難しい魚が多くなってきました!

良い季節になったのでいよいよ激戦区に突入です。この時期に頭を取ることは難しいので、なるべく先行者と間隔を空けたいところです。しかし最近は滝のない沢でも「餌釣り → リバートレッカー(not 沢屋) → フライマン → リバートレッカー」という感じで入渓するので、タイミングが悪いと第二、第三の先行者や追い越しに遭遇することになります。

以前は釣り人の行動心理だけ読んでいればよかったのですが、やっかいなのがリバートレッカーという人種。日帰り組は出発が早いのですが、泊組は昼過ぎくらいから上がってきます。しかも子供が水溜りに入るがごとく沢の中を歩くので、釣り人の先行者よりインパクトが大きいです。
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遡行速度を調整して先行者と距離が開き、やっと魚が出てきたと思った頃にまさかのリバートレッカー。これが最悪のパターンです。経験の長い沢屋はトラブル回避のため、釣屋に遭うと沢を遠巻きに歩くのですが、リバートレッカーは自分たちが歩くことで魚が釣れなくなるという自覚がありません。これは自然とは無縁の生活をしていた人が、登山ブームの派生でにわかに参入してきた人が多いためと思われます。

リバートレッカーは意味的には沢屋を含みますが、私はこの手のニューカマーを称してリバートレッカーと呼んでいます。違いは沢屋は使わなくても8ミリザイル、シュリンゲ、カラビナくらいはいつも携行していますし、体力があるので遡行スピードが違います。対してリバートレッカーは経験の浅い登山者がそのまま沢靴を履いたようなものなので、いつ浮石に乗ったり苔でスリップして転倒しても不思議ではありません。
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ゴールデンウィークを境にこのリバートレッカーがぐっと多くなるため、 最近はイワナの沢になかなか入れなくなりました。しかし考え方を変えれば魚が残ることになるので、資源保護的には良いことなのかもしれません。比較的若い男性が多いですが、沢筋はバリルート同様マイナールートなので、足を踏み入れる者はセルフレスキューが大前提であることは言うまでもありません。

そんなこんなで昨今はリバートレッカーが後からきたら沢を変えるか、時間によっては潔く撤退するしかありません。最近餌釣りの人が少なくなってきたのも、リバートレッカーの増加が少なからず影響しているのかもしれません。沢屋と釣屋は犬猿の仲と表現されることが多いですが、沢屋は滝のない沢は歩きませんものね!
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この日入った場所は足跡の状況から、釣り人の先行者はなく2~3人の沢屋が入っていました。これで後続がなければ時間調整をするところですが、時間的にリバートレッカーが上がってくる可能性もあるのでいつものペースで釣り上がります。人が歩いているので魚が出ていませんが、時間の経過とともに見えるようになってきました。

しかしとてもナーバスなので、魚を発見したと同時に走ってしまいます。やっと食わせても出方が荒いので、チョン掛けやバラシも多い。クルージングを観察しているといつの間にかいなくなってしまったり。魚も気配を感じてこちらを観察していたのでしょう。このようにスレている魚は、発見と同時にキャストしてしまった方が後悔がないです。
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8寸アップは半分くらいしか釣れませんでしたが、やはりこのサイズは残っている理由があります。簡単に釣れた魚は1尾もいませんでしたが、内容的にはとても面白い釣りでした。宿題となるような魚は残しませんでしたが、その手の魚は人が歩いているのでエゴから出てこなかった可能性も大いにあります。

一年の中で一番好きな季節。
身体が三つ欲しいといつもながらに思います。

by scott1091 | 2015-04-29 20:57 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)