リコリスの咲く季節!

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リコリスとは彼岸花のこと。曼珠沙華とも呼びますが、日本種は「Lycoris radiata」が学名。単独で咲いているとちょっと毒々しい感じですが、群生は秋空とのコントラストが映えます。鮎が始まる頃に花をつけた栗の木も、「いが」が開いて実を落とす季節になりました。

さてこの秋分の日は「九頭竜シンドローム」に罹っている間もなく狩野川へ。「龍切竿Light Special」のテストが終わったので、次は「Short Range龍 急瀬77」です。硬度は急瀬の設定ですが、長さが短いので使い勝手は早瀬と大きく変わりません。川で伸ばすのは初めて。9㍍を8.5㍍に持ち替えてもあまり違和感はありませんが、7.7㍍はやっぱり短いです。
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平瀬では足元を釣っているような感覚ですが、この竿が使われるであろうフィールドでテストします。特殊な竿なので誰もが使う竿ではありません。川幅の狭い地元河川、足元の岩盤を釣るような場所、長い竿よりも短い竿の方が一日楽に釣りができるという年配の方が使うのを想定しております。

したがってタイトなチューニングではなく、使っていて安心感があることが最優先。受注生産のタイミングを考えるとあまりテストに時間を掛けられないので、フナヤの方で絞り込んだ1~3番が違う2本をテストしました。たまたま午前中は風が強かったですが、9㍍の竿に比べたら7.7㍍は持っていないに等しいです。
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最初は短さに困惑しましたが、しだいに慣れてきます。思えば始めて買ったカーボン製の鮎竿はオリンピック「世紀鮎」。長さは6.3㍍だったので、それに比べればかなり長い。かつては6.3㍍の竿で長良川や木曽川を釣ったことを思えば、7.7㍍あれば十分ということでしょう。

一時はカミに入った人が、9㍍の竿にしがみついているくらいの風。瀬釣りでオトリの鼻を引かないようにするのがやっとだと思いますが、私は上手で元竿の玉口付近を持てば、オトリをコントロールすることもできます。この長さになると風の影響が非常に小さくなるのが一番の魅力でしょう。もちろん8.5㍍の「風切竿」とも比較になりません。
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瀬を釣り下ってから大岩に乗って足元を釣ってみます。かつては大きな鮎が釣れた場所ですが、下の淵にカワウが入るようになってから小さくなりました。そんな場所でぽつぽつ追加して、午前中で「プロト1」、「プロト2」の確認は終了。釣果は21尾。私の平均釣果から考えても、長さによる大きなディメリットはないようです。

1~3番を少しパワーダウンした「プロト2」の方がよいので、午後は場所を変えて「プロト2」のパワーと強度を確認します。週半ばの祭日なので、この日の釣り人は少なめ。どこでも入れそうなので、7.7㍍で釣りやすそうな川幅の狭い瀬に入りました。ちょうど入れ替わりで上がる人が、竿に気がついて長さを尋ねられました。この場所はそれくらいが釣りやすそうとの感想です。
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北陸は鮎が落ちるのが早いと感じましたが、ずっと渇水続きだった狩野川も鮎の老けが早いです。まだ9月の第三週にもかかわらず、例年の10月中旬に釣れる鮎の容姿。この手の魚が下ればまた若い魚が掛かるとは思いますが、釣れた鮎の比率からして若い魚がどの程度いるのか?今年は10月で竿納めになりそうです。

日が山に陰って川面を照らす陽光がなくなっても、この日は寒くありません。ウエットを着ても日中寒い北陸とは大きく違いますが、彼岸花が咲く時期は一緒。北陸では朝晩は長袖長ズボンなのに、こちらは半袖半ズボンで過ごせるのに、秋のお彼岸にどこでも咲くリコリスは彼岸花という名称がピッタリ。
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いつもより30分遅くまで釣って、午後の釣果は22尾。狩野川で43尾釣れれば、安定感だけでなく掛けるための性能も十分ともなっている竿と言えましょう。このテストで「Short Range龍 急瀬77」については「プロト2」を製品化することになりました。

約一カ月ぶりの狩野川でしたが風景はすっかり秋。
まもなく狩野川が一番賑わう10月がやってきます。
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by scott1091 | 2014-09-23 20:34 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

Commented by Q at 2014-09-24 23:18 x
こんばんわ~TOMOさん。先日はモミモミありがとうございました。
楽しい釣りができたことを感謝いたします。
日、火と道楽組さんにモミモミしてもらい最後のVりば~を楽しんでおります。場所にもよると思いますが、Jinzooよりはぴちぴちな獲物が狙える感じです。本日も密かに出勤して囮を回してきました。
土日に期待をしているところです。
77。オラには魅力てきですな~。爆風時にも引きまくれる????
内緒な貯金必要ですかな!
Commented by flymoto at 2014-09-25 08:36
おはようございます!
前回一月ぶりに行った狩野川の鮎は昨年の同時期より秋っポイ感じを受けました、例年私の鮎釣りは10月半ば三連休までなのですが今年はその前に終わりかなぁなんて感じちゃいましたが連休までは行くんだろうな〜^^
Commented by scott1091 at 2014-09-25 22:17
Qさん、こんばんは!
今シーズンも釣りにナイトにお世話になりました。

私が入ったときのVりば~は少し早かったようですね~。道楽Yさんからその後の状況を伺いましたが、うらやまぴーであります。来シーズンこそは、ぴちぴちヌルヌル柔肌鮎に遊んでもらいたいです。全ては関電さんしだいですけど…。

「SR77」は価格設定が低めなので感度は「風切竿」に及びませんが、風に対する取り回しはテーパーや素材より、短いことが圧倒的なアドバンテージです。「引き釣り」は強風だと「泳がせ釣り」以上に釣果が落ちてしまうものですが、「SR77」であればオトリをコントロールすることも可能です。

かつてケンチさんから共有用の短竿について相談がありましたが、「SR77」は粘りもあるのでメタボ鮎にも対応できると思います。
Commented by scott1091 at 2014-09-25 22:19
flymotoさん、こんばんは!

今年は金太郎に行く機会が多かったですね!泳がせ釣りで釣果も安定してきたので、まずはワンステップ上達でしょう。しかし狩野川では同じように釣れないのは誰もが経験すること。首都圏から近いこともあって金太郎専門になってしまう人も多いですが、motoさんはそろそろ飽きてしまったのではありませんか?(^ω^)ρ

狩野川の鮎の老け具合は、この記事の写真のとおりです。まだ雌雄によるオトリの優劣は感じませんが、巷で有名な「シゲル鮎」を彷彿させる魚体もありました。