久々の「TALEX」ネタです!

「ひとつだけ約束してください。」
「今日これから行くお店を、むやみに人に紹介しないって!」
「よろしいですか?」


とある東京のイタリアンレストラン「AVANTI」のウェイティングバーで繰り広げられる客同士の会話。
常連客の紳士と一緒に聞き耳を立てると…。


A 「よく鮎が見えますよね~。」
「一緒に川見したときも俺には鮎があまり見えなかったのに…!」emoticon-0133-wait.gif

B 「俺は前世魚だったからだよ、きっと!」emoticon-0144-nod.gif
「でも鮎は普通に見えるけど、渓魚を探すのは慣れが必要かな~。」

A 「鮎も普通には見えないでしょう。」
「何が違うんだろう?」emoticon-0138-thinking.gif

B 「鮎で『EASE GREEN』を使ってるからじゃない?」


Aさんはその後「TRUEVIEW SPORTS」を購入したと風の便りで聞きましたが、使用感についてはまだ感想を聞いておりません。しかし何故このような会話になったのか、一緒に聞いていた見習いバーテンダーとして少しばかり捕捉しておきますと…。

このブログの読者の方はご存じのとおり、私は「TRUEVIEW SPORTS」と「EASE GREEN」の両方を使っています。使用頻度は、鮎については「TRUEVIEW SPORTS」が90%、「EASE GREEN」が10%。渓流が「TRUEVIEW SPORTS」が80%、「EASE GREEN」が20%。ドライブが「TRUEVIEW SPORTS」が70%、「EASE GREEN」が30%くらいのイメージです。

カラーは人の目によって合う合わないがあるので、ここでは関係ありません。グレーでもブラウンでもグリーンでもお好みでよろしいかと思います。一般的にはブラウンの方がコントラストが強くて魚を見つけやすいと言われますが、グレーの方が見つけやすいという友人もいるので個人差があります。
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↑川で比較できるように、こんなサンプルを提供してくれるPROSHOPもあります

この二つのレンズの大きな違いは「雑光カット率」と「可視光線透過率」です。偏光レンズを選ぶときはこれが一番重要な目安なのですが、カラー先行で選ぶ人が多いように感じます。TALEXのカタログによれば、二つのレンズは以下のような数値になっています。

TRUEVIEW SPORTS 雑光カット率:99% 可視光線透過率:30%
EASE GREEN 雑光カット率:90% 可視光線透過率:40%

この指標を鮎釣りでわかりやすく表現すると、「雑光カット率」が大きいほど水面のギラツキが少なく、「可視光線透過率」が大きいほど視界が明るくなります。特に「雑光カット率」は日差しの強い鮎釣りでは肝となります。この点を抑えているPROSHOP(*1)が少ないように感じるのは気のせいでしょうか?

なぜか最初の1本でも、「EASE GREEN」を勧めるPROSHOPが多い。

私の友人にも「TRUEVIEW」か「TRUEVIEW SPORTS」を買うつもりだったのに、勧められて「EASE GREEN」を買ってしまったという人が2人います。最初から2本持つのが前提であればそれでも良いのですが、鮎釣りで「EASE GREEN」1本はさすがに辛いでしょう。

では何が辛いかですが、一番不自由なのはピーカンになると足元の石が見えないこと。「EASE GREEN」を購入した当初は、雨や曇天の鮎釣りによく使いました。しかし天気が回復して太陽が出ると、機動力が著しく低下してストレスを感じます。狩野川のように大石がゴロゴロした川では、いつものように川の中を歩けません。

私の感覚はピーカンで「TRUEVIEW SPORTS」の機動力を100とすれば、「EASE GREEN」は60くらいです。もちろん水面のギラツキも違うので、魚の見え方も目の疲労感も違います。そんなこともあって、雨の日の鮎釣りでも「EASE GREEN」の出番が少なくなりました。これは釣り場に偏光グラスを1本しか携行しないという個人的な理由もあります。
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↑上が「EASE GREEN」(2009年購入)で、下が「TRUEVIEW SPORTS」(2004年購入)emoticon-0116-evilgrin.gif

ではなぜPROSHOPが「EASE GREEN」を勧めるかですが、これはずばり老眼の人が買う確率が高いからだと思います。「遠近両用」のレンズを選ぶにしても、手元の見やすさを優先すると必然的に明るいレンズとなります。そして釣りに適した「可視光線透過率」が一番大きいレンズが「EASE GREEN」となるわけです。

若い人は普通コンタクトレンズなので、高額な「度付き」や老眼のための「遠近両用」を作る必要がありません。既製品の「サイトマスター」や「ZEAL OPTICS」なら、カタログでカラーを選んでネットで安い店から購入するだけ。これではPROSHOPに相談する機会もありません。

やはり鮎釣りで使うならカラーに関係なく、1本目は「雑光カット率」99%のレンズを選ぶ方が無難だと思います。手元を見ている時間よりも、川面や目印を見ている時間の方がはるかに長いわけですから。

最後にTALEXでも選べるミラーコートですが、これが施されることで可視光線透過率が約5%ほど下がります(=視界が暗くなる)。レンズの明るさを優先する「EASE GREEN」にミラーコートの設定がほとんどないのは、「雑光カット率」を犠牲にして明るいレンズにしているのに、ファッション性のためにレンズを暗くしたら意味がないからです。

この記事はあくまでTALEXのレンズを比較したものとなっています。もともと違うメーカーのレンズを使っていた人には、「EASE GREEN」でも十分ギラツキが少ないと感じる人もいますので、その点を留意して読んで頂けたら幸甚です。

ではまた「AVANTI」でお会いしましょう!


(*1)TALEXの度付きないし遠近両用は、直営店か認定PROSHOPでしか購入できません

by scott1091 | 2015-06-02 20:36 | TALEX | Comments(2)

Commented by Wara at 2015-06-07 16:34 x
「うぷぷぅ~。今週はTALEXネタなりね。オイラも去年のTRUEVIEWに続いて、今年はLIGHT BROWNを買っちまったなりぃ~。来年はEASE GREENだぁ!えっ、お前は誰かって?手取豪州だぁ!」
TOMOさんご挨拶が遅くなりました。解禁おめでとうございます。今年も九頭竜川でマッサージを…もんでくださぁい!
Commented by scott1091 at 2015-06-08 20:22
Waraさん、お久しぶりです!

忘年会ネタ、オフ会ネタ、渓流ネタがまったく更新されないので、どうしているのかな~と心配しておりました。でも元気そうな姿を某ブログで拝見したので、一安心したところでありますよ~。皆様お元気そうで何よりであります。

確かWaraさんは「ACTION COPPER」を紛失して「TRUEVIEW」に乗り換えたのですよね!2本目の「LUSTER BROWN」はよい選択だったと思います。可視光線透過率:30%は「TRUEVIEW」や「TRUEVIEW SPORTS」と変わりませんが、数字以上に視界が明るく感じますものね!

もみもみされるのは私の方ですので、いつものように「しょうがねな~、いっちょ揉んでやっか!」でお願いします。今年もお手柔らかにお願いしますね~!