いよいよ北陸場所、千秋楽!

この週は毎年オトリ店の納竿会が開催されます。三々五々思い思いの場所で釣り、夕方から楽しい宴会。いつも誘って頂きますが、飲んでしまうと車が運転できないため、車中泊でない私は参加できません。でも顔見知りの常連さんが一堂に会するので、楽しみな週でもあります。

朝の気温は先週よりさらに下がって14℃。温かい飲み物が恋しい季節になりました。朝から店内では話に花が咲き、誰も釣りに行く気配がありません。そんな中で先陣を切って私が出発。でも7時前にはオトリ店に到着したのに、出発したのは8時20分ですからかなり話し込んでいたことになります。
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この時期は「もうトロ場でしか掛からんよ」が合言葉ですが、釣れなくても最後まで瀬を攻めるのが私の千秋楽。車を止める場所を探していると、着替え中の地元友人が手を振ってくれたのですぐ後ろに駐車。ここでも話に花が咲き、入川したのは9時過ぎになりました。

週末なので水を絞ったようで20㌢以上の減水。オトリを獲る予定だった場所はハミ跡も少なくなり、水位が下がったことにより釣れる雰囲気ではありません。瀬の中を釣り下がりますが、鮎からのコンタクトがないまま一流し目は終了。場所を変えて弱ったオトリを縦竿で誘って、やっと目印が飛びます。これは背掛かりのオス。

続けてメスを2尾掛けますが、いずれも掛かりどころが悪くて瀕死の状態。2尾のいずれかが泳げば、この日の展開はもう少し変わったので残念。11時近くなってやっと太陽が出ると、瀬でポツポツ掛かり始めます。しかしこの時期ですから、ペースは極めてスロー。午前中の釣果は7尾。042.gif

午後は朝流した瀬をじっくり釣りますが、5尾追加するのがやっと。それでも瀬を疾走する鮎の引きは盛期となんら変わらないし、オスも錆びたものは掛かりません。一尾一尾を大切に、今年の九頭竜を振り返りながら釣ります。そして最後に選んだポイントは、朝一番で石色を確認した場所。
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瀬肩の鏡でメスが掛かると思いましたが、水位が落ち過ぎた影響もあるのでしょう。掛かる鮎は大小さまざまでオスばかり。そのまま釣り下がると一気に絞られ、あたかも「ハイレグ水着」でんがなぁ!その終わりは荒瀬というよりもまさに滝。流れというよりもぶっといパイプの中を流れるという表現がピッタリでしょうか?006.gif

過去に最後の落ち口で釣れた経験はありませんが、錘を8(4+4)号にして徐々に釣り下がります。ここで掛かっても鮎を寄せる場所がありません。オトリが馴染んでも掛からないので、盛期でもこんな場所にいる物好きな鮎はいないだろうくらいに思っていると…。

「ガッツン、ぎゅるるる、るぅーーん」!008.gif
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まさかの強烈な当たり。小型なら波を使って一気に返そうと竿を立てると、尋常ではない重さが伝わってきたので慌てて竿を寝かして掛かり鮎を底波に止めます。もはや竿を操作するというより、私が竿にしがみついている感じ。この大きさの鮎が流れにのれば、糸が切れなければ「龍芯竿」といえども確実に折れます。

私は流れのセンターに立っているので、それより流れが強い「ビキニライン」で寄せることはできません。脇を締めて竿の角度を維持しますが、上手の間隔を広くしないと力負けして徐々に伸されていきます。でも竿を待ちかえることができない。一瞬でも力を緩めたら一気に伸されてしまいそう。
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しかしこのままでは竿の角度が悪くなる一方なので、竿を切りかえして掛かり鮎の不意を衝いて表層に持ち上げ、波に乗せて水を切ります。ここでもたもたして引っ張り合ったら負け。掛かり鮎と真っ向から引き合ったらこの流れでは抜けません。この技は波に乗せる方向もありますから、持ち手に関係なく右にも左にも返せないと対応できません。

私の左を飛んでいく鮎はまさに25㌢サイズの背掛かり。このサイズで大袈裟なと思われる方もいるでしょうが、その意見を否定はしません。このような流れでは、返して終わりになるわけではありません。不意を衝かれた掛かり鮎はまだバリバリに元気なので、付糸を掴もうなどと考えない方が無難。横を通過するタイミングで竿で持ち上げてタモで受けます。
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これをオトリにするか少し考えましたが、そのまま鼻環を通してポイントを外して手ごろなサイズを確保。そしていよいよ本命ポイントにオトリを入ると、間髪を入れずに竿が5㍍くらい瞬間移動して戻るような当たり。これは9(4+5)号の錘でそれなりのテンションが掛かっている状態で、掛かり鮎が底波を移動したときに起こるもの。

野鮎といえども石裏から外れると、流されてしまう荒瀬で起こります。このような場所では「背掛かり」、「口掛かり」以外は獲れないことが多い。それは「腹掛かり」や「尻尾掛かり」の鮎は体勢が悪くなるので、底波にとどまることができずに一気に流芯に乗ってしまうからです。もちろん掛かり鮎の大きさにもよりますけどね!
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今度は体勢ができているので掛かり鮎が底波を上るように誘導し、竿の角度に余裕ができたところで竿を切り返し、シモ竿で30°くらいで波に乗せて返します。これも大きい。この時期にこのサイズが瀬で追ってくれるのが何より嬉しいです。もう手ごろなオトリを獲る場所がないのでこれはオトリにせず。

次は波に乗せたときにすっきりと抜ききれず、引き合って水切れ寸前に身切れ。この手の鮎は付糸を持って獲り込むと、そのときに身切れするもの。竿が伸されかかっていたので、身切れしてよかったというところかもしれません。獲れなかったのはこの1尾だけでしたが、翌日は上腕二頭筋が筋肉痛になるのは必至。この日の釣果は31尾でした。
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こんな大満足な釣りができたので17時前に川から上がりました。オトリ店に戻るとすでにBBQが始まっています。いつものように鮎を処理して冷凍してから宿にチェックイン。来期モデルの最終打ち合わせでフナヤへ。こんな感じで今シーズン最後の福井の夜は更けていくのでありました。

翌日は最近ご一緒することが多いたかしまさんとオトリ店で待ち合わせ。常連さんと話をしながら待っていると、ひじきさんも登場。三人でひじきポイントを見に行きます。川の中を歩くと全面垢腐れで、まるでスケートリンクのよう。石色から判断して望みが薄いですが、私は2年続けて入っていないのでここに決定。
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竿を持たないで釣りを見ているヨッシーさんが飽きてしまうくらい釣れませんでしたが、会心の1尾を釣って午前中2尾で終わりとなりました。午後はひじきさんは同じ場所で続行。たかしまさんとヨッシーさんは鳴鹿堰堤よりシモに移動し、私は帰途につきました。

これにて私の北陸シーズンは終了です。友人はもとより、今年も多くの方々からオトリ店や釣り場で声を掛けて頂きました。一人一人のお顔やお名前を覚えきれないこともあり、面識のある方に初めましてのような対応があったかもしれません。ご容赦頂けたら幸甚です。

今季もありがとうございました!040.gif
また来シーズンも元気でお会いしましょう。
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by scott1091 | 2014-09-21 20:34 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)

Commented by ariari at 2014-09-24 08:58 x
これぞ九頭竜!的なアユ釣りされてますね、サスガ!今年の九頭竜にそんなに肩の張ったいかついアユが居たなんて。。。釣られる方は釣られるんですねぇ~。写真で拝見してもボリュームの違いが一目瞭然!来年は私も厳ついアユゲットのチャレンジしてみます。が、半べそかいて帰るのが関の山かな?(笑)。
Commented by oibosi at 2014-09-24 13:42
今さらTOMOさんの見事な釣果を見ても全く驚きませんょ・・(笑)
それより北陸遠征が事故もなく無事に終わってホッとしてます。
何でも知ってるし、何でも出来るTOMOさんですが独りで遠くまで夜間運転されるので
ブログが無事更新されるまで心配でなりません・・
今年の私は適切なアドバイスのおかげで満足な釣行も数回ありましたので
楽しいシーズンとなりました!
これからの時期は子供の行事や休日出勤が目白押しとなるのであと一回位かも知れませんが最後の竿納めは狩野川に行こうと思ってますので偶然お会い出来たら嬉しいです(^^ゞその時には宜しくお願いします!
Commented by scott1091 at 2014-09-24 20:29
ariariさん、こんばんは!

出水後の九頭竜は数も少ないし、その中でセッパリになる鮎も少なかったと思います。今年はセッパリと対峙することはないかな~と思っていましたが、掛けて獲ることができたのはラッキーでした。でもariariさんの釣った後は、私も半べそ状態でしたよ!

来年は「オラオラ釣法」に転向されますか~。でも肘への負担も大きいので、まずはしっかり療養してください。先日頂いて冷凍しておいた岩牡蠣、お彼岸に美味しく頂きました。生と変わらない食感は、やはり鮮度の良い状態で冷凍しているからですね!
Commented by scott1091 at 2014-09-24 20:33
タッキー、こんばんは!

ご心配をおかけして申し訳ありません。沢で滑落するよりも、川で流されるよりも、交通事故に遭遇する確率の方が高いと私も考えています。夜は出発前に必ず3時間以上仮眠するのと、車中泊をしないのは万全の体調でハンドルを握りたいからですが、運転する限り想定外の事故はあります。気軽に連絡できるようタッキーも「LINE」始めましょう!

神通でも楽しい釣りができたようで何よりです。まだお子さんが小さいので、これからは家族サービスですね!一緒に遊べる時期は長くないので親子で楽しんでください。狩野川と言えども偶然遭遇する確率は低いので、来るときは連絡してくださいね~。私は現場着が遅いですけどー。σ(^_^;