カテゴリ:鮎関連・インプレッション( 2 )

お気に入りの曳舟がない…

以前にも書いたとおり、私は曳舟はダイワ派です。
もちろん使い慣れていることもありますが、ダイワを使う理由は以下の3点です。

①小ブタを開いた時、途中で止まる2ポジションヒンジ
②しっかり止まる小ブタのロータリーロック
③ササランロープ

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↑「快適ハンドルCR」

①~②についてはシマノも同じような機能がありますが、使い勝手はダイワの方が優れていると思います。もちろん個々人の感じ方がありますので、誰もがそう感じるものではないことを、申し添えておきます。

次にダイワの曳舟で気に入らない点ですが、これは「AT-700」のインプレにも書きましたが、次々に採用されている「快適ハンドルCR」です。

「快適ハンドル」の効用は、カタログでは「舟のスムーズな動きにより、衝撃・抵抗を低減させ、不快な体の動きを抑える」というもの。そして「CR(クッションロープ)」も同じような効用で、「適度な伸びを持ったクッションロープが体に伝わるショックをさらにやわらげる」となっています。
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では使い勝手が悪い理由について、まずは「快適ハンドル」から。私は「苦痛ハンドル」と呼んでおりますが、移動時にハンドルと持つと、両端から出るロープで手が痛い。またハンドルに内蔵されたローラーで舟に掛かる力を支えるのは、瀬釣りを好むスタイルでは構造的に無理があるようです。荒瀬では、このローラーによる効用を感じることもできませんし…。

次は「CR(クッションロープ)」ですが、私はこれを「ビヨンビヨンロープ」と呼んでいます。私の釣りでは、この伸びるファジー感の方がディメリット。特に瀬を渡渉する場合、曳舟のロープを持って体のバランス(アンカー的な役目)を取るので、この僅かな伸びでもバランスを崩してしまうことがあります。

ちなみに荒瀬の中で立ち込んで釣るときに、竿尻を腰に当て、片手で竿を持ち、流れに対して下手で曳舟のロープを掴んでおくと、予期せぬ流れで体を煽られてもバランスを崩しません。これが伸びるロープだったらどうなるか想像頂ければ、私が言わんとしていることをご理解頂けるのではないかと思います。
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ということで前振りが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。現在のダイワの曳舟で、この「快適ハンドルCR」が採用されていないモデルは、「GX-420W/560W」、「AF-600」と「BX-750」の3機種しか残っておりません。

現在私が使っているのは「RR-600W」。この機種は「RR-600WH」となって、すでに「快適ハンドルCR」が採用されています。こんな状態なので、昨年「AT-700」を購入して「快適ハンドルCR」の使い勝手に危機感を感じた私は、すぐに従来タイプのハンドルを、パーツで購入しました。
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この従来タイプはハンドルが持ちやすいことに加えて、ササランロープの使い勝手がすこぶる良い。しかしその反面、ロープを覆う表皮が経年劣化で切れてくるため、3年くらいで交換が必要となります。そのため同じ曳舟を使い続けるにしても、予備が必要となるわけです。

こんな感じで、今使っている「RR-600W」を塗り替えて、ず~と使い続けようと思っていました。しかし今年になって、ハイマウントフックにヒビが…。裏側からパッチを当てて修理することも考えましたが、全体的にかなり痛んでいるので、遅かれ早かれ他の所も痛んできそうな感じです。
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実は昨年からこのような事態を想定して、オークションで未使用の「RR-600W」を探していました。しかし私と同じような人がいるのか、落札価格は「RR-600WH」より高いくらいです。また最近はめっきり出品がなくなったので、これ以上待っても入手できそうにないので、「RR-600WH」を改造することにしました。

ハンドルは共通部品なので、交換そのものはまったく問題ありません。しかしこの改造に躊躇していた最大の理由は、従来のハンドルを取り付けたときの本体とハンドルの間隔にあります。荒瀬に立ち込んだ場合はハイマウントフックを掴む余裕はないので、写真のようにハンドルを持った手の中指で舟をしっかり押さえられないと、オトリを手際よく取り出せません。
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↑ササランロープの表皮が切れた状態

商品説明の注意書きにもありますが、「快適ハンドル」を取り付けると、従来のハンドルよりも約1㌢この間隔が短くなります。そのため「快適ハンドル」が付いているモデルは、あらかじめ本体の取り付けロープが従来品よりも長く設定されています。

したがって逆に「RR-600WH」に従来のハンドルを取り付けると、約1㌢この間隔は長くなってしまうのです。これを解決しないと、今の曳舟の使い勝手にはなりません。他にも、ハンドルを取り付ける本体ロープの、「腰がある、ない」の問題は残りますが、こちらはとりあえず目をつぶることします。
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そして何とか、現在使っている曳舟の間隔に調整したものがこれ↑。「RR-600W」はひっくり返りやすいとあまり評判がよくありませんが、現在のダイワの曳舟では私には一番使いやすい。6㍑は持ち歩くにも鮎を入れる容量としても、大きくもなく、また小さくもなく。手持ちの「友カンSS1800R」にも収納できるし、流水抵抗もまずまずです。

「AT-700」を同じ要領でハンドルを交換しても、流水抵抗が大きいし、舟の高さがあるので浅い場所では埋けるのに困る。鮎を投入時に指が痛い問題は、今年の新製品「AT-700SP」で改善されたように見えますが、検証しようにもパーツが「修理対応専用」となっていて、「AT-700」のユーザーは買えません。

「投入口左右セット」だけなら1,680円(税込)で済むところ、販売規制のない「小蓋セット」だと4,830円(税込)。試してみるには、3,150円多く払うしかないのでしょう。039.gif
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お気に入りのものがなくなるといえば、だいぶ前に発売中止となった「友舟ストッパーSP」もまさにそれ!終売の理由は不明ですが、現行の「友舟ストッパーSP-Ⅱ」は大きくて重たすぎる。アンカーそのものの自重で曳舟を止めるわけではないので、これはぜひ復刻してほしいですね。
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by scott1091 | 2010-07-04 20:02 | 鮎関連・インプレッション | Comments(2)

「友舟AT-700」インプレッション!

今年発売された「友舟AT-700」。今までダイワ、シマノ、がまかつの曳舟を使いましたが、私は完全にダイワ派。ダイワについては全モデル使ったことがありますが、現在使っているのは「RR-600」。すぐ反転する評判がいま一つのモデルですが、荒瀬でも舟が沈み込まないのと、移動で持ったとき「BT-750」よりも軽く短いのが魅力です。

当然「AT-700」は最新モデルなので、「RR-600」の悪いところは改善され、良いところは継承されていると考えられます。手持ちの友カン「SS-1800R」に収まらないのが残念ですが、宣伝用のビデオを見て思わずこの時期に購入してしまいました。006.gif
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まずインプレッションを記載する前に、カタログ上の特徴で私の「RR-600」にない機能を整理しておきましょう。⑥は現行の「RR-600」には搭載されていますので注意してください。


①舟重心位置を下側にすることにより反転し難い
②反転しても「起き上がりこぼし」原理で復元しやすい高復元力機能搭載
③大型プッシュトップ付両開き観音扉で鮎の投入が楽々
④投入口、小ブタ部にスリットを入れることにより舟本体への水流入を促進
⑤数多い通水口で舟内の水の循環がスムーズになり、鮎の弱りを解消
⑥体に伝わるショックをさらにやわらげる「快適ハンドルCR」搭載



今回のインプレッションは、私の極めて主観的なものです。まったく違う印象を持たれる方も多いと思いますし、比較対象がないビギナーにはまったくストレスを感じないかもしれません。そのことを前提に、お読み頂ければ幸甚です。

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では、まず曳舟を手にした感想から。「RR-600」が乗用車なら、「AT-700」はF1マシーンを彷彿させるフォルム。「高復元力機能」搭載の関係で断面積は正方形に近いので、水深の浅い場所では置く場所に苦慮しそうです。深さがある分幅が狭いので、流水抵抗に対しては期待が高まります。

川に入ってすぐに試してみたのが、宣伝ビデオにある「起き上がりこぼし」の実験。ビデオ通りに復元するのに感動するまではよかったのですが・・・。

<①、②の機能について>
回転できるだけの水深があっても、ある一定の流速を超えると反転したら復元しません。ロープの長さを調整しても、立ち込んでしまえば大差なし。舟底形状による影響か、反転すると舟が水面下に沈んでしまい、流水抵抗も半端ではありません。

この結果はな~んとなく予感していたのですが・・・。また反転しなくても「RR-600」よりかなり流水抵抗が大きいので、立ち込んだときに流れに弱くなります。ある一定の流速以下で使用する方が無難な感じです。

<③の機能について>
これは私には非常に入れにくいです。扉を大きくしたことが問題ではなく、扉の本体下部の構造が気になります。鮎が逃げる逃げないは慣れの問題でいくらでも解決できますが、投入時に指が痛い。釣っている間は続けて鮎を入れることはないので我慢できますが、釣り終わって尾数を数えるときに、曳舟に鮎を入れるのがいやになります。これは慣れでは解消できそうにありませんが、気にならないという方もいます。手の大きさや、投入方法の違いによるものかもしれません。008.gif
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同じサイズの鮎を入れるのに、扉を大きくする意味はどこにあったのでしょうか?極端に言えば、手を突っ込んで観音扉からオトリが出せる大きさですが、当然ながら鮎投入時の開口面積(隙間)は大きくなります。
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<④、⑤の機能について>
舟内の水の循環については評価できそうです。観音扉のスリットから中の鮎も見えますが、蓋を開けたときの鮎の飛び出しにも一定の効果がありそうです。ただこの循環効果によって流水抵抗が犠牲になっているとしたら、どっちを選ぶかは人によって異なるところだと思います。

<⑥の機能について>
現行の曳舟にはほとんど標準装備されておりますが、私は初めて使いました。これについては賛否両論あると思います。保守的な意見としては、ある一定以上の流速ではハンドルに内臓されたローラーによる、舟のスムーズな動きは実感できません。クッションロープも同様です。

また移動時にハンドルを持ったとき、両端から出たロープで手が痛いです。それとハンドルの稼動域の関係で取り付ける本体ロープが長いため、私の指ではハンドルを持ったまま舟の先端を抑えても、「RR-600」ほど安定しません。これは鮎を出すときに、曳舟のどこを固定するかによって評価が分かれます。普通はハイマウントフックを持つと思いますが、立つのがやっとの荒瀬では、先端を押さえてオトリを出す人が多いと思うのですが・・・。

私だけかもしれませんが、移動するとき下手でロープを瞬間的に引き寄せて、ハンドルを掴みませんか?また荒瀬に立ち込んだり渡渉するとき、下手でロープを掴んで体のバランスをとりませんか?これらをするには、クッションロープの伸びは逆効果です。

えっ!そんなことはしない
では・・・、⑥のインプレは読み流してください。001.gif

ダイワの曳舟が全て「快適友舟ハンドル」に変ってしまいそう勢いなので、今使っているタイプをまとめてパーツオーダーしました。その意味では「AT-700」を買ってよかったかもしれません。
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容量が1㍑大きいので当然ですが、水を入れた状態で持つと「RR-600」と「AT-700」では約1㌔違います。しかしたった1㌔の違いなのに、川原を歩くとき結構バランスを崩します。1㌔分水を捨てればよいのですが、中途半端に水を捨てるのは難しいもの。今回あらためて実感しました。
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曳舟がダイワ派である最大の理由は、フタが途中でしっかり止まる、2ポジションヒンジが装備されているから。「AT-700」にも装備されていますが、止まるポジションが高過ぎるのと、止まり具合が弱いのが残念です。フタの長さによる意図的なものかもしれませんが、個人的にはマイナス点でした。042.gif

by scott1091 | 2009-06-30 22:05 | 鮎関連・インプレッション | Comments(17)