宿題を片付けに…。1%の確率を求めて!

さぁ~て、この週末でいよいよ9月もおしまい!008.gif

ほとんどの渓流が10月1日から禁漁となるので、渓流釣りに行くか鮎釣りに行くか悩むところです。こんなときはいつも体が二つあったらと思うのですが、そんなことはありえないのでどちらかに絞るしかありません。

この週末に近隣で鮎釣りができるのは酒匂川、興津川、狩野川、伊豆の小河川となりますが、どこも釣果はぱっとしないものの釣り人は多そうな感じ。金曜の夜宴がなければ爆釣予報が出ているJinzooに行ったんですけどね~。結局どちらに行くか決めきれないまま、両方の支度をして床に就きます。

そして目覚めた翌日の朝、やはり渓流に行くことに!実は今シーズン宿題を残してしまった魚がいるのです。秋までに渓相が変わるような大水が出た年は再会できる確率は低いですが、今年は渇水傾向なので問題ないでしょう。
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あの場所にいる限り餌釣りやテンカラでは釣れないし、あれだけスプーキーな奴をフライで攻略できる人は絶対にキープしない。もちろんフライで一度釣られた大型はハリを見た瞬間Goneですが、元気な姿は確認できるかも…。そんな淡い気持ちを抱いて出かけます。001.gif

ヤマメはイワナと違って開きに出て索餌することが多いので、大抵の魚は姿や魚影を確認できます。しかし大型になるほど釣り人の前に姿を見せることは少なくなり、尺上に至っては姿を現しません。そんな魚を見つけるのは気配であったり、エゴから一瞬見えたような半信半疑な尾鰭の残影であったり。

もちろん手前にいる小型を走らせてしまったら、残影さえ見ることはできません。水量の多い渓流ではこの限りではありませんが、水量の少ない沢のヤマメは警戒させてしまうと口を使うことはありません。極端な話、餌が少ない山岳渓流においても、夜しか餌を食べいないのではと思うくらいです。
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そんなスプーキーな魚を発見できたら、自分との勝負でもあります。それはいる場所がわかっても、釣れる確率がゼロから1%になっただけのことだから。私のアームでは相手に気づかれないようにフライを投げられる確率が10%、フライを自然に流すことができる確率が10%。両方が完璧にできる確率は1%に過ぎないからです。

でも1%の確率が残されているのなら、やっぱり挑戦したい。もし釣れなくても、フライを投げられたら一歩前進。もしフライを見せることができたら二歩前進。空ぶったりチョン掛けしたら三歩前進。このクラスを写真に収めるには途方もない道のり。本流とは違って、ビギナーズラックはありません。またこのサイズは次の年まで残っていることがないので、まさに一期一会の世界。

初秋の渓流は日向と日陰のコントラストがきつくて、魚を見つけるのに苦労します。特に自分が日向にいて、日陰の魚を見つけるのは至難の業。この逆はとても楽ですが、そういう場所には魚が残っていません。これは上が開けた場所は釣りやすいからで、フィッシング・プレッシャーが高い釣り場では至極当然のこと。
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まずはポイントへのアプローチ。手前にいる魚に細心の注意を払いますが、この時期は見えない当歳魚がいるので、これを走らせると連鎖的にカミにいる中型が反応して姿を見ることさえできません。また走らせなくてもエゴから出ていることはないので、しばらく観察してエゴから覗く魚影から位置と向きを推測しなければなりません。

そしてフライを魚に見せるスポットを絞り込んだら、何も考えずにキャスト。キャストするまでは攻略法をいろいろ組み立てますが、野球でバットを振るときにあれこれ考えないのと同じ。この1投でほぼ勝負は決まり、2投目にフライに出る確率はほとんどありません。042.gif

うまくいかないことの方がはるかに多いですが、不思議とすべてが上手くいくことがあります。これはどんなに練習しても自分のアームとは無関係の領域で、我々の仲間内では「神が腕に宿る」とか「神風が吹く」などと表現します。今回はまさにそんな1投でした。
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これで2013年の渓流に忘れ物がなくなりました!

by scott1091 | 2013-09-28 19:54 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(2)

Commented by ariari at 2013-10-01 20:18 x
すごい!の一言です!深いです、ヒラスズキにも通じる所も有ると感じますが、私は残念、まだまだその域には達していません。アユにしろ、渓流魚にしろ、ヒラスズキにしろどんな釣りにも、匹数でなく、納得の一匹って有りますよね、私にはなかなかありませんが入れ食い、入れ掛かりより、記憶に残る一匹!そんな一匹があるから趣味として成り立っているのかな~?ちなみに私はそんな一匹にめぐり逢いたいと願ってます、だからまだまだ、漁師でなくアマチュアかなぁ。私の今年のベストバイトは一日キャストしまくって『ここぞっ!』て場所、サラシのタイミングでたった一回のバイトをしとめた78センチのヒラスズキでした、私の宿題はその一匹で終了!でした。でも、上手い人は難なく釣ってしまうのかな~。
Commented by scott1091 at 2013-10-01 21:22
あ~のぉー、私の場合はまぐれ、そうマグレなんです…。

ariariさんも同じだと思いますが、どんなにアームを磨いても完璧にできないことの方が多いでしょう。オリンピック選手でも本番は練習以上の実力が発揮できないのが当たり前。そんな中でもメダリストになれなくても、本番で自己最高の記録や演技ができた人がいますよね!

これはもはや自分の技量とは無関係の領域と思うのですがいかがでしょうか?私はこれこそ努力の先にあるまぐれだと思っています。ariariさんくらいのレベルになれば、手こずる相手を難なく釣ってしまう人はいないと思いますよ~。(笑)

私の場合はあまり努力していないんですけどね~。
いつも神頼みなので、なかなか上達しません!(汗)