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まさに花冷えの週末でした!

朝の寒さもすっかり緩み、体も春モードに切り替わりつつある今日この頃。しかしこの週末はまさに花冷え。大阪の友人は金曜仕事が終わってから花見に繰り出したけど、あまりの寒さにすぐに店に入ってしまったとか。この寒さで染井吉野の花が長持ちしましたが、夜桜を見るには少しばかり辛い気温となりました。

予報では日曜の天気は不安定なので、標高の高い場所は土曜に片付けます。日差しは強いですが、腕まくりをすると身を切るような寒風。先週の最低気温は10℃以上でしたが、この日は5℃前後と冬に逆戻り。まだ残雪が残る斜面を、スリップしないように注意しながら登ります。
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ここ数年寒い時期は右膝の調子があまりよくないので、こんな釣りをいつまで続けられるでしょうか?気力・体力ともに残り5年くらいが限界かな~と思っています。このスタイルになって早20年くらい。色々と工夫を重ねて、必要最小限の装備で入渓するようになりました。

これは「軽量化による行動力」が「最大の安全」という私の理念に基づいたものですが、お守りとなる装備は外さないので念のため!ティムコが最近そんなスタイルのための「minimalist」、「airista」なるブランドを展開していますが、もう20年前からやってるもんね~。我々の見た目はおしゃれじゃないけどー。
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「airista」の「ウェットウェーディングゲーター」は取り外しを優先してベルクロを使っているようですが、フィット感や流れでのバタつきを考えると、鮎タイツを膝上でカットしたものが一番でしょう。思ったほどずり落ちませんし、膝上部分を折り返すとしっかり固定されて膝のサポーターにもなります。

もっとも最近は「ウェーディングゲーター」も装備から外してしまいました。これこそが究極のミニマリスト・スタイルですが、良い子は真似をしないように。それぞれのフィールドで装備が変わってくるのは当たり前のことですものね!でも共通して削れるのは釣具でっせ~!
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話がそれてしまったので元に戻しましょう。今シーズンは実質4月からの稼働なので、入っていない渓流ばかり。そんな中から選んだのは比較的釣り人の多い沢。これはキープ派に釣られる前に魚に学習してもらおうという、ささやかな抵抗です。自分が放流できないエリアの魚はキープしない。少しでも共感してリリースして頂けると嬉しいです。

今年は水量が多いのでフライへの反応が気になるところですが、巻き返し以外はほぼ100%がサイトゲーム。定位している水深が深いので、「フライを視認」→「浮き上がり」→「フライを捕食」の時間、すなわちドリフトの距離を上手く取れれば反応はまずまず。
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水量があるので、7寸クラスでも「G2 723」がよく曲がります。膝が本調子ではないので早めに切り上げるつもりでしたが、終わってみれば残業すれすれ…。この時間になると朝よりさらに冷え込み、これから降るであろう雨が雪になりそうな気温でした。

翌日は朝早く起きて、隣接する駐車場の枝打ちをします。駐車場の持ち主に相談しましたが、斜面で切れないのでやってもらえないかとのこと。自分のベランダから車が見えなくなったことと、栗の木なので落ちた花房がボンネットの隙間に入るとなかなか取れません。また毬栗や落ち葉が吹き溜まりに残ります。
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そんなこともあって、これ以上大きくなると高所作業車が必要となるので早めに対応することに。駐車場に空きがあれば場所を変更してもらうのですが、目下のところ満車状態。夜半からの雨で下草が濡れているので、足場を固めながら林業用の高枝鋸を使います。諭吉が3枚の代物ですが、サクサク切れてこれなくしてはできない作業です。

打った枝がかなりの量になったので、妻に手伝ってもらって空き地に運びます。これで気になっていた最後のDIYが終了し、朝ごはんを食べてからお山へGO~。しかし前日の雨は標高の高いところは雪。しかもめまぐるしく変わる空模様が、半端ではない大気の不安定さを物語っています。
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「山」と「磯」で体験する雷は身の危険をひしひしと感じるので、この日は潔く撤退。久々に里川を散策しながら、お気に入りのアマゴの沢へ!しかし積雪による倒木で、ほとんど投げられないまま空がゴロゴロ鳴りだしました。そして撤収を開始して車の少し手前で雹。車内で雷をやり過ごし、場所移動して外に出るとびっくりするくらい寒~い。

天気の回復を待っていろいろ見て回りますが、ライズはおろか羽化した虫を狙う野鳥もまったく見つけられず。写真に収めるようなサイズは釣れないまま半日が終わってしまいました。最後に余談ですが先日報告した観測ポイントの稚鮎。1尾のカワウに見つかってしまい、毎朝捕食されて姿が見えなくなってしまいました。
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石を投げて追い払いたいのですが、変質者扱いされそうでできませんよね~。カワウはそれがわかっているのか、石を投げるふりでは逃げなくなりました。この川に鮎が遡上していることなど普通の人は知る由もありませんから、野鳥に向かって石を投げたら通報されかねません。住みにくい世の中になったものです。emoticon-0107-sweating.gif

by scott1091 | 2014-04-06 21:14 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

「晴れのち雨」で天気は下り坂!

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昨年鮎釣りで竿を納めてから公私ともに多忙な日々を送って4カ月。週末のDIYは人によっては楽しみの一つなのかもしれませんが、いついつまでに終わらさなければならないというノルマがあるので、釣りに行く気になりませんでした。友人の釣果報告を聞いても心騒ぐこともなく、「このまま釣りを止めちゃうかも!」と思った友人も多いはず。

4月1日のエイプリルフールに乗じて「釣りを止めることになりました」、なぁ~んて記事をアップしている方もいらっしゃいますが、私のブログで釣況を見なければ心安らかな日々を送れる。そんなことをのたまわく友人が少なからずいるのも事実でしょう。でも煽ってもらわないと刺激がないというのが本音なんでしょうけどね~!emoticon-0105-wink.gif
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今年は1カ月遅れの渓流解禁となりましたが、谷の景色はまさに3月解禁そのもの。しかし気温はすっかり4月ですし、里では染井吉野も開花して春爛漫の様相。この4カ月は週末以外は休めなかったので、そろそろ平日釣行を企てたいところです。当初は金曜から三連休にするつもりでしたが、天気が荒れ模様の予報。それでは雨が降る前にということで、週中に行ってきました。

だいぶ老眼が進んで、谷では「トゥルービュースポーツ」では手元が怪しくなってきました。あまり頑張りすぎると、今度は遠くのピントが合うまでに時間がかかります。もともと近眼なのでメガネをずらせば15㌢くらいまで見えますが、努力すれば老眼の進行も遅くなるのでしょうかね~。
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この日は雨が降り始める前に撤収を完了し、明るいうちにベランダでバドタイム。前日には恒例となった夜桜を妻と楽しみ、日常が例年のペースに戻りつつある今日この頃です。3月24日に観測ポイントに鮎が遡上してきましたが、数が少ないのが気になるところ。まもなく風薫る季節がやってきます!emoticon-0100-smile.gif
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by scott1091 | 2014-04-02 20:10 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)

遅ればせながら2014年渓流解禁です!

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この週末の東京は、いよいよ染井吉野が満開!例年だと谷のヤマメも活性が上がってくる頃なので楽しみな季節。しかし私が釣りに行かないせいか、友人たちの釣欲も低迷状態で情報がありません。天気が何とか持ちそうな土曜はDIYとなったので、低気圧の通過で荒れる予報の日曜に初陣となりました。

あまりに雨がひどいようなら年券を購入して帰ってくるつもりでしたが、それほどの雨脚でもないのでアプローチポイントへGO~。車内ではっ水が効いたゴアテックスのカッパで完全武装し、シューズの紐を結んで気を引き締めます。 そしていよいよ今季初の釣りへ出発。
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アプローチの段階から水位には留意し、行く手を阻む残雪の緩み具合を確認しながら遡行します。里の桜は開花しているのですっかり雪が融けていると思っていましたが、「とんでもはっぷん」で3月解禁時点でもこれだけ雪が多い年はほとんど記憶にありません。

高度を上げているので増水しても谷が開けている場所は問題ありませんが、部分的にあるV字帯がいやらしい…。滝を巻くためには右岸、左岸と切り返しますが、滝の前後は谷幅が狭いもの。まさに「行きはよいよい帰りは恐い」で、滝を降りるために渡渉したら流されてナメで立てないまま…、なんてことにもなりかねません。
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しかも雨で滑るヘツリは迫力満点で、「おれ、初日からなんでこんな沢選んじゃったのよ~」と思っても後の祭りというもの。最悪は尾根に突き上げるエスケープルートがありますが、しばらく使っていないので「道迷い」のリスクを排除できません。今日の装備にGPSを加えなかったのが悔やまれます。

心の余裕がなくなると危険なので、時間だけは確保しておかなければなりません。増水しなくても、切り上げ時間を決めて竿を出します。でも帰りのことが心配で、釣りに集中できないんだな~、これが!水量が多いので魚は浮いているものへの関心は低いですが、久々のサイトフィッシング。魚が見える間は問題ないので、そのまま遡行します。
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そして釣りに集中できるようになってきた頃、水色が変化してきました。遡行しているので水位が変化しているように感じませんが、下流はすでに水位が上がっているはずです。ここで道具を片付けてザイルを出します。そして降下を開始。まだ透明度のある褐色系の濁りなので、底石が確認できます。

行きには水がなかった場所でもシャワークライムダウン。行きは恐怖感が先行していましたが、徐々に感が戻ってきました。二つの難所をクリアーして、いよいよ最後の関門。滝の落ち口まで距離がないので、流されたらお終い。対岸もすり鉢状のナメなので、万が一のことを考えてザイルを使います。
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ここをクリアーすると最後の悪場をクライムダウン。上から2段目の足場が悪いので、ザイルで予備の支点を確保して、利き手でクラックを掴みながら降ります。こういう場所は太ももやバックパックを壁にぶつけて、バランスを崩して滑落することが多いので、ザイルが予備支点としてあると心強いです。

そこからは渡渉場所を選ぶくらい増水していますが、危険がないので楽しい沢歩き。徐々に雨も風も強くなってきたので、尾根に抜けてもそれなりに大変だったでしょう。今年から使うことになった「Scott G2 723」も験が良い竿になりそうです。

いよいよ2014年渓流シーズン開幕です!
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↑ヒラスズキのカブト焼き&中骨焼きと、「二の岡ハム」のボロニアソーセージ&ブロックベーコンで乾杯!
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↑ariariさんが解禁祝に送ってくれたヒラスズキ!emoticon-0139-bow.gif

by scott1091 | 2014-03-31 23:18 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

宿題を片付けに…。1%の確率を求めて!

さぁ~て、この週末でいよいよ9月もおしまい!emoticon-0107-sweating.gif

ほとんどの渓流が10月1日から禁漁となるので、渓流釣りに行くか鮎釣りに行くか悩むところです。こんなときはいつも体が二つあったらと思うのですが、そんなことはありえないのでどちらかに絞るしかありません。

この週末に近隣で鮎釣りができるのは酒匂川、興津川、狩野川、伊豆の小河川となりますが、どこも釣果はぱっとしないものの釣り人は多そうな感じ。金曜の夜宴がなければ爆釣予報が出ているJinzooに行ったんですけどね~。結局どちらに行くか決めきれないまま、両方の支度をして床に就きます。

そして目覚めた翌日の朝、やはり渓流に行くことに!実は今シーズン宿題を残してしまった魚がいるのです。秋までに渓相が変わるような大水が出た年は再会できる確率は低いですが、今年は渇水傾向なので問題ないでしょう。
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あの場所にいる限り餌釣りやテンカラでは釣れないし、あれだけスプーキーな奴をフライで攻略できる人は絶対にキープしない。もちろんフライで一度釣られた大型はハリを見た瞬間Goneですが、元気な姿は確認できるかも…。そんな淡い気持ちを抱いて出かけます。emoticon-0100-smile.gif

ヤマメはイワナと違って開きに出て索餌することが多いので、大抵の魚は姿や魚影を確認できます。しかし大型になるほど釣り人の前に姿を見せることは少なくなり、尺上に至っては姿を現しません。そんな魚を見つけるのは気配であったり、エゴから一瞬見えたような半信半疑な尾鰭の残影であったり。

もちろん手前にいる小型を走らせてしまったら、残影さえ見ることはできません。水量の多い渓流ではこの限りではありませんが、水量の少ない沢のヤマメは警戒させてしまうと口を使うことはありません。極端な話、餌が少ない山岳渓流においても、夜しか餌を食べいないのではと思うくらいです。
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そんなスプーキーな魚を発見できたら、自分との勝負でもあります。それはいる場所がわかっても、釣れる確率がゼロから1%になっただけのことだから。私のアームでは相手に気づかれないようにフライを投げられる確率が10%、フライを自然に流すことができる確率が10%。両方が完璧にできる確率は1%に過ぎないからです。

でも1%の確率が残されているのなら、やっぱり挑戦したい。もし釣れなくても、フライを投げられたら一歩前進。もしフライを見せることができたら二歩前進。空ぶったりチョン掛けしたら三歩前進。このクラスを写真に収めるには途方もない道のり。本流とは違って、ビギナーズラックはありません。またこのサイズは次の年まで残っていることがないので、まさに一期一会の世界。

初秋の渓流は日向と日陰のコントラストがきつくて、魚を見つけるのに苦労します。特に自分が日向にいて、日陰の魚を見つけるのは至難の業。この逆はとても楽ですが、そういう場所には魚が残っていません。これは上が開けた場所は釣りやすいからで、フィッシング・プレッシャーが高い釣り場では至極当然のこと。
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まずはポイントへのアプローチ。手前にいる魚に細心の注意を払いますが、この時期は見えない当歳魚がいるので、これを走らせると連鎖的にカミにいる中型が反応して姿を見ることさえできません。また走らせなくてもエゴから出ていることはないので、しばらく観察してエゴから覗く魚影から位置と向きを推測しなければなりません。

そしてフライを魚に見せるスポットを絞り込んだら、何も考えずにキャスト。キャストするまでは攻略法をいろいろ組み立てますが、野球でバットを振るときにあれこれ考えないのと同じ。この1投でほぼ勝負は決まり、2投目にフライに出る確率はほとんどありません。emoticon-0141-whew.gif

うまくいかないことの方がはるかに多いですが、不思議とすべてが上手くいくことがあります。これはどんなに練習しても自分のアームとは無関係の領域で、我々の仲間内では「神が腕に宿る」とか「神風が吹く」などと表現します。今回はまさにそんな1投でした。
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これで2013年の渓流に忘れ物がなくなりました!

by scott1091 | 2013-09-28 19:54 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

行くべきか戻るべきか?

次の週末は鮎釣りが解禁となるので、おそらく渓流は今週末で一区切り。今年はイワナの沢をほとんど調査していないため、この二日間で片付けてしまいたいところ。そこでいつもより1時間以上早く家を出発しますが、山はすでに山屋と沢屋で大賑わい。いつもの時間では駐車スペースも確保できないような状況です。

こんなことは過去にはありません。これでは釣りの先行者はいないでしょうが、沢屋に抜かれる可能性は高い。そこでいくつかのパーティに入る場所を確認すると、「そこって滝ないですよね」みたいな場所だったり・・・。沢屋というよりも山ガールの延長なのでしょうか?

アプローチで何人か抜きますが、思ったよりも遭遇する人が少ないのは、夜明けとともに歩き始めた人が多い証拠。天気予報では夏日になるとのことですが、曇りで少し肌寒いくらいです。肋骨骨折も順調に回復しているので、ペースを上げます。
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そしてバリ・ルートを使って目的の沢に降りしばらく遡行します。ここでまさかのトラブル発生。症状は右足の「チャーリーホース(大腿四頭筋・挫傷)」。スポーツ関連で多少知識はあったので、触診で凹むような大きな筋断裂がないのを確認。しかし痛みからすると、筋断裂による内出血はありそうです。

痛みに耐えながら膝を曲げて、アイシングのため太腿を沢に浸けます。この季節になると沢でも感覚がなくなるまで冷やすことはできませんが、かなり効果はありそう。チャーリーホースになると膝にくるので、下りが辛くなることが予想されます。今回は自分の不注意による怪我ではありませんが、情けなくなって涙が出ました。emoticon-0106-crying.gif

行くべきか戻るべきか?
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アイシング中に悩みましたが、様子を見ながら釣り上がることにします。アンダーのCW-Xとズボンが濡れてしまいましたが、晴れてきそうなので乾くのは時間の問題でしょう。アイシング効果が薄れてくると痛みが増しますが、上りは何とかなりそうです。

昨年すでに魚が少なくなっていましたが、今年はまったく反応なし。朝一で沢屋が一人上がっていますが、場所によっては沢通しから離れて歩いているので、いれば反応はあるはず。しかしフライに魚が出る幻影が見えてしまうほど反応がなく、走る魚影も皆無。かつての資源量を思うと信じられない状況です。

そのまま戻ればよかったと思い始めた頃、この日初めて魚影を発見。フィーディング・レーンで盛んに索餌しながら時折ライズ。その光景があまりに嬉しくて、しばし見入ってしまいました。この魚を一投で決めて、やっと〇ーズを免れました。しかしその後はまた長~い沈黙。
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一昨年流れが変わってできたプールも、残念ながら底石がほとんどなし。駄目もとで白泡の切れ目にフライを投げますが、丸見えなので魚がいないのは歴然。しかし視界の片隅で水面に小さな窪みができたのを見逃しませんでした。エゴは水深が浅いので側壁から小石が落ちたのかな~くらいの気持ちでしたが、念のためフライを流してみると・・・。

フライに出たときは小さな波紋でしたが、774がバットから曲がります。

この魚を釣って、やっと痛みを我慢して遡行してきてよかったと思いました。さらに少し釣り上がってから、いつもより1時間早く降下を開始。しかし太腿に力が入らず思った以上に時間が掛かる上に、この時間に登ってくる沢屋のパーティに遭遇。メンバーのほとんどが初心者で人数が多いため、滝でしばし待たされます。

これでさらに遅れて残業決定。帰宅する頃には車から降りるのも辛いので、家でしっかりとアイシングします。その後は湿布をしてサポーターで固定。足の裏を洗ったり靴下を履くことはできませんが、椅子に座ることはできるのでチャーリーホースは中度レベルでしょうか?帰宅したときは少し腫れていましたが、「RICE(*)」によりさらに腫れることは回避できました。
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テニス肘のときに買った「ZAMST」の「アイシング・セット」が大活躍です。あらためて怪我のときの「RICE」の重要性を再認識しました。アイシング・セットがあると簡単に圧迫もできるので、スポーツをするお子さんがいる家庭は常備しておくことをお勧め致します。

こんな状態なので日曜はお休みです。emoticon-0141-whew.gif


(*)R:rest(安静)、I:icing(患部を冷やす)、C:compression(患部を適度に圧迫)、E:elevation(患部を心臓より高く)

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by scott1091 | 2013-05-19 21:52 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(4)

ショボ雨ならぬ本降りじゃん!

今年は渓流解禁からゴールデンウィークまで、休日に雨が降ったのは4日のみ。そのうち2日は骨折により安静だったので、雨の中で釣りをしたのは2日。しかもいずれも遅い時間に降り出したので、終日降られるようなことはありませんでした。

こんな感じで今年は天気に恵まれることが多いため、なかなか先行者なしでは入れません。しかし渓流シーズンも残すところ後2週となったため、早めに調査を終わらせておきたいところ。そんな折に絶好のチャンスが巡ってきました。土曜の天気予報は終日の雨。

降水量はショボ雨程度のようなので、すでに今季3回も先行者がいた沢に入渓します。朝方はショボ雨だったので渓流は足跡だらけ。さすがにこの天気で入山する人はいませんが、もっとも新しいものは間違いなく前日。昨年はほとんど人がいなかったのに、今年はどうしてしまったのでしょう?
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しだいに雨脚がひどくなり魚の警戒心は薄れているはずですが、こんな状況でもなかなか釣れません。手前のチビメが走ってしまうと、その先に定位していた魚は全滅。入渓者が多いため、物影にすごくナーバスになっています。これでは穂先が丸見えの餌釣りでは、小さい魚しか釣れないでしょう。

定位している魚にフライを見せられれば食わせることはできますが、ラインの着水と同時に手前のフリーズ気味になっている魚が一斉に走るので、こうなると全て終わり。手前の魚を狙えば釣れますが、大きいのは一番奥に定位していることが多いので一筋縄ではいきません。

この日の条件でこの状況なら、普段は竿を出す前にGoneでしょう。手前に開きがある場所には魚が残っていて、狭い壺には魚が残っていない理由がまさにこれ。雨で手がふやけ、ティペットがまとわりつくのを我慢しながら遡行します。雨なので谷は暗く、いつもより魚を見つけるのに時間が掛かります。
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釣れる魚は少なかったですが、資源量は目視で把握できました。そんな厳しい状況の中で、会心の一発が下の写真。タイミング良く雨が一時的に上がって空が明るくなったので、カメラの絞りを開くことができました。照度がないと、このサイズで頭にピントを合わせると後ろがあまくなる。かといってシャッタースピードを遅くするとエラ付近や水面がボケる。

こんな天気の日は明るいレンズが欲しいですが、雨の中使うとなるとデジイチというわけにもいきませんし嵩張るのも山ではパス。コンデジなら「Nikon COOLPIX P330」、「OLYMPUS STYLUS XZ-10」あたりかな~と思うのですが、ボンビーの私には買えません。

今週は土曜の夕方からの所用で、日曜の釣りはお休みです!
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by scott1091 | 2013-05-12 16:59 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)

ゴールデンウィーク第二弾

<駿河湾沼津SAへ>
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「新東名高速道路」のサービスエリアは話題の店舗なども多くどこも賑わっていますが、唯一海が見えるという理由でいつも満車状態なのが「駿河湾沼津SA」。いつも満車なので高速を使うときは間違っても入る気にはなりませんが、せっかくの機会なので一般道から行ってみました。

一般道から施設を利用する人も多いようで、しっかり駐車場が完備されています。しかも高速ではないので上り、下り両方の施設を移動できるのが魅力。ゴールデンウィーク後半の初日なので、まずは比較的空いている上りのSAから探訪。食事は「レストラン ソラノテラス」で静岡食材を使ったオムレツ。食事後はいでぼく(井出牧場)のソフトクリームを食べながら駿河湾を展望します。
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私が高速を使うときはほとんどノンストップで移動するので、施設を利用した感想はちょっと異次元な感じ。しかし併設されているドックランを利用している人は常連のようで、こちらは一般道から来ている人がほとんど。「御殿場プレミアム・アウトレット」で犬を連れている人がほとんど近隣住民と同じ感覚でしょう。

上りの建物は地中海風なので下りの建物にも期待したのですが、こちらは近代的なパチンコ店風。置いてある商品は上り下りともほとんど変わりませんが、雰囲気は上りに軍配あり。いずれの施設も海は一望できるので、新東名を利用するときは立ち寄ってみてはいかがでしょうか?食事も土産物も普通よりかなり高いですけど・・・。
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その後は超メジャーなダイビングスポットである大瀬崎へ。娘が学校の行事で行ったことがあるので案内してもらいました。海辺はびっくりするくらいのダイバーですが、もっと驚いたのは高齢者が多いこと。極端に表現すると年配の男性の中に女性がチラホラ。若い男性が少ないのは釣りとまったく同じ。草食系男子よ、もっと外で遊びなさいって感じです。
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<宿題を片付けに・・・>

ゴールデンウィークが終われば、渓流シーズンも残すところ後2週。5月に入るとイワナの沢がメーンとなるため、宿題を片付けておかなければなりません。今シーズン入渓した沢で、ドラッグでフライを咥える寸前で見切られた大型は1尾のみ。この魚は体高があって立派だったので、ずっと気になっていました。

発見してから2カ月以上経つので釣られてしまった可能性はあります。しかし難しい場所に定位しているのと、ナーバスなので必ず残っているはず。そんな望みを持って入渓。しかし渓相はほとんど変わっていませんが、前回魚を見た場所は砂の堆積で浅くなっています。
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そこまで行く間に該当の魚は見えなかったので、残っていればその上にある落ち込みにいる可能性が高い。水しぶきで魚影がはっきり見えないので時間を掛けて観察します。どうやら壺にはいないようなので左手の巻きの払い出しが怪しいところ。ドラッグを回避できるドリフト距離は短いので、エゴで餌が流れてくるのを待っているであろう魚が反応できるギリギリの距離にフライを投げました。

そしてゆっくりとエゴから出てきてフライを咥えた魚は思ったよりもでかい。スッポ抜けやチョン掛けをしないよう一呼吸置いてからフッキング。このサイズになると774もバットから曲がります。そして最後は鬼のようなローリングをいなして宿題は完了。
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肋骨を骨折してから力加減が微妙に狂ってしまったのでアワセ切れが一番怖い。772は穂先が軽いのであまり気にすることはありませんでしたが、774はやはり4番。肋骨を折るまでアワセ切れは皆無でしたが、先日のリハビリで交換したばかりのティペットを切ってしまいました。

魚の出方が早い。ラインスラックがない。このようなときは要注意。基本は魚がゆっくり出るようなドリフトとフライ選択ですが、複雑な流れやスレた魚ではフライを食わせることが最優先。いかなる条件でもフッキング率を向上させるには、魚を見つける目とイメージ・トレーニングが欠かせません!
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<アマゴの渓流でちょっと休息>

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Uターン・ラッシュを迎える連休三日目。患部の攣ったような違和感がなかなか解消しないので、この日はミドルコースへ。しかしこの選択が失敗。装備が源流仕様でなかったため、足裏感覚が損なわれている上に入渓した山肌が滑ること。リハビリ中は転ばないよう細心の注意を払っていましたが、まったくつまらない場所で2回もスリップ。

思ったよりも痛みはありませんでしたが衝撃は禁物。転ぶくらいなら手を使った方がましなので、勾配に関係なく木が多い場所を選んで登りました。骨折してから初めてくしゃみをしてしまいましたが、このときも激痛はなし。攣ったような違和感はあるものの、確実に骨がつながりつつあるのでしょう。
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この場所に初めて入った年は新仔が見られたのですが、この2年は目にすることがありません。この沢の資源量減少は荒廃によるものではなく、釣り人の持ち帰りによるもの。有志により稚魚の担ぎ上げや卵放流が途絶えれば当然の結果でしょう。自分が担ぎ上げることができない流域の魚は持ち帰らない、これが基本。

自分の世代だけ楽しめればいい。またブログのアクセス数を意識したり、空いている平日しか釣りに行かないという油断からマイナー河川をばればれの表現で紹介する。悪意はないのでしょうが、こんな配慮に欠けた年金世代が増えているように感じます。自然繁殖している渓流魚は自然の一部。芽を採り過ぎて無残に枯れたタラの巨木と、渓流魚の行く末が重なります。
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<新ルートでアプローチするも・・・>

さ~て、いよいよ連休の最終日。気温も高いようなので初めてのルートへ。まずは駐車スペースを見つけてから、地形図にしたがって尾根を直登。しばらく快適に高度を稼ぐも、一つ目のコル付近からヤブに行く手を阻まれます。GPSで位置を確認してからダニ対策のためにウインドブレイカーを羽織って、帽子とフード、手袋を着用します。

ここからブルトーザーのように進みますが、行っても行ってもヤブコギ。太陽の角度とGPSの軌跡を頼りに次の目標であるコルを目指しますが、この時点でかなり後悔。山登りでヤブコギほどつまらないものはない。足場は安定していますが、茎を踏むと滑るので思った以上に時間が掛かります。
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こんな苦労を続けていると、急に視界が開けて二つ目のコルに到着。ここからはなだらかな尾根を降下して目的の谷に出ます。しかし大幅に時間短縮ができると目論んでいましたが、あまり変わらない上に体力的にキツイ。帰りは踏み跡を辿れますが、倒してきたヤブに逆行するので違うルートを選択した方がよさそうです。

これだけ苦労したのにまさかの足跡。かなりフレッシュなので竿を出さないで遡行すると釣り人が・・・。連休最終日を狙っていた人は気合が違いますなぁ~。ここで早くもこの沢は脱落。違うルートでトラバースして次の沢に移動。この時点でまたもやヘロヘロ。リハビリのメニューとしてはちょっとキツ過ぎでしょう。
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しっかり締めていたバストバンドを緩めて早くも腹ごしらえです。単なるおにぎりですが、自然の中で食べるものは美味い。鳥の鳴き声とせせらぎに耳を傾けながら、新緑と青空のコントラストを満喫。これで釣れれば言うことはありませんが、釣れなくてもこの景色が見れれば十分。それくらい新緑の山は好きです。

連休最終日なので早めに切り上げるつもりでしたが、終わってみればいつもと同じ時間。しかしすっかり日が長くなったのに残業しなかったのは、骨折が気持ちを弱くしているからでしょう。やはり全治50日は長い。大事な時期に骨折したことが悔やまれます。
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こんな感じで今年のゴールデンウィークもあっという間におしまい。
休日がすぐに終わってしまうのは、子供の頃と変わりませんなぁ~。
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この連休に観た映画です。

「96時間リベンジ」
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「バーティカル・リミット」
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「アルゴ」
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by scott1091 | 2013-05-06 21:04 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

ゴールデンウイーク第一弾

<I'll be back!ならぬI'm Back!>

骨折から13日目。ゴールデンウイークの復帰を目指してきたので、リハビリを兼ねてお気軽コースへ。山歩きをしてみると、普段平らな道を歩くのがいかに楽なことが実感します。街中でのウォーキングは体型を維持する有効な手段ではありますが、筋力アップにつながらないのは痛みの違いで明らかです。

経験的に大型連休の初日は釣り人が少ないので、連休前半はこの日が勝負。そんな気持ちもあったので、そこそこ行けそうな感触なので予定を変更してミドルコースを飛び越えてハードコースへ突入。右足を大きく上げると痛むので、左足を使って登ります。バストバンドで胸部を固定しているので、いつもより息が上がるのが早い。
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新緑を楽しみながら歩くには爽やかな陽気ですが、風が冷たいので薄手のフリースは必需品。寒気流入によりここ2週間くらい肌寒い日が続いていますが、桜が開花するまでは暖かい日が続いたのでミツバツツジは例年よりも開花が早く、すでに見ごろを過ぎた感じ。次はトウゴクミツバツツジに期待したいところですね~。

いつもより歩く速度が遅いので、予定より30分遅れで目的地に到着。先行者がいるか確認のため、痕跡を注意深く観察します。しかし性格の悪いベテランは足跡を残さないため、魚の状態で判断するしかありません。ハッチがあるので小型の魚影は確認できますが、人影に対してとてもスプーキーなので先行者がいると判断。そのまま遡行して行くとまさにビンゴでした。

この沢を諦めて違う沢にトラバースするも、そこにも新しい足跡がベタベタ。そこで魚から気づかれない高巻きルートで、魚を探しながら少しづつ降下します。残念ながらこの日は他にも釣り人がおりましたが、いくつかの区間で中抜けを見つけることができました。そんな場所ではそれなりのサイズが盛んに捕食中。これぞまさにヤマメ・ハンティング。
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すでにスレていて一筋縄にはいきませんが、フライを見た魚は深追いせずに時間を空けてフライをチェンジ。山岳渓流では3投目はないので、全て1投ないし2投で決めました。どこも先行者で当てが外れてしまいましたが、数少ないチャンスを全てものにしたので、この日はよしとして撤収を開始。

しかし行きは思いのほか快調だったものの、痛みを避けるため歩き方に問題があったようで左膝に痛みが発生。友人からガラスの左膝と言われているくらいなので、この状況では致し方ないでしょう。もともと体が弱いオラなので、リハビリとして完全にやり過ぎ・・・。明日はゆっくりカウチポテトなどと思いながら、寒風が吹き抜ける谷を後にするのでした。


<思いでの沢は過去のものに・・・>

前日の夕食は家族でフレンチへ。ソースが甘くて私にはいまひとつでしたが、結構人気があるお店です。フォーマル使いではサーブのタイミングやサービスが垢抜けないし、普段使いでは少し敷居が高い感じ。だから予約なしでも入れちゃうんですけどね~!

この時点では完全にカウチポテト・モードでしたが、朝目が覚めるといざ山岳渓流へ。前日と同じく風が冷たいですが、この日はフリースを着ないでウインドブレイカーを携帯して出発。しかし太陽が出ているときは汗ばむくらいですが、雲で日が覆われるとにわかに寒くなります。フリースを置いてきたことを後悔しました。
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山仕事の道とバリ・ルートを使って思い出の沢へGO~。昨年は入渓しませんでしたが、2年前には資源量が激減して4尾しか確認できませんでした。イワナなので復活していることを期待しましたが、残念ながら今回は魚影すら確認することができませんでした。

完全にいないとは断言できませんが、再生産はできないでしょう。このような状態の沢は今年2本目。魚が絶えてしまった主因は沢の荒廃。膨大な量のガレ流入は、イワナの生息も許されない状態です。かつてはヤマメとイワナが混生する沢でしたが、最初にヤマメが絶え、ついにイワナも・・・。
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稚魚や卵放流しても定着できる環境ではないので、もはやこの沢の復活はありません。思い出の沢は過去のものに・・・。もう訪れることはないと思うと、かつての思い出が走馬灯のように蘇ります。別れを告げた沢はこれで3本目になります。


<行楽地の喧騒を抜けて>

連休前半の最終日。10連休の人も多いと思いきや、大半の人はカレンダーどおりのご様子。であれば最終日は午前中には帰途に着くものですが、3日頑張ればまた4連休という心理が働いて幹線道路は遅くまで大混雑。この渋滞に巻き込まれないように移動しなければなりません。

この二日間の体たらくっぷりを打破するべく、リハビリの難易度を上げます。肋骨骨折から15日目で、落ちれば生命の危機に直面するヘツリをこなすことができるのか?現場を見て怖いと感じたら行かないのが正解。しかし考えずに闇雲に取り付くのはもっと危険です。
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体が痛みを感じるのも、恐怖を感じるのも生きるための防衛手段。右膝を腰より高く上げると痛むので、出す足を慎重に選びながらホールドを確保。いつもなら簡単な場所もかなり苦戦。このような場所で足を入れ替えるのは命取り。この体では帰りはザイルがないと降下できません。あ~情けなかぁ・・・。

そんなこんなでいつもの1.5倍くらいの時間を要して目的地に到着。この一連のリハビリでわかったことは、今まで激痛を感じていた場所と違う場所に鈍痛があること。おそらくそこがぶつけた場所で、折れたのはそれよりも背中側。医者がレントゲンでこれはおそらくヒビだろうと言っていた場所とほぼ一致します。
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しかし激痛に比べれば鈍痛なんて感じないようなもの。新緑とミツバツツジ、リアル・サイトフィッシングを満喫しまくり~。そして無事に下山したときには、自然と山に向かって一礼するのでした。なぜ山に登るのと言われれば、そこに魚がいるから。「渓流魚がいない山には登らない」というのが私のポリシーではありますが山は大好き。

この連休中に開催された「ULTRA-TRAIL Mt. FUJI」。距離161km、累積標高9,000m、日本初の100マイルトレイルレースで、「L'Ultra-trail du Mont-Blanc」と精神を共有する世界初の姉妹大会。日本人はもとより世界中のトレイルランナーがエントリーしました。

ジャンルはまったく違いますがフィールドは同じ山岳。非常に過酷なレースですが、大会要項の参加条件にとても参考になる記述があったので、備忘のために抜粋しておきます。アルピニズムの先進地、シャモニーから生まれた大会。参加者は自己責任であらゆる問題を解決することを求められています。
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以下、「ULTRA-TRAIL Mt. FUJI」のホームページから抜粋です。

〇レースの距離と、山岳地を一昼夜以上走り続けるという特殊性を十分認識し、必要な訓練を行なっていること。

〇この種のレースで起こりうる問題に対して、自ら対処できる能力を有していること。

〇山岳地で予測されるトラブルや天候の悪化など(低温、強風、雨や雪)に、他に頼ることなく自ら対処できること。

〇極限的な疲労、内臓・消化器官の不具合、筋肉などの痛み、軽度の怪我が引き起こす肉体的、精神的問題に対して自ら対処できること。

〇自然の中での活動において、安全にかかわる問題に直面した場合、自らがそれぞれの能力に依って対応しなければならないことを十分認識していること。


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この連休に観た映画です。

「ザ・グレイ」
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「コロンビアーナ」
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by scott1091 | 2013-04-30 22:24 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(4)

満身創痍で下山・・・

土曜は寒気の影響で風が冷たいけれど、天気予報は快晴。この時期になると季節がよくなるので山に人が増えてきます。それを想定していつもより早めに家を出発しますが、すでに駐車スペースには車が一杯。ほとんどの車が山登りですが、いかにも釣り人的な車も何台かあります。

山登りの人と釣り人の車の見分け方は、ジムニーや軽トラはほぼ間違いなく釣り人。車内が雑然として、ボトルホルダーに缶コーヒーや脱いだ靴があるのも釣り人。逆に車内が整然として、車内の荷物が見えない車は山登りの人が多い。駐車スペースに車をきれいに並べるのは間違いなく山登り。ちょっと離れた場所にポツンと停めるのは釣り人といった感じです。
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この日は釣り人と判断される車は4台。残りは山屋というよりもハイカーに近い方々でしょう。アプローチで山ガールやペアを5組をほど抜いて、目的の沢に入るもそこには真新しい足跡。しかたがないのでさらに奥の沢を目指します。ここ数日は気温が低く水量が大いので標高の低い沢に入りたいのですが、最近は餌釣りよりもフライの方が多いので考えることは皆同じ。

そこでイワナより水面に反応がよいヤマメの沢を目指します。昨年入ったときは個体数が激減していたので徒労に終わるかも・・・。そんなことを考えながら、ひたすら登ります。最近はハードなバリルートが多いので、このコースは距離があるもののあまり疲れません。ようやく到着した沢は渓相はあまり変化はないものの、谷の景観が大きく変わっています。
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かなり水が出たことを伺わせるごとく、巨木が何本も無残に横たわって根をさらしています。これでは数少ない魚が絶えてしまったかも・・・。そんな不安を胸に釣り上がりますが、予感的中で生命反応はまったくなし。比較的荒れていない枝沢も確認しますが、残念ながら魚影を確認することができませんでした。

まだ時間が早いですが、これより上には魚が生息する沢はないので降下を開始します。登山道で、この場所では遭遇したことがないトレイルランニングに遭遇。しかも次から次にベアーベルを「ちりんチリン」させて登ってきます。そして次は年配のハイカーが多数。登り方に多様性があるものの、昭和40年代の登山ブームの再来を思わせます。

この日は行くところ行くところ先行者の後追いになってしまい、気温が低いこともあって魚の反応はまったくなし。このまま〇ーズで終わることも覚悟しましたが、最後のエリアで起死回生の一発。古傷の左膝に違和感が出てきたので、早めに切り上げました。
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そして問題の翌日。傷む左膝に滴るくらいバンテリンを塗って出発。天気予報では南風で気温が上がるとのことでしたが、風向は南寄りながら風は冷たい。装備に迷いを感じて予定の時間よりも30分遅れて出発。この30分がこの日の明暗を分けました。

日曜は山登りも釣り人も少ないので、安心していましたがタッチの差で先行者。入る沢を確認すると私が予定していた沢です。歩く速度が私の方が1.5倍くらい早いので、その沢を譲ってさらに奥を目指します。左膝が傷みますが、利き足の右足で登れるので問題なし。ガンガン飛ばして目的の沢に到着すると、な~んとここでもタッチの差で先行者あり。
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遡行を始めたばかりなので、時間を空けることもできません。そこでさらに奥の沢へ。ここまでくるとかなりへばってきます。ここにも先行者がいたら、もう諦めるしかありません。いつものとおり朝一の餌釣りと2時間くらい空けていれば何とかなるのですが、中途半端に早いのが仇になりました。

しかし残り物には福があるもの。前日の入渓者もなく、しかも大型のメイフライのハッチにも恵まれて魚の反応はすこぶる良好。まさに「リアル・サイトフィッシング」状態なので、小型は飛ばして遡行します。こんな浮かれた状況の中で、それは起こってしまいました。
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枝に引っ掛けてティペット付きでフライが切れたので、野鳥が絡まったりしないよう回収するべく岩に登って手を伸ばしたところ、空の眩しさに目がくらんでバランスを崩し転落。着地点が不安定で、間が悪いことに脂肪が少ない脇腹を大石に強打。しばし呼吸ができない状態に陥り、10分くらいそこにうずくまってしまいました。他にも打撲している場所がありそうですが、尋常ではない脇腹の激痛に他の場所は痛みを感じません。emoticon-0124-worried.gif

深呼吸も鼻をすすることもできません。この状況から少なくとも肋骨のヒビは覚悟しました。時間の経過とともに傷みが和らぐことを期待して、そのまま釣りを続行します。この後もおもしろいように釣れますが一向に傷みが和らぐことはなく、利き足の踏ん張りがきかないことに危機感を持ちます。
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内臓へのダメージも心配ですが、呼吸に支障はないので肺は大丈夫そう。右脇腹なので肝損傷が頭をよぎります。どのルートで帰るか思案しましたが、途中で動けなくなることも考慮して初めてのバリルートへ。尾根に出れば携帯が通じるので、GPSと地図を使って植林地帯から取り付きます。

しかし利き手を使っても脇腹に激痛。痛みはまさに足が攣るときの痛さ。想定外のヤブコギで行く手を阻まれますが、ところどころに沢屋がつけてくれたテープが心強い。いつもは景観を損ねるマーキングを嫌うのですが、このときばかりはありがたい。もはや降りて登り返すほどの余裕がありません。emoticon-0107-sweating.gif
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慎重に稜線を見定めながら、最初の目的地であるコルに到着。吹き抜ける風は冷たく、汗で濡れた衣類はあっという間に体温を奪います。このコルから主稜線までのルートが問題。GPSで現在地を確認しながら獣道のようなルートを進みます。予想以上に登りがキツイので息が切れますが、深呼吸ができないので呼吸を整えることができません。

山では自分が歩かない限り前には進まない。歯を食いしばって登るしかありません。そしてヤブが途切れたところで一気に視界が開けて尾根道に合流。ここで妻に電話をして現在地とこれから歩くルートを報告。17時前には撤収できるペースをキープしますが、稜線は風が強くてともかく寒い。
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傷む脇腹を手で押さえながら、踏ん張りの利かない利き足を使わないようにカニ歩きで進みます。しかし左足も膝が傷むので、まさに泣きっ面に蜂。嵩張るので最近はテーピングに代用できるガムテープを装備に入れていないのも自己責任。

そして地獄のようなロードを進んで車に到着。カーブのたびに激痛に耐えながら車を運転して何とか帰宅しました。妻に患部を確認してもらいますが内出血などの症状がないので、これはやばいということで休日診療の外科を受診。レントゲンでは骨折は確認できませんでしたが、症状からしてヒビは入っているだろうとのことで痛み止めを処方されました。
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寝返りも打てない辛い夜を過ごし、翌日はどうしても休めない仕事を片付けてから整形外科を受診。レントゲン写真で明確にわかる骨折が二カ所で、全治二ヶ月の診断です。肋骨はバストバンドなるもので患部を固定して、激痛を少し和らげるくらいしか処方がありません。痛みのピークは骨折から1週間とのことなので、咳払いや咽たときの辛さはしばらく続きそうです。emoticon-0106-crying.gif

皆様もこんな失態をさらさないよう気をつけくださいね!
しかし肋骨の骨折はまじで痛い。
まさに足が攣ったときの激痛と同じで、その瞬間は息もできません。

by scott1091 | 2013-04-14 21:03 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(19)

爆弾低気圧で思ったように動けなかった週末!

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昨年と同じように、非常に発達した低気圧が日本列島を縦断。短時間に急速に発達し、熱帯低気圧並みの風雨をもたらす温帯低気圧を爆弾低気圧と称しています。山屋であれば知らない人はいないと思いますが、この通称が広まったのは昨年4月3日に甚大な被害をもたらした低気圧のニュース報道によるものでしょう。

都内の交通を麻痺させた1月14日の降雪を受けて、2月6日に出された大雪警報が肩透かしだったのとは異なり、発達した低気圧が通過することは間違いないので警戒が必要です。問題はどこのタイミングで風雨が強まるか。天気図を見ると土曜の午前中くらいは持ちそうなのでイワナの沢を目指します。
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風の強い日は尾根では滑落に注意しなければなりませんが、谷では落石が一番怖い。風で木が揺すられると、もろい岩盤に根を張っている場所では落石が起こります。こぶしくらいの大きさでも頭を直撃したら大怪我するので、そのような場所では長居は無用です。天気は思った以上に持ちましたが、空模様がめまぐるしく変わるので落ち着きません。

こんなときは早めに切り上げるのが鉄則なので、15時過ぎには家に戻りました。土曜は幸いにも風雨ともに昨年ほどひどくなりませんでしたが、翌日の日曜は終日の強風。水が引くのが早い沢であれば午後から釣りになりそうでしたが、部屋に干していたヤエンの道具類を片付けて部屋の模様替えに当てました。

今回の雨量は鮎の遡上には最適でしたが、できれば週末の荒天は勘弁してほしいところ。里山の桜も終わり、これからは標高が高いところのヤマザクラとミツバツツジの季節。そして標高の低いところは山萌ゆる新緑の時期がやってきます!
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↑ariariさんから送って頂いたヒラスズキ、クロムツ、天然マガキ。妻の撮影ですが、尻尾の輪ゴムを外してから撮影してほしかった…emoticon-0141-whew.gif
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↑ヒラスズキは刺身や昆布締めはもちろん、アラの塩焼きも最高です

by scott1091 | 2013-04-07 20:45 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(6)