台風19号(VONGFONG)が来襲…

NASAの飛行士が宇宙ステーションから、「宇宙から沢山(熱帯低気圧を)見てきたけど、こんなのは見たことがない」とツイッターに書き込んだ台風19号。急速に発達して中心気圧が一時は895hpaに達し、これだけを見ると伊勢湾台風(894hpa)並みのスーパー台風です。

この三連休は先週の台風18号に続いて、その台風19号が来襲。日本列島で災害が続いていることもあり、各市町村は台風の北上ルートに合わせて順次「避難準備情報」を発令。特に台風18号で被害があった地域では、ほぼ全域においてさらに「避難勧告」が発令されました。

これだけ多くの世帯に「避難勧告」が出ても、計画された避難場所ではとても収容できないでしょう。しかし「避難勧告」は、「避難指示」や「警戒区域」とは違って拘束力がないので、自治体として危険レベルを住民に勧告するというのが主旨。避難するかは自己判断となります。

賃貸ならともかく、生涯で一番高い買い物となる家やマンションを購入するとき、その地域の地盤や過去の災害について確認しない人は少ないと思います。車のスペックを調べないで購入する人は少ないのと同じ。もちろん最近は古く住んでいた場所でも災害が起こるので、それで油断することはできません。

災害別に避難場所と自宅のどちらが安全かくらいは、いつも認識しておかなければなりません。地盤の強度や標高はもちろん、地震については建物の耐震性も重要です。多くの避難所に指定されている小~中学校の耐震等級は「2」(建築基準法で定める地震力の1.25倍に対抗できる)。最近の分譲マンションは「2」に準じるものもありますが、「1」(建築基準法で定める地震力に対抗できる)で建設されるのが一般的です。

子供が通学していた小学校や中学校は、当時はまだ耐震工事が完了していませんでしたが、その当時も避難場所に指定されていました。自分の家や避難場所が安全という考えではなく、近隣でより安全な場所はどこなのか?それをいつも念頭に入れて行動することが、自分の命を守る最も有効な手段だと思います。

今回のように「避難勧告」が広範囲に発令されると、すぐに形骸化してしまうもの。自治体は万が一災害になったときは責務を果たしたということになりますが、そもそも自治体に自分の命を預けること事態がおかしな話ではありませんか?

釣りはもちろん、どんなスポーツも危険をともなうのを承知でやっているわけですから、自分の感性を研ぎ澄ませて危険を回避しなければなりません。日常の生活においても、天災に対する行動はまったく同じでしょう。最近の報道を見ていると、何もかもが行政機関の責任みたいな風潮を感じます。

ちなみに今回の台風19号は、上陸時点の中心気圧は970hpa前後。室戸台風912hpa、伊勢湾台風929hpaと比較すれば、日本沿岸に接近した時点でスーパー台風と呼ばれるような規模ではなくなっていたのは歴然です。最近の報道は「最強」という言葉が一人歩きしていますが、中心気圧の変化やルート、台風の目を中心にした周辺の雲の様子などにも関心を持つことが肝要です。

台風19号は危険半円に発達した積乱雲がなかったこともあり、拍子抜けするくらいの風雨でした。狩野川も最大で80㌢の増水止まり。この増水で垢付きが遅れたことは間違いありませんが、さらに垢が飛んでしまうような状況ではありません。

この三連休ですが、結果的にはいずれも狩野川で釣りができる状況でした。しかし私は久々の行楽で釣りはお休みです。まだ紅葉には早かったですが、周辺を散策してきました。これで川が落ち着いて垢付が進むようであれば、第二、第三の千秋楽があるかもしれません。

最後に備忘メモとして「発令基準」と「耐震等級」を列記しておきます。

<避難準備情報>
要援護者など避難に時間がかかる方は避難行動を開始してください。それ以外の方は家族等と連絡を取り、非常用持ち出し品の用意をするなど、避難準備を開始してください。

<避難勧告>
該当地域に居住する方は計画された避難場所などへの避難行動を開始してください。

<避難指示>
人的被害の発生する危険性が非常に高い状況です。直ちに避難してください。

<警戒区域>
設定した区域への立ち入りを制限、禁止またはその区域から退去を命ずるものです。従わない場合、罰金または拘留の罰則が科せられます。


「耐震等級1」
数百年に1度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に1度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度(建築基準法同等)

「耐震等級2」
上記の地震力の1.25倍の地震力に対抗できる

「耐震等級3」
上記の地震力の1.5倍の地震力に対抗できる

by scott1091 | 2014-10-13 22:23 | Comments(0)