柳の下に二匹目のドジョウはいたのか?

この週末の潮は「中潮~小潮」で、月齢は「6~7」。潮そのものは小潮ですが、月は小さいながら上がるのが早いので、個人的には好きな潮周りです。

金曜日に釣行した友人の情報では、かなりうねりがある様子。地合いが満潮時間に近いので、波の這い上がりに注意しなければなりません。最新の気象衛星のデーターでは、僅かながら海水温に変化があるようなので、慎重に場所を選定します。

目星をつけた場所は、海水温は15℃台後半とまずまずながら結構なうねり。少し高い場所に釣座を構えますが、ギャフ掛けのときは飛沫を浴びそう。そして明るい内に、まずは一発。
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はい、アオリではなく海水シャワーです。emoticon-0107-sweating.gif

タオルで濡れたウエアーを拭いていると、BB-Xの逆転音。久々にトルクのある「Ziーーーーー」、「Jiーーーーー」、「ジィーーーーー」。竿で訊くとアオリはヤル気満々の感じなので、さっさとヤエンを入れちゃいます。そしてヤエンを送り込んでいる最中に、もう一方の竿から逆転音。こちらもいい感じ!

テトラ際はザッブンざぶん状態なので、タイミングを計るためギャフ掛けに時間が掛かります。そして時間の経過とともにうねりがさらに大きくなって、本日2回目の海水シャワー。海水が冷たく感じないのがありがたい。本日2本目のタオル使用です。emoticon-0102-bigsmile.gif
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この間も順調に当たりが出て、写真なんか撮っている場合じゃない。な~んて思いながらポケットからカメラを出すと、「あれ、電池入ってません?」。画質が悪いけど、ケータイ写真で我慢しましょう。

すっかり暗くなってからは、アジを抱いたアオリは浮きっきり。捕食中のアオリがうねりにあわせて上下するので、ヤエンが海中から出たり入ったり。ヤエンに灯りを付けているので、すっごくエキサイティングです。

一番浮いていたアオリは、灯りがほとんど海中に入ることなく掛かってしまいました。こんな状況ですが、この日一番苦労したのがギャフ掛けです。寄せ過ぎるとテトラに吸い込まれてしまうので、ともかく時間が掛かります。
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いったい何時なんだろうと時計を見ると、まだ1時間しか経っていません。「こりゃ~忙し過ぎるぜー」と思っていると、本日三回目の海水シャワー。これで3本目のタオル使用です。そしてとても楽しい時間を過ごして、まもなくアジが終了というタイミングで、この日最大を予感させる当たりです。

う~んと沖で掛けたので、寄せてくるのに一苦労。うねりに合わせて、「巻く、竿で抑える」を繰り返して足元まで寄せますが、ここからがまたまた一苦労です。何とかギャフ掛けしますが、掛かりどころが悪い。

一度足元に置いて、ギャフを掛けなおそうと思ったら…。
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「あー、アー、あぁーーー」という感じで、スローモーションのように滑り落ちて、ヤエンともどもテトラに吸い込まれていきました。emoticon-0106-crying.gifアオリよりも調整を重ねた「100%ヤエン」を無くしたのが超~痛いです。さっさとヤエンを持てばよかったのに…、反省。emoticon-0101-sadsmile.gif

その後気を取り直して、上がりとなるアオリを2杯追加してこの日は終了です。結果は11当たりで10杯。サイズは1㌔~500㌘で、平均サイズでは今季2番目の成績でした。

そして翌日も懲りずにGoーーー
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友人と前日に近い場所に入りますが、世の中そんなに甘か~ない!一晩にして海水温は14℃台に低下。カメラの準備もばっちりなのに、肝心の当たりがありませ~ん。

結局この日は2当たり2杯で、サイズは400~500㌘。「柳の下に二匹目のドジョウはいない」という、格言どおりの週末でした!

by scott1091 | 2010-02-21 22:52 | アオリスト(Aorist) | Comments(0)

雨の週末、結果はどっちだ!

11日と13日は、あいにく冷たい雨。

雲があるので気象衛星の水温情報が得られませんが、最新の情報では13℃台。
釣船の実測データも13~14℃前半なので、かなり絶望的な状況です。

今週はあきらめて、冬季オリンピックを観戦しようかな~と思いましたが、新月とはいえ大潮なのでやっぱり行きたい。ということで、日中でも一桁台の気温の中、懲りもせずに釣りに行ってきました。
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まずは気象衛星で最後に観測できた水温図から、「暖水舌」の動きを予測します。そしておおよその場所を絞ってから釣場を見て回りますが、どこもほとんど釣り人がいません。これくらい空いていると、逆に入る場所に悩みますね~。emoticon-0100-smile.gif

地合いが満潮時間に近いため、ポイント選定は潮位よりも風向を優先。日が暮れると風が東寄りに回ると読みましたが、はたして当たるでしょうか?

まずはアジ缶の海水を少しづつ入れ替えます。このときに海水温を測定すると14.7℃。少し沖は15℃台であることは間違いなし。やっぱり来てよかった~!emoticon-0105-wink.gif
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潮の流れを見るため、まずは1本だけ竿を出して様子を見ます。そして2本目を投入してまもなく、まずはリリース・サイズ。小型の当たりが続くので、離されるのを覚悟で早めにヤエンを入れていきます。そして待望の地合いになってからはサイズがアップ。

海水温も読みどおり、風も読みどおり、そして潮の流れも読みどお~り。全ての歯車がぴったり噛み合って、楽しい時間を過ごしました~。最後は頭が無くなった喰いかけのアジで、晩酌用のヤリをさくさくっと釣って、早い時間に終了です。emoticon-0131-angel.gif

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この日の釣果は、10当たりで8杯(リリース2杯含む)。最大は900㌘でした。
ヤエンシーズンも残すところ二週。全開でいきますよ~。

by scott1091 | 2010-02-15 22:56 | アオリスト(Aorist) | Comments(0)

国際フィッシングショー2010

今年も横浜で開催されている、「国際フィッシングショー」に行ってきました。

最大の目的は、メジャー各社の鮎竿の新製品を確認すること。事前にカタログは入手しておりましたので、興味のある竿を順番にチェックしてきました。
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混雑しているダイワのブースをパスして、まずはシマノのブースから。「リミテッドプロ FW NZ Light Special」、「リミテッドプロ MI HJ」、「スペシャルトリプルフォース NJ」、そして一番興味があった「リミテッドプロ TF NJ」の振り調子を確認します。
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次はがまかつのブースに移動。興味があるのは「ジオパワー」ですが、一応新製品なので「ファインスペシャルⅢ」を確認。メジャーの20万円以下のカーボン素材で、全塗装となればこんなものでしょう。

そして比較のため、「パワースペシャルⅢ」を振ってから「ジオパワー」へ。さすがに、このカーボン素材の違いは歴然です。「引抜荒瀬90」で比較すれば、「パワースペシャルⅢ」が184,000円に対し、「ジオパワー」は310,000円ですから当然ですよね!
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そして最後はダイワのブースです。一番の売りが「Z90」ということで、2本展示したのは助かります。他の2社に比べて人が多く、ここだけは金曜日といえども「Z90」は順番待ち。まずは人が少ない「スペシャルT」から確認。良くも悪くも大きな変化はありませんが、ダイワのフラッグシップモデルであることは間違いなし。「TH90SR」の追加は、昨年の「スペシャルMT」の「MT-H90SY」同様に評価できます。

次は「銀影競技ST」。「グランドスリム」の競技バージョンを狙って「肉厚胴調子」を継承とのこと。振り調子では、軽量化が図られた分だけトルクを失ったように感じました。そして最後は「Z90」。ま~、元竿が細いこと。「Z90」という竿云々よりも、「Z-SVF」という素材の2011年以降のラインアップ展開に興味ありです。少し先のことですけど!
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今回各社の竿を見てあらためて感じたことですが、素材が同じレベルであれば同じような調子に仕上げれば、同じような自重になるということ。逆もしかりで、最軽量を目指せば同じような調子になるようです。

メーカーによって「Z-SVF」や「スーパーSVF」、「Ultra Muscle Carbon」や「Muscle Carbon」と呼び名は違うものの、素材メーカーが限られているのでほぼ同じレベルなのでしょう。それを裏付けるように、同じような竿を作ると同じようなスペックに集約されています。ダイワとシマノについては塗装の軽量化はほぼ限界なので、これからは益々「テーパーデザイン」と各節の「切りの長さ」、「ジョイント」で、持ち重り感と繊細な調子(味)を競う時代になるのでしょう。
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竿以外のところでは、カタログで気になったのはダイワの曳舟「AT-700SP」。昨年「AT-700」を購入してインプレを書きましたが、どうにもならないのが鮎を投入するときの指の痛さ。今回の「V字両開き」は、それを改善するためのものだと思われます。早々に現物を確認してみましたが、その効果は微妙~。しかし今までの「AT-700」よりは良いようなので、パーツを取り寄せて手持ちの「AT-700」に取り付けてみる予定です。
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それ以外では、バリバスの「メタマックス」でしょうか?ダイワの人気ラインである「メタコンポⅡ」系のラインで、話題のポイントはその価格。オープン価格なので定かではありませんが、15㍍巻きで2千円台前半になるようです。実際に手にとって確認してみましたが、今年使ってみようかな~と思っています。

他にはシマノの「リミテッドプロ・ジオロック」。採用された「Boaレーシングシステム」は鮎釣り業界では目新しいところですが、すでにウインタースポーツでは定評のあるところ。私は、まずはフライのウエーディングシューズで、今季使ってみる予定です。

by scott1091 | 2010-02-12 17:09 | オフ・ネタ | Comments(8)

アオリイカの種類について!

イカは動物分類法では「無脊椎動物」になります。このカテゴリーは簡単に言えば、脊椎がない動物全て。一方「脊椎動物」は、「哺乳類」、「鳥類」、「爬虫類」、「両生類」、「魚類」、「無顎類」と、さほど種類がありません。

これだけでもわかるとおり、「無脊椎動物」はともかく幅が広い。その中でイカは「軟体動物門」に分類され、人間には比較的身近な動物です。日本人がもっとも食べる水産物の第一位はイカ。また地球上で、海洋生物資源としてもっとも量的に豊富なのはイカなのです。

したがってイカは「無脊椎動物」の中では研究が進んでいる分野ではありますが、どちらかというと液晶パネルや、発光体の仕組みなどの応用分野が先行。逆にあまりに身近過ぎて、「動物系統分類学」においてはあまり進んでおりません。

地球レベルでは、人間が利用していない種は沢山いますし、名前さえない種も多いと言われています。もっと言えば、身近で食べているイカでも、遺伝子レベルまで分析すればさらに細分化されると考えられています。その最たる例がアオリイカです。

アオリイカと一括りに呼びますが、日本沿岸に生息する種には、かなり古くから「シロイカ型」と「アカイカ型」があることが認識されていました。そして近年、それに「クアイカ型」が加わり、現在はアオリイカと呼ばれる種は、三つの型に細分化できることがわかっています。

それぞれの特徴を文献(*)から引用すれば、以下のとおりです。

〇シロイカ型
・日本沿岸に広く分布するアオリイカ
・オスは最大で3㌔程度になるが、メスは最大で1.5㌔程度
・太平洋群と日本海群に亜種レベルで分けられる

〇アカイカ型
・沖縄県から長崎県、徳島県、小笠原および伊豆諸島で分布が確認
・シロイカ型に比べて赤の色素胞が多いのが特徴
・全般的に大型化し、最大で5㌔程度になる
・やや沖合に分布する傾向があり、水深20~100㍍程度の海で産卵

〇クアイカ型
・琉球諸島での分布が確認されており、主に珊瑚礁のリーフ内に生息
・体重は成体になっても100㌘程度と小型
・他の二つの型に比べて鰭(エンペラ)も小さく、外套膜(胴体)は全体的に丸味を帯びている

(*)わが国の水産業「あおりいか」 日本水産資源保護協会


さて解説はこの辺で、ここからが本題です。

現在、伊豆半島周辺の海水温は13~14℃台。私が釣りをする陸地と接した場所は、だいたい12~13℃台です。この水温は、もちろんアオリ釣りをするレベル帯ではありません。

本来であれば水温低下とともに、アオリは深場に移動するというのが釣り人の定説。これは水温12~15℃前後が、離接岸の制限要因になるという学説に合致します。

しかしこの週末も、小型ながら釣れています。しかもコロッケサイズが…。水温が急激に低下すると、小型しか釣れないというのは釣り人の定説ではありますけど。

今年は例年よりアオリの平均サイズが小さいですが、この時期にコロッケサイズが連発というのは、友人も過去経験がないとのこと。ましてや15℃以下の海水温で、ヤエンで釣果があるのが不思議と言います。

このような状況から、今釣れているコロッケサイズは、今までのアオリとは違うのではないか?このような疑問が出くるわけです。そして認識されている三つの型に照らし合わせると、これは「クアイカ型」ではないかと言う意見があるようです。

しかしこれについては、私個人もいくつか疑問があります。具体的に列記すると。

<肯定要素>
・釣れるコロッケサイズは、色や形が似ている気がする
・大きさも、ほぼ揃っている
・従来のアオリは、こんな低温では釣れなかったはず(だから「クアイカ型」とも言えない)

<否定要素>
・伊豆半島はもとより、九州や四国も正式に分布が確認されていないのでは?
・もっとも南方系の種なのに、一番低水温に強いとはこれいかに?
・一般的に言われる特徴では、「シロイカ型」のコロッケサイズと明確に判別できない
・コロッケサイズといっても200㌘くらいあるものも
・このサイズで成熟しても、イカの寿命は約一年なので当然
・エルニーニョによる天候不順で、産卵時期が例年よりも遅れたことは想像できる

目下のところ否定要素の方が多いのですが、実際のところはどうなんでしょうか?すでに「クアイカ型」の生息域が本州に広がっているとの説もあるようですが、正確には専門家に同定してもらうしかないのでしょう。

そして個人的に気になっているのは、この時期のコロッケサイズを、成長を望んでリリースしてよいのかという疑問。もし同じ「シロイカ型」だとしても、寿命が1年なので小型サイズの遺伝子を選別していることに。またもし「クアイカ型」となれば、この種を選別して残していることになります。

この観点からすると、秋~12月に釣れるコロッケサイズはリリース。1月以降に釣れるコロッケサイズはキャッチというのが、無難な方法かもしれません。なんとなく、釈然としませんけどね。

ちなみに今週末の釣果は、土曜日が1当たりでボー〇、ヤリ2杯。日曜日が2当たりで1杯、ヤリ1杯でした。海水温は13.7℃と12.8℃。海水で手を洗うとき、冷たいと感じるような状況です。
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by scott1091 | 2010-02-08 19:58 | アオリスト(Aorist) | Comments(2)

最高のヘッドライトを探せ!

夜釣りになることが多いアオリ釣り。
ヘッドライトを忘れたら、釣りになりません。


待機している間や場所の移動時、そしてギャフ掛けするときで求められる明るさが違うので、どうしてもメーンライトとサブライトに分かれたものが重宝します。

ということで、現在所有しているヘッドライトの紹介です。

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①パナソニック BF-280
落して電池ケースの蓋ツメが折れてしまったため、パーツを取り寄せて交換。その間使えなかったため、2個所有しています。パナソニック製品なので高額ですが、明るさは3W強と今ひとつ。

最初に購入したときは、その明るさに感動しましたが、これから紹介する2機種にはまったく及びません。

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②サンジェルマン GENTOS HEAD WARS HW-767H
ホームセンターなどで売られているので、釣用ヘッドライトよりかなり安いです。メーンライトの明るさ、フォーカス機能ともに文句なし。しかしサブライト3灯が1灯づつしか点灯せず、しかも色が「青」、「緑」、「赤」の三つ。

メーンライトの「Lowモード」は待機中は明る過ぎるので、惜しいところです。サブライトの色が違うことで用途が広がるとの解説ですが、個人的には気持ち悪くなるし、1灯ではやや暗過ぎます。

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③冨士灯器 ZEXUS ZX-310
このヘッドライトは前に紹介した「HW-767H」とまったく同じ商品。おそらくこちらが本家で、「HW-767H」がOEM商品と思われます。電池ボックスやライト本体の構造もまったく同じで、操作方法も同じです。

では何が違うかと言いますと、サブライトです。こちらは3灯が同時点灯で、色も3灯全て「白」。現在市販されている中では、「ローガンズ(老眼年齢者)」や「眼鏡使用者」には最適のヘッドライトだと思います。

欲を言えば、サブライトの3灯の点灯が、1灯、2灯、3灯と切り替えられれば最高です。またHW-767Hにはヘルメット用のバンドが付属していますが、こちらはなし。HW-767Hにあるメーンライトやサブライトの点灯モードもないので、どちらがOEM製品なのか悩むところですね~。emoticon-0113-sleepy.gif
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ということで、目下のお気に入りは③の「ZX-310」ですが、注意点を一つ。②、③いずれも同じ電池ボックスが使われていますが、電池ケースの作りがタイトで「eneloop」だとスムーズに入らない場合があります。その場合はケース内を多少削る必要がありますので補足しておきます。

by scott1091 | 2010-02-04 22:08 | アオリスト(Aorist) | Comments(4)