2016年鮎シーズンの総括です!

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by scott1091 | 2016-11-02 22:30 | 鮎釣り/年度総括

2015年鮎シーズンの総括です!

エルニーニョ現象の影響により、冷夏が予想された2015年夏。4月から梅雨入りまでは例年より気温が高く、水位が安定していたことから放流河川はどこも順調な滑り出しとなりました。一方で全国的に天然遡上が少なく、天然鮎頼みの河川はどこもジリ貧のスタート。

梅雨は例年より気温が低かったですが、7月中旬以降は冷夏予想どこ吹く風で過去にないような猛暑となりました。このイメージが強いので今年の夏は暑かったという印象が強いですが、8月中旬以降は一転して10月並みの気温に。東京では最高気温が25℃に届かない日が6日間もあり、これは大冷夏となった1993年以来の記録となります。

7月16日から17日かけて台風11号(Nangka)が早くも西日本を縦断。神戸市では24時間で観測史上最大となる272㍉の雨を観測し、京阪神地区では多くの地点で観測史上最大または7月最大の雨量を観測。和歌山県には局地的な大雨により甚大な被害をもたらしました。
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↑今年、世界文化遺産に登録された韮山反射炉


9月に入るとオホーツク海高気圧の張り出しにより、早くも日本列島に秋雨前線が停滞。こんなに天気が悪い9月は記憶にありません。梅雨よりも傘が手放せない日が続き、9月9日には台風18号(Etau)が再び日本列島を縦断しました。

台風18号は日本海に抜けて温帯低気圧になりましたが、停滞する秋雨前線を刺激して関東から東北地方にかけて記録的な豪雨をもたらしました。栃木県では鬼怒川の堤防が越水が原因で決壊し、多くの家屋が浸水して甚大な被害が発生。気象庁によって昨年の「平成26年8月豪雨」に続き、「平成27年9月関東・東北豪雨」と命名。

10月に入ると週末のどちらかが天気に恵まれないサイクルが続きます。しかし9月と比較すれば秋晴れの日も多く、やっと本来の日本らしい気候に戻ったという感じです。今年の夏もまさに異常気象。「もう半世紀住んでいるのに、こんなことは一度もなかった」。災害のたびに聞かれるこのコメントが象徴するように、経験則が通じない地球規模の変化が起こっているのかもしれません。

以降は2015年鮎シーズンを振り返りながら、お決まりの総括です。毎年書いているように、比較できるようフォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。


総釣果           1,377尾(1,501尾)
釣行日数           45日(46日)
実釣時間           290時間00分(Ave.6時間27分/日)
                 (267時間00分(Ave.5時間48分/日))
平均尾数          30.6尾/日(32.6尾/日)
時速釣果           4.7尾/時(5.6尾/時)
最高釣果          8月 8日(土)九頭竜川/63尾
               (8月 1日(金)神通川/79尾)
最低釣果          8月30日(日)神通川/3尾
                (9月21日(日)九頭竜川/2尾)

<河川別内訳>             2015年               2014年
狩野川           748尾 (54.3%)27日 (Ave.27.7尾)     (Ave.30.5尾)
九頭竜川         394尾 (28.6%)11日 (Ave.35.8尾)     (Ave.29.9尾)
神通川           194尾 (14.1%) 6日 (Ave.32.3尾)     (Ave.71.7尾)
気田川           41尾 ( 3.0%) 1日 (Ave.41.0尾)       釣行なし
庄川             0尾  釣行なし                 (Ave.12.0尾)
相模川            0尾  釣行なし                (Ave.28.0尾)

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今年の狩野川は5月23日(土)に解禁。試し釣りの結果が物語るように、当日はまさに不調な幕開けとなりました。狩野川漁協は今年3月の総代会で、稚鮎不正取引に関する嫌疑を掛けられことによる不信感から、静岡県内水面漁業組合連合から脱退する方針を決定。これにより同連合会が生産する「静岡2系」は、全て他県産に置き換わったと思われます。

私は解禁二日目に竿を出しましたが、普通の週末くらいの人出でした。前日から釣っている友人の話では、解禁日も午後には引き上げてしまう人が多かったとのこと。この情報が一気に拡散されて、他の河川が終わる10月までは平均して人が少ない狩野川となりました。

そして近年、全国の鮎師の頼みの綱である神通川も、驚愕の天然遡上の少なさ。隣接する庄川も同様で、7月に川が開いてみれば米代川まで不調。いよいよ天然河川はほぼ全滅と言うことで、一気に放流河川がクローズアップされました。特に追いが良い湖産鮎を入れている河川が人気が高く、山梨県桂川、岐阜県高原川、岐阜県宮川辺りが賑わいました。
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私は例年遠征を開始する海の記念日までは近隣河川を釣り歩くつもりでしたが、全国で数少ない天然遡上が好調だった相模川、酒匂川は混雑して週末は近づけず。結局前半は人の少ない狩野川と、かつてから一度行きたい思っていた気田川の2河川しか行けませんでした。

例年になく春の気温が高かったので放流鮎の成長も良く、数が釣れないとなると、どこの河川も大鮎のPR合戦。特に狩野川と神通川は、今年は尺鮎の年と前評判が先行しましたが、尺鮎になる前に釣られてしまうくらい鮎が少なかったというのが実態でしょう。ちょっとでも釣れたという情報が流れれば、一気に人が押し寄せるのが現代のネット社会です。

九頭竜はもともと天然遡上が少なく、鳴鹿大堰よりカミとなればほぼ全てが放流鮎。したがって例年よりも数が少ないという印象はありませんでしたが、型が小さい年でした。九頭竜だけが何故に春の高気温の恩恵を受けなかったのか不思議ですが、やはりダム河川は放水される水温の方が気温より影響が大きいのでしょう。
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5月25日(日)から竿納めとなった10月25日(日)までの釣行日数は延べ45日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。シーズン中に雨や増水で鮎釣りができなかったのは延べ6日間。これは例年とほぼ同じくらいのレベルです。

ここからは河川別に今シーズンを振り返ってみたいと思います。


<狩野川>
天然遡上の少なさ。そして試し釣りまでに放流したとされる3.65㌧(40万尾)の効果が実感できない試し釣り結果。解禁日に数を釣った人の大半は、試し釣りの結果を受けて急遽行った追加放流の魚であったことから、2012年の再来と評されるスタートとなりました。

記録を見ると2012年5月25日の釣果は34尾。今年の5月24日は20尾だったので、2012年以上に放流効果が実感できない幕開けだったと思います。放流された鮎が海産なので初期は追わないという一方で、ではなぜ解禁直前に入れた放流魚が掛かるのかという意見も。種苗が違うとの話もありますが、本当のところは藪の中です。

漁協は最終的に4.7㌧の放流を予定していたので、生簀に残っている鮎をどこに放流するかでオトリ店の綱引きとなりました。また組合役員が代わるごとに、この手の話は尽きません。放流効果を実感できる川幅の狭い上流域に放流したいと考える人。シモは天然遡上が多いから放流は少なくてよいと考える人。
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これに漁期はシモの方が長いから、初期は上流域が優遇されるべきなどの意見も相まって、まとまるはずもありません。では本当のところ天然鮎は万遍なく分散するのでしょうか?私の経験では狩野川の天然鮎は、上流を目指す傾向が強いと感じています。こう書くと放流鮎と同じように、川幅が狭いので密度が高くなるからそう感じるという反論もあるでしょう。

しかし狩野川は遡上量が少ない年ほど、下流域における天然鮎の中抜けが顕著になります。これは渓流シーズンに本流釣りをする人は、石色で感じている人も多いと思います。また大見川を例にとれば、今年も平瀬橋直下の堰堤には天然鮎が溜まっているのに、清掃センターから本流までの石色の悪さ。ここを天然鮎が遡上したとは思えないほどのギャップでした。

天然鮎が友釣りの対象になってくるのは例年であれば6月後半なので、初期は放流量が多い場所が断然有利となります。したがって初期に上~中流域で釣れるのは、集客力のあるオトリ店周辺。また松ヶ瀬はメーカーや報知の予選会に使われるので、初期はプラクティスの人が多いので適宜追加放流もされているようです。
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漁協はいつものごとく例年並みの遡上量とのことでしたが、私の定点観測ポイントは2012年よりも少ないくらいでした。しかし例年よりもサイズが大きく、4月から梅雨入りまでの気温の高さが天然鮎の成長を促したものと思われます。これは放流鮎もしかりで、初期から過去にない大きさの鮎が掛かり、5月31日に釣った25㌢が象徴的でした。

6月に入って他の河川が解禁になると、狩野川を訪れる釣り人は激減。私はメジャーポイントを外して上~中流域を釣り歩きましたが、2012年ほど天然遡上が少なくないことを確信。鮎の成長がよいこともあって、6月中旬には広く探れば天然でオトリが回るようになりました。

そして他の河川がよくないことがはっきりしてくると、狩野川にも釣り人が戻ってきます。オトリ店の悲鳴もあって漁協が追加放流を実施しますが、数が少ないので「焼け石に水」という感じ。○○には入れたのに、家の前には入れなかった云々の話題は尽きません。私が入るマイナーポイントは追加放流とは無縁ですが、人が少ないこともあって20~30尾くらいを維持。
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8月になると28㌢が釣れるようになり、今年も2012年のように尺鮎連発と囁かれるようになります。しかし9月9日の記事で触れましたが、8月までにかなりの確率で大型が掛かってしまう条件であったこと。また放流鮎が下るのが早く、すでにピークを迎えていると感じていました。

期待された9月は台風18号の影響もあり、思ったほど大きい鮎が釣れないまま月越え。10月に入ると老けた鮎が多くなり、長さがあっても重さがない個体が目立つようになります。鮎の老け具合は例年より2週間以上早く、産卵場が近い神島橋に釣り人が入り出したのも例年よりかなり早い印象でした。

最悪の年であった2012年の平均釣果は13.8尾/日で、今年が27.7尾/日。いずれの年も10月の除けば釣り人は少なかったので、この尾数の差がまさに天然遡上の違いだったと言えます。狩野川は昔から鮎の系群が3番上りまであると言われていますが、今年も6月に上流域で、よくここまで上ってきたと思うようなビリ鮎の群れに遭遇しました。
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この群れは遡上の早い系群のように大きくはなりませんが、10月後半になっても上流域で釣れる小型はまさにこの鮎。一説では産卵時期が早いと海水温が高いため、流下する仔魚が死滅しやすいとされています。地球温暖化による海水温の上昇、そして天然鮎の平均サイズが小さくなったことは、この説と符合しています。

鮎の少ない今年の狩野川で、これだけ釣れたのは釣り人が少なかったことに尽きるでしょう。釣れなければ人が来なくなる。人が来なければ鮎は残る。まさにこの相関が顕著に表れた年だったと思います。

今年の狩野川は体長はあるものの、体高がないので引きにトルクがありませんでした。太い仕掛けを勧める人も多かったですが、私はシーズンを通して複合糸0.04~0.05号、竿は早瀬クラスで対応しました。
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<九頭竜川>
神通の絶不調により、例年以上にクローズアップされた九頭竜。「釣りビジョン」の「第31回シマノジャパンカップ鮎釣り選手権全国大会」のナレーションで、「天然遡上が豊富な九頭竜川」とあってのけぞってしまいました。九頭竜は漁協の取り組みがまったく違うので、天然遡上の量は例年であれば神通とは比較にならないほど少ないです。

特に鳴鹿大堰よりカミは放流鮎が主体なので、病気が発生しなければ天然遡上の多い少ないは関係ありません。今年は春から解禁まで天候に恵まれたこともあり、放流鮎の歩留まりは良好。これは天然遡上がほとんどなかった神通も同じですが、違いは九頭竜の鮎が思ったほど大きくならなかったことでしょう。
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各漁協の発表によれば、九頭竜中部の放流量が7.5㌧、神通が本流だけで17.1㌧。神通の方が2倍以上放流されているにもかかわらず、今年のように天然が少なければ大鮎に成長する。一方で九頭竜は例年より小さいくらいだったことを勘案すると、神通の方が鮎の生育環境は優れていると言えそうです。

これは神通の方が砂が少ないことと、浮石が多いので同じ河床面積なら底石の表面積が大きいからでしょう。一方で神通の鮎より九頭竜の鮎の方が引きが強いのは、逆に石裏が少ない比較的フラットな川底なので、泳力が鍛えられるからではないかと思います。

しかし昨年も書きましたが、九頭竜が年々平坦な流れになっていることは間違いありません。瀬の中にもホレやミゾがないと、そこに留まる鮎の絶対量が少なくなりますし、一度釣ってしまうと水が出るまで鮎が瀬に入りません。最近の九頭竜は釣り返しがきかないのは、まさにこのフラット化が影響していると考えています。
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今年の九頭竜は小型でしたが、数的には良くもなく、悪くもなく。しかし回りの評価は、年々悪くなっているという人が圧倒的に多いのが現状です。瀬で思ったほど掛からないので、立て竿の泳がせに転向する人も多くなりました。またジャパンカップの影響もあり、「いまどき超硬の釣りなんて流行らん」と言われることもチラホラあります。

しかし年々数は少なくなっていますが、超硬でしか攻められない場所があるのが九頭竜。そんな場所を釣るために九頭竜に通っているので、盛期に竿を早瀬や急瀬に持ち替えることはありません。もちろん、そんな釣りだから数が釣れないという言い訳はなし。超硬の釣りを貫いても、目指すは「型も数も竿頭」。その点において今年の九頭竜は型、そして水位に不満が残るシーズンでした。
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<神通川>
富山県農林水産総合技術センター・水産研究所の田子氏によれば、カタクチイワシと稚アユは餌の競合関係にあり、昨年12月は富山湾で記録的なカタクチイワシの豊漁になったとのこと。この時期はカタクチイワシの方が大きいため、稚アユが索餌できなかった可能性が高いと。

これを裏付けるように、4月20日から始まった熊野川の天然捕獲調査でも4月中は1尾も捕獲されず。5月20日には採捕されたものの数は少なく半分は放流魚。富山漁協は天然遡上の多い少ないに関係なく、例年通り自家産の鮎を支流を含めて20㌧放流。昨年は神通産F6だったが、病気に弱い傾向が見られたので継代を中止して今年は神通産F2 に戻したとのこと。
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遡上が少ないと言っても遡上量が類を見ないほど多い神通。生育調査までは楽観的な見方をする人が多かったですが、徐々にその深刻さが判明していきます。遡上が遅れて友釣りで釣れないだけならまだしも、毛バリでもまったく釣れない。これが意味するところは天然遡上が桁違いに少ないということ。

しかし万が一天然遡上がゼロであったとしても、あの短い区間に17㌧の放流をしていれば一般河川よりよっぽど釣れるはず。私は神通に通い始めた頃から、ある疑問を持っていました。富山漁協は自家産なので、水を買うようなことはないので放流量は正確なはず。しかし遡上が正常な年は、放流魚と思われる個体がほとんど掛からない。
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おそらく天然遡上が多いため、放流魚の歩留まりがまったくトレースされていない。実際は多くの放流魚が病気で死滅しているのではないかと思っていました。したがって今年の神通は、この放流魚17㌧の歩留まりで釣況が決まる。私はそう考えていました。

結果的に、盛期になるまで発病するような気象条件がなかったこと。そしてこちらは検証できないものの、継代を中止してF6からF2に戻したことも功を奏したのかもしれません。今年は6月9日(火)に生育調査が行われ、翌週の16日(火)に解禁。ほぼ1カ月は友釣りが成立するような状況ではありませんでしたが、7月中旬になると場所によってはオトリが回るようになります。

今年も「海の日」の三連休は天気に恵まれず、しかも台風11号が西日本を縦断。しかし上陸のタイミングとルートから、九頭竜もしくは神通のどちらかで釣りができると読んで遠征を決行しました。本命の九頭竜は増水して入れませんでしたが、神通流域はほとんど雨が降らず、そのまま北陸道を北上して転戦。3日間とも竿が出せました。
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このときは網打ちはいるものの、釣り人の姿を見かけることはほとんどありません。朝のコンビニにも釣り人の姿はなく、どこでも入れる状況でした。釣れるのは放流鮎でしたが、この時点ですでに例年の9月より大きく成長。尺鮎が釣れた2004年の再来ということで、8月に入ると大物狙いの人が徐々に増えてきます。

私が次に訪れた8月後半は、大きい鮎の数釣りを満喫。放流鮎は最後まで群れで行動している個体が多く、その動きを読むことが今年の神通を攻略する鍵であったと思います。このような釣りは私も経験がなく、鮎釣りの引き出しを増やすことができました。個人的には例年のように釣れなくても、今年ぐらい空いている神通が好き。地元の方々も密かに楽しめた年だったと思います。
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<気田川>
直近で良かった2013年は父の不幸があって釣行できずじまい。昨年は河川の状況が悪く、今年こそは竿を出したいと思っていました。2013年に比べるとかなり悪いとのことでしたが、釣れなければ人が少ないのはどこの河川も同じこと。新東名ができたことによって、身近な川になりました。

当日はマルパパさんの案内で川見をして入川。釣り人も少なくのんびりした雰囲気で、当たりが大きく出る川相です。この日はちょっとしたカケアガリや見逃しやすいヘチでよく掛かりました。天然はまだ小型で主体は放流鮎でしたが、2週間前にマルパパさんが釣行したときよりも天然は成長していたようです。
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このまま大水が出なければ盛期は天然の数釣りが期待できそうでしたが、その後は出水や濁りでチャンスがありませんでした。山間部を流れる支流も多く、古き良き時代の里山の風景があります。船明ダムがなかった頃は、鮎が溢れていたという天竜川水系。まさかこのような状況になるとは、当時の人々はほとんど予想していなかったでしょう。

静岡のダム河川は年々悪くなる一方なので、ダムがない時代に戻れなくても、いつまでも「日本一きれいな川のまちづくり」を標榜し、鮎が跳ねる気田川であり続けてほしいと願っています。
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ということで例年と同じように、まとまりのない文章で今シーズンを振り返ってみました。今年も再会を約束していながらお会いできなかった方々には、この場でお詫び申し上げます。来季はぜひご一緒させてくださいませ!

今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季またお会いできるのを楽しみに、2015年鮎シーズンの締めくくりとさせて頂きます。来年も鮎釣りができる個人的環境であることを祈って!

by scott1091 | 2015-11-06 22:12 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(4)

2014年鮎シーズンの総括です!

昨年の父の他界に続いて、今年は妻が不慮の事故に遭遇。これから渓流シーズンのピークという時期だったので、鮎釣りの前半も家事や通院で思うようには動けませんでした。九頭竜への初釣行が8月29日までずれ込んだのは天候不順もさながら、そんな理由もあります。

そして妻が身の回りのことができるようになってから鮎釣りを本格化。しかし8月から台風が本州に上陸し、局地的な集中豪雨も相まって動くに動けない年でもありました。遠征には手堅い「鉄板週」もことごとく雨に見舞われ、9月の九頭竜では「大雨洪水警報」が発表される最中に、「三河テント村」で土砂降りの雨を凌ぐこともありました。

こんな異常気象ともいえる2014年鮎シーズンを振り返りながら、お決まりの総括です。毎年書いているように、比較できるようフォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。
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今年の狩野川は5月24日(土)に解禁。20日に解禁した興津川の釣況が思わしくなかったこともあり、解禁日はかなりの賑わいだったようです。私は解禁日の混雑を回避し、家事もあるので翌日下流域で4時間だけ竿を出しました。例年の放流地点よりも下流であるため、釣れた鮎は全て天然と思われますが数は出ませんでした。

一方、上流域でも天然遡上が掛かりだすまでの間、狩野川の人気を支えていた静岡2系(鶴田ダム湖産の継代)が思ったほど掛からず。今年から漁協の体勢が変わったことや、静岡2系を生産している「静岡県内水面漁連鮎種苗センター」の 横領事件の影響もあったのか、例年とは違う放流パターンや種苗を採用したのかもしれません。

家事にも慣れて6月中旬くらいから週末は両日とも釣りに行けるようになりましたが、最盛期の8月は台風11号の上陸もあって天候には恵まれませんでした。こんなシーズンでしたが、竿納めとなった11月3日(月)までの釣行日数は延べ46日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。


総釣果          1,501尾(862尾)
釣行日数           46日(29日)
実釣時間          267時間00分(Ave.5時間48分/日)
                (171時間00分(Ave.5時間24分/日))
平均尾数          32.6尾/日(29.7尾/日)
時速釣果           5.6尾/時(5.0尾/時)
最高釣果          8月 1日(金)神通川/79尾
               (9月14日(土)九頭竜川/73尾)
最低釣果          9月21日(日)九頭竜川/2尾
               (6月30日(日)狩野川/10尾)
               (9月23日(月)九頭竜川/10尾)

<河川別内訳>           2014年                  2013年
狩野川         977尾 (65.1%)32日 (Ave.30.5尾)     (Ave.28.0尾)
九頭竜川        269尾 (18.9%)9日 (Ave.29.9尾)      (Ave.39.6尾)
神通川         215尾 (15.1%)3日 (Ave.71.7尾)         釣行なし
庄川            12尾 (0.8%)1日 (Ave.12.0尾)         釣行なし
相模川          28尾 (2.0%)1日 (Ave.28.0尾)          釣行なし
興津川           0尾 釣行なし                   (Ave.19.0尾)

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気象庁は5月の時点で、この夏は5年ぶりにエルニーニョが発生する可能性が高いと発表しました。夏にエルニーニョが発生すると太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、冷夏になる傾向があります。直近で発生した2009年は九州北部と近畿、東海は梅雨明けが8月にずれ込み、中国、北陸、東北地方は梅雨明けが特定できませんでした。

まさにエルニーニョは鮎釣りにとって凶年。こんな不安でスタートしたシーズンでしたが、結局エルニーニョの発生はなく、梅雨前線の影響は例年よりも弱いものとなりました。これにより7月中旬は太平洋高気圧に覆われて天気に恵まれることが多かったですが、一転して8月は台風11 号と台風12 号が相次いで日本列島に接近。

盛夏にもかかわらず秋雨前線のごとく日本付近に停滞する前線に、台風から暖かく非常に湿った空気が流れ込み、各地では歴史的な大雨となって「平成26年8月豪雨」と命名されるに至りました。鮎の最盛期である8月は天候が不安定で、北陸についてはお盆休みは川に入れない状態が続きました。9月に入っても局地的に降る豪雨は続き、遠征の判断が難しい年だったと思います。
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そして10月に入ってやっと天候が落ち着いた矢先に、続けて台風18号と19号が日本列島を縦断。解禁以来渇水が続いていた狩野川も、台風18号では放水路を開門する4㍍近い増水となりました。季節外れの前線停滞に加えて、日本列島に接近する台風が多かったことが、このような不安定な気候をもたらしましたと思われます。

ここからは河川別に今シーズンを振り返ってみたいと思います。今年釣行したのは全部で5河川。昨年の釣行した3河川の中で、興津川だけは今年は行きませんでした。好調だった酒匂川は混雑するので平日に行くつもりでしたが、遠征以外は仕事を休めなかったこともあり、残念ながら行くことができませんでした。


<狩野川>
解禁前は天然遡上が少ないと評された狩野川。私の定点観測ポイントも、それを裏付けるように鮎は例年よりも少なかったです。そして解禁日に型が揃った人は例年よりも少なく、どちらかと言えば不調な立ち上がりであったと思います。これは放流魚が思ったように掛からなかったことが最大の要因と思われます。

しかし一方で、定点観測ポイントで見られる天然鮎は解禁時点で大きいものは17~18㌢に成長しておりました。鮎が少ないとは言いながら、解禁初期はあまり掛からない下流域でもオトリ継ぎができました。5~6月は放流魚と天然ビリが主体となる狩野川ですが、この時期にオトリサイズの天然が少ないながら掛かる。そんなこともあって、前半は混雑を避けて中~下流域を釣ることが多かったです。

この頃は放流魚が思ったように掛からず、オトリ店によっては漁協に追加放流をお願いしたというような話を耳にしました。静岡2系を減らしてそれに見合う海産を手当てしたが、その海産がまったく追わないというようなことも聞きましたが、真偽のほどはわかりません。ただ例年のように、静岡2系を狙って釣れる年ではなかったと思います。
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このように興津川と同じように前半は釣果も低迷。加えて酒匂川が好調だったこともあり、7月までは人が少ない狩野川だったと思います。しかし評判とは裏腹に6月になると観測ポイントの鮎もぐっと増え、梅雨らしからぬ天候にも恵まれて週を追うごとに釣果も好転。6月中旬に一度、追加放流の魚が溜まっている場所に当たりましたが、ほとんどが痩せて生育不良の状態でした。

したがって好転の要因は放流天然を問わず、海産系が掛かりだしたことによるものと思われます。今年の傾向は初期の遡上群は数は少ないけれど成長はまずまず。中期、後期遡上群は例年並みの遡上量、大きさであったと思います。今年の狩野川は平均サイズが例年よりも大きくなると期待されましたが、想定外だったのは昨年以上の渇水。

解禁はほぼ平水で迎えましたが、その後は10月の台風18号まで垢を流すような増水はなし。しかも7月から10月までほぼ渇水となれば、鮎の密度が濃くなるので生育に大きく影響するのは必然。結果として平均サイズはあまり変わりませんでしたが、数少ない竿抜けに残っている鮎は例年よりも大きい印象でした。
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このような感じで7月までは人が少なかったですが、8月に入ると天候不順で竿を出せる川が少なくなり混雑するように。竿を出してみると初期の評判と違って釣れるということで、賑わうようになりました。狩野川はもともと10月が一番混雑するので、この賑わいは台風18号が来襲するまで継続。

台風18号、19号以降は底石に葦が絡み、残り垢がある大石回りを攻めると根掛かり地獄。水位が高いこともあって回収できないことが多く、釣っても釣っても曳舟の鮎が増えないという状況でした。こんな状態なので浅場に新垢が付き始めると、オトリが回収できる場所が人気ポイントになります。

10月一杯は賑わう狩野川ですが、下流域の有望なポイントはオトリが回収できない場所も多く、尻すぼみ的に釣り人が減少。松下、狩野川公園、神島橋を除けば、比較的のんびりと釣りができる終盤でした。特記事項としては大見川の特別解禁区の放流鮎が尺まで成長しましたが、この種苗がどこのものなのか気になるところであります。


<九頭竜川>
8月10日の台風11号を皮切りに20日近く増水と濁りが続いたことから、初釣行は8月29日になりました。この増水前は型、数ともに例年になく好調との報せでした。このまま順調に成長すれば尺鮎も出るのではないかと期待されましたが、最盛期である8月の度重なる大増水により状況は一変してしまいました。

今季初めて訪れた九頭竜は場所によっては大きく川相が変わり、いずれも悪くなった印象です。鮎が溜まるヘチの深みや瀬の間にある掘れが消失し、大石が埋まって単調な瀬が多くなりました。水位が下がってもダムからの濁りは続き、サギリの杭打ちで真名川ダムの放水を絞るまで笹濁りが続きました。
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2回目の釣行となる9月7日には当日朝「大雨洪水警報」が発表され、褐色系の濁りの中で竿を出しました。翌日には雨が降る前の笹濁りに戻りましたが、やや高水の九頭竜で竿を出せたのはこの2週のみ。残りの2週はいずれもサギリの杭打ちで過去に経験のないくらいの減水となり、混雑も相まって九頭竜らしい釣りをするために場所を選ぶような状況でした。

台風11号前に釣れていた25㌢クラスが成長していることを期待しましたが、最大でも9寸止まり。やはり盛期における垢飛びと、新垢が付くのが遅くなる濁り。これらが鮎の成長に与えた影響は甚大なのでしょう。こんな状況ではありましたが、今年も九頭竜らしいセッパリ鮎を手にすることができました。
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昨年に続いてEgaoさんが竿を出さなかったのが残念ですが、気の置けない仲間と過ごす九頭竜釣行は何にも代えがたい最高の時間。集まればいつものように長~い昼食になりましたが、大らかな気持ちで釣りができるのも九頭竜の良いところでしょう。

しかし川底が上がって大石が埋まり、年々おとなしい流れになっています。これが影響しているのか、釣果にこだわり過ぎる釣り人が増えているように感じます。「郷に入れば郷に従え」という諺にもあるとおり、九頭竜の流れのように気持ちは寛大に!神通のような殺伐とした雰囲気にならないことを祈るばかりです。

昨年も書いておりますが、上川のコロガシ解禁をかつてのように9月15日へ。そしてサギリ漁の縮小と産卵期の禁漁期間設定を望むところですが、これについては「おらが川によそ者がものを申すな」と言ったところなのでしょう。関係者の世帯交代とともに、少しづつ変わって行けばと思っています。


<神通川>
2年ぶりとなる神通川。1回目は混雑する前にということで8月初旬に行きましたが、すでに川は大渋滞。初日は平日だったので、その時期に一番大きい鮎が釣れている場所に入りました。当たり、引きともに申し分なく、龍星☆竿の本領発揮というような楽しい内容でした。

翌日はプロトのテストがあったので、それに見合うフィールドで駐車場の関係で比較的空いている場所に入りました。型的には前日よりも落ちましたが、誰も竿が届かなかったサラ場の流芯で思う存分テストができました。シモに大きなトロ場がある関係で、限られたスペースに駐車されている車は、友釣りよりもドブ釣りの方が多かったようです。

神通川はオトリ店の情報発信もあり、半束釣るのが当たり前みたいな風潮ですが、釣りの満足度は数ではありません。もちろん良い場所に入れば釣れる川ですが、B~C級ポイントでいかに釣果を上げるかというのがまさに腕の世界。ただ数だけを比べるのは、ゴルフでレギュラーティと、バックティからのスコアを比較するくらいナンセンスなことです。
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どこでも入れる川であれば、ポイントを見極めるのはまさに腕の差。しかし現状の神通は、空いている場所に入るしかない状況です。釣果だけを比較すれば狭い間隔でも入れる者勝ちの様相ですが、空いている場所でトップ・トーナメンターならどのように攻略するのだろう。こんな視点で目標を設定すると満足度も違ってきます。

そしてプロトの最終確認のために訪れた2回目の釣行は9月中旬。地元の友人が「今世紀最大の渋滞」と評するくらいの超~激混み。間隔の狭い中に入るのは憚れるので、それを察した友人が決めた集合時間は5時半。念のため5時くらいに到着できるよう福井を出発しましたが、まだ暗いのでさすがに3番乗りくらいでした。
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神通も九頭竜と同じように、赤岩が沈んだ大増水の後は型が落ちてしまいました。しかし神通は荒瀬で20~23㌢クラスをテンポよく釣るのが楽しい川なので、混雑を除けば今季も楽しい釣りができました。竿のテストにご協力頂いた皆様に、心から御礼申し上げます。

お馴染みの「越中屋」は駅前の再開発により、現在の店舗は今季限りとのこと。新しいビルができるまで他の場所で営業する予定とのことですが、駅から遠いとしばらくの間は行けなくなりそうです。


<庄川>
前日の神通があまりに混雑していたため、午前中だけの釣りだったので2年ぶりに庄川に入りました。台風11号による大増水は神通と同じですが、その後もダムから大量の放水が続いたため、リニューアルオープン初日に入ったようなタイミングです。

まだ薄い笹濁りが残り、垢付きも十分とは言えない状況ではありましたが、状況的には期待十分。これは爆釣かと思われましたが、一時は〇ーズを覚悟するような状況でした。2年前の庄川と比較すれば、そのギャップはグランドキャニオンほど大きいですが、狩野川を釣っていると思えば掛からないのも気になりません。
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そんな気の持ちようで竿を出せば、ポツポツではありますが目印が大きく飛びます。長く続いた増水で鮎のコンディションが心配されましたが、庄川特有のヌルヌル柔肌鮎は健在。雌雄を意識した攻め方になりましたが、狙った場所でオスとメスを釣り分けることができました。

一日やってもリミットメイクできるかどうかの釣況でしたが、釣りの満足度は前日の神通よりも高い感じでした。時間があればもう少し試してみたいことがありましたが、三連休の最終日ということもあり、きっかり12時に切り上げ。後日、鮎道楽さんが良い釣りをしているので、来年こそは期待したいところです。


<相模川>
台風11号により予定していた九頭竜遠征が中止に。狩野川でできるプロトのテストは終わっていたので、一番多用されそうな規模の相模川にテストに行きました。相模川を訪れるのは2年ぶりとなります。急な遠征中止だったので調べる時間もなく、ガラ空きだった2年前と同じ場所に入りました。

川相はかなり変わっていましたが、瀬肩の石色は2年前と同じで良くありませんでした。瀬の絞り込みまで釣り下がればオトリが変わると思いましたが、すぐにオトリ1号がリタイヤ。2号で確実にオトリが獲れそうな場所に移動しますが、養殖では思ったように掛かりません。
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またオトリが変わっても、狙う石がなくなると「うんともすんとも」しないのが相模川。狙った石を通せばすぐに掛かるのに、漠然と泳がせても釣れる気がしないのも2年前と同じ。期待のユ~ガッタチャンスがないのまで同じでした。大きい川なのでどこかで入れ掛かりになる場所もあるのでしょうが、今の車では機動的に河原を移動できないのが辛いところです。

狩野川と違って、掛かると一方向に大きく目印が飛ぶのでとてもエキサイティング。この時期としては平均サイズもまずまずで、プロトのテストには申し分のないフィールドでした。このまま成長すれば9寸アップも期待できそうな感じでしたが、最終的には後半は思ったほど成長しなかった印象です。


ということで例年と同じように、まとまりのない文章で簡単ではありますが今シーズンを振り返ってみました。今年も再会を約束していながらお会いできなかった方々には、この場でお詫び申し上げます。来季はぜひご一緒させてくださいませ!

今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。emoticon-0139-bow.gif来季またお会いできるのを楽しみに、2014年鮎今シーズンの締めくくりとさせて頂きます。

by scott1091 | 2014-11-19 22:24 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(2)

2013年鮎シーズンの総括です!

今年も早いもので残すところ1カ月。2013年は7~8月の2カ月間まったく竿を出せないシーズンとなってしまいましたが、お決まりの総括をする季節となりました。内容は比較できるように、フォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。

今年は5月20日が週末でないことから、昨年のようなイレギュラーなことはなく興津川が先陣を切って解禁。そして狩野川の解禁日は5月25日(土)となりました。今年も混雑する狩野川の解禁は回避して、解禁6日目となる興津川からシーズン・イン。

6月中旬くらいから釣りに行ける時間が少なくなり、身内の不幸により7~8月は完全に休業。49日忌明けとなる9月7日から復帰して、竿納めとなった11月17日(日)までの釣行日数は延べ29日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。


総釣果            862尾(1,269尾)
釣行日数           29日(50日)
実釣時間          171時間00分(Ave.5時間54分/日)
               (317時間00分(Ave.6時間20分/日))
平均尾数         29.7尾/日(25.4尾/日)
時速釣果          5.0尾/時(4.0尾/時)
最高釣果          9月14日(土)九頭龍川/73尾
                (8月3日(金)神通川/73尾)
最低釣果           6月30日(日)狩野川/10尾
                  9月23日(月)九頭竜川/10尾
                (8月26日(日)九頭龍川/ 2尾)


<河川別内訳>                   2013年            2012年
狩野川        645尾 (74.8%)    23日 (Ave.28.0尾)      (Ave.13.8尾)
九頭竜川      198尾 (39.6%)     5日 (Ave.39.6尾)      (Ave.22.7尾)
興津川        19尾 (2.2%)       1日 (Ave.19.0尾)      (Ave.15.0尾)
神通川         0尾              釣行なし            (Ave.59.0尾)
庄川           0尾              釣行なし            (Ave.43.0尾)
藁科川         0尾              釣行なし            (Ave.16.0尾)
相模川         0尾              釣行なし            (Ave.15.0尾)

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昨年が全国的に不漁であったため、祈るような気持ちで迎えた今シーズン。押しなべて天然遡上は前年ほど悪くはないという感じでしたが、予想外だったのは異常気象がもたらした豪雨。年々ひどくなっていると感じますが、今年はそのペースを2段階くらい飛び越えてしまった印象です。

今年の猛暑の原因は「太平洋高気圧」と「チベット高気圧」の勢力が非常に強かったことによりますが、それを生み出したのは赤道付近の海水温が高かったことと、偏西風の蛇行によるものと言われています。偏西風の蛇行を引き起こした要因は大西洋の海水温が高かったことによりますが、これが同時に発生したことから夏に日本を覆う「太平洋高気圧」に、西から張り出した「チベット高気圧」が重なる形となりました。

これにともない日本は空梅雨となり、夏になると日本海側には豪雨をもたらし、関東ではほとんど雨が降らない渇水続き。9月になると矢継ぎ早に台風が発生して日本列島に接近。気象庁は8月30日から、「警報」の発表基準をはるかに超える現象に対し「特別警報」の運用を開始しました。

大雨の発表基準については「台風や集中豪雨により数十年に一度の降水量となる大雨」、もしくは「数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧による大雨」と定義されています。そして発表第1号は2013年9月16日5時5分に京都府・福井県・滋賀県に発表された「大雨特別警報」。この日は九頭竜釣行で福井に滞在していたので、まさに「ただちに命を守る行動をとる」真っ只中にいました。
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初期から豪雨に見舞われた東北地方の日本海側は、盛り返すことなくシーズンが終了。キャパシティのある東北河川がこのような状況になってしまったため、昨年以上に神通川に人が集中。出水に強い庄川がダムの濁りと放水が続いて釣りにならなかったことから、地元勢も神通川に集中することになって昨年を超える状況に…。

一方で久々に好転の兆しがあったのが静岡。狩野川や興津川はあまり代わり映えしませんでしたが、気田川を含む天竜川、大井川で楽しい釣りをした人も多いはずです。いずれもダム河川なので、渇水続きで川が安定していたのが大きな要因でしょう。そして忘れてはいけないのが酒匂川。

2010年の台風被害から3年が経過し、火山灰で脆弱な土壌だった鮎沢川流域の河川工事が終了。これによりシルトの流下が止まり、雨が降っても濁りがとれるのが早くなったことが、石垢の生育に大きく影響しているのでしょう。以前より底石が砂に埋まって釣り場が限られるようですが、酒匂川をホームグランドにしている友人達は楽しいシーズンだったとのことです。

今年は釣行回数が少ないので限られた河川にしか行けませんでしたが、ここからは河川別に今シーズンを振り返ってみたいと思います。昨年総括を書くのが大変だったので4河川くらいに止めたいと書きましたが、それ以上に少ない3河川となってしまいました。


<狩野川>
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私の定点観測ポイントでは、例年よりかなり早い3月22日に天然遡上を確認。友人達からの情報も、一番上りの系群が多いとのことだったので期待が高まります。そして前評判が高かったので解禁は昨年と同じように賑わったようですが、一週間が過ぎた頃には聞こえてくる声は不評なものばかり。

今年の春は雨が少なかったので、放流鮎が分散しなかったことが一番大きな要因と思われます。すでに何回も書いていますが、狩野川といえども初期に釣りの対象となるのは放流魚。もちろん稚魚放流ではありますが、天然よりも大きく成長したものを3~4月に放流するので、解禁にはオトリより少し小さいくらいまで成長しています。

しかしこの放流鮎が溜まっているだけではなく瀬に入らなかった。春に渇水の年は瀬の釣りが不調になると言われていますが、今年の狩野川の初期はまさにそんな状況だったと思います。私は解禁二日目に竿を出しましたが、前日釣れたという瀬では釣果は得られず。半信半疑で翌週もその瀬を釣りましたが、やはり思ったような釣果は得られませんでした。

例年はビリ鮎であれば場所を選ばず掛かるのですが、期待された一番鮎はもとよりビリ鮎もなかなか掛けられず。しかも残っている放流鮎のコンディションが悪く、掛けるというよりも待っていると弱々しく掛かってくるという感じがしばらく続きました。しかし観測ポイントの天然は平均サイズが大きかったので、例年よりサイズが揃う年になるのではないかと…。
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昨年のような尺鮎連発は完全に異常な状態であり、狩野川は20~23㌢がコンスタントに掛かれば上出来の川。最近はそんな年に恵まれなかったので、今年は密かに期待していました。そして私がシーズン前半に最後に竿を出したのは6月29日ですが、少なくともこのときまでは順調にサイズアップしていたと思います。

しかし鮎釣りに復帰した9月7日の釣果は想定外のものでした。どこのタイミングでサイズダウンしてしまったのか、2カ月間竿を出していないのでわかりません。しかし私の観測ポイントで見える天然は、この時期に23~25㌢くらいに成長していました。本流に上ったはずの一番上りがどうなってしまったのか?鮎は釣りきられるということはないので不思議でなりません。

例年11月第一週で竿を納めますが、今季は初めて第三週まで竿を出しました。終盤に大水が出なかったことから11月末まで釣果は安定していましたが、鮎の老けは例年よりも早かったように感じます。遡上が多かったから鮎が小さかったという意見もありますが、私は渇水続きであったことがサイズに一番影響したと考えています。


<九頭竜川>
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今季はEgaoさんが川に入っていないので、確かな情報が入ってこない九頭龍川。勝山は放流魚の歩留まりがよく好調とのことですが、中部の状況がわかりません。同じ北陸河川の雄である神通川は、天然遡上、放流歩留まりいずれも絶好調との報。今年は鮎を釣っていないので、当然ながら神通川への釣行を計画します。

しかし9月の第二週、第三週は3連休ということもあり、富山の宿がまったく取れません。朝コンビニに行くと、すでに鮎タイツを履いた人がいるくらいの賑わいですから致し方ありません。神通川の付近にあるコンビニは、弁当はもとより割高なカップ容器に入ったロックアイスやパーティアイスまで売り切れてしまう勢いですから…。

こんな状況なので、釣行先を宿が取れた九頭龍川に変更。台風18号による影響で二日間だけでも釣りができたらという状況でした。最終日にとんでもないことになったことはすでに書いているのでここでは省略します。渇水が続いた太平洋側とは異なり、高水が続いた北陸河川。前日から釣っているヘルニア軍団の話では20㌢高くらいとのこと。

そして当日はサギリ漁の杭打ちで放水量が絞られ、オトリ店の話では今季初めての平水ではないかと…。まさに初釣行日が最高の条件に恵まれました。自分が限界まで入って竿を挿せば、どこでも竿抜けなので今年の夏をこの一日で取り返すくらいの勢いでガンガン行きました。しかし漁協の体勢が変わってからは、友釣り専用区以外のコロ解禁は上川も9月1日。

かつては上川は9月15日がコロ解禁だったので、この2週間の差は大きいです。翌日は併用区に入りますが、すでに根掛かりしたコロ仕掛けが石が立っている場所には山盛り状態。貴重な鮎と仕掛けを4セットも失った上に、穂持ちまで折損。たった2週間でどれくらいの仕掛けを切ったのでしょうか?恐るべしコロ釣り。事故が起こらないことを祈るばかりです。
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台風18号による増水が治まっていませんでしたが、続けて翌週も釣行。真名川水系からの濁りが残っていましたが、石垢が飛んでいなかったので泥被りでしたが釣りになりました。延期が続いた「ジャパンカップ決勝大会」も同日に開催。予選は併用区でも行われたため、網漁の影響や沈んでいるコロ仕掛けで実力を発揮できなかった人もいたと思います。

もともと決勝大会は8月31日と9月1日に開催される予定でした。しかし予選で併用区を使うなら大会は8月中で終わらせるか、上川だけでもコロ解禁を遅らせてもうらよう来季は要請するべきでしょう。おそらく9月1日は大会二日目なので専用区だけを使う予定だったのでしょうが、台風の季節と重なるので大会延期は2週くらいまで想定しておくべきです。事故を避けるためにも…。

シーズンを通して入っていないので何とも言えませんが、高水が続いて竿が入らなかったわりにはサイズも数も伸び悩んだという印象です。ここ数年と比較すると、ま~こんなものでしょう。釣れれば人が押し寄せて放流鮎が減り、釣れなければ人が減るので放流鮎が残る。同じ北陸のダム河川でありながら、神通川と九頭竜川は資源管理においてあまりに対照的です。天然主体の神通川と放流主体の九頭竜川。にもかかわらず神通川の方が放流量が多い不思議…。

そして谷口が年々平坦になるのは鳴鹿大堰による影響と思われますが、やはり下流域にある取水堤は河口堰と同じように溯河性魚類にはインパクトが大きいのでしょう。その意味でも天然鮎を守るためには神通川以上に努力する必要があるのでしょうが、現状はあまりにギャップが大きいように感じます。


<興津川>
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狩野川の解禁を避けて一日だけ釣行。したがって語ることがありませんが、解禁6日目でもメチャ混みでした。コンスタントに釣れるのは、いかにも放流鮎が溜まっていますというような場所。上~中流域はそもそも水深のある場所を探すのが大変な川なので、そんな場所は暗いうちから場所取りでした。

混雑すると本当に逃げ場のない川だと感じます。釣り人の間隔も狭いので、混雑が苦手な私にはかなりのストレス。川相にもう少し変化があれば、水量が少なくても我慢できるのですが…。新東名開通をきっかけに2シーズン年券を購入しましたが、他の河川がそこそこであればもう行くことはないと思います。時間的には狩野川に行くのとあまり変わらないくらいなんですけどね!
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ということで例年と同じように、まとまりのない文章で釣行した3河川を振り返ってみました。私にとっては短い鮎シーズンではありましたが、釣りができる幸せを再認識するシーズンとなりました。釣りこそが我人生であります!

再会を約束していながらお会いできなかった方々には、この場でお詫び申し上げます。来季はぜひご一緒しましょう。そして今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季またお会いできるのを楽しみに、今シーズンの鮎釣りを締めくくりとさせて頂きます。
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↑今年は行けなかった富山から林檎の便り。ありがとうございますemoticon-0139-bow.gif

by scott1091 | 2013-12-01 19:51 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(2)

2012年鮎シーズンの総括です! 前篇

今年も早いもので、鮎シーズンを総括する季節になりました。毎年書いていますが、比較できるようにフォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。

今季は久々に狩野川の解禁日をパスしました。これは例年曜日に関係なく5月20日解禁となる興津川が解禁を見送ったため、非常に混雑することが予想されたからです。したがって狩野川の解禁2週目となる5月25日(金)からシーズン・イン。竿納めとなった10月28日(日)までの釣行日数は延べ50日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。


総釣果         1,269尾(1,771尾)
釣行日数         50日(52日)
実釣時間        317時間00分(Ave.6時間20分/日)
             (357時間00分(Ave.6時間52分/日))
平均尾数         25.4尾/日(34.1尾/日)
時速釣果         4.0尾/時(5.0尾/時)
最高釣果        8月3日(金)神通川/73尾
             (8月5・6日(金・土)神通川/121尾)
最低釣果        8月26日(日)九頭竜川/ 2尾
             (8月13日(土)狩野川/ 5尾)
  

<河川別内訳>                   2012年          2011年
狩野川      263尾 (20.7%)    19日 (Ave.13.8尾)    (Ave.28.6尾)
九頭竜川     341尾 (26.9%)    15日 (Ave.22.7尾)    (Ave.21.6尾)
神通川      531尾 (41.8%)     9日 (Ave.59.0尾)    (Ave.121.0尾)
庄川        43尾 (3.4%)      1日 (Ave.43.0尾)     (Ave.95.0尾)
興津川       60尾 (4.7%)      4日 (Ave.15.0尾)     釣行なし
藁科川       16尾 (1.3%)      1日 (Ave.16.0尾)     釣行なし
相模川       15尾 (1.2%)      1日 (Ave.15.0尾)     釣行なし


河川によって変動はあるものの、全国的に年々鮎が釣れなくなっているように思うのは私だけでしょうか?ホームグラウンドである狩野川も昨年までは比較的好調を維持するも、今季については御多分に洩れず。昨年の台風15号で山が崩落した藁科川、興津川、そして長期間にわたり濁りがとれなかった富士川もまったく奮いませんでした。

そして駿河湾の稚鮎が不調であったことから伊豆の小河川も良いはずはなく。まさに「釣れない王国 静岡」という感じです。そして近隣では、酒匂川は2010年の台風14号の災害普及工事が続いていて2年連続の不振。唯一天然遡上が好調だった相模川(含む中津川)に人が集中する結果となりました。

もう少し範囲を広げると、北関東の雄である那珂川が過去にない超不漁。中部の代表河川である長良川もまったく奮わず。紀伊半島については古座川以外はほぼ全滅。ダム上の放流河川が概ね歩留まりがよかったことが、唯一の救いだったのではないでしょうか?

こんな状況の中で、ぶっちぎりの好調を維持したのが福井を除く北陸河川。小河川はもとより神通川、庄川、手取川の天然遡上エリアに人気が集中。まさに本州全土から鮎師が集結しているといっても大袈裟ではなく、8~9月は平日でも週末と変わらない混雑ぶりとなりました。

私も狩野川が不調であったことから、シーズン初期は放流魚を目当てに興津川や藁科川を釣り歩きましたが、8月に入るとお盆時期を除いて毎週のように北陸通い。遠征回数は過去最高を記録し、鮎シーズンの走行距離も最長です。

したがって訪れた川は例年よりも多く全部で7河川。しかし河川別内訳を見るとわかるとおり、平均20尾をクリアーしたのは北陸3河川のみ。ホームグラウンドの狩野川にいたっては平均釣果13.8尾の最下位。神通川と庄川がなければ、平均釣果17.4尾という最悪の年となってしまいました。

しかし今年のような遠征を、毎年続けられるわけもありません。もし来年も同じような状況、もしくはさらに悪化するようなことがあれば、釣れない近隣河川でシーズンを過ごすしかないでしょう。今年の狩野川のように終盤大鮎フィーバーに湧いたとしても、盛期の7~8月にオトリの回転が成り立たないレベルでは、鮎釣り人口の減少に拍車が掛かるのは必至。

滋賀県水産試験場による琵琶湖の鮎産卵調査では、第5次調査(10月22・23.25日)に至っても有効産卵数は平均値の6.3%。過去10年で一番少なかった2004年と比較しても16.7%という状態です。高温少雨により産卵が遅れている可能性もあると淡い期待をしていましたが、第4次調査(10月9~11日)がピークであったことを考えると、もはや第6次調査で劇的に増えるということはありません。

湖産鮎は多くの河川に放流されているので、来年は放流鮎が確保できないという事態も想定されます。養殖はまさに斜陽産業。新型インフルエンザが流行したとき、ワクチンを増産する余力が国内メーカーになかったのとまったく同じで、湖産鮎の不漁を補うほどの養殖設備は日本全国どこにもありません。

だからこそ再生産が可能な河川は放流に頼らず、天然鮎が増える施策を講じなければならない。種苗生産用に在来種の親魚確保はもちろんのこと、産卵床の整備、漁期の見直し、漁法の見直し、禁漁区の設定など、方法は思った以上に多い。来年はこんな地道な努力を続けている河川がクローズアップされる年になるのではと思っています。

話が来季までおよんでしまいましたが、ここからは釣行した河川別に今シーズンを振り返ってみたいと思います。


<狩野川>

かつては5月第三週の日曜が解禁日であった狩野川。徐々に週休二日が当たり前となり、せっかく遠方から行くなら二日間釣りたいというニーズが強まって、最近は5月第三週の土曜が解禁日となっています。したがって昨年は5月21日が解禁でしたが、今年はカレンダーの関係で第三週の土曜は5月19日。

しかし県条例で5月20日よりも早い解禁はできないため、日曜の5月20日が解禁日となりました。これを受けて例年曜日に関係なく5月20日解禁を貫いてきた興津川が、狩野川に譲るかたちで5月26日(土)に延期。

今年も「静岡2系」の稚魚放流は万全。後は解禁を待つだけという状態の5月2日。24時間降水量でみると、伊豆市で3日4時10分までに観測史上最大の649.0㍉を記録。これだけの増水となると、この時期の放流鮎が流されてしまうのは当然。また水害防止のために「狩野川放水路」が2日夕方から約1日間にわたり開門されたことから、こちらから海に流された鮎も多かったと思われます。
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「狩野川放水路」は平常時は閉門されており、魚道に準ずるような水路はありません。したがって閉門後に潮の干満で差し返した鮎は行き場がない。こんな状況の中、漁協は予定通り5月10日に試し釣りを実施。その結果が惨憺たるものであったことは、すでに書いているとおりです。

この結果を受けて5月20日の解禁に向けて漁協は追加放流を行いますが、狩野川はもともと天然遡上河川。解禁当初は大きく成長した放流鮎、7月後半から成長した天然鮎に置き換わるのが前提となっているため、予定放流量の大半は解禁前に実施済み。こうなるとより多くの放流資金を確保するため、日釣り券ではなく年券を売らなければなりません。

その意味では昨年の好調。そして興津川に先駆けた解禁は功を奏した感があります。天然遡上は昨年並みとこだわり続けたのも、おそらく見切られる前にできるだけ多くの年券を売って、放流資金を調達したいという思惑があったのでしょう。
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年券を買った人からかなりのクレームがあったやに聞いていますが、そういう人ほど釣れれば文句を言わなくなるもの。漁協からすれば、終盤の大鮎フィーバーで帳消しといったところでしょう。

こんな状態なので、私の5~8月の釣行回数はたったの8日。この回数が物語るように、狩野川をホームグラウンドにするようになってから最悪の年。6月後半には実態が明らかになり、解禁になっている川とは思えない釣り人の少なさ。修善寺橋よりシモにいたっては釣り人の姿が見えないこともありました。

しかしこの間も漁協は放流を続けており、鮎がいなかったわけではありません。釣れる場所は限られていましたが、釣り人が少ない分だけ魚も残る。そしてフィーバーが続いた北陸河川が9月末で禁漁となり、10月が一番賑わう狩野川に人が戻ってきました。私もまさにその中の一人であります。
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竿数が増えれば、当然ながら毎日のように大鮎が上がる。これを聞きつけた腕に憶えのある人が加われば、さらに釣果に拍車が掛かるのは当然のこと。尺鮎が人を呼び、竿数が尺鮎を呼ぶという状態です。まさに漁協としてはしてやったり。クレームに耐え忍んで、起死回生の一発を狙った戦略は成功ということになりましょう。

そして私が読み違えた点を、備忘のために書いておきます。8月12日に以下のような記述をしております。

---過去記述から---
シーズン後半は尺鮎の噂もありますが、鮎が少ないだけでは尺まで成長しません。今年の狩野川で尺まで成長するとすれば、早い時期に遡上した天然か、試し釣りの前に入れた静岡2系のみ。しかしこの時期に最大で25㌢であれば、成熟の関係があるので尺には達しないでしょう。これは九頭竜も同じで、尺が出る年は8月中旬には27~28㌢クラスが掛かるものです。
---終わり---
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しかしながらご存知のとおり、今シーズンは尺鮎が連発。この読みのどこが違っていたか検証すると、この時期すでに27~28㌢が釣れていたという事実を知りえなかったこと。これに尽きると思います。やはり竿数が少ないときは、得られる情報だけでは判断できません。

そしてもう一つ予想外だったのが、11月まで放流鮎が友釣りの対象になったこと。高温少雨の影響はあるものの、実はこれが一番の謎でした。しかし先日の情報どおり、今年の放流鮎の大半が海産蓄養ということであれば納得できる点も多い。

終盤の狩野川は消化試合のような感じではありましたが、9月30日短時間の大鮎連発と、10月13日狙い通りに釣った30.5㌢が記憶に残りそうです。最後になりますが、狩野川は天然遡上あっての銘川。他県産の大鮎は他の川に任せて、来季は天然遡上が回復することを期待したいと思います。

<容量の関係で後篇に続く↓>

by scott1091 | 2012-11-02 20:25 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(0)

2012年鮎シーズンの総括です! 後篇

<九頭竜川>

狩野川が前述のような状況なので、今年は6月30日から釣行を開始。6月に釣行したのは解禁日に行った2006年以来となります。今年から「九頭竜川中部漁業協同組合」のHPが開設されましたが、この時期の釣果情報は下川のものばかり。上川の状態は行ってみないとわかりません。

上川といえども時期が早いので竿は「龍星☆竿」。この一日半の釣りで感じたことは、昨年ほど鮎は薄くはないが決して多くはない。これは次の釣行で確信に変わりました。鮎が薄い分だけ成長も早く、7月後半には25㌢が釣れるようになります。

尺鮎が連発した2007年の再来と言う人も多かったですが、私の見方は少し違いました。一言で言うと「大型が掛かり出したのが早過ぎた」。2007年はお盆明けから突然大型が掛かりだしましたが、今年は大きい鮎から順番に掛かっているという感じです。これでは尺鮎になる前に釣られてしまうでしょう。
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そして水難事故の影響でお盆過ぎから発電放水が抑えられるようになり、渇水状況になっていよいよ竿抜けが消失。尺鮎予備軍がどんどん抜かれ、仕舞いには瀬ではあまり掛からない状況となり、釣り人が淵に並ぶようになります。

この頃になると、九頭竜は今年も釣れないという不満をよく耳にするようになりました。平日でも発電放水による水位変化が少ない上に、週末はまったく変化なし。しかも週末は混雑するので、釣果が落ち込むのは当然のこと。また掛かる時間帯が夕方に限定されるので、週末の遠征組は土曜の夕方しかチャンスがありません。

もちろん私の場合は「うー」が「へ~」ということもありますが、8月に入ると午前中しか竿を出せない最終日は5尾以下という惨憺たる釣果でした。こんな状況ではありましたが、思い出に残る釣りはEgaoさんと竿を出した8月19日。落雷による中断はありました、この時期としては最大級(24~25㌢)の鮎が揃いました。
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2003年から九頭竜に通うようになりましたが年々川が平坦になり、瀬の中の弛みや水深の変化がなくなりつつあります。これにより距離が長い荒瀬ほど鮎が中抜けとなり、坂東島(大野島)の激流神話が失われてしまいました。日本全国を探してもこのような貴重なフィールドは数えるほどしかありません。かつてのような魅力ある流れが復活することを願って止みません。

最後になりますが、サギリ漁(威縄漁)について2012年9月25日の福井新聞に掲載された記事と、2012年10月2日の福井テレビで報道された記事の一部を転載しておきます。
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☆福井新聞☆
---引用---
しかし同漁協が2010、11年に民間の研究機関に依頼した同川の調査で、1平方メートル当たりのアユの数が一般的な川の倍であることを確認した。えさの不足でアユが成長できなくなるため「今年は放流量を削減したほど」(同漁協)。「アユは(威縄漁3 件の)堰(せき)があっても慣れれば跳び越える。根こそぎ捕獲するわけではない」(同)と影響の少なさを力説する。
---引用終わり---

☆福井テレビ☆
---引用---
今年(2012)は猛暑の影響もあってか、水温が下がらず、本格的な漁は例年より10日ほど遅れていたようですが、先日の台風17号の影響で水かさが増し、1日からアユが捕れ出したということです。ピーク時には、一度に70匹以上かかることも。まさしく“一網打尽”です。この時期のアユは、産卵のために川を下ってくる「落ちアユ」と呼ばれます。威縄漁は、11月中旬までです。
---引用終わり---

突っ込みどころが満載ですが、釣り人と漁協の認識が大きく乖離しているということなのでしょう。


<神通川>

今シーズンは東北が不調だったこともあり、日本で一番好調であった神通川。この川に釣行する人は誰しもが束釣りを意識し、半束は当たり前みたいな論調です。私がこの川に始めて釣行したのは2009年。すでに神通フィーバーが始まっていましたが、この3年間でさらに拍車が掛かっています。

この川に行くようになって今年で4シーズンが終わりましたが、回数を重ねるにつれて釣果よりも、川を取り巻く環境や漁協の取り組み、地域性などに興味を持つようになりました。遠征組である私が得られる情報は限られていますが、神通川の第三ダム下を管理する「富山漁業協同組合」のHPは、シーズンオフになっても毎日更新を楽しみにしております。

おそらく日本全国を探しても、漁期が終わっても情報発信を続けているのは「富山漁協」だけではないでしょうか?普通は漁協が開設するHPは遊魚者に釣果や河川情報を伝えるツールとして導入されるため、漁期が終わると更新されなくなります。
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しかし「富山漁協」の場合は漁期が終わっても河川状況を伝えると同時に、漁協の活動や地元の人しか目に触れないような地域情報を発信しています。もちろんHPを管理している方の人柄によるところが大きいですが、活動状況を積極的に発信できるのは「富山漁協」のオープンな姿勢があってこそでしょう。

そして神通を語る上で外せないのが、毎年「富山県農林水産総合技術センター(旧富山県水産試験場)」から解禁に先駆けて発信される天然遡上の見通し。公的機関が遡上の多い少ないを発表するのは、意外に難しいことなのです。これは「漁協しらべ」として公表する遡上状況を、真っ向から否定することになるケースもあるからです。

これは遡上量が利害に直結する漁協と、科学的なデーターから判断する研究機関の違い。どちらが客観的であるかは言うまでもありませんが、そんなしがらみもあって各自治体は漁協任せというのが実態なのでしょう。北陸河川は電力会社から支払われるダム補償があるので、極論をいえば遊魚者がいなくても資金面では漁協運営が可能です。それがバイアスが掛からない理由であると言えばそれまでではあります。
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しかし富山県がアユやサケ、サクラマスの資源保護に熱心であることは間違いありません。これがどのような風土で醸成されたものか知る由もありませんが、歴史を紐解いても神通川の川漁は盛んに行われており、また過去に経験した大きな公害問題も少なからず影響しているのかもしれません。

われわれの世代では、社会科のテストで必ず出た「日本四大公害病」。その一つが神通川流域で発生した「イタイイタイ病」であることを知らない人はいないでしょう。岐阜県の三井金属工業「神岡鉱山」の廃水に含まれていたカドミウムが神通川流域一帯の土壌を汚染し、そこで栽培された米を通じて体内に取り込まれたことにより発病。現在も病気に苦しんでいる方々がいらっしゃいます。

すでに遠い昔の公害と思っている人も多いですが、1979年から始まった汚染農地の復元作業が、今年の春まで続いていたことを知っている人は少ないでしょう。私も神通に釣行するまで復元作業が続いていることを知りませんでしたし、知った後もあまり身近には感じていませんでした。
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しかし今年釣り場でお会いした地元の方から、「あそこ(左岸河川敷)は、つい最近まで作業をしていたんだよ」と教えて頂きました。そしてこの一言で、いまだ公害問題は過去のことではないということを実感したしだいです。

現在、「福島第一原子力発電所」の放射性物質汚染で釣りができない河川があるように、神通川もそのような長い時間を経て現在に至っています。そう考えると地元の人が神通で竿を出せる喜びは、我々には理解できないくらい感慨深いものなのであろうと思います。このことを頭の片隅、地元の年配者には配慮をお願いしたいと思います。

最後になりますが今年の釣りの感想を少々。まだ4シーズンしか経験していない神通ではありますが、今年ほど放流鮎が混じった年はありませんでした。これは梅雨時期に例年降る大雨に見舞われなかったため、歩留まりが良かったことが要因と思われます。
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「富山漁協」管区の放流量は支流を含めて20㌧。これは間違いなく日本一でありますが、もしこの種苗が他県から持ち込まれているのなら賛成はできません。しかし漁協のHPに親魚の受け入れについての記述があるので、おそらく神通川の親魚から漁協が管理する2箇所のアユ増殖場で生産されているのでしょう。

シーズンを通して石垢が飛ぶような増水がなかったこともサイズに寄与していますが、やはり平均サイズが大きかったのは昨年よりも天然遡上が少なかったからだと思います。もちろん今年のレベルでも日本一鮎の密度が濃い河川であることは間違いありませんし、放流鮎20㌧だけでも第三ダムまでの流程を考えるとインパクトがあります。


<庄川>

今年は1回しか釣行できませんでしたが、まさに「癒しの庄川」という表現がピッタリ。神通川に続いて人気河川になってしまいましたが、女性的な川相、香り高い柔肌の鮎。何の抵抗もなく逆バリが刺さる鮎は、もう遠い記憶にしか残っておりません。

アユはサケやマスのように回帰性はないので、遡上するアユは同じ富山湾なので神通川と共有していますが、香りと美肌を育むのはやはり水質の違いなのでしょう。初めてこの川を訪れた人は、この鮎の虜となり、食すると口を揃えて美味いと言います。そして私の感想も、まったく同じであります。
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今年は昨年よりも遡上が少ないように感じましたが、その分神通川と同じように平均サイズが大きい。しかも同じサイズなら神通川よりも庄川の鮎の方が当たりが大きいので、この川にずっぽりはまってしまう人も多いです。マルパパさんもそんなお一人でしょう。

しかし釣り人が増えるにつれてゴミ捨てや、釣りのマナー低下が目立つようになってきました。昨年も書いたように、庄川は神通川のように多くの釣り人を受け入れるインフラがありません。また組合員の多くはシーズンを通してテンカラ網を打ち、少し前までは友釣りをする人は数えるほどしかいなかった河川です。オトリ店の少なさや、販売がセルフ形式であることがそれを物語っています。

「庄川沿岸漁業協同組合連合会」となっているように、ダム下は短い流程でありながら7つの単協から構成されています。したがって意見の集約や機動性は「富山漁協」のようにはいきません。ゴミを放置されると回収する人手も少ないので、釣り場環境がどんどん悪化してしまいます。
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この河川も電力会社から支払われるダム補償で、資金的には漁協運営が可能です。すでにこれ以上モラルが悪化するようなら、県外の釣り人を締め出したいという意見もあるようです。法律的にそれが可能かどうかは別にして、地元の方々からよく思われないのは気持ちのよいことではありません。ましてやこちらに非があるわけですからね。

来年はさらに人が増えると思いますが、ゴミは絶対に捨てないこと!もし落ちているゴミがあったら、一つでよいので持ち帰るようにご協力をお願いします。そして遊魚券は必ず購入してください。当たり前のことばかりですが、それができない鮎師が多いのも悲しい現実であります。


<興津川>

狩野川の状況が悪く、また新東名が開通して近くなったことから解禁二日目から釣行。初めて竿を出す河川なので、川見と川の癖を探求する楽しみがありました。同じ駿河湾なので興津川も天然遡上は不調でしたが、5月2~3日の雨による放流魚のダメージは、海に流されても差し返せる環境なので狩野川よりも少なかったように感じます。

今年が初めてなので正確ではありませんが、解禁日に「梨の木堰堤」から下流でも放流鮎が多く上がったのは、この増水による影響が大きいのでしょう。私は解禁二日目に「梨の木堰堤」のシモに入りましたが釣果は激シブ。前日に入ったのマルパパさんも午後には当たりが止まったとのことなので、放流鮎は多くはない印象でした。
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釣行回数は延べ4日でしたが、午前と午後は釣り場を変えて西里から承元寺までの区間を釣り歩きました。流程はありますが、河川規模は伊豆の小河川である河津川くらいでしょうか?とても混雑する川で、釣り人同士の距離がとても近いのに驚きました。かつては5月20日解禁はまさに一番早い川開きであり、規模のわりに関東圏にファンが多いのが理由でしょう。

昨年の台風15号で土砂が流入し、底石が埋まってしまったと思われるエリアも多い。そんな場所しか混雑して入れないということもあり、流れのヨレや点在する大きめの石を狙って釣りました。こんな場所は水深が踝くらいしかない場所も多く、曳舟を放置しても流れない。こんな釣りをするのは、本当に久しぶりです。
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新東名開通により時間的には狩野川に行くのと大差ないので、来季も状況しだいでは通ってみようと思います。狩野川と同じようにダムのない天然河川なので、少しでも多くの産卵、孵化、仔魚流下があることを願って止みません。富士川の復活は、興津川の天然鮎に掛かっているといっても過言ではありません。


<藁科川>

現在の場所に住むようになってから、一度は行ってみたいと思っていた藁科川。残念ながら昨年の台風15号により、かつて釣り雑誌で見たような素晴らしい川相は完全に消滅。大井川水系も天然遡上はほぼ皆無ということで、この川も他の川と同じように放流魚狙いでした。

長期間濁りがとれなかったのは上流部で山が崩落したためとのことですが、それを物語るように川は砂だらけ。案内してくれたマルパパさんの話では、まったく別の川という印象です。いくつか有名なポイントを見て回りましたが、当然ながら石色も冴えません。砂の色は黒いのに、水色は薄っすらと白く濁っているように見えました。
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しかしこれが藁科川と思わなければ、それなりに良いポイントもあります。そんな場所を午前と午後で2箇所釣りました。午前の場所はまさに放流ポイントで、解禁直前に急遽追加放流したオトリサイズが入れ掛かり。しかしバケツで入れるくらいの放流規模なので、すぐに当たりが遠のきます。

放流場所に入った私しか釣れないので、午後は石色がよい新東名のシモにある瀬に移動。まさに涎ものの瀬を4人で独占でした。石色のわりに釣果は少なかったですが、川相が変わるような出水がなければ、今後期待できそうな手ごたえはありました。
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しかしその後の出水で、この瀬も半分くらいになってしまった由。川に大量の土砂が堆積しているため、ちょっとした出水でも川相が変化してしまいます。この川も新東名の開通により、身近な存在になりました。

かつてのような清流に戻るには長い年月が必要ですが、藁科川もダムのない天然河川。自然の治癒力と、並々ならぬ苦労をしている「藁科川漁業協同組合」の尽力に期待したいと思います。


<相模川>

相模湾、駿河湾の中で、唯一天然遡上が好調であった相模川。子供の頃のホームグラウンドで30年ぶりくらいの釣行になります。「相模川漁業協同組合連合会」の発表によれば天然遡上鮎は1,000万尾を超え、これは観測史上3番目の多さとのこと。

この数字が正確かどうかは別にしても、遡上が平年以上であることは間違いありません。これに引き換え関東エリアはどこも絶不調。放流がうまくいった早川も釣り人の収容力が小さいので、必然的に相模川と支流の中津川に釣り人が集中します。

相模川は河川敷も広く大河と呼ぶに相応しい川ですが、城山ダムができてから47年も経っているので川全体が平坦になり、瀬が思った以上に少ない。また点在する瀬の間には鮎釣りの対象とならないトロ場も多いため、どうしても瀬の前後に人が集中。大きい川は昔は氾濫を繰り返したことから地名に「島」が付くのは九頭竜川と同じで、「大島」や「葉山島」がそれに該当します。
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そして相模川の下流域に位置する厚木市の歴史を紐解くと、「厚木花柳界」の存在は外せません。最盛期には130人近くの芸妓を擁し、県内最大の花街であったことを知っている人は少ないかもしれません。この花街を支えていたのがまさに相模川の鮎漁です。

旦那衆の舟遊びはもちろん、海がない厚木の料亭となれば川魚。相模川の川の幸があってこその花街であったことは間違いありません。そして城山ダムが建設されてからは清流が失われ、それとときを同じくして「厚木花柳界」は衰退していったとされています。

厚木最大の祭りが、「あつぎ鮎まつり」となっているのはその名残。いまでこそ花火大会は珍しくありませんが、私が子供の頃は厚木の花火大会に匹敵する規模のものは数えるほど。花火職人(or会社名)とスポンサー名が書かれたプログラムが事前に配られて、一発一発が心を込めて打ち上げられていました。これぞまさに「たまや~」であります。
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相模湾における鮎の資源量を支えているのは相模川です。「相模川漁業協同組合連合会」は10月26日に、初めて専門家を招いて鮎の産卵床の造成を実施しております。造成した産卵床の面積はサッカーコート約1面分。他にも適地と思われる場所で造成するとのことなので、頼もしい限りです。

このような取り組みが相模川の天然鮎を支え、災害復旧工事を終えた後の酒匂川復活にもつながる。その意味では同じ河川内の連合会に止まらず、「相模湾河川漁協連合会」とか、「駿河湾河川漁協連合会」みたいな枠組みにすると、海産鮎の融通もできるようになるのでしょう。

一日しか釣りをしていないので感想を書くほどではありませんが、天然遡上が史上3番目に多いというほどではなかったような気がします。週末は非常に混雑して動くことができませんが、人知れず楽しめるポイントが残っている可能性があるのが大河。上大島から厚木までカヌーで下ったら、そんな場所が発見できるのかもしれませんね!
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ということで例年と同じように、まとまりのない文章で釣行した7河川を振り返ってみました。あらためて読み返すと、釣況というよりも河川状況やその背景みたいなものばかりですが、あくまで備忘録なので読み流して頂けたら幸甚です。

最後になりましたが、今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季またお会いできるのを楽しみに、今シーズンの鮎釣りを締めくくりたいと思います。

ブログを初めて以来の超~ロングな総括。書くのが疲れるので、来年は4河川くらいに止めたいと思うのであります!
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by scott1091 | 2012-11-02 20:22 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(2)

2011年鮎シーズンの総括です!

毎年恒例の鮎シーズンの総括です。比較できるように毎年フォームや文体を統一しているので代わり映えしません。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、その点はご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。

さて今年も狩野川の解禁日である、5月21日(土)からシーズン・イン。竿納めとなった11月13日(日)までの釣行日数は延べ52日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。


総釣果          1,771尾(2,059尾)
釣行日数           52日(56日)
実釣時間         357時間00分(Ave.6時間52分/日)
              (358時間00分(Ave.6時間24分/日))
平均尾数          34.1尾/日(36.8尾/日)
時速釣果          5.0尾/時(5.8尾/時)
最高釣果          8月5日(木)神通川/121尾
                8月6日(金)神通川/121尾
               (8月26日(木)九頭竜川/71尾)
最低釣果          8月13日(土)狩野川/ 5尾
               (10月10日(日)狩野川/ 4尾)


<河川別内訳>                 2011年          2010年
狩野川     1,231尾 (69.5%)   43日 (Ave. 28.6尾)   (Ave.33.9尾)
九頭竜川     108尾 (6.1%)     5日 (Ave.21.6尾)   (Ave.45.6尾)
神通川      242尾 (13.7%)    2日 (Ave.121.0尾)   (Ave.43.0尾)
庄川        190尾 (10.7%)     2日 (Ave.95.0尾)    釣行なし
酒匂川        0尾 (0%)         釣行なし         (Ave.16.5尾)


3月11日(金)の「東日本大震災」により、渓流シーズン同様に重苦しい感じでスタートした2011年鮎シーズン。「福島第一原子力発電所」の臨界事故にともなう深刻な放射性物質の汚染実態がはっきりしてくると、市販される農作物や海産物はもとより、各河川漁協も鮎や渓流魚のセシウム検出結果を公表する異常なシーズンとなりました。

これらに加えて、台風2号から日本列島をかすめるように太平洋岸を北上。北日本の一部を除いて、シーズン早々から大雨をもたらします。その後も台風12号と台風15号が日本列島を縦断し、西日本から東日本にかけての太平洋岸では甚大なる人的被害が発生。一部の河川では大きな災害がありました。

そして台風以外でも週末に雨に見舞われることが多く、その天気のサイクルがシーズン終盤まで続きます。週末ないし祝日で、増水によって川に入れなかった日は延べ10日。そして釣りはできたけれど、雨で条件に恵まれなかった日が7日。こんな年は、過去にもほとんどありません。

当地では台風15号がほぼ直撃であったため、ホームグランドである狩野川は数年ぶりに4㍍近い増水となり、興津川では山が崩れて一時道路が寸断。富士川と藁科川は、濁りがとれないままシーズンが終了したような状態です。こんなときに頼みの綱となる伊豆の小河川はいずれも天然遡上が少なく、今年も足を運ぶ機会がありませんでした。

このようなシーズンなので、まずは釣りができたことに感謝したいと思います。そして第一目標にしている、一日平均30尾以上もクリアーできました。しかしながらこの結果は、爆発的な釣果があった神通川と庄川があってこそ。ホームグラウンドである狩野川では、一日平均28.6尾となっています。

では釣行した河川別に、今シーズンを振り返ってみたいと思います。


<狩野川>

昨年の振り返りで、平均サイズが過去一番小さい年だったと記した狩野川。今年は一転して、大鮎のシーズンとなりました。シーズン当初は例年通り静岡2系が順調に釣れ、7月の上旬くらいを境に、成長した天然鮎に切り替わりました。そして9月に立て続けに台風が来襲したこともあり、平均サイズのピークアウトは私の場合は8月下旬。

今季の最大魚である27.5㌢は10月2日に釣りましたが、この時期にはすでに平均サイズはかなり落ちていました。これは私が終盤、修善寺橋よりも下流に入らないこともありますが、下流域のオトリ店などの情報を見ていても、私の8月中~下旬の方が平均サイズは大きい印象です。
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このような大鮎シーズンでありましたが、解禁から「硬中硬」クラスである「翔龍竿」の開発をスタート。サンテックの「硬中硬」クラスの竿や「プロト1」ではテストにちょうどよいサイズでしたが、「プロト2」が工場から上がってくる頃には、「硬中硬」ではパワー不足を感じるようになります。

その後「プロト3」が上がってくるまでの間が平均サイズのピークとなったため、「征龍竿EM+標準チューブラー」、「急龍竿Ⅱ+標準チューブラー」、「龍星☆竿+HPソリッド」の3本を使いました。中でも一番出番が多かったのが「征龍竿EM」です。
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狩野川ではもっとも太い仕掛けでも「メタル0.07号+つけ糸0.4号」までしか使いませんが、鼻環回り糸は今季は0.8号を飛ばされて1.0号を使うことがありました。痛んでいない状態で、0.8号の鼻環回り糸を続けて飛ばされたのは、1997年の酒匂川以来だと思います。(←九頭竜は仕掛けが違うの別扱いです)

鼻環回り糸が掛かったときに切れるのは、鮎が大きいこともありますが、掛かり鮎が逃げるときに障害物があるなしに大きく関係します。これは当たりの大きさも同じで、狩野川のように底石が大きいと、それが障害物となって大きな当たりが出にくい。逆に酒匂川のように石が小さくフラットな流れほど当たりが大きくなります。酒匂川に比べて狩野川の鮎は当たりが小さいと言われるのは、まさにこれが理由です。
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個人的な感想としては、鮎の成熟が例年よりも早かったように思います。鮎が大きかったこともありますが、昔から9月に大水が出る年は鮎や渓流魚の成熟が早いと言われています。それを裏付けるように、10月に入ってから例年よりも早くから鮎の群れが確認されていますし、産卵が終わったアマゴの死骸が流れてくるのをよく目にしました。

台風12号と15号により9月は満足に川に入れませんでしたが、垢付きが進んだ10月以降は、まさに「翔龍竿」をテストするのに最適なサイズとなりました。5月の解禁時点でも、まだ遡上を控えた稚鮎が海にいるとのことでしたが、終盤も一番多いサイズは18~20㌢くらい。最後まで楽しめるサイズだったと思います。
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そして最後に特筆すべきは、釣り人の多さです。酒匂川がほとんど釣りにならないのでシーズン前半から混雑しておりましたが、台風15号以降は釣りができる川が狩野川と興津川くらいとなってしまったのが、大きく影響しているのでしょう。

今年度の「日釣り券」が完売してしまうくらいですから、漁協の運営では全国でも一人勝ちの様相です。しかしこれはダムがない自然河川であるからこそ。今年のように天災が多いと、川を取り巻く環境の保全がいかに重要であるか、あらためて実感する年でもありました。

目下、狩野川で一番懸念されているのがアオノロと称されるカワシオグサ。目に付くようになったのは、ここ5年くらいのこと。かつては見られなかったので、何が原因なのでしょうか?特に大見川では鮎釣りができないほど酷くなり、漁協からの要請で静岡県水産技術研究所が実態調査に乗り出しました。大見川で1年かけての調査になりますが、本流も年々増えつつあるので、原因が究明されること願うばかりです。


<九頭竜川>

週末の天気に恵まれず、遠征のタイミングを計るのが難しいシーズンでした。例年通り「海の記念日」の週から予定していましたが、最初の釣行は翌週の7月23日。解禁当初はまずまずのスタートだったようですが、7月4日のゲリラ豪雨により状況が一転してしまったようです。

その年のサイズを確認するべく初日は必ず同じ場所に入りますが、そのゲリラ豪雨でポイントが変わってしまって傾向がまったく掴めません。早々にその場所を見切った人の話では、ゲリラ豪雨前はこの場所で20㌢クラスがよく掛かったとのこと。
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しかし翌日に入った場所もサイズ、数ともにまったく不調。好転を期待して8月釣行に備えますが、しだいに今季不調の実態がはっきりしてきます。中部は釣れないので空いているとのことなので、その後も釣行を目論見ますが天候に恵まれず、2回目は神通の帰りがけに寄った8月7日。3回目が釣行最終となった9月10日。これだけ九頭竜の釣行が少ない年は、水害で行けなかった2004年を除けば初めてです。

釣行回数が少ないので、最終的にどうだったのか見極めるのは難しいですが、友人達の状況から判断すると、数も少なくサイズも小さい年だったということになりましょう。同じ北陸河川でありながら、天然遡上がずば抜けて少ない九頭竜川。川相も年々平坦になっているように感じます。
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私が通うようになった2003年以降は、もともと天然遡上が少なく放流に頼った川ではありましたが、数が少ない年は大きく、数が多いときは小さいという自然の摂理にかなっていました。しかし今年は、それを逸脱してしまった感じです。

使用した竿は「Super LightⅢ」と「龍芯竿」の2本。テニス肘を患ってはいましたが、やはり「超硬」ロッドで返したときの充実感は、何ものにも変えられない爽快感があります。来年は元気な九頭竜が復活することを願って止みません。


<神通川>

今年も昨年と同じくサイズは小さめ。遡上量は抜群ながら、シーズン終盤まで大沢野大橋から第三ダムまではビリ鮎主体で、昨年と同じように下流域に人が集中しました。ここ2年は鮎が大きくなる8月下旬から9月を狙っての釣行でしたが、今年は「翔龍竿」の開発もあったので8月の上旬に遠征を決行。

昨年と一昨年の混雑があまりにも凄かったので、少しでも空いている時期にという思惑もありました。この川は主力のオトリ店が毎日情報をネットに掲載しているため、好転すれば人、また平水になっただけでも人が押し寄せるので、その少し前に。しかも平日を狙って!偶然、鮎道楽メンバーも同じ日に釣行するとのことだったので、ご一緒させて頂きました。
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しかしすでにこの日は大混雑。いつものとおり6時集合で朝一は良い場所に入れましたが、11時に川から上がるときは、川を切る場所もないような状態でした。釣れる鮎は小振りでしたが、そこは神通。まっきっきの追星三本線が、小気味よく目印を飛ばしてくれます。

初日の午前中は荒瀬だったので、使った竿は「龍星☆竿+HPソリッド」。午後は混雑を避けてトロ瀬に移動したので、穂先だけ「PTソリッド」に変えて「龍星☆竿」を使いました。翌日は前日の午後の場所で、一日「翔龍竿」の「プロト3」をテスト。
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神通でいつも疑問に思うのですが、私は一番上りの鮎がもっとも成長が早く、その鮎は良質な石垢を求めて上流を目指すと考えています。したがって天然遡上河川では、解禁当初は上流域の方が大きく、下流域の方が小さい傾向があります。

しかし上流域は盛期になると下流域よりも水温が低いため、徐々に下流域の成長が追いついてきて、シーズン後半は逆転するのが一般的だと思います。したがって狩野川でも天然鮎だけに限定すれば、シーズン初期に上流域より下流域の方が大きいということまずありません。
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しかし神通はここ2年、最上流部の第三ダム直下はビリ鮎主体。遡上距離は非常に短いので、一番上りは間違いなく第三ダム直下まで遡上していると思うのですが・・・。これが順調に成長すれば、盛期までは上流域の方が平均サイズが大きくても不思議ではありません。

しかし神通の場合はまったく反対で、下流域の方がかなり大きい。九頭竜も初期は鳴鹿堰堤よりシモの方が大きいので、遡上時期が遅いというのはわかります。しかし盛期になると鳴鹿堰堤のカミとシモではサイズがまるっきり逆転します。しかしここ2年の神通はこれがありません。
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私はこの現象に対して、神通は大きな水が出ると、鮎がかなり下るのではないかと考えています。極端なことを言えば、多くの鮎が一度海まで退避しているのではないかと・・・。この仮説であれば、シーズン初期から下流域の方が大きいということが納得できます。

濁りがとれない富士川の鮎が、興津川に差し返すことは有名ですし、増水のあと海の定置網に鮎が入ることも一般的なこと。川原に草付きが少なく、水量が大いにも関わらず、遡上流程が短い神通ならではの鮎の生態なのかもしれません。もちろんこれは見当違いの可能性大ですけど…。
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いずれにしても、日本で一番鮎が釣れる川であったことは間違いないでしょう。しかし当然ながら釣り人も多く、ゴミの放置や釣り人同士のトラブルも絶えません。遠くから訪れる釣り人のために、漁協もテスト的に河川敷に仮設トイレを設置するなどの環境整備を進めております。

シーズン中に河川敷に放置されたゴミとティッシュの山は、ほぼ100%釣り人によるもの。訪れる人には、鮎師として恥ずかしくない行動をお願いしたいと思います。


<庄川>

今年は狩野川の鮎が大きく、「翔龍竿」のテストで困っているときに富山の友人からお誘い頂きました。初めての釣行ですし、恥ずかしながら神通に行くまで存在すら意識したことがありません。

しかし庄川は立派な独立河川。全国的に有名な神通川にあまりに近いので、隠れてしまう存在でした。しかし今年は増水で神通に入れない日が多かったため、安定して釣りができる庄川がにわかにクローズアップ。メーカーの竿のテストや雑誌の取材などで、一躍注目される存在となりました。
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神通と同じように上流にダムがあり、天然遡上主体の川であることは変わりません。唯一つ違う点は、発電放流により日々水位が変化します。九頭竜も平日は同じように変化しますが、その変化の度合いがかなり大きい。私が釣った日は、昼には朝より20㌢以上水位が上がりました。

したがって夕方浅場にオトリ缶を埋ければ、翌日の朝は完全に陸の上。逆に朝方オトリ缶を浅場に埋けたつもりでも、日中には水位が増して流失ということが日常的に起こります。女性的な川相ではありますが、水位が20㌢上がればその表情は一転します。神通よりも規模は少し小さいですが、同じように荒瀬有あり、トロ場有りで釣れてくる鮎はまっきっきの追星三本線。
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数少ないオトリ店はセルフサービス。神通のようにインフラが整備されていませんが、これから釣り人が増えるのは間違いないでしょう。神通とセットで釣行することも可能ですし、庄川だけでも十分に釣り応えがあります。また庄川の鮎は神通よりも香りがよく、美味しいというのが富山県人の評価です。

この川は水位の変化で鮎が動くため、水が上がる前と上がった後では釣れる場所が異なります。端的に言えば、庄川の鮎は最適な流速というのが決まっている感じです。したがって水が上がる前は瀬、水が上がるとその瀬の流速が早くなるので、もう少し瀬尻側にシフトしていくイメージです。流速はダムの放水量で変化するため、これを見極めなければなりません。
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この記事を見て行ってみようと思われる人もいると思うので、この川の注意点を一つ。日々の放水量は関西電力の「庄川放流量案内サービス」で確認できますが、そこで案内される放水量はかなりの頻度で変わります。したがって前日の夜確認したものではまったくあてになりませんし、朝の確認でもそのとおりに放水していないこともあるようなので、水が上がり切るまでは、絶対に無理をしないように気をつけてください。

それとゴミの持ち帰りやトイレのマナー、遊魚券を購入するなどは当たり前のことなので、こちらもしっかり厳守するようお願い致します。
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ということで例年と同じように、まとまりのない文章で釣行した4河川を振り返ってみました。それぞれの川で良かったり悪かったりはありますが、あらためて釣りができる環境であったことに感謝しなければなりません。そして今年鮎釣りに行けなかった方々が、来年こそは鮎釣りができる環境になることを願って止みません。

最後になりましたが、今シーズンご一緒させて頂いた皆様、また川やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季またお会いできるのを楽しみに、今シーズンの鮎釣りを締めくくりたいと思います。
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by scott1091 | 2011-11-15 20:58 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(6)

2010年鮎シーズンの総括です!

毎年恒例の鮎シーズンの総括です。比較できるように毎年フォームや文体を統一しているので、代わり映えしませんがあしからず。あくまで当ブログは備忘用の釣り日記が主たる目的なので、ご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果となります。

さて今年も狩野川の解禁日である、5月22日(土)からシーズン・イン。竿納めとなった11月7日(日)までの釣行日数は延べ56日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしております。

総釣果         2,059尾(1,878尾)
釣行日数          56日(61日)
実釣時間      358時間00分(Ave.6時間24分/日)
           (377時間00分(Ave.6時間11分/日))
平均尾数        36.8尾/日(30.8尾/日)
時速釣果         5.8尾/時(5.0尾/時)
最高釣果        8月26日(木)九頭竜川/71尾
             (9月26日(土)狩野川/59尾)
最低釣果       10月10日(日)狩野川/ 4尾
             (5月24日(日)狩野川/ 5尾)

<河川別内訳>                   2010年        2009年
狩野川     1,254尾 (60.9%)   37日 (Ave. 33.9尾)   (Ave. 31.1尾)
九頭竜川     729尾 (35.4%)   16日 (Ave. 45.6尾)   (Ave. 28.9尾)
神通川       43尾 (2.1%)     1日 (Ave. 43.0尾)    (Ave. 53.0尾)
酒匂川       33尾 (1.6%)     2日 (Ave. 16.5尾)    釣行なし    


今年は鮎釣り人生で初めて、総釣果が2,000尾を超えました。年間これくらい釣る人は少なくないと思いますが、釣行が週末や祝日限定となると天候や混雑具合に左右されるため、運もかなりあると思います。もちろん一番重要なのは、ホームグランドのコンディションであることは言うまでもありません。

昨年のエルニーニョに続き今年はラニーニャにより、8月からは記録的な猛暑続きとなりましたが、6月後半から7月前半は週末天気に恵まれない日が多かったです。月別の平均釣果を見ると、5月32.5尾、6月37.1尾、7月43.9尾、8月43.1尾、9月36.6尾、10月27.5尾、11月26.0尾となっております。通しの平均釣果では、凸凹はありますが9月19日までは40尾をキープしておりました。

私は週末に川に入れるのであれば、1時間であろうと竿を出します。これは釣場が比較的近いという特権があってこそですが、私は休みに家でじっとなんかしてられない性分。あくまで気の趣くまま自然体で川へ!釣りは結果だけでは計れない充実感が、一番重要だと考えいるからです。

その意味では、今年の充実感はどうだったのでしょうか?釣行した各河川を振り返りながら述べたいと思います。


<狩野川>

鮎が年々小型化しているように感じます。狩野川はここ数年、天然遡上が良好であるため、数が多過ぎて大きくならないというのが通説です。確かに鮎の密度が低い二百枚や大見の特別解禁区では平均サイズが大きいので、この説は否定できません。
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しかし最上流部まで遡上する一番上りが、何であんなに小さいのでしょう?先日の納会でも話題になりましたが、特別解禁区を除けば、今年狩野川で一番サイズが揃ったのは6月下旬~7月上旬。まさに放流した静岡2系が成長したものです。これを除けば、狩野川はシーズン通して釣れるサイズのアソートはほぼ同じ。解禁から納竿まで仕掛けやハリはほぼ同じで、竿は「征龍竿EM」。穂先は「PTソリッド」と「HPTソリッド」を使いました。

鮎の小型化の原因はわかりませんが、納会で地元の年配の方が酸性雨による影響を指摘しておりました。国内の公害対策は進み、酸性雨によるブナの立ち枯れ問題などはあまり報道されなくなりましたが、経済成長が目覚ましい隣国からの排出はいかんともしがたい状況なので、それも関係しているのかもしれません。
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この方の話では、昔の狩野川は水際には葦は生えいなかったとのことです。日本の土壌は欧州と違って弱酸性~中酸性なので、酸性雨による被害が欧州ほど顕著に現れないと言われています。葦が他の植物より耐酸性に強いのかは不明ですが、カワシオグサも含めて川を取り巻く植物の生態系が変化しているのは事実ですし、鮎の餌となる石垢にも何らかの変化が起こっているのでしょう。石垢と総称される珪藻、藍藻だけでも何百種類とありますから・・・。

酸性雨は狩野川に限ったことではありませんが、他にも山の荒廃が保水力低下につながり、流程が短いことから山から流れ出す栄養分の減少が顕著となって、鮎が小型化してきている等も考えられますが、これらは全て釣り人の憶測に過ぎません。
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すっかり話がそれてしまいました。今年の狩野川での最大は、7月上旬に釣った静岡2系の24㌢。数的には十分な結果でしたが、盛期になっても20㌢アップは混じる程度。私の釣果としては、平均サイズが過去一番小さい年でした。

こんな状況ではありますが、流れに変化があり攻略する楽しみがあるのが狩野川。規模の大小はあれど、あらゆるポイントが混在するため、技術向上や竿の開発には絶対欠かせない存在です。「征龍竿」や「龍星☆竿」の細かいチューニングができたのも、狩野川あってのこと。釣期が長いこともありますが、私の鮎釣りで中心的な川であることは今年も変わりません。


<九頭竜川>

今年も「海の日」の三連休から遠征予定でしたが、天気に恵まれず翌週からのスタートとなりました。九頭竜も全国的な傾向と同じく鮎は小型でしたが、数的には私が経験した7シーズンでは、2003年と同じくらい多かったと思います。

長良川の絶不調や神通川が裏年だったこともあって、中盤からは人気沸騰。「第1回 鮎チーム選手権 激流・大鮎スペシャルマッチ」の開催により、今年は鮎が小さいので、トーナメントスタイルでも十分に釣りになるということが、周知されたことも大きかったと思います。
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また例年、竿が届きにくい流芯ほど大型が掛かるのですが、前半は鮎が荒い瀬に付かない傾向がありました。8月後半になると徐々にこの傾向は解消されましたが、最後まで流芯で掛かる鮎が一番大きいということはありませんでした。

常に大型の鮎の付き場が変わる印象で、傾向としては前半は水深のある緩い場所、後半は水深のある急瀬が良かったように思います。数的にはシーズン通して膝下くらいの早瀬でよく掛かったこともあり、競技志向の方々にも釣りやすい年だったと思います。
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全国レベルでは十分に楽しめるサイズでしたが、九頭竜としては小型。九頭竜ならではの、体高がある鮎も例年より少なく、私の最大は26㌢でした。

このようなサイズなので、「龍芯竿」がオーバースペック気味であったため、終盤まで釣る場所によって「Super LightⅡ」を多用。混雑して動けないときは、午前は「龍芯竿」、午後は「SLⅡ」という感じで使い分けて数を伸ばしました。
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今年の我々の合言葉は、「流芯に立ち込んでヘチを釣れ!」。

例年、水位が下がり場荒れしてくるとこの傾向が強くなりますが、目一杯立ち込んで流芯で掛けた鮎がビリ。立ち込まないで釣っている人の鮎がオトリより大きいという傾向が、シーズン通して見られる年でもありました。

一日の最多数釣果、平均釣果ともに過去最高記録となりましたが、重量的にはまったく及ばない年でした。
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<神通川>

全国的な「神通ブーム」で、今年も方々から釣り人が集結。まさに日本で一番混雑する川でしたが、人の数とは裏腹に、場所ムラが激しくサイズも数も今ひとつ。こんな状態なので、良い場所は夜明け前から場所取りに入るような状況です。この話を聞いて、個人的にかなり怯みました。

しかしどうしても完成した「龍星☆竿」の、最終確認をしなければなりません。私の場合は週末釣行となるため、当日もそりゃも~凄い混雑でしたが、「鮎道楽」や「TEAM Jinzoo」の皆様のご協力により、無事テストを行うことができました。
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神通は瀬とトロが交互にあるため、竿の選択が難しい川です。今回釣った場所も、荒瀬を効率的に釣るなら間違いなく「超硬」です。しかしそのシモのトロ瀬を釣るには「超硬」では竿が硬過ぎて釣果が伸びません。事前情報では釣場は深トロということだったので、私は「龍星☆竿」に「HPTソリッド」を選択しました。

しかし行ってみるとすぐカミに、涎が出るような荒瀬があります。この瀬は当日も道楽Yさんが「Super Hard 85」で釣るような場所ですから、「標準チューブラー」を持って来るべきでした。しかし川原をかなり歩いているし、釣り人がどこからともなくワラワラと沸いてくるので、穂先を取りには戻れません。最終的には「HPTソリッド」で荒瀬の流芯を一通り挿しましたが、やはり攻められる精度が違います。
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今年のように鮎が少ないと、荒瀬だけでは数が伸びません。私も数はトロ瀬で稼いだので、その意味では「HPTソリッド」の選択は間違いではありませんでした。しかしまた同じ条件であれば、そのときは「標準チューブラー」を選択します。それくらい荒瀬を攻めきれないのは、歯がゆさが残ります。
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神通で穂先に迷ったら、「硬い方を選ぶべし!」。

昨年も午前中は「PTソリッド」使用し、午後から「チューブラー」に変えたので、間違いないと思います。天然遡上主体で、オトリ継ぎに困らない川では、この目安は同じです。
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<酒匂川>

今年も天然遡上が不調で、放流に頼る年となりました。放流場所がある程度限られているので、釣る人はコンスタントに釣っておりましたが、その場所の混雑振りはご想像のとおりです。このような状況なので本来であれば行くことはないのですが、「数は出ないが大きくて、他の釣り人もいない場所を開拓した!」という友人からの誘いで、久々に釣行しました。

ここ数年は狩野川も相模川も天然遡上は順調なのに、いつも中抜けしてしまう酒匂川。何が原因かはわかりませんが、客観的に見て小田原地区の砂漠化(石がない)が原因のような気がします。これは砂の堆積による川床上昇が原因と思われるので、やはり飯泉取水堰を撤去しないと、「鮎の銘川 酒匂川」の復活は永久にないように思います。
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少し話がそれましたが、友人が教えてくれたポイントは狙う鮎は全て出鮎。時間になるとカミにある淵から鮎が垢を食みに降りてきます。鮎が瀬に入るとすぐに掛かりますが、一度淵に戻ってしまうと、次ぎに降りてくるまでまったく釣れません。

1回目の釣行は流れが緩い場所だったので、垂直に引き合うことによる竿の叩きによるバレを懸念して、「急龍竿Ⅱ」に「HPTソリッド」の組み合わせで釣りました。この場所ではまさにベストチョイスでしたが、2回目はそのシモにある荒瀬を探るべく、「龍星☆竿」に「標準チューブラー」で臨みました。
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数的には2回目は惨憺たる結果でしたが、荒瀬で掛かる23~26㌢の当たりは最高でした。ここでハリスを2回切られましたが、いずれも逆バリが外れていませんでしたが、竿を通じてハリスが飛んだことを明確に感じることができました。

過去にハリスを飛ばされて、ここまではっきりと感じたことはないので、あらためて「龍星☆竿」の超越した感度を実感しました。鮎は大きいものはすでに28㌢くらいあるとの情報でしたが、私の最大は26㌢止まりでした。
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密かに9月に27~28㌢クラスを狙うつもりでしたが、9月8日の台風14号によりシーズンは強制終了。来季もこの場所で楽しもうと思っていましたが、この場所も跡形もなく吹っ飛んでしまいました。

三保ダム(丹沢湖)の水がいまだに濁っているため、現在も酒匂川は茶色に濁っています。こんな状況なので、酒匂川は来季まったく期待できません。台風の爪跡はあまりにも大きく、その災害規模は20年に一度のレベルと、酒匂を見続けてきた友人は言います。ある程度回復するには少なくとも5年くらいは掛かりそうです。
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ということで、長々と今年釣行した4河川を振り返ってみました。良かったこと、悪かったこと色々ありましたが、やっぱり鮎釣りは楽しい。これがいつもの結論です!

最後になりましたが、今季ご一緒させて頂いた皆様、また釣場やオトリ店で声を掛けて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季また元気でお会いできるのを楽しみにしております。お互い健康管理には留意しましょうね!

ではまた!

by scott1091 | 2010-11-12 11:09 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(4)

2009年鮎シーズンの総括です!

毎年恒例の鮎シーズンの総括です。今年は狩野川の解禁日である、5月23日(土)からシーズンがスタート。竿納めとなった11月8日(日)までの釣行日数は延べ61日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしています。昨年同様、あくまで個人の備忘用なので、詳細についてはご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果です。


総釣果        1,878尾(1,810尾)
釣行日数         61日(59日)
実釣時間        377時間00分(Ave.6時間11分/日)
              (377時間00分(Ave.6時間20分/日))
平均尾数        30.8尾/日(30.7尾/日)
時速釣果         5.0尾/時(4.8尾/時)
最高釣果       9月26日(土)狩野川/59尾
             (5月24日(土)狩野川/72尾)
最低釣果       5月24日(日)狩野川/ 5尾
             (6月21日(土)狩野川/2尾)

<河川別内訳>                    2009年        2008年
狩野川     1,305尾 (68.9%)   42日 (Ave. 31.1尾)   (Ave.29.6尾)
九頭竜川     520尾 (28.2%)   18日 (Ave. 28.9尾)   (Ave.33.1尾)
神通川       53尾(2.9%)     1日(Ave. 53.0尾)     釣行なし
酒匂川        0尾              釣行なし       (Ave.41.0尾)
那珂川        0尾              釣行なし       (Ave.21.0尾)
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退職するまでは更新できないと思っていた昨年の記録を、今年も塗り替えてしまいました。今年は全国的に低調な鮎シーズンでしたが、ホームである狩野川が昨年に引き続き好調だったことが、記録更新の大きな要因です。またエルニーニョによる天候不順で、前半は冷夏に泣かされましたが、増水や垢飛びで土日、祝日で川に入れない日がなかったことも、過去に一度もない経験です。

最低釣果となった5月24日、そして8月2日、10月3日の三日間は、雨により1~3時間の釣りとなっておりますが、シーズンを通して完全に石垢が飛んでしまうことがなかったことも、週末しか釣りができない私には釣果が伸びる大きな要因でした。

ということで、今年も釣行した河川を振り返りたいと思います。
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<狩野川>
シーズン初期の興津川の冷水病発症、そして相模湾に面する河川の遡上不良により、俄然注目されるようになった狩野川。過去にも書いているように、今年が取り立てて良い状況であったとは思いませんが、相対評価は間違いなく高かったと思います。例年ですと他の河川が解禁になる6月以降は人が少なくなりますが、今年は平均的に釣り人が多い印象でした。

そんな感じなので、「狩野川銀座」と呼ばれる人気ポイントが、久々に賑わっておりました。例年、私は上~中流域を満遍なく釣り歩きますが、今年は釣り人が多くて思った場所に入れないことも多かったです。ポイントによる鮎のムラは感じませんでしたが、空いている場所と混雑している場所が偏っていたように思います。
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これは他の河川からの転向者が、同じようなポイントを好む傾向があるのかもしれません。それを裏付けるように、空いている場所ほど地元の常連さんが多かったです。混雑が苦手な私は、極力人の少ない場所を求める結果、毎週同じようなパターンになりやすい傾向がありました。

エルニーニョによる天候不順で、シーズン初期は気温が低く太陽が出ない日が多かったですが、それでも日照時間は全国的には恵まれていました。冷水病の発症もなく、例年どおり初期は放流鮎、中盤以降は天然鮎でシーズン通して楽しめました。
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<九頭竜川>
まさにエルニーニョの天候不順に悩まされたのが北陸地方。前半は度重なる雨で解禁以降は厳しい状況が続きました。神通に比べれば竿を出せる頻度は多かったものの、私のような遠征組はなかなかタイミングが合いません。結果、今年の初釣行は8月9日。九頭竜に通うようになってから、一番遅いタイミングとなりました。

8月中は天候不順が続き、釣行時も濁りや増水があったため勝山漁協管区にも入川しました。遊魚証が別途必要になるのであまりお勧めできませんが、高水のときの勝山はおもしろい釣りができます。
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私の釣果はさほど変りませんでしたが、昨年に比べると鮎はかなり少ない印象でした。鮎が少ない分、尺鮎が連発した2007年の再来と言われましたが、期待したほど鮎が大きくなりませんでした。これは日照不足と冷夏による影響かもしれません。例年よりも鮎の成熟が遅かったのも特筆すべき年でした。
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最大は昨年と同じ28㌢♂。竿は「龍芯竿」のプロトをメーンに使用しましたが、釣果はこの竿の感度に助けられた感じです。通称「1000円高速」はお財布にはやさしかったですが、渋滞を避けるべく最終日は毎回昼上がりとなりました。
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<神通川>
九頭竜まで行くなら、ぜひ行っておきたいのが神通。今年は早くから神通釣行を予定していましたが、解禁後は高水が続いてなかなか実現せず。結局、九頭竜での「龍芯竿」のテストを優先したため、シーズン終了間際の釣行となりました。

今季では遡上量全国一の評判どおり、県外ナンバーの釣り人がいたるところから集結。特に私が行ったシルバーウィークは、全川竿2本間隔くらいの混雑でした。しかし同じ場所でも飽きない程度に掛かるので、地元の方々は大らか。場所移動したときに入る場所に躊躇していたら、気持ちよく入れて頂きました。ありがとうございます!
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天然遡上鮎がベースとなっていることもあり、追いが良くて当たりも最高。混雑していることを除けば、まさに全盛期の米代川を思わせる掛かりっぷりでした。同じ北陸なのに、神通と九頭竜のこの違いは何なんでしょうか?九頭竜に比べて鮎が小さいとか、流れが違うと言う方がいますが、九頭竜も神通くらいの遡上があれば、まったく違ってくると思います。

今季はたった一日しか竿を出せませんでしたが、来季は「龍星☆竿」を持って高水のときに行きたいと思います。第二部(岩牡蠣&富山ブラック)のリベンジもありますし・・・。
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ということで最後になりましたが、今季ご一緒させて頂いた皆様、シーズン中は大変お世話になりました。来季また元気でお会いできるのを楽しみにしております。お互い健康管理には留意しましょうね!

ではまた!

by scott1091 | 2009-11-10 21:54 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(11)

2008年鮎シーズンの総括です!

先週末をもって、私の鮎シーズンも終了で~す。emoticon-0105-wink.gif

2008年を振り返りながら、毎年恒例の鮎シーズンの総括。今年は狩野川解禁日である、5月24日(土)からシーズンがスタート。竿納めとなった11月9日(日)までの釣行日数は延べ59日。この日数は実釣時間に関係なく、釣りに行った日は全て1日とカウントしています。昨年同様、あくまで個人の備忘用なので、詳細についてはご容赦くださいませ!()書きが昨年の結果です。


総釣果        1,810尾(950尾)
釣行日数        59日(39日)
実釣時間       377時間00分(Ave.6時間20分/日)
             (229時間00分(Ave.5時間50分/日))
平均尾数       30.7尾/日(24.4尾/日)
時速釣果        4.8尾/時(4.2尾/時)
最高釣果       5月24日(土)狩野川/72尾
             (5月27日(日)狩野川/72尾)
最低釣果       6月21日(土)狩野川/2尾
             (9月29日(土)富士川(身延)/0尾)

<河川別内訳>                  2008年        2007年
狩野川     1,185尾 (65.5%)   40日 (Ave. 29.6尾)   (Ave.26.1尾)
九頭竜川     563尾 (31.1%)   17日 (Ave. 33.1尾)   (Ave.27.3尾)
酒匂川       41尾 ( 2.3%)     1日 (Ave. 41.0尾)   (釣行なし)
那珂川       21尾 ( 1.2%)     1日 (Ave. 21.0尾)   (Ave. 2.0尾)
富士川       釣行なし         釣行なし          (Ave. 7.0尾)


今年は釣果も釣行日数も、大幅に記録を更新しました。また平均30尾/日を超えたのも、記録をつけるようになってから初めての経験です。釣果が良かったのは、近隣の川が遡上がまずまずで、冷水病被害がなかったことによるもの。釣行日数が多かったのは7月以降天気に恵まれ、関係者に慶弔が少なく、仕事も比較的落ち着いていたことによります。おそらく退職するまでは、この記録を塗り替えることはないでしょうね!emoticon-0102-bigsmile.gif
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<狩野川>
河川別に見ますと、狩野川は解禁当初不調が伝えられこともあり、前半はどこも空いていて釣りやすかったです。私は不調の報とはまったく無関係に、当初から快調なレベルを維持。6月は3日間雨で川に入れませんでしたが、その分7月以降は川に入れない週末はなし。今年の最低記録である6月21日の2尾は、土砂降りの中で濁りが入るまでの30分間の釣果です。
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解禁当初は好調が伝えられた興津川が、6月の度重なる増水で一転して不調に。ここ2年好調だった富士川も不調がはっきりしてくると、狩野川の釣り人がだんだん増えてきました。それでも狩野川は釣れないという方は多かったですが、この時期に下ってくる鮎の量を見れば、まずまずのシーズンであったと思います。この2年ほどは、10月以降の牧之郷~松下の混雑が突出している感じですね!
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<九頭竜川>
次は九頭竜川。2003年から通うようになり、2004年を除いて今年で5シーズン目。今年の釣行回数は6回で、実釣日ともに過去最高。2004年の福井豪雨以降、九頭竜は悪化の一途を辿ってきましたが、私の短い経験では今年は2003年以来の鮎の多さだったと思います。シーズンを通して渇水が続きましたが予想以上に鮎が成長し、昨年のように尺鮎とはいきませんが最大は28㌢が2尾。
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また渇水で高温時に鳴鹿大堰よりもシモが釣りにならなかったので、今年は上川(鳴鹿大堰よりカミ)の魅力に取り付かれた人も多かったと思います。私の釣行は8月後半からタイミングがよくありませんでしたが、増水による流芯の変化や、石垢が残りやすい場所を確認でき、結果オーライだったと思います。特記事項は、ガソリン代がちょうどピークのときに釣行が重なったこと。ハイオクなので泣きました!emoticon-0106-crying.gif
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<酒匂川>
次は酒匂川。今年は天然遡上も多く、資源量は十分だったと思います。残念ながら渇水続きだったため、2006年の狩野川のように小型の鮎ばかりでしたが、それなりの釣果が期待できる川なので今年も人気沸騰。7~8月は平日も混雑して、私のような混雑嫌いはとても週末に近寄ることができませんでした。首都圏から距離的に近く、高速道路のインターチェンジから釣り場が近いことが、混雑する最大の理由だと思います。
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私は解禁前に放流した鮎が見えないということで、調査を兼ねての釣行でした。平日ということもあって、期待に近い釣果が得られましたが、この時点ですでにアオモがかなり繁殖しておりましたね。先にも述べたとおり、酒匂川はシーズンを通してサイズには恵まれない年でしたが、私は釣った鮎は放流鮎主体だったので、時期的にはまずまずのサイズが揃ったと思います。たった一日ではありましたが、久々に酒匂川の当たりの良い鮎を堪能しました。
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<那珂川>
そして最後は那珂川。昨年に続いて「全日本鮎釣チーム選手権」に助っ人として出場。予選は10尾釣るも、ビリ鮎1尾が曳船から脱走。かつて大会に出ていたときは、このサイズのビリ鮎はハリケースに入れたものですが、そこまですることもないだろうと油断しました。検量ではオトリ込み11尾。残り二人の釣果しだいでは予選通過と思いましたが、今年もあえなく撃沈。
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午後は友人が来ている黒磯地区に移動。大会で釣った鮎の1.5倍くらいのサイズが揃いました。残念ながら大会仕様の装備だったので、本当の流芯を攻め切れませんでしたが、久々に新しい川を釣る新鮮味がありました。あらためて那珂川の魅力を再認識するとともに、流程の長さも実感致しました。狩野川の感覚でちょっと移動と思ったら、高速道路のインターチェンジ約二つ分ですものね!emoticon-0100-smile.gif

最後になりましたが、今季初めてお知り合いになった皆様、すでに既知の皆々様、シーズン中は大変お世話になりました。来季もまた元気に、どこかの川でご一緒致しましょう。

再見!

by scott1091 | 2008-11-16 08:25 | 鮎釣り/年度総括 | Comments(11)