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尺鮎が9月以降に多く釣れる理由は?

哺乳類と違って魚類は生きている限り成長する。

これは生物学的に確認されていることですが、そんな魚類でも成長が止まる時期があります。それは精巣や卵巣に栄養が摂られる時期。したがってコイのように性成熟後、放精や産卵を繰り替えす魚種にはこれが当てはまるのですが、アユのような年魚にはこれは当てはまらないと私は考えています。

ヤマメは2年続けて産卵をする個体もありますが、産卵後の晩秋から初春までは餌が少ないため、性成熟するまでの大きさ以上に成長することはないように感じます。山岳渓流で尺まで成長する個体は、性成熟するまでに急激に成長するか、性成熟しない特殊な魚。少なくとも私が釣った尺物はそのような共通点がありました。

8月後半に8寸くらいの鮎が釣れている川では、9月にはさらに成長して9寸や尺鮎が期待できそうという主旨のことがよく書かれています。確かに尺鮎が釣れる可能性が一番高いのは9月なので、それまでに成長したと考えるのは不思議ではありません。

私はこれについて否定はしませんが、性成熟の時期を考えると9月になってから3~6㌢の成長を難しいのではないかと考えています。ではなぜ尺鮎が9月になると釣れるのか?この答えは簡単で、8月までに尺鮎に成長した個体が釣れる場所に出てくるからだと思います。

私は今年狩野川で5月31日に25㌢を釣りました。もしこの個体が誰にも釣られなければ、8月には尺鮎になっていたと思います。鮎の大きさは精巣や卵巣が成長を始めるまでに、どれくらい大きくなるかで決まる。もちろんこれに該当しない個体もいると思いますが、年魚である限りこれから大きく逸脱することはないように思います。

この考え方からすると、尺鮎が釣れる川にしたければ幼魚放流の時点で大きい種苗を選ぶ。そして産卵期が遅く、雌雄を意識して掛かるようになるまで追いが悪い種苗を選ぶ。この条件から絞り込むと、海産蓄養の大きい種苗が尺になる確率が一番高いのかもしれません。また種苗の川への馴染みを考えると、天然遡上のピークが確認されるくらいには放流を終わらせておくべきなのでしょう。

「尺鮎が釣れる石は決まっている」とよく言われますが、これはまさに下りに入った鮎がその周辺で一時的に止まるからに他なりません。2012年10月の狩野川でも、あそこに入れば高い確率で尺鮎が釣れるという場所が少なくとも3カ所ありました。週末は暗い時間から釣り人が並んだので、ご存じの方も多かったと思います。

こう考えると9月以降に尺鮎が釣れる確率が高いのは、尺まで成長した鮎が下りに入って釣りやすい場所で出てくるからと言えそうです。では尺まで成長した鮎はどこにいたのでしょうか?確かにJinzooや九頭竜、富士川などの大河であれば竿抜けは沢山あります。しかし狩野川のような場所で竿抜けはあるのでしょうか?

これは「釣りにくいポイント」と考えず、「釣れないポイント」と考えればどうでしょう?釣れないので竿を出さないポイントは結構あるものです。例えば盛期にアオノロがひどくて竿を出すのを躊躇する大見川流域。本流であればとても深い淵、釣りにくい縦の岩盤、流れがないような場所にある大きな飛び石、秋に鮎が下ってくるまでオトリをつなぐことが難しい下流域など。

カワウに喰われない、そして釣り人に釣られない場所で尺まで育つ。もちろん狩野川は尺まで育つのは幼魚放流の魚なので、放流から梅雨明けまで水位が安定していることも重要です。死ぬことはなくても冷水病が発病した個体は、回復するまでは罹患前の成長率は維持できません。

狩野川漁協のブログによれば、29㌢がお盆前に釣れているので尺鮎は必ずいるでしょう。その鮎が釣れる場所で止まるかがポイントですが、その鍵を握るのは9月に入ってからの長雨。落ち過ぎたら友釣りの対象になりませんし、鮎は餌がないと体長が縮むので、この時期に白川になってしまうと、31㌢くらいないと泣き尺になってしまうかもしれません。

経験的に尺鮎が出るかもと期待される時期が、その川のピークであることが多いです。今年尺鮎が期待されているJinzooも然りで、友釣りではもう難しいかなと思いますが、今後の展開を見届けたいと思います。

by scott1091 | 2015-09-09 22:00 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)

もう放流魚は下りに入ったようです!

それにしてもよく雨が降りますね…。先週の週末からほぼ一週間、降ったり止んだりはあるものの雨が降らない日はない感じ。どこの河川も高水で、この週末に竿が出せる河川は限られています。私は雨マークがない貴重な土曜は釣りに行けないため、雨マークがある日曜の釣行となります。

曳舟を拾ってくださった方がコメント欄で連絡を下さったので、一度お会いしたことがあるという場所で8時過ぎに待ち合わせ。拾われたのが8月21日ということなので、約一カ月間誰も気づかなかったか、気づいたけれども拾わなかったということなのでしょう。

拾ってくださった方はパルパロさん。曳舟を届けるついでに釣りを見たいとのお申出だったので、もちろん快諾です。私が到着するとすでにアマゴ釣りをされていましたが、私に気がついて「はじめまして!」のご挨拶。パルパロさんがこのブログを読んでくれていなければ、曳舟は戻ってくることはなかったでしょう。
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水位は平水より10㌢高くらいで、ちょうどよい感じでしょうか。見える鮎が以前よりも小さくなっているので流域を少し下げます。いつものように誰もいない場所を見つけて入川。パルパロさんは竿を持たずに私の後ろのつきます。石色は悪くなく引き水のチャンスなので良いペースで掛かるだろうと、この時点では思っていました。

まずはオトリを替えるために定石通りの場所から。普段はもう少し荒い場所からスタートしますが、パルパロさんの鮎釣り歴を考慮して基本通りにスタート。2尾までは予想通りの掛かりでしたが、瀬では思ったように掛かりません。水温はおそらく20℃はない感じ。風がないと蒸し暑く感じますが、時折吹く風は冷たく雨の匂いがします。

瀬で大きく目印が飛ぶこともありますが、最後までパターンが掴めないまま午前中は12尾で終了。午後からもう一度同じ場所を釣り返しますが、2尾追加するのがやっと。同じ場所を攻めてもパルパロさんの参考にならないので、13時少し前に場所を移動します。
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ここからはパルパロさんも竿を出して、私はカミで竿を出しながら見学。先行者の方も苦労しているようですが、私はポツポツと天然を追加。この場所も前回入ったときは幼魚放流の魚が釣れましたが、この日はまったく掛かりませんでした。午後になるとタイツでは寒くなり、ドライシャツ1枚では体が震えます。

空模様から雨が降り始めるのは時間の問題なので、自分の区間を15時で釣りきるペースで流します。パルパロさんのところに戻ると、「この場所をやってみてください」とのことだったので30分ほど竿出し。2尾釣ったところで雨が落ちてきたので、ここで竿を畳みました。少し高めの川を切って対岸に戻り、鮎を数えてから撤収です。

この日の釣果は33尾。もう少し掛かると思いましたが、やはり気温も影響しているのでしょう。車に戻るとパルパロさんのお知り合いがちょうど撤収作業中。その方の話では土曜はよく掛かったが、この日は今一つとのことでした。濡れないくらいの雨の中で着替えて、走り始めると本格的な降りへ。
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この日も午前中の場所では放流魚と思われる鮎が掛かりました。特に大きい鮎は釣った時点で、すでに腹のオレンジが目立つくらいの成熟度となっています。金~土曜日と釣ったマルパパさんの話では、23~25㌢くらいの群れ鮎に遭遇したとのこと。やはりオトリにすると、腹にオレンジのラインが浮き上がってくるとのことでした。

今年の狩野川はこの連日の冷たい雨で、放流魚は下りに入ったようです。よく掛かる天然は17~21㌢くらいなので、10月の狩野川はこの天然がどのくらいいるかで釣況が決まりそうです。また大型の放流魚を追いかけるのであれば、現在の水が落ち着きしだい修善寺橋よりシモに入った方がよいかもしれません。

日曜の夕方から降り続いた雨で狩野川は1㍍以上の増水。この水で放流鮎は間違いなく動くので、西平橋~雲金橋区間で釣りをしている人は最大サイズがぐっと落ちると思います。石色だけを見ると鮎は少なくないように感じますが、定期的に水が出て表面の垢が磨かれるのと水温が低くなるので、渇水のときのようには垢腐れしないということもあります。
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9月のシルバーウイークが過ぎると、そろそろ狩野川が混雑する季節。尺鮎に湧いた2012年ほど釣期が長くなさそうなのは、鮎の種苗の違い、8月までの猛暑、そして今降っている秋の長雨の影響もあるのでしょう。やはり釣りは自然が相手なので、同じ条件は二度とありません。

終盤は大きな放流鮎より天然を釣りたいというのが本音のところ!これは狩野川に限らずJinzooも同じで、来年こそは良好な遡上に期待したい今日この頃です。

by scott1091 | 2015-09-06 19:43 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

例年になく渋滞がひどいのは世界遺産の影響?

今年は8月8日~16日まで夏休みの企業が多いようですが、例年以上に出歩く人が多いように感じました。Uターンラッシュのピークは15日でしたが、伊豆はこの期間は概ね車の出が多かったようです。私の夏休みは週末と合わせて13日~16日の4日間でしたが、この期間は本当に混雑していました。狩野川からの行き帰りが、普通の1.5~2倍くらいの時間を要します。008.gif

釣り人が夏休みの狩野川を避ける理由はこの伊豆の渋滞ですが、今年は例年以上でした。特に14~15日は裏道という裏道も渋滞し、慣れていない細い道路に県外ナンバーが入り込み、すれ違いできずにさらに渋滞がひどくなるパターン。道を知らない人は結果的には大きい道路を車の流れに沿って進む方が早いのですが、ナビが渋滞迂回ルートを案内したりするので入り込んでしまうのでしょう。
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13日は朝から雨が降ったり止んだりのあいにくの天気。川が濁るような雨ではありませんが、時折びっしょりになるくらいの雨脚になるときも…。終日晴れそうで晴れない天気でした。地元のお盆は時期が違うので、仕事の人も多いので釣り人は少な目。どこでも入れる状態なので、例年なら比較的混雑する場所に9時過ぎに入川。

この日は見渡す限り釣り人ゼロ。晴れそうな空模様だったので、カッパを着ないでドライシャツを着用。3週間ぶりの狩野川はやはり水が冷たく感じ、釣況もスローな感じ。浅い場所でオトリを回しながら水深のある流芯を攻めますが、まったく応答なし。やはり今年の狩野川は数が少ないので、広範囲に探っていくしかありません。042.gif
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このブログを見て気づいている人も多いと思いますが、狩野川は掛かる鮎でも黄色い鮎は非常に少ないです。一日の釣果の中で追いを感じる鮎は一割もいないのが普通で、これが狩野川の鮎釣りはあまり面白くないと言われる所以でもあります。もちろん入れた瞬間に飛びついてくる鮎もいますが、この手の鮎も追星ギンギンという容姿ではありません。

ダム湖産を使った静岡2系は追星がきれいに出ますが、他の放流魚や天然遡上は概ねこんな感じです。狩野川は待たないと掛からないと言われるのは、追って掛かるというよりもオトリに野鮎が絡むのを待つという方が的確な表現かもしれません。もちろん当たりや引きは他の河川と変わりませんが、どこで待つかが釣果を左右します。034.gif
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私は誘って掛けることが多いですが、やみくもに誘えばオトリは弱るのは明らかです。結果として冒頭の伊豆の渋滞と同じように、オトリが弱らないように泳がせて待つ方が釣果が伸びることになります。これが往年の狩野川名人が推奨する「待ち泳がせ」の根拠です。

しかし鮎がいる場所が確実にわかり、野鮎とオトリが交差する回数が多い底波をつかめれば、待っている時間は退屈でしかありません。私の誘いは野鮎がその動きに触発されて追わせるという意味合いもあります。しかし狩野川のように追いが弱い川では、むしろ野鮎との交差のとき、オトリの姿勢を意図的に変えることの方が重要です。

一方でトーナメントで活躍している方は「泳がせ釣り」や「引き釣り」にかかわらず、オトリの姿勢がより自然になるように気を使っている人が多いです。私の釣り方を真似ると釣れないと言われるのは、やはり攻めるポイントをピンポイントで捉えるか、スジや面で捉えているかの違いによるところが大きいように感じます。
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こう書くとピンポイントで捉える方が釣れそうな気がしますが、野鮎はオトリの通し方によって反応が異なることが多いので、「木を見て森を見ず」ということでは釣果は伸びません。泳がせもすれば引き釣りもする。自然に泳がせたり誘いもできる。面の釣りも、スジの釣りも、ピンポイントの釣りもできる。これが鮎釣りが上達する秘訣なのでしょう。

だいぶ話がそれたので戻しましょう。竿抜けかな~と思われる場所では21~23㌢クラスが目印を飛ばしますが、やはり数はでません。数が出る場所と型狙いの場所を織り交ぜながら、この日は16時に竿を畳みました。釣果は26尾。今の狩野川ではまずまずの釣果だと思いますが目標未達であります。
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翌日は車の渋滞がひどく9時過ぎにオトリ店に到着。夕方には姉夫婦が食事に来るので、15時には竿を畳まないと間に合いそうにありません。前夜の雨で水位が10㌢くらい上がり、まだ褐色系の濁りが残っています。天気が良いこともあって、すでに竿を出している人は前日の2倍くらい。この日は型狙いで釣り人のいない場所に入川。

引き水、薄濁りの絶好のチャンスなので、すぐに竿が曲がります。しかし本命の瀬では反応がありません。つまらないポイントでぽつぽつ追加し、それをオトリに泳がせて葦際を攻めると目印が飛びます。大きい鮎をオトリにすると、数が出るような場所では野鮎が水面をジャンプして逃げているのが歴然。009.gif
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オトリは十分にあるので、大きい鮎は鼻環を通さずに曳舟へ。このときにオトリも交換するのがポイント。2尾掛けてしまうとオトリの回復も遅くなるので、大きなダメージになる前に曳舟に戻しましょう。「泳がせ」であろうが「引き釣り」であろうが、友釣りはオトリが命であります。

水の引きも早く、水は澄んでくる頃にはほぼ前日の水位。底石が見えるようになるとハミ跡はほとんどなく、垢腐れでアオノロも目立ちます。よくこんな場所で竿を出したな~という感じですが、今年の狩野川はどこも似たようなものでしょう。流芯にぽつぽつ黒い石がありますが、そんな場所でも1尾掛かれば打ち止め。

この日鮎が付いている傾向を掴んで、15時少し前までに31尾。キリがよいのでここで竿を畳みました。入れ替わりで夕方だけ竿を出す地元の御仁が登場。「これから掛かるのに上がるのか~」と言われたので、「お盆で人が来るからー」と答えるとすぐに納得してくれました。これが田舎のよいところでもあります。
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いよいよ三日目。最終日は所用があるので、夏休み釣りができるのはこの日が最終。下りはすでに空いているかと思いましたが、ほとんど前日と変わらないくらいの渋滞。裏道を駆使して走りますが、やはりいつもの1.5倍くらい時間が掛かりました。週末なので地元の人も多く、この三日間では一番釣り人が多そうです。

オトリを購入してから、通りがかりに誰もいなかった場所へ。ちょうど対岸から一人入りましたが、上の瀬が空いているのでまったく問題なし。今年初めて竿を出す場所ですが、やはり石垢の状態は悪く、アオノロも相まって鮎がいるようには見えません。50㍍くらいの区間をしっかり川見してから竿を出します。

瀬の中の馬の瀬でまずは手堅く1尾。これをオトリにすぐ2尾目。しかしこれがまさかのキャッチミス。嫌な雰囲気を払拭するべく3尾目。しかし今度はキャッチ後にタモの角度が悪く、まさかまさかのタモから脱走…。自作HPTソリッドから標準チューブラーに変えたのが影響しているのでしょう。
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今までにないペースでしたが、さすがに止まってしまいました。養殖にオトリを戻して、比較的掛かりやすい場所を選んでオトリを確保。さらに3尾ほど追加してから、オトリが良くないと掛からない平瀬に移動します。ここも石色はよくありませんが鮎はいる雰囲気。いきなりオトリを投げ込むと野鮎が逃げるので、シモからゼロオバセでゆっくりと引き上げます。

ここでしばし入れ掛かりとなりますが、最後は野鮎がジャンプして逃げるようになるのは前日と一緒。オトリが十分に確保できたので、瀬の流芯をテンポよく探ってこの場所は終了です。対岸にいた人がすでにいなくなっていたので、シモの瀬で第二ラウンドを開始。この頃になると水温が上がり、気になるほどではありませんがアオノロが流下してきました。

狩野川では今季一番の当たりを満喫しますが、ハリ傷があるものやすでに垢が付いた鼻環回りがついている鮎も…。やはり数が少ないのは間違いなさそうです。この場所ではここが一番良さそうに見えるので、対岸に他の場所から二人移動してきました。年配の人がそこでやりたそうだったので場所を譲ります。
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そこからしばし川見をしながらフェルト減らしの旅へ。この日最後に選んだ場所は以前よりも底石が少なくなっていますが、掛かれば鮎が大きそう。流れが強いので思ったコースを通せないのでしばし苦戦しますが、会心のコースに入ると目印が大きく飛びました。その後も入れ掛かりにはなりませんが、狙ったとおりのコースを通せれば目印が弾けます。

この日は毎年恒例の店を予約しているので、前日と同じように15時に竿を畳みました。釣果はこの三日間で最高の37尾。鮎の型も揃って、狩野川で久々にタモが重たいと感じる充実した一日でした。
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夕方からお祭りに行って、そのまま予約している店へ!今では年に1回しか行けませんが、必ずお祭りの初日に家族で訪れるので、スタッフも待ってくれているのが嬉しいところです。子供は二人ともアルコールが飲める年齢になったので、大好きな泡系ワインもボトルで頼めるようになりました。

お祭りが終われば夏もいよいよ終盤。まだ残暑厳しい日々ですが、9月に入れば蝉の鳴き声から虫の音に変わるのもすぐ。今年も後悔しない夏にしたいですね!006.gif

by scott1091 | 2015-08-15 21:42 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)

台風11号通過後の狩野川はどう変わったの?

梅雨が明けてからとても暑い日が続いています。にも拘わらず狩野川が現在も10㌢高をキープしているのは、台風前後で十分な降水量があったから。伊豆の山々は放置植林により、保水量は自然林の頃とは比べものにならない状況ではあります。しかしダムがない数少ない自然河川なので、梅雨が明けると「山の保水量=川の水量」となります。

昔の平水は現在の20㌢高くらいだったと先人は言いますが、それくらいであればオトリを入れられない瀬も多かったでしょう。その頃はまたげないような大石がごろごろあったとのことですが、それも年々砂が出て埋まってしまったようです。平水の違いは山の保水量の違いもありますが、河庄(かしょう)が上昇している影響もあります。
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この週末は台風の影響により近隣の相模川、酒匂川が入川できないこともあり、さすがの狩野川も釣り人で賑わいました。釣況の方はオトリ店の情報にあるとおりですが、やはりこれではわからないのが「平均サイズと数」でしょう。新聞などの掲載も「サイズ『11~23㌢』、数『5~31尾』」というような感じですが、これでは平均がまったくわかりません。

釣り人は都合よく判断したいので、これを見て「俺なら20㌢が25尾くらい釣れる」と思うかもしれません。しかし今年の狩野川はサイズの平均「(11+23)÷2=17㌢」、数の平均「(5+31)÷2=18尾」をクリアーできる人は1割もいないのが現状だと思います。数だけなら2割くらいは達成していると思いますが、狩野川は天然ビリが多いのでサイズのバラつきがとても大きいです。
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ではこの週末の状況に話を移しましょう。

前日マルパパさんから釣行の打診があり、近隣で他に竿を出せるところもないのでご一緒することに!子供たちが夏休みとなり、伊豆に向かう道路はどこも渋滞。裏道を駆使してもカワセミポイントの到着が9時近くになってしまいました。そこでマルパパさんと合流して、空いている場所を探します。
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さすがにこの時間になると釣り人のいない場所がありません。そこで先行者が一人いる場所に入川。垢付きは申し分ありませんが、あまり石色がよくありません。水温が上がるまでは辛抱だと思いましたが、予想以上に厳しい状況です。増水前に掛かった幼魚放流や天然の大型は姿を見せず、ビリでオトリを回す展開。

午後から場所移動しても人が多くストレスなので、どうせ釣れないなら人がいない方を優先します。先行者の人は釣れないということで移動されました。この場所はマルパパさんと二人だけになったので、ゆっくりと昼食を食べます。釣れなくてものんびりできる狩野川も悪くありません。
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午後はマルパパさんと場所を入れ替えてスタート。やはり時間によるものなのでしょう。本当に浅い場所で大型が目印を飛ばします。しかし以前よりもスリムな鮎が多いのが気になるところ。また以前のように、20㌢を超えるサイズはほとんど混じらなくなりました。

薄垢の高水であれば納得もできますが、垢付きもよくてほぼ平水レベル。しかも真夏日のピーカンとなれば、天然遡上の主体群はかなり小さいと判断するべきなのでしょう。これは主体群の遡上が遅かったというのが、主たる要因ではないかと思われます。
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16時少し前ですが、自分のエリアは一通り竿を出したので戻ります。途中でマルパパさんが入れ掛かりになっていたので、しばし後ろで見学させてもらいました。私のこの日の釣果は26尾。「もう少し掛けなければな~」という内容ではありましたが、のんびりと蜩の鳴き声を聞く一日の終わりは、鮎釣りならではの贅沢な時間です。

翌日はマルパパさんは早起きしてカワセミポイントへ。その後私と釣り場で合流しました。朝から汗が噴き出すくらいの陽気で、この日も絶好の鮎釣り日和。車窓から見える狩野川にはすでに釣り人で賑わっています。マルパパさんと相談して、前日と同じ場所に駐車して、より広範囲を探ることにします。
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私は下流に人がいなかったのでフェルト減らしの旅へ。平均サイズは小さいですが、前日よりも良いペースで掛かりました。天然なので「らしい」ポイントで粘れば数が出ると思いましたが、ビリでも掛けてしまえばその後は音沙汰なし。やはり今年の狩野川は、夕バミのようなケースでないと、なかなか入れ掛かりにはなりません。

午前中は我々以外は地元のベテランだけでしたが、食事の後に川に戻ると他からの転戦者が3人。午前中のように広く探ることができないので、細かく探ります。場所によっては究極のビリ鮎釣りとなりますが、この時期になるとオトリにしても力強く泳ぐので、風がなければ楽しい釣りです。
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今年の狩野川は放流鮎の成長がよく、前半は過去にないほど大きかったです。しかし天然の主体群が小さいことから、放流鮎や大型の天然が抜かれてしまうとサイズが極端に小さくなりました。すでに7月中旬なのでビリ鮎にもパワーがありますが、平均サイズは例年の6月中旬くらいの印象です。この日は全部で35尾でした。

これで楽しい週末はあっという間に終わり。釣れても釣れなくても竿を出せればご機嫌です!狩野川をホームにしていても、すでにシーズンの三分の一は終了。怪我や事故のないよう注意して、残りの三分の二もアクセルべた踏みでいきたいものです!
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↑「土用の丑の日」は当然ながら鰻でんがなぁ!

by scott1091 | 2015-07-26 20:02 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

引き水の狩野川はどうだったのよ~?

狩野川は7月3日(金)から梅雨らしい雨が続き、雨が上がったのが約1週間後の9日(木)。この間は涼しいくらいでしたが、10日(金)から一気に真夏日に!水位は最大で1㍍くらい増水しましたが、その後は概ね40~50㌢高くらいで推移したため、大きな石は垢が飛びませんでした。

絶好調の高原川のお誘いもありましたが、次の三連休は遠征を予定しているので今週は自粛。土曜は桂川に行こうかな~と思いましたが、前日マルパパさんからどこも濁って入れないので、今季初めて狩野川で竿を出したいとのメールあり。今年の狩野川は昨年のイメージでは厳しいので、ご一緒することにします。
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川見した感じでは30㌢高くらいで、石が動かない瀬は垢が残っています。しかし小砂利底にある飛び石は薄垢レベル。伸びたアオノロは飛びましたが、まだ緑に見える石は散見されます。盛期であれば引き水の絶好のチャンスですが、冷たい雨が1週間続いたことによる鮎の活性低下が予想されます。

先週竿が出せなかったので今週は混雑すると思いましたが、拍子抜けするくらい釣り人がいません。下流域ではすでに見慣れた風景ですが、中流域の人気オトリ店の車の少なさは今季初めてのレベル。やはり今年の狩野川は、それくらい厳しいということなのでしょう。
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どこでも入れる状況なので、マルパパさんが入ったことがない場所へ。入るときは気づきませんでしたが、いざ川に入ってみると釣り人が二人。しかし一人はすでに竿を置いて休憩しています。竿を出している人もオトリが変わっていないようで、もう泳ぐような状態ではありません。

水位が高いので、オトリが交換できなければ我々も数時間後は同じ状況でしょう。しかしマルパパさんがすぐに掛けたのでまずは一安心。しかし私は掛けるのに手頃な場所がなく、オトリが替わらない時間が続きます。シモを見るとまったく人がいないので、ここからはフェルトを減らしに放浪の旅へ。
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取り敢えず1尾掛けなければ鮎がいる場所もわかりません。瀬で掛からないのかなと探っていくと、目が覚めるような当たり。水位が高いにもかかわらず、非常に狭いスポットにオトリを止めて待たないと掛かりません。2尾目は痛恨のバレ。ここでハリを交換して3尾目はしっかりゲット。その後はポツポツ…。

昼になったのでマルパパさんの所に戻ると、二人の釣り人はすでにいなくなっていました。場所移動も考えましたが、広いポイントを二人で独占できること。そして午後から追いが出てくると読んで、一度車に戻って昼食を食べてから同じ場所へ。狙いどおり午後の方が掛かりましたが、結果としてはもう少し水が落ちてから入るべき場所でした。

盛期であれば白泡の中でも追ってきますが、全般的に鮎の活性が低いのでポイントを絞るのが難しい一日だったと思います。真夏日になるとの予報でしたが、水温が低いので日が陰ると寒いくらい。ときおり熱気が下りてくると、逆にほっとするような気温でした。
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この日の釣果は23尾。釣況が良くないのでマルパパさんは帰ろうか悩んでいましたが、水位は下がってきているので翌日もリベンジすることに!マルパパさんの朝は早いので、翌日はカワセミ撮影ポイントで合流します。当日の水位を確認して候補を二つに絞ります。前日よりも釣り人が多いですが、いずれの場所も人はいません。

この水位であればベストタイミングと判断しましたがどうでしょう?チャラ瀬は午前中は掛からないと判断して、瀬肩から釣ります。マルパパさんはその一つ上にある瀬肩へ。慎重に手前から探っていくとすぐにオトリが替わりました。この天然の小型を釣らないことには浅場を攻略できません。
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しかし7尾釣ったところで竿が曲がっていたこともあり、後から3人入ってきました。瀬肩が狭くシモは養殖が入るような瀬ではないので、距離が近くなるので場所を空けます。マルパパさんの様子を見に行くと、オトリよりも大きいサイズが連発とのこと。昨日帰らなくてよかったと満面の笑顔。引きとめた張本人なので本当によかったです!

まだ水位が高くマルパパさんよりカミには上がれないので、20㌢高のきつい瀬を切って対岸へ。石が大きく浮石なので、この手の瀬が一番危険。流されれば石に捲られるのは必至なので、石でできる流れの強弱を読みながら慎重に切りました。大きい石はまたげないくらいなので、足の置き場を間違えると次の足掛かりを失います。
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どうしてそこに鮎が溜まるのか不思議ですが、魚体は成魚放流の鮎ではありません。おそらく幼魚放流の魚ですが、黄色い鮎は皆無。しかしもぞもぞという感触の後、豪快に目印が飛びます。そんな場所で棚のエッジに出てくる鮎を誘って午前は終了です。マルパパさんの釣果はダブルスコア。あの場所を見つけたのはあっぱれであります!

他の釣り人は昼で上がり、昼食後川に戻ると前日と同じようにマルパパさんと二人だけ。午後は本命の瀬で爆釣かと思いきや、風が吹いて釣りにくくなりました。瀬肩にいる鮎が瀬に入っていることを期待しましたが、目掛かりで2尾追加したのみ。平瀬で粘ってもぽつぽつ追加する程度で時間が過ぎます。
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私はここで見切りをつけて、夕方釣るつもりだったチャラ瀬に移動。風がなければ楽しい釣りですが、竿が煽られるので微妙なテンション調整ができません。鮎任せの泳がせで掛かるほど鮎は多くないので、風の強弱を読みながらテンション系の釣りで探っていきます。こんな場所で大きいサイズがときどき目印を飛ばしますが、それをオトリにすると次がありません。

軽く一流してじっくりと狙う場所を絞り込み、そこの周辺から釣り上がってパターンを掴みました。夕凪で風も弱まり、思いどおりにテンション調整できるようになるとこの日一番のペースに突入。そしてマルパパさんが上がってきたのを機に竿を畳みました。
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ダブルツ抜けも厳しいという状況でしたが、マルパパさんが見つけた「出る出るポイント」のお裾分けとチャラ瀬に助けられて、終わってみれば前日よりも多い31尾。この日は予報どおり真夏日となり、今年初めて梅雨明けを感じるような暑さでした。

引き水のタイミングで釣り人がこれだけ少ないのは、やはり今年の狩野川は釣れないということなのでしょう。私の観測ポイントで見える鮎はすでに20㌢を超えていますが、数の少なさが今年の狩野川を表していると思います。他の河川が終わる10月になれば釣り人は戻ってきますが、それまでは今のような状況が続くのではないかと思います。

混雑しないで釣れる川がないのは致し方ありませんが、空いていてほどほど掛かる川もないものです。
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by scott1091 | 2015-07-12 19:58 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

日本一きれいな川のまちづくり

解禁から1カ月が過ぎ、さすがに狩野川に飽きてきた今日この頃!そろそろ別の河川にと考えていたところ、それを察したのか桂川釣行のお誘いです。誘ってくれたのは、今年から桂川がホームグラウンドになりつつあるタッキーさん。今までの釣行ポイントを聞いてイメージを膨らませます。

私が桂川に釣行したのは18年前の1997年。この頃、準ホームグラウンドにしていた那珂川の状況がよくなく、友人からピンポイントで場所を教えてもらいました。当時の記録を見て「Googleマップ」で空撮写真を見ると、当時の面影があります。18年前の記憶が昨日のことのように蘇りました。

同じく今年から桂川がホームグラウンドになっているflymotoさんは、天気予報が金曜から土曜が雨なのと病み上がりなので参戦は早々に見送り。そして木曜になってからタッキーさんも病院に行くような体調不良となって、釣行は見送りとなりました。水位が上がらなければ一人で桂川に行く予定でしたが、金曜の夕方マルパパさんから着信あり。
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↑今回の題名は気田川が流れる春野町が標榜しているもの。気田川の河川敷には写真のようにツツジで「日本一・きれいな川」と書かれています

狩野川の釣況を確認するメールでしたが、逆に私から藁科川の釣行を打診します。藁科川は川が壊れてから少しの雨でも濁るので、雨しだいでは気田川も選択肢に入れます。そして翌日の朝、マルパパさんから入電。やはり藁科川は濁りが入ったとのことなので、気田川に行くことになりました。

私は気田川は初めての釣行になります。2年前の天然遡上が多いときに行きたかったのですが、父の不幸があったので釣行はかないませんでした。今年も解禁から気になっており、それを察してマルパパさんが6月中旬に状況を確認に行ってくれました。

おとり店の話では解禁日からしばらくは良かったけれど、その後は遠くから来るような状況ではないとのこと。マルパパさんも「本当に行きます?」という感じです。かつてはまず行こうとは思わなかった川。しかし新東名の開通により、興津川や藁科川と同じように気田川も利便性がよくなりました。
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マルパパさんの先導でまずはポイントを見て回り、その後オトリ店へ。年券が7,000円で日釣り券が1,500円、オトリが1尾500円とのこと。釣況が良くないので、最近成魚放流したとのこと。マルパパさんが、成魚放流を釣ってもしょうがないよね~とすかさず反応。入ろうと思っているポイントを聞くと、釣れていないとのこと…。どこでも一緒なら、その釣れてないポイントに決定。

着替えながら2年前のflymotoさんと釣った話を聞きます。マルパパさんの大好きな気田川なので、状況が良かったあの年に来て欲しかったという思いが強いのでしょう。でも私は釣れても釣れなくても気田川に来れただけで十分。マルパパさんと九頭竜で知り合わなければ、藁科川も気田川にも釣行することはなかったと思います。

大石ごろごろの狩野川をホームグラウンドにしているので、この手の川は好きではないと思っている友人も多いようです。確かに立体的なオトリ操作や複雑な底流れを楽しむ余地は少ないですし、釣果にあまり差がでない川相ではあります。しかし私は鮎釣りに好き嫌いがまったくありません。この手の川相の一番の魅力は当たり。掛かった鮎が狩野川のようにジグザクではなく、一直線に飛んでいくのは爽快です。
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藁科川と同じように水が青白いので、水深がある流芯は石垢が付いていないように見えます。マルパパさんが一番良い場所を勧めてくれて、ついに念願の竿出しとなりました。底石が小さいので、養殖をいきなり流芯に入れても止まりません。まずはオトリが替わるまで、手前から丹念に探っていきます。

最初は曳舟を引いていましたが、石の小さい川はキワの攻略が肝なので舟を固定して竿半分くらいバック。この狙いが的中して、いきなりオトリサイズが掛かりました。天然はまだ小さいと思っていましたが、マルパパさんの前回釣行からかなり成長しているようです。

河口から船明(ふなぎら)ダムまで約30㎞。そこから階段式の魚道を上がってさらに10㎞以上ある気田川まで遡上するのですから、河口から40㎞もない九頭竜勝山に遡上できない理由はありません。天竜川もダムがなかった頃は鮎で溢れていたと言いますが、ダムができてからも気田川まで鮎が遡上しているのは、魚道と上流を目指す遺伝子を持った天然が世帯交代を繰り返しているからに他なりません。
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ぽつぽつでも釣れるのが嬉しいところです。マルパパさんが心配して様子を見に来てくれました。午前中終わった時点で15尾で幼魚放流の魚と天然は半々くらい。狩野川の感覚であればオトリにならない天然はいません。しかし石裏で待つような場所がないので、ビリをオトリにするときは注意しなければなりません。

目標の20尾は達成できそうなので、もうこの時点で大満足。他に釣り人もいないので、マルパパさんとゆっくり食事をします。天気予報では晴れてくるとのことでしたが、午後は雲行きも怪しくなって朝方の暑さはなくなりました。そしてマルパパさんが心配していたとおり風が吹き始めます。

しかしこの日は「風切竿」にソリッドなので問題なし。午前中掛からなかった場所があったので午後も同じ場所に入りました。この川も多くのダム河川がそうであるように、放水で水位が上がると鮎の活性が上がるとのこと。しかし小規模なダムなのでこの日は水位に変化はありません。
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午前掛からなかった場所で順調に数を伸ばし、マルパパさんと交代でフェルト減らしの旅へ。鮎を探しながら歩くので、曳舟の鮎をオトリ缶移してくるべきでした。鮎が見える場所でぽつぽつ拾いながら、この川の傾向を掴みます。たった一日なので限られた情報しか得られませんが、夕方はここと絞り込んだ場所へ。雨がポツポツ落ちてきましたが、濡れるほどではありません。

狙い通りに追いが出た真っ黄色の鮎が目印を飛ばします。これらは幼魚放流の残りですが、流れが一番きつい場所では同じサイズの天然が掛かります。午後に入っても一回り小さい天然は顔掛かりが多かったですが、この時間になると背掛かりばかり。きっちり17時まで釣って、釣果は今季最高の41尾。まさにマルパパさん様様の一日。本当にありがとうございました!040.gif
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さて翌日は濁りがとれた藁科に行くことも考えましたが、またマルパパさんに気を使ってもらうのは忍びないので狩野川へ。成魚放流の魚が釣れているようで、そんな場所は人が多いのですぐにわかります。成魚放流により川にいる鮎も追うようになると言いますが、オトリが回るようになる効果の方が大きいように思います。

狩野川もいよいよアオノロがひどくなってきました。人が集中している場所以外はあまり人がいませんが、そんな場所はやはり釣れていないのでしょう。1ラウンド目は今年実績のある場所に入りましたが、鮎は残っていないようで7尾釣るのがやっと。幼魚放流の鮎は容姿もすでに盛期のものとなり、段々瀬や小さなテーブルで掛けると、ソリッド穂先では掛かり鮎をコントロールできなくなりました。
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2ラウンド目は天然ビリ狙い。この時期になるとビリでも当たりが大きいので、風がなければ楽しい釣りです。ビリで回していると大きいのも掛かりますが、それをオトリにするとビリの掛かりが遅くなります。ここで確保したオトリサイズを持って、少しシモにあるカガミへ。静かに釣っていると鮎が食みに出てきます。

完全な見釣りですが、掛かる鮎は見えません。群れ鮎は天然と思われますが、掛かる鮎は幼魚放流の魚。私はフライでもサイトフィッシングが好きなので、鮎も見釣りを集中的にやった時期があります。鮎は見釣りに嵌ると釣果は伸びませんが、鮎が反応する動きや見ている情報と竿を伝わってくる情報の摺合せやタイムラグを知ることができます。
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群れ鮎の中でも横の動きが大きい魚にロックオンして誘うと、掛かる鮎は全然違う魚。これはよくあるパターンで、掛かるまで見えないのは離れたところから飛びついてきたものと思われます。ハリが乗った瞬間の掛かり鮎の困惑、一瞬間が空いてから電光石火のごとく走る掛かり鮎。全てが見えるのでとてもエキサイティング!

ハリ先が甘くなると、ハリが乗って一瞬間が空いたときにバレることが多いです。最近はこの手のポイントで粘る釣りをしていませんでした。しかし今年のように状況があまり良くないときは、見ているだけでも楽しいし再勉強にもなります。私の友人には、この手の釣りをするときはオトリに小さな目印を付けている人もいます。
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ここでひとしきり楽しんでから、最後は釣れないと評判の瀬へ。石色は悪くありませんが、どうして大きい鮎が入らないのかな~と不思議になります。ここぞという場所だけピンポイントで攻めましたが、オトリサイズの天然を2尾追加したのみ。しかも掛かりどころも顔と尻尾でした。

16時になったので、いつものように竿を畳みます。釣果は目標未達の28尾。今年は帰りがけに渓流の本流師をよく見かけます。鮎釣りの後にビリ鮎を餌にムーチングをする人はいますが、渓流スタイルは珍しいです。鮎が始まると上流で早朝くらいしか見かけることがありませんが、今年は夕方竿を振る人を見るのは鮎釣りの人が少ないからかもしれませんね!

さて来週はどこに行きましょう?
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by scott1091 | 2015-06-28 19:47 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(8)

釣り人が増えてきたけれど…

先週まではガラ空きだった狩野川。しかしこの土曜は、かなりの人出となりました。天気予報が日曜雨なので、遠出を見送って近場に釣行した人も多かったのでしょう。また漁協が成魚放流するという情報も影響しているものと思われます。な~んか釣り堀みたいですが、釣れないので放流に頼らざるを得ないのが現状でしょう。
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今年の狩野川は人がいなければ何とかなりますが、混雑したら拾えないので数が伸びません。いつものように人のいない場所を探しますが、残念ながらこの日はそのような場所はありませんでした。広大な面積の修善寺橋~神島橋の区間を、釣り人が敬遠しているのも大きな要因です。

そこでこの日はオトリを確保してから、下流域を調査することにします。シモの人と50㍍くらい間隔を空けて入川。水温が低いですが、すぐにオトリサイズが掛かりました。しかしその後はビリが2尾。有望そうな場所がないのでここで場所を移動。オトリが足りないので、現在釣れているという狩野川銀座へ。
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車の数は少なかったのですが、曳舟を持って川に行くとそこはまさに銀座。間隔が空いている場所で少し竿を出しますが、オトリが2尾獲れたのでここは早々に撤収します。下流域のどこを調査するか悩みましたが、流れが変わってから入っていない場所にします。もはや釣り人の姿が浮いている感じですが、曳舟を持って勇んで川に向かいます。

しかし遠目にはわかりませんが、アオノロがひどく石はドロドロ…。石色が良い場所で竿を出するつもりでしたが、かなりの区間見て歩きましたが鼻環を通すことはありませんでした。上流にいる天然鮎がここを通過したことは間違いないのですが、まさに下流抜けといった印象です。
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このまま終わりにしようかと思いましたが、来る途中空いていた場所をもう一カ所調査します。対岸に釣り人が3人見えますが、一番シモの人でも50㍍以上離れています。下流域と違って色の良い石もあるので、少しは掛かりそうな感じ。今年の定番である瀬から攻めていきますが、底石が小さいためか反応なし。

次は対岸にある小さなフクロ。そこで鮎を泳がせると目印が飛びました。入れ掛かりにはなりませんが、似たような場所で誘うと反応があります。今年はハリ合わせで悩むことはありませんでしたが、この日は目印が大きく飛んで掛かっていないパターンが発生。これに対する処方はありますが、そのハリに交換すると口掛かりはバレが多くなります。
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ウエーダーを修理中なのでこの日はタイツ。おまけに着替えたときは暑かったので、ドライシャツではなくアームカバーに半袖シャツ。気化熱による冷却効果もあって、寒くて耐えられなくなって16時前に竿を畳みました。この日の釣果は17尾。またしても目標の20尾を達成できませんでした。

NHK「小さな旅」は一週遅れで土曜に放送されている地域もあるのですね!前日の朝、先週書いた投網によるサクラマス漁を見たよ~と友人から連絡がありました。今週の日曜は「笑顔はこぶ 初がつお~宮城県 気仙沼市~」でしたが、これもついつい見てしまい、いつものごとく遅めに家を出発です。
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道中で雨が降り始めました。予報は雨ですが前日ほどではありませんが、釣り人が見えます。鮎の追いも悪そうなのでこの日は型狙い。渡り場に人がいるので、瀬の段々を利用して川を切ります。この時点では濡れるほどの雨ではありませんが、ドライシャツにカッパのフル装備。ウエーダーもアクアシールによる修理で復旧しました。

やはり下半身が濡れないだけでも全然違います。動けば暑いくらいですが、徐々に雨脚が強くなってきてからはちょうどよいくらい。最初のオトリ交換に神経を集中しますが、やはり安易な場所では掛かりません。この天気で鮎が入っているかな~と思うような場所で、昨日はなかった目印を見失う強烈な当たり。
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オトリには大き過ぎるくらいですが、それに鼻環を通します。狙った場所でもすぐに掛かりませんが、ちょっと間をおいて誘いで焦らすと、目印を見失います。完全にピンポイントの釣りなので、オトリをシモに置いてから立ち位置を下げます。そんな移動中に私の横を猛スピードで上がっていく鮎が…。もう掛かっちゃいました!

しかし釣る場所がなくなると、泳がせても引いてもウンともスンともしないのが今年の狩野川。ここからはハミの甘い鮎を掛けやすい場所で狙います。掛かっても口掛かりで「ポロッ」も多いですが、そんな鮎も狙わないと数が伸びません。やはり天然はこの時期は天気しだいです。
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完全装備のおかげで前日よりも寒くなく、雨の中釣りを続けることができました。この日は16時ちょうどに竿を畳んで26尾。ボリュームは前日の3倍といった感じでした。6月も残すところ後一週。そろそろ違う川で竿を出したいところです。

今年の夏至は6月22日。昔はこの時期は19時まで鮎釣りをしていました。鮎釣りは梅雨明けからが本番ですが、夏至を過ぎると夏を折り返したような寂しさを感じます。
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↑子供から父の日にビール用のタンブラーをもらいました!

by scott1091 | 2015-06-21 21:38 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(0)

梅雨明け前ですが天然でオトリが回せる週末でした!

好調だった近隣河川もピークアウトし、徐々に地元河川に人が戻ってくるのがまさにこの季節。雨が降るかもしれないような天気予報で、わざわざ遠出はできないというのが実態なのでしょう。この土曜は晴れマークの予報に反してほぼ終日曇り、日曜は雨マークの予報に対して降ったのは早朝までで、それ以降は曇りとなりました。

土曜は前日の雨で水温は低下。この時期の天然は天気に大きく左右されるため、太陽が出れば状況は劇的に変わります。そんな期待を持って、いつものようにシモから狩野川を見て行きます。昨年2年ぶりに復活した狩野川公園のおとり店が今年は休業なので、護岸に車がないのが寂しいところです。
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6月に入ってから、大仁橋から神島橋までの間に釣り人の姿は見られません。松下はオトリ店の常連がポツポツ。新堤には人が見えませんが、オトリ店には車が止まっているので何人かは入川しているのでしょう。桜並木から修善寺橋までは一人。遠方から来た人は、この川はまだ解禁していないのではと不安になるような状況です。

修善寺橋から上流も人が少ないですが、マニアックな場所にポツポツ見えます。メジャーポイントが空いているのに、このような場所に入るのは間違いなく地元の人。この日も見える範囲に釣り人がいない場所を探して入川。狩野川もアオノロ(カワシオグサ)が目立つようになりました。
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石垢の状態はよくありませんが、鮎がいないわけではないようです。観察していると、あまり色の良くない石を食んでいる鮎が見えます。一つの石でも垢腐れ気味の面と、まったく垢が付いていない面があったり。水温が低いので垢腐れは盛期のようには進みませんが、アオノロの繁殖もあって一見すると釣れそうには見えません。

私の観察ポイントは鮎が遡上する前からアオノロが繁殖していますが、鮎が好んで食む岩盤はアオノロがだいぶ無くなってきました。鮎はアオノロを食んでも成長しませんが、鮎の索餌行動が底石の植生にも影響を与えているのかもしれません。一般的にはアオノロが増えると、鮎の生育に悪影響を及ぼすというのが定説です。
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幼魚放流の魚は数少なくなってきたので、この日は天然遡上の魚を狙います。時間の経過とともに食んでいる鮎が増えますが、なかなか掛かりません。一番良いと思われる場所で粘りますが、結果的にこれが裏目に出てしまいました。やはり追いが出てくるのを待つよりは、掛けられる鮎を見つけた方が早い。

天然は気温が上がるまで掛からないという経験則と、先週のイメージを引きずり過ぎました。シーズン初期にはよくあるパターンですが、一級ポイントで確変が起こると拾い釣りでは勝負になりません。これをどう見極めるかがポイント。混んでいなければ時間を変えて戻ればよいわけですが、確変したときには他の釣り人がいて入れないことの方が多いです。

しかしこの日は他に釣り人がいないのですから、さっさと掛けられる鮎でオトリを確保してからその場所に入るべきでした。先週と違って天然の当たりが今一つですが、曇りで水温が上がらないのが影響しているのでしょう。前半の遅れを取り戻すべく頑張りますが、根掛かりを外しに行って枝に天井糸を引っかけてしまいました。
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何とか回収しましたが、フロロとPEの結節部分が切れてしまったので竿を畳みます。ベストの内ポケットに予備が入っているのをすっかり失念していました。今年はSR77、風切竿、征龍竿(=翔龍竿、龍切竿)それぞれの天井糸を持ち歩いているため、予備を含めると仕掛けよりもスプールが多くなります。

幼魚放流の20㌢アップも混じりましたが、天然はビリから18㌢くらいまで。この日の釣果は26尾でしたが、ボリュームは先週よりもかなり少ないです。これは例年の狩野川の傾向と同じ。違うのは今年は幼魚放流の魚が、特別大きくなっていること。幼魚放流の魚が少ないこと。天然遡上も少ないが、例年より一番、二番上りが大きくなっていること。でしょうか?
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さて翌日の天気予報は、土曜に一転して終日雨。トートバックにカッパが入っているのを確認してゆっくりと朝食。この間にがまかつ「フィッシング倶楽部」、NHK小さな旅「清き流れ 里潤し~富山県 黒部川」を見ます。特に投網によるサクラマス漁には目が釘づけ。瀬の中とはいえ、あの距離まで魚に近寄れるものなんですね~。

家を出る頃には雨も上がります。釣り人が少ないのは前日と同じですが、ブログ用に車を止めて写真を撮りながら川見します。前日よりさらに人が少ないですが、そんな中でびっくりするくらい釣り人がいる場所がありました。

解禁から安定して釣り人が入っているのは、オトリ店のオープンな雰囲気が支持されているのでしょう。情報発信についても、数人の釣果を掲載しているので参考になります。「最低~最高」だけの表示では、平均的な釣果がわからないのでプチ遠出でもなかなか踏み切れないものです。
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あさひ橋周辺も人気のオトリ店があるので、釣り人が途切れることはありません。宮田橋から見る松ヶ瀬は大会も終わって空いているので、ここを第一候補にしてさらに上流まで見ます。その中でまったく釣り人がいなかったのが鳥小屋、通称「狩野ドーム前」。1997年に新しい「天城ドーム」が船原に建設されたのを機に、「狩野ドーム」に改称された経緯があります。

解禁からしばらくは賑わっていましたが、この日は雲金橋の上にドブ釣りの人が三人ほど。両岸いずれも高い場所から見えるので、石色やアオノロの状況は一目瞭然です。しかし今の狩野川はどこも似たり寄ったりなので、いつものように人がいないので入川。川相は昨年と大きくは変わっていませんが、棚が少なくなりました。

護岸から見える鮎は昨年と比べようもないくらい少ないですが、今季初めて入るので様子見くらいの感じで!いつもは具体的な場所は記載しませんが、人がいない事例として紹介しました。状況を早く把握したいので、最初から一級ポイントに竿を挿します。天然なので小型ですが、予想以上に掛かりました。
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これなら30尾は軽いかな~と思いきや、ここぞという場所でしか掛かりません。オトリが替わっても、泳がせても引いてもダメ。特定の条件がある場所しか掛からないので、対岸からそんなポイントを差し直しますが、2尾追加して打ち止めです。夕方まで粘ろうかと思いましたが、この時点で13時半。暑くてカッパを脱ぎたかったので、車に戻るついでに移動することにしました。ここでの釣果はちょうど20尾。

いくつかポイントを見て回りましたが、入る予定だった場所は駐車場が確保できず。釣り人の車ではなく、何らかの寄り合いがあったのでしょう。ここの調査は次回に持ち越すことにして、午後の部は型狙いに切り替えます。残っている魚は少ないですが、目印を見失うような当たりとオトリを背負って瀬を上る引きは、この時期なかなか味わえるものではありません。
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手ごろなオトリを持っているので、根掛かりを恐れず水深のある瀬を攻めます。根掛かったらウエーダーでは回収できませんが、そんな場所をタイトに攻めなければ残り鮎は釣れません。底石が立っているのでラインがガリガリ擦れますが、これくらい張っておかないと浮石にオトリが潜ってしまいます。

そして誘いを掛けた瞬間に目印を見失いました。「やったー」と思いきや、な~んと痛恨の中ハリス切れ…。ここで念のため付糸も交換します。底石を数えるようにタイトに攻めますが、鮎はそんなに多くはありません。そしてついに待望の目印ぶっ飛び。縦横無尽に走る掛かり鮎を目と引きで堪能できる幸せ!

掛かる鮎は大小さまざまですが、ここでも天然が混じるのが嬉しいところです。掛かった瞬間閃光のごとく光るオトリ鮎。次の瞬間には、一段上の瀬にワープしている掛かり鮎。石に巻かれないようにしっかりテンションを掛けながらスパッと水を切ります。そしてタモにドッスン!
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こんな鮎は多くはありませんが、狙い通りに釣れたことが嬉しい。対岸に釣り人が下がってきたので、これ以上攻めるところがなくなり定刻より早く竿を畳みました。後半の釣果は16尾だったのでこの日は36尾。今の狩野川としては数も十分ですか、それ以上に満足感の高い内容でした。

6月2週目にして、どこの河川もアオノロがひどくなってきました。一回洗い流すくらい水が出るとよいのですが、1㍍くらいでは石垢が飛んでもアオノロが飛ばないことはよくあること。水温が上がって流失するまでは、今年はアオノロに泣かされそうな気がします。
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by scott1091 | 2015-06-14 20:46 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(6)

やっぱ厳しいな~。解禁後3回目の週末!

水曜に40㌢増水したので、少し好転が期待される狩野川。この週末はシマノの東海A大会が土曜に松ヶ瀬で、東海B大会が日曜に松下で開催されます。土曜は前日からの雨で40㌢の増水。渇水が続いているので水の引きが早いので、開始時間を遅らせて4時間一発勝負で開催されました。

私もこの日は遅めに川に行きます。下流域はまだ濁っていますが、大会エリアはすでに底石が見えるくらい澄んでいます。高水で絶好のチャンスですが、濡れると肌寒いくらいの気温が残念なところ。太陽が出ると肌を差すような日差しですが、この日はドライシャツでないと寒いくらいの一日となりました。
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↑入った時点ではまだいつもの透明度には至らず

オトリ店に行くと塩焼きサイズの鮎が必要とのこと。数を尋ねると、この週末二日間ではエベレスト並みに険しいです。頼まれたのは私一人ではありませんが、それでも厳しい。18㌢以上で可能なら20㌢アップということなので、幼魚放流の魚を見つけるしかありません。

今週2回増水しているので、先週の日曜に入った場所に行きます。ここで午後から10尾くらいは揃えられると思いましたが、ま~渋いこと!しかもあろうことか塩焼きサイズのドンブリ…。ありえねぇ~!042.gif
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新しいラインを試していることもありますが、今年の狩野川では0.04号では細過ぎるのでしょう。痛んでいなければ25㌢も抜けますが、ある程度使い回すなら0.06号くらいが無難です。後悔先に立たずということで気持ちを切り替えますが、貴重な鮎が2尾いなくなった痛手は挽回できません。008.gif

結局、塩焼きサイズは10尾に届かず。総釣果も16尾で、今季の狩野川で目標にしている20尾を達成できませんでした。この日の教訓は、水が出ても自分が一度竿を挿した場所は厳しい。残り一日で必要数を確保するのは絶望的ですが、オトリ店の面子もあるので全力を尽くすしかありません。
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翌日はほぼ平水に戻って条件は悪くありません。前日の東海A大会で釣果が上がっているので目標サイズがなければ入りたいところですが、この日も幼魚放流の魚を探します。いつもより早く家を出発しましたが、東海B大会はすでに開催されている時間。8時過ぎていますが、今季一番の釣り人の少なさです。

常連が大会に出ていることもあるのでしょうが、修善寺橋よりカミでもオトリ店に駐車されている車は両手で数えられるくらいでした。どこでも入り放題ですが、今年の狩野川は釣り人が少ないので情報もありません。とりあえず先週の土曜に入った場所で5尾と目論みますが、ここで11時までに3尾。2尾は塩焼きサイズですが、私に釣れる鮎はもういませんでした。
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「俺も桂に行きたい!」・・・心の声

場所移動を決断しますが、大会から流れてきた人で思った場所に入れません。いつものように人のいない場所を探して、石色と見える鮎のサイズを確認してから入川。午前中は釣れない時間を過ごしましたが、ここでは天然ビリが小気味よく掛かってきます。これでオトリを回しながら、サイズアップを狙うのが狩野川の釣り。

難しい場所で、塩焼きサイズの天然がときどき竿を絞ります。川相が変わってしまい、もはや滝みたいな場所ですが、鮎がしっかり入っています。ここでオトリを確保してから釣り下ります。天然は放流魚のようにすぐには掛かりませんが、掛からない(≠いない)場所で粘ってはダメ。また見切りが早過ぎてもダメ。もうダメダメ尽くし!026.gif
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これを見極めるのが、鮎釣りでは一番難しい。

そして掛かる鮎がいる場所を見極める目。型の良い天然が付いているパターンを掴み、ここからは楽しい時間。塩焼きサイズには少し足りませんが、気持ちよいくらい目印が飛びます。今年の鮎は、放流魚も天然も例年より当たりが大きく感じます。もちろん入れ掛かりとは程遠いですが、今の狩野川では幸せ過ぎるくらい!

肌がヌルヌルすべすべの20㌢も混じり、幼魚放流の20㌢アップもぽつぽつ。これで私のノルマは達成できたので、16時前に竿を畳みました。今年の狩野川は釣るポイントがなくなれば、それ以上粘っても私には1尾たりとも追加できません。この日の釣果は33尾。大小含めて生きている鮎は全てオトリ店に進呈しました。
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この日はたまたま釣れましたが、私もツ抜けできないかも~と思いながら釣っているのが現状です。それは各オトリ店の情報を見れば歴然ですが、何よりも釣り人の少なさが狩野川の現況を表しているのかもしれません。やっぱり今年は厳しいな~というのが第三週目の感想です。

シマノの大会が終われば、プラクティスで入川するのは6月25日のオーナー参加者のみ。釣り人が少なければ魚は残るので、梅雨明けの復活に期待したいところです。こんな状況ではありますが、釣果度外視でのんびり釣りたいという人には、現在の狩野川はお勧めです。

個人的には鮎釣りより、真竹の筍の方が気になる週末でした!
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by scott1091 | 2015-06-07 21:25 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(8)

5月なのに各地で記録的な真夏日に!

この日曜は東京都心で最高気温32.2℃を記録。これは5月としては、統計を開始した1876年以降で最も高い気温になります。関東甲信と東海でも軒並み30℃を記録し、山梨県の甲府と長野県南信濃では34.5℃まで上昇。今年初めて山梨県に「高温注意情報」が発表されました。

古いウエーダーのフェルトを張り替えて使っていますが、ネオプレーンの劣化もあって使うたびに水漏れ箇所が増えます。修理すればまたその端が切れるのでいたちごっこですが、もうシーズン初期はタイツで問題なさそうな気温。水温がまだ20℃前後なので水に入れば冷たいですが、ネオプレーンソックスを履けば問題ないでしょう。

こんな天気に恵まれた週末ですが、狩野川の釣況は芳しくないようです。土曜は妻を送ってから川へ!車窓から見える狩野川には、釣り人は片手で数えられるくらい。修善寺橋よりシモはこんな感じです。そこからさらに車を進めると旧土屋おとり、あさひ橋、尾崎荘、松ヶ瀬、鳥小屋、矢熊橋、慶友病院、嵯峨沢、西平橋周辺には人がいます。
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やはりこうやって見ると、集客力のあるオトリ店の周辺に人がいます。これは狩野川は良いポイントには必ずオトリ店があり、その結果としてその周辺は必ず放流されるので中抜けがないためと思われます。しかし川見している間に竿が曲がることはなく、釣り人にも覇気が感じられません。025.gif

こんな状況なのでツ抜けを目標に人のいない場所に入川。時間はすでに9時半を回り、着替えただけで汗が出ます。太陽の角度が良いのでしばらく川の中を観察すると、ビリの天然鮎が結構見えます。ここまで遡上して来る間にもう少し成長してもよさそうですが、この手の魚はあまり大きくならないものです。

やはりこの時期は放流魚を見つけなければなりません。狙いは成魚放流は論外で、やはり試し釣りの前までに入れた幼魚放流(*1)の魚が対象。オトリを回せば天然のオトリサイズも混じるものですが、天然だけではオトリをつなげないのが今年の狩野川。それくらいビリビリ(<ビリ)の割合が多いのです。
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(*1)魚類の成長過程は「稚魚→幼魚→成魚」。大きさよりも成熟度合が優先しますが、鮎については売られている「オトリ=成魚」の理解でよろしいかと

今年の春は適度な雨が週一で降ったこともあり、幼魚放流以降も水量が高めで安定していたことが功を奏し、魚が分散している感じです。単に放流量が少ないからという意見もありますが、これらについては最後に解禁二週目で感じている私見を書きますので後程。

オトリを弱らせないよういつもの3倍くらい気を使いながら、探っていきます。鮎釣りというよりも感覚はヤマメ釣りに近い感じ。いるだろうと思われる場所では粘り、まずは1尾掛けてパターンを掴まなければなりません。幸いオトリの泳ぎが良く、コントロールしやすいのでテンポよく探ることができます。
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釣りを開始してから1時間くらい経過してやっと掛かりました!001.gif

これが目印吹っ飛びで危うく石に巻かれるところでした。狩野川の鮎はもぞもぞ当たりが多く、釣趣の点で酒匂川と比較されることが多いですが、今年の幼魚放流の魚は当たりがともかく豪快。すぐに竿を立てられない場所なので、立ち位置を下げて抜きます。やはりこれくらいタイトに攻めないと魚は残っていません。

引きもすでに盛期のようで、例年この時期の感覚で竿を絞ってもなかなか抜けません。いきなり20㌢クラスですが、それをオトリにするとつまらない場所でオトリサイズ。コントロールしやすいサイズになったので、今度は一段下の対岸ギリギリに入れます。 木が被って日陰なので初期は避ける場所ですが、狙った石を通したら目印が吹っ飛びました。
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掛けた段から落ちないよう竿を絞ったまま、竿が木に当たらない位置まで下がります。これでパターンを掴みますが、鮎がいなければ釣れないのは当たり前のこと。のんびりとポイントを観察しながら鮎を探します。これくらい少ないと鮎は見えませんが、渓魚と同じように「ここはいる」というような気配を感じます。

それが確実に当たるかどうかは別にして、それらを結びつけて体系的に整理していくことが重要です。これは小沢剛氏の「前アタリ」の考え方と近いかもしれません。やはり何らかの仮説を立てながら現象を分析していかないと、いつも同じことを繰り返しているだけになります。
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もうこれ以上竿を挿す場所がないという状況になって16時に竿を畳みました。釣果はとてもラッキーな20尾。掛かった瞬間に対岸に飛んで行ったこの日一番と思われる魚をバラシたのが残念でしたが、盛期と変わらない豪快な当たりと引きを堪能することができました。

この日は妻と歩いて行けるお店を予約。食事をして帰宅すると、ちょうど歩いているときに地震があった由。友人から電話やメールがありましたが、妻も私もまったく感じませんでした。外にいると震度4くらいでないと気付かないものですが、震度のわりに揺れたというのが友人の感想です。
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翌日は雨の予報でしたが、一転して曇りときどき晴れ。気温もぐんぐん上昇して、肌に突き刺さるような日差しになりました。いつものドライシャツでは暑いので、アームカバーをして半袖を着ます。釣り人は少ないですが、要所要所にぽつりぽつり。前日と同じように釣り人がいない場所を探して9時半に入川。

石色が良くありませんが、現在の狩野川はどこも同じでしょう。ここで腰を据えて探っていきます。前日と同じようにしばらく釣れませんが、気配濃厚の場所を発見。オトリを通したら一発でした。厚みのない瀬だったので型が小さいと思いましたが、いきなり20㌢アップ。最初の一泳ぎはオトリに任せて、二泳ぎ目はよい石組で泳ぎを抑えて2尾目を追加。
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↑日曜午前9時頃の松ヶ瀬。ここが一番人が多かったです

こうなると魚がいる場所が見えてくるので、テンポよく拾っていきます。そして「この時期に鮎が入るかな~」という荒瀬。野鮎が入るのも大変そうです。そんな場所に強引にオトリを滑り込ませると、強烈な当たりとともに目印を見失いました。石に巻かれないようにラインをがっちり張りますが、掛かり鮎はまったくお構いなし。

「あれ~、この鮎抜けない…」。008.gif

最初はこんな感じでしたが、本気で竿を絞っても抜けません。前日の最大は22㌢でしたが、それと比べてもトルクが違います。最後は間合いを見てスパッと水を切りましたが、タモ受けはドスンという感じ。渓魚の感覚で8寸くらいと思いましたが、実際に計ったら25㌢でした。
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この後も次々と魚を見つけて、奇跡のような一日となりました。オトリの回転が良いので、探るペースも上がって15時にはもう竿を挿す場所がない状態に!会心の内容だったのでここで竿を畳みました。この日の釣果は31尾。今年は厳しそうなので、塩焼きサイズだけ持ち帰りました。

さてここからは、今年の狩野川についての私見です。今釣れている18㌢アップは、ほぼ幼魚放流の魚と思われます。そしてこの幼魚放流の魚が、今年はしっかり瀬に入っています。これは種苗による要因もありますが、放流時期の水位が影響すると言われています。そしてその瀬に入っている鮎の追いがすこぶる良い。いれば確実に掛かります。
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サイズが大きいのは5月気候に恵まれたこともありますが、おそらく幼魚の平均サイズも大きかったのではないかと思います。もちろん25㌢まで成長するのは、その中でも一握りのエリート。今年の狩野川は昨年よりさらに放流が少ないと感じますが、幼魚のサイズが大きくなれば同じ重量なら数が少なくなるもの。どちらを選ぶかは漁協の考え方なのでしょう。

そして肝心の天然遡上については、2012年のように少なくはないようです。しかし問題はサイズ。私の観測ポイントの鮎は3月に遡上してきました。その後大きいものからカワウに喰われている可能性はありますが、現在一番大きいもので18㌢くらいに成長しています。しかしこの一番上りが例年よりかなり少ない。
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現在、川で見える天然はまさにビリビリ(<ビリ)。幼魚放流の魚とは違って、瀬肩の鏡みたいな場所で多く見られます。この魚がどの程度成長するかが、今後の狩野川の釣況を左右しそうです。もしこのまま渇水が続くようなら、厳しい展開になるかもしれません。やはり天然も良い餌場に付かなければ、大きくならないまま成熟を迎えます。

次に尺鮎連発の可能性ですが、これは確率が低いかもしれません。その理由は、今年の大きい魚は瀬に入っていること。そして追いがとても良いので、釣りきられてしまうのではないかと思います。もちろん数尾は出るでしょうが、昨年の大見川と同じ感じではないかと。しかし梅雨明け後も水位が高水で安定すれば、今の25㌢が残れば8月後半には尺1寸になっても不思議ではありません。
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いよいよ6月1日は関東の多くの河川が解禁を迎えます。きっと仕事を休んで行かれている人も多いでしょう。天然遡上が好調な河川はサイズの問題はありますが、友釣りは「オトリの回転が命」なので釣れないより釣れた方が楽しいのは当然のこと。初期は湖産主体の桂川が好調かもしれませんが、後半の底力は天然にはかないません。やはり川は海と直接つながっていることが、生態系には何によりも大切なことだと思います。
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by scott1091 | 2015-05-31 21:42 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(6)