「グランドスラム」を目指して九頭竜へ!その結果は?

  尺鮎ラッシュに沸く今年の九頭竜。地元の方たちも口を揃えて、こんな九頭竜は過去一度もないと・・・。 富士川は台風9号の影響により、友釣りで尺を狙うには絶望的な状況なので、今季狙うなら私の行動範囲では九頭竜しかありません。しかし一番良い週はロンピンでカジキ釣り。次の第三週は、半年前からお願いされていた大会で那珂川へ。残されているのは9月の第四週しかないのです。
f0103126_8583083.jpg

↑掛かりました。竿の曲がりが8月とはぜんぜん違います

  私の記録によれば、九頭竜は友釣りで大型が狙えるのは遅くても9月の第三週まで。昨年は第三週(16~17日)が九頭竜釣行の最後で、数は出たもののすでに型は落ちていました。ましてや9月の第四週・・・。8月にお会いした坂東鮎塾・塾長の「今年はユリも鮎もちょうど1カ月遅れくらいや」という言葉と、Egaoさんから聴いている先週末に釣った鮎の成熟度。そして連日続く残暑と、9月に大水が出ていない状況に望みを託します。

  ということで、今回は好釣果をもたらす妻にカメラマンとして同行してもらい、一路九頭竜に向かいました。まずはおとり店で金曜日の情報を仕入れてから最近の水況を確認。その後コロが入りやすい場所や、コロ仕掛けが根掛かりしやすい場所をEgaoさんに詳しく確認してから中島に入川します。
f0103126_23325044.jpg

  いつものとおりすぐに掛かりますが、慎重に返すもバレてしまいました。その後しばらく鮎から応答なし。しかし掛かるパターンを探っていくうちに、徐々にペースにのります。掛かる鮎はオスが多いですが、まだ若いのでそれなりにおとりが廻ります。経験的にここら辺では毎年大きな鮎が着く場所で待望の大鮎をゲット。しかし最近鮎を見ていないので、サイズの見当がつきません。経験的に「尺かな~」と思う場合は尺ないので、そのままおとりにして本命の底流れが速い「捲くれポイント」に送り出します(この鮎は29㌢でした)。しか~し、当然ながら全然泳がないし底にも入りません。(笑)
f0103126_8281735.jpg

  このポイントを釣るため、再び瀬肩からおとり獲りです。先ほど29㌢が出た石の反対側でまたまた掛かったあと動かない大物の当たり。体制を整えてから鮎を底流れから引き剥がしに掛かると、一気に流芯に乗って掛かり鮎がシモに下がります。腰を入れて強気で竿の角度を維持し、おとりが水から切れるのをひたすら待ちます。おとりが水から出てからチャンスをうかがって、少し掛かり鮎を落としながら波頭を利用して一気に九頭竜返し。鮎が大きいので中ハリスでも掴むと切れる可能性があるので、竿が立った状態で引き抜いてタモ受け。痩せていますが先ほどよりも大きいようなので、おとりにしないでそのまま曳舟へ。

  おとりを確保しているので、再度本命ポイントを狙いますがまったく反応がありません。12時になったので川から上がり、様子を見に来たEgaoさんを交えて楽しい昼食。午前中の釣果は15尾。大きさの目安を確認するため、メジャーで釣った鮎を測定すると、おとりにしなかった鮎が29.5㌢。一度おとりにした鮎が29.0㌢です。これで中島でも十分尺が狙えると確信。午後も違う場所を広く探ってから、夕方再び本命ポイントに移動します。しか~し、またまた反応がありません。川から上がる前に瀬肩でおとり用にメス鮎を稼いで、明日に望みを託します。この日の釣果は27尾でした。
f0103126_8402270.jpg

↑午後の釣果。一番左の鮎は綺麗な海産鮎

  翌日(9月23日)は今回2番目に目星をつけている北島橋カミの岩盤瀬からさらにカミの敷板まで。前回かなりのサイズまで釣れており、昨年も9月に実績があるポイントです。水位は土曜日よりもさらに下がって、どこでも入れるような状況です。天気も良く日差しも真夏を思わせる感じなので、どこも釣り人で一杯。今日もEgaoさんは体調不良で川に入れません。妻と一緒にビデオ撮影してくれるとのことですが・・・。しか~し、ここぜんぜん釣れません。

  午前中何とか7尾を釣って、そのうち2尾はビデオ撮影に成功するも尺は出そうもありません。午後から飯島を見に行きますが、本命の堰堤カミと三番瀬の瀬尻は人が多くては入れそうにありません。少し体調が回復したEgaoさんも午後から川に入るということなので、最後のポイントは昨日に引き続いて中島に決定。おとりは十分あるので、一緒に川を切って狙いの場所にダイレクトに入りました。

  しかし昨日攻めていないその場所は、Egaoさんの三連発のみ。他の場所は昨日も入っているので、釣れる鮎が一回り小さくなりました。夕方の地合待ちでおとりをつなぎながら、そのときを待ちます。16時過ぎに一度本命ポイントに竿を挿しますが、やっぱり反応なし。昨日よりも水が落ちて状況は良くありません。通常であれば17時に川から上がるのですが、今日はEgaoさんの都合で17時半まで釣る予定です。二人ともやや中だるみのなか、まず私が大きなメスのおとりで小さな銀ピカのオスを釣ります。そうこうしていると返すように17時過ぎ、Egaoさんが瀬肩で綺麗なメスをゲット。あの場所ならおとりが変われば17時半まで入れ掛かりとなりそうなので、私は腹を決めて本命ポイントで最後まで釣ることにします。

  仕掛けを確認してから、おとりを流れに馴染ませて狙いの波に鮎を引き上げると・・・。次の瞬間、竿先が大きくガンガンと二回叩かれるように引き込まれたあと、まったく動かなくなりました。足場を確認してから体制を整えて竿を絞りますが全然動きません。さらに竿を絞って底流れから剥がすと掛かり鮎は一気に流芯に乗ってシモに下がります。このままではのされてしまうので、自分の真下の流れの緩いすじに強引に鮎を誘導すると、すんなり寄ってきます。このまま引き抜いてしまおうと竿を一気に絞ると、何とすごいトルクで反対側の深い流芯にじわじわと潜っていきました。こうなるともう上がってきません。

  右手が痺れてきたので一度竿尻を腰に当て、左手で竿を絞ったまま右手を開放。何度か右手を振ってから竿を持ち直し、さらに竿を絞って底流に張り付いた鮎を表面の流れまで持ち上げます。このサイズでは中ハリスを直接持つのは不安なので、竿の角度が完全に立つまで寄せてから持ち上げるように引き抜いてタモ受けしました。タモに入った鮎の状態を確認してから、ハリを外さずに曳船を陸における場所まで移動。そこでハリを外して慎重に曳船に入れます。

  私はこれで納竿。Egaoさんが竿を畳むのを待って、車に戻ってからおとり缶に移してサイズを計測。最後の最後でこの二日ずっと狙っていた本命ポイントで尺達成です。
f0103126_8222878.jpg

↑腹の傷は他の人のもの。反対側にも大きな掛かり傷がありましたが、剥製は片面で標準は左向きなのでラッキーでしたね!

  後から振り返ると、一部始終を見ていたEgaoさんはかなり滑稽なシーンを目撃したのではと思います。今後酒の肴になりそうで怖いですね!右岸側の流芯に潜られたのを見て、「もう獲れないだろうと思った!」なんて言ってたし・・・。(怒)

  今回の好転スパイラルを整理すると、以下のような感じです。いずれにしてもEgaoさんの関与なくしては釣れなかったですね!心から御礼申し上げます。この日の釣果は16尾でした。

①朝おとり店で、Egaoさんが地元名手に尺鮎が狙える場所を確認。そこに私の本命ポイントに近い場所があった
②飯島が混んでいて、午後からそこに移動することに
③Egaoさんの予定で17時半までは釣りをすることに 
④時間を見ようと時計を探すと、ベルトに着けた時計がない。時間がわからないと落ち着いて釣りができないので、移動してきた場所を探すと川底で時計を発見。ここでツキを感じた
⑤17時少し前に手ごろな大きさで、よく泳ぐ銀ピカ鮎をゲット
⑥Egaoさんが17時10分に瀬肩でメス鮎をゲット。入れ掛かりが期待されるので、対岸にいる私は17時半までは川切りできない状況に・・・
⑦必然的に残されたポイントは、昨日からまったく釣れていない本命ポイントのみ・・・
⑧最高の背掛かりで掛かりも深かった。しかもおとりが小さい
⑨少し前に、付糸と中ハリスを交換していた
⑩精神的に最後まで冷静かつ強気だった(と思う・・・)

f0103126_23373299.jpg

↑二日目に利用した「平尾ペンション」。この時期は宿泊客の半分以上が鮎釣りで、おとりを活ける生簀もありました。今回は夕食は利用しませんでしたが、朝食はペンションならでのメニューで美味しかったですよ!一泊朝食付で¥7,000/人でした
f0103126_1771183.jpg

↑秋の味覚、新米。コシヒカリの原産が福井なのはあまり知られていないところ。玄米の状態で購入し、少しづつ精米して食べるのがポイントです

by scott1091 | 2007-09-25 23:46 | フナヤオリジナル | Comments(4)

塩抜きがてら、渓流へ!

f0103126_20592490.jpg

  どこの川も白川(石垢が完全に飛んだ状態)なので、久々に渓流に行ってきました。しかし、台風9号によるものかわかりませんが、川の状態はかなり深刻です。春9寸以上がいた淵はことごとく砂で埋まっていました。
f0103126_213691.jpg

  本日の最大は8寸止まり。魚の数も全体的に少ない感じです。今年のように尺が揃うまでには、少なくとも2年はかかりそうです。秋に再会できることを楽しみにしていた魚が沢山いたので、今回はかなり寂しい釣行でした。今後7寸クラスの成長に期待したいところです。
f0103126_2182327.jpg

f0103126_218423.jpg

by scott1091 | 2007-09-17 21:08 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

ロンピン、セイルフィッシュ・ツアー(Sailfish on Fly・・・)

f0103126_2228088.jpg

↑ロンピン名物のマーリンがお出迎え。このサイズを釣れば、ワールドレコード間違いなしというようなサイズです

  9月7日~12日の日程で、マレーシア(Malaysia)のクアラ・ロンピン(Kuara Rompin)に釣り(Sightseeing?)に行ってきました。メンバーは東京からハーミット隊9人、大阪からドラッグフリー隊4人、旅行代理店であるフリーライドアングラーズから柏木さんの合計14人です。
f0103126_22381182.jpg

  ロンピンはセイルフィッシュは完全なキャッチ&リリースが励行されるようになり、ここ数年世界的にも注目されつつある釣り場で、新たな観光事業としてマレーシア政府も後押ししています。
  識者の話では、ロンピンはセイルフィッシュ漁場としてはかなり古くから知られていたようですが、近年ルアーフィッシング・スポットとしてブレイク。特に2006年はセイルフィッシュが池の鯉状態くらい密度が高かったこともあり、このツアーのボートが予約されたのはほぼ1年前となります。
 例年ですと7~10月にかけてセイルフィッシュがこの海域に集まり、一番密度が高くなるのが9月と言われております。そしてトップシーズンである9月で、一番潮が良いのが我々の週なのです。(ちなみに2008年9月の週末はすでに予約一杯の状況です。)
f0103126_22391082.jpg

  今回予約した船は全部で6隻。ルアーが3人で残りが全てフライ。フライに必要なティージング・タックルは、全てフリーライドアングラーズの柏木さんが持ち込んでくださいました。

  本来であればここからセイルフィッシュのフライフィッシングについて延々と記載したいところなのですが、結論から言えば私はフライでのキャッチはもとより、ティーザーへの明確なチェイスもなかったので書けません。(泣・・・)

  このままこの遠征は忘却のかなたへ・・・(笑)、ということもできませんので、これからロンピンに行かれる方のために、今回の旅行(釣行)記を記載しましょう。参考になれば幸甚です。
f0103126_02129.jpg


  台風9号により前日帰宅できたのは、すでに曜日が変わった時間。出発時間になってもまだ台風の暴風圏内にあり、一時は成田行きを断念するような状況でしたが、始発電車が80分遅れで徐行運転を開始したことにより、何とか成田空港に到着。飛行機は意外にも定刻より1時間遅れ程度で日本を出発しました。

  マレーシアと日本の時差は-1時間。フライト時間は気流により変わりますが、おおよそ7時間程度です。クアラルンプール(Kuala Lumpur)で別便の大阪隊と合流し、ロンピンまでバスで移動です。途中のドライブインで夕食を済ませてから夜の道路を爆走。クアラルンプールからロンピンまで、陸路で約5時間の長旅です。バスのあまりに強引な追い越しに、「邦人マレーシアでバス事故」の新聞見出しが頭をよぎります。(笑)
f0103126_22301134.jpg

↑今回は人数が多いので大型バス。人数が少ない場合は普通のワゴン車が使われます。内装も豪華でクーラーも寒いくらい。ワゴン車を覚悟していたのでとても快適でした

  途中トイレ休憩を挟んで、今回宿泊するRBR(Rompin Beach Resort)に到着したのは午前3時少し前。すでに現地エージェントが待機していて、ミネラルウオーターを配布後、二人一室で各部屋に案内されます。(眠々・・・)
f0103126_22442788.jpg

f0103126_22304916.jpg

↑このようなコテージが敷地内に点在。我々が使用した部屋は一棟に8部屋。バスタブはありませんがシャワーがありお湯も出ます。ベットは小さめですが、二人で過ごすには十分なスペースです 

  日々の日程は7時15分から朝食。8時に用意をして車に集合し、10分ほどの小さな港に移動して各ボートに乗り込みます。出船時間はだいたい9時過ぎ。ボートのエンジンの大きさにより異なりますが、釣り場までは1時間弱かかります。港の海はマッディですが、釣り場はブルーウォーター。水深は概ね20㍍前後で、もともとあった漁礁にポリタンクを浮子(あば)にして椰子の葉などを沈めて作った人口漁礁がメーン漁場となります。
f0103126_22424472.jpg

↑出船前の風景。船の性能もまちまちですが、それ以上にスキッパーの釣りに対する興味や理解が大きく異なります。セイルフィッシュのフリージャンプに気がつかない人や、港の入り方をメイトに聞いているにわかスキッパーもいたりして・・・

  今年は餌釣りであれば、全船ここに集結するような感じです。広い海にボートが集まる景観は、放流直後の芦ノ湖のワンドを彷彿させます。今回ティージングで他に二つほど同じような漁礁のある場所に行きましたが、メーン漁場よりはいずれも規模が小さく魚も少ない感じでした。 

  ロンピンでの基本スタイルは餌釣りです。まずサビキでアジ、コノシロ、アマダイに似た小魚を獲り、スピニングタックルに小型のナス型錘をつけて生餌を泳がせて待ちます。サビキ、餌釣りいずれもメーン漁場で行え、また餌釣り中はアンカーしたり、人工漁礁のポリタンクに船が繋がれるので、セイルとのファイトで追いかける以外はエンジンを使用することがありません。

  このようなスタイルなので、ティージングで一日引き倒すのをすごく嫌がります。初日はメーン漁場でポッパーで寄せて釣るスタイルを提案されました。しかしまったく反応がなく、ルアーチームもワンバイトのみだったので二日目からフライチームはティージングを開始。しかしスキッパーを説得して、途中休憩が入るものの一日引き倒せたのは3隻のみ。内1隻は私のボートですが、最後は燃料切れを理由に早上がりです。(怒)

  私の語学力ではかなり怪しいところですが、最終日になってその理由がおぼろげながら見えてきました。現地エージェントからスキッパーに支払われる金額は、チャーター・フィーと燃油代に分けられているようで、燃油代がRM(リンギット)300/日。邦貨に換算して約¥9,000です。マレーシアでのガソリン代がどの程度かわかりませんが、この燃油代の設定が最低でも午前または午後のどちらかで、エンジンを止めて餌釣りをするのが前提になっているようです。

  このシステムですと、エンジンを止めている時間が長ければ長いほど燃油代が浮いてくるわけです。現地レートを尊重しなければなりませんが、最初からこのシステムを理解していれば、一日気持ち良くティーザーを引き倒してもらえるなら、追加の燃油代くらい個人的に負担してもよかったと思いますね!もっとも昨年ぐらいセイルフィッシュがいればキャスティングでも狙えるようなので、このような悩みは無用と思われます。

  釣りはだいたい16時から16時半くらいまで。港には遅くても17時台には戻る感じです。夕食は今回はRBR内で食べることはなく、車で10分程の場所にある中華料理屋を2店利用しました。いずれもマレーシア料理のように甘くなく、日本人好みの味付けです。今回は人数も多かったこともあり、ビールと食事で一人RM35~30(¥1,000)程度。ビールが高いので、食事だけならかなり割安です。

  またロンピンでの生活はかなり快適。最後にドライブインで飲んだアイスコーヒーの氷で、空港につくなりトイレに直行という方もいらっしゃいましたが、それ以外はデング熱等の被害もありませんでした(←虫除けは必携です)。繁華街にはセブンイレブンやケンタッキーフライドチキン、スーパーなどもあります。
f0103126_22562218.jpg

  多くのボートはスキッパーしか乗っていませんので、ティージングは自分達で行います。したがってフライの場合は、最低二人は乗船しなければなりません。スキッパーは手段に関係なく釣らせることが「お客様の幸せ」と考えているので、チェイスが1時間もないと餌釣りへのスイッチを強力に勧めてきます。

  今回は釣りは三日間でしたが、日を追うごとに釣況は悪化。初日以外はサビキ釣りも低調で、セイルフィッシュが好む魚種・サイズのベイトを確保するのにも苦労するような状況でした。あまりに状況が悪いので最終日はティージングを断念し、同乗の方と同じクラスティペットで取り込み時間を競うことで餌釣りに徹するも、なんと二人ともまさかのノー・バイト。にわか「ロンピン・カップ」も幻となりました・・・。
f0103126_22324162.jpg

↑メーン漁場で浮き釣り(Balloon Fishing)するボート。浮きは普通の風船で、ラインが強い力で引かれると風船が外れるように取り付けます。使用するフックはオーナー製のネムリバリ。リクエストでフライタックルでの餌釣りも可能ですが、フライラインの抵抗でPE直結よりも食い込みが悪いようです

 現地エージェントの話では、今年はセイルフィッシュの密度が一ヶ月遅れくらいで、4年前が同じような感じだったそうです。今年の9月中旬から10月までの釣況が気になるところですが、シンガポールの代理店を使った友人の情報では、もともと9月が一番状況が良いというわけではないという話もあります。いずれにしましてもインフラ、情報ともにまだまだ未開拓で、今後の可能性を秘めた釣り場と言えるでしょう。確かな情報ではありませんが、今回利用した港もマレーシア政府の後押しの一環で作り変える予定があるようです。

  近年海外からの釣り人の増加にともないボートも増えているようで、スキッパーの力量はすでにかなり格差があります。餌釣りの場合は、最低限他のボートについて人口漁礁まで行ければ釣りになります。しかしフリージャンパーを狙ったりティージングするとなると、スキッパーの力量が釣果を大きく左右することになります。今後コスタリカ・スタイルを熟知した多くのアングラーがロンピンを訪れ、それに興味を持って勉強するスキッパーやメイトが出てくると楽しみなのですが・・・。それにはモチベーションを上げるためにも、フライ専用で請け負うボートを差別化する必要があるのかもしれませんね。

  この遠征は、私にとって初めてのセイルフィッシュへの挑戦でした。まだまだロンピンでフライはメジャーではなく、スキッパーやメイト任せでコスタリカ・スタイルの釣りはできないので、一人で行けばティージングさえ体験することもできなかったと思います。その意味では明確なチェイスはないものの、コスタリカ・スタイルをロンピンで体験できたことは有意義だったと思います。今回同乗して色々とレクチャー頂いた、ビリー教授、柏木さん、そしてご一緒させて頂いた皆々様、ありがとうございました。
f0103126_2313549.jpg

↑最終日の釣りを終えて。すでにリベンジに向けた熱き思いが・・・

  ということで今回の遠征は残念な結果となりましたが、「いつか必ずフライでセイルフィッシュを釣ってやる~(炎)」という思いが日に日に強くなっております(←完全に病気)。ビックゲームの経験が長い友人から、あまり熱くなると「いくら金があっても足りない」と助言を受けましたが・・・。今回の費用の2倍払ってコスタリカに行くか、再度ロンピンでリベンジするか、悩みは尽きませんね!(笑)

  え!さらにイスラホルボッシュのターポンですか?そんなことしたら、家庭が崩壊しますって!(笑)

  取りあえずこの項は、これで了としましょう。
f0103126_8493833.jpg

↑この先に夢の魚が・・・。餌とはいえ、フライタックルでのやり取りはとても勉強になります。自分のノットやシステムが試される最高の機会。いつかフライでこのシーンを実現したいですね
f0103126_8543747.jpg

f0103126_8551465.jpg

f0103126_22344516.jpg

↑RBRにあるプール。マレーシアはイスラム教徒の国なので、子供達も着衣で利用。週末は子供で一杯ですが、平日は釣りのあと軽くクーリング
f0103126_2236396.jpg

f0103126_22363172.jpg

f0103126_22365946.jpg

今回夕食で利用した中華料理の店。親子で店をやっていて、繁華街にある店(下段)がお父さん。息子さんの店(上・中段)は、少し人里離れた河口に面した場所にあります。いずれも日本人好みの味付けでビールも飲めます
f0103126_22352065.jpg

↑いつでも投げられるように、移動中もフライラインは出しておきます。ティージング中はずっと仁王立ち状態(笑)

by scott1091 | 2007-09-13 23:03 | フライ・ルアー / 海 | Comments(2)

9月に向けた準備⑭ 最終回

  フライに使用するマテリアル探しや、ノットの練習から始まったこのシリーズ。いよいよ最終回です。全て手探りの中、先人達からアドバイスを受けられる環境にいた私は恵まれていたと思います。このシリーズはそんな過程を記載しました。今後同じ釣りを目指すご同輩の一助になれば幸甚です。

  思い起こせば友人のツアーに申し込んだのが昨年末。仕事はもとより釣りも同じ領域から外れることがなくなりつつある年代。新しい世界に挑戦するなら今しかないと思ったのも、やはりそのような年代なのかもしれません。

  部屋にはソルト用の作業机が入り、机の上にはマテリアルや巨大フック、ラインが所狭しと並んでいます。たった一回のツアーに参加するだけなら、フライを含めた道具一式を専門店にフル・オーダーした方が安かったでしょう。結果的に自分の最良を求めて、不要なものも沢山買ってしまいました。
f0103126_151337.jpg

↑今回ベンチ入りしたフライ。最後は我が家の子供達と同じく、夏休みの宿題を徹夜で終わらせた感じです。量産したポッパーは、先日のスイミングテストでストリーマーとしても十分能力を発揮することを確認。その秘密はスカートの材質とその中に・・・(笑)。直前に材料が入手できたので、レニーウォラーポッパーも追加しました

  これらの道具は鮎釣りをしている限り、今後日本で使用する機会はほとんどないでしょう。しかしこの準備のために費やしてきた時間、そして知識の習得は金銭で計ることができないくらい有意義なものでした。(来年の春、しっかりコスタリカに行ってたりして・・・(笑))

  ロンピンでセイルフィッシュが釣れるのが最高の結果です。しかしもし釣れなくても、この半年間とても楽しかった。一度熱中すると、とことんやりたい性格。いつもサポートしてくれる妻に心から感謝しながら、ロンピンに行ってきます!(←成田空港に行けて、かつ飛行機が飛べばですけど・・・。今日は台風9号の影響で電車が動かず、少し前に帰宅です)

  帰国は12日(水)の予定です。
f0103126_14279.jpg

↑ツアー会社からの案内では、手荷物は20㎏まで。こんなに少ないと自重のあるスーツケースは使えません。急遽リーダー・ストレッチャーが入る、ダッフルバックを購入。ロッドケースと合わせて、体重計では16㎏。少し絞りすぎたかな・・・(笑)

by scott1091 | 2007-09-07 01:06 | フライ・ルアー / 海 | Comments(3)

9月に向けた準備⑬ 「フライをキャストする」編

f0103126_2136568.jpg

  自分がミスなく投げられる距離を把握しておくためにも、これだけはどうしても外せません。またマテリアルのフックへの絡み具合も確認しておかなければならないので、やはり実際に海で投げてみなければなりません。

  使用する予定のシステムにフライを装着。先日「ハーミット10周年記念パーティー」会場の一画で開催された「ロンピン・ミーティング」で、東氏から投げられる目安を聞いているので、私ではその3分の2くらいが限界です。
f0103126_21352613.jpg

↑写真にフライが写るくらいの大きさです(笑)

  ロンピンは魚が多く、キャスティングでも狙えるチャンスがあるとのことですが、実際に投げられる距離を考えると、ティージングで射程距離まで寄せてもらえるかが、この釣りの最重要ポイントです。

  コスタリカのようにボートに専門のメイトがおらず、ティージングも自分達でやるようなので、スイッチ・ベイトでフライが届かずというパターンが十分に想定されます。

  いまさらキャスティングを練習する時間はないので、スイッチ・ベイトの距離的なタイミングを掴むことと、トラブルが少ない投げ方を確認することに力点を置きます。それにしてもフライが風を切る音。ある意味で、フライという釣り方の限界を感じますね!(笑)
f0103126_21372385.jpg

↑フライのスイミング・テスト。マテリアルのフックへの絡み具合を確認するには、やはり海水でなくてはなりません

by scott1091 | 2007-09-05 21:34 | フライ・ルアー / 海 | Comments(3)

9月に向けた準備⑫ 「システムの強度をテストする」編

  最初に申し上げておきましょう。強度テストのためにフライロッドで徐々に負荷を掛けても、フライロッドでは20lb.のクラス・ティペットは切れません。今回使用したロッドは13番ですが、フライロッドの硬さはこの程度。切れるくらいガチガチでは、フライラインでキャスティングできませんからね!最終的には根掛かりしたフライを切る感じで、リールで強度テストをしました。

 実際の釣りで糸が切れるパターンは、急激な走りやテーリングによるもの。フライラインの水中での抵抗が一番のポイントなのでしょう。今までの経験では、芦ノ湖や海外でこのパターンでティペットが切れるのを体験しております。ティペットの太さがぜんぜん違うものの、フライラインの太さもぜんぜん違うので同じような感覚で切れるものと考えています。

 急激な走りに備えるドラッグ調整。テーリングでクラス・ティペットにフライラインの抵抗がフルに掛かるのを防ぐ、「ボーイング」テクニックなどなど。実際の釣りではやらなければならないことが沢山ありますが、準備段階でできることはここまで。本当はシイラ釣りに行ければよかったのですが、鮎釣りが忙しくて・・・。(笑)
f0103126_2131551.jpg

↑このようなテストでは確実に竿が折れます

by scott1091 | 2007-09-04 21:30 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けた準備⑪ 「フライを巻く」編

  フライを巻くというよりも、夏休みの自由工作という方が正しいような感じですかね!

 使用するマテリアルは水切れがよくフックに絡まないことを最優先。セイルフィッシュでは、フッキングできるかが一番重要なポイントとのことなので、現場でフックが交換できるよう、全てチューブ・フライとしました。

 先人達の話を総合すると、セイルフィッシュ・フライのキーワードは、「ボリューム(存在感)があり軽いフライ」ということなので、それに準じたパターンとなります。しかしこれで実際どのくらい投げられるか、一抹の不安を感じますね!(笑)

  フックはタンデムとなりますが、使用方法にはIGFA規定があります。ルールでは「第一フック」と「第二フック」の「アイ」の間隔を6インチ(15.24㌢)以上離してはならず、かつ「第二フック」がフライのマテリアル内に完全に収まっていなければなりません。
f0103126_21291191.jpg

  写真はヘッド部分を量産しているところ。今回は1隻に三人乗るので、リーダー・ストレッチャーに収納できる24本程度で十分と思われます。

by scott1091 | 2007-09-03 21:29 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けた準備⑩ 「リーダーを作る」編

  練習を重ねてきたビミニツイストの強度がやっと安定してきたので、いよいよリーダーの作成に入ります。IGFA規格ではクラス・ティペット16lb.がもっともメジャーですが、私はフッキングしたら確実に1尾獲りたいので、IGFA規定上もっともヘビーなクラス・ティペット20lb.対応としました。

 クラス・ティペットとショック・リーダーには、それぞれ長さや強度にルールがありますので、順にご説明します。

 まずはクラス・ティペットから。長さは「15インチ(38.10㌢)以上」と下限が規定され、前述のとおりクラス別に強度に制限があります。対象となる区間はビミニツイストが始まる前、すなわちシングル・ストランド部分の長さが15インチ以上必要となります。長さの上限規定はありませんが、キャスティングなどを考慮して、40~60㌢くらいに設定するのが一般的なようです。

  次にショック・リーダーですが、こちらは長さ「12インチ(30.48㌢)以下」と上限が規定され、材質や強度についての制限はありません。対象となる区間はフックのアイから、クラス・ティペットのシングルストランドが始まるところまで。すなわちクラス・ティペットのビミニツイスト部分やショック・リーダーとクラス・ティペットの結合部分もショック・リーダーの一部とみなされるので注意が必要です。

  バット・リーダーについては、長さや強度についての規定はありません。キャスティングを考慮して、80~150㌢くらいに設定するのが一般的なようです。

  これらの長さの規定に基づいて、私はショック・リーダー/100lb.(Length:ルール上限)、クラス・ティペット/20lb.(L:50㌢)、バット・リーダー/80lb.(L:100㌢)をベースに用意しております。
f0103126_21184993.jpg

↑ショックリーダーは100lb.。太いのでスマートに仕上げるにはノットに工夫が必要です

by scott1091 | 2007-09-02 21:06 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)