梅雨明け前ですが天然でオトリが回せる週末でした!

好調だった近隣河川もピークアウトし、徐々に地元河川に人が戻ってくるのがまさにこの季節。雨が降るかもしれないような天気予報で、わざわざ遠出はできないというのが実態なのでしょう。この土曜は晴れマークの予報に反してほぼ終日曇り、日曜は雨マークの予報に対して降ったのは早朝までで、それ以降は曇りとなりました。

土曜は前日の雨で水温は低下。この時期の天然は天気に大きく左右されるため、太陽が出れば状況は劇的に変わります。そんな期待を持って、いつものようにシモから狩野川を見て行きます。昨年2年ぶりに復活した狩野川公園のおとり店が今年は休業なので、護岸に車がないのが寂しいところです。
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6月に入ってから、大仁橋から神島橋までの間に釣り人の姿は見られません。松下はオトリ店の常連がポツポツ。新堤には人が見えませんが、オトリ店には車が止まっているので何人かは入川しているのでしょう。桜並木から修善寺橋までは一人。遠方から来た人は、この川はまだ解禁していないのではと不安になるような状況です。

修善寺橋から上流も人が少ないですが、マニアックな場所にポツポツ見えます。メジャーポイントが空いているのに、このような場所に入るのは間違いなく地元の人。この日も見える範囲に釣り人がいない場所を探して入川。狩野川もアオノロ(カワシオグサ)が目立つようになりました。
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石垢の状態はよくありませんが、鮎がいないわけではないようです。観察していると、あまり色の良くない石を食んでいる鮎が見えます。一つの石でも垢腐れ気味の面と、まったく垢が付いていない面があったり。水温が低いので垢腐れは盛期のようには進みませんが、アオノロの繁殖もあって一見すると釣れそうには見えません。

私の観察ポイントは鮎が遡上する前からアオノロが繁殖していますが、鮎が好んで食む岩盤はアオノロがだいぶ無くなってきました。鮎はアオノロを食んでも成長しませんが、鮎の索餌行動が底石の植生にも影響を与えているのかもしれません。一般的にはアオノロが増えると、鮎の生育に悪影響を及ぼすというのが定説です。
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幼魚放流の魚は数少なくなってきたので、この日は天然遡上の魚を狙います。時間の経過とともに食んでいる鮎が増えますが、なかなか掛かりません。一番良いと思われる場所で粘りますが、結果的にこれが裏目に出てしまいました。やはり追いが出てくるのを待つよりは、掛けられる鮎を見つけた方が早い。

天然は気温が上がるまで掛からないという経験則と、先週のイメージを引きずり過ぎました。シーズン初期にはよくあるパターンですが、一級ポイントで確変が起こると拾い釣りでは勝負になりません。これをどう見極めるかがポイント。混んでいなければ時間を変えて戻ればよいわけですが、確変したときには他の釣り人がいて入れないことの方が多いです。

しかしこの日は他に釣り人がいないのですから、さっさと掛けられる鮎でオトリを確保してからその場所に入るべきでした。先週と違って天然の当たりが今一つですが、曇りで水温が上がらないのが影響しているのでしょう。前半の遅れを取り戻すべく頑張りますが、根掛かりを外しに行って枝に天井糸を引っかけてしまいました。
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何とか回収しましたが、フロロとPEの結節部分が切れてしまったので竿を畳みます。ベストの内ポケットに予備が入っているのをすっかり失念していました。今年はSR77、風切竿、征龍竿(=翔龍竿、龍切竿)それぞれの天井糸を持ち歩いているため、予備を含めると仕掛けよりもスプールが多くなります。

幼魚放流の20㌢アップも混じりましたが、天然はビリから18㌢くらいまで。この日の釣果は26尾でしたが、ボリュームは先週よりもかなり少ないです。これは例年の狩野川の傾向と同じ。違うのは今年は幼魚放流の魚が、特別大きくなっていること。幼魚放流の魚が少ないこと。天然遡上も少ないが、例年より一番、二番上りが大きくなっていること。でしょうか?
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さて翌日の天気予報は、土曜に一転して終日雨。トートバックにカッパが入っているのを確認してゆっくりと朝食。この間にがまかつ「フィッシング倶楽部」、NHK小さな旅「清き流れ 里潤し~富山県 黒部川」を見ます。特に投網によるサクラマス漁には目が釘づけ。瀬の中とはいえ、あの距離まで魚に近寄れるものなんですね~。

家を出る頃には雨も上がります。釣り人が少ないのは前日と同じですが、ブログ用に車を止めて写真を撮りながら川見します。前日よりさらに人が少ないですが、そんな中でびっくりするくらい釣り人がいる場所がありました。

解禁から安定して釣り人が入っているのは、オトリ店のオープンな雰囲気が支持されているのでしょう。情報発信についても、数人の釣果を掲載しているので参考になります。「最低~最高」だけの表示では、平均的な釣果がわからないのでプチ遠出でもなかなか踏み切れないものです。
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あさひ橋周辺も人気のオトリ店があるので、釣り人が途切れることはありません。宮田橋から見る松ヶ瀬は大会も終わって空いているので、ここを第一候補にしてさらに上流まで見ます。その中でまったく釣り人がいなかったのが鳥小屋、通称「狩野ドーム前」。1997年に新しい「天城ドーム」が船原に建設されたのを機に、「狩野ドーム」に改称された経緯があります。

解禁からしばらくは賑わっていましたが、この日は雲金橋の上にドブ釣りの人が三人ほど。両岸いずれも高い場所から見えるので、石色やアオノロの状況は一目瞭然です。しかし今の狩野川はどこも似たり寄ったりなので、いつものように人がいないので入川。川相は昨年と大きくは変わっていませんが、棚が少なくなりました。

護岸から見える鮎は昨年と比べようもないくらい少ないですが、今季初めて入るので様子見くらいの感じで!いつもは具体的な場所は記載しませんが、人がいない事例として紹介しました。状況を早く把握したいので、最初から一級ポイントに竿を挿します。天然なので小型ですが、予想以上に掛かりました。
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これなら30尾は軽いかな~と思いきや、ここぞという場所でしか掛かりません。オトリが替わっても、泳がせても引いてもダメ。特定の条件がある場所しか掛からないので、対岸からそんなポイントを差し直しますが、2尾追加して打ち止めです。夕方まで粘ろうかと思いましたが、この時点で13時半。暑くてカッパを脱ぎたかったので、車に戻るついでに移動することにしました。ここでの釣果はちょうど20尾。

いくつかポイントを見て回りましたが、入る予定だった場所は駐車場が確保できず。釣り人の車ではなく、何らかの寄り合いがあったのでしょう。ここの調査は次回に持ち越すことにして、午後の部は型狙いに切り替えます。残っている魚は少ないですが、目印を見失うような当たりとオトリを背負って瀬を上る引きは、この時期なかなか味わえるものではありません。
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手ごろなオトリを持っているので、根掛かりを恐れず水深のある瀬を攻めます。根掛かったらウエーダーでは回収できませんが、そんな場所をタイトに攻めなければ残り鮎は釣れません。底石が立っているのでラインがガリガリ擦れますが、これくらい張っておかないと浮石にオトリが潜ってしまいます。

そして誘いを掛けた瞬間に目印を見失いました。「やったー」と思いきや、な~んと痛恨の中ハリス切れ…。ここで念のため付糸も交換します。底石を数えるようにタイトに攻めますが、鮎はそんなに多くはありません。そしてついに待望の目印ぶっ飛び。縦横無尽に走る掛かり鮎を目と引きで堪能できる幸せ!

掛かる鮎は大小さまざまですが、ここでも天然が混じるのが嬉しいところです。掛かった瞬間閃光のごとく光るオトリ鮎。次の瞬間には、一段上の瀬にワープしている掛かり鮎。石に巻かれないようにしっかりテンションを掛けながらスパッと水を切ります。そしてタモにドッスン!
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こんな鮎は多くはありませんが、狙い通りに釣れたことが嬉しい。対岸に釣り人が下がってきたので、これ以上攻めるところがなくなり定刻より早く竿を畳みました。後半の釣果は16尾だったのでこの日は36尾。今の狩野川としては数も十分ですか、それ以上に満足感の高い内容でした。

6月2週目にして、どこの河川もアオノロがひどくなってきました。一回洗い流すくらい水が出るとよいのですが、1㍍くらいでは石垢が飛んでもアオノロが飛ばないことはよくあること。水温が上がって流失するまでは、今年はアオノロに泣かされそうな気がします。
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by scott1091 | 2015-06-14 20:46 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(6)

Commented by 8年目のたかしま at 2015-06-16 00:18 x
TOMOさん、こんばんは!
かつての準ホームの狩野川も今年は厳しそうですが、このサイトだけはまるで別世界ですね。
先日、九頭龍と郡上の解禁を連チャンしてきました。
九頭龍は一緒に出かけたチームの仲間も朝5時から現地入りしているのに、竿を出したのはなんとお昼過ぎ…。長〜い川見に終始していました。
郡上もビリに邪魔されて、まあまあの鮎は冷水の痕が残っていました。

今年はいつも以上に仕事に追われて、ちっとも釣りに行けません。夏にまたご一緒出来る様に今のうちに頑張っておきます。
Commented by scott1091 at 2015-06-17 06:04
8年目のたかしまさん、こんばんは!

全体の平均釣果がもう少し出るとよいのですが、各オトリ店の情報ではおそらくツ抜けしていないレベルでしょう。もちろん30~40尾台もいますが、そのレベルの人でも20尾を目標に釣っているのが現状だと思います。

遡上が多いと言われる長良、遡上が少ないと言われる九頭竜。やはり解禁が早過ぎるので、初期は大差ないのかもしれません。冷水は程度の差こそあれ、メジャー河川はどこも同じかもしれません。さすがに川底に死骸累々ということはなくなりましたが、こちらも例年梅雨明けまでは安心できません。

本日神通が解禁になりましたが結果は…。今年は前半は放流河川、後半は遡上量が多い天然河川の年ではないかと思います。北陸に遡上が多い河川はなさそうなので、厳しい年になりそうです。
Commented by 「狩野川囮ヤマト」 at 2015-06-23 07:54 x
とある当店のお客様が「ストリームサイド」と云うブログを見てみて此処の事が書かれているよ!以前囮屋を開業する前に何度か訪問した記憶があります凄い方がいるもんだなーと感心しきりでした。当店の写真まで掲載して頂き有難う御座います此方にお越しの際はお茶でも飲みに寄って下さいねお待ちしております
Commented by scott1091 at 2015-06-23 21:19
ヤマトさん、初めまして!

解禁以降は寂しい狩野川ですが、久々に賑わっている場所があったので掲載させて頂きました。狩野川はオトリ店が多いですし、今年のように人が少ないと大変でしょう。貴店周辺の瀬は私も大好きで、竿の開発などでもテストに利用しておりました。しかしいつも第2ラウンドで午後遅くから入ることが多いので、昨年から入っていないのが現状です。

オトリも買わずにお茶だけというわけにもいきませんので、朝から空いているときがあれば寄らせて頂きます。今季は厳しい展開が予想されますが、今後の好転に期待しましょう!
Commented at 2015-07-06 09:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by scott1091 at 2015-07-07 21:15
鍵コメさん、初めまして。
お問い合わせの件は「お知らせ」をご参照ください。
お手数をお掛け致します。