9月に向けた準備⑦ 「ショック・アブソーバーを作る」編 

  フライライン、PEラインともに、ほとんど弾力性がありません。そこで急激な引きからクラス・ティペットを守るため、伸びるナイロンラインをバッキングとフライラインの間にショック・アブソーバーとして入れます。
 
  使用する号数(lb)は人それぞれのようですが、私は10号(40lb)で視認性の良いナイロンラインを採用。一日使用したら交換するようなので(もちろん釣れたらの話ですが・・・)、クラス・ティペットの強度を考えればこれで十分と思います。
  当初は12号(50lb)の使用を考えておりました。しかし太さがかなり違って、ノットなどの大きさが、どうしても個人的なイメージに合わないのですよ、これが・・・。
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  丸橋氏の著書では、クラス・ティペット16lbに対してショック・アブソーバーは30lb×100㍍となっております。しかし、ここまで長く取ると予備の作製と交換がとても大変なので一般的な30㍍にしました。少しでも弾力性を高めるべく、両端のノットはビミニ・ツイストよりも伸びが期待できる、プレイテッド・スプライスを採用。それぞれの結節はループトゥーループです。

  交換用のナイロン糸を収納する方法を考えていたところ、用途は違いますがC&F DESIGNにとても便利なものがあったので、これに巻いていくことにしました。釣りをするのは三日なので、予備竿分を含めて6セットあれば十分です。
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↑片方のスプールに3セット。両方合わせて6セットがきれいに収納できました

by scott1091 | 2007-08-22 21:46 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けた準備⑥ 「続・バッキングを巻く」編

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  昨日、使用するブレイデッド・ループの相談で、久々に「SABALO」に行って来ました。その際、バッキング巻きについて丸橋氏に尋ねてみたところ、いまどきソルトのフライリールに自分で巻く人は珍しいとのこと。大抵の人はお店に頼んじゃうようです。

  PEラインの場合は巻く際のテンションが弱いと、巻き量に関係なくバッキング全体がスプール内でスリップして魚とのやりとりで巻き取り不能状態になるそうです。フライ、ルアーを問わず、釣具屋で巻いたものでも結構あるようで、こうなったら現場で巻き直すしか方法はないと・・・。しかし、巻き取り用スプールなしに、現場で600㍍を巻き直すのは不可能ですよね!(笑)

  私も直接PEラインをユニノットでスプール軸に止めた際、PEラインがあまりにも滑るのでこれを懸念しておりました。確かに慎重にPEラインを巻き重ねると止まるのですが、強い力で引かれると当然バッキング全体がスリップすることが想定されます。

  とういうことで、私は巻き始めに20lbのナイロンラインを3重くらい入れました。20lbでは全体のシステムからすれば強度不足ですが、ここまでバッキングが出てしまったらいずれにしても取り込みは不可能なので、スプールの芯にしっかりと馴染む細さを優先。(「Marlin」は30lbにしました。)

  巻き取り時のテンションについては、可能な限り強いテンションで巻くようにとのことで、ソルト用のリールであれば、スプールが広がる心配はまったくないとのことでした。ということで、安心して「Marlin」にバッキングを巻き込み中。

  「Momentum」はスプールを軽量化するため中抜きがあり、巻き始めのバッキングがカクカクになるので、万が一巻きが弱くてもその角の摩擦でスリップは避けられそうな感じですが、「Marlin」はスプール内側がつるつるで軸が細いので、巻いても巻いても「カラカラ、カラ回り~♪。お~お順子、君の名を呼べば僕は切ないよ~♪」が十分起こりえる感じです。

  特売で購入した「高速リサイクラー」がフル稼働です!(笑)

by scott1091 | 2007-07-19 22:13 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けた準備⑤ 「リールにバッキングを巻く」編

  バッキングをリールから回収することも考え、一人でも巻けるよう第一精工の「高速リサイクラー」なるものを購入。この週末、近くの釣具屋でたまたま「広告の品」として特売されていたものです。

  かつて鋳造のフライリールにPEラインを強いテンションで巻くと、スプールが広がってしまうという恐ろしい話を聞いたことがあるので、こわごわとテンションを調整しながら巻き込みます。「Ross Momentum」はアウト・スプールのためスプールが肉厚なのでまったく心配ないのですが、イン・スプールの「Billy Pate Marlin」はスプールの肉厚が結構薄いのでとても心配。

 だからといってテンションを緩めにして巻き込むと、伸び縮みがないPEラインはトラブルのもと。ホームページを検索してもここら辺を明確に書いたものはなく、友人に聞いても適当な感じなので、心配無用と割り切って作業継続中です。
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↑本日のウイスキーは、シングルモルト「サントリー白州」

  両軸リールやスピニングリールに糸を巻いたり、番手の小さいフライリールにバッキングを巻いたりする作業は何度も経験していますが、これだけの量を一定のテンションで巻き込むのはかなり大変。かつて行き着けだったお店にあった、深海用巨大両軸リールにPEラインを巻き込む装置を貸して欲しい!(笑)

  今回用意したPEラインは5号(60lb)。強度的には4号(50lb)でもまったく問題ないようですが、これではPEラインがいくらあっても足りません。ちなみに5号でも3Mバッキング・ライン20lb程度の太さしかありませんので、バッキング指定が30lb / 600yardであれば720yard(660㍍)くらい入ります。
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↑もし希望小売価格で購入したら、1,200㍍でフライラインが何本買えるのでしょうか?

by scott1091 | 2007-07-17 23:08 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けた準備④ 「セイル・フィッシュへの道」

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↑この二つのリール合わせて、バッキングが1,000㍍入ります

  渓流、鮎解禁以降、すっかりとご無沙汰となった「9月に向けた準備」ネタ。具体的には毛ばりで芭蕉梶木(バショウカジキ)、そうフライでセイル・フィッシュ(Pacific Sailfish)にトライしようというものなのです。私のフライ暦はトラウト・オンリーと言っても過言ではなく、ソルトは東京湾でシーバスを釣った程度。当然ながらビック・ゲームに関する知識はありません。

  ということで9月の釣行を決めた昨年末、まずは先人に教えを請えということで「世界のEIZO」こと丸橋英三氏のお店「釣道楽サバロ」の扉を叩きました。過去に数回尋ねたときは丸橋氏を見かけることはありませんでしたが、このときは幸運にも店頭でロッド・ビルディング中。店長にいろいろと尋ねていると、その会話に丸橋氏が鋭く反応。ビックゲーム経験ゼロであることをしっかりと伝えて、1時間以上のレクチャーを受けます。続いてロッド、リール、フライ・ライン以外に必要なものを見繕って頂き、IGFAルールに基づいたリーダーを目の前で作製して頂きました。

  ビミニ・ツイストはともかく数を作って、強度テストを繰り返すしか上達する方法はないとのことなので、お勧めの「BOUZ Drag Checker」も購入。渓流解禁までは頻繁に作っては切って、作っては切っての繰り返し。はっきり言って、20lbラインを切るのはかなり怖いです。反対側を引っ張ってくれる妻は、いつも必ず手前に寄ってきますね!こんな感じでセイルも寄ってくれば良いのですが・・・(笑)。
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↑ビミニ・ツイストの強度確認
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↑理想的な切れ方ですが、ライン強度の20lb(10kg)に達していません。このラインは没ですね!

 初のトライなのだから、フッキングできたら確実に獲れるシステムであることが最優先。したがってIGFAルールに基づいたリーダーを組む必要はまったくないのですが、やるからにはしっかりとした知識と技術の習得を、という丸橋氏の言葉にすっかり感化されてしまいました(笑)。

  しかし2時間程度の丸橋氏のレクチャーだけでは、具体的なバッキングからリーダーまでのシステムや、各セクションに使用するライン号(lb)数・銘柄、結節方法の良し悪しがわかりません。ここら辺は必ず口頭では伝わらない「重要なツボ」があるので、具体的に使用しているタックルを見せてもらいながら確認していくのが最良の方法です。

 ということで早くからビックゲームにはまり、今年もすでに二回コスタリカに行っている心強い友人、KOJIMAさんにお願いしてタックル見ながら各システムを確認させてもらいました。コスタリカ釣行の直後だったので、話の内容も超~リアル。実際にキャッチしたフライの数々が見れたのもラッキー。KOJIMAさんには感謝、感謝です!m(_ _)m

 必要なものは揃ったので、そろそろ時間を見ながらリールにバッキングラインを入れる作業から取り掛かろうと思います。しかし一つのリールに、PEラインを600㍍も巻くと思うと気が遠くなりそう・・・。

 こんなヘビー・タックルで投げたことは当然ありませんので、最低でも行く前にフライを投げてみなければなりません。また組んだライン・システムで、クラス・ティペットが切れる限界も確認したい。やることが一杯ですが、シーズン本番を迎える鮎釣りも仕掛け作りを含めて超~忙しい。また平日の夜は、お付き合いの予定がマウンテン。いつものことながら、体が二つ欲しいと思う今日この頃です。
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↑ラインは全て「AIRFRO」。ティージング前提のポッパー用に「Billfish WF14I」(13番で使用)、キャスティング用に「Ridge Tarpon WF12F&I」を用意。KOJIMAさんはケブラーのブレイデッド・ループに付け替えていたが、最初は既成のループを使っても大丈夫かな?
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↑同じ強度を使用するなら、ビルによる擦れを考慮すれば太い方が有利。日本のメーカーは細く強くが前提なので、日頃は使わないmade in USAに手が伸びます。個人差はありますが、柔軟性や太さの違いで、ビミニ・ツイストがしやすいものとしにくいものがあります

by scott1091 | 2007-07-09 20:08 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けての準備③

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  前回の準備②では使用するロッドを紹介しましたが、今回はリール。私は右利きですが、通常フライ・リールは左巻きで使用しております。これは魚のやりとりの際に、ロッド・ワークを利き手でしたいのと、魚を掛けた後リール・ファイトする際にロッドを持ち帰る必要がないからです。しかし今回の釣りは、リールの巻き取りスピードがとても重要なのと、小手先のロッド・ワークなど意味がないので右巻きを選択しました。

  今回ご紹介するリールは、1980年代初めの「Billy Pate」インスプール・モデル(ブラック・ソリッド)の「MARLIN」です。現在のモデルはアウトスプールとなっておりますが、その前のモデルとなります。今回ティボーリール社が、残っていた在庫で世界限定23個で復刻したものの1台です。通常の復刻版には入っていないものですが、ショップの友人がティボーリール社にお願いして、現行モデルに入っているマーリンのグラビングを入れてもらいました。このかっこよさに、「ぐっ」とくるのは私だけでしょうか?どんな釣りもお気に入りの道具を使いたいもの。釣れるといいな~。
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by scott1091 | 2007-03-06 11:13 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)

9月に向けての準備②

  9月に狙う魚は、少なくても12番のフライ・ロッドが必要となります。当然ながらこのような高番手のロッドは所有していないので、入手しなければなりません。友人の中には使用頻度が少ないのだから貸してくれるという方もいらっしゃいますが、ロッドは折れることがあるので、メーン・ロッドは購入することにしました。

  日頃使い慣れているWinston、Scott、SAGEの3ブランドから吟味し、結局周りの友人も一度振ってみたいということでWinston「BoronⅡx 9feet 12番」を購入しました。クラス最軽量なロッドで、継ぎ目のないダブルハンド・グリップはファイト中のグリップ位置を選ばないというメリットがあります。
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  さて今日の本題ですが、この写真を見てお感じになるものはありませんか?そうグリップに使用されているコルクの質の低さ。このロッドでさえ、良いものを選んだ結果です。年々コルクの質が劣化しておりますが、現在もっとも高価なフラッグシップ・モデルに使用されているコルクが、十年前の廉価モデルに使用されていたコルクよりも質が低いです。
  
  さすがWinston、綺麗に穴埋めをしておりますが、淡水でも使用すれば充填したコルク材が抜け落ちるのですから、ソルトではひとたまりもありません。そこで私は最近購入したロッドは全て使用する前に、穴埋めされた部分に補強を施しております。抜け落ちたらまた充填するという考えもありますが、使用するとグリップ全体の質感が変わるので、最初から補強しておいた方が同じように経年変化して馴染みが良いように思います。

  コルクの質が落ちているのは、ワイン・ブームに起因するという話をよく耳にしますが、製品単価からすれば、高額なロッドには高級ワインよりもはるかに質の高いコルクが使用できると思うのですが・・・。かつてフライを始めた頃のOrvisには、今のバンブー・ロッド以上のコルクが装着されています。  

  このブログをご覧になられている方で、グリップの穴埋めや補強で、これはという方法をご存知でしたら、ご教授頂けると幸甚です。ロッド・ビルディング用に「5Aグレード」のコルク・リングを3年おきくらいに購入するのですが、その質の劣化から判断しても、今後ますますグリップの穴はひどくなりそうです。
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↑穴埋め部分を補強した状態。使用していくと色も馴染んでいきます

by scott1091 | 2007-02-25 10:08 | フライ・ルアー / 海 | Comments(3)

9月に向けての準備①

  皆様おひさ~!久しぶりの更新です。

  前回の投稿で「今年は今までトライしたことがない釣りに挑戦する予定」と記載したところ、何人かの方から、「何をするの・・」とのお問い合わせを頂きました。そのヒントが今日のアップ。日本ではまだメジャーな釣りではないので、ともかく材料集めから大変。先週末と今週末は釣具店、模型店やホーム・センター巡りをしておりました。
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  今回の写真はチューブ・フライの芯にするチューブの作成。フライのサイズが半端ではないので、よりボリューム感がでるようスリーブを使って3重にして理想的な太さにしました。海外に行けばフライ・ショップで売られているようですが、価格は私の材料費の10倍以上はするでしょう。この手の材料を調達するのに意外に役に立つのが、ホーム・センターと模型店です。近々、地元では見つからなかった材料を調達に、「東急ハンズ」に行ってきます。このシリーズは順次アップしていく予定です。
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by scott1091 | 2007-01-14 15:44 | フライ・ルアー / 海 | Comments(0)