「二匹目のどじょう」はいないもの・・・

この週末は黒潮流入の報で、厳寒の海に繰り出した人も多いでしょう。しかし海水温のピークは24日(水)。現在の16℃台はこの時期としては悪くありませんが、ピークから比較すると2℃下がっているので、アオリの活性が下がり調子であることは間違いありません。

土曜の朝、テーブルの味噌汁がこぼれるくらいの地震がありましたが、震源は内陸部なので津波の心配はなし。この地震がアオリに与える影響も危惧されますが、震源が海底ではないので、時間が開いていれば大きく影響しないと思われます。

この日はヤエンに初挑戦という、仮称ワカバさんが同行します。並んで入れる場所を目当てにいつもより早く出発しますが、どこも海水温の上昇に色めき立つヤエン師ばかり。私一人であれば何とかなりそうですが、足場が良い場所となると二人入れるスペースがありません。

潮回りは月齢4.8の中潮。個人的には好きな潮回りです。潮位は徐々に上げてくるので、思い切って浅場に入りました。かなり流藻が見えますが、海面付近まで藻が伸びているような場所はありません。餌付けの手順やアジの泳ぎ具合を説明するには、明るい時間帯でないとできないので、いつもより早い時間からアジを泳がせます。
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海水温は実測で15.8℃なので、少し沖目は16℃台でしょう。明るい時間帯は弱いフォローの風で釣りやすいですが、暗くなると右手からの風が強まります。アジは十分に用意していますが、15㍍くらいのところに長いものが漂っているようで、沈めたアジを回収するときに泣きたくなるほど引っかかります。

この障害物は長さが20㍍くらいありそうで、岸に平行するように入っているので二進も三進も行きません。場所を移動したいところですが、この日は大賑わい。しかも暗くなってから、浮き釣りの人がどんどん増えます。こんな状況に加えて風は強くなるばかり。潮の流れも風と同じように右から左に流れているので、ワカバさんはアジを沈めることができません。

地合いになっても、目の前の障害物に悩まされて釣りに集中できません。沈めれば根掛かり、アジを浮かすと潮と強い風で表層を泳ぐだけなので、これでは釣れるはずもありません。この間も近くの友人は快調に釣果を伸ばしています。釣れているのは彼だけですが、これは腕の違い。もっと良い場所に入っている人達は、ヤエン師は早々に撤収。その後入ってきた団体さんは、トラブル続きで大混乱。

一方私は何とか当たりを出し、障害物を避けるため沖に走らせてアオリを浮かせます。この状態にしてからワカバさんに竿を渡し、アオリが乗っているときの感触ややり取りを体験してもらいます。ヤエン投入までやってもらおうと思いましたが、まったくの初心者なので横に付いてもらって、私が解説しながらヤエンを送ります。
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ギャフの打ち方まで説明したら、次はアオリの捌き方。手早く墨袋を除去する方法や、解体しながらイカの臓器を説明。これで一通りの解説は終了。次は実践で釣ってほしいところですが、さらに風が強くなってきたので撤収を決断。先に帰ることを友人に告げに行くと、獲り込み中のアオリをワカバさんにプレゼントしてくれました。

このアオリを先ほど解説した方法で、実際に捌いてもらいます。最初は恐々とやっていましたが、墨を吐かれることなく無事終了。お土産のアオリはともに700~800㌘くらいあるので、2杯でも家族へのお土産としては十分でしょう。この日の友人は、風が強くなっても勢いが止まりません。私は後ろ髪を引かれる思いで撤収です。

この状態で月曜を迎えるわけにはいかないので、当然ながら翌日も出漁します。入った場所は前日と同じですが、私が一番好きな高台をキープ。土曜の混雑を避けた地元の顔見知りが、徐々に増えてきます。最近の状況など、しばし情報交換。前日と打って変わって最高の凪ですが、海水温は前日よりも低い14.9℃。

早い時間からアジを泳がせている人の話では、今のところ当たりはないとのこと。昨日、爆釣の人がいたらしいとの情報ですが、きっとそれは友人のこと。見ている人は見ているもの。しかしこの場所には私なりの分析があり、「強風でよく釣れた日の翌日、凪になると釣れない」。「またアジを抱いても凄く神経質」なのです。

これは自分の経験や友人の情報で得られた経験則です。さて、この日はどうでしょうか?めずらしい時間帯に妻から電話があったので急いで出ると、今地震があったとのこと。私の無事を確認したので、震源が発表されたらまた電話してくれる由。結局前日と同じ震源なので、津波の心配はなし。しかし直前の地震は、少なからずアオリに影響するはずです。
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地合いと思われる時間が刻々と過ぎていきます。回りの人も当たりがないと泣きが入ってきました。そんなときに最初の当たり。久々にずっしりした重量感。底付近での居食いです。ラインが藻に当たっているので、テンションを掛けて浮かせたいところ。かなり強引に寄せると、今度は走りが止まりません。

竿を溜めたり寄せたりする隙を与えてくれない走り。こう表現すれば経験豊かな人はおわかりになるでしょう。BB-Xが悲鳴のごとく逆転して、あっという間に50㍍くらいラインが出てしまいました。しかしこの走りで藻からラインが外れました。距離にして70㍍くらいなので、これ以上走られなければギリギリ射程距離。

そこで少し調教してからヤエンを入れます。距離があるので足場を一段上がって、ヤエンをどんどん空中輸送。そんなとき、いや~な感触が!高台でラインをしっかり張ったことにより、水中から出たラインが流藻を拾ってしまったみたい・・・。こうなるとヤエンを送ることができません。またアオリをヤエンまで寄せても、掛からない確率が高い。

そこで少し強引に寄せると、お決まりの「クンッ」。アジを投げなおしても届く距離ではありません。これで地合いは終了。しばらく沈黙が続き、一人帰り、二人帰り、三人帰り・・・。アジは良い感じでタナがとれていますが、なかなかアオリからのコンタクトがありません。しだいに風が強くなりますが、この日はフォローなので問題なし。

この風を利用して遠投します。そしてやっと待望の当たり。このアオリも走る走る。さんざ楽しんだ後は、しっかり調教してヤエンを入れます。距離はかなりありますが、流藻などのトラブルがなければ足場が高いので問題なし。これを無事ゲットして、やっと〇ーズを免れました。
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アジはまだ沢山残っているので、逆に撤収時間を決めます。そして残り30分のところで、やっと3回目の当たり。これも気持ちよく走りますが、ちょっとテンションを掛けるとすぐに離します。こんなじれったいやり取りを繰り返しながら、少しづつヤエンを入れる体制を作ります。

まだ月は小さいし、おまけにこの日は雲り。漆黒の闇に向かって、幻想的にヤエンの灯りが進みます。そしてヤエンが到達した瞬間に掛かりました。水面下のヤエンが、ジグザグに走るのがよく見えます。アオリに走られた直後リールを巻いても重量感がなく、一瞬離されたと思うことがあるでしょう。これはジグザグ状に出たラインを回収している間はテンションが掛からないからです。

以前も書きましたが、手元に伝わってくる感触はアオリが一方向に走っているように感じますが、ハリ掛かりしたアオリは空気が抜けながら飛ぶ風船のように、四方八方に走ります。ヤエンの脚にラインが巻きついていることがあるのはこれが理由。このような状態やヤエンの位置を視覚化するのが、「ヤエンの灯り」なのです。

話が逸れてしまいましたが、こんな感じでこのアオリも無事御用。道具を片付けている間アジを泳がせますが、2本ともウツボでタイムアウト。この日の結果は当たり3回で2杯。サイズは800~900㌘。最初のアオリが獲れなかったのが悔やまれます。

by scott1091 | 2012-01-29 20:52 | アオリスト(Aorist) | Comments(5)

こんなときのための「四駆+スタッドレス」!

金曜に降った雪により、峠はどこも積雪と路面凍結注意の警告。加えて海水温が下がっているので、二十四節期の大寒に釣りに行く友人はおりません。しかし私は所用で日曜は釣りに行けないものの、土曜は元気に出漁です。

潮回りは月齢27.4の中潮。最新の海況速報では海水温は15℃台。海況速報はNOAAの気象衛星のデータを基に作成されるので、雲が多いと正しいデータが取れないし、肝心の週末は発表されません。

そこで最新の海況速報から一週間くらいを遡って、海水温の変化や暖水舌(だんすいぜつ)の動きを分析します。この時期に海水温を上昇させる要因は黒潮の流入だけなので、これが一番のポイント。そして私の分析結果は、この週末は17℃くらいまで上昇しているはず!
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しかし気温は低く峠は積雪。しかも帰りは路面凍結の可能性が高いとなれば、普通の人は怯むもの。このような状況は年に1~2回くらいしかないので、そんなときは釣りを諦めるというのも選択肢ですが、私のような身分では貴重な週末は逃せません。こんなときも躊躇うことなく釣行できるよう、私の車は「四駆+スタッドレス」。

悪天候なので、当然ながら釣り場は空いています。気合いが入ったフカセ釣りの人達も、路面凍結が心配ということで皆さん早上がり。これから雨の予報なのも、逸る気持ちに拍車を掛けるのでしょう。そんな中、一人釣り場に向かうのは私だけ。これで海水温の読みが当たっていれば、それだけでもう最高です。

さっそくアジ缶の海水を入れ替えるときに測ると、な~んと17.5℃。ここまでの読みはパーフェクト!これで日が暮れて読み通りの風向・風速に落ち着けば、釣果は保証されたようなもの。しかし局地的な前線が発生しやすい荒れ模様なので、実はこれが一番難しいところです。
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そしてその不安が的中して、予想とはまったく反対方向から強烈な風が吹き始めます。しかし強い風は局地的には長く続かないので、おそらく雨が降り始めれば落ち着くはず。その落ちついたときの風向・風速が問題です。そして雨が降り始めると、な~んと一番嬉しいCalm。当然ながらすぐに当たりがあります。

防水性の防寒着とフローティング・ベストを着ているので、多少の雨はまったく問題なし。幸先の良いスタートで適度に体も温まり、いよいよ地合いの到来です。この日の当たりは最初は居食が続きますが、後半はアオリとは思えないような当たりも2回・・・。青物系の間断のない早い走りなので、一度レバーを握ってライン放出を止めます。

竿できくとアジが付いているのでそのまま放置すると、ゆっくりと穂先が入りました。最初からアオリだったのか、それともアオリに乗り変わったものなのか?2回とも同じパターンだったので、やはり最初からアオリだったと考えるべきでしょう。
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こんな楽しい時間を過ごし、当たりがなくなってふと気が付くと、雨はいつのまにか土砂降り。これなら路面凍結の心配はありませんが、袖口から徐々に濡れてきました。残りのアジも泳いでいる2尾だけとなったので、墨袋を除去してあるアオリを急いで捌きます。捌いている途中で1本の竿が当たりますが、あまり大きくないので作業を優先。

そしてヤエンを入れようと竿できいてみると、どうやら違うイカのようです。久々にアオリ以外のイカ刺しが食べれそう。ヤエンを入れて上がってきたのは大きなジンドウ。しっかりとアジの頭を落としていました。この竿を片付けていると、もう一方の穂先がゆっくりと入ります。

これはアオリなのでラインが根に巻かれないよう処理して、これまた撤収作業を優先。この頃になると、ヘッドライトに照らし出されるのは雨、あめ、アメ~。荷物の中身が濡れないように道具を収納していきますが、これだけの雨脚だともはや限界・・・。
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まだアジの頭を落としていないと思われるので、少し楽しめるようテンションを掛けて走らせます。そして距離にして40㍍くらいのところで走りを止めてヤエンを入れます。雨でヤエンの灯りが見えにくいので光軸を広げると、驚くほど明るくなります。神経質なアオリならこの状態のヤエンが近づくとアジを離しますが、この日のアオリは活性が高いので問題なし。

これをさくさくっとゲットして、この日の釣りは終了です。
結果は当たり6回で、5杯+リリース1杯のパーフェクト・ゲーム。
キャッチ・サイズは400~1,035㌘でした!

by scott1091 | 2012-01-21 23:16 | アオリスト(Aorist) | Comments(4)

まさかの当たりなし…

このブログには釣れても釣れなくても、全ての釣行が記録されています。それを確認すると、ヤエンでヤリイカやジンドウも釣れなかったのは、気象・海象ともに厳しかった2009年2月11日以来となります。

海水温は実測で14.5℃なので、まだ限界とはいえません。しかし急激な冷え込みと潮回りが大きな要因でしょう。土曜は月齢20.4の中潮、日曜が月齢21.4の小潮。各峠には木曜に降った雪が部分的に残っていたり路面凍結が予想されますが、私の車は「四駆+スタッドレス」なので問題はありません。

この状況では地合いでもワンチャンスあるかなしなので、アジはいつもより少なめ。土曜は夕方から吹く強い西風を避けられる場所を選択しますが、思った以上に東のうねりが這いあがります。こんな状況なので、釣り人は私一人。読み通り日が暮れると西風が強まりますが、この風と相まってさらに波が立ちます。

海況的には十分アオリが乗ってくるレベルですが、時折BB-Xを鳴らすのはウツボのみ。地合いになっても当たりがないので、早々に撤収を決断します。最新の海況速報によれば、どこも同じような海水温。前日の状況を考えれば翌日は釣りを断念したいところですが、貴重な週末を無駄にはできません。
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前日よりも風が弱いので、少しでも海水温が高い場所を探します。この日もやはり釣り人は少なめ。どこでも入れる状況ですが、潮位を考えるとそれほど選択肢はありません。バッカンで海水を汲んで水温計で測定すると、だいたい15℃。風がどちらに回るか読めないので、2本のピトンをちょっと離れた場所に打ちます。

そしてアジの流され方を確認してから、どちら側で勝負するか決めます。風が思ったより強くならないことから、結果的に足場の良い方を選択。この時間になると、徐々にヤエンの釣り人が増えてきました。顔見知りの地元の方が来たので最近の様子を尋ねると、渋くて当たっても小さいとのこと。

この日も当たりはウツボばかり。最近はアジを咥えたまま寄ってくるウツボがいます。途中までは限りなくアオリの感触に近いので、騙される人も多いでしょう。友人も今年は同じような体験をしているとのこと。確かに日中でも、泳いでいるウツボをよく目にするようになりました。

この日も無情に、地合いと思われる時間が過ぎて行きます。誰も当たりがないということで、地元の方は早々に撤収。少なめに買ったアジも残ってしまいそうなので、泳ぎが悪くなったらすぐに交換します。そしてマルパパさんからの電話に出ているときに、待望の当たりがきました。電話を切ってから竿できいてみると、これはアオリに間違いなし。
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この当たりが最初で最後になる可能性が高いので、アオリを落ち着かせてから頭を落とすまで待ちます。距離にして40㍍くらいでしょうか。重量感があるのでキロ近くありそうです。先週の釣りで頭を落とすまでの時間を正確に把握しているので、きっちりと計りました。そしてヤエンを投入。

アオリを浮かせていないのでヤエンの灯りが一度見えなくなりますが、徐々に寄せてくると再び灯りが見えるようになります。すでに海面に浮いているので、これで一安心。ギャフを打つべく足場を一段降りて、さらに寄せます。そしていよいよヘッドライトを点灯すると、10㍍くらいのところで逆噴射の連発。これで完璧と思った瞬間、ヤエンが飛んできました。

痛恨のバラシ・・・。

釣れないときに限って起こるもの。回収したアジはしっかり頭が落ちていますが、まだ内蔵には達していないので、すぐに投げ直します。一度ハリ掛かりしているので追い抱きするとは思えませんが、これを逃せば二日続けての〇ーズは必至。

しかしこのアオリ、よっぽど内蔵に未練があったのかすぐに乗ってきました。アジの状態を確認しているので、内臓に達する頃合を見計らってあっさり捕獲。外れたときにヤエンが飛ぶくらいの重量感だったアオリは、残念ながらキロには及ばず980㌘。これでやっと帰れるぞー!
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残り2尾のアジはウツボの餌食となって、アオリを獲り込んだ40分後には撤収作業完了です。家に帰ってから使った金具類(ピトン、ハーケン、竿受け、ギャフ)、ヤエン、リール、竿、玉ノ柄、アジ缶、バッカン、アジネットを洗うと、ちょうど1時間掛かります。この後、風呂に入ってから夕食。

いつも食事を作って待っている妻に感謝です。
今宵は「おでん」でした!
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by scott1091 | 2012-01-16 08:28 | アオリスト(Aorist) | Comments(2)

「Moon Power」炸裂せず…

この週末は月齢13.4~15.4の大潮、月に一回訪れる満月です。釣り場で夕方を迎えると、冬至を過ぎて徐々に日が長くなっているのが実感できます。この時期は日の出時間はあまり変わりませんが、日の入時間は一日に1分くらいづつ延びています。街で生活していると気にも留めませんが、こんなことが実感できるのも自然を相手にする釣りの魅力。

今週は日曜に所用があるので、土曜と月曜の釣行になります。この三連休はいずれも強風が吹く天気図ではありません。経験的に、月が大きいときは明るいうちは当たらないもの。しかし地合いが過ぎてもダラダラと当たるので、土曜はいつもよりアジを多めに買います。

友人と連絡を取り合いながら場所を見て行きますが、少し西寄りのうねりが残っています。それぞれ入る場所を決めて、明るい時間からアジを泳がせます。私は予想外に一投目からアオリが乗ってきますが、それを獲り込んでからはまったく当たりはなし。時々BB-Xを鳴らすのはウツボだけ。

こんな時間がしばらく続きますが、地合いになると忙しくない程度のペースで当たります。しかし残念ながら、重量感のある当たりはなし。当たったアオリはパーフェクトで獲り込みますが、このサイズでは「ハラハラどきどき」がまったくありません。
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山間から月が海面を照らすようになり、次こそ大物と期待しますが、結局はウツボのラッシュとなってこの日は終了です。当たり5回で5杯のパーフェクトでしたが、最大が700㌘という残念な結果でした。

そして月曜は干潮時間が少しづつ遅くなっているので、比較的浅場を選びました。浅場の魅力は明るいうちから当たってくること。しかし干潮になるとウツボのラッシュになるので、早い時間でアジを終わらせたいところです。

目的の場所にはヤエンが二人いたので、今季初めて入る場所に。満潮に近いので水深は十分。本命は左コーナーになりますが右コーナーも捨てがたい感じなので、まずは潮の流れを確認するために左側で竿を出します。アジが右側に流されるので、右側にもう1本竿を出して様子を見ます。

そして後から出した竿にすぐに当たり。あまり走りませんが重量感はキロクラス。距離にして30㍍くらいなので、この時点では楽勝だと思いました。ヤエンを投入して、いつものようにラインをハリハリで送ります。そしてそろそろヤエンが到達する頃、「クンッ!」という感触とともにアジを離しました。emoticon-0107-sweating.gif
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↑ハーケンを上手に利用しましょう

手早くヤエンを回収して死にアジを投げますが追い抱きなし。それではということで、活きアジに変えて同じ場所に投げると、ラインを張るのと同時くらいに乗ってきます。重量感から判断して、まったく同じアオリ。かなりスレているようなので、アジの頭を落とすまで待ちます。この間も居食いで、ほとんど走りません。

十分な時間を置いてヤエンを入れると、今度はヤエン到達寸前で猛烈に走ります。20㍍くらい走ったところで、またもや「クンッ!」という感触を残してGone。アジの頭がないので、その距離までは投げ直せないので、手早く活きアジに交換してフォローの風に乗せて遠投します。

ラインを張ってアジの動きを確認すると、もう乗ってます。このアオリ、どのくらいヤエン師の魔の手から逃れてきたのでしょうか?もう一方の竿はまったく当たらないので、同じアオリを相手にしているのは間違いないでしょう。

ヤエンを入れなければ抵抗しないので、まずは30㍍くらいまで寄せます。そこでじっくりと頭を落とすまで待って、今度はヤエンを一回沈める感じで近づくスピードを遅くします。この方法でもまさかの「クンッ!」。これで同じアオリにアジを3尾食われたことになります。emoticon-0106-crying.gif
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アジが残り少なくなってきたので他のアオリを狙うことも考えましたが、ここまできたら絶対にこのアオリを獲りたい。同じ場所に4尾めの活きアジを投入すると、これまたすぐに乗ってきます。ヤエンを見られなければアジを離すことはないので、今度は水面直下まで浮かせて、ヤエンが着水したとほぼ同時に掛かる方法で攻めたいところ。

しかしこのアオリなかなか走ってくれないので、浮かせるのに苦労します。ヤエンの灯りが認識できるくらい暗くなってきたので、こんどは勝負になるかも・・・。そしてヤエンの灯りが水面に入るとほぼ同時くらいに、やっと掛かりました。アジを4尾使って釣り上げたアオリは1,100㌘。内臓を出したらミンチ状のアジがパンパン。これを除けばちょうどキロくらいでしょう。

このアオリに熱くなっていましたが、もう一方の竿にはヤエンを入れる気にもならない小物。これはすぐにアジを回収して、地合いを逃さないように活きアジに交換。しばらく当たりのない時間がありますが、今度は2本同時に当たりました。ともに重量感はキロクラス。

すでに暗くなっているので、いつものペースでヤエンを投入しますが、このアオリも一筋縄ではいきません。ヤエンが近づくと走ること走ること。すでに投げてもアジが届く距離ではないので、これで決めないとこのアオリは獲れません。ラインは60㍍近く出ていますが、ラインを回収するより出ている量の方が多い感じです。
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↑穂先がゆっくりと入る居食い

すでにヤエンの灯りは見えませんが、この距離になるとヤエンが到達していないのを前提にやりとりするしかありません。時間的にはまだ余裕があるので、焦らないで巻いては出されを繰り返しながら、少しづつ距離を詰めていきます。そして遥か遠くにヤエンの灯りが見えたのを確認してから、安心してレバーブレーキをしっかり握ります。これで勝負あり。

このアオリは1杯目より少し大きいサイズ。もう一方の竿が時間切れになるので、ヤエンを素早く洗ってすぐに投入。すでにアジの頭は落とされていると思われるので、大胆にヤエンを送ります。そしてヤエンが到達する寸前にまさかの「クンッ!」。

ここのアオリは、本当に超~スレスレ。いつも必ずヤエンの人がいるのは確かですが、ここまでスレさせたのはいったい誰なのでしょう?釣り人が多いわりに、墨の跡が少ない理由がよ~くわかりました。アジを回収するとすでに頭がないので、投げ直しても届きません。

すでに活きアジは終わっているので、頭がまだ付いている死にアジを投げ直します。最近は「死にアジ=ウツボ」となるのですが、アジが着水すると同時に乗ってきました。重量感から判断して、これも同じアオリ。もう一方の竿も死にアジを投入しますが、こちらはすぐにウツボです。
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頃合を見計らってヤエンを投入しますが、このアオリも一筋縄ではいきません。頭の残っている死にアジはもうないので、これを逃せば終わり。 ヤエンが近づくと走りっぱなしになりますが、それをいなしながらひたすらヤエンを送ります。

そして前のアオリと同じパターンで何とかゲット。これが900㌘。この日は前日と違ってサイズが揃いましたが、3杯のアオリに翻弄されてしまいました。友人からここのキロ物はともかく手ごわいと聞いておりましたが、本当に手ごわい。当たりはあるけど、獲れても小型ばかりというのがよ~くわかりました。

釣ったアオリを捌いてちょうど引き上げる頃、やっと山間から月が出ます。隣の釣り人はこれからという感じですが、おそらく待っているのはウツボのラッシュ。すでにアオリの地合いは終わりだと思いますが、残念ながら釣果はなかったようです。

三連休の最終日にも関わらず釣り人は多かったですが、道路はが~らがら。予想以上に早くアジが終わってしまったので、夕食に間に合う時間に帰宅しました。手ごわいアオリは釣り人を熱くさせますが、ちょっとスレ過ぎでしょう。海水温が下がるとさらにシビアになるので、ヤエンの人はあまり教育しないでしっかりゲットしてくださいよ~!emoticon-0100-smile.gif
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↑マルパパさんから頂いた自然薯。大好物のとろろ汁で!

by scott1091 | 2012-01-09 22:51 | アオリスト(Aorist) | Comments(4)

2012年の初釣りです!

あまり「験を担ぐ」タイプではありませんが、「初釣り」では絶対に読みを外したくないもの。その意味で、やはり「初釣り」は特別です。ヤエンを始める前は管理釣り場で「初釣り」をすることが多かったので、読みもへったくれもありませんでしたが、この時期のアオリは外したら釣れません。

本来は4日に「初釣り」に行く予定でしたが、天気図を見るとかなり風が吹きそうなので、3日も釣りに行くことにします。しかし前日かなり吹いたこともあり、この日もうねりが残っていました。おまけに夜になると徐々に風が強まりそうなので、早めに勝負をつけなければなりません。

正月休みということでどこもファミリーフィッシングが多いですが、アオリ狙いの人はエギと浮き釣りのみ。暗くなればどこでも入れそうですが、これから強くなる風を考えると夕凪は外せません。向かい風で釣りにくい場所が空いていたので、これから風が回ると読んでその場所に決めます。

潮は月齢9.4の長潮。干潮に向かう時間帯なので水深のある場所に入りたいのですが、うねりの影響で狙っていた場所には入れませんでした。早くから出ている月に期待したいところですが、うす雲がかかって「Moon Power」も今ひとつ。良い感じでアジが泳ぎますが当たりはなく、風も止まないので他の場所が頭をよぎります。
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しかし当たりはないものの、読み通り風が回りだして時折フォローになるので、この風を利用してアジを遠投します。そして本命側の竿を手持ち泳がせていると、遠投したもう一方の竿のラインがふける。ラインを20㍍くらい回収すると、やっと竿に負荷が掛かりました。乗っているアオリは手前側に泳いできていますが、アジにテンションを掛けて沖に向かって走るよう修正。

ある程度沖に走らせてから、今年最初の当たりなのでアジの頭を落とすまで待ちます。前回調整不足だったヤエンをチューニングしたものを使って、まずはめでたく初物をゲット。大きさは700㌘くらいのメス。これでやっと迷いがなくなりました。これからどんどん潮位が下がるので、ウツボのラッシュになる前にアジを終わらせたいところです。

時折ウツボにアジを取られますが、アオリもよい感じで当たります。すでに初物をゲットしているので、その後は地合いを逃さないように早めにヤエンを投入。型は似たり寄ったりですが、アジを抱くと思った以上に走るので気分は最高。距離的には40~50㍍くらいありますが、ヤエンを空中移動させてどんどん掛けていきます。

そしてちょうど5杯獲り込んだところで、残りのアジが泳いでいる2尾となりました。風がだんだん強くなってきたので、そろそろ引き上げ時。墨袋を除去してあるアオリの処理を始めると、近くの方の竿に変化がでます。作業を中断して少し誘いを入れると、アオリが一気に抱いてきました。
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これは間違いなくキロアップ。風で竿が煽られることもあり、いつまで経っても走りが止まりません。これだけ強い風でも十分な重量感。友人の話では、ここのキロアップは教育されていて、ヤエン到達寸前でアジを離して獲れないとのこと。何とか走りだけでも止めたいところですが、風が強くて思ったようにアオリをいなせません。

距離的には80㍍くらいあるでしょうか?何とか走りを止めたところでヤエンを入れます。ラインはハリハリなのでヤエンがどんどん空中を滑走しますが、これだけの距離になると水中移動も長くなります。この間も少しづつラインを回収していきますが、どうしても60㍍くらいまでくると寄ってきません。これぞ以前にも経験したアオリの結界です。

こうなると、ヤエンをそこまで到達させるしかありません。すでにヤエンの灯りが見えないところまで送っているので、アジを離されたら追い抱きを待つことはできません。作るのが大変なヤエンなので、根掛かりでロストするくらいなら、私は潔く諦めてすぐに回収するようにしています。

かつてもここで無理をしてアジを離されているので、寄せたり走られたりを繰り返しながら、ひたすらヤエンが到達するのを待ちます。そして今までとは少し違った感触。叩くような振動と言ったらおわかりになるでしょうか?これで掛かったはずですが、その後も走りがなかなか止まりません。
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このようなパターンは、掛かっているのが触腕1本のとき。この大きさになれば腕が切れることはありませんが、焦らずにゆっくりと寄せます。そしてやっとヤエンの灯りが見えてきました。ちょうどその時にもう一方の竿のBB-Xが逆転しますが、これはウツボの当たり。ラインが無駄になるので、レバーを入れて逆転を止めます。

再び寄せを開始してヘッドライトでアオリを照らすと、掛かっているのはやはり触腕1本。そして慎重にギャフを打って、獲り込んだのが今季最大の1,515㌘。この間もどんどん風が強くなるので、アオリを手早く捌いて道具を片付け撤収です。釣果は当たり7回で6杯。大きさは400~1,515㌘でした。

途中迷いもありましたが、終わってみれば全て読み通り。
なかなか獲れない結界より沖に出たアオリもゲット!
そして天気図の読みも当たって4日は強風です。

2012年はさらに腕を磨きますよ~。
今年も全開で行きます!

by scott1091 | 2012-01-03 16:59 | アオリスト(Aorist) | Comments(2)

2012年開幕です!

今日は2012年の元旦。

今年の干支は辰です。「辰」はまさに「龍」を意味しますが、この干支の特徴は「力強さ」。これが辰年生まれの特徴となると、「強い競争心」、「強い信念」、「強い義侠心」となります。今年が年男の方々、ご自分を振り返っていかがでしょうか?

昨年の東日本大震災と、それにともなう福島第一原子力発電所の事故。混迷する震災復興と低迷する国内景気。そして一番最悪なのが、まったく機能していない国会。暗いことばかりの2011年でしたが、今年は辰年らしい力強い年になってほしいもの。

戦後は欧米化が囃し立てられてきましたが、いつの時代でも日本人らしく生きることが、最大の国際競争力を養い持続することになると私は信じています。世界中どこを探しても、日本のような国はありません。それが弱みだと感じる人は、もはや時代遅れでしょう。
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新幹線クラスの列車でも時間通り運行しないのが当たり前なのに、在来線も同じ精度で運行できるのは日本だけなんです。「東京ディズニーランド」を経営するオリエンタルランドの幹部が、そこで働く人々のモラル(道徳観)とモラール(やる気)に驚愕したのも、まったく不思議ではありません。もはや聞き飽きた、日本の経営モデルは世界では通用しないの裏返しは、日本人以外は誰もできないということ。

円高は、まさにその評価でしかありません。それを象徴するのがK-POPです。円が弱くなれば、日本人も同じように強い通貨の国で働くしかありません。これが世界の現実です。円高があたかも悪いような報道ばかりですが、日本人が海外に出稼ぎに行かなくてもよいのは円高、すなわちそれに見合う国力があるからです。

私は、四季折々の釣りができる日本が好き。
自信を持って生きて行きましょう!

2012年、ついに開幕です。
今年も、よろしくお願い致します。emoticon-0139-bow.gif
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by scott1091 | 2012-01-01 00:00 | Comments(14)