かり」という言葉は死語になってしまったのか?そんなたわいないことを考えていると、背後に見覚えのある車が停車。運転席から出てきた人は私には気がつきませんが、その容姿からどうみてもヒデVさん。神奈川から一人で来て、川見で寄った場所に私がいたという偶然。6月の興津も同じパターンでした。

日釣り券を買いたいということなので、オトリ店の場所を伝えます。そーさんが様子を見に来てくれたので、川から上がってヒデVさんも交えて三人で昼食にします。束釣りが当たり前みたいに語られるJinzooですが、回りの人はまだツ抜けもしていないでしょう。これが厳しい現実。ヒデVさんも話が違うと苦笑していました。
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午後からは川を切ります。しかし対岸から3人ほど歩いてきたので、午前中よりも窮屈になりました。しかしそれでもJinzooとしてはガ~ラガラ。先週の三分の一以下という感じです。午後対岸から来たグループは、ベストには見慣れたクラブの刺繍があります。しかしホームグランドは錘を必要としない川なので、根掛かりに苦しんでいる様子です。

午後もまったくスローな状況で、一人、また一人という感じで人がいなくなりました。残ったのは4人の団体さん、ヒデVさんと私。まだ15時前でっせ!ここからしだいにパターンを掴みます。釣れる鮎は全て20㌢アップで、ほとんどが22~24㌢。

ちょうどその頃、また様子を見に来てくれたそーさん登場。そしてアオリ釣りに行っていたう~さんも様子を見に来てくれました。ユ~ガッタチャンスなので、う~さんのオトリはオトリ缶にある旨をそーさんに伝言してありますが、この日は竿を出さない様子。
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動画はこちらね!使っている竿は「龍星☆竿」

二人で私の釣りを見ながら、Waraさん風に書くと・・・。


そーさん 「やっぱり狩野川のTOMO蔵も、歳にゃ勝てめぇ」
      「へっぴり腰が情けねぇの。歩き方も心配で見てらんねぇぜよ」

う~さん 「まぁ~、噂ほどの腕でもなかんまぁ。なーん、つかえんちゃ」

そーさん 「そーやなぁ、もはや恐るるに足らずやぁ」
      「一気に、縄張り広げちまうかぁ」

う~さん 「うんにゃ、奴の所場は『釣れない王国』。意味ないっちゃ」

そーさん 「そりゃー、ちげねぇ。お気の毒な・・・」



きっとこんな会話をしていたに違いない。
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Jinzooらしいユ~ガッタチャンスはなかったので、そーさん、う~さんをあまりお待たせしないでこの日は終了です。今日はダブルツ抜けすれば十分と思っていましたが、終わってみれば56尾。そーさんやう~さんのおかげで、楽しい一日を過ごすことができました。この日は富山駅前のホテルを予約しているので、う~さんからお勧めのお店を教えてもらいます。

ヒデVさんは車中泊の予定でしたが、同じホテルに空あったので「富山ナイト」をご一緒することに。しかしチェックインしてからホテルを出ようとすると、な~んと雷雨で土砂降り。ホテルで傘を借りますが、あまりの雨で近くの店に逃げ込みました。この雨では明日増水するのは必至。勝利バーを予定していましたが、これでは状況しだいになりましょう。

翌日はヒデVさんは勝利バーで友人と待ち合わせということなので、別行動で私は最初にJinzooを見に行きます。昨晩は大沢野大橋で水位が200㌢を超えたとのことで、朝の時点で170㌢。この水が動いた状況を逃すわけにはいかないので、この日もJinzooに入ることにします。
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週末は激混みになるので人の少ない場所を探しますが、そんな場所はもはや存在しません。そーさんと相談して場所を決めて着替えていると、見たような人が着替えています。距離が少しあるのでタイツを履くまで様子を見ていると、やっぱり「がまらー」のよっちきさん。しばし会話をしてから、少し離れた所からそれぞれスタートします。

水が濁っているので水深のある場所はわかりませんが、見える底石はメチャクチャ色が悪い。濁りで泥が被った可能性もあるので、鮎で磨かれるのを待ちます。しかし水が澄んできても、一向に石色が良くなりません。一番最初に石が黒くなるであろう瀬肩で粘りますが、思ったほど掛からず。

膝下くらいの石色がよくなってきたので、ここで回れ~右。ドチャラでしばし入れ掛かりになるも、オトリを確保して瀬に立ち込むと音信不通。そこでさらに対岸のヘチに回れ~右して、数を伸ばします。TEAM Jinzoo横浜支部の方とも川でお会いし、全国から釣り人が押し寄せているのをあらためて実感しました。
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午前の釣果は26尾。サイズは前日よりもかなり小型で、20㌢アップが10尾程度。大きいのは全部ヘチで掛かりました。12時に川から上がってお昼を食べていると、狩野川でお会いするDさんまで登場。車ですぐにわかりましたとのこと。目標の40尾を達成するまでは、夜になっても竿を出しそうな勢いです。

午後はよっちきさんとDさんはシモの瀬へ。私は混雑しているので、朝入った瀬のセンターに再び立ち込みます。しかし石色はまったく好転せず。前日の雨で泥が被ったのではなく、すでに垢腐れ気味なのでしょう。午後はまったく釣果が伸びないまま、少し人が少なくなるのを待ちます。

天気予報では15時くらいから雨の予報なので、釣れていない人達が徐々に川から上がり始めました。このタイミングを逃さないで、よっちきさんやDさんがいる瀬に移動します。ここにきて、まったく別世界であることに驚きました。底石はほぼ全面がピッカピカ。すでに15時を回っていますが、ここからエンジン全開で掛けます。
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手前の浅場を丁寧に拾えば、17~18㌢が時速30尾。一番荒い場所なら規模的に、20~23㌢が時速20尾くらいの感じでしょうか。時間が限られているので、当然ながら大きい方を優先しながら浅場も拾って数を稼ぎます。この場所は早瀬クラスの竿では下がらないと抜けないので、時速20尾は難しいところ。しかし私は「急瀬High Power」の「龍星☆竿」を使っているので手返しが早い。

そして地合いになると、もう当たりギュルンギュルンの綱引き状態。掛かった瞬間に浮石でラインが擦れることがありますが、ここに来る前に交換したばかりのフロロ0.6号の付糸は強い。しかもこの状況を想定して付糸を長めにしたので、0.07号のメタルが石に摺れるようなミスはしません。地合いは長くないので、ラインブレイクしたらこのサイズの時速20尾は難しくなります。

雷雲が立ち込めてきたので、私はこの場所で40尾を達成して竿を畳みました。雨が降り始める前に鮎を発送したいので、手早く大きさを選別します。あまりに空が暗くなったので、よっちきさんもDさんも川から上がってきました。皆さん午後は目標を達成して満足した様子です。私の釣果は78尾。もう少し早く人がいなくなったらとは思いますが、午後釣れない場所で数を伸ばせなかったのは「う~」が「へー」の証拠。
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↑午前の釣果。↓午後の釣果
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だからこそ、この日の釣果はそーさんのおかげ。
本当に二日間お世話になりました!

鮎の発送を終わらせて、福井に向かって走り始めるとまもなく雨が降り始めます。そして北陸道では、前方がまったく見えないような土砂降り。Jinzooの河川敷を走って埃だらけになった車が、すっかりきれいになりました。しかし北陸道は轍で水溜りができるので、場所によってハンドルが取られるというよりも車が止まりそうになります。
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これで明日の九頭竜も濁りが入るのは確実。いつもよりさらにゆっくりしてから、「もりいし釣具店」でEgaoさん、乾坤一擲さん、ひじきさんと合流します。濁りは心配したほどではなく、コロガシが解禁になったので「友釣り専用区」は混雑しています。こんな状況なので、まだ解禁二日目なので「友釣り専用区」ではない場所に入りました。

しかし今年は水が少ないので、通常は仕掛けが浮いて根掛かりしない流芯にコロバリがすでに沈んでいます。この日の釣果は2時間半で9尾釣って、切れたコロバリで5尾プッツン。私は九頭竜で1シーズンに仕掛けを5セットも使うことはないので、涙が出ました。emoticon-0106-crying.gif
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これにて三泊3.5日の夏休み第二弾は終了です。第三弾はもうありませんが、ひょっとしたら秋休みがあったりして・・・。emoticon-0100-smile.gif

雨の見通しや河川情報などを提供してくれた、そーさん、Qpapaさん、道楽Yさん、う~さん。そして「富山ナイト」をご一緒したヒデVさん、大変お世話になりました。また「釣れる王国」でお会いできるのを楽しみにしております!
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↑富山の地酒と醤油。ありがとうございましたemoticon-0139-bow.gif

by scott1091 | 2012-09-02 22:11 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(7)