「征龍竿」の価格が変更されました

今回の「征龍竿」の価格変更(¥128,000→¥138,000)は、私が関与するところが大きいので、補足説明をちょっとだけ!

すでに当ブログを読まれている方はご存知のとおり、私が狩野川で「征龍竿」の「プロト2」をテストしたのは10月11~12日。この時点ですでにフナヤさんは価格を発表し、受注を開始しておりました。

「プロト2」に対しての私の感想は、調子的には「プロト1」から格段よくなっているものの、日頃使っている65㌧フルの竿と比較すると・・・。特に竿を抜けてくるような(感性的に伝わってくるとは少し違う)感度が・・・。超硬弾性80㌧カーボンに対する個人的な期待が、過大ではあることは否定できないものの・・・。
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〇日頃、メジャーの30万円クラスを使っている人がどう評価するだろうか?
〇すでに価格が発表されているので、改良してもらう余地はない?
〇プロトの作り直しには時間が掛かるので、来季に間に合わない?
〇現在30万円クラスを使っている私は、割安感があっても買わない?
etc.

そんなことを考えながら、初日の実釣テストは終了。そして二日目は初日の感想をリセットしてテストをスタート。手に馴染んでくると、違和感なく使いこなせるレベルには達しているので、最終的な判断をフナヤさんに預けるかたちとしました。そしてすでに告知のとおり、再度プロトを作ることに決定。

開発責任者から提案された対応策は、カーボン素材の大幅な見直し。これでもコストはかなり上がる。加えて技術的な問題で、素材を見直すには全面的に改良しなければ対応できないという工場からの見解。008.gif
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竿はどこで妥協するかだと思います。しかし私は、常に自分にとって最良のものを使いたいし、メジャーになければ作ってもらいたい。だからこそ2年前、「Super LightⅡ」(以降SLⅡ)にはこだわりました。

竿の能力をフルに引き出し、それを正当に評価できる使い手がはたしてどれくらいいるのか?これは販売する立場では極めて重要なポイント。実は「SLⅡ」も販売サイドに迷惑にならないよう、相応のコストを負担して特別仕様で話を進めておりました。最終的には「SLⅡ」というかたちで標準仕様となりましたが、結果として販売サイドにはコストアップ(=利幅縮小)となってしまいましたね!008.gif
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私は自分で価値があると判断したら、メジャーと同じ価格でもマイナー製品を購入すると言い続けているのは、過去ログにもあるとおり。しかも特許や実用新案がほとんどない釣具業界においては、同じクラスの竿ならマイナーの方が、メジャーより値段が安く設定できるのは明白なのです。

「征龍竿」は自分が使う竿として最良を目指したい。その結果が、今回の値上がりの偽らざる真実です。利幅を圧縮しても納得できる竿をリリースしようと、全面的に同意してくれた開発責任者には、本当にご迷惑をおかけしてしまいました。040.gif
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最後になりましたが、この週末の狩野川の釣況です。私は両日とも上流域で、「征龍竿(早瀬)」の比較ベースとなる「急龍竿(急瀬」)の実釣テストをしました。土曜日は11時から5時間で23尾。日曜日は9時から5時間で同じく23尾でした。狩野川もだいぶ寒くなってきたので、釣行の際は防寒対策をお忘れずに!

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by scott1091 | 2008-10-27 21:01 | フナヤオリジナル | Comments(0)