雨の西沢渓谷を歩く…

鮎も終わり、例年であればこの週末は来季の仕掛け作りと後片づけに費やすのですが、今年は必要なものを取り寄せている関係でその作業は先送り。そこで昨年よりも一週早くDIYシーズン開幕です。家回りの作業はほぼ終了していますが、素材の劣化によって毎年手を入れなければならないものが少なからず発生します。

今回は竹で作った樋の掃除をしたときにひび割れがあったので、完全に割れてしまう前に銅線を使って補修します。すでに竹が劣化しているので、あまり強く締め付けると潰れてしまうので力加減が重要です。作り直すには竹の選別から必要ですが、ホームセンターにはないのでDIYでもっとも対応しにくい分野でしょう。
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これが終わったら恒例の草抜きです。庭はスギゴケとシバで構成されているので、管理にはとても手が掛かります。この手の庭を造る人は後々の管理を考える人は少ないですし、考えている人でも引退すれば時間は十分にあるので自分ができると考える人が多いようです。しかし人は老いるものなので、いつまでもできる作業ではありません。

業者にお願いしても雑草の根までは抜いてくれませんし、スギゴケが枯れない除草剤「プリグロックスL」を使っても雑草の根まで絶やすことはできません。太平洋側は夏場の気温が高く冬は乾燥するので、スギゴケが定着するケースは非常に少ないです。神社仏閣で苔庭を維持しているのはスギゴケ以外を使うことが多く、スギゴケを使う場合は枯れたら定期的に張り替えているのが現状です。
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その点においてこの庭は、スギゴケが自生している珍しいケースと言えます。場所によって他の種類も自生していますが、スギゴケ以外は根を張らないため霜が降りると土が持ち上がってしまいます。これにより表面の土が緩み、春には雑草に覆われて手か付けられません。しかしそこにスギゴケが自生しない理由があるわけで…。

苔庭に使われる代表的なコケは、スギゴケ、スナゴケ、ハイゴケの3種類。日照量すなわち日向、半日陰、日陰にそれぞれ向いた種類があります。スギコケは日向~半日陰くらいの日照量が必要ですが、現在自生していない場所は木陰が少なくどちらかといえば日向。おそらくスナゴケを植えれば定着すると思いますが、根を張らないので秋に熊手で落ち葉を掃くことができません。
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土を乾燥から守るために、スギゴケとハイゴケの共生関係を作るのがベストではないかと思いますが、こればかりはやってみないとわかりません。この庭は飛び地でスギコケが自生しているところもあるので、まずは自生していないところにスギゴケを植えて様子をみようと考えています。もちろん施主さんの意向しだいでありますけどね!

土曜は庭の手入れであっという間に終わり、翌日は先週に続いて紅葉狩りへ!しかし無情の雨となり、行楽客はほとんど皆無。今回は西沢渓谷に行きましたが、ゴアのレインウェアを着た本格的な登山装備のグループばかり。かつての記憶ですぐそこくらいの感覚でデジイチを首からぶら下げ、傘を挿して「七ツ釜五段の滝」を目指します。
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しかし後でガイドマップを見ると、片道110分のコースだったんですよね~、これが!「山を舐めたらいかん」と言われそうないでたちで何組もグループを追い越して、やっと到着した「七ツ釜五段の滝」は紅葉の見ごろは終わっていました。帰りは楽ちんの旧森林軌道ルートを使いますが、一時止んでいた雨が本降りに…。

西沢渓谷一周 約10km、所要時間 約4時間のところを3時間弱で歩いて車に到着。結果的に川浦温泉から広瀬湖くらいまでが紅葉の見頃でしたが、すでに雨で煙って撮影意欲は消失。ワイナリーには観光バスが入っていましたが、沿道の直売所はほぼ無人。天気に恵まれると、この時期は駐車場に入れない西沢渓谷が嘘のようでした。

夕食は少し遅い秋の味覚を楽しみ、この週末もあっという間に終わりです。
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by scott1091 | 2015-11-08 20:54 | DIY | Comments(0)