日本一きれいな川のまちづくり

解禁から1カ月が過ぎ、さすがに狩野川に飽きてきた今日この頃!そろそろ別の河川にと考えていたところ、それを察したのか桂川釣行のお誘いです。誘ってくれたのは、今年から桂川がホームグラウンドになりつつあるタッキーさん。今までの釣行ポイントを聞いてイメージを膨らませます。

私が桂川に釣行したのは18年前の1997年。この頃、準ホームグラウンドにしていた那珂川の状況がよくなく、友人からピンポイントで場所を教えてもらいました。当時の記録を見て「Googleマップ」で空撮写真を見ると、当時の面影があります。18年前の記憶が昨日のことのように蘇りました。

同じく今年から桂川がホームグラウンドになっているflymotoさんは、天気予報が金曜から土曜が雨なのと病み上がりなので参戦は早々に見送り。そして木曜になってからタッキーさんも病院に行くような体調不良となって、釣行は見送りとなりました。水位が上がらなければ一人で桂川に行く予定でしたが、金曜の夕方マルパパさんから着信あり。
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↑今回の題名は気田川が流れる春野町が標榜しているもの。気田川の河川敷には写真のようにツツジで「日本一・きれいな川」と書かれています

狩野川の釣況を確認するメールでしたが、逆に私から藁科川の釣行を打診します。藁科川は川が壊れてから少しの雨でも濁るので、雨しだいでは気田川も選択肢に入れます。そして翌日の朝、マルパパさんから入電。やはり藁科川は濁りが入ったとのことなので、気田川に行くことになりました。

私は気田川は初めての釣行になります。2年前の天然遡上が多いときに行きたかったのですが、父の不幸があったので釣行はかないませんでした。今年も解禁から気になっており、それを察してマルパパさんが6月中旬に状況を確認に行ってくれました。

おとり店の話では解禁日からしばらくは良かったけれど、その後は遠くから来るような状況ではないとのこと。マルパパさんも「本当に行きます?」という感じです。かつてはまず行こうとは思わなかった川。しかし新東名の開通により、興津川や藁科川と同じように気田川も利便性がよくなりました。
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マルパパさんの先導でまずはポイントを見て回り、その後オトリ店へ。年券が7,000円で日釣り券が1,500円、オトリが1尾500円とのこと。釣況が良くないので、最近成魚放流したとのこと。マルパパさんが、成魚放流を釣ってもしょうがないよね~とすかさず反応。入ろうと思っているポイントを聞くと、釣れていないとのこと…。どこでも一緒なら、その釣れてないポイントに決定。

着替えながら2年前のflymotoさんと釣った話を聞きます。マルパパさんの大好きな気田川なので、状況が良かったあの年に来て欲しかったという思いが強いのでしょう。でも私は釣れても釣れなくても気田川に来れただけで十分。マルパパさんと九頭竜で知り合わなければ、藁科川も気田川にも釣行することはなかったと思います。

大石ごろごろの狩野川をホームグラウンドにしているので、この手の川は好きではないと思っている友人も多いようです。確かに立体的なオトリ操作や複雑な底流れを楽しむ余地は少ないですし、釣果にあまり差がでない川相ではあります。しかし私は鮎釣りに好き嫌いがまったくありません。この手の川相の一番の魅力は当たり。掛かった鮎が狩野川のようにジグザクではなく、一直線に飛んでいくのは爽快です。
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藁科川と同じように水が青白いので、水深がある流芯は石垢が付いていないように見えます。マルパパさんが一番良い場所を勧めてくれて、ついに念願の竿出しとなりました。底石が小さいので、養殖をいきなり流芯に入れても止まりません。まずはオトリが替わるまで、手前から丹念に探っていきます。

最初は曳舟を引いていましたが、石の小さい川はキワの攻略が肝なので舟を固定して竿半分くらいバック。この狙いが的中して、いきなりオトリサイズが掛かりました。天然はまだ小さいと思っていましたが、マルパパさんの前回釣行からかなり成長しているようです。

河口から船明(ふなぎら)ダムまで約30㎞。そこから階段式の魚道を上がってさらに10㎞以上ある気田川まで遡上するのですから、河口から40㎞もない九頭竜勝山に遡上できない理由はありません。天竜川もダムがなかった頃は鮎で溢れていたと言いますが、ダムができてからも気田川まで鮎が遡上しているのは、魚道と上流を目指す遺伝子を持った天然が世帯交代を繰り返しているからに他なりません。
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ぽつぽつでも釣れるのが嬉しいところです。マルパパさんが心配して様子を見に来てくれました。午前中終わった時点で15尾で幼魚放流の魚と天然は半々くらい。狩野川の感覚であればオトリにならない天然はいません。しかし石裏で待つような場所がないので、ビリをオトリにするときは注意しなければなりません。

目標の20尾は達成できそうなので、もうこの時点で大満足。他に釣り人もいないので、マルパパさんとゆっくり食事をします。天気予報では晴れてくるとのことでしたが、午後は雲行きも怪しくなって朝方の暑さはなくなりました。そしてマルパパさんが心配していたとおり風が吹き始めます。

しかしこの日は「風切竿」にソリッドなので問題なし。午前中掛からなかった場所があったので午後も同じ場所に入りました。この川も多くのダム河川がそうであるように、放水で水位が上がると鮎の活性が上がるとのこと。しかし小規模なダムなのでこの日は水位に変化はありません。
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午前掛からなかった場所で順調に数を伸ばし、マルパパさんと交代でフェルト減らしの旅へ。鮎を探しながら歩くので、曳舟の鮎をオトリ缶移してくるべきでした。鮎が見える場所でぽつぽつ拾いながら、この川の傾向を掴みます。たった一日なので限られた情報しか得られませんが、夕方はここと絞り込んだ場所へ。雨がポツポツ落ちてきましたが、濡れるほどではありません。

狙い通りに追いが出た真っ黄色の鮎が目印を飛ばします。これらは幼魚放流の残りですが、流れが一番きつい場所では同じサイズの天然が掛かります。午後に入っても一回り小さい天然は顔掛かりが多かったですが、この時間になると背掛かりばかり。きっちり17時まで釣って、釣果は今季最高の41尾。まさにマルパパさん様様の一日。本当にありがとうございました!040.gif
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さて翌日は濁りがとれた藁科に行くことも考えましたが、またマルパパさんに気を使ってもらうのは忍びないので狩野川へ。成魚放流の魚が釣れているようで、そんな場所は人が多いのですぐにわかります。成魚放流により川にいる鮎も追うようになると言いますが、オトリが回るようになる効果の方が大きいように思います。

狩野川もいよいよアオノロがひどくなってきました。人が集中している場所以外はあまり人がいませんが、そんな場所はやはり釣れていないのでしょう。1ラウンド目は今年実績のある場所に入りましたが、鮎は残っていないようで7尾釣るのがやっと。幼魚放流の鮎は容姿もすでに盛期のものとなり、段々瀬や小さなテーブルで掛けると、ソリッド穂先では掛かり鮎をコントロールできなくなりました。
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2ラウンド目は天然ビリ狙い。この時期になるとビリでも当たりが大きいので、風がなければ楽しい釣りです。ビリで回していると大きいのも掛かりますが、それをオトリにするとビリの掛かりが遅くなります。ここで確保したオトリサイズを持って、少しシモにあるカガミへ。静かに釣っていると鮎が食みに出てきます。

完全な見釣りですが、掛かる鮎は見えません。群れ鮎は天然と思われますが、掛かる鮎は幼魚放流の魚。私はフライでもサイトフィッシングが好きなので、鮎も見釣りを集中的にやった時期があります。鮎は見釣りに嵌ると釣果は伸びませんが、鮎が反応する動きや見ている情報と竿を伝わってくる情報の摺合せやタイムラグを知ることができます。
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群れ鮎の中でも横の動きが大きい魚にロックオンして誘うと、掛かる鮎は全然違う魚。これはよくあるパターンで、掛かるまで見えないのは離れたところから飛びついてきたものと思われます。ハリが乗った瞬間の掛かり鮎の困惑、一瞬間が空いてから電光石火のごとく走る掛かり鮎。全てが見えるのでとてもエキサイティング!

ハリ先が甘くなると、ハリが乗って一瞬間が空いたときにバレることが多いです。最近はこの手のポイントで粘る釣りをしていませんでした。しかし今年のように状況があまり良くないときは、見ているだけでも楽しいし再勉強にもなります。私の友人には、この手の釣りをするときはオトリに小さな目印を付けている人もいます。
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ここでひとしきり楽しんでから、最後は釣れないと評判の瀬へ。石色は悪くありませんが、どうして大きい鮎が入らないのかな~と不思議になります。ここぞという場所だけピンポイントで攻めましたが、オトリサイズの天然を2尾追加したのみ。しかも掛かりどころも顔と尻尾でした。

16時になったので、いつものように竿を畳みます。釣果は目標未達の28尾。今年は帰りがけに渓流の本流師をよく見かけます。鮎釣りの後にビリ鮎を餌にムーチングをする人はいますが、渓流スタイルは珍しいです。鮎が始まると上流で早朝くらいしか見かけることがありませんが、今年は夕方竿を振る人を見るのは鮎釣りの人が少ないからかもしれませんね!

さて来週はどこに行きましょう?
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by scott1091 | 2015-06-28 19:47 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(8)

Commented by flymoto at 2015-06-30 21:14
tomoさんこんばんは
気田川!アルパパさんのお誘いで一回お邪魔しました。その時は人と1瀬のような感じで普段行っている川に比べてガラガラだと思えましたがマルパパさんにとっては人が多いな~って感じだったようです。わたしがお邪魔した年は魚も多かったようで、アタリの強い鮎の引きを楽しませていただきました!
山間の水も綺麗ないい川でした~~^^
Commented by oibosi at 2015-06-30 22:15
こんばんわ~!
いまさらTOMOさんの釣果を凄いですねぇ!など言いませんが
マルパパさんの釣果も十分立派ですよね!
藁科川までは過去に何回か行ってますが気田川となると距離もあるので
未だ行ったことがありません・・
天然遡上が多い年はホント楽しめそうですからそんな時に一度行ってみたいです。
夕焼けの富士山の写真もアップしたのですね!これまたスゴク綺麗ですね~!
明日からずっと傘マークですが今週末は竿が出せるのでしょうかねっ??
Commented by 634p at 2015-07-01 09:45
おはようございます。
先日は、楽しい釣りありがとうございました。
気は使っていません、ただあの状況ですのでビックリしただけです。
こんどは藁科川で揉んでやってください。また釣れない所にご案内します。
Commented by scott1091 at 2015-07-01 21:41
flymotoさん、こんばんは!

2年前の楽しい思い出を聞かせて頂きました。もちろんmotoさんが入れ掛かりした場所にも案内して頂きましたよ~。あののんびりした雰囲気と当たりの強い鮎。そして鮎本来が持つ最高の香り。一人一瀬とまではいかないものの、あのロケーションは強く記憶に残ります。

支流も多くあのような山間に住んでいたら、朝夕も川に行ってしまいそうです。ダムがあるのでウナギやモクズは少ないかもしれませんが、古き良き時代の里山生活がありそうです。
Commented by scott1091 at 2015-07-02 23:40
oibosiさん、こんばんは!

ちょっと走った感じでは、コンビニに準ずるものは「ヤマザキショップ」しかないようです。私も存在はかなり昔から知っていましたが、新東名が開通するまでは行こうと思うことはありませんでした。でも藁科まで行くつもりなら、静岡SAからはそんなに遠くはないですよ!ぜひ足を延ばしてみてください。

今週は雨マークが多いので、療養するにはちょうどよい天気かもしれません。
Commented by scott1091 at 2015-07-02 23:41
634pさん、こんばんは!

何をおっしゃいますか~。私がシモからやると言ったら、遠慮しないでここからやってと譲ってくれたではありませんか!今回はたまたま魚の動きを読むことができましたが、次回はまた撃沈コースでしょう。

たとえ厳しい条件でも、案内して頂いたときはベストを尽くすのが信条です。どこでもお供しますので、いっちょお手柔らかに揉んでやってくださいませ! なんせ育ちが軟弱なものですから…。
Commented by futoharisu at 2015-07-03 14:10
ご無沙汰しています。
先週の土日ですが、友人と藁科川へ入りました。
土曜日は若干の増水と薄濁りで、少しでも濁りが薄いであろう上流部(諸子沢)に行きました。(23尾)
翌、日曜日は坂ノ上を目指しましたが、鍵穴で途中下車(15尾)。
両日共に数も型も十分ではなかったですが、癒やされた釣りが出来ました。
Commented by scott1091 at 2015-07-03 21:08
futoharisuさんは、お久しぶりです。

今年も色々な川に行かれているご様子、お元気そうで何よりです。今年の天然遡上は駿河湾は×、相模湾は○なので、相模川や中津川は期待できそうですね!釣れる川は人が多くて癒されないのが辛いところですが、こちらも放流鮎が抜かれるといよいよ厳しくなりそうです。

しかし期待された長良川は、河口堰でカウントされた鮎はどうなってしまったのでしょうか?北陸があんな状態なので密かに期待していましたが、あまり良い話が聞こえてきません。