この時期は鮎の動きが読めません!

今年は下り鮎の足が速い・・・。そんな印象を受けます。
週末だけしか釣りができないので、あまり当てにはなりませんけど…。039.gif

このブログで、今年の狩野川の鮎は成熟が早いと書いてきました。それを裏付けるように、この時期下流域で見られるようになった鮎の群れが例年よりもかなり多い。そして上流域で釣れている鮎も、メスはすでにシシャモに近いくらいの抱卵状態となっています。例年だと上流域と下流域では、もう少し成熟度合いに差があります。

このような状態なので、一度下りに入ると今年の鮎は足が速いように感じます。先週良かった場所も、この週末は直線的な「通りハミ」が多くなり、一気に垢腐れに近い状態になった場所もかなりあります。

私は混雑が嫌いなので、おのずとシーズン前半は中~下流域、後半は上流域という行動パターンになります。したがって竿を納める11月第一週までは例年黒い鮎とは無縁ですし、シシャモのような抱卵鮎もあまり縁がありませんでした。しかしこの週末に釣ったメス鮎は、ほとんど卵がパンパンです。
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では、この週末の詳細に入りましょう!012.gif

今年の狩野川は、この時期になっても人、人、人。遠方の友人達は、「え~、まだ鮎釣りしてるのー」と電話越しに言いますが、狩野川に来ればすぐに納得するでしょう。きっとあの状態を見れば、鮎師であれば竿を出してしまう。まさに、そんな混雑状況が続いています。

特にネットで情報が出ている狩野川公園周辺、牧野郷~松下、松ヶ瀬(吊橋周辺) が混雑しております。しかし狩野川は天然遡上河川なので、鮎がここにしかいないということではありません。事実、最上流域でも好釣果が出ていますが、問題は場所によって中抜けがあること。特にこの時期は、その傾向が顕著となります。その中抜けによるハズレがないのが、現在混雑している場所なのでしょう。

この日の気温は、家を出たときは9℃。さすがに半袖短パンでは、厳しい気温になりました。つい最近まで、信号待ちするときは日陰になるよう停車しましたが、この日は日当を求めて停車するようです。太陽の角度が上がると気温は上昇し、オトリ店に着く頃には11℃。焚き火に半袖短パンという姿も、かなり滑稽です。032.gif
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夜の冷え込みが厳しくなり、釣況も金曜から急降下との情報です。そこで少しでも早くから日が射す場所に入川します。先週に比べて10㌢くらいの減水。水通しの良いところの石色は輝いていますが、ヘチはかなり垢腐れに近い状態です。鼻環を通すときに手を濡らすと、びっくりするくらい冷たい。これでは鮎の活性も低いので、石裏で泳がせて偶然絡んでくるのを待ちます。

最初の当たりはケラレ。2発目で天然のメスに交換できました。しかしのその後がまったくこない。先週であれば、これだけ成熟の進んだメスであれば、すぐにオスが絡んできましたが、この日はまったく当たりがありません。もう一尾オトリを確保してから流芯を攻めたいところですが、時間が過ぎるばかりなので養殖に戻して石を狙い打ちで釣ります。

掛かる鮎はよい感じですが、これが全部メス。抱卵が進んで泳ぎが今ひとつなので、軽快なテンポで釣ることができません。まさに臨月の妊婦さんの手を引いて歩くような感じです。偶然掛かるというパターンはまったくなく、11時半までに8尾。昼食を食べに一度オトリ店に戻ります。他のメンバーも最高が4尾。超~激シブです。

午後は気温も上昇して好転すると読み、同じ場所に入ります。しかし掛かる鮎はメスばかりで、好転の兆しがないまま終了。マルパパさんが午後しっかり釣果を伸ばしてきましたが、やはり私と同じようにメスばかり。オスが下ってしまった感じです。この日の釣果は全部で14尾。まさに万策尽きた感じでした。042.gif
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翌日の日曜は、天気予報に反して朝は快晴。朝の気温が14℃なので、このまま雨が降らなければ前日よりも条件が良くなりそうな感じです。さらに上流に行くか、下流に行くか悩みましたが、水温差があまりないので上流域の下限くらいに入川。底石の色はほれぼれするくらいで、この場所は台風15号で唯一良くなったポイントです。

日が出ていたのでカッパを着ないで川に入りましたが、程なくして曇天となり冷たい風が身にしみます。狙った場所ですぐに21㌢のメスが掛かりますが、その後はぱったり。まったく釣れないのに人が増えてきたので、カッパを取りに行くついでに場所移動を決断します。
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次に選んだのは中流域。この場所は台風15号以降入っていないので、川見を兼ねて歩きます。相対的に川相は悪くなってしまいましたが、いくつか変わっていない場所がありました。最初に竿を出したのは、今の時期鮎がいるのかというような荒瀬ですが、オスがいれば必ず掛かるはず。そう信じて誰もいない流れを探って行きます。

最初の1尾目は18㌢くらいのメス。これをオトリにすると、盛期のような豪快な当たり。石に巻かれないようしっかりテンションを掛けて、最初の疾走をかわします。これが23㌢のオス。これをオトリにさらに20㌢クラスのオス、そしてメス。ここで6尾釣ってから次の場所へ!
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移動してすぐに24㌢のオスを掛けますが、その後が続きません。14時半を過ぎた頃から雨が降り始めます。少し上流にいた釣り人も上がってしまい、見渡す範囲に私一人となりました。暗くなって見印が見えにくいですが、狙ったスジを釣っていきます。瀬のワキで手ごろな大きさのオスを釣り、これの泳ぎがよいので一番水深のある流芯へ。

オトリが底に馴染むと当時に、気持ちよく目印を飛ばしたのは21㌢のメス。当たりは素晴らしかったですが、やはり卵パンパンで泳ぎません。このオトリを瀬脇で慎重に引いて、同じサイズのメス。ここからオスも混じってプチ入れ掛かり。雨で夕暮れ以上に暗いですが、楽しい時間を過ごします。001.gif
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この日は雌雄半々くらいで19尾。ダブルつ抜けに1尾足りませんでしたが、マルパパさんが帰りがけに寄ってくれたので、上がるきっかけができました。マルパパさんが入った場所は、昨日よりもさらに厳しかった由。

この時期は、鮎の動きが読めません。008.gif
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by scott1091 | 2011-10-30 18:13 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

天気のサイクルは変えられません・・・

<週末の雨・・・、何とかしてほしい!>

秋の天気は7日間のサイクルが多く、5日晴れて2日崩れるパターン。したがって一度この2日に週末が当たると、このサイクルはなかなか変わりません。先週の引き続き、今週も週末は雨の予報。しかも近畿、東海、関東甲信地方はいずれも大雨が予想されています。このままこのサイクルが続くと、週末と祝日限定の鮎師は、11月3日くらいしか天気に恵まれそうにありません。008.gif

終わりが見えているこの時期に、2週続けて竿出しできないなんて我慢できない!そんな方々がひっそりと平日釣行されているようですが、私は残念ながら休めません。したがってこの週末は雨が降ろうが槍が降ろうが出陣。そう絶対に行くのだぁ~、というような勢いです。

この週末は雨が降ることは間違いないので、濁りがどの程度入るかがポイントです。最近はすっかり日の出が遅くなったので、家を出るのもだいぶ遅くなりました。基本的に鮎釣りをしている間は半袖半ズボンなので、家を出た瞬間にその日の気温がわかります。寒いと感じなければ20℃以上。この日はまさにそんな朝の気温。この時点ではまだ小雨だったので、もっと早く出発するべきでした・・・。021.gif
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川に到着するとすでにかなり降っているので、屋根のある場所で着替えます。そしてオトリを買いに行く頃にはすでに本降り。こんな日に釣りをする物好きは少ないので、オトリ店主が濡れないよう自分でオトリを生簀から掬います。この日使う竿は「征龍竿+標準チューブラー」。今年の狩野川では最高の竿でしょう。006.gif

ウエーダーに撥水性ドライシャツ。ベストにカッパを着てスタートしますが、この日はぜんぜん寒くありません。すぐに前当たりがあったのでその場所を攻めますが、掛からないので似たようなポイントにオトリを誘導します。そして水面下に閃光が走った瞬間、目印がカミに飛びます。これを慎重に獲り込んで、まずは天然のメスのオトリに交換。

一時目印が見えないくらい暗くなり、少し明るくなったと思ったら今度は滝のような雨。こうなると強い濁りが入り、ゴミが大量に流下してくるのは時間の問題です。時間的な猶予は1時間くらいと思われるので、勝負の早いポイントから鮎を抜いていきます。そして流れが茶色くなるまでに何とか8尾。水位は20㌢近く上がり、ゴミの流下も半端ではなくなったので、ここで川から上がります。
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時折空が明るくなり、薄日が見え隠れする感じなので雨は止みそうです。上流域の空も明るいので、待っていれば竿が出せそうな感じなので待機します。

そしてゴミの流下が落ち着いてから釣りを再開。水位はまだ15㌢くらい高く、水色は褐色系の笹濁り。一度鮎が弛みに退避したのか、濁りがひどい間も同じ場所で石垢を食み続けていたかで、攻める場所が変わってきます。 しかしこの日はオスとメスの掛かる場所の違いもあり、決定的なパターンを掴めないまま5尾追加して13尾で終了。午後の4尾のバレが悔やまれます。007.gif

このまま雨が降らなければ、翌日の日曜は良い条件になりそうです。しかし上流方面は、先週と同じくかなり怪しい雲行き。雨が降らないことを祈りますが、夜間もショボ雨が降ったり止んだり。そして翌日起きてすぐに水位を確認すると、前日の夕方よりも下がっています。勇んで家を出発しますが、オトリ店到着はいつもの定時。すでにマルパパさん御一行も到着しておりました。
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<祈りが通じたのか、最高の鮎釣り日和に!>

しかし先週末で懲りたのか、この日の釣り人はかなり少なめ。相変わらず日釣り券の人が多いので、狩野川銀座に人が集中します。私はマルパパさん御一行や常連さんに場所を譲って、混雑を避けてマイナーな場所に入りました。水位は平水より10㌢高、朝方は少し濁りがありましたが、時間とともに澄んできます。この時期の雨は少量でも鮎が動くきっかけとなるため、先週土曜のイメージをリセットしなければなりません。

同じ狩野川でもこの時期は、その日の水位、そして石色から釣りを組み立てます。しかし最初の1尾は、どうしても実績のある場所に直行してしまうもの。この日の私がまさにそのパターンでしたが、いつも必ず獲れる場所で掛かりません。しかも前当たりもまったくなし・・・。ここで冷静に川を見渡すと、自分が歩いてきた場所に魅力的な流れがありました。この日の竿は前日と同じく「征龍竿+標準チューブラー」です。
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ここからしっかりとパターンを掴みます。掛かる鮎は一回り小さくなりましたが、オスも若くて掛かる速度は雌雄の差をあまり感じません。この日はウエーダーに撥水性ドライシャツ1枚にベストですが、暑くもなく寒くもなくとても快適。昼までは時折日が射す曇天ながら、午後からは快晴になりました。昼食に戻るまでの釣果は23尾。約1時間のランチタイムを挟んで、午後の部を開始します。

少し場所をずらして午前と同じパターンで釣りますが、これがあまり掛かりません。同じようなポイントを選んでいるのですが・・・。再び午前中の場所に戻って確認すると、先ほどまで見えていた鮎が見えません。水位が徐々に下がってきているのが、影響しているのでしょうか?025.gif
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ここで狙うポイントを変えて、水深のあるトロ瀬に絞ります。右岸と左岸から見る石色は違って見えるので、まずは両岸から確認し、いつもは右岸から竿を出す場所を、あえて左岸から釣ります。これはいつもオトリを送り出すときに掛かる右岸手前の筋が、この日の午後は掛からなかったのと、左岸からの方が深いところの底石を見やすいからです。

水深がある場所は、最初の1尾を掛けるまで時間を要することが多いので腹を括ります。鮎は見えませんが、石色はすこぶる良いので、オトリが変われば何とかなりそう。そしてその狙いは的中し、午前中ほどのペースではないものの、一回り大きい鮎が掛かりました。この日の釣果は、ちょうど40尾釣ったところで終了。時間的には16時少し前でしたが、竿を畳みます。
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私が秋の鮎釣りが好きなのは、夏の喧騒とは違った静かな雰囲気。川面を照らす秋色の陽光と水の透明度。そして通いなれた川でも、めまぐるしくパターンが変わるからです。先週良くても、この週末はぜんぜん釣れないというのは当たり前。そして初めていく河川のように、自分の川見が問われるので常に新鮮味があるのです。

昔「つり人」に掲載されていた「晩秋の狩野川」の写真(*)を、今でもはっきりと覚えています。当時この川がホームグランドになるとは思っていませんでしたが、そのときの衝撃が少なからず影響しているのかもしれませんね!

私の鮎釣りも、いよいよ残すところ2週となりました。
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(*)夕暮れの残照の中、ススキ越しに釣る鮎師。そのシーンが強烈で、鮎師が誰だったのか記憶がありません。おそらく古川トンボ氏だったのか?まだ引き抜きではなく、寄せて獲り込む時代の話です。
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↑メスを並べてみましたが4割くらいでした

by scott1091 | 2011-10-23 20:27 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)

鮎竿のお手入れ編!

すでに竿を納めた人も多いと思いますが、NP工法の竿の手入れで悩んでいる人も多いと思います。そこで今回は、私の手入れ方法を紹介します。サンテック製の竿は全て同じだと思いますが、この方法でトラブルがあったなどのクレームは受けられません。メーカー推奨はあくまで「水洗い&陰干し」なので、試す場合は自己責任でお願い致します。

まず竿を川に漬けて洗う人を見かけますが、これは止めましょう。いくら水が澄んでいても、川の水には必ず砂が含まれているからです。同じ理由から、九頭竜川などでは一般的な流し竿も極力しないようにしています。もちろん、竿を畳むときにジャリジャリするという場合は川で洗った方が良いですが、私はそのような状態になることはないので、最初にお断りしておきます。

竿は屋外で使うものなので、使用中に埃が付きます。特に川原を車が往来する川では、肉眼でも付着した埃が確認できると思います。このような場合は竿を仕舞うときに拭き取るのがベストですが、私は車に戻る前に竿を畳むことが多いので、気になるときには素手で軽く払いながら収納するようにしています。この状態で家に帰ったら翌日釣りに行く場合でも、必ず車から降ろして手入れをします。
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鮎竿は少なからず濡れていることが多いので、節を抜いて乾かすのは誰でもすると思います。私は以前は、このとき必ず水洗いをしていました。しかしその作業で竿をぶつけたり、作業中に竿が倒れたりするリスクがあるため、今は節を抜いて軽く水拭き&乾拭きして、上栓と下栓は水洗いしています。

このときに使う布がポイントで、私は㈱ティムコの「サイトマスターレンズクロス(3M Microfiber Cloth)」を使っています。これはもともとメガネのレンズ拭きで、超極細繊維をパイル状に織り込んだ高密度繊維で、表面に付いた埃などを吸着する能力も高く、傷つけること無く拭き上げることができます。他には車のフッ素コーティング用に開発された、プラモデルで有名な㈱ハセガワの「零三式 多目的クロス(東レ マイクロダスター)」などもお勧め。

メガネを掛けている人はよくご存知だと思いますが、ティッシュやタオルなどでレンズを拭いていると、レンズに細かい傷が付きます。これはティッシュやタオルの素材そのものが硬いことと、レンズの表面に付いた埃などを、拭くことでレンズに擦り付けてしまうからです。したがって水で洗い流してから拭くのがベストであることは間違いありません。
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↑左から「サイトマスターレンズクロス」、「一般的なメガネ拭き2枚」、「零三式 スーパーポリッシングクロス」

そこで私はこの布を濡らして各節を2回軽く拭き上げ、さらに同じ布で乾拭きしてから内部を干すようにしています。節の中にも埃が止まっている可能性はありますが、竿の外側ほど多くはないので、通常の手入れでは中まで拭くことありません。

そして一カ月に1回くらいの頻度で、水洗いをします。布などは使わず、外側はシャワーで水を流しながら素手で洗い、中は水流のみで流します。洗い終わったら外側の水滴は乾いた「サイトマスターレンズクロス」や「零三式 多目的クロス」で拭き取り、内部に付いた水滴は振って飛ばすようにしています。

毎回水洗いしないのは、この内部の水滴を飛ばす作業が危険だからでもあります。鮎竿は節の長さが他の竿よりも長いので、天井や予期せぬ場所にぶつけて、折ってしまった人も多いと思います。外側が乾燥したら、次に玉口のクリアー塗装の摺れによる曇りを防ぐため、この部分だけフッ素コーティングします。
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コーティングに使うのは「ボナンザ」の「ミストタイプ」か「ムースタイプ」。コーティングするのはクリアー塗装されている元竿と玉口のみで、NP工法部分やジョイント部分には使いません。この理由は、ジョイントはコーティングの厚みにより、嵌合具合に僅かに影響がでること。そしてNP工法部分については、そのままでも十分撥水性に優れ、ラインの纏わり付きも少ないからです。もちろん好みで、NP工法部分をコーティングしても問題はありませんよ!

前述のように私はジョイントには使用しませんが、「ボナンザ」をジョイントに使うと、布が黒くなります。これがダイワの「エアグロスフィニッシュ」に「ボナンザ」は使わないほうが良いという由来だと思います。拭くことで表面が削れているとは考えにくいですが、カーボン素材から色が出ているのは間違いないので、無塗装部分には使用しない方が無難でしょう。

このコーティングのときに使用するのは、㈱ハセガワの「零三式 スーパーポリッシングクロス」です。この布も超極細繊維を使用した高密度繊維で、適度に液剤を含むので均一にコーティング剤を塗布するのに適しています。
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ちなみにNP工法は、カーボンシート(プリプレグ)をマンドレル(芯金)に巻きつけるときに使うテープが表面に蒸着しているため、無塗装といえどもカーボン素材がむき出しになっているわけではありません。ボナンザを使っても、ジョイント部分のように布が黒くならないのは、そのような理由によるものです。したがって通常の使用や手入れで、カーボン素材が削れたりするようなことはありません。この点を誤解している人が多いので、補足しておきます。

新品の竿を購入すると竿の内側にカーボンの粉が付着しており、静電気で内側の節の塗装面にも付着していることがよくあります。この粉はシートを巻きつける前のマンドレルや、塗装前のブランク保管中に付着したもので、竿本体から出たものではありません。私はこの粉がジョイント部分に悪影響を及ぼすと考えており、使う前に必ず中拭きをするようにしています。

この粉は水洗いや、ティッシュを通したくらいではきれいに除去できません。したがって使用するたびに、少しづつ内側の節の表面に付着します。私はこの内拭きには「零三式 スーパーポリッシングクロス」を、各節の内径に合わせてカットして使っています。

竿によっては、布が真っ黒になるほど付着することもあります。内部を見て、表面が鏡面状になっていればOK。この作業は、シーズン終了時に竿を仕舞うときにも必ず実施しましょう。これは水洗いでは取れなかった汚れが付着しているからです。
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↑今シーズン出番のない竿から片付けていきます。残るは「征龍竿EM」、「龍星☆竿」、「翔龍竿(プロト4)」

ポイントをまとめると、

①NP工法部分とジョイントは、水拭き&乾拭きのみ
使用する布は「サイトマスターレンズクロス」や「零三式 多目的クロス」に準じたもの

②フッ素コーティングはクリアー塗装が施され部分だけ
好みでNP工法部分をコーティングしても問題はありません
使用する布は「零三式 スーパーポリッシングクロス」に準じたもの

③購入時とシーズン終了時は必ず節の中拭きを
使用する布は「零三式 スーパーポリッシングクロス」に準じたもの
詰まらないようサイズに合わせて切って使うこと
穂持ち(2番)は細いので無理にしなくてもOK


以上です。

これ以外に節落ちを防ぐため、フェルール・ワックスを使う人もいますが、私はジョイント以外の竿の内側にも付着してしまうこと。またワックス部分にゴミがつきやすいので使いません。しかし使うことで、ジョイントの磨耗が防げるという利点もあります。

節落ちは玉口の欠けなどにつながるので、落ちる前に違和感に気がつくのがベストですが、昼食時に竿を畳むようにすれば、多くの場合は防げると思います。それでも落ちるようであれば、午前1回、午後1回確認する習慣を付けるとよいでしょう。

今回紹介した布はあまり一般的なものではありませんが、メガネ拭きや洗車用のものを転用すれば十分なので、タオルやティッシュを使っている人は、「メガネ売り場」や「カー用品売り場」を探せば、もっとお買い得のものがあると思います。探してみてくださいませ!

by scott1091 | 2011-10-19 20:55 | Technique | Comments(5)

「翔龍竿」オプション穂先(1.4㍉)の最終テスト!

天気予報では土曜は「ザーザー降る雨」で、日曜の午後から天気が回復する由。お出かけは日曜の午後がお勧めとのことですが、当然ながら川に入れる限り週末は出勤です!006.gif

土曜は予報より少し遅れて、朝方から雨が降り始めます。しかし雨はそんなにひどくありませんが、吹き始めた風が台風並み。こんな状況なので、ゆっくり食事をしてから支度をします。竿は「翔龍竿(プロト4)」と、風裏が見つからないときのために「双龍竿」の2本をチョイス。今週からいよいよウエーダーです。

気温はすでに25℃もあるので、カッパはかなり煩わしい感じ。家を出発したのは8時過ぎ。この時点では雨が上がりました。道中見える狩野川には、さすがに釣り人は少なめ。どこでも入れますが、なるべく風が当たらない場所を探します。そして9時過ぎに釣りをスタート。
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しかし竿を出すや否や、土砂降りの雨。風が強いので、唯でさえ落ち葉の流下が多いのに、濁りとともに益々ひどくなります。こうなると鮎が掛かる前に、落ち葉がオトリに引っかかります。特にこの日は紅葉の葉が多く、一度ラインに掛かるとオトリを回収しないと絶対に外れません。008.gif

メタルラインに落ち葉が絡まないようテンションを掛けて釣りますが、すぐに落ち葉が引っかかってオトリが浮いてしまいます。あまりにも状況が悪くなったので、ここでしばし休憩。台風15号で変わってしまったポイントを確認しながら、ゴミの流下が落ち着くのを待ちます。そして食事をしてから、場所を変えて入川したのは13時。雨もすっかり上がって、風も止んで時折青空がのぞきます。

今までは鮎が大きかったこともあり、来季発売される「翔龍竿」のオプション穂先、「1.4㍉ チューブラー」の狩野川でのテストが、延び延びになっていました。しかしここに来て上流域はサイズが落ち、18~20㌢サイズが中心となってきたので、テストをすることにします。
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テストの目的は、①標準穂先「1.6㍉ チューブラー」との感度比較、②掛かったときの掛かり具合の伝達性能、③穂先とのバランス、④抜き調子、そして1.4㍉で狙った⑤オトリの操作性能を確認することです。比較テストなので、先週1.6㍉を使ったところと同じ場所に入りました。水位はこの日の雨で5㌢高くらいです。

時折、日が出ると暑いくらいの陽気なので、カッパは車に置いていきます。条件は午前中よりも格段良くなりましたが、油断すると落ち葉でメタルラインがキンクしてしまいます。この場所は先週はメスが多かったのですが、この日は圧倒的にオスが多い。それでもまだピカピカの鮎なので、オスをオトリにすると次がこないというような状況ではありません。

「征龍竿」を開発してからは、「早瀬 HIGH POWER」より柔らかい竿を使うことはありませんでしたが、「硬中硬 HIGH POWER」は竿をためるのが楽なこと!001.gif
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掛かったら素早く上手を支点に竿尻を突き出せば、しっかりと竿が絞られて掛かり鮎が止まります。この時点で穂先は自分の頭上くらいに位置しているので、その角度を維持しながらゆっくりと竿を立てれば、掛かり鮎がフワッと飛んできます。

こだわった「1.4㍉ チューブラー」穂先も、「プロト3」より格段に良くなりました。「プロト3」の使用状況から、一時は「細径チューブラー穂先」の開発を断念しようと思いましたが、最後までこだわって作ってよかったです。これにて「翔龍竿」の開発テストは全工程終了です。024.gif

さて釣況の方ですが、短時間ながらまずまずのペース。追って掛かってくる鮎、擦り寄って掛かる鮎と半々くらいですが、狙い通りの場所で掛かりました。秋の鮎は動きが早いので、その動きを読まないと効率的に掛けることはできません。狩野川でも産卵に備えて、すでに群れ鮎となっている場所もありますが、私はこの手の鮎とは無縁です。
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秋はトロ場など緩い流れが良い。
秋は瀬で掛かるのはオスばかり。

これは傾向として間違いないでしょう。しかし個別にポイントを選んでいけば、秋も瀬で掛かりますし、荒瀬でメスばかりが掛かることもあります。ポイントごとにオスとメスが混じるのが一般的ですが、どちらかしか掛からない場合は、秋の鮎の動きを読む大きなヒントがあります。

こんな感じで、この日は20尾釣って16時少し前に終了。午後は濡れるような雨は降らず、濁りもほとんどなくなりました。天気予報では、明日の最高気温は27℃に達するとのことなので、今季最後の最高の釣り日和が期待されます。これは明日は爆釣かぁ~!

そして迎えた日曜の朝。007.gif
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何とも無情な・・・。明け方の山間部で降った集中的な雨により、2時間で急激に増水して6時には80㌢高。おまけに予報どおり天気は急速に回復して、最高の釣り行楽日和。半袖短パンでも日が当たる場所にいると暑い。マルパパさんが来られたので、私もオトリ店に顔を出します。

しか~し、目の前の川は「コーヒールンバ♪」。見ていても水位は急速に減水しているのがわかりますが、これでは今日中には濁りが取れません。かつての狩野川であれば、夕方にはほとんど濁りがとれたものですが、ここ数年の狩野川はなかなか濁りが取れません。私は夕方でも褐色系が残る「濃い笹濁り」とみましたが、結果はどうでしょうか?
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所要を済ませてから夕方川の横を通ると、水色は私の予想どおり。水位が10㌢高くらいまで下がったので、流域には50人くらいの釣り人が竿を出していました。この時期は、皆さん気合が違います。

例年、下流域の稲刈りはもう少し先ですが、続く大雨ですっかり稲が倒れてしまいました。まだ葉に緑が残っていますが、稲を縛って立てるだけの労力はないのでしょう。そのまま放置されている田んぼが目立ちます。
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日差しがすっかり秋色となり、柿もまもなく収穫を迎えます。
いよいよ鮎シーズンが残り少なくなってきました。
残念ながら次の週末も、土曜は雨の予報です。007.gif
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by scott1091 | 2011-10-16 18:37 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

これぞ狩野川の天然鮎!

いよいよ連休最終日。いつも三連休の最終日は空いているので、いつもより遅く家を出発します。どこもガラガラかな~、などとのん気にドライブ気分で車を進めると、これまたどこも、人、人、人・・・。私の考えは甘かったようです。008.gif

おまけにクラブの例会なども入っているようで、入る予定だった「松ヶ瀬」は早々に没。鮎の活性を考えて行動していたので、オトリ店に到着したのはすでに9時近く。この連休二日間で確実に垢付きは進んでいるので、まずは上流域を目指します。
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↑やっと完成した「翔龍竿」。2012年リリースされます

しかしこの時間でも、川に日が射している場所は少ない。目星をつけていた場所に入りますが、垢付き具合を見て竿を出さずに撤収。そこから中流域→下流域→大見川と見て行きますが、大見川の目的の場所はなぜか大混雑・・・。団体さんでしょうか?

このまま家に帰ることも考えましたが、この三連休でもっとも気温が高くなる貴重な一日。気を取り直して、再度上流域から下流域まで、頭の中でポイントを絞り込みます。そして決めた場所で竿を出したのは11時過ぎ。軽く食べてから川に入ったので、16時まで昼食抜きで釣ります。
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この場所の垢付きは3割程度。しかし流れに日が射し込んで、いかにも釣れそうな感じです。オトリ缶で長旅した養殖を、まずは膝下くらいの流れで馴染ませます。少し馴染んでから本命ポイントに入れる予定でしたが、すぐに掛かりました。ここから5尾までは入れ掛かり。しかしその後はポツリポツリ。

この日は風もなく、黒いシャツが熱いくらいの日差し。川底は薄っすらと新垢が付き始めており、釣った鮎から出る糞もいつもの茶色ではなく黄色。たまたま良い場所に入ったようで、近くに釣り人が見えません。逆に言えばそれだけ魅力のない場所ですが、台風15号により完全にリセットされたので、今までの実績や経験はあまり意味がありません。
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↑わずかに紅葉が…

その場所を一通り釣ってから、気になっているチャラ瀬に移動します。この場所はいつも掛からないのですが、垢付きは一番良い感じ。しかし要所要所にあった大石がなくなって、本当に変化のない流れになったので、攻めどころがありません。このような場所はオバセが効かないので、ゼロオバセ気味で鮎を泳がせます。

しかしまったく反応がありません。いつもなら早々に見切るのですが、この日はどうしてもこの場所が気になって離れられません。ここで粘っているうちに、今まで釣っていた場所に人が入ってしまったので、いよいよここしかなくなってしまいました。なるべく水深のある場所を選んで引いていましたが、一番浅い場所をトレースしたときに水中で閃光が走りました。001.gif
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↑上流域の垢付きは月曜でもこの程度

盛期を思わせる気持ちよい当たりは、雌雄の見分けがつかないようなピカピカの鮎ばかり。ここから入れ掛かりが始まります。痛恨のバラシが3尾ありましたが、現在の狩野川でもっともベストと思えるハリの在庫がなくなったので、致し方ありません。

この日使った竿は「翔龍竿(プロト)」。前当たりも水中糸の水切れ具合も、手元にしっかり伝わってきます。これがまさに「プロト3」と「プロト4」の違い。また瞬時にハリの掛かり具合がわかるので、「プロト3」よりもバラシが少なくなりました。予想通り台風15号以降は鮎の平均サイズが小さくなったので、特別な場所を除けば「翔龍竿(プロト)」で十分対応できるようになっています。
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「翔龍竿」はともかく軽いので、竿の握りが軽くなる分、音の違いも判別しやすくなるのでしょう。具体的にはラインへの落ち葉の接触や前当たりの違い、根掛かった瞬間の感触などで、これは音の強弱だけではなく、周波数の違いが感じやすいためだと思われます。

この場所を一通り釣り終わる頃に、先ほどの場所に入っていた釣り人がいなくなりました。水深のある場所はまだ垢付きが悪いですが、夕方なら掛かると思って残している場所があるので、そこへ移動します。水深があるのでよくわかりませんが、少なくとも一抱え以上ある石には垢が付いていそうです。
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↑浅い場所は均一に薄らと新垢が…

このような場所は鮎の遊泳層が立体的なので、野鮎とオトリの接触機会が少ないので、掛かるのに時間が掛かります。残りの時間はこの場所で粘ることにします。そしてまずは白泡の切れ目に見える石から攻めます。ポイントのスケールからして、掛かれば間違いなく大きそう。根掛かりしたら回収できないので、最新の注意を払ってオトリをコントロールします。

そして15分後に最高の当たり。水深があるので、掛かり鮎がなかなか浮いてきません。自信のあるハリではないので、身切れに注意しながらゆっくりと浮かせて抜きます。これがこの三日間最高の24㌢♀。最高のオトリが獲れました。これをオトリに、一番シモ側にある落ち込みの前にある石を狙います。
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そしてオトリがその石を横切った瞬間、強烈な当たり。石に巻かれないないよう瞬時に対応した後は、徐々にシモの弛みに誘導してそこで抜きます。これが23.5㌢♀。これ以上の鮎が釣れる石が見当たらないので、これを上がり鮎として気持ちよく竿を畳みます。この日の釣果は28尾。いずれも鮎が若く、オスでも色が変わるものはいませんでした。

これぞ10月の狩野川。
それを可能にするのが、脈々と血をつないできた天然なのです!


しかし前々から書いていますが、今年の鮎の成熟は早いです。いつもよりオスが降りるのが早い感じなので、ひょっとするとこの満月で、最初の群れが産卵するかもしれません。今年は早めに産卵場に紐を張らないと、カワウの餌食になってしまいそうで心配です。008.gif
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↑手前に積み上げているのがメスで、奥に並んでいるのがオス

by scott1091 | 2011-10-10 20:10 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(12)

垢付きのよい下流は解禁日以上の混雑・・・

10月は狩野川が一番混雑する季節。加えて今年は、台風15号によりメジャー河川は興津川以外はほぼ全滅状態。おまけに延期されていた「下野カップ鮎 決勝大会」が興津川で行われることもあって、この三連休の狩野川は、かつてない超~激混みが予想されます。008.gif

台風15号から2週間半が過ぎましたが、この週末の狩野川はどうでしょうか?私は上から下まで、大見川も含めて全て川見しました。私の予想では、上流域に垢が付くのは最低でも3週間はかかると見ておりましたが、まさにそのとおりの結果でした。

土曜の状態を大雑把に書くと、山間の上流域はまだ白川に近い状態。中流域で3~5割程度、下流域が6~7割といった感じです。この中でも川が開けていて、日当たりがよい「松ヶ瀬」と「牧野郷~狩野川公園」はかなり良い感じ。したがってその場所に釣り人も集中しました。特に「牧野郷~城山」は川幅が広いこともあり、解禁日よりはるかに混雑してその光景は圧巻です。
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漁協の「ポスター」や「遊魚のしおり」で古い解禁日の写真を見かけますが、まさにこの風景を使えばよいのにと思うのは私ぐらいでしょうか?牧野郷から松下にかけてのアングルは、遠めに狩野川のシンボル「城山」も入るので、空気の透明度が高ければ良い写真が撮れると思います。

ちなみに今年の解禁日の人出は、漁協の発表では2,200人。これを鵜呑みにすれば、この三連休は中日でも800人程度と思われるので半分以下です。しかしこの800人の大半が中~下流域に集中しているわけなので、やっぱり人の密度が違うのでしょう。

さてまずは土曜から。この日はマルパパさんとflymotoさんが上流域に入川。私は出勤が遅いので、すでにお二人とも竿を出していました。開きの垢付きは2割程度ですが、大石が動かなかった場所は、もう少し垢が付いているのかもしれません。すでに入る場所がないので、私は川見をしながら下流域に移動します。
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この時間ではメジャーなオトリ店周辺は超~激混みなので、普通の人は見過ごしてしまうマイナーポイントに入ります。こんな場所でも、この日はそれなりの人・・・。回りの人はドライやウエーダーなので、ウエットの私は胸まで入って川を切ります。垢付きは6割程度でしょうか?

水が澄んで石に挟まった葦がよく見えるので、根掛かりに注意しながらピンポイントでオトリを泳がせます。そしてすぐに最初に1尾が掛かりますが、これが小さい上に老けたオス。オトリを交換しないで探っていきますが、気温が低くて体が震えて釣りに集中できません。042.gif

着替えたときは暑いくらいだったのに、曇ると超寒~い!車の温度計では、家を出たときは16℃だったので無理もありません。カッパを取りに行くか迷いながら釣りをしていましたが、何とか日が射し始めて震えが止まりました。ここから少しづつ当たりがあります。
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毎年のことですが、この時期になるとハリ合わせに苦労します。これは鮎の皮が硬くなることと、オスが擦り寄ってきて掛かるパターンが多くなるためと思われます。おそらく皆様もこの週末に、目印がきれいに飛んだのに掛からないパターンを体験されたはず。当たりが素晴らしいだけに、落胆も大きいですよね~。

これは擦り寄ってきたオスが、軽くハリに当たって慌てて逃げたケースに起こりやすいと私は考えています。その想定で対策を講じるわけですが、今年は鮎が大きいこともあって、いまだ決定的なハリが見つかっておりません。当然ながらこの時期は口掛かりが多いので取りこぼしもありますが、こちらはハリ合わせというよりも、抜かずに掬うことで対応した方が効果的だと思っています。

こんな当たりに翻弄されながら、午前中の釣果は12尾。マルパパさんに電話すると、まずまずの状況のようなので、私だけ移動することにします。しかしここからはまさにジプシー状態。上から下まで人で一杯で、入る場所がありません。いや正確に表現すれば、一人なら入る場所はありますが、あまり入る気にはならない混み具合です。
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一度、狩野川の上流域まで行ってから、再び下流域まで降りて大見川に行きます。しかし大見川も、台風まではアオノロ(カワシオグサ)が酷くて釣りができなかったこともあり、大見ファンの方々で埋め尽くされています。

もはや混雑嫌いの私に残された道は二つ。マルパパさんやflymotoさんの場所に入れてもらうか、「超ウルトラC」ポイントに入るか。この「超ウルトラC」ポイントに入ったのはもう10年くらい前のこと。遡上時期に水が多ければ天然は上るので、今年は鮎はいるはず。垢付きも水量が少なめなので、早いと見たのですがどうでしょうか?025.gif

もちろん見える範囲に釣り人なし。水量は最高ですが、垢付きは期待したほどではありません。しかし変化に飛んだ瀬があるので、オトリを入れれば掛かってしまいそうな感じです。ヘチの石に泥垢や薄垢の石がありますが、ハミ跡がないのが一抹の不安ですが、逆に数が少なければ、一級ポイントでは掛かりが早いというものです。

そして竿を出した結果は・・・。
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↑竿は「龍星☆竿+PTソリッド」。これくらいでも自分から見ると、竿は満月のように曲がって見えるもの。掛り鮎は25㌢クラスのオス。竿のパワーがもっとも発揮される角度です

ポツポツながら、20㌢サイズばかりが揃いました。釣果は全部で15尾。釣っている間に、遠目の橋から見物人が多いこと。明日は間違いなく誰かが入るでしょう。この日は釣果よりも、場所選定に間違いがなかったことに満足です。釣果は全部で27尾。最大は23㌢止まりでしたが、午後の場所は計ったように同じ20㌢でした。

翌日の日曜は、マルパパさんとご一緒します。flymotoさんはDさんと、いつもの御漁場。竿納めに来たいといっていた他の友人は、前日の混雑具合を聞いて今季は諦めるとのこと。連休中日は前泊の人が多いので、入川時間も早い。マルパパさんをあまりお待たせしないよう少し早く家を出ますが、すでに下流域は車で一杯です。きっとクラブなどの納会なども多いのでしょう。

垢付きの悪い上流域はこの時間であればまだ入れますが、日が射すまでは我慢大会みたいなもの。そこで早くから日が当たる大見川を選択。この日は時間が早いので、前日のような「超ウルトラC」ポイントでなくてもOK!おまけにこの日入った場所は、午前中は知り合いしか来なかったので、広々と釣れました。
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しかしこの場所も垢付きが薄く、また風が強くてかなり苦労します。私の午前中の釣果は12尾。ここでマルパパさんの意向を確認して、場所移動を決断します。ご希望は垢付きの良い場所。こうなると激戦区である下流域に向かうしかありません。

まずはflymotoさんの御漁場に行って、混雑具合と釣況の確認。一人なら入れそうですが、二人となるとflymotoさんやDさんがまったく動けなくなってしまうので、さらに移動します。しかし行く場所行く場所、人、人、人・・・。おそらく今季誰も竿を出していないような場所にも釣り人がいて、前日「超ウルトラC」をやった私でさえ感心してしまいました。

それでも何とか二人入れそうな場所を見つけてから、まずはゆっくり昼食。マルパパさんが朝から膝が痛むということなので、あまり無理はできません。近い場所に入ってもらって、私は50㍍くらい下流からスタートします。この日は朝の気温は車の温度計で18℃。日中は25℃まで上がって、夕方も23℃なのでウエットでも寒くありません。006.gif
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来週から私もウエーダーなので、今季最後となる荒瀬の立ち込みを楽しみました。特に夕方の当たりは盛期を思わせる豪快な当たり。マルパパさんも大きな鮎を抜いているようなので、まずは一安心。午後の釣果は、最大23㌢♂で13尾。この日の釣果は25尾で終了です。

この日は渋滞が懸念されましたが、マルパパさんはスムーズに帰宅できた由。
まずは無事に帰れて何よりでした!

by scott1091 | 2011-10-09 19:58 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

日本酒が美味い季節になりました!

マルパパさんから立派なアマダイとワラサを頂きました!040.gif
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アマダイは身が柔らかいので、刺身で食べる場合には釣った翌日くらいまで。しかしあまりに立派なサイズだったので、届いたのが三日目でしたが昆布締めにトライしました。おろしたときは腕が悪いこともあり、かなり身がボロボロの感じでしたが、昆布締めにしたらしっかりと身が締まって、も~最高です!ワラサの一部も、一緒に昆布締めにしてみました。

そして今宵の酒は、加賀の「獅子の里」。
初めて飲みましたが、この酒美味いです!006.gif

Waraさん、手配ありがとうございました。040.gif
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↑昆布締めは左がアマダイで右がワラサ。アマダイのアラは塩焼きで!

by scott1091 | 2011-10-05 21:27 | Comments(0)

まだ、石垢がついてませんがなぁ~

台風15号の増水から1週間半が過ぎました。まったくの白川という人あり、かなり垢が付いたという人あり。狩野川の状態は「本当はどーなのよ~」と思っている方も多いはずです。私もまったく同じ気持ちなので、自分の目で確かめるため竿を出してきました。039.gif
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浮き石には葦やゴミが…

この日は「松ヶ瀬(雲金橋~宮田橋)」と「城山(大仁橋~神島橋)」で大会が開催されていたので、この場所を除いて、大見川も含めて確認してきました。その結果は、ほとんどの場所がまだ石垢がない白川です。もちろん釣果が出ている「松ヶ瀬」と「牧野郷~松下」は垢付きが早いことで知られていますが、友人の話ではそれでも垢付きはかなり疎らとのことです。

こんな状況なのでこれらの場所に人が集中していますが、どこでも厄介なのがゴミ。気合を入れて流芯を調査しましたが、立っている石にはほぼ100%葦やゴミが引っかかっています。これではオトリを泳がせたり引けば、間違いなく根掛かりするでしょう。せっかくなので少し川を掃除してきましたが、これだけでも死んだオトリを2尾回収したので、川にはすごい数のオトリが沈んでいると思われます。002.gif
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↑最初の鮎が26㌢の♀

今回の台風15号では、予想以上に石が動いています。特に浮石が多かった瀬は、まったく様相が変わっている場所もあります。そのような場所は川にあった石は転がることにより表面が削られ、また陸にあった石が底石になっている場所も多いです。このような状態の石に垢が付くのは、盛期であっても時間が掛かります。ましてやこの時期の太陽光と日照時間では、推して知るべしでしょう。

それとこの2年間伸び放題だった川原の草木が、ほとんど一掃されました。今まで背丈以上あって歩くことができなかった川原は、すっかり流されてどこも見晴らしが良くなっています。そしてこれらの膨大な草木の一部が、底石に引っかかっているわけです。おそらく釣り人が撤去しない限り、今シーズン腐ることはありません。しかもがっちり石に噛んでいるので、ちょっとやそっとじゃ外れないぞ~!008.gif

現在の狩野川は、こんな状況です。
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↑今季最大27.5㌢♂

私は例年10月からウエーダーを履くのですが、日曜はもちろんウエットです。どっちみち浸水するなら、ウエットの方が気持ちよく入れます。次の三連休に釣行を予定している人は、寒くてもウエットにしないとオトリが回収できません。しかし寒くなると体の動きが悪くなるので、絶対に無理は禁物です。特に根掛かりする場所は浮石が多いので、足を挟まれて転んだりすると水圧で起き上がれません。くれぐれも注意してください。

さてこの日最初に入った場所は完全な白川ですが、鮎が増水中に止まることができたと思われる場所を狙います。ここは大きな岩が流れを分けているので、そのシモ側の流れは緩い。しかしそこを釣るためには、かなりきつい瀬に立ち込まなければなりません。
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心持ち黒く見える石もありますが、それが石の色なのか垢付きなのか判断できません。立ち寄ったオトリ店はこの週末は仕入れなかったとのことで、2尾ともオスで1尾は少し色が出ています。この場所ではメスのオトリを使わないとかなり厳しいですが、こればかりは仕方がありません。

すぐに掛かるとは思えないので、オトリを弱らせないように四畳半くらいの場所をゼロオバセ気味で泳がせます。ラインやオトリに鮎が接触する感触があるので、それなりに鮎は溜まっている感じなのでここで粘ります。そして20分後、目の覚めるような当たり。一番黒く見えていた大石には、多少垢が付いていたのでしょう。この四畳半から鮎が出てしまうと流芯に乗ってしまうので、しっかり竿を絞ります。006.gif
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久々の掛かり鮎の感触ですが、思ったよりも大きそう。そして抜けてきたのが26㌢のメス。20分間で根掛かりするような障害物はないのは確認しているので、そのメスをオトリにします。これで少なくともオスは掛かるはず。そしてすぐに掛かりどころの悪い当たり。しっかりハリ立ちさせようと少し間を置きますが、これは残念ながら外れてしまいました。

そして次の当たりは、メスに擦り寄ってくるような感触。この手の当たりは大きいことが多いので、底流れに入れた状態でしっかりカミに引き上げてから竿を立てます。オトリも大きいので、なかなか抜けなかったこの鮎は24センチのオス。このオスをオトリにすると、やっぱり掛かりません。
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泳ぎが悪いのでもう1尾の養殖に変えると、前回よりさらに小さな当たり。オトリが小さいのでこれは余裕と竿を立てると、一気に流芯に乗ってしまいました。白川なので滑ることはないので、走って追いかけます。強引にやるとハリが伸びてしまいそうなので、やんわり抜くと今季最大の27.5㌢のオス。尾鰭の傷は、台風の増水によるものでしょう。

たまたま成熟が進んだ鮎が溜まっていたので、垢がないのに大きな鮎ばかり効率よく釣ることができました。午前3時間の釣果は6尾。午後は新垢が期待できる場所に移動します。まずは凄いゴミなので、昼食前に一通り掃除をします。そしてゆっくり食事してから午後の部開始。
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↑モクズガニ(ずがに)を頂きました!

ここで残り垢がある分流を発見しますが、やはり掛かる鮎が小さい。午前とは比較にならないサイズなので、先ほど掃除した厚い流芯を探ります。ここで狙い通り23㌢のメス。これをオトリにでかいオスを狙いますが、まったく反応がありません。

ある程度探ったところに年配の方が「蟹籠」を上げにきたので、籠を上げるのと入れるのを手伝いをしました。川に入らなくて済んだということで、お礼にモクズガニを3杯頂きました。しかし曳舟に入れておくと鮎が悲惨なことになるので、2時間ばかりで午後の部は終了です。

最終的な釣果は11尾。
根掛かりによるロストや仕掛けのトラブルはゼロ。
使った竿は「征龍竿EM+標準チューブラー」。

増水後の川岸には生活ゴミが沢山見られますが、今回は珍品が!ボロボロなので普通は気付かないものですが、引っかかり具合がまるで・・・。これがあった場所は、サイズが小さいながら「プチ入れ掛かりP」でしたぁ~!003.gif
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by scott1091 | 2011-10-02 20:36 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(10)