釣り落とした魚は大きいのだ!

黒潮の流入により12日から急激に海水温が上昇したことは既報のとおりですが、問題なのは今まであった冷水がどうなってしまったのかということ。今週は海水が攪拌されるほどの時化はなかったので、比重の重たい冷水は底付近に潜り込んで部分的に冷水塊を形成していると考えられます。これがこの週末ポイントを選ぶ上でもっとも重要なキー。

海底付近の水温は水深別の観測ブイが設置されている場所しかわからないので、今まで13℃台だった場所は冷水塊の影響を考慮して避けた方が無難となります。土曜はこの冬お決まりの強い冬型の気圧配置。等圧線の角度と密度から強い北西の風が予想されますが、地形による変化は現場に行って見ないとわかりません。

潮回りは月齢5.8の中潮。潮が動き始める時間帯を狙って家を出発します。アジを購入していると、いつもは週末釣行しない友人から着信。すでに先行しているとのことで、海水温の上昇でやる気満々の様子です。行く方角は同じようなので、釣り場に着いたら連絡を取り合う段取りです。
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天気予報では雨マークはありませんでしたが、道中で雨が降り始めて峠に入ると雪。外気温も2℃前後しかないので、帰りは路面凍結の心配もあります。私は四駆&スタッドレスなので問題ありませんが、ノーマルタイヤの友人が気になるところ。心配して電話を入れますが、留守録モードで応答がありません。emoticon-0124-worried.gif

釣り場を見て回りますが風向はほぼ読み通り。しかし風向とは逆方向からウネリが入っています。足元がザブンざぶん状態に加えて潮が下げているので、ギャフを打てる場所を確保するのに一苦労しました。こんな海況なので釣り人は少なめ。アジ缶の海水を入れ替えると水温は15.3℃あります。

これだけウネリが入っていれば、波打ち際は攪拌されて底付近の水温も同じくらいあるはず。ポイント選びとしては正解でしたが、足元のテトラに吸い込まれないようにギャフを打つのが大変そう。最近こんなことが多いので、50㌢長い玉ノ柄を購入しようかな~と悩む今日この頃です。
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いつものとおり、まずは竿1本で潮の流れを確認します。置き竿ではアジが手前に泳いでくるので、手持ちでテンションを調整しながら少しずつ沖に泳がせます。すぐに当たりがあると思いましたが予想以上に苦戦。アジが手前に戻ってこないくらいまで沖に出してから、もう一方の竿も投入します。

同じように手持ちでアジを送り出していると、置き竿にしていた方の竿にやっと当たりがきました。アオリの活性は低くなさそうですが、これが最初で最後の当たりになるかもしれないので、頭を落とすまで待っているともう一方の竿にも嬉しい当たり。早々に最初の方にヤエンを入れて小型ながら1杯。

新しいアジを投入してから当たっている竿を持つと、ラインが海藻に絡んでいる感触。これではヤエンを入れられないので竿を大きく曲げて寄せます。2回くらいラインが海藻から外れる感触がありましたが、竿に掛かるテンションはあまり変わりません。さらに寄せてくると、どうやら魚のようです。
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最初はウツボだと思ってゴリ巻きすると、根掛かりと思うくらい重たいですが少しづつ寄ってきました。姿だけでも見ようとヘッドライトで海面を照らすと、沈みテトラの上に姿を現したのはな~んと、でっかいヒラメ。ここまでは重たいだけでしたが、ライトに照らされたヒラメは反転してぐいぐい潜っていきます。

まず頭をよぎったのは、ギャフに手を伸ばせば沈みテトラにラインが摺れる。そして仮にギャフを構えたとしても、このザブンざぶん状態でギャフ掛けできるものか?たとえギャフ掛けできたとしても、この角度ではおそらくでか過ぎて持ち上がらない。こんなことを瞬間的に考えながら2回の突込みをかわすも、残念ながら3回目の反転でラインブレイク。

しばし放心状態でした。落ち着いてから玉ノ柄で沈みテトラの大きさを測って見ると、おおよそ70㌢くらい。「釣り落とした魚は大きい」というのが釣り人の常ですが、もう少し小さければ獲れたかもしれないので残念無念。ちなみにヤエンでヒラメがきたのは初めての経験でした。
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この後は落胆する私を励ますように、アオリがアジを抱いてきます。アオリの活性が高く、獲り込んでもアジを離しません。今年は数少ない当たりを確実に獲るためヤエンの灯りを点けていませんでしたが、この日はまったく問題なし。久々のマシンガン釣法でアジをあっという間に消費して、締めのアオリは今季最大の1,635㌘でした。

結果はアオリの当たり9回で7杯+リリース1杯。逃した1杯はラインが交錯したので、大きい方を優先してヤエンを入れられず。これも前半のサイズに比べるとまずまずの大きさだったので悔やまれます。走る方向が交差したので確信を持って左右の竿を入れ替えたのですが、この判断が裏目に・・・。やはりそのまま順番どおりにヤエンを入れるべきでした。

これでヒラメが獲れていれば最高でしたが、あのサイズが1.7号のラインでギャフ打ちできるほど甘くはないでしょう。しかし外道とはいえ熱くさせてもらいました。ということでこの日は久々の早上がり。もう少しアジを持っていけばと思うのは欲張りというものですよね!emoticon-0105-wink.gif

いよいよ来週でヤエン・シーズンは終了です。
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↑友人発案の方法。焼き戻したハリを用意しておけば、バイスを使うと50本作るのに15分くらいです
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↑伊豆周辺はウツボが多いのでハリは出し入れが容易に。これはフライボックスを流用したもので、絡んだハリにイライラしたり、凍えた手でぶちまけてしまう心配がありません

by scott1091 | 2013-02-16 21:19 | アオリスト(Aorist) | Comments(4)

Commented at 2013-02-19 19:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ariari at 2013-02-20 11:42 x
ヒラメ残念でしたね、私たちは逆にヒラメのノマセをしていてアオリにアジを良くかじられます、これがなかなか針掛かりせずにイライラ!後頭部を無残に凹ませて上がってきますよ。さて当方も暖かい潮が入ってきたようで磯のグレなどは上向いてきましたが、深いところはまだ水温低いようで、一度大荒れまちといった所でしょうか。
Commented by scott1091 at 2013-02-20 22:56
鍵コメさんへ!

携帯はタッパーに入れて荷物の中では通じませんよね~。(笑)
次の週末は今季最後なので、ご一緒できるとよいですね!
Commented by scott1091 at 2013-02-20 22:57
ariariさん、こんばんは。

確かにヒラメを狙ってアオリに齧られるのはいやですよね~。
アオリの当たりが多い日にヤリやスルメがアジを抱くとがっかりしますから。

当地も水温図ではしっかり黒潮が入っているのですが、観測ブイは場所によって14℃台のところも・・・。冷水塊がどこにあるのか表面水温ではわからないので、今までよりも場所選定が難しくなってしまいました。まさに当たれば天国、外れれば〇ーズです。