女心と秋の空!鮎も一緒か~?

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久々に大きなアユカケを釣りました。
九頭竜ではアラレガコという地方名があります。

九頭竜川ではアラレガコ生息地として、大野市阪谷橋から福井市中角橋までの地域で天然記念物に指定されていますし、環境省レッドリストでは絶滅危惧種に登録されている希少種です。
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狩野川でこのサイズを釣ったのは2回目。今回もオトリにしっかりと歯型が付いていたので、喰いにきたのでしょう。前回も同じように、瀬の止め泳がせで掛かってきました。秋に降河して冬に沿岸の岩礁帯で産卵するので、この時期は荒食いするのでしょう。

もちろんこのアユカケは撮影後にリリース。釣った場所から海まではまだ距離がありますが、子孫を残して寿命を全うできるとよいですね!
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さて、この週末の状況です。土曜は首都圏では雨が降っていたこともあり、釣り人はかなり少なめ。狩野川は朝からすでに雨は上がっており、9時過ぎには時折日が差すくらいに回復。その後は気持ちのよい秋晴れとなりました。emoticon-0100-smile.gif

この日はどこでも入れる状態でしたが、最近入っていない場所を選択。対岸にいつもいるご夫婦に挨拶をしてから釣り始めます。気温が低く水も冷たく感じ、一気に秋になってしまった感じです。鮎も最初のポイントでは掛かりません。そのまま少しづつ探って、秋の鮎が好む流れにオトリを入ると…。
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流れに馴染む前に目印が吹っ飛びますが、すぐにバレてしまいました。さらに同じようなポイントで4尾掛けて3尾獲り込み。思ったよりも良型です。これでオトリを確保できたので、先週まで良かったような流れを中心に攻めて行きますが、思ったように掛からないし、掛かっても小さい。

ここだけの可能性もあるので、先週良かった場所に車で移動して様子を見ますが、掛かる鮎は全て小型。先日の雨で、良型が動いたようです。例年、9月中の雨であればあまり鮎の動きを意識する必要がないのですが、やっぱり今年の鮎は成熟が早そうな印象です。
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↑無残についた歯型。腹側から一気にガブリという感じです

ここで頭をリセットして、先週とはまったく違った場所に移動します。ここでやっとポツポツ釣れるようになります。そしてオトリがよい感じで回り始めたときに、掛かってきたのがアユカケです。しっかり当たりがあったので、小石を釣ったように瀬の中をゆっくり流れていく時点で、アユカケであることがわかりました。これを無事に獲りこんでオトリを回収します。

水深のある瀬では思ったように掛かってこないので、久々にトロ場で泳がせをしてポツポツ追加し、最後は翌日のプロトをテストする場所を下見して終了です。この日の釣果は37尾でした。
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↑この日の15㌢アップは37分の18尾

翌日はやっと上がってきたプロトのテストです。スペックは「急瀬ECO」の弟分的な竿で、長さが8.5㍍。急瀬クラスは引き調子が非常に重要なので、川幅の狭い一本瀬に入ります。この場所は流れの緩いヘチがほとんどないので、足元からオトリを送り出すときの竿のブレ(あばれ)具合を確認するには打ってつけです。

釣りそのものは右岸から竿を出した方が楽ですが、竿のテストが目的なので敢えて左岸から釣ります。足元の流れが強いと、竿が長いとブレてうまくオトリが馴染みませんが、やっぱり50㌢の違いは大きい。足元は9㍍よりはるかに釣りやすいです。
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この日はどこも混雑しており、自由に動ける状態ではありません。しかし前日の下見で、左岸から竿を挿す人はいないので、右岸に人がいても足元で十分にテストできると判断しておりました。プロトはまさに「急瀬ECO」譲りの完全な先調子に仕上がっています。

パワー的には今の狩野川のサイズでは、まったく不足感はありません。竿の角度を維持していると、「ポンッ!」という感じで抜けてきます。午後は日が陰ると急に寒くなり、あまりに寒いのでベストの下にカッパを着ます。
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そしてこの天候の悪化により人が少なくなったので、トロ場の泳がせから段々瀬までくまなく竿を挿してテストを続行します。特に段々瀬みたいにポイントが狭い場所では、やはり9.0㍍の竿よりも8.5㍍の方が精度よく探れますね~。emoticon-0105-wink.gif

条件は違いますが、前日は「急龍竿Ⅱ」と「龍星☆竿」の2本を動員して37尾。この日は、ず~とプロトを使って41尾。竿の感度は異なるものの、短い分操作性でカバーしている印象です。
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現在のプロトは、8.5㍍と7.5㍍のマルチレングス仕様です。この仕様でリリースされるのであれば、小さい川をホームグランドにされている方は重宝しますし、風の強い日なども短い竿が1本あると便利です。

立ち込みができない川や、泳がせによる面の釣りでない限り、竿の長さが50㌢違っても一日の釣果はあまり変わらないのかもしれませんね、実際は!emoticon-0107-sweating.gif
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↑この日の15㌢アップは41分の28尾。下に写っているのが今回テストしたプロト

今回は15㌢以上の鮎を塩焼き用に処理しましたが、糞を絞っていて卵が出る個体が1尾ありました。型は17㌢くらいで、外見は腹が膨らんだ感じではありません。たまたまこの1尾なのか、私が感じている成熟が早いことを裏付けているのか…。いずれ10月の釣りでわかると思います。

by scott1091 | 2010-09-27 20:31 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(10)

久々にイーズグリーン(TALEX)な半日!

鮎釣りでは、雨の日以外は使用しない「イーズグリーン(EG)」。
普段は「トゥルービュースポーツ(TS)」を使っています。
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開けた川は、曇天といえども明るさは山岳渓流とは比べものにならないし、少しでも太陽が出ると、「雑光カット率(TS99%⇔EG90%)」の9%の違いを歴然と感じます。いつも曇りの日に掛けて行って後悔することが多いので、家を出るときに雨が降っているときだけ掛けるようにしています。

そんな使用条件なので鮎シーズンはなかなか出番がありませんが、この日は久々の出番。家を出るくらいから雨が降り始め、天気予報でも終日雨。何時まで竿が出せるかわかりませんが、イーズグリーンを掛けて家を出発します。
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走り始めるとさらに雨がひどくなりますが、トンネルを過ぎて山を越えると狩野川周辺は時折太陽が顔を出します。「トゥルービュースポーツ」にすればよかったかな~と少し後悔しますが、山には雨雲が掛かっているので降り始めるのも時間の問題でしょう。

三連休後の週中の祝日。おまけに天気予報も悪いので、釣り人はほとんどおりません。久々にどこでも入れるので、いつも混雑しているポイントに入川。かなり減水しておりますが、ポイント的にはさほど変化はありません。このエリアも大きい鮎が掛かる場所は決まっているので、そのような場所を中心に探っていきます。
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↑落雷と土砂降りの雨が納まるまで、橋の下でしばし休憩

竿は「征龍竿EM&HPTソリッド」で、ラインはメタル0.07号です。現在の狩野川の水位であればフロロでも十分ですし、サイズ的には0.03~0.05号でもまったく問題ありませんが、逆に0.07号でもまったく不都合を感じないので強度を優先。この仕掛けは付け糸も変えずに神通から使ってます。

この時期になると、飛びつき系の鮎が付く場所がはっきりしてくるので、そんな場所でオトリを獲ってから、時間の掛かる鮎や掛けにくい場所に付いている鮎を拾っていきます。大気の状態が不安定で、ときおり突風とともに大粒の雨。
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そしてまもなくして北の空から雷鳴が聞えてきます。まだまだ距離がありますが、雲が近づいてきたら気をつけなければなりません。そして最初の雷鳴から1時間くらいしてから、東の空が光ります。光ってから雷鳴までの時間が短くなっているので、ここで竿を畳んで、土砂降りの雨を避けるべく橋の下に非難します。

この雨で小さな支流から一気に濁りが入ってきますが、まだ釣りには支障ない状態。落雷が過ぎ去ってから再度竿を出しますが、こんどは凄まじい突風で大量の葉っぱや小枝が流れてきて、ラインに引っかかって釣りどころではなくなってきました。
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濁りもさらにひどくなってきたので、ここで竿を畳みます。この日は4時間で26尾。朝方は着替えると暑いくらいの気温でしたが、雨が降り始めると急激に気温が低下。午後は半袖半ズボンでは震えるくらいの気温となりました。

狩野川周辺も一気に彼岸花が開花し、すっかり秋らしくなってきました。
いよいよ鮎釣りも終盤に突入という感じです!
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↑縦に並べたのがオトリ(16&17㌢)。この日の最大は20㌢で、最小は12㌢

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↑22日に撮影した中秋の名月
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↑大好物の月見団子!

by scott1091 | 2010-09-23 20:20 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(3)

思ったように掛けられなかった週末/九頭竜後遺症かな?

さて一ヶ月ぶりの狩野川です!

川の状態は10㌢近い減水。台風9号により壊滅的な状態となった酒匂川ですが、狩野川は最大でも60㌢程度の増水で、翌日には減水に転じて釣りが可能になりました。

現在も酒匂川は泥濁りが続いており、今季は絶望的な状態です。その影響により、狩野川の主要な場所は、竿一本間隔に近いくらい混雑しています。しかし川で話しかけられる内容は、開口一番「鮎が小さい」、「オトリにならない」と…。確かに鮎釣りも終盤なので、このサイズには困惑するかもしれません。今でも10㌢以下の鮎も掛かってきますから…。

ここ数年の狩野川は、ずっとこんな感じ。この状況について、遡上が多いから鮎が成長しないという方が多いです。確かに、ほぼ完全放流となる大見川特別解禁区では20㌢以上に成長するので、この説は一理あります。しかし平均サイズが年々小さくなっているように感じるのは、私だけでしょうか?今年の前半は十分な水量があったことを考えると、原因はそれだけではないような気がします。
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さて、いつものように8時過ぎにオトリ店に到着すると、すでに見慣れたキャンピングカーが…。そう今や狩野川がホームグラウンドになったマルパパさんです。興津に行くつもりだったそうですが、そのまま通過して狩野川に来られた由。「あんさんも、お好きですなぁ~。」emoticon-0125-mmm.gif

現在の狩野川は、上~中流域はアオノロが結構目立ちます。これから徐々に水温が下がるので、このまま水が出ないとアオノロに泣かされたシーズン初期と同じような状態になるかもしれません。まだ下流域ではさほど気になりませんが、これも時間の問題と思われます。

午前中は一カ月ぶりの狩野川の状況を探るべく、短時間で探っていきますが水深のある場所で思ったように掛かりません。マルパパさんのペースを見ると、同じ場所でじっくり粘った方が掛かるようですが、私はポイントごとの傾向を確認して行きます。
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こんな感じで午前中は16尾。直感的な印象では、例年の10月上旬くらいの感じです。全国的に遡上が遅れて鮎が小さい傾向がありますが、九頭竜で感じた状況と近い感じがします。いずれにしても狩野川には10月一杯入るので、追々今年の猛暑と成熟の相関関係を検証していきましょう。

午後はマルパパさんは、オトリ店の送迎サービスでプチ移動。私は入れる場所を探して車で移動しますが、バスツアーや例会なども多く、入れる場所がありません。もちろん竿一本分と割り切れば入れないこともありませんが、入られた方も気持ちが良くないので、ここは当然遠慮します。

そのままどんどん下流に移動し、やっと入れそうな場所を見つけると、そこにはまたまた見慣れた車が…。その車の主は、これまた狩野川が準ホームグランドになりつつあるヘルニアさんです。車の横にある椅子に干し物が掛かっているので、これはどう見ても前日からのお泊りでしょう。「あんさんも、相当お好きですなぁ~。」emoticon-0125-mmm.gif
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おとり缶を埋けに川に下りると、ヘルニアさんが私の方に移動してきたので手を振りますが、しばし?…状態。私はシューズ、タイツ、上着、ベスト、帽子にいたるまで、狩野川と九頭竜では着るものが違うので、すぐに気が付かなかったのでしょう。emoticon-0102-bigsmile.gif

前日と午前中の様子を聞くと、まずまず掛かるとのこと。比較的川幅のある場所なので、私が対岸に渡ってヘルニアさんと向き合う形で釣ります。ヘルニアさんは「征龍竿EM&PTソリッド」を使用しており、私はシモの瀬落ちを意識して「急龍竿Ⅱ&HPTソリッド」をチョイスします。

時間はすでに14時を回り、この時間でも西日がまぶしく感じる季節になりました。ポイント的にはヘルニアさんのいる右岸の方が広いのですが、日差しがまぶしくて目印が見えにくい。それがお互いわかっているので、釣る場所を分担しながら掛けていきます。そして最後は仕掛けをフロロからメタルに張り替えて、段々瀬を釣って17時ジャストに終了です。午後の釣果はちょうど20尾だったので、この日は36尾でした~。
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初日の釣果は36尾。ダメじゃ~ん!emoticon-0107-sweating.gif

翌日は、前日午後マルパパさんが入った場所に入ります。かなり良いペースで釣れたとのことなので、かなり厳しい状況ではあります。しかし鮎が若かったとのことなので、確認しておかなければなりません。さすがに前日しっかり抜いた場所なので容易には掛かりませんが、立ち位置を変えながら拾っていきます。

ここはマルパパさんの情報通り、私が前日釣った鮎よりも皮が柔らかい。塩焼きにしたら、この鮎の方が美味しそうです。この日は前日よりさらに人が多く、15㍍くらいの間隔を行ったり来たりして午前は16尾。さすがに午後もここで釣る気にはならないので、入る場所がなければそのまま帰るつもりで、川見しながら移動します。
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そして予想どおり、川が見える駐車場に車を止めると、他の釣り人から刺さるような視線を感じます。「こんなに混雑しているのに、まだ入ってくるのかよ~」って感じでしょうか?もちろん気が弱いので、そんな場所には入れません。emoticon-0107-sweating.gifそのままさらに移動して、どんどん下流へ。下流域もオトリ店がある付近は賑わっていますが、その中間にはまったく釣り人がいない区間もあります。

14時過ぎからこんな場所に入って、感じの良い年配の方と200㍍区間を二人占め。掛かってくる鮎はだいたい17㌢前後ですが、チャラ瀬で小気味よく当たるので、九頭竜でやや雑になった引き釣りを矯正して行きます。emoticon-0105-wink.gif
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こんな感じでのどかな風景を楽しみながら、17時のチャイムでもう一人の方と一緒に竿を畳み、しばし初対面ながら楽しい会話。この日の午後は16尾釣って合計32尾。一番最後に釣れた鮎が午後最大の20㌢でしたが、この鮎だけややフケた雄鮎でした。

狩野川の天然は、まだまだ下るような状況ではありません。したがって終盤に賑わう付き場でも若い鮎が掛かります。またここ数年は天然遡上が多いので、釣り人がまったくいない下流域でも底石があればかならず鮎がいます。
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↑二日目の釣果は32尾。もっとダメじゃ~ん!emoticon-0106-crying.gif

このような場所で気をつけることは、人がいない場所は必ずカワウの餌場になっているということ。したがってカワウが潜れる水深では、石色に反して思ったほど掛からないことが多いです。水中を泳ぐカワウはペンギンと見間違うほどの機敏さで、群れで潜られたら鮎といえどもひとたまりもありません。emoticon-0106-crying.gif
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↑狩野川本流では、平均的に大きなサイズを狙って釣ってもこんな感じ。最小が12㌢で最大が21㌢ですが、普通に釣ると10㌢以下も混じります。狩野川釣行を考えている人は、このサイズを覚悟してきて下さい。写真は曳舟内で色が変わってしまったものを除いて29尾です

by scott1091 | 2010-09-19 21:01 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(14)

今季最後の九頭竜です!/九頭竜遠征6回目

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例年だと次ぎの三連休が九頭竜の最終ですが、今年は所用で今週が最後です。相変わらず週末は人が多いので、今回は金曜から現地入りです。水位はほぼ平水ですが、台風による雨の影響によるものか薄い濁りがあります。条件的には良い状況ですが、思ったほど釣り人がおりません。

この日は同行している妻に「龍芯竿」のベンディングカーブを撮影してもらうため、駐車スペースから見晴らしのきく場所に入ります。風は秋を感じる心地よさで、上着が濡れると寒く感じるレベル。周囲には人がおらず、撮影にはとても良い場所ですが、思ったように掛かりません。
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先週と違って全体的に石色が曇っていて、気温が上昇しても先週のように変化がありません。この台風による降水量は僅かではありましたが、この時期の鮎に変化を与えるには十分だったのでしょう。掛かる鮎は前回よりも平均的に大きいですが、雌雄がはっきりしています。

オトリに雌鮎を使うと、大型の雄鮎が擦り寄るような感触で掛かってきます。逆に大型の雄鮎をオトリにすると泳ぎは素晴らしいですが、なかなか次が掛かりません。今年は猛暑続きで、9月になっても気温は盛夏そのもの。鮎も全般的に小型なので、まだまだ盛期が続くような気でおりましたが、鮎の成熟は確実に進んでおります。
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お昼にEgaoさんがお子さんを連れて様子を見に来てくれたので、妻を交えて楽しい昼食です。この日も肌に突き刺さるような日差しですが、日陰にいれば風は涼しく感じます。午後から場所移動を考えましたが、妻の利便性を考えてここで継続することにします。

午後も劇的な好天はありませんでしたが、秋の九頭竜の釣りを満喫するには十分。入れ掛かりはありませんが、ゆっくりとしたリズムで「龍芯竿」の曲がりを確認しながら、掛かりどころによって「九頭竜返し」と「タモ受け」を使い分けていきます。
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↑この竿の曲がりでパワーの60%くらい。この程度でも自分からみると満月のように見えるので、竿を絞りきれない人が多いです

今年の九頭竜では「龍芯竿」は私にはオーバースペックに感じるのですが、折れたという方もいらっしゃるので一概には言えません。「龍芯竿」はプロトも含めて、鮎を掛けて折ったことはないのですが、工業製品なので当たり外れもあるのでしょう。

人の釣りを見ていて少し思い当たることがあるので、ここで整理しておきましょう。

「九頭竜返し」をするほとんどの人が、鮎のバウンドを避けるために自分にもっとも近い場所を通過するときに伸び上がります。鮎が大きかったり、深く立ち込んでこの伸び上がりでカバーできなくなると、マイナス手尻をさらに縮める人が多いですね。
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ではこの返し方の、どこが問題なのでしょう。

この手の返しをする人は、竿を立てた状態に近いため、バウンドする可能性がもっとも高いのは自分の横を通過するときです。したがってこの瞬間に伸び上がるわけですが、この時点では竿が直線に近い状態になっています。特に高弾性でブレが少なく硬い竿だと、その状態が顕著となります。

おそらく「龍芯竿」を使われている人は、「九頭竜返し」は楽だけど、「タモ受け」が難しく感じられる方が多いと思います。これは掛かり鮎が上方に近い角度で「ポンッ!」と抜けたとき、竿が後方にほとんどブレないため、鮎が手前で失速するからです。
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このことからもおわかりの通り、「龍芯竿」は返しのときに自分の横を通過するときは、竿が限りなく直線に近い状態になっています。ではこの状態で急激に竿を突き上げたら、どのような状態になるでしょうか?

これは天井を竿で突くのと同じです。これではパワーのある胴部分がまったく機能しないので、一番弱い1~2番が折れる場合があります。
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ではこのケースを避けるためには、どうしたらよいでしょうか?

その答えは、一連の動作で応力は竿の横方向、すなわち曲げる方向にかけることです。
そのための一つの方法が、「斜(はす)に抜く」ことなのです。

残念ながら写真では、私がどの程度竿を横に傾けているかわかりません。
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しかしご興味のある方は、過去の記事にある「『龍芯竿』開発への道!」にある連続写真をご参照ください。掛かり鮎の水切れ後、早い段階で抜いた鮎の加速が終わっているのがわかると思います。これは斜(はす)に抜いて自分を中心に鮎を回すように返すため、あまり速度をつけなくてもバウンドすることがないからです。またバウンドを恐れて、掛り鮎が横を通過するまで加速しているわけではないので、減速の切り返し動作もコンパクトで済みます。

ご興味のある方は、ぜひ実行してみてください!emoticon-0105-wink.gif
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さて話を今回の釣行に戻しましょう。この日は妻に良いところを見せようと思ったせいか、はたまたカメラを意識して撮影にベストな場所で粘ったせいか、思ったほど掛けられずに終了です。

いつものように「もりいし釣具店」で冷凍のために鮎を処理していると、「今日はいつになく少ないね~」とか、「奥さんが一緒だと緊張するんけぇ~」などと冷やかされてしまいました。この日の釣果は36尾。反省するべき点も多かったですが、尾数以上に楽しい一日でした。emoticon-0100-smile.gif
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翌日の土曜は、先週に引き続き大混雑の九頭竜です。この日はEgaoさんと一緒に釣ります。竿1本分で並びますが、毎週こうなのでだいぶ慣れてきました。前日から比較して15㌢以上の減水。今年は鮎が小さい上に週末は必ず水を絞るので、数では泳がせ釣りの人に分があります。

それがわかっていても、やはり「超硬」ロッドの釣りにこだわるのは、それをするがために九頭竜に行っているからに他なりません。どんな厳しい条件でも、数・型ともに目指すは「竿頭」。それが「TEAM Saogashira」の真骨頂です!emoticon-0116-evilgrin.gif

この日は場所移動がままならないので、小型の鮎も想定して「龍芯竿」より竿先の利く「SLⅡ」をチョイスします。入れ替わり立ち代りで人が入るので、追いの良い鮎を拾うという感じではありません。前日同様に雌のオトリであれば、粘れば次が掛かりますが、雄ではなかなか掛かりません。
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こんな状態ですが、この日は狭い区間を他の釣り人に合わせて上下して、午前中の釣果は19尾です。

昼は対岸にいたヘルニアさんとそのご友人も合流して、いつものとおり楽しい昼食です。天気が下り坂ということもあって、午後は日差しがありません。午前中はウエットの上着を着ていましたが、午後はあまり立ち込むこともないだろうと思って着なかったのが失敗でした~。

最近の九頭竜はお昼に一度上がる人も少ないので、空いている場所にEgaoさんと向き合うかたちで釣り始めます。この場所は浅い所は小型でしたが、そのシモの深瀬は今まで竿が入っていなかったようで、一回り大きなサイズが気持ちよく竿を絞り込みます。
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午後も混雑して思うように移動できませんが、この場所で数を稼いで最後はいつもシーズンを締めくくるポイントに移動します。Egaoさんもそのことがわかっているので、気持ちよくその場所を譲って頂きました。

ここで会心の当たりで気持ちよく1尾。すぐに2尾目が掛かりますが、これは水切れ直前で身切れ。続けてウグイが二連発。そして次ぎの鮎は顔掛かりながら、この日最大でおまけにグラマラスな雌。これをオトリにして納得の上がり鮎を気持ちよく返して、竿を畳みました。午後の釣果はジャスト20尾だったので、この日は合計39尾で終了です。
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今年の九頭竜は鮎の成熟が遅れているとの話ですが、この日の鮎はどう見ても抱卵状態。この日は感謝を込めて釣った鮎は全てEgaoさん家族に進呈し、大きな雌だけその日に食べてもらいました。結果は卵そのものは未熟子ながら、卵巣は腹一杯に成長していたとの報告です。

昨年はシルバーウイークには子持ち鮎がほとんど釣れませんでしたが、今年の九頭竜は例年どおりの感じです。やはり鮎の成熟度は個体の大きさや、気温・水温にあまり影響されることはなく、日照時間の変化が最大の要因という学説を物語っている結果になりそうです。

これにて、私の九頭竜遠征はおしまいの予定(?)です。
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↑奥様とご一緒に、福井名物の「おろし蕎麦」などいかがですか?

今年は試用でありますが、「友釣り専用区」が3箇所設定されました。これにより9月15日の上川のコロガシ解禁以降も、専用区ではコロガシはできません。専用区がコロガシ解禁後も友釣りで賑わい、来年以降も継続されるよう祈念しております。

by scott1091 | 2010-09-11 22:24 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(17)

「もりいし釣具店」を利用される皆様へ

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私も毎回九頭竜で利用している「もりいし釣具店」ですが、以前紹介したとおり、オトリを購入したお客さんには、無料で「泊めおとり(野鮎の預り)」と「鮎の冷凍」サービスを提供しています。

最近はこの情報が口コミでも広がり、利用する方が増えておりますが、それにともなって「泊めおとり」をするための水槽スペースが足りなくなっています。特に週末はお客さんも多く、遅くに戻られた方はお断わりせざるをえない状況が出てきました。
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利用された方はご存知のとおり、各水槽には個別のおとり缶に入れるエアレーションが完備されていますので、オトリサイズであれば、20尾程度入れてもまったく問題ありません。

そこでお願いなのですが、グループで来られている方々は、ぜひ翌日分のオトリだけを一つの缶に寄せて、残りは冷凍するようにして頂きたいと思います。

自分の鮎は一緒にしたくないという心理は理解しますが、一度に全部は食べられませんので、遅かれ早かれ冷凍するのであれば、専用のストッカーで冷凍する方が効率的です。
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私はいつも翌日分のオトリだけを残して、残りは全て冷凍しています。そして最終日に釣りが終わってから取りに行きます。この状態でクーラーに入れて持ち帰れば、6時間くらい経っても解けることはなく、とても新鮮な状態が保たれます。

混雑する週末は、皆様ぜひご協力くださいませ!
よろしくお願い申し上げます。

by scott1091 | 2010-09-02 00:26 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(3)