四本錨の作り方!

フライフィッシングをしている人は当然「バイス」を使って巻いていると思いましたが、意外に手巻きだったり、「オーナー」や「α-BIG」の鈎巻き器を使っている人も多いようです。また釣り場で錨の形がすぐに崩れてしまうとか、がまかつのナノコーティングのハリがすっぽ抜けてしまうなどの質問が多いので、私がいつも巻いている方法を紹介しましょう。

使う道具やスレッド(糸)は全てフライを巻くときのもので、鮎用品はハリとハリスのみ。錨を使うようになってからずっとこの方法で巻いていますが、錨が崩れてハリを戻すことはありますが、ハリがすっぽ抜けてしまうようなトラブルはありません。使っているスレッドがアロンと馴染みが良いのと、錨の中心にもスレッドが巻かれているのがポイントだと思います。

この方法では3本錨のハリスをセンターから出すのは難しいですが、私の経験ではそれによって釣果が変わることはありません。錨の形が崩れた状態で釣りをしていたり、すっぽ抜けのトラブルの方が遥かに釣果に影響しますので、ハリスの位置はあまり神経質になる必要はないと思います。

では具体的な方法を写真を入れて説明します。

まず1本をバイスに固定します。このハリにもう1本のハリとハリスを固定します。このときにハリスは、2本のハリ軸の手前に乗っているようにします。この状態はまさに蝶バリ。スレッドを巻き返して固定するので、ノット(結び)は必要ありません。
f0103126_16222082.jpg

f0103126_16225587.jpg

f0103126_1623844.jpg

f0103126_1623317.jpg

軸の1/3くらい巻いたら、スレッドの端をカット。次の2本のハリを蝶バリのように持ち、バイスに固定されている蝶バリに重ねます。この2本のハリを固定するため、スレッドを重ねるように巻き上げてから後方へ戻して行きます。4本のハリがしっかり固定されたら、蝶バリ状態から開いて4本錨に整形します。
f0103126_16242916.jpg

f0103126_16245629.jpg

f0103126_16252947.jpg

この状態でスレッドを後端まで巻き上げます。このときにスレッドがハリ先に当たると切れるので、針先を避けるように巻くのがコツ。一見難しそうですが、慣れれば問題なくできるようになります。ここからしっかりテンションを掛けながら前方へスレッドを巻き戻して軸の先端まで巻きます。
f0103126_16262449.jpg

f0103126_16263492.jpg

最後はウィップ・フィニッシュするだけの幅を巻き戻してフィニッシュ。この方法ならどこにもノットができないので見た目もスマートです。後はスレッドにアロンを吸わせて終了。よく年数が経過するとアロンが劣化するので、使うときにアロンを付けるという話を聞きますが、スレッドが緩むのでお勧めできません。この方法でアロンの劣化を顕著に感じたことはないので捕捉しておきます。
f0103126_1627230.jpg

f0103126_16273336.jpg

f0103126_1628214.jpg

f0103126_16281333.jpg

f0103126_16282856.jpg

f0103126_22581693.jpg

私は遠征以外は釣りに行く朝、不足しているハリを巻き足すことが多いです。4本錨を10~15本くらいであれば、妻が朝食とおにぎりを作っている間に片付けられますものね!
f0103126_16285433.jpg

by scott1091 | 2014-12-23 17:20 | Technique | Comments(2)

Commented by アユ吉 at 2015-06-15 22:26 x
いつも参考にさせていただいています。ちなみにですが,アロンと相性のいいスレッドって何をお使いでしょうか。差し支えなければ語教示ください。
Commented by scott1091 at 2015-06-15 22:48
アユ吉さん、初めまして!
私はフライ用の「ユニスレッド8/0」を使っています。
釣り糸のようなスレッドよりも巻いたときに平坦になり、アロンの吸収にも優れています。針先に当てるとスレッドが切れることがありますが、巻くのに慣れれば問題ないと思います。ご興味があれば試してみてください。