北陸河川は微妙な時期に大水が出てしまいました…

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↑狩野川流域はすでに稲穂が垂れる

お盆の時期に、こんな中途半端な天気が続くのは記憶がありません。長く鮎釣りをしていると、遠征には外せない鉄板週というのがありますが、今年はそんな8月第2~4週は総崩れ。8月第五週以降になると太平洋高気圧の勢力が弱まって、台風が接近する頻度が高くなります。

気象庁は「エルニーニョ現象」が当初は夏に発生するとの予測でしたが、秋以降に発生する可能性が高いと修正しました。この予測を裏付けるように7月までは太平洋高気圧の勢力が強くまさに猛暑の様相でしたが、8月第二週には台風11号が日本を縦断。
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通過後は早くも秋雨前線が停滞している状況です。そして前線がもたらす豪雨により、京都や兵庫では大きな被害が出ている地域も…。心からお見舞い申し上げます。こんな状況なので、お盆休みの遠征や家族旅行を中止した方も多かったのではないでしょうか?

例年お盆の時期は遠征をしないので、私は天気に関係なく地元河川のみ。8月15~17日の三日間川に入りましたが、台風が接近しているようなすっきりしない天気でした。特に16日には雨が降ったり止んだりで、太陽が覗くと焼けるような日差し。しかし曇ると肌寒いくらいで不安定な天気でした。
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↑大好きだった日向ノ瀬。橋ができてから混雑して入れませんがなぁ

では8月15日の状況から!友人から酒匂へ誘いもありましたが、夜はお祭りなので狩野川へ。前日からmotoさんとマルパパさんがご来川。マルパパさんは今回「スペシャル小太刀(こだち) RS-tuned 80NY」を新調。カタログには「H2.75相当」、「真逆の硬いソリッド替穂先が付属」、「渓流相ポイントで打っていく釣りにピッタリ」と書かれています。

これを読んで、竿を見ないで購入するところが太っ腹なマルパパさん。「征龍竿」や「龍星☆竿」も「PTソリッド」で使っているので、やはりソリッド穂先専用設計の「RS」が決め手になったのでしょう。私は遅れてmotoさんが入っている場所を確認してから、マルパパさんの釣り場へ。竿を見せて頂きました。emoticon-0137-clapping.gif
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「一日使っていいよ~」とのことでしたが、この竿で釣る自信がないので振り調子のみ確認。この時点でマルパパさんは11尾、さすがであります!どこも釣り人が多いので、空いている場所を探します。そして川に入ったのが10時。水位は先週とほぼ変わらず。台風11号がもたらした雨も、あっという間に減水してしまいました。

下ろしたばかりの曳舟があっという間に傷だらけになってしまうような水深ですが、立ち位置が重要です。狙った場所でよいペースで掛かるので、もう気分は最高~!まずは右岸から一折釣って、後半は左岸からの竿出し。左岸の岸際が少し深くなっていて、そこの石が大きいのを見逃しません。
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しかしそこは水面に草木が被っているので、普通にはオトリが入らない。ここに入れるためには流芯に立つしかありません。渇水の狩野川なので流されることはありませんが、深いところは腰くらいまであります。しかも手前はチャラチャラなので、根掛かりしないようにオトリを誘導しなければなりません。

この時期はオトリが入ってもすぐには掛かりません。中途半端にオトリをポイントから出すとラインが草木に絡まってポイントをつぶしてしまう。根掛かりしてもアウトなのでしっかりテンションをコントロール。このような場所で釣れた鮎はだいたい23㌢クラス。口や顔掛かりが多かったですが、大きいので一呼吸置いた後に目印が飛びます。emoticon-0105-wink.gif

この日はこの場所を釣るために「風切竿+標準チューブラー」を使用。狙った場所では90%近く掛かり、16時にストップ・フィッシング。マルパパさんと合流して、今日の状況について意見交換。motoさんはすでに帰途に。この日の釣果は6時間で43尾でした。
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狩野川流域はかつて養蚕が盛んだったのでお盆は8月1~3日。一般的な14~16日は地元企業は休みではありません。したがって地元の釣り人にとっては普通の週末。しかも土曜も午前中だけ出勤という会社もあるので、地元の人は日曜の方が多い傾向です。もちろんサンデー毎日組が着実に増えているのは全国的な流れ。

土曜は天気が悪かったこともあって、釣り人は少なめです。メジャーポイントが空いていたので、そこに入りました。先に竿を出している人に状況を聞きますが、さっぱり釣れないので移動する由。逆にこの場所は釣れるのかと尋ねられました。いつもなら常連さんがいる場所なので、かなり厳しい状況なのでしょう。
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ぽつぽつと釣りながら、シモに下がって「絶対竿抜けP」へ。早々にここを釣ることになるとは思いませんでしたが、状況からして今までの場所で粘っても数は伸びません。なぜ竿抜けかといえば、ここは草木が被っているのではなく、倒れた竹なんですよね~。しかもそこがまさに流芯なので、ラインを張らないとオトリが入らない。

掛かり鮎は竹の下に潜り込むように奥に走るので、引きづり出すまで竿を立てられません。そして引きづり出したと同時に、流芯に乗って荒瀬に吸い込まれていきます。私も普通はやりませんが、竿のテストを兼ねて超~タイトに攻めます。掛かった鮎は私の今季最大。5㍉の鼻環がなかなか届きませんがなぁ…。emoticon-0100-smile.gif
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こんな場所でしばし難しい釣りを堪能し、定刻16時の40分前になったので元の場所へ。その少し上で拾えそうな場所があったので、30分で4尾追加して終了としました。曳舟の中のボリューム感は前日より多かったですが、数は伸びず6時間で31尾でした。
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連休はあっという間に過ぎて、いよいよ最終日。台風一過を思わせるような天気に恵まれ、うだるような暑さです。渇水の狩野川ですが、竿のテストのため荒瀬に入ります。釣り人がまったくいないのは、おそらく釣れないからでしょう。アオノロも釣り意欲を減退させますが、流れているわけではないので問題なし。

この場所で3時間と決めて釣ります。そして一番の絞り込みでドッカーン。この鮎は5㍉の鼻環を途中で抜きました。しかしこれをオトリにして、このサイズを荒瀬でという望みは叶わず。ちょうど時間になったので場所を移動します。オトリ缶の水が少なめでしたが、短時間移動なので問題ないはず。
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しかしとても遅い車に前を阻まれ、移動にいつもの2倍くらい時間を要します。そして到着してオトリ缶を開けると、ほとんど浮いていました…。やはり水温が高いこの時期は厳しい。最近はクーラーと氷を持ち歩いていないので、鮎の色が変わるまでの30分勝負。ここで5尾追加してからコンビニへ急行。この日の釣果は3時間半で23尾でした。emoticon-0107-sweating.gif
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せっかく早く帰ったので、帰省している娘に手伝ってもらってプロトのベンディングカーブを撮影。スポーツをしていたので普通の女性より力がありますが、150㌘を吊った竿を2本持ち、撮影のために揺らさないようにするのはかなり辛い。逆に私が竿を持てばよいのですが、釣りをしない人はイメージ通りの写真が撮れないものです。

一般河川ではいよいよ鮎釣りも終盤戦。九頭竜や神通のこの時期の大増水は、鮎にどのように影響するのでしょうか?時期的に流された鮎は差し返すことはないような気がしますし、今年はまた大水が出るような気がしてなりません。emoticon-0124-worried.gif
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↑街は夏祭り一色

by scott1091 | 2014-08-17 20:52 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(6)

Commented by oibosi at 2014-08-19 13:16
ん~!必ずTOMOさんが居ると思ってキョロキョロしてたのですが...
神出鬼没ですからね~!また現場で会えるのを楽しみにしてます(^^ゞ
しかし、鮎釣りって言うのは常に反省と後悔を繰り返しているのに次回行くと
また同じことを繰り返してしまったり・・・(笑)
いつまでたっても大満足な鮎釣りとはいきません!
私もいつかマルパパさんやmotoさんみたいに「タッキーどうやって釣ってるの?」って
質問攻めになって...やる?...みたい??一生ムリそうですwwww
Commented by ariari at 2014-08-19 16:44 x
お疲れ様です、またまた釣り散らかしてますねぇ~!お盆を過ぎてそろそろアユも雌雄がはっきりしてきたように感じられますが??当方8月に入ってから予定していたアユ釣り4回がことごとく雨、増水で、まさにお流れ!次回予定の九頭竜もダメな予感。。。なかなか天気に恵まれません。早くしないとシーズンが。。。
Commented by scott1091 at 2014-08-19 20:32
oibosiさん、こんばんは!

最初のコメントが消えてしまいましたが、フォローして頂きありがとうございます。今までこの手のコメントはありませんでしたが、色々な考え方の人もいます。私は狩野川では実釣が6時間でも8時間でも釣果は変わらないので、Ave.30を目標にしているのはご存じのとおりです。

2回ご一緒しただけなのに、どこでも安定した釣果になりましたね!来シーズンはAve.30も夢ではないでしょう。他人の釣果を見聞きしたらそれを否定しない。「数が多ければ小さい」、「型が大きければ少ない」と言う人が多いですが、それではつまらないですよね。目指すは「型も数も竿頭」。これで「竿頭」になれることはまずありませんから、永遠の目標になります。「型」の方が前なのがポイントでっせ!(^_^)v
Commented by scott1091 at 2014-08-19 20:34
ariariさん、こんばんは~!

船にも被害がなかったようで何よりでした。お盆も過ぎていよいよ鮎も終盤戦に突入。鮎の容姿も含めて、シーズの終わりが近づいている寂しさを感じます。今年は本当に天気に恵まれませんね~。秋以降にエルニーニョ現象が発生すれば、一般的には暖冬になるわけですが…。

九頭竜も8月の太陽光であれば、濁りがとれれば水位が高くても垢付きが進むのですが、ダムがあるのでこれからの展開が読めません。今年は九頭竜でご一緒できるとよいですね!ariariさんこそ釣り過ぎ注意ですよ~。w(゚o゚)w
Commented by フェンウィック at 2014-08-23 09:48 x
 TOMOさん おはようございます

 コメント欄で失礼ですが、近況ご報告です。

 オトリ屋さんと相談して、鮎シーズン中だけ私のブログを公開することにしました。オトリ屋さんのところに公開を望む声が寄せられているのと、困ったコメントは渓流釣りのジャンルだけなので…。色々とご心配おかけしましたが、当分はこれで行こうと思っています。

 昨晩の山雨で、今日23日(土)の九頭龍は泥濁りと70cm高の洪水になってしまいました。九頭龍の鮎釣りは週明けになる予想です。洪水の時には身体を休めるので健康には良いかも知れませんが、こう続くと冷静ではいられなくなってしまいます。

 今年の九頭龍鮎の質は例年になく良いので、水況が好転すれば是非お越し下さい。思い出に残る鮎釣りが期待できると思います。私の方は、渓流釣りでもやって 『 お茶を濁して 』 いくつもりです。
Commented by scott1091 at 2014-08-25 20:30
フェンウィックさん、日々の釣行お疲れ様です!

まだ8月で大気は真夏にもかかわらず、日本列島に停滞する前線は秋雨前線の様相です。前線に吹き込む南からの湿った空気は、規模は小さくても台風がもたらすものと変わりありませんから、前線を刺激して局地的に降る雨は半端ではありません。こんな状況なので、私も動くに動けない状況です。

この週末は金曜から訪福予定でした。水位は問題ないレベルまで下がっていたので、残り垢で何とかなるだろうと思っていました。しかし週末も雨の予報で、地元の友人やオトリ店に相談した結果、先々週に続いて遠征を見送ったしだいです。

フェンウィックさんのブログはいつも拝見しており、今年の九頭竜の状況は伝わっております。これからの週末は全て遠征予定になっておりますので、どこかでお会いできるかもしれませんね!ブログ公開の経緯につきましては理解しております。