「蝉しぐれ」は梅雨明けの報せ!

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土曜の朝、今年初めて聞く蝉しぐれ。
きっと梅雨明けが近いのでしょう。

この日の朝は蝉の前に鶯も鳴いていました。鶯は春を告げる鳥の代名詞ですが、標高が高い地域では盛夏も独特の鳴き声を聞くことができます。オスが「ホーホケキョ」となくのは繁殖期だけなので、これが最後かもしれません。それでも今年は、いつもの年より遅くまで鳴いていたような気がします。
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この三連休に遠征を計画していた人も多かったようですが、天気予報が今一つ。かつては九頭竜の初釣行週と決めていましたが、増水や天気に恵まれないことが多いので止めた経緯があります。北陸地方においては、今年もそんな週になってしまいました。こんな状況なので、「狩野川はどうなのよ~」という問い合わせが多かったです。

過去の実績では三連休の釣り人の動向は、初日が「やや混雑」。二日目が「かなり混雑」 、三日目が「普通」というパターン。しかし今年の狩野川は土曜より日曜の方が混雑することが多いので、このパターンからすると「やや混雑」→「混雑」→「かなり混雑」ということになるのかもしれません。
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この傾向は週末の天気に左右されるところが大きいですが、今年は行楽客の動きにも変化を感じています。世の中の人は増税を上回るレベルで賃金が上がっているのかもしれません。消費税が予定通り10%になるのは間違いなさそうです。ボンビー中年は出費を減らすしか防衛策がありませんがなぁ。emoticon-0106-crying.gif

街頭ウォッチャーによる景気分析はこれくらいにして、この週末の状況です。いつものように家事を済ませてから釣り場へGO~!マルパパさんから7時22分に狩野川到着の電話があり、8時00分に再度入川場所の連絡がありました。私は早くても10時竿出しになるので、最初にその場所に顔を出します。
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いつもよりおとなしい釣りをしている印象ですが、こちらに気付いたので手を振ります。そこからさらに川見(人見)をしますが、思った以上に混雑しています。この時間になると50㍍くらい空いていないと個人的には入りづらいのですが、この日はそんな余裕はなさそう。少し間隔が広い場所を見つけて入るしかありません。ポイントの良し悪しは二の次です。

入るまでわからなかったのですが、すぐシモの釣り人が見覚えのある「前のめり姿勢」。遠目に見て、すぐにタッキーだとわかりました。ということは一番シモに見えるのはクリPさん。今週は「Jinzoo Week」のはずですが、金曜の雨で川はコーヒールンバなので断念したのでしょう。
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見える範囲に5人いますが、なかなか竿が曲がりません。私はオトリを早く変えることに集中してスタート。ほぼ秒殺で掛けますが、これが痛恨の空中バレ。このときに初めてタッキーが私に気が付きました。手を振って会釈をし、再びオトリを野鮎に変えることに集中します。

そしてオトリを交換してからはポツポツのペース。タッキーが私の釣りを見るため川から上がると、前後の間隔が狭くなって動けなくなりました。釣り人と曳舟の位置を竿1本分くらい変えて、今まで3人いた場所を2人で占拠しています。これってどうなのよ~と思いますが、この手の人にはあまりかかわりたくないので、タッキーが釣りに戻ってから大きく移動します。
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どこも人が多いですが、絶対竿抜けと思うような場所でぽつぽつ追加。そんな場所を釣っていると、またまた不思議君が急接近。オトリは遥かシモの瀬尻にいるのに、釣り人は竿1.5本くらい上流まで詰めてきました。その場所は「あなたのオトリでは入らんでしょう」と思うも、不思議君にはかかわりたくないのでここも終了。emoticon-0141-whew.gif

タッキーがいる場所まで戻りますが、この日は鮎より釣り人の方が縄張り意識が強いので竿を畳みます。車で移動しながら場所を探しますが、どこも混雑して入れそうにありません。そして川見している間に遠くで雷が鳴り始め、あっという間に雷雨に…。結果的に最高のタイミングで川から上がったことになりました。この日の釣果は3時間で26尾でした。
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ところでこの三連休は、バレに悩まられた人が多かったのではないでしょうか?鮎と引きあっての「水中バレ」や、抜いたときの「空中バレ」などが代表的ですが、実はしっかり分析しなければならないのはケラレです。ケラレがあっても、たまたまと考える人も多いでしょう。針先が甘くなっているのは論外ですが、ハリ先が正常な状態でケラレがあったら、私は1回で100%ハリのタイプを変えます。

同じ川、同じ時期の鮎でも流れや水深、オトリの大きさなどの条件でケラレは起こるものなので、それぞれの条件に見合った最適のハリを模索しなければなりません。ハリ合わせする場合は、ストレートやシワリなどのハリ型、細軸や太軸などの条件があります。しかし私が一番留意しているのはハリの硬さです。
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引きあったときに身切れしないという点で太軸は有効ですが、ケラレという視点では細軸より太軸の方がハリが硬い(=開かない)という点の方が重要です。もちろんは錨の重さも重要ですが、同じハリでも3本錨と4本錨では異なるのでここでは除外します。厳密にはハリスの硬さや長さも複雑に影響してくるのは言うまでもありません。

私は太軸のハリは刺さるという点では細軸に劣ると考えているため、ハリの材質や焼きにより使い分けています。根掛かりしたときに硬いハリはハリ先が折れますし、柔らかいハリはハリ先が開くので経験的に判断できると思います。一般的にハリが硬い方がケラレが少ないと考える人が多いですが、私は逆のケースの方が多いと考えています。まー、手の打ちようがないということもあるんですけどね!emoticon-0136-giggle.gif
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さ~て難しい話はこの辺で。連休中日はさらに混雑…。前日の状況からいつもより1時間早く川に行きましたが、やはり泊まりの人も多いのでしょう。前日の雨でいつもの透明度ではありませんが、まったく問題ないレベル。前日は顔や口掛かりが多かったので、「土曜隠れ」気味なのかもしれません。

期待していた大見川もそれなりの釣り人。連休のときはいつも混雑する場所は80%くらいで、普段人がいないような場所に人がいるもの。これは年に1~2回しか狩野川に来ない人が、かつて良い思いをした場所に入るからではないかと思っています。この三連休もその傾向が顕著で、「見える範囲に釣り人な~し」という場所がありませんでした。
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そんな状況の中で選んだのは、見える範囲に二人という場所。一方の人に話を聞くと、自分が入るまでカワウがいたので釣れないとのこと。上の淵にもカワウが降りたので、午前中はダメだろうと。こんな状況ではありますが、ぽつぽつ拾っていきます。鮎も盛期に入り、引きも格段によくなりました。

今年狩野川では複合糸の0.05を使っていますが、どんな無理をしても切れることがありません。今までは金属糸の0.07でしたが、強度は格段に上でしょう。しかし「征龍竿」や「風切竿」を使うと水切れ音が凄い。複合糸は凹凸のある断面を平均化して号数を決めるので、水切れの感じからそれなりの太さがあるのだと思います。そう割り切って使えば0.04でも十分でしょう。現在は「メタビート」、「メタマックス」、「メタコンポⅢ」を使っています。
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前半は曇り時々晴れでしたが、後半はジリジリと肌を刺すような日差しに!いよいよ梅雨明けし、瀬で弾ける飛沫がキラキラと輝く最高の季節が到来。流芯が近くオトリを入れる角度が難しいですが、そんな場所では目印が一瞬下がった後、一気に上流に吹っ飛んでいきます。実際には目印の動きより竿からの伝達の方が早いのですけどね!そして竿を絞ると掛かり鮎は一気に流芯に乗って疾走します。emoticon-0102-bigsmile.gif

こんな至福のときは長く続きませんが、痛恨のケラレは2回に止めることができました。やはり上流に目印吹っ飛んでフワッというのが一番の痛恨。3尾目で止めることができましたが、そのハリを2尾目で選択していればその場所でもう少し獲れたと思います。この日はとても楽しい釣りでしたが、思ったほど数は伸びず6時間半で45尾でした。
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そしていよいよ最終日。この日は立ち寄るところがあるので早朝に出発。いつもの時間に竿を出すつもりでしたが、用事が思ったより時間を要して狩野川に着いたのは11時過ぎ。しかもこの三連休で一番混雑していて入る場所がありません。空いている場所を探しますが、行楽客の車が多くて思うように移動できません。

あっという間に時間が過ぎて、やっと川に入ったのは13時過ぎ。どこも三連休で場荒れ気味なので、普通に釣っても掛からないでしょう。何とかオトリを3尾確保してから、難しい流れに移動します。石が大きくて底流れが複雑。同じ場所やコースにしかオトリが入らず、油断すれば根掛かり。石裏でラインを緩めすぎると石に巻かれて親子でGone!
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そんな場所でしばし入れ掛かり!さらにシモの瀬に移動するつもりでしたが、いつの間にかそこには二人の釣り人が…。入る前に確認したときは前後に人がいませんでしたが、この方々はどこから来たのでしょう?入川路がないので、きっと遥か下流から「健康を釣りに来た」のでしょう。

スペース的に3人入っても問題ありませんが、お仲間二人の方が楽しいので遠慮します。その後は小場所で拾って16時に終了。大きいサイズは抜かれていると思いましたが、思った以上に残っていました。この日の釣果は3時間で25尾でした。
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この日(7月21日)、東海地方はいよいよ梅雨明け。
2014年鮎シーズンも、いよいよ後半戦に突入です!emoticon-0105-wink.gif

by scott1091 | 2014-07-21 21:24 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(5)

Commented by oibosi at 2014-07-23 18:44
先だってから投げ掛けていた質問の回答を、中間記事にて頂けたのですねぇ!
とても分かり易く説明していただいてありがとうございました。
以前もこの質問に付随した内容を教えてもらっていましたが、また少し違う角度から
説明してもらった形なので理解力の無いワタシですが見えて無かった部分が少しだけ見えてきたような気がします!・・あくまでイメージでしかありませんが(^^ゞ
今週末辺りは九頭竜が爆釣な予感なのではないですか~?
短竿から超硬ロッドに持ち替えてウズウズしているTOMOさんの姿が目に浮かびます。
Commented by scott1091 at 2014-07-23 22:38
タッキーこんばんは。

このブログを隅から隅まで読んでいるのでおわかりと思いますが、10年くらい経験を積んだ釣り人は、テンション系なら固有のライン角度というものがあります。これはその人にとって一番オトリをコントロールしやすい角度なのですが、実はこれがハリ合わせにも影響します。

タッキーの釣りを拝見しましたがオバセ系主体なので、私とはさらに異なることになります。傾向として釣れている人のハリを使えば70%は問題ありませんが、残りの30%のハリ合わせが問題なんですよね~、これが!

まだ遠征の準備を何もしていません。
ボンビー中年にはとっても辛い2014年夏であります…。

Commented at 2014-07-24 17:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-08-23 09:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by scott1091 at 2014-08-26 19:53
鍵コメさんへ!

私はツ抜けできない期間が長くありましたが、釣りの楽しさは今も昔もまったく変わりません。ヤエンを始めたときも同じで、釣りはレベルに応じた楽しみがありませんか?

「一生幸せでいたかったら釣りを覚えなさい」という中国のことわざは、まさにそれを意味していると思っています。私もこれから加齢とともに釣果は落ちていくと思いますが、年齢相応に末永く楽しみたいと思っています。