ゴールデンウイーク第一弾

<I'll be back!ならぬI'm Back!>

骨折から13日目。ゴールデンウイークの復帰を目指してきたので、リハビリを兼ねてお気軽コースへ。山歩きをしてみると、普段平らな道を歩くのがいかに楽なことが実感します。街中でのウォーキングは体型を維持する有効な手段ではありますが、筋力アップにつながらないのは痛みの違いで明らかです。

経験的に大型連休の初日は釣り人が少ないので、連休前半はこの日が勝負。そんな気持ちもあったので、そこそこ行けそうな感触なので予定を変更してミドルコースを飛び越えてハードコースへ突入。右足を大きく上げると痛むので、左足を使って登ります。バストバンドで胸部を固定しているので、いつもより息が上がるのが早い。
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新緑を楽しみながら歩くには爽やかな陽気ですが、風が冷たいので薄手のフリースは必需品。寒気流入によりここ2週間くらい肌寒い日が続いていますが、桜が開花するまでは暖かい日が続いたのでミツバツツジは例年よりも開花が早く、すでに見ごろを過ぎた感じ。次はトウゴクミツバツツジに期待したいところですね~。

いつもより歩く速度が遅いので、予定より30分遅れで目的地に到着。先行者がいるか確認のため、痕跡を注意深く観察します。しかし性格の悪いベテランは足跡を残さないため、魚の状態で判断するしかありません。ハッチがあるので小型の魚影は確認できますが、人影に対してとてもスプーキーなので先行者がいると判断。そのまま遡行して行くとまさにビンゴでした。

この沢を諦めて違う沢にトラバースするも、そこにも新しい足跡がベタベタ。そこで魚から気づかれない高巻きルートで、魚を探しながら少しづつ降下します。残念ながらこの日は他にも釣り人がおりましたが、いくつかの区間で中抜けを見つけることができました。そんな場所ではそれなりのサイズが盛んに捕食中。これぞまさにヤマメ・ハンティング。
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すでにスレていて一筋縄にはいきませんが、フライを見た魚は深追いせずに時間を空けてフライをチェンジ。山岳渓流では3投目はないので、全て1投ないし2投で決めました。どこも先行者で当てが外れてしまいましたが、数少ないチャンスを全てものにしたので、この日はよしとして撤収を開始。

しかし行きは思いのほか快調だったものの、痛みを避けるため歩き方に問題があったようで左膝に痛みが発生。友人からガラスの左膝と言われているくらいなので、この状況では致し方ないでしょう。もともと体が弱いオラなので、リハビリとして完全にやり過ぎ・・・。明日はゆっくりカウチポテトなどと思いながら、寒風が吹き抜ける谷を後にするのでした。


<思いでの沢は過去のものに・・・>

前日の夕食は家族でフレンチへ。ソースが甘くて私にはいまひとつでしたが、結構人気があるお店です。フォーマル使いではサーブのタイミングやサービスが垢抜けないし、普段使いでは少し敷居が高い感じ。だから予約なしでも入れちゃうんですけどね~!

この時点では完全にカウチポテト・モードでしたが、朝目が覚めるといざ山岳渓流へ。前日と同じく風が冷たいですが、この日はフリースを着ないでウインドブレイカーを携帯して出発。しかし太陽が出ているときは汗ばむくらいですが、雲で日が覆われるとにわかに寒くなります。フリースを置いてきたことを後悔しました。
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山仕事の道とバリ・ルートを使って思い出の沢へGO~。昨年は入渓しませんでしたが、2年前には資源量が激減して4尾しか確認できませんでした。イワナなので復活していることを期待しましたが、残念ながら今回は魚影すら確認することができませんでした。

完全にいないとは断言できませんが、再生産はできないでしょう。このような状態の沢は今年2本目。魚が絶えてしまった主因は沢の荒廃。膨大な量のガレ流入は、イワナの生息も許されない状態です。かつてはヤマメとイワナが混生する沢でしたが、最初にヤマメが絶え、ついにイワナも・・・。
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稚魚や卵放流しても定着できる環境ではないので、もはやこの沢の復活はありません。思い出の沢は過去のものに・・・。もう訪れることはないと思うと、かつての思い出が走馬灯のように蘇ります。別れを告げた沢はこれで3本目になります。


<行楽地の喧騒を抜けて>

連休前半の最終日。10連休の人も多いと思いきや、大半の人はカレンダーどおりのご様子。であれば最終日は午前中には帰途に着くものですが、3日頑張ればまた4連休という心理が働いて幹線道路は遅くまで大混雑。この渋滞に巻き込まれないように移動しなければなりません。

この二日間の体たらくっぷりを打破するべく、リハビリの難易度を上げます。肋骨骨折から15日目で、落ちれば生命の危機に直面するヘツリをこなすことができるのか?現場を見て怖いと感じたら行かないのが正解。しかし考えずに闇雲に取り付くのはもっと危険です。
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体が痛みを感じるのも、恐怖を感じるのも生きるための防衛手段。右膝を腰より高く上げると痛むので、出す足を慎重に選びながらホールドを確保。いつもなら簡単な場所もかなり苦戦。このような場所で足を入れ替えるのは命取り。この体では帰りはザイルがないと降下できません。あ~情けなかぁ・・・。

そんなこんなでいつもの1.5倍くらいの時間を要して目的地に到着。この一連のリハビリでわかったことは、今まで激痛を感じていた場所と違う場所に鈍痛があること。おそらくそこがぶつけた場所で、折れたのはそれよりも背中側。医者がレントゲンでこれはおそらくヒビだろうと言っていた場所とほぼ一致します。
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しかし激痛に比べれば鈍痛なんて感じないようなもの。新緑とミツバツツジ、リアル・サイトフィッシングを満喫しまくり~。そして無事に下山したときには、自然と山に向かって一礼するのでした。なぜ山に登るのと言われれば、そこに魚がいるから。「渓流魚がいない山には登らない」というのが私のポリシーではありますが山は大好き。

この連休中に開催された「ULTRA-TRAIL Mt. FUJI」。距離161km、累積標高9,000m、日本初の100マイルトレイルレースで、「L'Ultra-trail du Mont-Blanc」と精神を共有する世界初の姉妹大会。日本人はもとより世界中のトレイルランナーがエントリーしました。

ジャンルはまったく違いますがフィールドは同じ山岳。非常に過酷なレースですが、大会要項の参加条件にとても参考になる記述があったので、備忘のために抜粋しておきます。アルピニズムの先進地、シャモニーから生まれた大会。参加者は自己責任であらゆる問題を解決することを求められています。
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以下、「ULTRA-TRAIL Mt. FUJI」のホームページから抜粋です。

〇レースの距離と、山岳地を一昼夜以上走り続けるという特殊性を十分認識し、必要な訓練を行なっていること。

〇この種のレースで起こりうる問題に対して、自ら対処できる能力を有していること。

〇山岳地で予測されるトラブルや天候の悪化など(低温、強風、雨や雪)に、他に頼ることなく自ら対処できること。

〇極限的な疲労、内臓・消化器官の不具合、筋肉などの痛み、軽度の怪我が引き起こす肉体的、精神的問題に対して自ら対処できること。

〇自然の中での活動において、安全にかかわる問題に直面した場合、自らがそれぞれの能力に依って対応しなければならないことを十分認識していること。


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この連休に観た映画です。

「ザ・グレイ」
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「コロンビアーナ」
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by scott1091 | 2013-04-30 22:24 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(4)

Commented by ariari at 2013-05-17 13:51 x
リハビリ釣行お疲れ様です、そろそろ鮎釣りですね。もう体調は万全でしょうか?今年は雨が少なく渓流もあまり良くないのでは?一度適度に降って欲しいですねぇ~。
Commented by scott1091 at 2013-05-19 19:42
ariariさん、こんばんは!

狩野川の解禁は25日なので、この週末が渓流の最後になります。しかし狩野川解禁はすごく混雑しそうなので渓流を一週延期するか、20日に解禁となる興津川に行こうかな~などと考えています。骨折の方はここにきて足踏み状態で、体調も今一つ。やっぱり歳には勝てません。
Commented by ケビン at 2013-05-20 20:32 x
徳島のケビンです。
TOMOさん お怪我大丈夫ですか?
春イカは されないと伺っていましたので あまり見てなかったのですが 発見してビックリしました。
山の釣りは 全く経験ありませんが 危険ですが 面白そうですね。
でも イカと両方するゆとりがないので 今は イカを頑張ります。
春イカ苦戦中ですので 何かヒントがないかと 読み返させてもらってます。
また 色々とご指導ください。
早く 治りますように。
Commented by scott1091 at 2013-05-22 21:40
ケビンさん、こんばんは!

「二兎追うものは一兎をも得ず」という諺があるくらいですから、アオリに集中されるのが一番です。私もそれぞれのシーズンに二つの釣りをするのは、川が増水して鮎釣りができないときにフライに行くくらいです。したがって渓流が始まると、ヤエンの道具はすっぱり片付けてしまいます。

友人の話では、当地もやっと2キロアップが出始めました。この時期になるとアジを完食するのも早いですし海藻で思うようにヤエンが入れられませんが、ケビンさんも頑張って大物をゲットしてください!お見舞いのメールありがとうございました。m(_ _)m