ダメよ~ダメダメ。「オラオラ釣法」を貫きましょ!

楽しみにしていた今シーズン2回目の九頭竜。はりきって金曜からの釣行ですが、天気予報は無情の雨。しかも当初の予報より前線が南下し、京都の福知山市と綾部市では5日未明に1時間に約90㍉の猛烈な雨。綾部市ではわずか3時間で193㍉と観測史上1位の大雨を記録。

私が北陸道を走っている時点でも、舞鶴若狭道は一部区間で通行止め。洗面タイムで立ち寄った杉津PAでは小雨レベルですが、スマホで確認すると中角の水位はすでに20㌢高。竿が出せないかな~と思いながら、前日から川に入っているヘルニア軍曹のベースキャンプを訪ねます。
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ヘルニアさんの話では、この地区はまだ水位は上がっていないとのことなので一安心。テントでコーヒーを頂いていると、しだいに雨脚がひどくなります。まず乾坤一擲さんが到着し、マルパパさんが到着する頃には、ラジオでまさにいる場所に「大雨洪水警報」が発表されたとのこと。テントの屋根にあっという間に水が溜まり、護岸の上に水が流れています。

今年の九頭竜は大雨続きだったのでなかなか濁りが入りませんが、支流から濁りが入ってくるのは時間の問題でしょう。雷も近づいてきたので車に避難します。雨雲レーダーでは9時くらいにピークを過ぎそうなので、それまで待機。増水と濁りが想定されるので、右岸左岸いずれにも戻れるような布陣を敷いて、私は10時から入川。
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しばらくしてからヘルニアさんが対岸から川を切ってセンターへ。私は瀬尻を釣ってから川を切り、同じ場所を対岸から挿すべく瀬を上ります。これが超~辛い…。せっかく5㍍上っても、足を滑らせたら振り出しに戻る感じ。ここでちょうど濁りがきつくなり、水位も上がってきたので百万馬力(?)で上ります。

瀬肩から流しますが、笹濁りから褐色系の濁りになって底石がまったく見えません。しばらく当たりが遠のきますが、日差しが強くなってくると鮎の活性も上がってきます。ゴミの流下もありますが、気になるほどではないのが救いでしょう。ヘルニアさんが言うところの「オラオラ釣法」から「鮎ちゃん釣法」に切り替えて遥かシモで粘るマルパパさん。

ダメよ~ダメダメ。
体に毒ですから「オラオラ釣法」を貫きましょ!
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この日、私が使った竿は龍芯竿。今年の鮎のサイズだと少し物足りないですが、掛けるまでの感度優先の選択。台風11号以降の九頭竜は「超硬」で数において竿頭を目指すのは難しいですが、この釣りをするために九頭竜に来ているのですから「型も数も竿頭」を目指します。

ユ~ガッタチャンスにマルパパさんの竿にトラブルがあり、こちらの分隊は少し早く上がりました。私の釣果は40尾。大雨洪水警報が発表されたときは釣りを諦めていたので、とても幸せな一日。また川に入れなくても、気の置けない仲間と過ごす時間は何物にも代えられない楽しいひと時であります。
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マルパパさんにず~と進めてきた「Super LightⅢ」。今回の竿のトラブルでやっと決心されました。翌日から使えるよう、私がフナヤに竿を取りに行きます。私は朝食の関係で遅くなるので先に川に入っていてくださいと言い残したものの、宿ではたと気が付きました。私が「SLⅢ」を届けないと、マルパパさんが釣りができませんがなぁ!

翌日は朝風呂のみにして、朝食はキャンセルして川に向かいます。しかしこの時間でもすでに釣り場はゲキコミ…。九頭竜もいよいよ神通と変わらなくなってきました。川を切って沖に出て、瀬を釣り下がって行くのが九頭竜スタイル。神通のように両岸に並んで川切りさせないというのは、川幅の広い九頭竜では釣り場を有効に使っていることになりません。
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「沖に出ていいですか」と聞かれれば、快く「どうぞ」というのがマナー。そして沖に出た人は、両岸に入っている人と竿が重ならない距離を保って釣り下がるのもマナーでしょう。沖に出た人がバタバタ釣ったとしても、それが自分の釣果に影響することはありません。グループで入る人は、仲間同士の距離感覚で入らないこと。特にシモ側に入るときは、十分な距離を取りましょう。

地元の人は釣れた場所で止まってしまうことはありません。入れ掛かりになっても、当たりが遠のくと下がって行きます。これは泳がせ釣りをしているわけではないので、粘っても同じ人では釣れなくなるからです。逆にどうしても下がりたくない人は、抜いて降りられるようゼスチャーでシモ側を譲ってください。九頭竜のように心も広く、気持ちも大きくであります。
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さて土曜の話に戻しましょう。マルパパさんと乾坤さんは前日と同じ場所に入るとのことなので、キャパを考えて私は別行動にします。どこもゲキコミですが、一人なら何とかなります。台風11号前に釣れた25㌢クラスを求めて、めぼしい場所を回って人の少ない場所に入りました。

しかし入った後は、上下挟まれて竿1本間隔。竿を挿したいラインは異なりますが、人がいれば動くことができません。少しシモの人が入れ掛かりになりますが、急瀬クラスで抜けてしまうサイズ。ここも小さいのかな~と不安になりながら、その人が下がって行くのを待ちます。結局この方は下がりませんでしたが、そこからさらに流れがきつくなるので川から上がりました。
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私は立ち込めるだけ入って、釣るラインを変えます。入ることによるメリットは、沖が挿せるということだけではなく、横の動きが出し難いラインにオトリを通すことができます。錘は5~8号レベル。少し重いくらいなら竿の角度で調整できますが、軽いと石裏しか釣れません。

手前でオトリを確保してから、徐々に本命のラインにオトリを入れていきます。そしていよいよ待望の竿をひったくるような当たり。先週や前日とはまったくパワーが違います。先週ならひるんで竿を曲げられないところですが、竿の弾力を一番活かせる角度をキープ。腕がプルプルするくらいの力で耐えますが、なかなか錘が水面に出ません。
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荒瀬をオトリを背負って疾走する野鮎。これだけ竿を絞っているのに、手前に寄ってきたと思ったらまた沖に疾走。これぞセッパリの九頭竜ファイター。掛かり鮎をいなしながら、波を利用して返します。飛んでくる鮎の大きさにひるんで体がぶれたら負け。掛かり鮎をしっかり目で追いながら斜に返します。これをオトリにすると、また同じサイズがすぐに掛かりました。

ここからエンジン全開と思いきや、まさかのドンブリ…。九頭竜でドンブリはここ数年ありませんが、実は今週4回目。原因は昨年あまり釣りができなかったため、2010~2012年に作った仕掛けがかなり残りました。今年はそれを消費しているのですが、付糸や中ハリスが劣化しているのが原因。一番切れるのは付糸のちち輪部分です。
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しかしラインが切れるから竿を絞らないという選択が許されない場所なので、大きな鮎はオトリにしないようにするしかありません。それでも22~23㌢より小さい鮎が掛からないので、このクラスをどんどん使い25㌢クラスは曳舟に直行。セッパリは他の河川の鮎より引きも強いし重量もあります。

この日は17時前に上がって39尾。前日より1尾少なかったですが、曳舟を持ち上げるとまったく水がない状態になるため、川の中を引きながら戻りました。オトリ店で鮎を処理してからマルパパさんと合流。「SLⅢ」の竿おろしは無事終了し、楽しい釣りができた由。乾坤さんはすでに帰途についていたので、マルパパさんと宿に移動。走り始めたらすぐに雨が降り始めました。
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最終日は7時からの朝食に合わせてゆっくりスタート。日曜の男、ひじきさんは時間がもったいないので先に入ってもらいます。7年目のたかしまさんは仕事の関係で11時くらいに合流。12時少し前に竿を畳み、Egaoさんを交えて長~い昼食。「TEAM Saogashira」が「TEAM Okagashira」になりそうなので、14時半に切り上げました。この日の釣果は16尾。本当に楽しい三日間でした。

わざわざ会いに来てくれたフェンさん、そして「酒匂軍団」の方々にもお会いできました。今まで実現しなかったT口さんとも並んで竿出しができ、天竜仕込みの九頭竜の釣りを拝見できました。まだまだ学ぶべきことは多いです!
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by scott1091 | 2014-09-07 22:50 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(4)

Commented by マル at 2014-09-17 19:38 x
竿の件ではご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。もう九頭竜川に行けるのもそんなに多くは無いと思っていたので迷ってしまいました。使ってみたら、薦められた時に手に入れておけばと後悔してます。来年への楽しみが出来たので嬉しいです。
Commented by ariari at 2014-09-17 20:25 x
お疲れ様です、太いアユですね~重量が全く違いそう!スピードは同じでもトルクが随分違いそうですね、まるで丸鈴木と平鈴木みたい。さてSLⅢですが、穂先はなんとなく分かるのですが、穂先からベリーに掛けてのパワーの持たせ方はどうなってるんでしょう?先に行くほど節を多く?肉厚を多く?マンドレルを急テーパー?そうするとモーメントはどうなっちゃうの?凄く気になる竿です!来年はぜひともフナヤさんでクレジットカード握り締めて現物見てきます(笑)。
Commented by scott1091 at 2014-09-18 23:43
マルパパさん、こんばんは!
今年もご一緒できて楽しい北陸シーズンでした。

天竜や富士川にも行かれるので「SLⅢ」の出番は多くなるでしょう。「FM」シリーズは初めて超硬を使う人に扱いやすく作られている反面、感度面やタイトに攻めようと思うとファジーでストレスが大きいです。私はフナヤオリジナルを積極的に勧めることはしませんが、マルパパさんの釣りは「SLⅢ」を使った方が楽しいだろうと思っていました。実際に使ってみて、満足頂けたようで何よりです。
Commented by scott1091 at 2014-09-18 23:44
ariariさん、こんばんは!

この週はうま~くセッパリを掛けることができました。中部では水が出てからあまり掛からないようですが、このトルクあふれる引きと対峙しないと、九頭竜の盛期を感じられません。まさにマルとヒラの表現はピッタリですね!

「SLⅢ」は「龍芯竿」ほど尖った竿ではなく、テーパーデザインと2~3番の素材見直しがポイントです。超硬をお探しなら「SLⅢ」をお勧めしますが、ariariさんの釣りは急瀬クラスの竿がベースになっていると思うので、一時的に釣果が落ちるかもしれません。店頭で見るのはもちろんですが、貸し出しもしているのでご興味があれば実釣してみてください!