いよいよ鮎解禁まで残り2週となりました!

身体が二つあるか、サンデー毎日になりたい今日この頃。

本当に良い季節になりました。3~4月上旬の週末は雨続きでしたが、ゴールデンウィークを境に一転して晴天続き。気温も夏日を思わせ、山菜などは例年よりもかなり早い状況です。これなら鮎の生育もさぞ良いだろうと期待するわけですが、遡上が遅ければ例年と変わりませんよね~。

今年の相模湾は当たり年のようですが、駿河湾はどうなんでしょう?私の観測ポイントで見える鮎はかなり少ないですが、興津は天然遡上が多いような情報もあります。狩野川漁協のブログによれば4月中に海産蓄養2トン、人工産0.65トンを放流済みで、最終的には4.7トンの放流を予定しているとか。
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狩野川の5~6月の釣り対象は放流主体となりますが、昨年と同じように海産蓄養は初期は追わないかもしれません。残り2トンの内訳がわかりませんが、放流稚鮎は天然が成長するまでのつなぎと割り切って、アソートを決めた方が良いような気がしますがどうなんでしょう?ま~遡上や生育状況については、他のブログを参考にしてくださいませ!

さてこの週末の状況です。土曜は久々に雨マークあり。降水確率も高いので防水性の高いカッパをバックパックに詰め込みます。カッパは思ったよりも嵩張って重たいのが辛いところ。

歩き始める前からポツポツ降り出し、薄手のフリースを着ようか迷うくらいの気温。しかし歩き始めれば汗をかくので、こんな日はレイヤリングが難しい。そこでフリースは持たず、ウインドブレーカーをバックパックに入れて出発。カッパよりも動きやすいので、1枚持っていると重宝します。
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空が暗く葉も茂って谷が暗いので、なかなか魚を見つけられません。どちらかというとこの日は魚が浮いていないのが原因かもしれません。イエローサリーが出れば劇的に状況が変わりますが、前日よりも寒いので望みなし。イワナはヤマメほどナーバスではないので、深いところの魚はいきなりフリーズしないのが救いです。

しかし逆光で水面下が見えない状況で、水面に変化があることが何回かありました。これはフライの直前で魚が反転した痕跡。やはりスレている魚はイワナといえどもドラッグは禁物です。サイトであればフライを見せる間(ま)、すなわちドリフト距離をきっちり計ってキャストしますが、ブラインドで思ったよりも魚がシモから浮いてくると見切られる確率が高くなります。

それでもヤマメほどシビアではないので、イワナの性格の違いや愛嬌を楽しみながら新緑の谷を満喫。イワナは心地よいゆるさとトルクのある引きが好き!ヤマメ釣りとイワナ釣りのどちらが好きかというのはまさに愚問で、これだけ釣趣の違うものを比べるべくもないと私は思っています。
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翌日は一転して朝から快晴~。気温もガンガン上がって、今季初めて半袖で入渓。天気がよいこともあって、どこも先行者がいるようです。足跡から時間が空いていそうなので魚が出ていると思いましたが、魚影はほぼ皆無。おかしいな~と思ってガンガン遡行すると、濡れた足跡が出現してきて間もなく先行者を発見。

遠目に見ていると一カ所ですごく粘る方でした。最近は餌釣りが少ないので見誤ってしまいました。ここはこの方にお任せして、いずれ調査する予定だった場所に移動します。この場所に入ったのは10年以上前で、そのときはいつ魚がいなくなっても不思議ではないくらいの資源量でした。
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時間が押しているので脱渓ルートを前もって1/25,000の地図で確認。GPSと照らしながら遡行します。「一度イワナをやってしまうとヤマメが釣れない」。我々仲間内の格言みたいなものですが、水が少ないこともあってストーキングの段階でお話になりません。それでも走る魚影を見ると魚が残っていたのが嬉しい!

釣りは笑っちゃうようなダメダメではありましたが、やっぱり半袖で歩く谷は軽快。最後の魚影が確認された場所でGPSのポイントを登録し、気分よく尾根までの等高線と地形を確認していると、「ピィー、ピィー、ピィー」なる音が…。そうまさかのGPS電池切れ!
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使えないとなると急に不安になるものです。沢筋を降下すると残業確定なので、太陽の位置から詰める谷を決めます。現在の気温であればおそらく3回くらいは起動できるので、15分ほど登って位置を確認。これを2回繰り返したところで見覚えのある場所に出ました。

ここからはハイウエイを使ってトレランモードで降下。予定より早く家に帰ることができました。ベランダで飲むビールが最高の季節です!
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by scott1091 | 2015-05-10 22:24 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

Commented by ariari at 2015-05-13 09:28 x
お疲れ様です、良い季節になりましたねぇ~、先日チビと山ウド取りにに行きましたが随分遅く、まさに大木になってるのもチラホラでした。
暖かくなると山蛭出ません?当方は昔、山蛭との戦いでした、食われるのは良いけど、血が止まらないんですよね~、現地のおばあちゃんに話すと今度捕って来て暮れとの事、どうするのかと手渡すと、なんと!ムンズとつまんで肩に何匹も手乗りインコのごとく乗せて吸い付かせるではあ~りませんか!尻をピッピコピッピコ振りながらどんどん大きくなるヒル。。。やがて小さな明太子の様になってポロリと落ちてまた瓶にしまっていました。どうも肩こりに良いそうで血行の悪い血を吸わせるようです。まさしく生活の知恵??私には出来ませんが(笑)。
さて海の方も随分暖かくなりトレーナー一枚で行ける様になり先日前回のリベンジ行って来ました。ベイトも少なく難儀しましたが、今年ようやく、平セイゴでもなく平マダカでもなく平鈴木と呼べるサイズが来ました、針が3本延ばされ、満身創痍でしたがどうにかキャッチでした。
Commented by scott1091 at 2015-05-14 23:27
ariariさん、こんばんは!

こちらではワラビを採りに行ったときに、すでに山ウドは食べごろでした。あれから2週間以上経っていますから、かなり標高の高いところでないと今年は厳しいでしょう。春を飛び越えて一気に初夏という感じですものね!

山蛭は足元から這い上がってくるので、下半身は抜かりありません。山では長袖を着るべきですが、半袖の方が取りつかれたらわかりますし、忌避剤を塗ったり確認もしやすい感じ。しかしダニには絶対に吸血されたくないので、半袖でも藪こぎするときはカッパを着ています。おまけに笹の傷は治りにくいですし。

蛭を使った治療は海外でもあるようですが、私もできそうにありません!( ̄ー ̄)
まずは良型ゲット、おめでとうございます!