REGINAA opt(レジーナ オプチカル)

メガネやTALEXの偏光グラスでお世話になっていた「メガネの三島 幸原店」。ここの店長であった川口さんが独立されて、2016年9月22日に沼津に新しい店をオープンしました。その店の名前が今回の題名になっている「REGINAA opt(レジーナ オプチカル)」です。

店に購入記録はあるものの、店員が変わってしまうと今までのつながりがなくなってしまうもの。特に私は物持ちがとてもよいので、現在使っているメガネを購入したのは2005年。偏光グラスは「TRUEVIEW SPORTS」が2004年、「EASE GREEN」は2009年です。

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長年使ってもフレームはチタンなので何ら問題はありませんが、汗や皮脂で曇りがでる「ノーズパット」や白濁する「モダン」は、その都度交換しなければなりません。メガネを量販店で購入する人は、パーツ交換するくらい使ったら買い替えるのが一般的でしょう。

しかし私は使っているフレームに強い思い入れがあります。いずれもブランドは「999.9(フォーナインズ))」ですが、初期のモデルばかり。デザイナーであり「999.9」の創業者でもある三瓶哲男(みかめてつお)氏。その作品の中でもシンプルなものが好きだったのですが、同氏が会社を離れてからの「999.9」は…。

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会社も大きくなってラインアップも増えましたが、デザインは奇をてらうものに拍車が掛かっています。「999.9」以外でも気に入ったフレームがあればそろそろ作り替えたいと思っていますが、今使っているものより気に入ったものがないのが現状です。

最後に購入したのが2009年なので7年前。すでに純正パーツも少なくなってきましたが、私のフレームについては現在も川口さんがフォローしてくれています。物持ちが良いので売上にはあまり貢献できませんが、そんな縁もあって今回は開業祝いを兼ねて新しい店舗を訪ねました。

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家でフライ・タイイングや鮎の仕掛け作りをするときは、少し度の弱いメガネを使っています。このメガネがリムレスフレームでレンズがネジ止めのため、不注意でレンズが割れてしまいました。取り敢えずアロンで修理して使っていますが、家でしか使わないとはいえあまりに見た目が悪いので新調するのが目的です。

フレームは最終的に「999.9」に落ち着きましたが、残念なのが「ノーズパット」。デザイナーだった三瓶氏に因んで「亀」がデザインされていましたが、最近のモデルはこれが変更されています。三瓶氏が会社を去ったことが理由と思われますが、遠からずこのデザインの「ノーズパット」はなくなるようです。

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普通のメガネは「HOYA」の屈折率1.60「非球面レンズ(NULUX1.6)」を使っています。現在使っているTALEX「PPL75」の度付き「非球面レンズ」は屈折率1.50。私が購入するときにはなかったTALEX「PPL08」の屈折率は1.67です。屈折率が大きくなるほど、同じフレームならレンズの端は薄くなります。

今回は川口さんの勧めもあり、HOYAではなく次世代レンズと言われている伊藤化学工業の「メニモ160AS」にしました。このレンズは目に有害な「HEV(高エネルギー可視光線)」を効果的にカット。UV吸収材練り込み素材により、他メーカーのコーティングによるカットよりはるかに効果的。このレンズであればパソコン操作時に、わざわざブルーライトカットメガネを使う必要がありません。

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↑レンズを通す前のブルーライト

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↑レンズを通したブルーライト。カットされているのが一目瞭然

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↑従来の紫外線カットのコーティングがなされたレンズ。ブルーライトはあまりカットされていません


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気に入ったメガネを長く使いたい。そんな要望を持っている人は、一度訪ねてみることをお勧めいたします。



by scott1091 | 2016-11-19 19:15 | TALEX | Comments(0)

久々の「TALEX」ネタです!

「ひとつだけ約束してください。」
「今日これから行くお店を、むやみに人に紹介しないって!」
「よろしいですか?」


とある東京のイタリアンレストラン「AVANTI」のウェイティングバーで繰り広げられる客同士の会話。
常連客の紳士と一緒に聞き耳を立てると…。


A 「よく鮎が見えますよね~。」
「一緒に川見したときも俺には鮎があまり見えなかったのに…!」034.gif

B 「俺は前世魚だったからだよ、きっと!」045.gif
「でも鮎は普通に見えるけど、渓魚を探すのは慣れが必要かな~。」

A 「鮎も普通には見えないでしょう。」
「何が違うんだろう?」039.gif

B 「鮎で『EASE GREEN』を使ってるからじゃない?」


Aさんはその後「TRUEVIEW SPORTS」を購入したと風の便りで聞きましたが、使用感についてはまだ感想を聞いておりません。しかし何故このような会話になったのか、一緒に聞いていた見習いバーテンダーとして少しばかり捕捉しておきますと…。

このブログの読者の方はご存じのとおり、私は「TRUEVIEW SPORTS」と「EASE GREEN」の両方を使っています。使用頻度は、鮎については「TRUEVIEW SPORTS」が90%、「EASE GREEN」が10%。渓流が「TRUEVIEW SPORTS」が80%、「EASE GREEN」が20%。ドライブが「TRUEVIEW SPORTS」が70%、「EASE GREEN」が30%くらいのイメージです。

カラーは人の目によって合う合わないがあるので、ここでは関係ありません。グレーでもブラウンでもグリーンでもお好みでよろしいかと思います。一般的にはブラウンの方がコントラストが強くて魚を見つけやすいと言われますが、グレーの方が見つけやすいという友人もいるので個人差があります。
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↑川で比較できるように、こんなサンプルを提供してくれるPROSHOPもあります

この二つのレンズの大きな違いは「雑光カット率」と「可視光線透過率」です。偏光レンズを選ぶときはこれが一番重要な目安なのですが、カラー先行で選ぶ人が多いように感じます。TALEXのカタログによれば、二つのレンズは以下のような数値になっています。

TRUEVIEW SPORTS 雑光カット率:99% 可視光線透過率:30%
EASE GREEN 雑光カット率:90% 可視光線透過率:40%

この指標を鮎釣りでわかりやすく表現すると、「雑光カット率」が大きいほど水面のギラツキが少なく、「可視光線透過率」が大きいほど視界が明るくなります。特に「雑光カット率」は日差しの強い鮎釣りでは肝となります。この点を抑えているPROSHOP(*1)が少ないように感じるのは気のせいでしょうか?

なぜか最初の1本でも、「EASE GREEN」を勧めるPROSHOPが多い。

私の友人にも「TRUEVIEW」か「TRUEVIEW SPORTS」を買うつもりだったのに、勧められて「EASE GREEN」を買ってしまったという人が2人います。最初から2本持つのが前提であればそれでも良いのですが、鮎釣りで「EASE GREEN」1本はさすがに辛いでしょう。

では何が辛いかですが、一番不自由なのはピーカンになると足元の石が見えないこと。「EASE GREEN」を購入した当初は、雨や曇天の鮎釣りによく使いました。しかし天気が回復して太陽が出ると、機動力が著しく低下してストレスを感じます。狩野川のように大石がゴロゴロした川では、いつものように川の中を歩けません。

私の感覚はピーカンで「TRUEVIEW SPORTS」の機動力を100とすれば、「EASE GREEN」は60くらいです。もちろん水面のギラツキも違うので、魚の見え方も目の疲労感も違います。そんなこともあって、雨の日の鮎釣りでも「EASE GREEN」の出番が少なくなりました。これは釣り場に偏光グラスを1本しか携行しないという個人的な理由もあります。
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↑上が「EASE GREEN」(2009年購入)で、下が「TRUEVIEW SPORTS」(2004年購入)017.gif

ではなぜPROSHOPが「EASE GREEN」を勧めるかですが、これはずばり老眼の人が買う確率が高いからだと思います。「遠近両用」のレンズを選ぶにしても、手元の見やすさを優先すると必然的に明るいレンズとなります。そして釣りに適した「可視光線透過率」が一番大きいレンズが「EASE GREEN」となるわけです。

若い人は普通コンタクトレンズなので、高額な「度付き」や老眼のための「遠近両用」を作る必要がありません。既製品の「サイトマスター」や「ZEAL OPTICS」なら、カタログでカラーを選んでネットで安い店から購入するだけ。これではPROSHOPに相談する機会もありません。

やはり鮎釣りで使うならカラーに関係なく、1本目は「雑光カット率」99%のレンズを選ぶ方が無難だと思います。手元を見ている時間よりも、川面や目印を見ている時間の方がはるかに長いわけですから。

最後にTALEXでも選べるミラーコートですが、これが施されることで可視光線透過率が約5%ほど下がります(=視界が暗くなる)。レンズの明るさを優先する「EASE GREEN」にミラーコートの設定がほとんどないのは、「雑光カット率」を犠牲にして明るいレンズにしているのに、ファッション性のためにレンズを暗くしたら意味がないからです。

この記事はあくまでTALEXのレンズを比較したものとなっています。もともと違うメーカーのレンズを使っていた人には、「EASE GREEN」でも十分ギラツキが少ないと感じる人もいますので、その点を留意して読んで頂けたら幸甚です。

ではまた「AVANTI」でお会いしましょう!


(*1)TALEXの度付きないし遠近両用は、直営店か認定PROSHOPでしか購入できません

by scott1091 | 2015-06-02 20:36 | TALEX | Comments(2)

愛用の偏光グラス「TALEX & 999.9」

今回は愛用している偏光グラスの話。

フライのサイトフィッシングはもとより、最近では「鮎釣り」や「エギング」でも注目されるアイテムとなった偏光グラス。私は早くからフライのサイトフィッシングにはまっていたので、コンタクトレンズの併用で、米国ガイドの多くが愛用していた「Action Optics」などを使ってきました。
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↑度なし偏光グラスでは最後に使った「Action Optics」の「Lochsa」。レンズカラーは「Clear Water Copper Photochromic」

しかし悲しいかな年々花粉症が悪化し、コンタクトレンズをするとスギ花粉以外にもヒノキ、イネ、セイタカアワダチソウとほぼ周年にわたってアレルギー反応が出るように。そこでよく利用したのがメガネに付けるクリップオン。しかしメガネのフレームと、クリップオンの輪郭が一致しないのでまったくお洒落じゃない!

いつもそう思っていたので、ティムコの「FoxFire」から一体フレームが発売されたときは先行予約したくらいです。これを長らく使っておりましたが、それでも真近で見るとメガネそのものがごつい。また高屈折率の薄型レンズを使ってもフレーム本体が重たくて、長時間掛けていると鼻が痛い。

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↑ティムコの「FoxFire by Nikon」初期モデル。偏光部分は跳ね上げ式で着脱できません

そこで、その後トライしたのが「Action Optics」の「度付き偏光レンズ」。まだ国内ではオーダーシステムが確立されていなかったので、日本の眼鏡処方箋を英訳して直接オーダーしました。

この偏光グラスは米国ヘンリーズホークでも使用しましたが、どうも今ひとつ。その理由は、日頃かけているメガネが非球面レンズであるのに対し、この「度付き偏光レンズ」は球面レンズ。視点がメガネの中心を外れると、球面レンズの歪みが発生します。私は左右の度が違うので、その歪みが左右で微妙に違うのが違和感を助長するようです。それがどうしても気になって、その後は少し軽量化したティムコの「FoxFire by Nikon」や「Sight Master」を使用してきました。

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↑度付き球面レンズの「Action Optics」。フレームは「Alturas」でレンズカラーは「CW Copper Photochromic」。レンズはmade in Japanなのに、フレームはmade in China。USAのメーカーらしい…

クリップオンのメリットは、照度に応じてレンズカラーが変更できること。そして偏光グラスが取り外せるので、メガネ一つで遠征が可能です。逆にデメリットはメガネが重くなることと、「度付き偏光レンズ」ほどクリアーな視界が得られない。そんなこんなでこれで数年乗り切りますが、鮎釣りではメガネと偏光レンズの間に入った水滴がとても煩わしいのです。

そこで過去愛用してきた「Action Optics」や「Sight Master」のOEM元である「TALEX」に期待をかけます。目当ては「度付き偏光レンズ」にラインアップされている「非球面レンズ」。偏光グラスはフレームに加工する技術が重要なので、「TALEX」は認定プロショップ制をとっており、どこでも買えるというものではありません。

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↑「FoxFire by Nikon」の二代目モデル。偏光部分は着脱式で跳ね上げはできません。レンズカラーは「Brown」。「Yellow」も別途購入しました
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↑ティムコの「Sight Master」。メガネ本体とクリップオンがセット(V.C.S:バリアブルコンポジットシステム)。偏光部分は着脱式で跳ね上げも可能。レンズカラーは「Light Brown」。「Light Gray」と「Selen」も別途購入しました

まずは「TALEX」のホームページで検索してからお店を尋ねました。そこでレンズカラーは、今までの経験と好みから、見え方がナチュラルでコントラストもあり、かつ明るい「トゥルービュースポーツ」に決まり。あとはTALEXの「非球面レンズ」で私の希望する視界が得られるかが一番のポイントでした。

最初は欲張って6カーブのフレームで作成してもらいましたが、繊細な私(?)にはやはり違和感が・・・。そこで今回紹介した「999.9」のフレームに変更。これが大正解。九頭竜川での使用を想定し、川で流されたときようにグラスコードなども考えておりましたが、フレームのフィッティングが良く、過去数回顔まで水没しても外れませんでした。

しかもメガネをしていないような軽い掛け心地と、コンタクトレンズをして偏光グラスをしているようなクリアーな視界。ついに釣り人として最良の一本を手にした感じです。

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↑レンズカラーはトゥルービュースポーツ。フレームカラーもお気に入り!

すでに購入してから5年。良好な視界を保つため、釣っている最中も水滴を拭うこともあって、レンズに水滴跡はいまだにありません。「TALEX」のハードマルチコートは非常に丈夫なので、釣りを目的にするのであれば必ず選択することをお勧めいたします。

私は度付きということもあって、釣っている間は照度に関係なく偏光グラスをしております。したがって加齢とともに暗い渓流では近くが見えにくくなってきたので、最近同じフレームで「イーズグリーン」も作りました。個人的には日差しの強い鮎釣りでは「トゥルービュースポーツ」がベストですが、暗い沢筋では「イーズグリーン」の明るさは快適です。

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↑レンズカラーはイーズグリーン。フレームカラーはレンズに合わせてシックな感じに!

こうやってあらためて見ると、偏光グラスにいったいいくら費やしたのでしょうか?でも良い偏光グラスをすることは、それぐらい釣りには重要なこと。そしてもう一つ留意しておかなければならないことはアイケアです。

釣り人は通常の人より紫外線を浴びる量が圧倒的に多い。しかし皮膚には日焼け止めを塗るのに、目については無防備な人が実に多いこと。日本人は欧米人より目が紫外線に強いと言われておりますが、最近は高齢化にともなって国内でも白内障患者が急増しております。

常時しない偏光グラスにお金は掛けられないという方も多いですが、将来の眼病予防の意味でも高性能な偏光グラスを身に付けることをお勧め致します。


この偏光グラスを作ってくれたのは、TALEX認定プロショップ「三島めがね 幸原店」。このときに対応してくれた川口さんは、2016年9月22日に独立して「REGINAA opt(レジーナ オプチカル)」をオープンしました。各種フレームとTALEXに精通した川口さんが、顔型に応じたフレームの選択と完璧なフィッティングをしてくれます。お近くの方はどうぞ!


by scott1091 | 2009-06-22 21:25 | TALEX | Comments(13)