今年の狩野川は秋のパターンがはっきりしている!

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いよいよ「木枯らし1号」が東京で24日深夜、近畿で25日に吹きました。こうなると秋の鮎釣りもいよいよ最終章。周辺の稲刈りも例年より1~2週早い感じで、鮎の老け具合も同じような印象です。狩野川漁協のブログによれば、すでに下流域では産卵が確認されており、神島橋のシモには産卵場も整備されました。

神島橋周辺はこの週末も賑わっており、最下限のオトリ店「川由」にも釣り人の車があったので、鮎が下ってきているのでしょう。この時期に神島橋でどの程度釣れるのか不明ですが、先週までずらっと並んでた狩野川大橋カミのトロ場が今週は少ない感じでした。月齢も満月に近づき、下流域の鮎は日に日に動いているものと思われます。
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例年、秋の釣りはつかみどころがなくて苦労しますが、今年は掛かるパターンがはっきりしています。このパターンがいつまで続くかは不明ですが、少なくとも今週は通じました。先週は狙った場所では1分以内に掛かる感じで、今週は5分以内に掛かる感じ。この4分を待てるかで、引き釣りの場合は釣果が大きく変わってきます。

逆に鮎がいても、掛からない魚であればいくら粘っても釣れない。やはり掛かる鮎の付場を見つけることが、この時期はとても重要です。すでに上~中流域は鮎の密度が薄くなり、場所によっては垢腐れとなっています。太陽の角度が低くなり、山影や木陰で日照時間が少ない場所ほど石色がよい傾向にあります。
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盛期と違って食んでいる鮎が見えるということは少ないので、鮎がいるかいないかを見極めるのは石色に頼ることになります。その点では石色の悪いエリアの方が、鮎を見つけやすいのは間違いありません。秋は水温も下がり、盛期のようには垢腐れが進みません。そこにまだ鮎がいるのか、それともすでに下ったのかは石色だけでなく、ハミ跡の状態も観察する必要があります。

この時期は上流に行くほど数が出ても型が落ちるので、やはり無難なのは下流域となります。狩野川漁協は下流域の上限を「新狩野川大橋」としていますが、私の下流域は「修善寺橋」を上限としているので注意してくださいませ。すなわち秋は修善寺橋よりシモに入るのが確実です。ネックはとても混雑することですが、この時期しか狩野川に来ない人は動けなくてもそこで粘った方が数は伸びます。私は混雑嫌いなのでこの時期は近づきませんが…。008.gif
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この週末は両日とも天気に恵まれ、先週と同じように混雑しました。入ろうと考えていた場所にも一人。逆にもう少し人がいれば入ってしまうのですが、専有感を満喫しているであろう先行者に配慮してその場所はパス。人のいない釣りにくい区間に入ります。オトリを替えるのに苦労しましたが、ここという場所で久々に粘りました。

そんな感じで釣っていると上流から一人釣りながら下ってきて、声掛けもなく黙って私のシモに入りました。この狭い間隔にそれはないだろうと思いましたが、頑張っても30分持たないような場所だったのでこちらもスルー。人がいない理由がすぐにわかるでしょう。
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↑節目の結婚記念日は手作りのローストビーフとお気に入りの小布施ワインで

この御仁は30分も経たずに下って行きました。オトリの回転とそれなりのアームがなければ、ここは撃沈必至の場所。焦れば焦るほどドツボにはまるので、トラブル前に移動したのは賢明な選択でしょう。地元の方がシモの平瀬で、石に座ってのんびりと釣っていますが、ときどき竿が曲がります。

大きいメスは当たりなしで竿が曲がり、大きいオスは上流に目印を大きく飛ばす。20㌢前後は雌雄に関係なく盛期のような当たりが続きます。最高気温が25℃を超える夏日となり、ドライタイツであれば長袖1枚でも寒くありません。掛け波では釣り返しが利きますが、追い気のある鮎がいる場所は2尾目はありません。
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狭い区間を徹底的に攻めて、15時半に竿を畳みました。メスの最大は23㌢、オスの最大は25㌢で釣果は27尾。時間が早いので下流域のメジャーポイントを見ながら帰りましたが、まだ多くの人が竿を出していました。天気予報では日曜は冬型の気圧配置が強まり、北海道や東北では雪。関東でも「木枯らし1号」が吹くとのことなので、夏日の釣りはこの日が最後になりそうです。

翌日は思ったほどの冷え込みとならず、朝の時点では長袖シャツ1枚でも大丈夫かな~という感じでした。テレビで鮎釣りを放映していたので、出発はいつものペース。私の釣りの印象が強い妻は、出演者の釣りを見て「なかなか抜けなくてハラハラしちゃう」と。フロロやナイロンの細糸を使うと、どうしてもあのようになります。出演者の気負いもなく、好感の持てる番組構成でした。
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晴天続きの日曜なので、前日より人が少ないと期待しましたが似たり寄ったりの人。前日入ろうと思った場所には先行者が二人…。さらに川見をして、今年初めて竿を出す場所に入川。まずはオトリを替えなければならないので、ここしかないという場所で竿を継ぎます。いれば秒殺でしょう。

狙い通りにメスが掛かり、その後は入れ掛かりにはならないものの楽しい時間。しかし北風が吹いて日が陰るととても寒く、開始2時間くらいでカッパを車に取りに戻ります。その後もぽつぽつ追加していると、対岸に釣り人が登場。少しシモで竿を出しましたが、深いところで根掛かりを外したとき、カッパの中に水が入ったので竿を置いて脱いで水切りしていると…。
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な~んと私が釣っていたすぐシモに移動していました。その姿を見て、あるオトリ店でマナーが悪いと評判の釣り人であることを確信。さっさとその場所を譲って、私はさらに上流へ移動。そこでまたぽつぽつ追加して、釣った鮎をオトリ缶に移して曳舟を軽くしてからフェルト減らしの旅へ。

誰もいない瀬肩で釣り始めると、まもなくして先ほどの不思議君がまた登場。2尾釣ったところでまたその場所を譲ります。行きがけに人がいて竿を出さなかった場所が空いていたので、そこで竿を出します。石色が非常に悪いですが、パターン通りにぽつぽつ追加。残っているポイントからちょうど30尾になると読んでいました。
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↑帰り道に通った橋の上から。まだ釣りをしている人も

しかしここで、またまた不思議君が現れて私のすぐシモを無言で川きり。もうここまでされると笑うしかありません。護岸に上がれば川きりする必要のない場所。釣ることに必死で悪意はないのでしょうが、結果的にマナーが悪いとレッテルを張られてしまったのでしょう。私がこの日最初に釣った場所で釣り始めましたが、オトリが回っていないので釣れるはずもありません。

時計を見るとまだ15時ですが、もう釣る場所がないので潔く竿を畳みます。この日の最大はメスの24㌢で釣果は29尾。日曜なので釣り人の上りは早いですが、帰りの道中にはまだ竿を出している人がチラホラ。私は次の週末は紅葉狩りを予定しているので、天気しだいではこの週末が千秋楽になるかもしれません。
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by scott1091 | 2015-10-25 21:12 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

Commented by turishi6825 at 2015-10-27 08:35
TOMOさん、お早うございます。
いつものことながら含蓄のある内容、謹んで読ませて頂きました。
自分だけで釣りをすると「おかしいなぁ~、今日は何処におるんやろ?」ばかりで焦ってしまいますが、年魚ならではの季節を意識したポイント選びが大切なんですね。
釣り場の広さにもよるのでしょうが、関西人が東の川に入ると釣り人の密度に圧倒されます。反面、川で見知らぬ人にも親切に挨拶される事が多いのも関東ですね。釣れないと焦ってマナー違反し勝ちです。自戒します。
私は先週末は全く身動きが取れずでした。もう何回かは出掛けたいと悪戦苦闘しています。
Commented by scott1091 at 2015-10-27 21:13
turishi6825さん、こんばんは~!

ご指摘のとおり鮎は季節(成熟)を意識したポイント選びが大切です。繰り返しになりますがオトリと野鮎が交差する機会は大きく分けて、①追って掛かる、②波で掛かる、③雌雄を意識して掛かる、の三つです。成熟により①は付場が変わり、②は共通、③はポイントと釣り方が変わります。ご一緒した最後の九頭竜と先日の狩野川で、だいたいイメージできたのではないでしょうか?

競技志向の強い人が増えると、ギスギスした雰囲気になる傾向があります。これは通常より狭い間隔でも違和感を感じないことと、先行者に声掛けしない人が多いからです。先日のケースで声掛けしたら、おそらく半分の人は「もう少し間隔を空けて」と言いますが、黙って入った人にクレームを言う人は少ないですものね。地域によっても感覚が違うので、お互い気を付けましょう。