期待したほど当たりなし!

この土曜は月齢11.3の中潮。アオリストとしては非常に期待が高まる潮ですが、時間帯が干潮の潮止まりにかかるのが気になるところ。新作ヤエンの調子を見たいので、明るいうちに当たりがあるとよいのですが、予想に反してアオリの反応がありません。

暗くなってから最初の当たりがありますが、引きから判断して小さそう。いつまでたってもアジの頭を落せそうもないので、さっさとヤエンを投入します。そしてヤエンが到達するくらいに「ふっ」と軽くなって、お決まりのGone。008.gif

次ぎの当たりも同じような感じで連続バラシ。小型のアオリ用に11㌘で仕上げた「跳ね上げ式A-RB Yヤエン(Type1)」ですが、軽すぎて水中での走りが今ひとつ。春まで使っていた「A-RB Yヤエン」13㌘に交換して、まずは1杯ゲットしてボー〇を回避します。
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これでヤエンの到達時間を感覚的に確認し、次ぎの当たりから新しいヤエンのテストを続行します。試行錯誤しながらヤエンを送り込みますが、やっぱりバラシが多い。足場の高さやサイズの問題もありますが、ローラーの水中抵抗を考えるとヤエンを12~13㌘くらいで仕上げた方が仕事が早そうです。

この日はウツボによる被害も多く、結局8当たりで4杯という結果でした。従来のヤエンを使っていればもう少し獲れたと思いますが、本格的なシーズン突入までに「Type1」に目処をつけたいので、当面はテスト優先です。目指すは夢の100%ヤエンですから~。006.gif
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日曜も続けて釣りに行く予定でしたが、「Type2」を作るのに思ったよりも時間が掛かり、今週は一日だけの釣行となりました。完成したヤエンを重くするのは、支点に着脱式のショットを打てば簡単ですが、これでは美しくない!

機能的に優れたものは美しいフォルムをなす

「機能美」の追求もアオリストの宿命ですなぁ。001.gif
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↑掛りどころがイマイチでんがなぁ

by scott1091 | 2009-11-28 19:54 | アオリスト(Aorist) | Comments(4)

アオリスト リターンズ!

今年もついにヤエンの時期になりました。
ということで、これからしばらくはアオリスト(Aorist)編です!

今年のホームグランドの状況は、例年よりもアオリが小さい。そして台風18号による影響で、テトラが崩れたり海底の状況が変わってしまったところがあるとの情報です。本来であれば先週末からスタートする予定でしたが天候に恵まれず、この週末が開幕戦となりました。

ヤエンは釣り本来の楽しみはもちろんヤエンを作る面白さも大きいので、何とか新作を1本持って釣りに行きたいところ。しかし平日はほとんど作業できず、土曜日には間に合いません。この三連休は日曜日に天気が崩れることから、どこも釣り人で一杯です。目的の場所はエギンガーが多くてとても入れる状況ではないので、地合いを逃さないようプチ移動して暗くなる前にスタートします。
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すぐに小型のアオリ独特の当たりがありますが、同行の方のラインに絡んでGone。アジをつけなおして投入すると、同じ竿にすぐに当たりがありますが、小型のためかなかなかヤエンが掛りません。かなり時間をかけてもアジの頭を落とすことができない小型アオリに翻弄されながら、アジと時間を消費していきます。

時間の経過とともに北風が強くなって厳しい状況となり、この日はリールから威勢よくラインを引き出すアオリにはめぐり合えずに終了。写真を撮るようなアオリは釣れず、この日は11当たりで4杯(リリース2杯)で終了です。007.gif
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↑今年も「ヤエン工房」オープン!

翌日は朝早く起きて、昨日の反省を踏まえてかなり仕上がっていた新作ヤエンを完成させます。ヤエンが完成したら、やっぱり試してみたいのが釣り人の心情。夕方から雨との予報ですが、その分釣り場が空いているので個人的には好条件です。潮もけして悪くはありませんし!

この日はどこでも入れる状況でしたが、少しでも大型を求めて足元から水深のあるポイントに決定。メジナ師の邪魔にならないよう、まずは1本だけアジを投入します。しばしメジナ釣りを見学していると、いきなりリールの逆転音。そう待望の「Ziーーー」、「Jiーーーーー」、「ジーーーーーーー」。006.gif
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メジナ師が上がってからは、2本の竿で忙しい状況となります。この日は竿で上げられるサイズはほとんど混じらず、ギャフでの取り込みとなります。久々の夜釣りですが、思った以上に「老眼」が進んでいました。ヨリモドシにラインを通すくらいは問題ないのですが、絡んだラインをほぐすのは大変ですね~。先輩方のご苦労が、よ~くわかりました。008.gif

この日は雨がひどくなる前にアジが終了して、15当たりで11杯(リリース3杯)という結果。次回は新作ヤエンをもう少し調整して、パーフェクト目指して頑張ります!
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by scott1091 | 2009-11-23 00:11 | アオリスト(Aorist) | Comments(5)

2009年鮎シーズンの総括です!

毎年恒例の鮎シーズンの総括です。今年は狩野川の解禁日である、5月23日(土)からシーズンがスタート。竿納めとなった11月8日(日)までの釣行日数は延べ61日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしています。昨年同様、あくまで個人の備忘用なので、詳細についてはご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果です。


総釣果        1,878尾(1,810尾)
釣行日数         61日(59日)
実釣時間        377時間00分(Ave.6時間11分/日)
              (377時間00分(Ave.6時間20分/日))
平均尾数        30.8尾/日(30.7尾/日)
時速釣果         5.0尾/時(4.8尾/時)
最高釣果       9月26日(土)狩野川/59尾
             (5月24日(土)狩野川/72尾)
最低釣果       5月24日(日)狩野川/ 5尾
             (6月21日(土)狩野川/2尾)

<河川別内訳>                    2009年        2008年
狩野川     1,305尾 (68.9%)   42日 (Ave. 31.1尾)   (Ave.29.6尾)
九頭竜川     520尾 (28.2%)   18日 (Ave. 28.9尾)   (Ave.33.1尾)
神通川       53尾(2.9%)     1日(Ave. 53.0尾)     釣行なし
酒匂川        0尾              釣行なし       (Ave.41.0尾)
那珂川        0尾              釣行なし       (Ave.21.0尾)
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退職するまでは更新できないと思っていた昨年の記録を、今年も塗り替えてしまいました。今年は全国的に低調な鮎シーズンでしたが、ホームである狩野川が昨年に引き続き好調だったことが、記録更新の大きな要因です。またエルニーニョによる天候不順で、前半は冷夏に泣かされましたが、増水や垢飛びで土日、祝日で川に入れない日がなかったことも、過去に一度もない経験です。

最低釣果となった5月24日、そして8月2日、10月3日の三日間は、雨により1~3時間の釣りとなっておりますが、シーズンを通して完全に石垢が飛んでしまうことがなかったことも、週末しか釣りができない私には釣果が伸びる大きな要因でした。

ということで、今年も釣行した河川を振り返りたいと思います。
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<狩野川>
シーズン初期の興津川の冷水病発症、そして相模湾に面する河川の遡上不良により、俄然注目されるようになった狩野川。過去にも書いているように、今年が取り立てて良い状況であったとは思いませんが、相対評価は間違いなく高かったと思います。例年ですと他の河川が解禁になる6月以降は人が少なくなりますが、今年は平均的に釣り人が多い印象でした。

そんな感じなので、「狩野川銀座」と呼ばれる人気ポイントが、久々に賑わっておりました。例年、私は上~中流域を満遍なく釣り歩きますが、今年は釣り人が多くて思った場所に入れないことも多かったです。ポイントによる鮎のムラは感じませんでしたが、空いている場所と混雑している場所が偏っていたように思います。
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これは他の河川からの転向者が、同じようなポイントを好む傾向があるのかもしれません。それを裏付けるように、空いている場所ほど地元の常連さんが多かったです。混雑が苦手な私は、極力人の少ない場所を求める結果、毎週同じようなパターンになりやすい傾向がありました。

エルニーニョによる天候不順で、シーズン初期は気温が低く太陽が出ない日が多かったですが、それでも日照時間は全国的には恵まれていました。冷水病の発症もなく、例年どおり初期は放流鮎、中盤以降は天然鮎でシーズン通して楽しめました。
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<九頭竜川>
まさにエルニーニョの天候不順に悩まされたのが北陸地方。前半は度重なる雨で解禁以降は厳しい状況が続きました。神通に比べれば竿を出せる頻度は多かったものの、私のような遠征組はなかなかタイミングが合いません。結果、今年の初釣行は8月9日。九頭竜に通うようになってから、一番遅いタイミングとなりました。

8月中は天候不順が続き、釣行時も濁りや増水があったため勝山漁協管区にも入川しました。遊魚証が別途必要になるのであまりお勧めできませんが、高水のときの勝山はおもしろい釣りができます。
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私の釣果はさほど変りませんでしたが、昨年に比べると鮎はかなり少ない印象でした。鮎が少ない分、尺鮎が連発した2007年の再来と言われましたが、期待したほど鮎が大きくなりませんでした。これは日照不足と冷夏による影響かもしれません。例年よりも鮎の成熟が遅かったのも特筆すべき年でした。
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最大は昨年と同じ28㌢♂。竿は「龍芯竿」のプロトをメーンに使用しましたが、釣果はこの竿の感度に助けられた感じです。通称「1000円高速」はお財布にはやさしかったですが、渋滞を避けるべく最終日は毎回昼上がりとなりました。
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<神通川>
九頭竜まで行くなら、ぜひ行っておきたいのが神通。今年は早くから神通釣行を予定していましたが、解禁後は高水が続いてなかなか実現せず。結局、九頭竜での「龍芯竿」のテストを優先したため、シーズン終了間際の釣行となりました。

今季では遡上量全国一の評判どおり、県外ナンバーの釣り人がいたるところから集結。特に私が行ったシルバーウィークは、全川竿2本間隔くらいの混雑でした。しかし同じ場所でも飽きない程度に掛かるので、地元の方々は大らか。場所移動したときに入る場所に躊躇していたら、気持ちよく入れて頂きました。ありがとうございます!
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天然遡上鮎がベースとなっていることもあり、追いが良くて当たりも最高。混雑していることを除けば、まさに全盛期の米代川を思わせる掛かりっぷりでした。同じ北陸なのに、神通と九頭竜のこの違いは何なんでしょうか?九頭竜に比べて鮎が小さいとか、流れが違うと言う方がいますが、九頭竜も神通くらいの遡上があれば、まったく違ってくると思います。

今季はたった一日しか竿を出せませんでしたが、来季は「龍星☆竿」を持って高水のときに行きたいと思います。第二部(岩牡蠣&富山ブラック)のリベンジもありますし・・・。
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ということで最後になりましたが、今季ご一緒させて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季また元気でお会いできるのを楽しみにしております。お互い健康管理には留意しましょうね!

ではまた!

by scott1091 | 2009-11-10 21:54 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(11)

いよいよ今季の鮎は終わりです!

この週末は天気に恵まれ、先週竿を納めたはずなのに、我慢できず釣りに行った人も多いはず。狩野川は両日とも釣り人で賑わいました。001.gif
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↑日曜日の15時過ぎ。「狩野川銀座」は見える範囲に40人くらいでしょうか

私は無事竿のテストが終了したので、この週末が竿納めとなります。

土曜は家の用事で、川に着いたのが10時半過ぎ。11時過ぎから中流域に入川します。川の石は黒く磨かれ、鮎はまだまだおりますが、時間帯が悪いのかなかなか掛かりません。久々に苦労して、12時にやっとチラシでオスが掛かります。
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この日はメスの養殖でも泳ぎが悪いと掛からないので、掛かったオスをオトリに瀬の中段にある浅い弛みを泳がせます。ここでやっとメスの野鮎を追加してからはポツリポツリ。掛かるメス鮎のお腹がかなり大きくなり、オトリにすると少し黒ずむようになりました。

この日はオトリ店の馴染み客による納会なので、2時過ぎに竿を畳んで15尾。集合場所に集まってから、会場である温泉宿に向かいます。温泉ですっかり温まった後は、恒例の宴会に突入。食べきれないほど用意された食事と、絶対に飲みきれないお酒の差し入れでした~。006.gif
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翌日は7時に朝食を食べて、三々五々釣場に向かいます。私はこの日は釣りをしない予定でしたが、前日の釣りがあまり納得できる内容ではなかったので、竿を出すことにします。納会参加者で入った場所は中流域。この場所は、私は十年ぶりくらいになります。

瀬の感じがまったく変りましたが、対岸にあるテトラは同じ。以前よりもテトラが浮いており、根掛かりが多そうです。手前の浅瀬でオトリを獲るつもりでしたが、なかなか掛からないので、禁断のテトラ際へオトリを誘導します。
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ここでポツポツ追加しますが、最高のメス鮎がテトラに根掛かり。泣く泣く取りに行きますが、深い上にテトラが浮いていてメチャクチャ危険です。何とか回収したオトリには、鼻環周りの仕掛けが4個・・・。これを見ちゃうと、テトラにオトリは入れられません。

午前中までの釣果は11尾。ここで納会は解散として、私は残り何とか9尾を釣るべく、昼食後も同じ瀬に入ります。午前中、他の人が釣っていた場所の限りなくテトラに近い筋で、良い感じで掛かってきます。オスとメスが交互に掛かり、当たりも最高~。盛期に近い瀬の当たりを満喫して、14時過ぎに20尾を達成して竿を納めます。003.gif
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↑最終日の鮎。色が分かるよう光学性能の高いカメラで撮影

前回で竿のテストも終了したので、この日使用したのは「征龍竿+HPTソリッド」。使用感はあらためて、「う~ん、やっぱり良い竿だな~」って感じです。去年、最後の最後までこだわってよかったと、しみじみ思いました。

瀬で掛かる鮎はオスが多かったですが、今週も追星くっきりの黄色い鮎も混じります。黒いオスが掛かるようになると、徐々に気持ちが鮎釣りから離れていくのですが、例年私が鮎釣りをする11月第二週くらいまでは、あまり掛かることがありません。
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↑鮎釣り終了の目安にしている稲が全て刈り取られました

そんな状態なので、天気さえ良ければまだ鮎釣りを楽しめる狩野川ですが、すでに店を閉めたおとり店もあるので、釣行の際はかならずご確認を!下流域のおとり店は、ほとんどは勤労感謝の三連休までは営業していると思います。

ということで、私はこんどの週末からヤエンに移行します。
アオリスト(Aorist)のシーズン到来です。029.gif
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by scott1091 | 2009-11-08 19:49 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(6)

「龍星☆竿90 急瀬HIGH POWER」ついに完成!

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来季リリース予定のフナヤ・オリジナルの新作は、「龍星☆竿90 急瀬HIGH POWER」と「龍芯竿915 超硬EX」の2本。コンセプトに基づいて製作された各「プロト1」は、「龍芯竿」は9本継ぎの方向性が正しいことを確信するレベルに仕上がっていましたが、「龍星☆竿」は明らかに今ひとつ。この時点では、「龍星☆竿」の方が時間が掛かるだろうと予想しておりました。

しかし「プロト2」が上がってくると形勢は逆転。それぐらい「龍星☆竿」の「プロト2」の振り調子が良くなります。逆に「龍芯竿」は振り調子では違いがあまり感じられず、更なる修正プロトの製作も視野に入れて実釣テストを優先します。しかし九頭竜でのあらゆるテストの結果、私の心配は杞憂に終わったことはすでに既報のとおりです。
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一方の「龍星☆竿」は振り調子が極めて良かったことと、テストした方々の評判も良いようなので私は完全にノーマーク。九頭竜でお会いする方々から「龍星☆竿」の質問も多いため、シルバーウィークの一日を神通に割り当てて、9月21日に第一回目のテストを行いました。

そこで痛感したことは、竿は実際に魚を釣ってみないと細かいことは分からないということ。振り調子で不安を感じた「龍芯竿」は「プロト2」で仕上がる一方、振り調子でとても良い感触だった「龍星☆竿」は・・・。実釣では「プロト2」は十分な操作性能も有しているし、胴のパワーもある。事実、神通では楽しい時間を過ごしたけれど、私が期待していたレベルとは・・・。具体的に書くと。
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〇80+65㌧カーボンで得られるべき感度が期待ほどない
〇オトリ操作で感じるファジー感(車で言えばハンドルの遊び)
〇胴のハリは素晴らしくパワーもあるが、そこまで曲がる前に感じる竿のブレと不安定感

フナヤさんは「プロト2」の製品化を前提に受注を開始していたので、このテスト結果はかなり焦りました。翌日早々、フナヤさんに戻って使用感を報告。何とか「プロト2」の素材見直しで対応できないか?連休明けに工場サイドと詰めることになります。
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そして私は自分の感覚に間違いはないか?またその問題点を解決する方法を、狩野川の実釣とベンディングカーブの比較写真で模索し、自分なりにまとめた所見をメールします。それに対する開発責任者からの返事は・・・。

「プロト2」はすでにこれ以上高弾性化できないレベルにあるため、素材の見直しでは対応できない。残された方法は全面改良。工場サイドで設計に再度トライするが、設計責任者は要望に応えられるか自信がないと・・・。
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この時期にして八方塞。正直に言えば、このまま「プロト2」で行けば楽になる、そう思いました。しかしこれではリリースありきで本末転倒。すでに「プロト2」を評価している方々に配慮しなければなりませんが、私は自分が使う竿として、このレベルではどうしても妥協できません。

他の方々の総合的な評価。そして何よりもプロト数が増えれば開発費が嵩むので、「プロト3」を作るかの判断は、開発責任者に委ねます。そして出された結論。それは「プロト3」の製作に着手すると・・・。
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昨年の「征龍竿」は「プロト2」のテストが10月11~12日、「プロト3」のテストが11月8~9日だったことを思えば、最悪「龍星☆竿」は「プロト4」まで行ける。後は11月まで狩野川で釣りができるかが一番のポイント。台風18号は本州直撃ルートですが、この時期であれば被害がでないくらいの増水であれば問題なし。

ましてや石垢が完全に飛ばないくらいの雨であれば、10月中はフルに竿のテストができる。この状況を受けて、設計書にGOサインが出されてからは、工場の迅速な対応で「プロト3」が10月9日には到着します。そして10日からテストを開始。
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↑「最終プロト」と「急龍竿」の比較<100㌘>

竿の能力をフルに引き出し、それを正しく評価できる使い手がはたしてどれくらいいるのか?これは販売する立場では極めて重要なポイントですが、「征龍竿」が高く評価されたのも事実。そして何よりも自分自身が満足できる竿が欲しい。原点に戻って、自分の理想とする竿を探求します。

「プロト3」は設計責任者の意図したとおり、私が理想とする調子に仕上がっておりました。しかし「プロト2」の胴のパワーを残したため、全体のバランスからパワー的に2ランクくらい上のレベル。超高弾性カーボンの効果もあって、振り調子はまさにビンビン、シャキーン。「急瀬 HIGH POWER」としては、「こりゃ~硬すぎるぜ~」という感じですが、実釣テストをすると意外に振り調子で感じるほど竿が跳ねないしバレも少ない。
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↑「最終プロト」と「急龍竿」の比較<100㌘>

「プロト3」は硬さを度外視すれば、かなり私の理想に近い竿となっておりますが、フナヤ・オリジナルの「龍シリーズ」としての硬度調整をしなければなりません。「プロト2」と「プロト3」の明確な違いは、「プロト3」がより先短設計で2~4番の径が太くなっていること。穂先の安定を考えると先短設計は変えられないので、1~3番の修正プロトに着手します。

従来のテーパーで素材を見直したものと、新たにマンドレル(芯金)を作ってテーパーを見直した「Aタイプ」と「Bタイプ」。「プロト3」の1~3番を含めると、全部で10通りの組み合わせが存在します。しかし実釣で全ての組み合わせをテストすることはできないので、開発責任者が先行して絞り込んでくれた3パターンをテスト。
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↑「最終プロト」と「急龍竿」の比較<150㌘>

このテストでやっと「龍星☆竿」の製品化に目処がつきます。こうなると出口が見えており、また今年の狩野川は10月中は確実に釣果が期待できる状況なので、最後にどうしても試しておきたい修正プロトの製作を開発責任者に懇願します。そして完成したのが「Cタイプ」。

最終的にどのパターンを採用したかは、組み合わせが複雑なので省略しますが、「龍星☆竿」は修正パーツまで含めると「プロト6」で、やっと完成です。なお一連のテストは、「標準穂先」と「PTソリッド」で0.05~0.07号のメタルラインで行っております。実釣記録に記載の通り、神通などで初期から使う場合は「PTソリッド」の併用をお勧めします。
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↑「最終プロト」と「急龍竿」の比較<150㌘>

一時はどうなることかと悩まされた「龍星☆竿」の開発。しかし開発責任者の熱意と、それに応えてくれた設計責任者。そしてフナヤさんを支えるスタッフや友人、工場の方々のご協力により、何とかこの日を迎えることができました。関係者の皆様に御礼申し上げます。

ということで、やっと「龍星☆竿」の「プロト」を見て頂ける状態になりました。今回は開発責任者と私で、リアルタイムで打ち合わせができるよう、プロトを2本作っております。したがって今後は1本は店頭用に、もう1本はご依頼があれば送って見て頂けるようになります。

竿は自分の好みと感性が重要ですので、ぜひ実際に手にとってご確認くださいませ。「征龍竿」同様、極めて完成度の高いレベルに仕上がっておりますので。くれぐれも「急瀬 HIGH POWER」の「HIGH POWER」をお見逃しなく!


実釣記録①(proto2)「標準穂先」
実釣記録②(proto2)「標準穂先」
実釣記録③(proto2)「標準穂先」
実釣記録④(proto3)「標準穂先」
実釣記録⑤(proto4~5)「標準穂先」
実釣記録⑥(proto6)「標準穂先」
実釣記録⑦(最終プロト)「PTソリッド」
実釣記録⑧(最終プロト)「PTソリッド」


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↑参考までに「proto2」と「急龍竿」の比較。上が100㌘で下が150㌘。バットに対して2~3番が弱いのがご理解頂けると思います

by scott1091 | 2009-11-05 17:14 | フナヤオリジナル | Comments(3)

この秋一番の寒さ!「龍星竿(PTソリッド)最終テスト」

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天気予報どおり、東京では「木枯らし1号」が吹いた文化の日。当地も最低気温が6℃で、日中は秋晴れながら最高気温15℃。冬型の気圧配置が強まって、大陸から寒気が流入したのが急激な気温低下の原因ですが、この気温は11月下旬から12月上旬並の寒さに該当する由。

ということは、この日の寒さが我慢できれば、12月にも竿が出せるということですね!川の水温が違いますけど・・・。皆さんもご一緒にいかがですか?037.gif
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さてこんな陽気ながら、「龍星竿」の最終テストに行ってきました。朝方の冷え込みで空気がメチャクチャ冷たいですが、日差しの暖かさがありがたいです。気温低下により空気の透明度も増し、見慣れた風景でもついついシャッターを切っちゃいますね!

こないだの週末で竿を納めた人が多いようで、この日の狩野川はガ~ラガラ。特に上~中流部には数人しかいないような状況でした。私は気温が上がる9時半過ぎに中流域に入川しますが、今まで真っ黒だった石にハミ跡が目立つようになったので、先日の雨でだいぶ鮎が下がった感じです。
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狙いどおり3尾まで入れ掛かりするも、その後はまったく続きません。鮎はまだまだ見えますが、今までのようには掛かりませんね~。さんざ苦労して12時までに何とか7尾。昼食後はもう少し下流域に移動します。

午後は時折太陽が雲に隠れて、風が身を切るように冷たい。カッパをベストの下に着ていないととても耐えられません。この時期は流芯のキワやチャラに分がありますが、「龍星竿+PTソリッド」の最終テストのため、あえて流れの厚い流芯のみを曳いて、オトリの追従性と穂先の安定感を確認します。
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ポイント的にオスが多いですが、鮎がまだ若いので良い感じで掛かってきますね~。太陽が出ている間にメス混じりでぽつぽつ追加し、雲で完全に日が陰るまでに15尾。あまりの寒さに、早めに撤収しました。この日の釣果は全部で22尾。やっぱり急激な気温変化は厳しいです。008.gif

この日のテストで、「龍星竿」のテストは全工程終了です。一時はどうなることかと思いましたが、「征龍竿」同様、最高のチームワークで極めて完成度の高い竿に仕上がりました。近々、「龍星☆竿」の記事をまとめますので、ご興味のある方はそちらもご覧くださいませ。006.gif
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私はこんどの土曜で鮎釣りは終わりの予定です。
日曜は、部屋の模様替え(鮎→ヤエン)をしなければなりませんからね!

by scott1091 | 2009-11-03 20:24 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

サイズが落ちました!「龍星竿(PTソリッド)第七回テスト」

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↑純正の穂先と「PTソリッド」の比較。「PTソリッド」の方が11㌢長いですが、コミ代が違うので継いだ状態では9.5㌢長くなります。「征龍竿」、「急龍竿」用は、径が合わないのでご注意を!

この週末は、今季最後と思われる釣り日和。日曜は午後から天気が崩れるとの予報なので、土曜は釣り人で賑わいました。例年、狩野川はだいたい11月を境にして、釣れる鮎がサイズダウンします。これは私が追い気のある若い鮎を求めて、終盤も上~中流域に留まることも影響していますが、大なり小なり下流域でも同じような傾向があります。

したがって狩野川をホームグランドにしていると、11月まで竿を出す人は最後に使った仕掛けやハリが、翌年の解禁日にそのまま使えるようなイメージとなります。この傾向が分かっているので、「龍星竿」のテストを10月で目処をつけ、11月は「PTソリッド」との相性を確認する計画でおりました。006.gif
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↑追星くっきりで追い気満々

ということで、この週末は「龍星竿+PTソリッド」のテストをしてきました。入った場所は先週良かった中流域。ご一緒したマルパパさんに先週のベストポイントを譲って、私は少し上流からスタートします。鮎が掛かるかは別ですが、どこも川の石はピカピカ状態です。

比較的掛かりの早い、水深の浅い早瀬からスタートしますが、竿の感度を確認する前に掛かってしまいました~。001.gifこんな調子で5尾までは入れ掛かりです。その後は水深のある緩い流れをじっくり攻めて、ぽつぽつ追加するレベル。鮎が小ぶりなので当たりも小さいですが、「PTソリッド」はそんな小さい音も拾ってくれます。特に顔掛かりの場合でも、すぐに分かるのがよいですね!
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この日は流芯ではほとんど反応がなく、平瀬の飛び石でよく掛かりました。午前中の釣果は25尾。周りに釣り人も増えてきたので、昼から移動することにします。しかしこんな陽気ですから、どこも釣り人で一杯。いつも空いている場所も解禁日以上に混雑しているので、今年は初めて入る場所に移動して昼食とします。

この時期になると15時過ぎると追いが極端に悪くなるので、午後は2時間弱の勝負となります。午前中で掛かる傾向が分かっているので、そんな場所からスタート。3尾までは入れ掛かりとなりますが、その後はやっぱりスローダウン。ほとんど波立ちのない平瀬は、しつこく攻めて掛けても底バレが多い。
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そこで最後は荒瀬の大石を重点的に攻めて、この日としては型の良い鮎を掛けて気分すっきり!午後の釣果は10尾だったので、この日は35尾で終了です。鮎が小さく、かつ掛かりが悪いだけに、「PTソリッド」に助けられる一日でした。

翌日は天気が崩れるのが遅れて、午前中は晴れ間がのぞく天気。しかし強い風に悩まされます。この日はマルパパさんを案内して、中流域の激戦区へ。時期的に平瀬やチャラ瀬を釣る人が多いので、私は空いている急瀬に入りました。
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↑「プロト」のテスト銀座?

5尾くらいまでは良いペースで掛かりますが、そこからはスローダウン。川全体がほれぼれするような石色ですが、この時期は水深のある場所では思ったように掛けられません。風で竿を煽られながら、「PTソリッド」の長所を生かして誘いを掛けます。

もちろんこの時期はメスのオトリの方が良いですが、瀬ではオスのオトリの方が泳ぐので雌雄をあまり気にする必要はありません。今週は、体表にザラつきを感じるオスも混じるようになりましたが、曳舟で黒くなってしまうような鮎はいませんでした。
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午前中あまり掛からなかったので昼からの移動も考えましたが、午後から天気が崩れるので昼食後も同じ場所で釣ります。午後はさらに渋くなって、曳舟の鮎がなかなか増えません。15時ジャストに竿を畳んで、この日の釣果は23尾。狩野川もかなり厳しくなってきました。008.gif
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↑ススキの穂がすっかり開きました

by scott1091 | 2009-11-01 20:39 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)