今年が小さいのか?去年が大き過ぎたのか?

なかなか、やる気が出ないアオリスト編。さすがにこの週末を逃すと開幕が12月となってしまうので、重い腰を上げて釣りに行ってきました。この時期はどこもエギの人が多いので、久々の朝マズメ狙い。友人の話では夕マズメも明るいうちから当たるとのことなので、空が少し明るくなるくらいから釣り始められるよう家を出発します。

しかし目的の場所は人、人、人。そして二箇所目は、ちょうど支度を終わった団体さんが入るところ。三箇所目はかろうじて入れそうなので、重たい荷物を持って歩きます。エギはライトを点けるのを嫌う人が多いので、離れた場所からだと釣り人がいるのかいないのかわかりません。

私はピトンを打つ場所を探さなければならないので、煌々と明かりを点けて歩きます。運良くエギの人が先端に三人のみなので、十分に距離を空けて釣座を構えます。まずはアジ缶を利用した竿受けで竿を1本。2本目を用意している間にさっそく当たりますが、「クィ、クィ」レベルの小物。
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そのまま放置して2本目もセット。この時間になると、ヘッドライトはいりません。1本目の竿を聞いてみますが、ヤエンを入れるのを躊躇うサイズなのでアジを回収します。2本目がすぐに当たったので、1本目を新しいアジに交換して投入。2本目の方は「グウィーン、グウィーン」という感じなのでまずまずのサイズ。

アジを立て抱きにさせて、ヤエンを投入します。距離的には30㍍くらいなので楽勝レベル。空中移動で20㍍くらい走ったので、水中移動は10㍍。この間もアオリを寄せてきているので、水中での実際の移動距離は5㍍弱くらいでしょう。これが700㌘。

このサイズが続くかと思ったら、この後はチビ、チビ、チビ~。おまけに死にアジではまったく当たらないので、アジがどんどん消耗してしまいます。これでは切りがないので小さいサイズにもヤエンを入れますが、明るくなるとヤエンが近づくと離します。それなりのサイズであれば、頭を落としてからヤエンを入れれば離すことはありませんが、そのサイズがなかなか来ない。
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そして死にアジを使えばお決まりのウツボ。アジは12尾しかいないので、早い時間に終わってしまいました。釣果はキープ5杯+リリース3杯の計8杯。寄せるときに3番まで竿が曲がったのは700㌘と600㌘の2杯のみ。まったく気合が入りません・・・。

終わったのが鮎釣りならこれから始めるくらいの時間なので、新たな釣り場を開拓するべくドライブ。朝食を食べていないので途中でコンビニに寄ると、この時期でも「ざるそば」がありました。恐るべし伊豆です。9月の庄川では「冷やし麺類」を探すのに苦労したのに、他にも「冷やしラーメン」もありました。

この日は風もなく日当は汗ばむくらいなので、堤防に座って「ざるそば」を食します。紅葉は少し早いくらいですが、寒暖の差がある渓谷ではまずまず。写真などを撮りながら、昼前には家に戻ります。
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そして翌日も朝マズメ狙い。前日はタッチの差で入れなかった場所が多かったので、前日よりも20分早く家を出ます。しかしエギで一番混雑するのは、土曜の夕マズメと日曜の朝マズメであることをすっかり忘れていました。

大潮なので人がやらない浅場に入るつもりでしたが、エギンガーが5㍍間隔で並んでいます。入れる場所はテトラの崩れた区間のみ。十分に距離を離して釣座を構えますが、この間にも次から次に人が来て、距離をとった意味がありません。

仕方がないので、ヘッドライトで自分の前の海面を照らします。エギの人は海面を照らされるのを嫌う人が多いので、これで至近距離に割り込んでくる人はいなくなりました。明るくなればヤエンであることがわかるので問題ありませんが、穂先ライトが点いていない竿は認識してもらえないので致し方ありません。
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この日もアジ投入即当たりが続きますが、ヤエンを入れるのを躊躇うサイズばかり。前日よりもサイズがダウンして、最大でも500㌘。完全に場所を外してしまった感じです。この日はアジを15尾購入しましたが、小型の食い逃げでどんどん消耗。あまりにもったいないので、死にアジを手持ちで使ってみましたが、やはり当たりません。これではエギは相当厳しいでしょう。

活アジを使えば即当たり。死にアジを使えば、当たりがないかウツボ。こんな感じで前日よりも早く終了してしまいました・・・。釣果はキープ3杯+リリース3杯の計6杯。私のヤエン・シーズンは2月一杯なので、今シーズンはキロ物が出れば御の字という感触でした。

車に戻ると作業中の地元の方が話しかけてくれたので、30分くらい立ち話。かつての浜の様子や今年の漁模様、沖根の点在状況等々。話の流れで今朝もすごい混雑だったと話したら、人が少ない場所をいくつか教えてくれました。少し危険をともなうようですが、機会があれば行ってみようと思います。
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今日の狩野川。↑松下に12人、↓神島に10人
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by scott1091 | 2011-11-27 16:42 | アオリスト(Aorist) | Comments(4)

これが「領スペシャル 90」と「龍飛SSS X09」です!

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一時期、鮎竿で一世を風靡した「天龍」(*注)をご存知でしょうか?

今はルアー部門に力を入れているので、その世界では知っている人も多いと思います。この会社の前身は、もともと六角竿(輸出用バンブーロッド)の製作からスタートしており、生粋の竿作りメーカーです。しかしグラス竿やカーボン竿の時代になってもOEM生産が多く、自社ブランドが知られる存在ではありませんでした。踏み切り用のポールなども作っているようですけど・・・。

そんなメーカーが、一気に自社ブランドを前面に出したのが鮎竿です。バブル時代のJPA(日本プロ友釣り協会)全盛期の頃は、多くの所属プロを抱えておりました。当時の大手メーカーは、ダイワ、シマノ、がまかつ、リョービ、マミヤOPの5社。ダイワはJPAに参加しなかったので、協会認定プロはこの4社に「天龍」を加えた、5社いずれかの道具を使っていました。
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私はそれまで「天龍」はフライロッドのOEMでしか知りませんでしたが、この時代は店頭で鮎竿を見かけることもありました。最初に目にしたときは、一昔前の鮎竿が売れ残っているのかと・・・。こんな重たくて、いまだに一体整形されていないグリップに剥き出しの尻栓金具。いったい誰が使うのか?

当時「天龍」の竿を使っているプロ集団は、「天龍カラー軍団」と呼ばれていました。その由来のとおり竿の色使いが奇抜なため、これだけでもかなり抵抗があります。しかし所属しているプロを見ると、トーナメントで上位入賞者も多かった。実際に使ってみないと竿はわからない。これが私の持論ではありますが、さすがに「天龍」だけは今ひとつ踏み切れません。

しかし実際に使ってみる機会は、思ったよりも早く訪れます。当時使っていたシマノ「Special競 Hi-Speed H2.5 90-95」を盆休み直前に折ってしまい、予備竿のがまかつ「INDUCER 引抜早瀬90」1本で遠征に行かなければならなくなったからです。当時馴染みの釣具店に行くと、すでに売れ筋の鮎竿は完売。残っているのは初~中級モデルのみ。
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しかしその中に新製品の「龍飛SSS X09」が残っていました。当時のメーカー希望本体価格は160,000円。「天龍」のトーナメントロッドでは、ハイエンドモデルの位置付けです。カラーやデザインも許容範囲だったので、その場で買うことにしました。釣り仲間でもあった店員さんが、「本当にこの竿買うの・・・」と驚いたのをよく覚えています。今後売れる見込みがないとのことで格安にしてくれました。

こんな感じなので、私もこの竿にはまったく期待していませんでした。しかし遠征でさっそく使ってみたら、かなり重たいですが思ったよりも使いやすい。結局このシーズンは、「Special競」のパーツが届いてからも「龍飛SSS X09」を使いました。1996年の話です。

使われているカーボン素材やコスメは、ダイワやシマノと比べるべくもありませんが、肉厚に巻かれた竿の安定感と粘りは魅力。自重は嵩みますがカーボン弾性率が低くても、テーパーデザインと肉厚に巻くことで、理想の調子を作ることができる。そして鮎の大きさや流れの条件によっては、自重よりも竿の安定感や粘りが優先することを実感させてくれる1本となりました。
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そしてこのメリットが最大限生かされたのが、故・諏合正一氏の「領スペシャル 90」。この竿は穂持ち(2番)から上を交換することにより、「ツバメ返し」用の剛竿にもトーナメントロッドにも使えるよう設計されていました。「天龍」の鮎竿作りはこの年をピークに規模を縮小。所属プロはほとんどがマミヤOPに移籍し、「天龍」は軸足を徐々にルアーロッドに移行して行きます。

しかし肉厚とテーパーデザインで調子は作れても、感度の面では高弾性カーボンにはかないませんし、自重が圧倒的に違います。その後もダイワ、シマノは高弾性化の道を進み、塗装も塗膜が薄い「金属コーティング」を採用。その後ダイワは、「金属コーティング」から「ゼロコーティング」と「エアグロスフィニッシュ」に移行しました。がまかつも同じように高弾性化を進めますが、デザインや塗装は熱烈なファンに支持されて大きな変更はなく現在に至っています。

私が使う竿もこの技術革新とともに変わりましたが、ダイワやシマノとあわせて、最先端とは言えないマミヤOP製の竿も使いました。これは「天龍」と同じようにシマノやダイワの竿より安定感と粘りがあったこと。そして私のテンション系の釣りは2番に張りを求めるので、パワー穂持ち(2番)が標準装備されていたからです。
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そして九頭竜に行くようになってから「超硬」ロッドを強く意識するようになり、「天龍」の竿の感触を思い出します。しかし「天龍」には、すでにこのクラスの竿がありません。2003年と2005年に、下野オリジナル「MJB Sinker Version 83TOP」、ダイワ「硬派疾 荒瀬抜90SJ」、「硬派剛 強瀬抜90SX」、「銀影競技メガトルクⅡ 荒瀬抜90SD」、がまかつ「パワースペシャルⅡ 引抜荒瀬90」の5本を使ってみましたが、どうしても最後に「領スペシャル 90」を九頭竜で試したい衝動に駆られます。

しかし「領スペシャル 90」が生産中止されてすでに8年。また伝説の鮎師となった諏合氏の人気は高まるばかりで、「領スペシャル 90」、「領スペシャルⅡ 90」いずれも中古市場への出物は皆無。今回掲載した竿の持ち主が貸してくれるとは言いましたが、大切にしているものなので万が一があるので実釣はできません。「天龍」の復刻版「領Ⅲ 90 EXTRA HARD」もスペックが異なるようなので、もはや手の打ちようなし。

そんなとき偶然残っていたのを見つけたのが、下野オリジナル「振子Special 85」。この竿はまさに「領スペシャル 90」の流れを汲んだ「天龍」の竿。2000~2002年に販売されたものなので、店頭で3年以上売れ残っていたことになります。希望本体価格は150,000円でしたが、これも格安で入手できました。
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そして2006年の九頭竜でこの竿を使った結果、総合的に導き出された結論が以下の六つです。そしてこの要件を満たすべく開発された「超硬」ロッドが、今の「Super LightⅢ」と「龍芯竿」になります。

①超硬でも感度が良いほうが絶対に有利
②竿が曲がったときにブレや捩れが出ない安定感
③返したときの鮎の跳ね上がりを押さえる2番、3番の強さ
④主導権が取れる先調子
⑤胴折れしない腰の強さと全体のバランス
⑥当然、自重は軽い方がベター


フナヤオリジナルは高弾性カーボンありきという印象をお持ちの方も多いと思いますが、竿の設計の原点はテーパーデザインです。そして鮎竿のような並継竿は、各節の切り分けとジョイントの存在が、テーパー設計に大きく影響します。超高弾性カーボンは、そんなテーパー設計の自由度を広げるもの。

竿の開発に携わるようになって、より多くの竿を見るようになりましたが、やはり竿は実釣してみないと詳しいところはわからない。この考えは今もまったく変わりません。備忘録の一環として竿の写真を掲載しておきますので、ご興味のある人はご覧くださいませ!
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(*注)
「天龍」は現在も鮎竿を作っていますので注記しておきます。2011年の新製品、球磨川の尺鮎に特化した「Thirty-One」は長さも10.3㍍とユニーク。「天龍」の素材構成と肉厚設計から生まれる粘りを、上手く利用した商品開発といえるかもしれません。私は体力的に厳しいですが・・・。

by scott1091 | 2011-11-26 19:23 | Comments(7)

2011年鮎シーズンの総括です!

毎年恒例の鮎シーズンの総括です。比較できるように毎年フォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。

さて今年も狩野川の解禁日である、5月21日(土)からシーズン・イン。竿納めとなった11月13日(日)までの釣行日数は延べ52日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。


総釣果          1,771尾(2,059尾)
釣行日数           52日(56日)
実釣時間         357時間00分(Ave.6時間52分/日)
              (358時間00分(Ave.6時間24分/日))
平均尾数          34.1尾/日(36.8尾/日)
時速釣果          5.0尾/時(5.8尾/時)
最高釣果          8月5日(木)神通川/121尾
                8月6日(金)神通川/121尾
               (8月26日(木)九頭竜川/71尾)
最低釣果          8月13日(土)狩野川/ 5尾
               (10月10日(日)狩野川/ 4尾)


<河川別内訳>                 2011年          2010年
狩野川     1,231尾 (69.5%)   43日 (Ave. 28.6尾)   (Ave.33.9尾)
九頭竜川     108尾 (6.1%)     5日 (Ave.21.6尾)   (Ave.45.6尾)
神通川      242尾 (13.7%)    2日 (Ave.121.0尾)   (Ave.43.0尾)
庄川        190尾 (10.7%)     2日 (Ave.95.0尾)    釣行なし
酒匂川        0尾 (0%)         釣行なし         (Ave.16.5尾)


3月11日(金)の「東日本大震災」により、渓流シーズン同様に重苦しい感じでスタートした2011年鮎シーズン。「福島第一原子力発電所」の臨界事故にともなう深刻な放射性物質の汚染実態がはっきりしてくると、市販される農作物や海産物はもとより、各河川漁協も鮎や渓流魚のセシウム検出結果を公表する異常なシーズンとなりました。

これらに加えて、台風2号から日本列島をかすめるように太平洋岸を北上。北日本の一部を除いて、シーズン早々から大雨をもたらします。その後も台風12号と台風15号が日本列島を縦断し、西日本から東日本にかけての太平洋岸では甚大なる人的被害が発生。一部の河川では大きな災害がありました。

そして台風以外でも週末に雨に見舞われることが多く、その天気のサイクルがシーズン終盤まで続きます。週末ないし祝日で、増水によって川に入れなかった日は延べ10日。そして釣りはできたけれど、雨で条件に恵まれなかった日が7日。こんな年は、過去にもほとんどありません。

当地では台風15号がほぼ直撃であったため、ホームグランドである狩野川は数年ぶりに4㍍近い増水となり、興津川では山が崩れて一時道路が寸断。富士川と藁科川は、濁りがとれないままシーズンが終了したような状態です。こんなときに頼みの綱となる伊豆の小河川はいずれも天然遡上が少なく、今年も足を運ぶ機会がありませんでした。

このようなシーズンなので、まずは釣りができたことに感謝したいと思います。そして第一目標にしている、一日平均30尾以上もクリアーできました。しかしながらこの結果は、爆発的な釣果があった神通川と庄川があってこそ。ホームグラウンドである狩野川では、一日平均28.6尾となっています。

では釣行した河川別に、今シーズンを振り返ってみたいと思います。


<狩野川>

昨年の振り返りで、平均サイズが過去一番小さい年だったと記した狩野川。今年は一転して、大鮎のシーズンとなりました。シーズン当初は例年通り静岡2系が順調に釣れ、7月の上旬くらいを境に、成長した天然鮎に切り替わりました。そして9月に立て続けに台風が来襲したこともあり、平均サイズのピークアウトは私の場合は8月下旬。

今季の最大魚である27.5㌢は10月2日に釣りましたが、この時期にはすでに平均サイズはかなり落ちていました。これは私が終盤、修善寺橋よりも下流に入らないこともありますが、下流域のオトリ店などの情報を見ていても、私の8月中~下旬の方が平均サイズは大きい印象です。
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このような大鮎シーズンでありましたが、解禁から「硬中硬」クラスである「翔龍竿」の開発をスタート。サンテックの「硬中硬」クラスの竿や「プロト1」ではテストにちょうどよいサイズでしたが、「プロト2」が工場から上がってくる頃には、「硬中硬」ではパワー不足を感じるようになります。

その後「プロト3」が上がってくるまでの間が平均サイズのピークとなったため、「征龍竿EM+標準チューブラー」、「急龍竿Ⅱ+標準チューブラー」、「龍星☆竿+HPソリッド」の3本を使いました。中でも一番出番が多かったのが「征龍竿EM」です。
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狩野川ではもっとも太い仕掛けでも「メタル0.07号+つけ糸0.4号」までしか使いませんが、鼻環回り糸は今季は0.8号を飛ばされて1.0号を使うことがありました。痛んでいない状態で、0.8号の鼻環回り糸を続けて飛ばされたのは、1997年の酒匂川以来だと思います。(←九頭竜は仕掛けが違うの別扱いです)

鼻環回り糸が掛かったときに切れるのは、鮎が大きいこともありますが、掛かり鮎が逃げるときに障害物があるなしに大きく関係します。これは当たりの大きさも同じで、狩野川のように底石が大きいと、それが障害物となって大きな当たりが出にくい。逆に酒匂川のように石が小さくフラットな流れほど当たりが大きくなります。酒匂川に比べて狩野川の鮎は当たりが小さいと言われるのは、まさにこれが理由です。
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個人的な感想としては、鮎の成熟が例年よりも早かったように思います。鮎が大きかったこともありますが、昔から9月に大水が出る年は鮎や渓流魚の成熟が早いと言われています。それを裏付けるように、10月に入ってから例年よりも早くから鮎の群れが確認されていますし、産卵が終わったアマゴの死骸が流れてくるのをよく目にしました。

台風12号と15号により9月は満足に川に入れませんでしたが、垢付きが進んだ10月以降は、まさに「翔龍竿」をテストするのに最適なサイズとなりました。5月の解禁時点でも、まだ遡上を控えた稚鮎が海にいるとのことでしたが、終盤も一番多いサイズは18~20㌢くらい。最後まで楽しめるサイズだったと思います。
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そして最後に特筆すべきは、釣り人の多さです。酒匂川がほとんど釣りにならないのでシーズン前半から混雑しておりましたが、台風15号以降は釣りができる川が狩野川と興津川くらいとなってしまったのが、大きく影響しているのでしょう。

今年度の「日釣り券」が完売してしまうくらいですから、漁協の運営では全国でも一人勝ちの様相です。しかしこれはダムがない自然河川であるからこそ。今年のように天災が多いと、川を取り巻く環境の保全がいかに重要であるか、あらためて実感する年でもありました。

目下、狩野川で一番懸念されているのがアオノロと称されるカワシオグサ。目に付くようになったのは、ここ5年くらいのこと。かつては見られなかったので、何が原因なのでしょうか?特に大見川では鮎釣りができないほど酷くなり、漁協からの要請で静岡県水産技術研究所が実態調査に乗り出しました。大見川で1年かけての調査になりますが、本流も年々増えつつあるので、原因が究明されること願うばかりです。


<九頭竜川>

週末の天気に恵まれず、遠征のタイミングを計るのが難しいシーズンでした。例年通り「海の記念日」の週から予定していましたが、最初の釣行は翌週の7月23日。解禁当初はまずまずのスタートだったようですが、7月4日のゲリラ豪雨により状況が一転してしまったようです。

その年のサイズを確認するべく初日は必ず同じ場所に入りますが、そのゲリラ豪雨でポイントが変わってしまって傾向がまったく掴めません。早々にその場所を見切った人の話では、ゲリラ豪雨前はこの場所で20㌢クラスがよく掛かったとのこと。
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しかし翌日に入った場所もサイズ、数ともにまったく不調。好転を期待して8月釣行に備えますが、しだいに今季不調の実態がはっきりしてきます。中部は釣れないので空いているとのことなので、その後も釣行を目論見ますが天候に恵まれず、2回目は神通の帰りがけに寄った8月7日。3回目が釣行最終となった9月10日。これだけ九頭竜の釣行が少ない年は、水害で行けなかった2004年を除けば初めてです。

釣行回数が少ないので、最終的にどうだったのか見極めるのは難しいですが、友人達の状況から判断すると、数も少なくサイズも小さい年だったということになりましょう。同じ北陸河川でありながら、天然遡上がずば抜けて少ない九頭竜川。川相も年々平坦になっているように感じます。
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私が通うようになった2003年以降は、もともと天然遡上が少なく放流に頼った川ではありましたが、数が少ない年は大きく、数が多いときは小さいという自然の摂理にかなっていました。しかし今年は、それを逸脱してしまった感じです。

使用した竿は「Super LightⅢ」と「龍芯竿」の2本。テニス肘を患ってはいましたが、やはり「超硬」ロッドで返したときの充実感は、何ものにも変えられない爽快感があります。来年は元気な九頭竜が復活することを願って止みません。


<神通川>

今年も昨年と同じくサイズは小さめ。遡上量は抜群ながら、シーズン終盤まで大沢野大橋から第三ダムまではビリ鮎主体で、昨年と同じように下流域に人が集中しました。ここ2年は鮎が大きくなる8月下旬から9月を狙っての釣行でしたが、今年は「翔龍竿」の開発もあったので8月の上旬に遠征を決行。

昨年と一昨年の混雑があまりにも凄かったので、少しでも空いている時期にという思惑もありました。この川は主力のオトリ店が毎日情報をネットに掲載しているため、好転すれば人、また平水になっただけでも人が押し寄せるので、その少し前に。しかも平日を狙って!偶然、鮎道楽メンバーも同じ日に釣行するとのことだったので、ご一緒させて頂きました。
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しかしすでにこの日は大混雑。いつものとおり6時集合で朝一は良い場所に入れましたが、11時に川から上がるときは、川を切る場所もないような状態でした。釣れる鮎は小振りでしたが、そこは神通。まっきっきの追星三本線が、小気味よく目印を飛ばしてくれます。

初日の午前中は荒瀬だったので、使った竿は「龍星☆竿+HPソリッド」。午後は混雑を避けてトロ瀬に移動したので、穂先だけ「PTソリッド」に変えて「龍星☆竿」を使いました。翌日は前日の午後の場所で、一日「翔龍竿」の「プロト3」をテスト。
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神通でいつも疑問に思うのですが、私は一番上りの鮎がもっとも成長が早く、その鮎は良質な石垢を求めて上流を目指すと考えています。したがって天然遡上河川では、解禁当初は上流域の方が大きく、下流域の方が小さい傾向があります。

しかし上流域は盛期になると下流域よりも水温が低いため、徐々に下流域の成長が追いついてきて、シーズン後半は逆転するのが一般的だと思います。したがって狩野川でも天然鮎だけに限定すれば、シーズン初期に上流域より下流域の方が大きいということまずありません。
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しかし神通はここ2年、最上流部の第三ダム直下はビリ鮎主体。遡上距離は非常に短いので、一番上りは間違いなく第三ダム直下まで遡上していると思うのですが・・・。これが順調に成長すれば、盛期までは上流域の方が平均サイズが大きくても不思議ではありません。

しかし神通の場合はまったく反対で、下流域の方がかなり大きい。九頭竜も初期は鳴鹿堰堤よりシモの方が大きいので、遡上時期が遅いというのはわかります。しかし盛期になると鳴鹿堰堤のカミとシモではサイズがまるっきり逆転します。しかしここ2年の神通はこれがありません。
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私はこの現象に対して、神通は大きな水が出ると、鮎がかなり下るのではないかと考えています。極端なことを言えば、多くの鮎が一度海まで退避しているのではないかと・・・。この仮説であれば、シーズン初期から下流域の方が大きいということが納得できます。

濁りがとれない富士川の鮎が、興津川に差し返すことは有名ですし、増水のあと海の定置網に鮎が入ることも一般的なこと。川原に草付きが少なく、水量が大いにも関わらず、遡上流程が短い神通ならではの鮎の生態なのかもしれません。もちろんこれは見当違いの可能性大ですけど…。
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いずれにしても、日本で一番鮎が釣れる川であったことは間違いないでしょう。しかし当然ながら釣り人も多く、ゴミの放置や釣り人同士のトラブルも絶えません。遠くから訪れる釣り人のために、漁協もテスト的に河川敷に仮設トイレを設置するなどの環境整備を進めております。

シーズン中に河川敷に放置されたゴミとティッシュの山は、ほぼ100%釣り人によるもの。訪れる人には、鮎師として恥ずかしくない行動をお願いしたいと思います。


<庄川>

今年は狩野川の鮎が大きく、「翔龍竿」のテストで困っているときに富山の友人からお誘い頂きました。初めての釣行ですし、恥ずかしながら神通に行くまで存在すら意識したことがありません。

しかし庄川は立派な独立河川。全国的に有名な神通川にあまりに近いので、隠れてしまう存在でした。しかし今年は増水で神通に入れない日が多かったため、安定して釣りができる庄川がにわかにクローズアップ。メーカーの竿のテストや雑誌の取材などで、一躍注目される存在となりました。
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神通と同じように上流にダムがあり、天然遡上主体の川であることは変わりません。唯一つ違う点は、発電放流により日々水位が変化します。九頭竜も平日は同じように変化しますが、その変化の度合いがかなり大きい。私が釣った日は、昼には朝より20㌢以上水位が上がりました。

したがって夕方浅場にオトリ缶を埋ければ、翌日の朝は完全に陸の上。逆に朝方オトリ缶を浅場に埋けたつもりでも、日中には水位が増して流失ということが日常的に起こります。女性的な川相ではありますが、水位が20㌢上がればその表情は一転します。神通よりも規模は少し小さいですが、同じように荒瀬有あり、トロ場有りで釣れてくる鮎はまっきっきの追星三本線。
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数少ないオトリ店はセルフサービス。神通のようにインフラが整備されていませんが、これから釣り人が増えるのは間違いないでしょう。神通とセットで釣行することも可能ですし、庄川だけでも十分に釣り応えがあります。また庄川の鮎は神通よりも香りがよく、美味しいというのが富山県人の評価です。

この川は水位の変化で鮎が動くため、水が上がる前と上がった後では釣れる場所が異なります。端的に言えば、庄川の鮎は最適な流速というのが決まっている感じです。したがって水が上がる前は瀬、水が上がるとその瀬の流速が早くなるので、もう少し瀬尻側にシフトしていくイメージです。流速はダムの放水量で変化するため、これを見極めなければなりません。
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この記事を見て行ってみようと思われる人もいると思うので、この川の注意点を一つ。日々の放水量は関西電力の「庄川放流量案内サービス」で確認できますが、そこで案内される放水量はかなりの頻度で変わります。したがって前日の夜確認したものではまったくあてになりませんし、朝の確認でもそのとおりに放水していないこともあるようなので、水が上がり切るまでは、絶対に無理をしないように気をつけてください。

それとゴミの持ち帰りやトイレのマナー、遊魚券を購入するなどは当たり前のことなので、こちらもしっかり厳守するようお願い致します。
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ということで例年と同じように、まとまりのない文章で釣行した4河川を振り返ってみました。それぞれの川で良かったり悪かったりはありますが、あらためて釣りができる環境であったことに感謝しなければなりません。そして今年鮎釣りに行けなかった方々が、来年こそは鮎釣りができる環境になることを願って止みません。

最後になりましたが、今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季またお会いできるのを楽しみに、今シーズンの鮎釣りを締めくくりたいと思います。
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by scott1091 | 2011-11-15 20:58 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(6)

今シーズンの鮎は終了です!

11月の第二週まで鮎釣りをしたことはありませんが、この週末の天気を逃すわけにはいきません。天気予報では土曜の最高気温が20℃で、日曜は22℃。土曜は家族のイベントで釣りは休みなので、日曜に今季最後の鮎釣りに行ってきました。

鮎のシーズン終了を待って、伸ばし伸ばしにしていた猫越川の堰堤工事が7日(月)から始まりました。この影響で上流域は、今週は断続的に濁りが入っています。この状況に加えて金曜の雨により、上流域の底石はかなりの泥被り状態。emoticon-0106-crying.gif
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金曜の雨により水位は30㌢くらい増水したので、鮎もかなり下りました。盛期であれば泥が被った石も一日あれば磨かれますが、上流域は黒々とした石は数える程度となっています。こんな状態ではありますが、シーズン最終日は鮎の動きを知りたいので、上流域、中流域、下流域の3カ所で竿を出します。

シーズンの最後は震えながら釣りをするものですが、この日家を出たときの気温は16℃。上流域はさすがに14℃でしたが、この日も行き帰りは半袖半ズボン。日当では寒くありませんが、季節はずれのブヨ(ブユ)に足を2箇所も刺されてしまいました。この秋の暖かさは、人だけではなく昆虫類の活動にも少なからず影響しているようです。
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まず最初に入ったのは上流域。底石はほとんどが泥を被っていますが、部分的に磨かれた石もあります。これくらいであれば十分友釣りができそうなので、一番石色の良い場所に入りました。こんな時期なのに、最上流部に結構人がいるのに驚きです。ネット情報、恐るべし…。

水深の浅い場所は石色が悪いので、なるべく水深があって緩い流れで絡んでくるのを待ちます。こんなパターンで、この場所では6尾。掛かるのが全て見えるので、底バレが2尾ありました。駐車場の関係で、そこから徐々に釣り下がって、お昼までにさらに2尾追加して8尾。あまりの暑さにカッパを脱いで、ドライシャツ1枚で快適に過ごせる陽気です。emoticon-0100-smile.gif
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一度オトリ店に昼食に戻り、炭で焼いた採れたての椎茸や焼きおにぎりを頂きます。釣友と1時間くらい談笑してから、13時半から今季混雑して一度も入れなかった松ヶ瀬に行きます。周辺のオトリ店がすでに店を閉めたこともあり、吊橋から宮田橋まで釣り人は一人もおりません。

まずは瀬肩から「旧飯田おとり」までの長い距離を川見しますが、流芯は上流のように泥は被っていませんが、もはや石色に輝きはなくハミ跡も古くて完全な中抜け状態。それでも数箇所石色が良い場所が見つかったので、ピンポイントで竿を出します。しかし思ったほどは掛からず、3尾追加したところで最後の場所に移動します。
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秋は修善寺橋よりシモには入りませんが、毎年最終日はこの場所で竿を納めることが多くなりました。近くに駐車スペースがないこともあり、見渡す範囲に釣り人はおりません。下流域なので磨かれた石色を期待しましたが、すでに石の色は曇っています。最終日なので16時半まで竿を出すつもりで、なるべく石色の良さそうなスジを引きます。

この場所は流れにあまり変化がなく底石も小さいので、ポイントの見極めが難しい場所です。思った以上に石色が悪いので、あまり粘らないで100㍍くらいをさらっと流します。そしてここだという場所で粘りました。ちょうど地合いと重なったこともあり、ここからやっとオトリが回り始めます。
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しかし期待するような爽快な当たりが、なかなか出ません。気持ちよく目印が飛んだら時間に関係なく竿を畳むつもりで、少しづつ場所を移動しながら探っていきます。そしてやっと納得がいく当たりが出たのは16時ちょうど。体高のない鮎でしたが、きれいな背掛かりで引きも堪能できました。

これで今シーズンの鮎釣りは終了です。この日の釣果は17尾。移動できたからこそ釣れた数で、今の狩野川はツ抜けも難しい状況となりました。上~中流域でも数は少ないながら鮎が群れを形成しているので、残っていた鮎もこれから一気に下っていくものと思われます。
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この週末で店を閉めたオトリ店が多いので、これから狩野川に行かれる方は事前に確認することをお勧めします。私が把握している限りでは、確実に入手できるのは上流から「三田釣具」、「津田おとり」、「一二三荘」くらいだと思います。狩野川公園前の「井口おとり」は、日曜に小屋を撤去したのでご注意くださいませ。

後日、恒例となっている鮎シーズンの総括をアップします。そろそろアオリストに登場頂きたいのですが、今年は型が小さいやらタチウオが多いやらで、あまり乗り気ではないようです…。emoticon-0125-mmm.gif
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by scott1091 | 2011-11-13 18:45 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

今週の竿頭ポイントはどこやの?

いよいよ例年竿を納める11月の第一週。この時期になるまでに、一回くらいは手が悴むような日があるものですが、今年はともかく暖かくてそんな日は皆無。そんな陽気もあって、いまだ釣り人は例年よりもかなり多め。今年の狩野川の日釣り券は「赤」でしたが、今年度分がついに完売となり、急遽昨年度の「水色」を使うことになったそうです。

しかし7日の天気のサイクルは相変わらず正確で、この週末も日曜は雨。土曜も早くから天気が崩れるとの予報なので、日差しは期待できません。しかし家を出るときの外気温はすでに16℃。日中は20℃を越えるとのことなので、袖を外したカッパを着ていれば快適に過ごせるレベルです。
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道中見える田方平野の稲は、まだかなり残っています。いつもの出勤時間ですが、下流域は付き場と思われる場所には人が沢山見えます。そんな景色を楽しみながら、この日の「竿頭ポイント」を探して行きます。水位は10㌢の減水。台風15号以降、初めてここまで減水したので、かなりポイント違って見えます。

遠目から石色で判断して、竿を出す前に目視で鮎を探します。しばらく鮎が見つかりませんでしたが、石色の良い浅場で追星の出たオス鮎を発見。ここで竿を出すことにします。最近の養殖オトリは大きいので、鮎が付いている石に送り込むと野鮎の方が小さい。すぐに掛かることを期待しましたが、しばらくしたら野鮎が逃げてしまいました。
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浅場には他に鮎が見えないので、少し水深のある場所で泳がせます。しかし最初の1尾が一向に掛かりません。このまま泳がせていても時間だけが過ぎそうなので、一抱えくらいある石の側面にメタルラインを擦りつけるようにして誘います。この狙いが的中して、すぐに目印が飛びます。emoticon-0105-wink.gif

掛りどころは悪くありませんが、大切な最初の野鮎なので慎重に掬います。追星が出たオス鮎なので、泳ぎも悪くありません。今度は狙っていた石組のコースをトレースするように引きます。すぐに掛かりそうですが、期待とは裏腹に当たりがありません。同じコースを何回かトレースしますが、会心のコースでも掛からないので、狙いを変更します。
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今度はここだと思われる場所で、オトリをしっかり止めます。粘っても掛かりませんが、掛かるときはほぼ秒殺。こうなると空中輸送でテンポよく釣っていった方が早い。しばし「ポチャン、目印ビュン」を楽しんで、このパターンで釣れるポイントは終了です。

次は水深の浅い場所を、ゼロオバセで引きます。あまり変化のない流れですが、ちょっとしたヨレで閃光が走ります。場所を荒らさないように慎重に獲り込んで数を伸ばします。一見どこでもかかりそうな流れですが、掛かった場所には共通点がありました。
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上流で釣っていた人が釣れないので移動するとのことなので、その場所に移動します。この場所は水深があって底石も大きめ。よいオトリが沢山いるので、引き釣り泳がせで掛けていきます。連日人が入っているようで、難しいところでしか掛かりません。養殖から野鮎に変えられないと、なかなか掛からない典型的なポイント。

この場所を一通り釣ってから昼食。人が徐々に増えてきたので、午後は人が釣らないような荒瀬に移動します。とても釣り難い場所なので、竿抜けが期待できますがこんな荒い場所に鮎がいるでしょうか?しかしその不安を払拭するような石色。移動して正解でした。emoticon-0100-smile.gif
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いままで釣っていた場所は、あれよあれよという間に昼から移動してきた釣り人に占拠されてしまいました。皆さん使っている竿もウエアーも統一して、竿捌きを見る限りでは腕も良さそう。私と違うタイプの釣りなので、私が釣った場所でどのくらい掛かるのかとても興味があります。

午後の場所は、盛期と同じような感じで掛かってきます。今までの場所はオスの方が多かったのですが、この場所はメスばかり。オトリにするとあまり泳がないので、すぐに掛からない場合は、午前中確保したオスのオトリを使います。
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この間も他の釣り人の様子を見ていますが、やはり竿が曲がりません。私が釣った鮎はオスは追星ギンギンでしたし、肉眼で鮎が確認できればほとんど掛かりました。この季節はこの手の鮎が抜かれると、次の鮎がすぐに縄張りを持たないのでしょう。釣っていてそう感じていたのですが、あれだけ泳がせても掛からないのはそれを裏付けています。

秋の鮎釣りは縄張り鮎というよりも、メスにオスが近づく生殖本能によって掛かるケースが多くなります。したがってメスをオトリにして泳がせるとポツポツ掛かるものですが、この日はこのパターンがありません。特別魚が若いということではありませんが、まだ縄張り鮎の方が多いということなのでしょうか?
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しっかり追って掛かっている感じなのでバレも皆無。久々にハリ合わせに悩まされることなく、一日が終わりました。釣果は全部で28尾。小さいのも少し混じりましたが、ほとんどが18~21㌢クラスでした。

翌日の日曜は所用で釣りはお休み。これで鮎釣りは終わりにする予定ですが、目安にしている稲が日曜もまだ残っています。さて、どうしましょう?emoticon-0138-thinking.gif



<豆知識>
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秋の鮎釣りで糸に絡んでくるのが「ハリガネムシ」。もともと水生生物ですが、卵の状態で水生昆虫に捕食され、それをさらに食べたカマキリに寄生して成虫になります。寄生されたカマキリが死ぬ前に水辺に行くのは、この「ハリガネムシ」が関与しているという説もあります。写真の個体は短い方ですが、長いものになると付け糸に絡むと外れません。そんなときはハサミで何箇所か切っちゃいます。かなり気持ち悪いですが、人には寄生しないのでご安心を!

by scott1091 | 2011-11-05 13:29 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

バレが多くて釣果が伸びない・・・。腕が悪いぞー!

爆釣パターンが見つけられない・・・。
個人的に、今年の秋はかなり苦労しています。

この日も目星をつけていた場所を3箇所釣りましたが、流芯でガッツ~ンとくる場所を見つけられずじまい。この時期だから当然と言えば当然ですが、ホームグラウンドである以上、そんな場所を上~中流域(not下流域)で見つけたいと頑張っています。

しかしこの日もやはり撃沈。

掛かる場所や傾向は読めていましたが、掛りが浅くて久々に10尾もバラシました。しかも獲り込んだ鮎も、半分は掬いました。掛かる鮎はほとんどがメスなので、皮が硬いということではないのですが、今年の秋はハリ合わせがどうしてもしっくりきません。
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バレ方は相変わらずの二通りで、オトリが急に元気になったくらいのスピードでカミないし横に走る当たり(←バレ)。もう一つはこの時期によくある、目印吹っ飛びでハリに乗らないパターンです(←ケラレ)。前の当たりが抱卵が進んでいるメス、後の当たりがオスと考えており、それぞれの当たりが出やすいポイントごとにハリを交換するのですが、今回は前のパターンに翻弄されました。

友人達はあまりハリ合わせに悩んでいないようですが、この時期、私が数を掛ける場所が人と少し違うのも影響しているのでしょう。この時期の流速のない浅場は、掛り鮎がしっかり走ってくれないので、水中糸の抵抗も、またロッドテンションも効かせにくいのでハリ合わせで対応するしかありません。

天気予報では夏日になるとのことでしたが、なぜか一日曇天。しかし家を出るときの気温が15℃。前日の朝が7℃だったので、半袖半ズボンで出勤です!「文化の日」は文化祭や運動会などの行事があるので、例年釣り人は少なめ。遅い時間でしたが、オトリ店にはマルパパさん一人。この日はマルパパさんは送迎サービスを利用して、上流から釣り下るとのことなので私は車で下流へ。
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最初のポイントは、やはり台風15号で大きく変わってしまった場所。ここで今年は友人達が良い思いをしましたが、台風15号以降はほとんど釣り人を見かけません。瀬肩が砂で埋まり、下流の淵も砂底になってしまいました。有望な場所は一箇所なので、かつてのように3~4人が入れる場所ではありません。

ここですぐに20㌢の卵パンパンのメスを釣り、次がお決まりのバラシ。その後はまったく音信不通です。一通り川の状態が確認できたので、次は中流域に移動します。先週良かった場所を確認しますが、すでに石の輝き具合は半分以下。一応竿を出しますが、やはりすぐに掛かってくるような状況ではないようです。

ここからさらに歩いて移動して、前回人がいて入れなかった場所へ。この場所も台風15号で様変わりしてしまいました。この瀬でやっと掛かるパターンを掴みます。しかし鮎を掛けても一向に数が増えません。ここでちょっとしたトラブルがあり、この場所は強制終了です。
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↑田方平野の稲刈りが終わると私の鮎シーズンも終了です

インフルエンザの予防注射を打ったせいか、この日は朝から体調が優れません。熱っぽいのと、な~んとなく足元がふらつくので、このまま帰ることも視野に入れて移動します。そして目的の場所にくると、釣り人がちょうど上がるところだったので、川見を兼ねて短時間だけ竿を出しました。

この場所も他の場所と同じように、かなり垢腐れが進んでいます。流芯の石色のよい場所をピンポイントで釣っていきますが、これがまったく応答なし。川の中を歩くとふらついて危ないので、あまり変化のない平瀬で、久々にカミ飛ばしの泳がせ釣りをしました。これでポツポツ追加して、いつもより早めに終了です。

釣果は全部で14尾。サイズはほとんどが20㌢サイズで、メスが10尾、オスが4尾。オスもオトリにして色が変わるような魚はいませんでした。
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↑卵がシシャモ状態のメスの集合写真

この週末はいよいよ恒例の納会。
どこに入ろうか悩むところです。

by scott1091 | 2011-11-03 19:58 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)